JP4788973B2 - 無線タグ通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信対象と無線通信を行う無線通信装置に関する。
近年、通信対象と無線通信を行う無線通信システムの1つとして、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うタグ側アンテナを備えた無線タグ回路素子を有する小型の無線タグと、リーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが提唱されており、様々な分野において実用化されつつある。
上記RFIDシステムの従来技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来技術のシステムでは、無線通信装置(リーダ/ライタ)からの制御信号により、無線タグ回路素子(ICタグ)に対し、電波の強度が規定以上の場合のみ応答する短距離モード或いは、この制限を行わない長距離モードとの切り替えを行う。これにより、例えば無線タグ回路素子が取り付けられた物品をトラック等で搬送する際に短距離モードにしておくことで、車外からの不正目的での無線タグ情報の読み取りを防止することを可能としている。
特開2006−268359号公報
近年のRFIDシステムの様々な分野での実用化に伴い、無線タグ回路素子に対し情報の読み取り・書き込みを行う無線通信装置の使用形態も多様化している。例えば、無線通信装置を固定位置に据え置いて用いる場合もあれば、操作者が携帯して持ち歩きながら用いる場合もある。また、単一若しくは複数の無線タグ回路素子に対し探索を行う場合や、あらかじめ指定しておいた複数の無線タグ回路素子の存在の有無のみを確認する場合、又は無線通信装置の通信範囲内に存在する無線タグ回路素子を全て探索してリストアップする場合等、様々な使用態様が考えられる。このような種々の使用態様において、無線通信装置と無線タグ回路素子との間で最適な通信を行うためには、その使用態様により無線通信装置側の通信態様を切り替える必要があるが、上記従来技術では無線通信装置側の通信態様の切り替えについては何ら考慮されていなかった。
本発明の目的は、容易に最適な通信態様で無線通信を行うことができる無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信可能なタグ側アンテナとを備えた複数の無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うための無線通信手段と、探索対象となる複数の前記無線タグ回路素子の識別情報が予め登録されているリストを取得するリスト取得手段と、前記リストを前記リスト取得手段で取得したときの取得先情報を検出する取得先情報検出手段と、前記取得先情報検出手段で検出した前記取得先情報に応じ、操作者が携帯して使用する場合に対応した携帯モード、及び、据え置き箇所に据え置いて使用する場合に対応した据え置きモード、を少なくとも含む、装置の動作仕様に係わる複数種類の仕様モードを切り替えて設定可能なモード設定手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、モード設定手段において、装置の動作仕様に係わる複数種類の仕様モードが予め用意されている
また、リスト取得手段が探索対象の無線タグ回路素子のリストを取得する。これにより、リストアップされた無線タグ回路素子から探索対象を特定・選択して無線通信を行うことができる。そして、操作者が装置を用いて通信を行うとき、モード設定手段は、上記リストの取得先情報に応じて仕様モードを切り替えて設定する。このように自動的にモードが切り替え可能となるので、操作者は、容易に最適な通信態様で無線通信を行うことができる。この結果、利便性を向上することができる。またリストを取得することで、そのリスト内容に応じて、モード切替を行うこと可能となる。
また、リストの取得先に応じて、携帯モードや据え置きモードを使い分ける。例えば、リストをネットワークを介し装置外部から取得していた場合には(操作者が据え置き箇所に据え置いて使用している可能性が高いことから)据え置きモードに切り替え、リストを装置内部から取得していた場合には(操作者が携帯して使用している可能性が高いことから)携帯モードに切り替えることで、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記取得先情報検出手段は、前記リスト取得手段で、作成又は更新日時が時間的に前後する複数の前記リストが取得された場合には、最新のリストに係わる前記取得先情報を検出することを特徴とする。
これにより、新旧複数のリストが併存していた場合でも、最新のリストの取得先に応じ、モード切替を行うことができる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記取得先情報検出手段は、前記無線タグ通信装置外に設けられた装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定する装置外取得判定手段、及び、前記無線タグ通信装置内に設けられた装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定する装置内取得判定手段のうち、少なくとも一方を備えることを特徴とする。
装置内取得判定手段や装置外取得判定手段によって装置内外いずれの記憶手段よりリストを取得したかを判定することで、リストの取得先を検出することができる。
第4の発明は、上記第3発明において、前記取得先情報検出手段は、前記装置内取得判定手段で前記装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定し、その判定が満たされなかった場合に、前記装置外取得判定手段で前記装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定することを特徴とする。
先に装置内記憶手段からのリスト取得を判定し、その後に装置外記憶手段からのリスト取得を判定する。これにより、装置内記憶手段からの取得であった場合にはネットワーク通信を介した装置外取得判定手段での判定を行わなくて済み、迅速な取得先情報の検出を行うことができる。
第5の発明は、上記第3発明において、前記取得先情報検出手段は、前記装置外取得判定手段で前記装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定し、その判定が満たされなかった場合に、前記装置内取得判定手段で前記装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定することを特徴とする。
先に装置外記憶手段からのリスト取得を判定し、その後に装置内記憶手段からのリスト取得を判定する。これにより、装置外記憶手段からの取得であった場合には装置内取得判定手段での判定を行わなくて済み、迅速な取得先情報の検出を行うことができる。
第6の発明は、上記第1発明において、前記リスト取得手段で取得した前記リストに含まれる前記識別情報の態様を判定する識別情報判定手段を有することを特徴とする。
これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じて、モード切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことが可能となる。
第7の発明は、上記第6発明において、前記識別情報判定手段は、前記リスト取得手段で、作成又は更新日時が時間的に前後する複数の前記リストが取得された場合には、最新のリストに係わる前記識別情報の態様を判定することを特徴とする。
これにより、新旧複数のリストが併存していた場合でも、最新のリストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じ、モード切替を行うことができる。
第8の発明は、上記第6又は第7発明において、前記モード設定手段は、前記取得先情報に加え、さらに、前記識別情報判定手段の判定結果にも応じて、前記複数の仕様モードを切り替えて設定することを特徴とする。
これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じて、モード設定手段でモードを切り替えて設定し、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
第9の発明は、上記第8発明において、前記モード設定手段は、さらに、
前記判定結果に応じ、互いに前記無線通信の態様が異なる、前記無線タグ通信装置の用途態様に係わる複数種類の用途モードを切り替えて設定可能に構成されていることを特徴とする。
リストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じて、用途モードの切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
第10の発明は、上記第9発明において、前記モード設定手段は、前記用途モードとして、複数の前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により順次探索を行うための複数タグ探索モードと、1つの前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により探索を行うための単一タグ探索モードとを少なくとも備えていることを特徴とする。
これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じて、複数タグ探索モードや単一タグ探索モードを使い分けることができる。例えば、リストに複数の無線タグ回路素子の識別情報が含まれていた場合には複数タグ探索モードに切り替えることで、円滑な探索を行うことができる。また、リストに1つの無線タグ回路素子の識別情報しか含まれていない場合には単一探索モードに切り替えることで、迅速な探索を行うことができる。
