JP4790455B2 - 車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール、及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチ - Google Patents

車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール、及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、自動車の天井に配置され、車内を照明する車内灯に電源を供給する車両の天井裏に配索されるワイヤハーネスのモジュールに係り、特に、車両天井トリムに配索されるワイヤーハーネス及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチに関する。
初期の車両においては、天井に配置される電源系配線が照明装置(ルームランプ(兼カーテシランプ)、バニティランプ、マップランプ、後部座席ランプ)が主であった。それが照明装置の配置する箇所、配置する数が増えことによってパネルへの配線数が増加していった。一方、多種多様化する自動車の需要に、商品の差別化を図るためサンルーフ車が出現し、従来のチルトアップから電動開閉式への変化に伴い、動力配線を必要とすることになった。また、商品の差別化からRV・ワンボックス車やステーションワゴン車が台頭してきて、後部座席で操作可能な照明装置、AV装置、後部専用空調装置等がルーフに配置されるようになってきた。
加えて、天井に配置される照明装置、AV装置、後部専用空調装置、サンルーフといった天井に配置される設備の増加の他、同一車種においてもオプション設定によるルーフハーネスの多様化のニーズが増えている。さらに、ルーフに配索されるワイヤーハーネスの形態も、従来の束電線の配索からルーフの隙間に配策しやすいフラットハーネス化が図られたり、ルーフに一体化されるモジュール化の形態が考案され、天井に配置される照明装置、AV装置、後部専用空調装置、サンルーフといった少量多品種のオプション仕様に対応することができ、組み付けの自動化に対応可能な形態が要求されてきている。
このように近年の自動車においては、車体ルーフ部に、従来のような単機能のルームランプだけでなく、他の電装品(照明装置、AV装置、空調装置、動力装置等々)の配置が拡張傾向にあり、これらのルームランプ、その他の電装品に電源を供給することが必要になっている。
このため、従来、車両ルーフ部における配線の省力化を図ることができるルーフ用ワイヤーハーネス、車両ルーフ部の配線構造および同配線方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。この特許文献1には、図7に示すように、自動車等の車両ルーフ部には、車内の照明用としてマップランプ52、バニティランプ54a,54b、ルームランプ56等のランプ類が組付られており、各ランプ52,54a,54b、56は、ルーフ用のワイヤーハーネス58を介して車両本体側のワイヤーハーネス59に接続されている。そして、この各ランプ52,54a,54b、56は、ルーフ用のワイヤーハーネス58を通して車両本体側から電源を受けて、各ランプ52,54a,54b、56に設けられたスイッチ操作に応じて、あるいはドアの開閉に応じて点灯するようになっている。このルーフ用のワイヤーハーネス58には、一端側に本体側ワイヤーハーネス59に接続される本体側コネクタ50を、他端側に各ランプ52,54a,54b,56に対応するランプ側コネクタ62,64a,64b,66をそれぞれ備えている。そして、このルーフ用のワイヤーハーネス58は、各コネクタ62,64a,64b,66を本体側ワイヤーハーネス59および各ランプ52,54a,54b,56に接続した状態で、自動車の例えばフロントピラー50aと内装材との間に配索されている。このように特許文献1には、ワイヤーハーネスがピラー部から天井板に配置された各ルームランプ機能部に対し、コネクタ62で各々(パラレル)に接続された配索手段が示されている。
また、この特許文献1には、ルーフ部1と成形天井10との間に、ルーフ用ワイヤーハーネス20が配索されており、このルーフ用ワイヤーハーネス20に、マップランプ22、バニティランプ24a,24bおよびルームランプ26を一列に備えるとともに、その一端側に接続用のコネクタ28を備える構成が示されている。そして、このコネクタ28は、図1に示すように、ルーフ部1のフロントピラー1aに沿って車両本体側に案内されており、車両本体側のワイヤーハーネスに接続されて、これによりハーネス20が本体側ハーネスに電気的に接続され、車両本体側からマップランプ22等に電源等が供給されるように構成するものが示されている。すなわち、特許文献1には、ワイヤーハーネスから圧接端子により電源を並列(タンデム)に接続される配索手段が採られるルームランプの接続手段が示されている。
特開2001−334888号公報(図7,図1)
しかし、車両の天井において、特許文献1の図7に示すように個々の機能部に対しワイヤーハーネスを一対一で接続する方法にあっては、ルームランプ、マップランプ、カーテシランプ、バニティランプ等、それぞれの用途が異なり、この用途に応じて別々に機能部が天井トリムに多設される傾向の場合には、電源線を同一の位置から引き込むためにフロントピラー等の狭い車体構造空間に幹の太い(多数の回路の)ワイヤーハーネスを挿通させる必要があり、困難を極めると共に個々の機能部への配索作業性が極めて悪いという問題がある。
