JPH06276571A - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JPH06276571A
JPH06276571A JP6004480A JP448094A JPH06276571A JP H06276571 A JPH06276571 A JP H06276571A JP 6004480 A JP6004480 A JP 6004480A JP 448094 A JP448094 A JP 448094A JP H06276571 A JPH06276571 A JP H06276571A
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JP
Japan
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multiplex
transmission device
electrical component
vehicle
multiplex transmission
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JP6004480A
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English (en)
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Shigeki Itabashi
茂樹 板橋
Mitsunori Katou
光規 加藤
Toshitaka Hara
敏孝 原
Hiroshi Mizoguchi
拓 溝口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重伝送装置の品番を著しく増加させること
なく、多重伝送装置及び電装部品のコストアップを削減
する。 【構成】 他の多重伝送装置12と伝送線を含む幹線ワ
イヤーハーネスを介して接続され、他の多重伝送装置と
データの多重通信を行う自動車の電気系統システムの多
重伝送装置において、外装が車内外に露出する部分(ユ
ニット)17,18,19を含む電装部品57等と、多
重マイコン28が設けられている、前記露出する部分を
含まない電装部品用ノード13,14,16aとを、幹
線ワイヤーハーネスを介さずに接続部20で電気的に接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重通信化された車両
の電気系統システムに用いられる多重伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気系統システムでは、
図5に示すように、例えばリヤ用の多重伝送装置(以
下、「リヤノード」という。)11と、カウル用の多重
伝送装置(以下、「カウルノード」という。)12と、
エアコンスイッチ用の多重伝送装置(以下、「エアコン
スイッチノード」という。)13と、メータ用の多重伝
送装置(以下、「メータノード」という。)14と、パ
ワーウインドメインスイッチ用の多重伝送装置(以下、
「パワーウインドメインスイッチノード」という。)1
5と、ヘッドライト用の多重伝送装置(以下、「ライト
ノード」という。)16a,16b等の複数の多重伝送
装置(以下、多重伝送装置を「ノード」という。)が、
例えばツイストペア線よりなる伝送線10を介して接続
されて、多重通信ネットワークを構築していた。
【0003】多重通信化を行う目的は、ワイヤーハーネ
スの省線化と、それに伴う軽量化等である。多重通信を
行う場合、ワイヤーハーネスを最大限に削減するため、
ワイヤーハーネスの比較的集中する非多重時の電装部品
そのものに多重通信手段を持たせてノード化し、そして
それらの複数のノード間を伝送線で接続することによ
り、大きな省線化効果を発揮させることができる。ここ
で、電装部品とは、多重通信手段を持たず、電気回路を
含む部品のことであり、一方、多重伝送装置(ノード)
とは、少なくとも多重通信手段を備え、さらに後述する
ようなその周辺回路であるシステム手段、バスI/F回
路、入力回路、出力回路等を備えた装置のことである。
【0004】それゆえ、図5のようにヘッドライト、メ
ータ、パワーウインドメインスイッチ、各種のタイマや
ワーニングの機能を受け持つカウル部のユニット、エア
コンスイッチ等のワイヤーハーネスの比較的集中する電
装部品そのものが、多重通信手段と一体化されてノード
化される場合が普通であった。
【0005】これらのノードは、エアコンスイッチノー
ド13、メータノード14、パワーウインドメインスイ
ッチノード15、ライトノード16a,16bのよう
に、ノード外装が車両室内あるいは車体外部(以下、
「車内外」と略す。)に露出する部分を含むノードと、
リヤノード11、カウルノード12のように、通常状態
においては露出する部分を持たないノードの2つに大別
される。露出する部分は、図5中に傾斜で示したよう
に、車内外のデザインと関連する意匠部品であり、これ
を含むノードには、メータ等の表示系、スイッチ等の操
作系、ライト等の灯火系等のタイプがある。
【0006】図6により、詳細なノードの構成について