第11の発明は、上記第9発明において、前記モード設定手段は、前記用途モードとして、前記リストに登録された前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により存在確認を行うための棚卸モードと、前記リストに登録されていない前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により識別情報を取得してリストアップするリストアップモードとを少なくとも備えていることを特徴とする。
これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子の識別情報の態様に応じて、棚卸モードやリストアップモードを使い分けることができる。例えば、リストに含まれる識別情報に紐付け情報が登録されていない場合には棚卸モードに切り替えることで、リストに含まれる無線タグ回路素子の有無を円滑に探索することができる。また、リストに識別情報が含まれていない場合にはリストアップモードに切り替えることで、円滑な探索を行うことができる。
第12の発明は、上記第1乃至第11発明のいずれかにおいて、前記モード設定手段により設定可能とされた前記複数のモードを選択可能に表示する表示手段と、前記表示手段での表示に対応し、前記複数のモードのうちいずれかのモードを選択操作するための操作手段とを有し、前記モード設定手段は、前記操作手段での操作結果に応じて、前記モードを設定することを特徴とする。
これにより、リストに対応した適正なモードを複数個表示手段に表示させ、その中から1つのモードを操作者が操作手段で選択し、実際に動作させることができる。このように操作者による選択の余地を持たせることで、モード切替における自由度が広がり、さらに利便性を向上することができる。
第13の発明は、上記第1発明において、操作者による過去の使用履歴情報を取得する使用履歴取得手段を有し、前記モード設定手段は、前記取得先情報に加え、さらに、前記使用履歴取得手段で取得した前記使用履歴情報も応じて、前記複数の仕様モードを切り替えて設定することを特徴とする。
過去の使用履歴情報を取得することにより、例えば一人の操作者の(他装置を含む)全使用履歴や、多数の操作者の(この装置の)全使用履歴等を得ることができる。そして、これらに応じてモード設定手段でモードを切り替え設定することにより、各操作者の使用傾向や癖、あるいは、この装置の使用傾向や配置場所事情等に応じ、モード切替を行い、最適な通信を行うことが可能となる。
本発明によれば、様々な状況に応じて自動的にモードが切り替え可能となるので、容易に最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の無線タグ通信装置の使用態様の一例を表す図である。
図示する例では、無線タグ通信装置をオフィスにおける物品サーチに適用している。すなわち、デスク上に複数の書類Sが載置されており、それら書類Sにそれぞれ情報を記憶するIC回路部150と情報を送受信可能なタグ側アンテナ151とを備えた無線タグ回路素子To(後述の図5参照)が添付されている。そして、本実施形態の無線タグ通信装置であるリーダライタ100は、通信可能領域X内に存在する上記書類Sに添付されている複数の無線タグ回路素子Toと無線通信を介して情報の送受信が可能となっている。このリーダライタ100は、携帯型(いわゆるハンディタイプ)のものであり、据え置き箇所に据え置かずに操作者が携帯して使用したり(以下適宜「携帯使用」と記載)、図1に示すように据え置き箇所に据え置いて使用する(以下適宜「据え置き使用」と記載)ことが可能である。据え置いて使用する場合には、リーダライタ100をネットワークNWを介してデータベース300に接続可能なクレードル200に装着した状態で使用する。
リーダライタ100の操作者(必要とする書類Sの探索を行う者)は、探索対象である書類S(一つ又は複数)のリストをあらかじめネットワークNWを介してデータベース300から取得し(据え置き使用の場合)、或いはリーダライタ100内のメモリ134(後述の図3参照)から取得し(携帯使用の場合)、その後にリーダライタ100で各書類Sに添付されている無線タグ回路素子Toと無線通信を介して情報を送受することで、上記リストに設定された各書類Sがリーダライタ100の通信可能領域X内に存在するか否かをそれぞれ探索する(シングルサーチモード、マルチサーチモード、棚卸モード。詳細後述)。また、探索対象のリストの入力を行わずに探索を行って、リーダライタ100の通信可能領域X内に存在する書類Sのリストを作成することもできる(リストアップモード。詳細後述)。
図2は、リーダライタ100の全体構造を表す図であり、図2(a)は携帯使用状態、図2(b)は据え置き使用状態を示している。本実施形態においては、このようにリーダライタ100がクレードル200に対し装着されていない状態を、操作者が携帯して使用する携帯使用状態と、リーダライタ100がクレードル200に対し装着された状態を、据え置き箇所に据え置いて使用する据え置き使用状態とする。
リーダライタ100は、無線通信を行うためのリーダアンテナ111(図3参照)を備えたアンテナ部110と、このアンテナ部110の下部に設けられた本体部120を有している。本体部120は、図中における当該本体部120の上方側に配置され、各種情報の表示を行う表示部121(表示手段)と、この表示部121の図中における下方側に配置され、各種操作入力を行う操作部122(操作手段)とを有している。
図3はリーダライタ100及びクレードル200の機能構成を表す機能ブロック図であり、図3(a)は携帯使用状態、図3(b)は据え置き使用状態を示している。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
リーダライタ100は、上記表示部121及び操作部122と、通信対象である上記無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により信号の授受を行う上記リーダアンテナ111(無線通信手段)と、このリーダアンテナ111を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ無線通信によりアクセスするとともに、その無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路131(無線通信手段)と、上記高周波回路131を含むリーダライタ100全体の制御を行う制御回路133と、探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグID(識別情報)のリスト等が記憶されるメモリ134(装置内記憶手段。例えばRAMやハードディスク等)と、据え置き使用時に上記クレードル200が有するコネクタ201と接続されるコネクタ141とを有する。上記タグIDのリストは、操作者があらかじめ操作部122を介して入力することで、メモリ134に記憶されるようになっている。
図3(b)に示すように、据え置き使用時にリーダライタ100をクレードル200に装着し、リーダライタ100のコネクタ141とクレードル200のコネクタ201とが接続されると、上記制御回路133が装置外記憶手段であるデータベース300(サーバ等)とネットワークNWを介して接続される。これにより、データベース300に記憶された探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグIDのリストを取得することができる。なお、上記タグIDのリストは、上記メモリ134と同様に、操作者があらかじめデータベース300に対し登録できるようになっている。
図4は、上記高周波回路131の詳細構成を表す機能ブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図4において、高周波回路131は、上記リーダアンテナ111を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報へアクセスするものであり、またリーダライタ100の制御回路133は無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成するものである。