また、車両の天井において、特許文献1の図1に示すように、ワイヤーハーネスから圧接端子により電源を並列(タンデム)に接続する配索手段によってワイヤーハーネスの回路数を増やさないように個々の機能部に供給する場合、天井トリムへの配索性は考慮されている。しかしながら、ワイヤーハーネスと機能部を直接接続する手段がとられているため、各車両の天井部のデザインや同一車種において、グレードの違いでランプ、サンルーフ、空調操作板、オーディオ操作板のようなアクセサリーのオプション設定によって電装品が天井部に追加される場合、ワイヤーハーネスは、個々の仕様に対して多品種化となり、設計的な共用化と相反するニーズが求められてきたという問題がある。
本発明の1つの目的は、ルーフトリムに一体化され天井裏に配策されるワイヤーハーネスのルーフモジュールにおいて車両グレードやオプション設定によって、天井板に設けられる電装品が多様化した場合であっても、ルームランプとワイヤーハーネスの基本部分の仕様を変更すること無く、他の電装機器の設置を選択的に組合わせることのできる車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのルーフモジュールを提供することにある。
本発明の他の目的は、車両グレードやオプション設定によって、天井板に設けられる電装品が多様化した場合であっても、ルームランプとワイヤーハーネスの基本部分の仕様を変更すること無く、他の電装機器の設置を選択的に組合わせることのできる車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのルーフモジュールに使用するスイッチを提供することにある。
請求項1に記載のワイヤーハーネスのモジュールは、車両の天井裏に配索するワイヤーハーネスのモジュールであって、前記モジュールのワイヤーハーネスは1又は2以上のランプ及び1又は2以上のスイッチからなる機能部複数の機能部間を電線で接続した基本ハーネスによって構成してなり、前記基本ハーネスは車両のグレード・バリエーションの全てに共通の部分で構成されており、前記各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つには他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、前記オプション機器を直接接続するコネクタに前記スイッチを一体的に設ける構成としたたことを特徴とする。
請求項に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールは、請求項のオプション機器を、車両の天井裏に配置するサンルーフモータとしたものである。
請求項に記載のスイッチは、車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの前記機能部として使用するスイッチであって,前記ワイヤーハーネスは1又は2以上のランプ及び1又は2以上のスイッチからなる機能部の複数の機能部間を電線で接続した基本ハーネスによって構成してなり,前記基本ハーネスはグレード・バリエーションの全てに共通の部分で構成されており,前記各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つには他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、前記スイッチに前記オプション機器を直接接続するコネクタを一体的に設けて前記スイッチとオプション機器との接続を行うことを特徴とする。
請求項に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチは、請求項のオプション機器を、車両の天井裏に配置するサンルーフモータとしたものである。
請求項1に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールによれば、各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つに、他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、車両のグレード・バリエーションの全てにおいて拡張可能な基本構成としているため、生産仕様を共通化し、車両のグレード・バリエーションの多様化に対し、接続機器の自由度を持たせることができるので、一元化した天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの形態でロスのない少量多品種生産に対応することができる。なお、使用しない場合は、コネクタに防塵カバーを付けて封止しておくことができる。
加えて、請求項1に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールによれば、別の機能部や電装品を追加設定する場合、機能部の内側で電線接続部とバスバー等で電接され一体化したコネクタから、配電できるため、基本ハーネスの定格電流値に応じて、追加された別の機能部やアクセサリーの電源又は信号経路を容易に確保できる。従来のようにオプションハーネスを接続する分岐部を基本ハーネスに設け、結束して(埋め殺しして)おくか、専用のオプションワイヤーハーネスに付け替える必要があり、更に、コネクタ分岐部はワイヤーハーネスの中間に設けられるため、発泡ゴムを巻いたり、天井部にクランプ等で止め、異音防止処理を施す必要があったのに、機能部のコネクタに追加のワイヤーハーネスの接続部を設けているので接続部の異音防止処理を行う必要が無くなり、軽量化、作業工数の削減をはかることができる。さらに、基本車両のループランプ仕様を天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールとして設定し、オプション追加仕様は別に生産し、機能部の一体化コネクタに接続すれば、ワイヤーハーネスの重量増となる接続部分をワイヤーハーネスの中間に持たせる必要が無く、接続後の天井部での異音(ガタ)防止処理も必要なくなる。