示す。ここでは簡単のため、カウルノード12、メータ
ノード14及びライトノード16aの3つのノードのみ
を示した。なお、ライトノード16a,16bは、ほぼ
同一構成なので、ここでは説明の都合上、ライトノード
16aを代表して示す。ライトノード16aは、バスイ
ンターフェース回路(以下、「バスI/F回路」とい
う。)21を介して伝送線10と接続される多重通信手
段22と、上記多重通信手段22と接続されるととも
に、出力回路24を介してライト57,58等と接続さ
れるシステム手段23等を有している。
【0007】ここで、多重通信手段22とは、通信プロ
トコルに従って、パラレル信号をシリアル信号に、また
シリアル信号をパラレル信号に変換する回路、又はソフ
トウェアのことである。また、システム手段23とは、
多重通信によって送受信される信号等を使って、車両の
各種システム機能を実行する回路、又はソフトウェアの
ことである。上記システム手段23は、通常マイクロコ
ンピュータ(以下、「マイコン」という。)で構成され
る場合が多く、多重通信手段22から得られる信号に基
づいて、出力回路24を介してライト57,58への、
バッテリー電圧の供給制御を行う。
【0008】また、出力回路24とは、半導体スイッチ
や、半導体スイッチの一種で各種保護機能を有するイン
テリジェントパワースイッチと呼ばれるものや、半導体
スイッチとリレーを組み合わせたもの等のことである。
ライトとしては、HIのライト57とLOのライト58
の2つを有する。またライトノード16aは、ライトノ
ード近傍の信号の多重通信も行うため、近傍のスイッチ
信号を入力してスイッチのチャタリングまたはノイズを
除くフィルタ回路である入力回路27を有する他、出力
回路24を介して、近傍の負荷への電圧供給制御も行
う。
【0009】メータノード14もライトノード16aと
同様の構成であり、バスI/F回路21を介して伝送線
10と接続される多重通信手段22と、多重通信手段2
2と接続されるとともに、出力回路24を介して例えば
インジケータランプ25及びワーニングランプ26等と
接続されるシステム手段23等を有している。
【0010】システム手段23は、上記多重通信手段2
2から得られる信号に基づいて、出力回路24を介して
インジケータランプ25及びワーニングランプ26等を
点灯制御する。また、メータノード14は、メータノー
ド14近傍の信号の多重通信も行うため、近傍のスイッ
チ信号を入力する入力回路27を有する他、出力回路2
4を介して、近傍の負荷の制御も行う。
【0011】また、カウルノード12も、ライトノード
16a、メータノード14と同様、多重通信手段22
と、システム手段23等で構成されている。カウルノー
ド12のシステム手段23では、タイマ又はワーニング
機能(以下、「T/W機能」という。)制御をソフトウ
ェアによって行っている。上記T/W機能とは、ドアを
閉じた後、ルームランプ等がしばらくしてから減光して
消灯するイルミネーテッドエントリーシステムやリヤデ
フォッガタイマ、シートベルトタイマ、ライト消し忘れ
ブザー等各種のタイマ(Timer )やワーニング( Warni
ng)の機能のことである。通常これらの機能は、車両の
仕向け、グレードによりかなりの数の品番対応が必要に
なる。そのためシステム手段23を構成するマイコン内
のROM容量が許すならば、品番対応が必要な機能を、
あるノードの一カ所のシステム手段に集中させておく方
が、システム全体でのノードの品番削減の点から有利で
あり、カウルノード12のシステム手段23にT/W機
能のソフトウェアを受け持たせている。
【0012】しかしながら、上記ノードでは、多重通信
手段とシステム手段が別体に構成されているので、ノー
ドの小型化、低コスト化を妨げていた。そこで、図7に
示すように、ノードの小型、低コスト化を目的として多
重通信手段22とシステム手段23を構成するマイコン
を一体化したIC(以下、「多重マイコン」という。)
28を用いて、多重通信制御と電装部品の制御を行うも
のがあった。この多重マイコンは、マイコンのソフトウ
ェアの中に、例えばT/W機能等のアプリケーション制
御用のソフトウェアを含む他、例えば多重通信機能の一
部のソフトウェアを含む場合もある。ここで、多重通信
手段とシステム手段が別体で構成されていた場合のよう
に、カウルノードだけで全T/W機能を実現しようとす
ると、多重通信機能用のソフトウェアのROM容量に加
えて、全T/W機能を実現できるだけのROM容量を、
多重マイコン内に確保する必要がある。ここで、ROM
容量を変えた多重マイコンを複数種類作ることは、汎用
品でないカスタム仕様の多重マイコンの場合、コスト的
に有利でないため、できるだけ1種類のROM容量の多
重マイコンを作ることが望ましい。そこで多重マイコン
を1種類とするために、カウルノードだけで全T/W機
能を実現できるだけのROM容量を有する多重マイコン
にすると、他のノードの多重マイコンでは、上記ROM
容量の点で過剰スペックとなり、上記ROM容量が余っ
てしまうという事態が生じ、多重マイコンを用いてもノ
ードが低コスト化されなくなる。このため、多重マイコ
ンのROM容量はできる限り小さくし、多重マイコンの
ROM容量を車両のシステム全体で効率的に利用できる