高周波回路131は、リーダアンテナ111を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、リーダアンテナ111により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスするための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、基準周波数を発生する水晶振動子145Aと、この水晶振動子145Aにより発生した周波数を元に、所定周波数の搬送波を制御回路133の制御により発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)145Cと、上記制御回路133から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では制御回路133からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例では制御回路133からの「TX_PWR」信号によって増幅率が決定される増幅)する可変送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯(又はマイクロ波帯、あるいは短波帯でもよい)の周波数を用いており、上記可変送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介しリーダアンテナ111に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、リーダアンテナ111で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生させられた搬送波とを乗算して復調する受信第1乗算回路148と、その受信第1乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ149と、この第1バンドパスフィルタ149の出力を増幅する受信第1アンプ162と、この受信第1アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ163と、上記リーダアンテナ111で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生された後に移相器167により位相を90°遅らせた搬送波とを乗算する受信第2乗算回路172と、その受信第2乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ173と、この第2バンドパスフィルタ173の出力を増幅する受信第2アンプ175と、この受信第2アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ176とを備えている。そして、上記第1リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路133に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ162及び受信第2アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が制御回路133に入力されるようになっている。このようにして、リーダライタ100では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの応答波の復調が行われる。
図5は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図5において、無線タグ回路素子Toは、上述したようにリーダライタ100のリーダアンテナ111と無線通信により非接触で信号の送受信を行う上記タグ側アンテナ151と、このタグ側アンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグ側アンテナ151により受信された質問波(質問信号)を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグ側アンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグ側アンテナ151に接続された変復調部156と、上記リーダライタ100からの上記質問信号の受信時に当該無線タグ回路素子Toが応答信号をどの識別スロットに出力するかを決定するための乱数を発生させる乱数発生器158(質問信号、識別スロットについての詳細は後述)と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、乱数発生器158、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグ側アンテナ151により受信された上記リーダライタ100のアンテナ111からの通信信号の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグ側アンテナ151より応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部157にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
乱数発生器158は、上記リーダライタ100からの上記質問信号に指定されているスロット数指定値Qに対し、0から2−1までの乱数を発生させる(詳細は後述する)。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記乱数発生器158により発生させた乱数に対応する識別スロットで上記変復調部156により上記タグ側アンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
ここで、本実施形態のリーダライタ100の最も大きな特徴は、通信時における複数の無線タグ回路素子ToのタグIDの取得状況を示す状況情報としてのタグIDリストの取得先(取得先情報)やタグIDリストの態様(タグIDの数や紐付け情報の有無等)に応じて、互いに無線通信の用途態様が異なる複数の用途モードを切り替えて設定可能としたことにある。以下、その詳細を順次説明する。
まず、リーダライタ100と無線タグ回路素子Toとの間で送受される信号とその送受方法について説明する。図6は、リーダライタ100と1つの上記無線タグ回路素子Toとの間で送受される信号のタイムチャートの一例を表す図である。なお、この図6に示す信号の送受方法は、公知のSlotted ALOHA方式に基づくものであり、図中では左側から右側に向かって時系列変化するよう示している。また、リーダライタ100と無線タグ回路素子Toとの間に記載されている矢印は信号の送信方向を示しており、送信相手が不特定である場合には破線で示し、送信相手が特定されている場合には実線で示している。
この図6において、リーダライタ100はまず最初に通信可能領域Xに存在する全ての無線タグ回路素子Toに対して「Select」コマンドを送信する。この「Select」コマンドは、それ以降にリーダライタ100が無線通信を行う無線タグ回路素子Toの条件を指定するコマンドであり、各種の条件を指定して情報の読み取り対象とする無線タグ回路素子Toの個数を限定し、無線通信の効率化を図ることができる。そして、この「Select」コマンドを受信した無線タグ回路素子Toのうちで、指定された条件を満たす無線タグ回路素子Toだけがその後に無線通信を行える状態となる(図中ではこの条件を満たす一つ無線タグ回路素子Toのみを示している)。
次にリーダライタ100は、同じ無線タグ群に対してそれぞれのタグ情報(識別情報であるタグIDを含む)を応答発信させるよう要求する「Query」コマンド(読み取りコマンド)を送信する。この「Query」コマンドは、応答すると予想される無線タグ回路素子Toの数が不確定な条件下において探索を行うための探索指令である。この「Query」コマンドには、所定の数(例えばこの例で0から15までのいずれかの値)で指定するスロット数指定値Qが含まれている。高周波回路131からリーダアンテナ111を介し「Query」コマンドが送信されると、各無線タグ回路素子Toは0から2−1(=2のQ乗−1)までの乱数を乱数発生器158により生成し、スロットカウント値Sとして保持する。
そしてリーダライタ100がリーダアンテナ111を介して該「Query」コマンドを送信後、所定の識別スロットで無線タグ回路素子Toからの応答を待ち受ける。この識別スロットとは、この「Query」コマンド、または後述する「QueryRep」コマンドを始めに送信してから所定の期間で区分される時間枠である。識別スロットは、通常、所定回数(「Query」コマンドの第1識別スロット1回と「QueryRep」コマンドの第2以降の識別スロット2−1回の計2回)が連続して繰り返される。
そして、図示の例のように無線タグ回路素子Toでスロットカウント値Sとして値0を生成したものは、この「Query」コマンドを含んだ第1識別スロットで応答する。このとき、当該無線タグ回路素子Toはタグ情報を送信する許可を得るための例えば16ビットの擬似乱数を用いた「RN16」コマンドを応答信号としてリーダライタ100へ送信する。
そして、この「RN16」コマンドを受信したリーダライタ100は、この「RN16」コマンドに対応する内容でタグ情報の送信を許可する「Ack」コマンドを送信する。この「Ack」コマンドを受信した無線タグ回路素子Toは、その無線タグ回路素子To自身が先に送信した「RN16」コマンドと受信した「Ack」コマンドが対応していると判断した場合に、当該無線タグ回路素子Toの個体がタグ情報の送信を許可されたものとみなしてタグ情報(タグID含む)を送信する。このようにして、一つの識別スロットにおける信号の送受信が行われる。
その後、さらに2番目以降の識別スロットでは、リーダライタ100は「Query」コマンドの代わりに「QueryRep」コマンドを送信し、その直後に設けられる識別スロット時間枠で他の無線タグ回路素子To(特に図示せず)の応答を待つ。「QueryRep」コマンドを受信した各無線タグ回路素子Toは自身の上記スロットカウント値Sの値を一つだけ減算して保持し、該スロットカウント値Sが値0になった時点の識別スロットで「RN16」コマンドを初めとした信号の送受信をリーダライタ100との間で行う。
なお、各識別スロットで該当する無線タグ回路素子To(当該識別スロットでスロットカウント値Sが0となるもの)がない場合には、「Query」コマンドまたは「QueryRep」コマンド以外の送受信が行われないまま所定の時間枠でその識別スロットを終了する。
このように各無線タグ回路素子Toが異なる識別スロットで応答信号を返信することで、リーダアンテナ111を介し、リーダライタ100は混信を受けることなく一つ一つの無線タグ回路素子Toのタグ情報を明確に受信し取り込むことができる。そして以上のように「Select」コマンドが送信されてから、「Query」コマンドの送信で始まる第1識別スロット(1回)と、その後の第2識別スロット以降の「QueryRep」コマンドの送信で始まる識別スロットを所定数(通常2−1回)繰り返して行うまでの処理単位を読み取り試行処理という(識別スロットは全部で通常2個である)。また、リーダライタ100がこの読み取り試行処理を行う回数を読み取り試行回数という。