また、各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つに、他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、このオプション機器を接続することのできるコネクタをオプション機器が直接接続できるように設けているため、車両のグレード・バリエーションの全てにおいて基本ハーネスからの分配が可能となり、車両のグレード・バリエーションの拡大に対応し、接続機器の自由度を持たせることができ、且つ天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの生産性を損なうことがない。
請求項に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールによれば、各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つに、他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、このオプション機器を車両の天井裏に配置するサンルーフモータと特定しているため、機能部に一体化したコネクタにサンルーフモータ等の駆動機器側の電源コネクタと接続するための待受けコネクタとして設定すれば、機能部から直接電源が供給できるようになり、サンルーフモータにハーネスで電源供給する場合のハーネスの余長をまとめて固定する必要が無くなる。また、電源コネクタを待受コネクタとすればルーフモジュールの接続とモータの接続を同時に行うことができる。
請求項に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチによれば、各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つに、他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、車両のグレード・バリエーションの全てにおいて拡張可能な基本構成としているため、基本ワイヤーハーネスの一元化生産が可能となり、車両のグレード・バリエーションを拡大し、オプション回路の増設が必要となっても、バスバーによるコネクタの電源分配が可能であり、また、スイッチ機能と連動させることで接続機器の操作性に自由度を持たせることができ、天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの生産性を損なうことがない。
さらに、スイッチとオプション機器との接続を、スイッチにオプション機器を直接接続するコネクタを一体的に設けているため、スイッチ部のみを入れ替えればオプション機器の切り替え操作を行うことができ、追加接続機器の自由度を持たせることができ、天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの生産性を損なうことがない。
請求項に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチによれば、各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つに、他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け、このコネクタに接続するオプション機器を車両の天井裏に配置するサンルーフモータであり、ルーフモジュールの組み付け作業と同時にサンルーフモータとの電気接続ができ作業性が向上すると共にモータに接続されるワイヤーハーネスの余長吸収処理も不要となり、天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールの生産性を損なうことがない。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチの第1の実施の形態を示す図である。
図1において、ワイヤーハーネスのモジュール1は、自動車の天井に配置され、自動車室内全体を照明するルームランプや、インパネやヘッドコンソールに装備した夜間、地図などを見るときのスポット照明であるマップランプに電源供給を行うワイヤハーネスのモジュールで、自動車の天井裏(天井トリム11)に配索されている。このワイヤーハーネスのモジュール1は、機能部2と、機能部3と、切り替えスイッチ4とを備えており、機能部2と切り替えスイッチ4の間は、電線5によって接続されており、切り替えスイッチ4と機能部3の間は、電線6によって接続されている。すなわち、この機能部2と機能部3とは、切り替えスイッチ4を挟んで電線5,6で接続されている。この図1に図示の第1の実施の形態における機能部2と機能部3は、特許請求の範囲の請求項4,5,6にいう天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチのスイッチに相当している。
機能部2の詳細な構成は、図2に示されている。この機能部2は、例えば、自動車室内全体を照明するルームランプであり、この機能部2には、照明用のランプ(ルームランプ)2Aと、このランプ2AをON・OFFするスイッチ2Bとが設けられている。そして、2Cは、接続コネクタで、この接続コネクタ2Cには、電線5の一端が接続されている。そして、この電線5の他端には、切り替えスイッチ4が接続されている。
また、機能部3の詳細な構成は、図3に示されている。この機能部3は、例えば、インパネやヘッドコンソールに装備した夜間、地図などを見るときのスポット照明であるマップランプであり、この機能部3には、照明用のランプ(マップランプ)3Aと、このランプ3AをON・OFFするスイッチ3Bとが設けられている。この機能部3には、電線6の一端が接続されている。そして、この電線6の他端には、切り替えスイッチ4が接続されている。この機能部3には、電源コネクタ3Cが設けられている。この機能部3の電源コネクタ3Cには、車両本体側のワイヤーハーネス7のコネクタ8が嵌合するようになっている。車両本体側のワイヤーハーネス7は、自動車に搭載されているバッテリー電源から電源の供給を受けるためと、フロントの操作スイッチ、電子制御機器等からの信号の供給を受けるためのものである。