ようにするのが良い。その結果、品番対応が必要なT/
W機能のソフトウェアを、複数のノード上の多重マイコ
ンで分担することが必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、外装が車内
外に露出する部分を含んでいるノード、例えばエアコン
スイッチノード13、メータノード14、パワーウイン
ドメインスイッチノード15、ライトノード16a,1
6b等では、車内外のデザインと関連する意匠部品を含
んでいるため、たとえ同一メーカで同一車格の車両にお
いて、装備が同一であっても、ドア数、仕向地の違いに
よるボディ形状の差等による意匠的制約により、意匠に
関連しないノードと比較して品番数が非常に多くなって
いる。例えばライトノードでは、同一車格種で機能が全
く同一であってもドア数の違い等のボディスタイルによ
りクーペ、セダン、ハードトップ等に分類され、それに
応じてライトの形状が異なり、その意匠的制約により、
ノードの品番数が多くなっている。
【0014】それに加えて、ノードの出力回路を介して
駆動される近傍の負荷や、入力回路を介して入力される
近傍のスイッチ等が、仕向け、グレード等によって異な
るため、その品番対応も必要となり、上記意匠的制約に
よる品番増との組み合わせで、さらにノードの品番数が
増加する。
【0015】従来は、一部の高級車のみが多重通信化さ
れているため、仕向け、グレード及びドア数等のバリエ
ーションが少なく、従って、意匠に関連するノードの品
番数が多くなることがなかった。また同様にバリエーシ
ョンが少ないことから、ノード近傍のスイッチ、負荷の
違いが少ないため、その品番対応の必要性も少なく、上
記のような極端な品番増は発生しなかった。
【0016】ところが、大衆車でも多重通信が導入され
るようになると、仕向け、グレード及びドア数等のバリ
エーションが非常に多いため、これに伴って意匠に関連
するノードの品番数も著しく増加し、さらに、ノード近
傍のスイッチ、負荷の違いが大きいことに起因する品番
増加と相まって、品番数の増加が顕著となる。これは、
多重通信手段とシステム手段が別体の場合でも、また多
重マイコンのように一体の場合でも、同様に発生する問
題である。
【0017】そして、さらにノードの小型化、低コスト
化を目指して、多重マイコンを用いる場合には、新たに
分担されるT/W機能のソフトウェアについても品番対
応が必要となるため、ノードの品番数がさらに多くなる
傾向がある。
【0018】従って、例えば、ある車格の車両への多重
通信の導入により、上記意匠に関連するノードについて
は、非常に多くの品番数が必要となり、その品番数だけ
新規開発が必要となる。また、例えば多重通信が採用さ
れているある車格の車両でのモデルチェンジの際にも、
デザイン変更の必要性から、意匠に関連するノードにつ
いては、非常に多くの品番数について新規開発が必要と
なる。従って、品番数の増加から生じる製造ラインの複
雑化、品番管理工数増により、開発工数、開発費が大と
なり、ノードのコストアップが生ずるという問題点があ
った。
【0019】また、カーメーカで多重システム導入初
期、もしくは導入後でも車種クラスに差があると、車種
によって多重を使用するもの(以下、「多重車」とい
う。)と、使用しないもの(以下、「非多重車」とい
う。)が発生し得る。一方、近年では、車両部品のコス
トダウンのために部品共通化による品番削減が強く求め
られている。従って、多重通信手段が電装部品と一体化
されると、多重車と非多重車との間で電装部品を共通化
することができなくなり、上記電装部品の品番数がさら
に増加し、それに伴って、電装部品がコストアップする
という問題点があった。
【0020】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ノード及び電装部品のコストアップを抑制すること
ができる多重伝送装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、他の多重伝送装置と伝送線を含むワイ
ヤーハーネスを介して接続され、前記他の多重伝送装置
とデータの多重通信を行なう車両の電気系統システムの
多重伝送装置において、車両室内あるいは車体外部に露
出する部分を含まない外装手段と、外装が車両室内ある
いは車体外部に露出する部分を含む電装部品と、該電装
部品と、前記ワイヤーハーネスを介さずに電気的に接続
される接続手段と、前記外装手段内に設けられ、該接続
手段を介して前記電装部品と少なくとも接続される入力
回路又は出力回路と、前記外装手段内に設けられ、前記
入力回路又は出力回路を介して入力又は出力される少な
くとも前記電装部品に関する信号を、前記他の多重伝送
装置と多重通信する多重通信手段とを備えた多重伝送装
置が提供される。
【0022】そして、好ましくは、前記多重通信手段は
信号に応じて前記車両の各種電気系統の機能を実行する
システム手段と一体で構成されるICからなり、前記シ
ステム手段は少なくともタイマ機能又はワーニング機能
用のソフトウェアを有している。さらに、好ましくは、
前記多重伝送装置は前記電装部品に着脱自在に保持され
る保持手段を有している。
【0023】
【作用】例えば、電装部品がライト系統の回路からなる