図7は、リーダライタ100の制御回路133によって実行される制御手順を表すフローチャートである。この例では、リーダライタ100の電源の投入後(又は例えば操作部122において無線タグ回路素子Toの読み取り処理を開始させる操作が行われると)、このフローが開始される。
まずステップS10では、制御回路133は、探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグIDのリストを探索して取得する。具体的には、リーダライタ100が携帯使用状態である場合にはメモリ134を探索し、リーダライタ100が据え置き使用状態である場合にはクレードル200及びネットワークNWを介して接続された上記データベース300を探索し、タグIDのリストを取得する。
次のステップS20では、制御回路133は、上記ステップS10で無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをネットワークNWを介して取得したか否かを判定する。ネットワークNWを介して取得した場合には、判定が満たされて次のステップS30に進み、制御回路133はリーダライタ100を据え置きモードに移行する。この据え置きモードは、リーダライタ100の動作仕様に係わる仕様モードの1つであり、リーダライタ100を据え置き箇所に据え置いて使用する場合に対応したモードである。そして、次のステップS40で、通信パラメータを据え置きモードに対応した値に変更する。
一方、上記ステップS20において、無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをネットワークNWを介して取得していない(すなわちメモリ134から取得している)場合には、判定が満たされずにステップS50に進み、制御回路133はリーダライタ100を携帯モードに移行する。この携帯モードは、リーダライタ100の動作仕様に係わる仕様モードの1つであり、リーダライタ100を操作者が携帯して使用する場合に対応したモードである。そして、次のステップS60で、通信パラメータを携帯モードに対応した値に変更する。
なお、上記通信パラメータの変更の一例としては、例えば送信出力の増減が挙げられる。すなわち上述したようにリーダライタ100をオフィスにおける物品サーチに使用するような場合には、据え置き使用の場合にはデスク上を通信範囲がカバーできれば足りることから、据え置きモードでは送信出力を小さくし、携帯使用の場合にはデスクより離れた物品サーチを行う可能性があることから送信出力を大きくする。このようにすることでリーダライタ100の使用状態に応じた最適な通信特性を得ることができる。なお、通信パラメータとして、送信出力の他にも、通信周波数や通信速度、取得した情報の転送方式等を変更するようにしてもよい。
次のステップS70では、制御回路133は、上記ステップS10で取得したリストに無線タグ回路素子ToのタグIDが登録されているか否かを判定する。リストにタグIDが1つも登録されていない場合には判定が満たされてステップS100に移り、制御回路133はリーダライタ100をリストアップモードに移行して対応するリストアップモード処理を行う。その後、本フローを終了する。
なお、上記リストアップモードは、リーダライタ100の用途態様に係わる複数種類の用途モードのうちの1つであり、リストに登録されていない無線タグ回路素子Toに対し無線通信によりタグIDを取得してリストアップするモードである。また、上記リストアップモード処理は上記リストアップモードに対応する処理であり、操作者が探索対象の指定を行わず、リーダライタ100の通信可能領域Xの範囲内に存在する無線タグ回路素子Toと無線通信を行い、検出した無線タグ回路素子Toに対応するタグID(又は紐付け情報)を全てリストアップする処理である(後述の図8参照)。
一方、上記ステップS70において、リストにタグIDが少なくとも1つ登録されている場合には、判定が満たされずに次のステップS80に移る。
ステップS80では、制御回路133は、上記ステップS10で取得したリストに登録された無線タグ回路素子ToのタグIDが単数であるか否かを判定する。単数である場合には判定が満たされてステップS200に移り、制御回路133はリーダライタ100をシングルサーチモードに移行して対応するシングルサーチモード処理を行う。その後、本フローを終了する。
なお、上記シングルサーチモード(単一タグ探索モード)は、リーダライタ100の用途態様に係わる複数種類の用途モードのうちの1つであり、1つの無線タグ回路素子Toに対し無線通信により探索を行うためのモードである。また、上記シングルサーチモード処理は、上記シングルサーチモードに対応する処理であり、リストに含まれる1つのタグIDに対応する無線タグ回路素子Toがリーダ1の通信可能領域Xの範囲内に存在しているか否かを問いかける処理である(後述の図9参照)。
一方、上記ステップS80において、リストに登録された無線タグ回路素子ToのタグIDが複数である場合には、判定が満たされずに次のステップS90に移る。
ステップS90では、制御回路133は、上記ステップS10で取得したリストに登録された無線タグ回路素子ToのタグIDに、当該タグIDに対応づけられた紐付け情報(対象物の各種情報。例えば当該タグIDに対応する無線タグ回路素子Toが添付される物品名称等)があるか否かを判定する。紐付け情報がある場合には判定が満たされてステップS300に移り、制御回路133はリーダライタ100をマルチサーチモードに移行して対応するマルチサーチモード処理を行う。その後、本フローを終了する。
なお、上記マルチサーチモード(複数タグ探索モード)は、リーダライタ100の用途態様に係わる複数種類の用途モードのうちの1つであり、複数の無線タグ回路素子Toに対し無線通信により順次探索を行うためのモードである。また、上記マルチサーチモード処理は、上記マルチサーチモードに対応する処理であり、リストに含まれる複数のタグIDに対応する複数の無線タグ回路素子Toがリーダライタ100の通信可能領域Xの範囲内に存在しているか否かを問いかける処理である(後述の図10参照)。
一方、上記ステップS90において、リストに登録された無線タグ回路素子ToのタグIDに紐付け情報がない場合には、判定が満たされずに次のステップS400に移り、制御回路133はリーダライタ100を棚卸モードに移行して対応する棚卸モード処理を行う。その後、本フローを終了する。
なお、上記棚卸モードは、リーダライタ100の用途態様に係わる複数種類の用途モードのうちの1つであり、リストに登録された無線タグ回路素子Toに対し無線通信により存在確認を行うためのモードである。また、上記棚卸モード処理は、上記棚卸モードに対応する処理であり、リストに含まれる複数のタグIDに対応する複数の無線タグ回路素子Toが検出できるか否かのみを試行する処理である(後述の図11参照)。このモードは、存在の有無だけを問題としているため、リスト中の複数の探索対象を全て検出した時点で処理を終了する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。例えば、ステップS90の判定が満たされた場合に、マルチサーチモード及びシングルサーチモードから操作者が選択可能としてもよい。また、ステップS90の判定が満たされない場合に、マルチサーチモード、シングルサーチモード、及び棚卸モードから操作者が選択可能としてもよい。
また上記において、ステップS30、ステップS50、ステップS100、ステップS200、ステップS300、及びステップS400は、特許請求の範囲各項記載の通信時における複数の前記無線タグ回路素子の識別情報の取得状況を示す状況情報に応じて、互いに前記無線通信の用途態様が異なる複数の用途モードを切り替えて設定可能なモード設定手段を構成する。また、ステップS10は、探索対象である複数の無線タグ回路素子の識別情報のリストを取得するリスト取得手段を構成する。
また、ステップS20は、リストをリスト取得手段で取得したときの取得先情報を検出する取得先情報検出手段を構成すると共に、無線タグ通信装置外に設けられた装置外記憶手段よりネットワーク通信を介しリストを取得したかを判定する装置外取得判定手段を構成する。さらに、ステップS70、ステップS80、及びステップS90は、リスト取得手段で取得したリストに含まれる識別情報の態様を判定する識別情報判定手段を構成する。
図8は上記リストアップモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
まずステップS105では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、通信可能領域X内に存在する無線タグ回路素子Toに対し「Select」コマンド信号を送信する。
次のステップS110では、制御回路133は、識別スロットをカウントするための変数nの値を0にリセットする。
次のステップS115では、制御回路133は、上記「Select」コマンド信号と同様に「Query」コマンド信号を送信する。なおこのとき、スロット数指定値はQに指定されている。また、送受信する複数のコマンドの間の時間間隔は、適切な間隔となるよう適宜タイミングが調整される(以下、同様)。