また、機能部3には、オプション機器を接続するための機器接続用コネクタ(図1には図示していない)が設けられている。この機器接続用コネクタには、オプションとしての照明が接続可能になっている。図1では、機器接続用コネクタには、例えば、バニティランプ等のLED照明ランプ9が接続されている。このLED照明ランプ9は、ワイヤーハーネス10によって機器接続用コネクタに接続されている。このように機能部3は、プッシュスイッチとコネクタとが一体に構成されている。
また、切り替えスイッチ4の詳細な構成は、図4に示されている。この切り替えスイッチ4は、切り替えスイッチ4に接続される機能部2と機能部3について、機能部2を点灯するか、更に機能部3を点灯するかの電源の供給を切り替える機能を有している。また、この切り替えスイッチ4は、機能部2に取り付けられるランプ2A、機能部3に取り付けられるランプ3Aのそれぞれの照度を調整する機能を有している。さらに、機能部2に取り付けられるランプ2A、機能部3に取り付けられるランプ3AのON・OFFを制御する機能を有している。
そして、LED照明ランプ9の詳細な構成は、図5に示されている。このLED照明ランプ9は、例えば、バニティランプ等の極一部を照射するためのもので、標準的に装備されるものではなく、オプションで装備されるものである。このLED照明ランプ9も機能部2,3同様スイッチと照明ランプを備えた構成となっている。
なお、機能部2と機能部3とは異なった構成となっているが、機能部2を機能部3と同じ構成にしても良い。このようにすることにより、ワイヤーハーネス及びオプション機器を多く接続することができるようになり、天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールとして自由度をより拡大することができる。
図6には、本発明に係る天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチの第2の実施の形態が示されている。この図6に図示の第2の実施の形態における機能部21と機能部22は、特許請求の範囲の請求項4,5,6にいう天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチに相当している。
図6において、ワイヤーハーネスのモジュール20は、自動車の天井に配置され、自動車室内全体を照明するルームランプや、インパネやヘッドコンソールに装備した夜間、地図などを見るときのスポット照明であるマップランプに電源供給を行うワイヤハーネスで、自動車の天井裏(天井トリム32)に配索されている。このワイヤーハーネスのモジュール20は、機能部21と、機能部22と、切り替えスイッチ23とを備えており、機能部21と切り替えスイッチ23の間は、電線24によって接続されており、切り替えスイッチ23と機能部22の間は、電線25によって接続されている。すなわち、この機能部21と機能部22とは、切り替えスイッチ23を挟んで電線24,25で接続されている。
機能部21の詳細な構成は、図2に示される機能部2の詳細構成と同一である。すなわち、この機能部21は、例えば、自動車室内全体を照明するルームランプであり、この機能部21には、照明用のランプ(ルームランプ)21Aと、このランプ21AをON・OFFするスイッチ21Bとが設けられている。そして、21Cは、接続コネクタで、この接続コネクタ21Cには、電線24の一端が接続されている。そして、この電線24の他端には、切り替えスイッチ23が接続されている。
また、機能部22の詳細な構成は、図7に示されている。この機能部22は、例えば、インパネやヘッドコンソールに装備した夜間、地図などを見るときのスポット照明であるマップランプであり、この機能部22には、照明用のランプ(マップランプ)22Aと、このランプ22AをON・OFFするスイッチ22Bとが設けられている。図7中、22Cは、接続コネクタで、この接続コネクタ22Cには、電線27の一端が接続されている。この電線27の他端には、電源接続用のコネクタ26が設けられている。この機能部22の接続コネクタ22Cには、電線27を介して電源接続用のコネクタ26に接続される車両本体側のワイヤーハーネのコネクタから自動車に搭載されているバッテリー電源が供給されると共電子制御機器等からの信号の供給を受けるようになっている。
そして、機能部22には、オプション機器を直接接続する直接続コネクタ22Dが設けられている。この直接続コネクタ22Dは、オプション機器を直接接続するコネクタで、本実施の形態では雌コネクタで構成された、いわゆる待受コネクタとなっている。この直接続コネクタ22Dには、オプション機器に一体に設けられているコネクタ(雄コネクタ)を直接嵌合して接続するものである。このように機能部22は、プッシュスイッチとコネクタとが一体に構成されている。このオプション機器としては、サンルーフモータ40があり、自動車の天井に配置される照明以外のオプション機器では最も重要なものとなっている。このサンルーフモータ40の詳細な構成は、図8に示されている。このサンルーフは、開閉できる天窓付きの屋根で、自動車の車種、グレードによっては標準装備となっており、最近はRV車などに多く採用されているものである。このサンルーフモータ40は、このサンルーフを駆動するためのものである。このサンルーフモータ40は、駆動制御部40Aと、この駆動制御部40Aによって駆動制御されるモータ部40Bとを備え、下部には、雄コネクタ40Cが設けられている。