場合には、前記露出する部分を含む電装部品側にはライ
ト系統の回路を設置し、ノード側には多重マイコンを設
置し、この多重マイコンが多重通信手段を有するととも
に、多重通信手段により得られる信号に基づいて、電気
的接続手段によって接続されたライト系統の回路の点灯
制御を行う。
【0024】また、例えば電装部品がメータ系統の回路
からなる場合には、露出する部分を含む電装部品側に
は、メータ系統の回路を設置し、ノード側の多重マイコ
ンが多重通信手段を有するとともに、多重通信手段によ
り得られる信号に基づいて、接続されたメータ系統の回
路の出力制御を行う。
【0025】従って、電装部品とノードを別体としたの
で、特にノードに多重マイコンを含む場合には、意匠的
制約により、ノードの品番数を著しく増加させることが
なく、多重マイコンのROM容量を車両のシステム全体
で効率的に利用することができる。さらに、前記ノード
は、電装部品に着脱自在に保持される保持手段を有する
ことによって、電装部品とノードを別体としても組付け
が困難とはならない。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の図面に基づ
き説明する。図1は、本発明に係るノードの第1実施例
を用いた車両の電気系統システムの構成図である。な
お、図1において、図7と同様の機能を有する構成部分
は、説明の都合上、同一符号とし、さらにエアコンスイ
ッチノードを追加した場合を示す。
【0027】図1において、ライトノード16aと、ラ
イトユニット19とが接続部20によって電気的に接続
されている。ライトノード16aは、従来例と同様のバ
スI/F回路21と、出力回路24と、入力回路27
と、多重マイコン28等を有し、ライトノードの出力回
路24とライトユニット19のライト57,58とは、
接続部20を介して接続されている。
【0028】また同様に、エアコンスイッチノード13
は、バスI/F回路21と、出力回路24と、入力回路
27と、多重マイコン28等を有し、エアコンスイッチ
ノード13の出力回路24と入力回路27が、それぞれ
エアコンスイッチユニット17の空調スイッチ50と空
調インジケータランプ51に、接続部20を介して接続
されている。
【0029】このように接続部20を介してノードと電
装部品を別体にすると、両者を個別に開発、製造するこ
とが可能になり、また、意匠的制約により、ノードの品
番数が極端に増加することもない。ライトノード、エア
コンスイッチノード以外の、車内外のデザインに関連す
る意匠部品である電装部品と接続されるノードでも同様
である。
【0030】ここで、接続部20は、幹線ワイヤーハー
ネスを介さずに電気的に接続される接続手段で構成され
ている。幹線ワイヤーハーネスとは、多重通信ネットワ
ークを形成するための伝送線を含むワイヤーハーネスの
ことをいい、例えばライトノードに伝送線を供給するエ
ンジンルーム部のエンジンルームハーネス、メータノー
ドに伝送線を供給するインパネ部のインパネハーネス等
がこれに当たる。幹線ワイヤーハーネスを介さずにノー
ドと電装部品を電気的に接続する方法としては、コネク
タを用いて直接接続する場合の他、極く短い電線、フラ
ットケーブル、FPC等の幹線ワイヤーハーネス以外の
配線部材を介して接続する方法も考えられる。このよう
に幹線ワイヤーハーネスを介さずにノードと電装部品を
接続することによって、肥大化が著しい幹線ワイヤーハ
ーネスでの負担を少なくすることができる。
【0031】そして、より好ましくは、配線部材を介さ
ずにコネクタ等により直接接続する接続手段と、電装部
品に着脱自在に保持される保持手段を有して、ワンタッ
チのプラグイン接続構造等を用いるのが良い。これによ
って、ノードは電装部品と着脱自在となり、カーメーカ
での組付けが容易になるとともに、ディーラーでのメン
テナンス性も向上する。
【0032】図4は、後述するメータノードでのプラグ
イン接続構造例を示したものである。メータノード14
は、電装部品であるメータユニット18の裏面と直接接
続するための接続部20、本例では、コネクタを有する
とともに、メータユニット18に着脱自在に保持される
ための保持手段を有している。本例では、上記保持手段
は、メータノード14に配設される耳部52a,52a
と、上記耳部52a,52aと嵌脱が可能なようにメー
タユニット18に突設される嵌合部52b,52bとを
有するロック構造からなり、これによりメータノード1
4はメータユニット18とワンタッチのプラグインが可
能となる。保持手段としては、本例のロック構造の他
に、ネジ等で保持される構造であっても良い。
【0033】次にT/W機能分担の例について、再度図
1に戻って説明する。メータノード14は、従来例と同
様多重マイコン28等を有する他、例えば出力回路24
に接続されるブザー29を有し、またメータユニット1
8は、従来例と同様の例えばリヤデフォッガインジケー
タランプ等のインジケータランプ25と、例えばシート
ベルトワーニングランプ等のワーニングランプ26とを
有する他、例えばタコメータ30と、スピードメータ3
1と、これらメータを駆動させる電子回路32,33と
を有している。なお、メータノード14の出力回路24