次のステップS120では、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、所定の時間の間だけ無線タグ回路素子Toからの応答信号を受信する。その後、ステップS125において、制御回路133は、その受信時間の間に応答信号として「RN16」コマンドを受信したか否かを判定する。この判定において、「RN16」コマンドが受信された場合、判定が満たされ、すなわち当該識別スロットで応答する無線タグ回路素子Toが存在するとみなして、次のステップS130へ移る。
ステップS130では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、上記ステップS120で受信された「RN16」コマンドに含まれている疑似乱数に対応する内容の「Ack」コマンドを送信する。その後、ステップS135において、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、無線タグ回路素子Toからタグ情報を受信する。その後、ステップS140において、制御回路133は、その受信したタグ情報中にタグIDが含まれるか否か(言い換えればタグIDの受信に成功したか否か)を判定する。タグIDが含まれていない場合には、判定が満たされずに後述のステップS155に移る。一方、タグIDが含まれている場合には、判定が満たされてステップS145に移る。
ステップS145では、制御回路133は、上記受信したタグIDがリスト中に含まれるか否かを判定する。なお、このリストは、リストアップモード処理によってリーダライタ100の制御回路133により作成されるタグIDのリストであり、例えば前述のメモリ134に記憶されるものである。リストに含まれない場合には、ステップS150に移り、制御回路133は受信したタグIDをリストに追加してメモリ134に記憶させる。一方、受信したタグIDがリストに含まれる場合には、リストに追加する必要がないので次のステップS155に移る。
なお、先のステップS125の判定において、「RN16」コマンドが受信されていない場合、判定が満たされず、すなわち当該識別スロットで応答する無線タグ回路素子Toがないものとみなされて、直接次のステップS155へ移る。
ステップS155では、制御回路133は、変数nの値に1を加え、その後にステップS160でこの変数nの値が2より小さいか否か、すなわち最後の識別スロットを終了したか否かを判定する。変数nの値が2より小さい場合、判定が満たされて、すなわち現行の読み取り試行処理が終了していないものとみなされて、次のステップS165へ移る。
ステップS165では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し「QueryRep」コマンドを送信して新たな識別スロットを開始した後、ステップS120へ戻り同様の手順を繰り返す。
また一方、上記ステップS160の判定において、変数nの値が2以上である場合、判定が満たされず、ステップS170に移る。
ステップS170では、制御回路133は、無線タグ回路素子Toに対するコマンド信号の送信を停止する。これにより、読み取り処理は中止される。そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
図9は上記シングルサーチモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
まずステップS210では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、リストに含まれる1個の無線タグ回路素子To(図7中ステップS80参照)に対しタグIDを指定して「Select」コマンド信号を送信する。
次のステップS220では、制御回路133は、上記「Select」コマンド信号と同様に「Query」コマンド信号を送信する。なおこのとき、スロット数指定値Qは2(=1)に指定されている。
次のステップS230では、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、所定の時間の間だけ無線タグ回路素子Toからの応答信号を受信する。その後、ステップS240において、制御回路133は、その受信時間の間に応答信号として「RN16」コマンドを受信したか否かを判定する。この判定において、「RN16」コマンドが受信されていない場合、判定が満たされず、すなわち当該識別スロット(ここでは第1識別スロット)で応答する無線タグ回路素子Toがないものとみなされて、上記ステップS210へ戻る。一方、「RN16」コマンドが受信された場合、判定が満たされ、すなわち当該識別スロット(第1識別スロット)で応答する無線タグ回路素子Toが存在するとみなして、次のステップS250へ移る。
ステップS250では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、上記ステップS230で受信された「RN16」コマンドに含まれている疑似乱数に対応する内容の「Ack」コマンドを送信する。その後、ステップS260において、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、無線タグ回路素子Toからタグ情報を受信する。その後、ステップS270において、制御回路133は、その受信したタグ情報中にタグIDが含まれるか否か(言い換えればタグIDの受信に成功したか否か)を判定する。タグIDが含まれていない場合には、判定が満たされずに先のステップS210に戻る。一方、タグIDが含まれている場合には、判定が満たされてステップS280に移る。
ステップS280では、制御回路133は表示部121に制御信号を送信し、探索対象であるタグIDが検知できた旨を表示部121に表示させる。そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。例えば、上記ではタグIDを受信できたときのみに報知するようにしたが(ステップS280)、タグIDを受信できなかった場合にもその旨を報知するようにしてもよい。
図10は上記マルチサーチモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
次のステップS305では、制御回路133は、リストに含まれる複数のタグIDをカウントするための変数Nの値を0にリセットする。
ステップS310では、制御回路133は、変数Nの値に1を加え、その後にステップS315でこの変数Nの値がNmax(リストに含まれる探索対象であるタグIDの数)以下であるか否か、すなわちリスト中の最後のタグIDの探索を終了したか否かを判定する。変数Nの値がNmaxより大きい場合、判定が満たされず、すなわちリスト中の全タグIDの探索が終了したものとみなされて、本ルーチンを終了する。一方、変数Nの値がNmax以下である場合、判定が満たされて、すなわちリスト中の全タグIDの探索処理が終了していないものとみなされて、次のステップS320へ移る。
ステップS320では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、リスト中のN番目の無線タグ回路素子Toに対しタグIDを指定して「Select」コマンド信号を送信する。
次のステップS325では、制御回路133は、上記「Select」コマンド信号と同様に「Query」コマンド信号を送信する。なおこのとき、スロット数指定値Qは2(=1)に指定されている。
次のステップS330では、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、所定の時間の間だけ無線タグ回路素子Toからの応答信号を受信する。その後、ステップS335において、制御回路133は、その受信時間の間に応答信号として「RN16」コマンドを受信したか否かを判定する。この判定において、「RN16」コマンドが受信されていない場合、判定が満たされず、すなわち当該識別スロット(ここでは第1識別スロット)で応答する無線タグ回路素子Toがないものとみなされて、上記ステップS310へ戻る。一方、「RN16」コマンドが受信された場合、判定が満たされ、すなわち当該識別スロット(第1識別スロット)で応答する無線タグ回路素子Toが存在するとみなして、次のステップS340へ移る。
ステップS340では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、上記ステップS330で受信された「RN16」コマンドに含まれている疑似乱数に対応する内容の「Ack」コマンドを送信する。その後、ステップS345において、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、無線タグ回路素子Toからタグ情報を受信する。その後、ステップS350において、制御回路133は、その受信したタグ情報中にタグIDが含まれるか否か(言い換えればタグIDの受信に成功したか否か)を判定する。タグIDが含まれていない場合には、判定が満たされずに先のステップS310に戻る。一方、タグIDが含まれている場合には、判定が満たされてステップS355に移る。
ステップS355では、制御回路133は表示部121に制御信号を送信し、探索対象であるタグIDが検知できた旨を表示部121に表示させる。そして、先のステップS310に戻る。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
図11は上記棚卸モード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
まずステップS405では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、通信可能領域X内に存在する無線タグ回路素子Toに対し「Select」コマンド信号を送信する。
次のステップS410では、制御回路133は、識別スロットをカウントするための変数mの値を0にリセットする。
