JP2009122751A - 無線タグ通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に最適な通信パラメータを用いて無線通信を行うことができる無線タグ通信装置を提供する。
【解決手段】情報を記憶するIC回路部150と情報を送受信可能なタグ側アンテナ151とを備えた少なくとも1つの無線タグ回路素子Toに対し、無線通信を行うためのリーダアンテナ111と、メモリ134又はデータベース300に保存され、各無線タグ回路素子ToのタグIDと関連付けられた通信パラメータ履歴情報を取得するとともに、取得した通信パラメータ履歴情報に基づき、リーダアンテナ111を介し無線タグ回路素子Toと情報送受信を行うための通信パラメータを設定する制御回路133とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信可能なタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子に対し、無線通信を行う無線タグ通信装置に関する。
近年、通信対象と無線通信を行う無線通信システムの1つとして、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うタグ側アンテナを備えた無線タグ回路素子を有する小型の無線タグと、リーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが提唱されており、様々な分野において実用化されつつある。
このように種々の分野において活用されつつある無線タグを用いた無線タグ通信装置の1つとして、複数の無線タグ回路素子に対し無線通信により情報の読み取りを行う無線タグ通信装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−149530号公報
近年、前述したような無線タグの実用化の進展により、多種多様な通信態様の無線タグのニーズが増大している。このような多様な通信態様の無線タグに対し、無線タグ通信装置で良好な通信を行うには、通信を行うごとに操作者が自ら各種通信パラメータ(送信出力、偏波面等)を最適な値に設定若しくは調整する必要があった。このため、操作者の手間を要していた。
本発明の目的は、自動的に最適な通信パラメータを用いて無線通信を行うことができる無線タグ通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の無線タグ通信装置は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信可能なタグ側アンテナとを備えた少なくとも1つの無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うための装置側アンテナと、装置側記憶手段に保存され、各無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた通信パラメータ履歴情報を取得するパラメータ取得手段と、前記パラメータ取得手段で取得した前記通信パラメータ履歴情報に基づき、前記装置側アンテナを介し前記無線タグ回路素子と情報送受信を行うための通信パラメータを設定するパラメータ設定手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、無線タグ回路素子との通信に関する通信パラメータ履歴情報が、各無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けた形で、装置側記憶手段に記憶されている。そして、パラメータ取得手段が、その装置側記憶手段に保存された通信パラメータ履歴情報を取得する。そして、装置側アンテナを介し無線タグ回路素子と無線通信を行うときに用いる通信パラメータを、取得した通信パラメータ履歴情報に基づき、パラメータ設定手段が設定する。
これにより、過去に無線タグ回路素子との無線通信が成功した際の通信パラメータ履歴情報を装置側記憶手段に保存しておくことで、当該通信パラメータ履歴情報に基づき、無線タグ回路素子との無線通信に最適な通信パラメータを自動的に設定することが可能となる。
この結果、操作者は、自ら通信パラメータの設定あるいは調整等の操作を行うことなく、自動的に最適な通信パラメータを用いて無線通信を行うことができるので、利便性を向上することができる。
第2の発明の無線タグ通信装置は、上記第1発明において、前記パラメータ取得手段は、前記無線タグ回路素子との1回の通信実績に関わる通信パラメータ実績情報を少なくとも1つ含む前記通信パラメータ履歴情報を取得し、前記パラメータ設定手段は、前記パラメータ取得手段で取得された前記通信パラメータ履歴情報に含まれる前記通信パラメータ実績情報のうち、通信を行おうとする前記無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた前記通信パラメータ実績情報を特定するパラメータ特定手段を有することを特徴とする。