と、メータユニット18のインジケータランプ25及び
ワーニングランプ26との間は、接続部20を介して接
続されている。また、入力回路27には、例えばリヤデ
フォッガスイッチ34等が接続されている。
【0034】カウルノード12は、従来例と同様のバス
I/F回路21と、出力回路24と、入力回路27と、
多重マイコン28等を有している。また、出力回路24
には、例えばリレー回路36を介してリヤデフォッガ3
7が接続されている。入力回路27には、例えばイグニ
ッションスイッチ38と、バックルスイッチ39とが接
続されている。
【0035】次に、例えばメータノード14の多重マイ
コン28がリヤデフォッガタイマ機能を、カウルノード
12の多重マイコン28がシートベルトタイマ機能をそ
れぞれ含んでいる場合について説明する。この場合に
は、多重マイコン内のマイコン部にT/W機能のソフト
ウェアを分担させるのだが、実際には、その他の機能も
含まれている。本実施例では、便宜的にこの2つの機能
の場合を説明する。
【0036】まず、リヤデフォッガタイマの動作につい
て説明する。ドライバが、リヤデフォッガスイッチ34
をオンにすると、メータノード14では、入力回路27
を介して入力信号が多重マイコン28に入力される。こ
れにより、メータノード14の多重マイコン28は、出
力回路24、接続部20を介してインジケータランプ2
5内のリヤデフォッガインジケータランプを点灯させる
と同時に、バスI/F回路21及び伝送線10を介して
カウルノード12にリレー回路36駆動の信号を伝送す
る。
【0037】カウルノード12では、バスI/F回路2
1を介して多重マイコン28が上記信号を受け取ると、
多重マイコン28は、トランジスタ等の出力回路24を
介してリレー回路36を駆動させ、リヤデフォッガ37
に電流が供給される。そして、上記メータノード14内
の多重マイコン28は、マイコン部分のソフトウェアに
分担されている所定のリヤデフォッガタイマ時間経過後
に、リヤデフォッガインジケータランプの点灯を中止す
ると同時に、リレー回路36内のコイルの励磁を中止す
る信号をカウルノード12へ送信する。受信したカウル
ノード12の多重マイコン28は、リレー回路36内の
コイルの励磁を中止する。
【0038】次に、シートベルトタイマの動作について
説明する。まず、カウルノード12において、バックル
スイッチ39がオンの状態(シートベルト未装着の状
態)でイグニッションスイッチ38がオフからオンにな
る場合を想定すると、これらのスイッチの信号は、入力
回路27を介して多重マイコン28に入力される。上記
信号が入力されると、カウルノード12の多重マイコン
28は、シートベルトワーニングランプ点灯及びブザー
吹鳴の信号をバスI/F回路21及び伝送線10を介し
てメータノード14に伝送する。
【0039】メータノード14では、バスI/F回路2
1を介して多重マイコン28が上記信号を受け取ると、
多重マイコン28は、出力回路24、接続部20を介し
てワーニングランプ26内のシートベルトワーニングラ
ンプを点灯させ、同時にブザー29を吹鳴させる。これ
らランプ及びブザーの作動時間は、カウルノード12の
多重マイコン28に分担されているシートベルトタイマ
機能により制御され、例えば6秒間だけ点灯及び吹鳴が
行われる。そして、上記6秒間経過しないうちに、シー
トベルトが装着されて、バックルスイッチ39がオフに
なると、メータノード14内の多重マイコン28は、カ
ウルノード12から伝送されるブザー吹鳴中止の信号に
より、ブザー29の吹鳴を中止させる。しかし、シート
ベルトワーニングランプは、上記バックルスイッチ39
の状態に係わらず6秒間だけ点灯を続けるように制御さ
れており、6秒後、カウルノード12の多重マイコン2
8からシートベルトワーニングランプ点灯中止の信号が
メータノード14へ送られ、点灯が中止する。
【0040】以上では、T/W機能のソフトウェアを2
つのノードの多重マイコンで分担させる場合について説
明したが、実際には、1つのノードに1つの機能だけを
分担させるわけではない。すなわち、T/W機能として
は、例えばライト消し忘れブザー、イルミネーテッドエ
ントリーシステム、キーレスエントリーシステム等の非
常に多くの機能があるので、各機能ごとのROM容量等
を考慮し、これら機能ごとのROM容量が各多重マイコ
ンのROM容量に収まるように、複数のノードで分担す
る必要がある。このため、T/W機能のソフトウェアを
分担している複数のノードでは、品番対応が必要とな
る。
【0041】以下に示す表1は、これらROM容量を考
慮して、メータノード14にライト消し忘れブザーB
Z、リヤデフォッガタイマRT、イルミネーテッドエン
トリーシステムIE、キーレスエントリーシステムK
E、シートベルトタイマSTのT/W機能のソフトウェ
アを分担させた場合の従来例を示したものである。
【0042】
【表1】 表1に示すように、メータノードにおけるT/W機能の
仕様は、a,b,cの3種類とし、またメータノードの
仕向けの仕様もA,B,Cの3種類ある場合を考える。
【0043】この場合、従来のように、電装部品である
メータと多重マイコンを含む回路を一体化してメータノ
ードを構成すると、上記メータノードの品番数は、3×