次のステップS415では、制御回路133は、上記「Select」コマンド信号と同様に「Query」コマンド信号を送信する。なおこのとき、スロット数指定値はQに指定されている。
次のステップS420では、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、所定の時間の間だけ無線タグ回路素子Toからの応答信号を受信する。その後、ステップS425において、制御回路133は、その受信時間の間に応答信号として「RN16」コマンドを受信したか否かを判定する。この判定において、「RN16」コマンドが受信された場合、判定が満たされ、すなわち当該識別スロットで応答する無線タグ回路素子Toが存在するとみなして、次のステップS430へ移る。
ステップS430では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し、上記ステップS420で受信された「RN16」コマンドに含まれている疑似乱数に対応する内容の「Ack」コマンドを送信する。その後、ステップS435において、制御回路133は、リーダアンテナ111及び高周波回路131を介し、無線タグ回路素子Toからタグ情報を受信する。その後、ステップS440において、制御回路133は、その受信したタグ情報中にタグIDが含まれるか否か(言い換えればタグIDの受信に成功したか否か)を判定する。タグIDが含まれていない場合には、判定が満たされずに後述のステップS460に移る。一方、タグIDが含まれている場合には、判定が満たされてステップS445に移る。
ステップS445では、制御回路133は、上記受信したタグIDが棚卸リスト中に含まれるか否かを判定する。タグIDが棚卸リストに含まれる場合には、制御回路133は当該タグIDを探索済みとしてチェックし、次のステップS460に移る。一方、リストに含まれない場合には、ステップS455に移り、制御回路133は受信したタグIDを不明タグリストに追加してメモリ134に記憶させ、次のステップS460に移る。
なお、先のステップS425の判定において、「RN16」コマンドが受信されていない場合、判定が満たされず、すなわち当該識別スロットで応答する無線タグ回路素子Toがないものとみなされて、直接次のステップS460へ移る。
ステップS460では、制御回路133は、変数mの値に1を加え、その後にステップS465でこの変数mの値が2より小さいか否か、すなわち最後の識別スロットを終了したか否かを判定する。変数の値が2より小さい場合、判定が満たされて、すなわち現行の読み取り試行処理が終了していないものとみなされて、次のステップS470へ移る。
ステップS470では、制御回路133は、高周波回路131及びリーダアンテナ111を介し「QueryRep」コマンドを送信して新たな識別スロットを開始した後、ステップS420へ戻り同様の手順を繰り返す。
また一方、上記ステップS465の判定において、変数nの値が2以上である場合、判定が満たされず、ステップS475に移る。
ステップS475では、制御回路133は、棚卸リストに含まれる全タグIDが上記ステップS450において探索済みとしてチェック済みとなったか否かを判定する。チェック済みでない場合には判定が満たされずに先のステップS405に戻る。一方、リスト中の全タグIDがチェック済みである場合には判定が満たされてステップS480に移る。
ステップS480では、制御回路133は、無線タグ回路素子Toに対するコマンド信号の送信を停止する。これにより、読み取り処理は中止される。そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
以上説明したように、本実施形態においては、リーダライタ100において、無線通信の用途態様が異なる複数の用途モードが予め用意されている。そして、操作者がリーダライタ100を用いて通信を行うとき、制御回路133は、そのときの複数の無線タグ回路素子ToのタグIDの取得状況を示す状況情報に応じてモードを切り替えて設定する。このようにして、様々な状況に応じて自動的にモードが切り替え可能となるので、操作者は、容易に最適な通信態様で無線通信を行うことができる。この結果、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、探索対象の無線タグ回路素子Toのリストを取得する。これにより、リストアップされた無線タグ回路素子Toから探索対象を特定・選択して無線通信を行うことができる。またリストを取得することで、そのリストの取得先(リストがどこに存在していたか)やリスト内容(リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様など)に応じて、モード切替を行うことができる。
また、本実施形態では特に、探索対象の無線タグ回路素子Toのリストを取得したときの取得先情報(ネットワークNWを介して取得したか、装置内のメモリ134から取得したか)を検出する。これにより、リストの取得先に応じて、モード切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、制御回路133によって装置外のデータベース300よりリストを取得したか否かを判定することで、リストの取得先を検出することができる。
また、本実施形態では特に、状況情報としてのタグIDリストの取得先情報に応じ、複数のモードを切り替えて設定する。これにより、リストの取得先に応じて、モードを切り替えて設定し、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、状況情報としてのタグIDリストの取得先情報に応じ、タグIDリストの取得先情報に応じ、リーダライタ100の動作仕様に係わる複数種類の仕様モード(据え置きモードか携帯モード)を切り替えて設定可能に構成されている。これにより、リストの取得先に応じて、仕様モードの切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、仕様モードとして、操作者が携帯して使用する場合に対応した携帯モードと、据え置き箇所に据え置いて使用する場合に対応した据え置きモードとを備えている。これにより、リストの取得先に応じて、携帯モードや据え置きモードを使い分けることができる。すなわち、リストをネットワークNWを介しリーダライタ100の外部から取得していた場合には、操作者が据え置き箇所に据え置いて使用している可能性が高いことから据え置きモードに切り替え、リストをリーダライタ100の内部のメモリ134から取得していた場合には、操作者が携帯して使用している可能性が高いことから、携帯モードに切り替える。この結果、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、取得したタグIDリストに含まれるタグIDの態様(タグIDの数や物品情報等の紐づけ情報の有無)を判定する。これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じて、モード切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、状況情報としてのタグIDリストの態様(タグIDの数や紐付け情報の有無等)に応じ、複数のモードを切り替えて設定する。これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じて、モードを切り替えて設定し、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、タグIDリストの態様(タグIDの数や紐付け情報の有無等)に応じ、リーダライタ100の用途態様に係わる複数種類の用途モード(リストアップモード、シングルサーチモード、マルチサーチモード、棚卸モード)を切り替えて設定可能に構成されている。これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じて、用途モードの切替を行い、最適な通信態様で無線通信を行うことができる。
また、本実施形態では特に、用途モードとして、複数の無線タグ回路素子Toに対し無線通信により順次探索を行うためのマルチサーチモードと、1つの無線タグ回路素子Toに対し無線通信により探索を行うためのシングルサーチモードとを備えている。これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じて、マルチサーチモードやシングルサーチモードを使い分けることができる。すなわち、リストに複数の無線タグ回路素子ToのタグIDが含まれていた場合にはマルチサーチモードに切り替えることで、円滑な探索を行うことができる。また、リストに1つの無線タグ回路素子ToのタグIDしか含まれていない場合にはシングルサーチモードに切り替えることで、迅速な探索を行うことができる。
また、本実施形態では特に、用途モードとして、リストに登録された無線タグ回路素子Toに対し無線通信により存在確認を行うための棚卸モードと、リストに登録されていない無線タグ回路素子Toに対し無線通信によりタグIDを取得してリストアップするリストアップモードとを備えている。これにより、リストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じて、棚卸モードやリストアップモードを使い分けることができる。すなわち、リストに含まれるタグIDに紐付け情報(物品名称等)が登録されていない場合には棚卸モードに切り替えることで、リストに含まれる無線タグ回路素子Toの有無を円滑に探索することができる。また、リストにタグIDが含まれていない場合にはリストアップモードに切り替えることで、円滑な探索を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)最新のタグIDリストを検出する場合