パラメータ特定手段により、通信を行おうとする無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた通信パラメータ実績情報を特定することで、通信対象である無線タグ回路素子に対し最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。特に、複数の無線タグ回路素子のタグ識別情報とそれぞれ関連付けられた複数の通信パラメータ実績情報からなる通信パラメータ履歴情報が装置側記憶手段に保存されている場合でも、それらの中から通信に最適な通信パラメータを確実に設定することができる。
第3発明の無線タグ通信装置は、上記第2発明において、前記無線タグ回路素子との無線通信が成功した際の前記通信パラメータ実績情報を、前記装置側記憶手段に保存するパラメータ保存手段を有することを特徴とする。
これにより、無線通信成功時の通信パラメータ実績情報を、以降の無線通信のための通信パラメータ履歴情報として、装置側記憶手段に保存することができる。
第4発明の無線タグ通信装置は、上記第3発明のいずれかにおいて、複数の前記通信パラメータ実績情報を含む前記通信パラメータ履歴情報に関し、前記パラメータ設定手段での通信パラメータ設定に係わる優先順位を付与する優先順位付与手段を有することを特徴とする。
これにより、操作者の使用態様や用途等に応じて優先順位付与手段で優先順位を付与し、その付与された優先順位に応じた通信パラメータ履歴情報を用いて通信パラメータを自動的に設定することが可能となる。この結果、最適な通信パラメータをさらに確実に設定することができ、利便性が向上する。
第5発明の無線タグ通信装置は、上記第4発明において、前記優先順位付与手段は、前記通信パラメータ履歴情報中における現出頻度に応じ、各通信パラメータ実績情報ごとに優先順位を付与することを特徴とする。
通信パラメータ履歴情報中において頻度が高い通信パラメータ実績情報を用いることで、最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。
第6発明の無線タグ通信装置は、上記第4発明において、前記通信パラメータ実績情報は、少なくとも1つのパラメータ要素から構成されており、前記優先順位付与手段は、前記通信パラメータ履歴情報中における現出頻度に応じて、前記各パラメータ要素ごとに優先順位を付与することを特徴とする。
通信パラメータ履歴情報中において頻度が高いパラメータ要素を組み合わせることで、最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。
第7発明の無線タグ通信装置は、上記第4乃至第6発明のいずれかにおいて、前記パラメータ設定手段は、前記パラメータ特定手段で特定された1つの前記無線タグ回路素子に係わる複数の前記通信パラメータ実績情報のうち、前記優先順位付与手段で付与した優先順位に応じて、通信時の前記通信パラメータを構築するパラメータ構築手段を備えていることを特徴とする。
これにより、優先順位の高い通信パラメータ実績情報を用いて通信パラメータを自動的に設定することが可能となるので、さらに確実に通信パラメータを最適化することができる。
第8発明の無線タグ通信装置は、上記第7発明において、前記パラメータ構築手段は、前記優先順位付与手段で付与した優先順位に応じ、通信で使用するための複数の前記通信パラメータ実績情報を構築することを特徴とする。
これにより、パラメータ構築手段によって構築された複数の通信パラメータ実績情報のうちから、操作者の意図に応じた選択により通信パラメータ実績情報を決定することが可能となる。その結果、操作者の意向を反映したパラメータ設定を行うことができる。
第9発明の無線タグ通信装置は、上記第4乃至第8発明のいずれかにおいて、前記優先順位付与手段は、前記パラメータ取得手段で前記装置側記憶手段より前記通信パラメータ履歴情報を取得した後に、取得した前記通信パラメータ履歴情報に対し、前記優先順位を付与することを特徴とする。
本願第9発明においては、パラメータ取得手段で通信パラメータ履歴情報を取得した後(取得時を含む)に、優先順位付与手段で通信パラメータ履歴情報に対して優先順位を付与する。これにより、当該優先順位に応じ、通信時の通信パラメータをパラメータ構築手段で構築することができるので、通信パラメータ履歴情報の取得時における最新の通信パラメータ履歴情報を反映して通信パラメータを設定することができる。
第10発明の無線タグ通信装置は、上記第4乃至第8発明のいずれかにおいて、前記優先順位付与手段は、前記装置側記憶手段に保存された前記通信パラメータ履歴情報に対し、優先順位を付与することを特徴とする。