そして、このサンルーフモータ40の雄コネクタ40Cは、図9に示す如く、機能部22の直接続コネクタ22Dに直接嵌合するようになっており、この機能部22の直接続コネクタ22Dにサンルーフモータ40の雄コネクタ40Cを嵌合することによって、接続が図られる。
また、機能部22には、他のオプション機器を接続するための機器接続用コネクタ(図7には図示していない)が設けられている。この機器接続用コネクタには、駆動制御部40Aをコントロールするサンルーフスイッチ30が、ワイヤーハーネス31を介して接続されている。すなわち、機器接続用コネクタには、ワイヤーハーネス31の一端が接続されており、このワイヤーハーネス31の他端が、機器接続用コネクタに接続されている。このサンルーフスイッチ30は、サンルーフモータ40の駆動制御部40Aをコントロールするスイッチである。
また、切り替えスイッチ23の詳細な構成は、図4に示される切り替えスイッチ23の詳細構成と同一である。すなわち、この切り替えスイッチ23は、この切り替えスイッチ23は、切り替えスイッチ23に接続される機能部21と機能部22について、機能部21を点灯するか、機能部22を点灯するかの電源の供給を切り替える機能を有している。また、この切り替えスイッチ23は、機能部21に取り付けられるランプ21A、機能部22に取り付けられるランプ22Aのそれぞれの照度を調整する機能を有している。さらに、機能部21に取り付けられるランプ21A、機能部22に取り付けられるランプ22AのON・OFFを制御する機能を有している。
また、電線27の他端に接続されている電源接続用のコネクタ26には、ワイヤーハーネス29を介して例えば、バニティランプ等のLED照明ランプ28が接続されている。このLED照明ランプ28の詳細な構成は、図5に示されるLED照明ランプ28の詳細構成と同一である。すなわち、このLED照明ランプ28は、例えば、バニティランプ等の極一部を照射するためのもので、標準的に装備されるものではなく、オプションで装備されるものである。このLED照明ランプ28も機能部21,22同様スイッチと照明ランプを備えた構成となっている。
なお、機能部21と機能部22とは異なった構成となっているが、機能部21を機能部22と同じ構成にしても良い。このようにすることにより、ワイヤーハーネス及びオプション機器を多く接続することができるようになり、天井裏を配索するワイヤーハーネスとして自由度をより拡大することができる。
本発明の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチの第1の実施の形態を示す図。 図1に図示の機能部の詳細構成を示す図。 図1に図示の機能部の詳細構成を示す図。 図1に図示の切り替えスイッチの詳細構成を示す図。 図1に図示のLED照明ランプの詳細構成を示す図。 本発明の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール及び天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチの第2の実施の形態を示す図。 図6に図示の機能部の詳細構成を示す図。 サンルーフモータの詳細構成を示す図。 図8に図示のサンルーフモータの雄コネクタを図6に図示の機能部の直接続コネクタに装着する状態を示す図。
符号の説明
1,20………………………………ワイヤーハーネスのモジュール
2,3,21,22…………………機能部シース
5,5,24,25…………………電線
22D…………………………………コネクタ
40……………………………………サンルーフモータ

Claims (4)

  1. 車両の天井裏に配索するワイヤーハーネスのモジュールであって,
    前記ワイヤーハーネスのモジュールは1又は2以上のランプ及び1又は2以上のスイッチからなる機能部の複数の機能部間を電線で接続した基本ハーネスによって構成してなり,
    前記基本ハーネスは車両のグレード・バリエーションの全てに共通の部分で構成されており,
    前記各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つには他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け
    前記オプション機器を直接接続するコネクタを前記スイッチに一体的に設ける
    ことを特徴とする車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール。
  2. 前記オプション機器は,車両の天井裏に配置するサンルーフモータである請求項1に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュール。
  3. 車両の天井裏に配索するワイヤーハーネスのモジュールの前記機能部として使用するスイッチであって,
    前記ワイヤーハーネスのモジュールは1又は2以上のランプ及び1又は2以上のスイッチからなる機能部の複数の機能部間を電線で接続した基本ハーネスによって構成してなり,
    前記基本ハーネスは車両のグレード・バリエーションの全てに共通の部分で構成されており,
    前記各機能部に設けられている1又は2以上のスイッチの少なくとも1つには他のワイヤーハーネス及び/又はオプション機器と接続可能なコネクタを設け,
    前記スイッチに前記オプション機器を直接接続するコネクタを一体的に設けて前記スイッチとオプション機器との接続を行う
    ことを特徴とする車両の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチ。
  4. 前記オプション機器は,車両の天井裏に配置するサンルーフモーターである請求項3に記載の天井裏を配索するワイヤーハーネスのモジュールに使用するスイッチ。
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