すなわち、作成又は更新日時が時間的に前後する複数のリストが取得された場合に、最新のリストに係わる取得先情報を検出するようにしてもよい。
図12は本変形例におけるリーダライタ100の制御回路133によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図7に対応する図である。図7と同等の手順には同符号を付し説明を省略する。
まずステップS10で、制御回路133は、探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグIDのリストを探索して取得する。このとき、リーダライタ100が携帯使用状態である場合には、メモリ134を探索してタグIDのリストを取得する。一方、リーダライタ100が据え置き使用状態である場合には、上記実施形態と異なり、ネットワークNWを介して接続された上記データベース300及びメモリ134の両方を探索し、双方からタグIDのリストを取得する。
次のステップS20Aでは、制御回路133は、上記ステップS10において据え置き使用状態の場合にネットワークNW経由及びメモリ134からそれぞれ取得したリストのうち、ネットワークNW経由で取得したリストが最新であるか否かを判定する。最新である場合には、判定が満たされて次のステップS30に進み、制御回路133はリーダライタ100を据え置きモードに移行する。一方、上記ステップS20Aにおいて、ネットワークNW経由で取得したリストが最新でない(すなわちメモリ134から取得したリストの方が最新である)場合には、判定が満たされずにステップS50に進み、制御回路133はリーダライタ100を携帯モードに移行する。
なお、上記ステップS10において携帯使用状態でありメモリ134からリストを取得している場合には、上記ステップS20Aの判定は満たされずにステップS50に進み、携帯モードに移行する。
その後は、上記ステップS20Aで判定した最新のリストを用いてステップS70以降の手順が行われる。これらの手順については前述の図7と同様であるので説明を省略する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、上記ステップS20Aは、特許請求の範囲各項記載のリスト取得手段で作成又は更新日時が時間的に前後する複数のリストが取得された場合には、最新のリストに係わる取得先情報を検出する取得先情報検出手段を構成する。
以上説明した変形例によれば、ネットワークNWを介して接続されたデータベース300及びリーダライタ100内のメモリ134に新旧複数のリストが併存しており、それらを取得した場合でも、最新のリストの取得先に応じ、仕様モードの切替(据え置きモード/携帯モード)を行うことができる。
また、本変形例によれば、作成又は更新日時が時間的に前後する複数のリストが取得された場合には、最新のリストに係わるタグIDの態様を判定する。これにより、新旧複数のリストが併存していた場合でも、最新のリストに含まれる無線タグ回路素子ToのタグIDの態様に応じ、用途モードの切替(リストアップモード/シングルサーチモード/マルチサーチモード/棚卸モード)を行うことができる。
(2)リストの取得先の検出を装置内外の両方について行う場合
上記実施形態では、リストをネットワークNW経由で取得したか否かのみ検出するようにしたが、リーダライタ100内のメモリ134から取得したか否かについても検出するようにしてもよい。
図13は本変形例におけるリーダライタ100の制御回路133によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図7に対応する図である。図7と同等の手順には同符号を付し説明を省略する。
まずステップS10では、制御回路133は、探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグIDのリストを探索して取得する。具体的には、リーダライタ100が携帯使用状態である場合にはメモリ134を探索し、リーダライタ100が据え置き使用状態である場合にはクレードル200及びネットワークNWを介して接続された上記データベース300を探索し、タグIDのリストを取得する。
次のステップS15では、制御回路133は、上記ステップS10で無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをメモリ134から取得したか否かを判定する。メモリ134から取得した場合には、判定が満たされてステップS50に進み、制御回路133はリーダライタ100を携帯モードに移行する。一方、リストをメモリ134から取得していない場合には、判定が満たされずに次のステップS20に移る。
ステップS20では、制御回路133は、上記ステップS10で無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをネットワークNWを介して取得したか否かを判定する。ネットワークNWを介して取得した場合には、判定が満たされて次のステップS30に進み、制御回路133はリーダライタ100を据え置きモードに移行する。一方、リストをネットワークNWを介して取得していない場合には、リストの取得に失敗したとみなして先のステップS10に戻り、再度リストの取得を行う。
その後の手順については前述の図7と同様であるので説明を省略する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、上記ステップS15は、特許請求の範囲各項記載の無線タグ通信装置内に設けられた装置内記憶手段よりリストを取得したかを判定する装置内取得判定手段を構成する。
以上説明した変形例においては、先にメモリ134からのリスト取得を判定し、その後にデータベース300からのリスト取得を判定する。これにより、メモリ134からの取得であった場合にはネットワーク通信を介したリストの取得であるか否かの判定を行わなくて済み、迅速な取得先情報の検出を行うことができる。
なお、上記では先にメモリ134からのリスト取得を判定し、その後にデータベース300からのリスト取得を判定するようにしたが、反対に先にデータベース300からのリスト取得を判定し、その後にメモリ134からのリスト取得を判定するようにしてもよい。
図14はこの場合におけるリーダライタ100の制御回路133によって実行される制御手順を表すフローチャートであり、前述の図7に対応する図である。図7と同等の手順には同符号を付し説明を省略する。
まずステップS10では、制御回路133は、探索対象である複数の無線タグ回路素子ToのタグIDのリストを探索して取得する。
次のステップS15Aでは、制御回路133は、上記ステップS10で無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをネットワークNWを介して取得したか否かを判定する。ネットワークNWを介して取得した場合には、判定が満たされて次のステップS30に進み、制御回路133はリーダライタ100を据え置きモードに移行する。一方、リストをネットワークNWを介して取得していない場合には、判定が満たされずに次のステップS20Aに移る。
ステップS20Aでは、制御回路133は、上記ステップS10で無線タグ回路素子ToのタグIDのリストをメモリ134から取得したか否かを判定する。メモリ134から取得した場合には、判定が満たされてステップS50に進み、制御回路133はリーダライタ100を携帯モードに移行する。一方、リストをメモリ134から取得していない場合には、リストの取得に失敗したとみなして先のステップS10に戻り、再度リストの取得を行う。
その後の手順については前述の図7と同様であるので説明を省略する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、上記ステップS15Aは、特許請求の範囲各項記載の無線タグ通信装置外に設けられた装置外記憶手段よりネットワーク通信を介しリストを取得したかを判定する装置外取得判定手段を構成し、上記ステップS20Aは、無線タグ通信装置内に設けられた装置内記憶手段よりリストを取得したかを判定する装置内取得判定手段を構成する。
以上説明した変形例においては、先にデータベース300からのリスト取得を判定し、その後にメモリ134からのリスト取得を判定する。これにより、データベース300からの取得であった場合にはメモリ134からリストを取得したか否かの判定を行わなくて済み、迅速な取得先情報の検出を行うことができる。
(3)その他
以上では、制御回路133の制御により状況情報に応じて自動的にリーダライタ100のモードが切り替わるようにしたが、これに限られない。すなわち、例えばリーダライタ100の表示部121にリストに対応した適正な複数のモードを選択可能に表示させ、この表示部121の表示に対応し、操作者が操作部122を用いて表示された複数のモードのうちいずれかのモードを選択操作可能なようにしてもよい。このとき、制御回路133は、上記操作部122での操作結果に応じて、モードを設定する。このように操作者によるモード選択の余地を持たせることで、モード切替における自由度が広がり、さらに利便性を向上することができる。
また以上では、複数の無線タグ回路素子ToのタグIDの取得状況を示す状況情報であるタグIDリストの取得先やタグIDリストの態様に応じて複数のモードを切り替えるようにしたが、状況情報としては上記に限られず、その他の情報を用いるようにしてもよい。例えば、操作者による過去のリーダライタ100の使用履歴情報(例えば送信出力、1つの無線タグ回路素子Toを探索する際のリトライ回数、偏波面、リストの取得場所等)を適宜の記憶手段(データベース300又はメモリ134等)に記憶させておき、無線通信時には制御回路133(使用履歴取得手段)が上記使用履歴情報を取得し、その取得した情報に応じて複数のモードを切り替えて設定するようにしてもよい。なお、上記使用履歴情報としては、ある一人の操作者の他機(他のリーダライタ)を含む全使用履歴でもよいし、当該リーダライタ100だけに関する複数操作者の全使用履歴でもよい。