3=9の品番数になる。
【0044】ところが、本実施例のように、メータノー
ド14とメータユニット18とを別体に構成すると、電
装部品とノードを合わせた全品番数は、3+3=6の品
番数にすることができる。実際には、T/W機能の仕
様、仕向け等の仕様も本例よりは多いため、別体にする
ことによる品番削減の効果はさらに顕著である。なお、
上記品番数の削減は、メータノード以外の多重マイコン
を含むノードでも、新たにT/W機能のソフトウェアを
分担させる場合には別体に構成することにより、当然に
上記品番数の削除が図られる。さらに、ノードの出力回
路を介して駆動される近傍の負荷や、入力回路を介して
入力される近傍のスイッチ等が、仕向け、グレード等に
よって異なることによって、その品番対応も必要とな
り、上記のように別体で構成することによって、同様に
電装部品とノードを合わせた全品番数を削除することが
できる。
【0045】従って、本実施例では、意匠に関連する電
装部品とノードを電気的に接続できるように構成し、電
装部品とノードを合わせた全品番数を著しく増加させる
ことがないようにしている。この効果は、多重マイコン
に品番対応の必要なT/W機能のソフトウェアを新たに
分担する場合に顕著であるが、本実施例に限らず、多重
マイコンを有しない場合、例えば多重通信手段とシステ
ム手段が別体で構成されている場合や、多重通信手段と
バスI/F回路が一体化されたICで構成された場合等
でも、ノード近傍の負荷、スイッチ等が異なることによ
って、品番対応が必要なため、ノードと電装部品を別体
とすることによって品番が削減され、各ノード及び電装
部品のコストアップを低減できる。また、多重マイコン
を有したノードでは、T/W機能等の実現のために、多
重マイコンのROM容量を車両のシステム全体で効率的
に利用するので、同様に各ノード及び電装部品のコスト
アップを低減して、電気系統システムを構成することが
できる。
【0046】また、各ノードでは、幹線ワイヤーハーネ
スに含まれる伝送線との電気的接続が必要となるが、こ
の場合、図4に示すように、幹線ワイヤーハーネスと接
続するコネクタ53を有して直接接続しても良いし、ま
た、電装部品を介して幹線ワイヤーハーネスとノードを
接続させるようにしても良い。本実施例の場合、各回路
に電源を供給する定電圧電源回路(特に図示しない)
は、メータノードとメータユニットとにそれぞれ独立し
て設けても、あるいはどちらかに共通のものを設けても
機能させることが可能である。
【0047】図2は、共通の定電圧電源回路をノード側
に設けて、電子部品の重複を防いで回路を構成した第2
実施例を示したものである。図において、定電圧電源回
路35は、メータノード14内に設けられ、多重マイコ
ン28と接続されるとともに、接続部20を介してメー
タユニット18内の各電子回路32,33と接続されて
いる。上記定電圧電源回路35は、バッテリーより供給
される電圧を所定電圧に安定化し、上記所定電圧を共通
電源として多重マイコン28及び各電子回路32,33
に分配している。
【0048】従って、本実施例では、共通の定電圧電源
回路を設けて、ノードと電装部品に電源を供給している
ので、電装部品は、接続されるノードの定電圧電源回路
から適切な出力を得ることができ、定電圧電源回路の重
複が不要となる。なお、上記実施例では、電装部品であ
るメータユニット18が、多重車のノードに接続される
場合について説明したが、ノードと電装部品を別体とす
ることによって、例えば図3の例に示すように、メータ
ユニット18を非多重車のメータ用非多重ユニット40
に接続させることも可能である。
【0049】また、電装部品によっては、ワイヤーハー
ネスと直接接続すること等により、非多重用ユニット無
しでも非多重時の機能の実現が可能な場合もある。図3
の例の場合、メータ用非多重ユニット40は、マイコン
41、出力回路42、入力回路43、定電圧電源回路4
4を有して構成される。メータ用非多重ユニット40
は、接続部20を介してメータユニット18に接続され
ている。すなわち、マイコン41は、出力回路42を介
してメータユニット18のインジケータランプ25及び
ワーニングランプ26等と接続でき、これらランプを点
灯制御することができる。また、定電圧電源回路44
は、バッテリーより供給される電圧を所定電圧に安定化
し、その所定電圧を共通電源としてマイコン41及び各
電子回路32,33に分配することができる。
【0050】従って、図2,3の実施例では、共通のメ
ータユニット18を必要に応じて、メータノード14
(図2参照)もしくはメータ用非多重ユニット40(図
3参照)に付け換えることができ、このため非多重車と
しての機能を実現することも可能になるので、多重車と
非多重車間でのメータユニット等の電装部品の共通化が
図れ、上記電装部品の品番削減によるコストダウンが図
れる。また、多重通信手段を含む回路では、通常のマイ
コンによる回路に比べて定電圧電源に対する消費電流が
大きいことが多い。ここで、多重通信手段を含む回路と
電装部品とで共通に使用可能な、出力電流容量が大きい
定電圧電源回路を電装部品側に設けた場合、その電装部
品を、多重通信手段が不要な非多重車に適用したとき
に、出力電流供給能力が過剰となり、電装部品のコスト