このように、過去の使用履歴情報を取得することにより、例えば一人の操作者の他のリーダライタを含む全使用履歴や、多数の操作者の当該リーダライタ100における全使用履歴等を得ることができる。そして、これらに応じてモードを切り替え設定することにより、各操作者の使用傾向や癖、あるいは、このリーダライタ100の使用傾向や配置場所事情等に応じ、モード切替を行い、最適な通信を行うことができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本実施形態の無線タグ通信装置の使用態様の一例を表す図である。 リーダライタの携帯使用状態及び据え置き使用状態における全体構造を表す図である。 リーダライタ及びクレードルの携帯使用状態及び据え置き使用状態における機能構成を表す機能ブロック図である。 高周波回路の詳細構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 リーダライタと1つの無線タグ回路素子との間で送受される信号のタイムチャートの一例を表す図である。 リーダライタの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 リストアップモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。 シングルサーチモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。 マルチサーチモード処理の詳細手順を表すフローチャートである。 棚卸モード処理の詳細手順を表すフローチャートである。 最新のタグIDリストを検出する場合の変形例におけるリーダライタの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 リストの取得先の検出を装置内から装置外の順番で行う場合の変形例におけるリーダライタの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 リストの取得先の検出を装置外から装置内の順番で行う場合の変形例におけるリーダライタの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
符号の説明
100 リーダライタ(無線タグ通信装置)
111 リーダアンテナ
121 表示部(表示手段)
122 操作部(操作手段)
131 高周波回路
133 制御回路(使用履歴取得手段)
134 メモリ(装置内記憶手段)
150 IC回路部
151 タグ側アンテナ
300 データベース(装置外記憶手段)
To 無線タグ回路素子

Claims (13)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報を送受信可能なタグ側アンテナとを備えた複数の無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うための無線通信手段と、
    探索対象となる複数の前記無線タグ回路素子の識別情報が予め登録されているリストを取得するリスト取得手段と、
    前記リストを前記リスト取得手段で取得したときの取得先情報を検出する取得先情報検出手段と、
    前記取得先情報検出手段で検出した前記取得先情報に応じ、操作者が携帯して使用する場合に対応した携帯モード、及び、据え置き箇所に据え置いて使用する場合に対応した据え置きモード、を少なくとも含む、装置の動作仕様に係わる複数種類の仕様モードを切り替えて設定可能なモード設定手段と
    を有することを特徴とする無線タグ通信装置。
  2. 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
    前記取得先情報検出手段は、
    前記リスト取得手段で、作成又は更新日時が時間的に前後する複数の前記リストが取得された場合には、最新のリストに係わる前記取得先情報を検出する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  3. 請求項2記載の無線タグ通信装置において、
    前記取得先情報検出手段は、
    前記無線タグ通信装置外に設けられた装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定する装置外取得判定手段、及び、前記無線タグ通信装置内に設けられた装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定する装置内取得判定手段のうち、少なくとも一方を備える
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  4. 請求項3記載の無線タグ通信装置において、
    前記取得先情報検出手段は、
    前記装置内取得判定手段で前記装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定し、
    その判定が満たされなかった場合に、前記装置外取得判定手段で前記装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  5. 請求項3記載の無線タグ通信装置において、
    前記取得先情報検出手段は、
    前記装置外取得判定手段で前記装置外記憶手段よりネットワーク通信を介し前記リストを取得したかを判定し、
    その判定が満たされなかった場合に、前記装置内取得判定手段で前記装置内記憶手段より前記リストを取得したかを判定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  6. 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
    前記リスト取得手段で取得した前記リストに含まれる前記識別情報の態様を判定する識別情報判定手段を有する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  7. 請求項6記載の無線タグ通信装置において、
    前記識別情報判定手段は、
    前記リスト取得手段で、作成又は更新日時が時間的に前後する複数の前記リストが取得された場合には、最新のリストに係わる前記識別情報の態様を判定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  8. 請求項6又は請求項7記載の無線タグ通信装置において、
    前記モード設定手段は、
    前記取得先情報に加え、さらに、前記識別情報判定手段の判定結果にも応じて、前記複数の仕様モードを切り替えて設定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  9. 請求項8記載の無線タグ通信装置において、
    前記モード設定手段は、さらに、
    前記判定結果に応じ、互いに前記無線通信の態様が異なる、前記無線タグ通信装置の用途態様に係わる複数種類の用途モードを切り替えて設定可能に構成されている
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  10. 請求項9記載の無線タグ通信装置において、
    前記モード設定手段は、
    前記用途モードとして、複数の前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により順次探索を行うための複数タグ探索モードと、1つの前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により探索を行うための単一タグ探索モードとを少なくとも備えている
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  11. 請求項9記載の無線タグ通信装置において、
    前記モード設定手段は、
    前記用途モードとして、前記リストに登録された前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により存在確認を行うための棚卸モードと、前記リストに登録されていない前記無線タグ回路素子に対し前記無線通信手段を介した無線通信により識別情報を取得してリストアップするリストアップモードとを少なくとも備えている
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
    前記モード設定手段により設定可能とされた前記複数のモードを選択可能に表示する表示手段と、
    前記表示手段での表示に対応し、前記複数のモードのうちいずれかのモードを選択操作するための操作手段とを有し、
    前記モード設定手段は、
    前記操作手段での操作結果に応じて、前記モードを設定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
  13. 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
    操作者による過去の使用履歴情報を取得する使用履歴取得手段を有し、
    前記モード設定手段は、
    前記取得先情報に加え、さらに、前記使用履歴取得手段で取得した前記使用履歴情報も応じて、前記複数の仕様モードを切り替えて設定する
    ことを特徴とする無線タグ通信装置。
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