アップにつながるという問題が生ずるが、本実施例のよ
うにすれば、多重車の場合と非多重車の場合で、適切な
出力を有する定電圧電源回路を選択的に設定可能となる
ため、非多重車での定電圧電源回路の過剰スペックによ
る電装部品のコストアップを防ぐことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、他の
多重伝送装置と伝送線を含むワイヤーハーネスを介して
接続され、前記他の多重伝送装置とデータの多重通信を
行なう車両の電気系統システムの多重伝送装置におい
て、車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含まな
い外装手段と、外装が車両室内あるいは車体外部に露出
する部分を含む電装部品と、該電装部品と、前記ワイヤ
ーハーネスを介さずに電気的に接続される接続手段と、
前記外装手段内に設けられ、該接続手段を介して前記電
装部品と少なくとも接続される入力回路又は出力回路
と、前記外装手段内に設けられ、前記入力回路又は出力
回路を介して入力又は出力される少なくとも前記電装部
品に関する信号を、前記他の多重伝送装置と多重通信す
る多重通信手段とを備えたので、従来は一体化していた
多重伝送装置を、電装部品と多重伝送装置に分離して、
個別に開発、製造することが可能になり、さらに電装部
品と多重伝送装置の全品番数を増加させずに済む。この
効果は、多重マイコンを有し、少なくともタイマ又はワ
ーニング機能のソフトウェアを有する多重伝送装置でよ
り顕著である。
【0052】そして、より好ましくは、前記多重伝送装
置は、電装部品に着脱自在に保持される保持手段を有す
ることによって、別体としても、カーメーカのラインで
の組付けが容易であるとともに、さらにディーラーでの
メンテナンスも容易となる。そのため、車のモデルチェ
ンジの際には、多重伝送装置については、意匠的な制約
がないため、現行の流用化も可能となり、その場合に
は、新規開発対象が、車内外のデザインに関連する意匠
部品である電装部品だけで済み、最小限の対象規模で済
むことから、新規開発における開発負荷が大幅に低減さ
れ、開発工数、開発費共に少なくて済み、多重伝送装置
及び電装部品トータルでのコストアップが抑制される。
さらには、多重伝送装置の他車種への流用も可能にな
り、部品共通化が進み、コストダウンが可能となる。
【0053】また、電装部品のみで、又はそれに非多重
車用の回路を接続することにより、非多重車用の電装部
品の機能を実現することも可能となり、同様に部品共通
化によるコストダウンが図れる。また、多重マイコンを
含む多重伝送装置では、そのマイコンのROM容量を車
両のシステム全体で効率的に利用することができる。
【0054】さらに、電装部品は、非多重車の場合と多
重車の場合で、適切な出力電流容量を有する定電圧電源
回路を選択的に設定可能となり、非多重車での定電圧電
源回路の過剰スペックによる電装部品のコストアップを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重伝送装置の第1実施例を用い
た自動車の電気系統システムの構成図である。
【図2】本発明に係る多重伝送装置の第2実施例を示す
構成図である。
【図3】本発明に係るメータユニットを非多重ユニット
に接続させた場合の構成図である。
【図4】本発明に係る多重伝送装置の第3実施例を示す
構成図である。
【図5】従来の多重伝送装置の一例を用いた自動車の電
気系統システムの構成図である。
【図6】図5の自動車の電気系統システムの一部を詳細
に示した図である。
【図7】従来の多重伝送装置の他の例を用いた自動車の
電気系統システムの構成図である。
【符号の説明】
10 伝送線 11 リアノード 12 カウルノード 13 エアコンスイッチノード 14 メータノード 15 パワーウインドメインスイッチノード 16 ライトノード 17 エアコンスイッチユニット 18 メータユニット 19 ライトユニット 20 接続部 21 バスインターフェース回路(バスI/F回路) 22 多重通信手段 23 システム手段 24 出力回路 25 インジケータランプ 26 ワーニングランプ 27 入力回路 28 多重マイコン 35 定電圧電源回路 40 メータ用非多重ユニット 57 ライト(HI) 58 ライト(LO)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 拓 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の多重伝送装置と伝送線を含むワイヤ
    ーハーネスを介して接続され、前記他の多重伝送装置と
    データの多重通信を行なう車両の電気系統システムの多
    重伝送装置において、 車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含まない外
    装手段と、 外装が車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含む
    電装部品と、 該電装部品と、前記ワイヤーハーネスを介さずに電気的
    に接続される接続手段と、 前記外装手段内に設けられ、該接続手段を介して前記電
    装部品と少なくとも接続される入力回路又は出力回路
    と、 前記外装手段内に設けられ、前記入力回路又は出力回路
    を介して入力又は出力される少なくとも前記電装部品に
    関する信号を、前記他の多重伝送装置と多重通信する多
    重通信手段とを備えたことを特徴とする多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記多重伝送装置は前記電装部品に着脱
    自在に保持される保持手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記多重伝送装置は前記電装部品と共通
    で使用される電源供給手段を備えることを特徴とする請
    求項1又は2記載の多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 他の多重伝送装置と伝送線を含むワイヤ
    ーハーネスを介して接続され、前記他の多重伝送装置と
    データの多重通信を行なう車両の電気系統システムの多
    重伝送装置において、 車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含まない外
    装手段と、 外装が車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含む
    電装部品と、 該電装部品と、前記ワイヤーハーネスを介さずに電気的
    に接続される接続手段と、 前記外装手段内に設けられ、該接続手段を介して前記電
    装部品と少なくとも接続される入力回路又は出力回路
    と、 前記外装手段内に設けられ、前記入力回路又は出力回路
    を介して入力又は出力される少なくとも前記電装部品に
    関する信号を、前記他の多重伝送装置と多重通信する多
    重通信手段と、 前記電装部品に着脱自在に保持される保持手段とを備え
    たことを特徴とする多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 他の多重伝送装置と伝送線を含むワイヤ
    ーハーネスを介して接続され、前記他の多重伝送装置と
    データの多重通信を行なう車両の電気系統システムの多
    重伝送装置において、 車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含まない外
    装手段と、 外装が車両室内あるいは車体外部に露出する部分を含む
    電装部品と、 該電装部品と、前記ワイヤーハーネスを介さずに電気的
    に接続される接続手段と、 前記外装手段内に設けられ、該接続手段を介して前記電
    装部品と少なくとも接続される入力回路又は出力回路
    と、 前記外装手段内に設けられ、前記入力回路又は出力回路
    を介して入力又は出力される少なくとも前記電装部品に
    関する信号を、前記他の多重伝送装置と多重通信する多
    重通信手段と、 前記電装部品に着脱自在に保持される保持手段と、 前記電装部品と共通で使用される電源供給手段を備えた
    ことを特徴とする多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記多重通信手段は信号に応じて前記車
    両の各種電気系統の機能を実行するシステム手段と一体
    で構成される集積回路からなることを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載の多重伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記システム手段は少なくともタイマ機
    能又はワーニング機能用のソフトウェアを有することを
    特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の多重伝送
    装置。
  8. 【請求項8】 前記電装部品は車両のメータ系統の回路
    からなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5
    記載の多重伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記電装部品は車両の灯火系統の回路か
    らなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記
    載の多重伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記電装部品は車両の操作スイッチ系
    統の回路からなることを特徴とする請求項1,2,3,
    4又は5記載の多重伝送装置。
JP6004480A 1993-01-22 1994-01-20 多重伝送装置 Pending JPH06276571A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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