本願第10発明においては、パラメータ保存手段で装置側記憶手段に保存された通信パラメータ履歴情報に対し優先順位を付与する。これにより、無線通信を行う際には、パラメータ取得手段でその優先順位が付与された通信パラメータ履歴情報を装置側記憶手段から取得し、当該優先順位に応じ、通信時の通信パラメータをパラメータ構築手段で構築することができる。これにより、パラメータ取得手段で通信パラメータ履歴情報を取得した際に、付与された優先順位に応じて、取得後円滑且つ迅速に通信パラメータの設定を行うことができる。また、装置側記憶手段内の通信パラメータ履歴情報に対し(データのアップデート時等の)適宜のタイミングで優先順位を付与することも可能である。
本発明によれば、自動的に最適な通信パラメータを用いて無線通信を行うことができる。
図1に、本実施形態の無線タグ通信装置であるリーダライタ100の全体構造を示す。なお、図1(a)は携帯使用状態、図1(b)は固定使用状態を示している。本実施形態においては、このようにリーダライタ100がクレードル200に対し装着されていない状態を、据え置き箇所に据え置かずに使用する携帯使用状態と、リーダライタ100がクレードル200に対し装着された状態を、据え置き箇所に据え置いて使用する固定使用状態とする。
リーダライタ100は、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部150とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うタグ側アンテナ151とを備えた無線タグ回路素子To(後述の図5参照)に対し無線通信を介して情報の書き込み又は読み取りを行う携帯型(いわゆるハンディタイプ)の無線通信装置である。このリーダライタ100は、図1(a)に示すように据え置き箇所に据え置かずに操作者が携帯して使用したり(以下適宜「携帯使用」と記載)、図1(b)に示すように据え置き箇所に据え置いて使用する(以下適宜「固定使用」と記載)ことが可能である。
リーダライタ100は、無線通信を行うためのリーダアンテナ111(図3参照)を備えたアンテナ部110と、このアンテナ部110の下部に設けられた本体部120を有している。上記アンテナ部110は上記本体部120に対し相対回転駆動可能に設けられている(後述の図2参照)。本体部120は、図中における当該本体部120の上方側に配置され、各種情報の表示を行う表示部121と、この表示部121の図中における下方側に配置され、各種操作入力を行う操作部122とを有している。
図2に、リーダライタ100のアンテナ回転時における全体概略構造を示す。なお、図2(a)はアンテナ部110が正面方向から反時計回り方向に回転した状態、図2(b)はアンテナ部110が正面方向から時計回り方向に回転した状態を示している。
上述したように、リーダライタ100のアンテナ部110は、本体部120に対し相対回転駆動可能に設けられている。このアンテナ部110の回転駆動は、制御回路133(後述の図3参照)による制御に基づき電動モータ135(後述の図3参照)によって行われる。本実施形態では、アンテナ部110が本体部120と同じ正面方向を向いている状態(図1に示す状態)のアンテナ角度を0°とし、図2(a)に示すようにアンテナ部110が正面から反時計回り方向に回転する場合のアンテナ角度を正、図2(b)に示すようにアンテナ部110が正面から時計回り方向に回転する場合のアンテナ角度を負とする。
なお、上記アンテナ部110の回転駆動機能は、特にリーダライタ100を固定使用する場合に用いられる。
図3に、リーダライタ100及びクレードル200の機能構成を示す。なお、図3(a)は上記携帯使用状態、図3(b)は上記固定使用状態を示している。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図3(a)及び図3(b)において、リーダライタ100は、上記表示部121及び操作部122と、通信対象である上記無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により信号の授受を行う上記リーダアンテナ111(装置側アンテナ)と、このリーダアンテナ111を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ無線通信によりアクセスするとともに、その無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路131と、上記高周波回路131を含むリーダライタ100全体の制御を行う制御回路133と、各無線タグ回路素子のタグID(タグ識別情報)と関連付けられた通信パラメータ履歴情報が含まれる探索リスト(後述の図7参照)等が記憶されるメモリ134(装置側記憶手段。例えばRAMやハードディスク等)と、携帯使用時に上記制御回路133(及び上記表示部121等)に電力を供給する充電池136と、固定使用時に上記クレードル200が有するコネクタ201と接続されるコネクタ141と、アンテナ部110を本体部120に対し相対回転駆動させる上記電動モータ135とを有する。
なお、図3(b)に示すように、固定使用時にリーダライタ100をクレードル200に装着すると、リーダライタ100のコネクタ141とクレードル200のコネクタ201とが接続され、上記制御回路133がサーバ等のデータベース300(装置側記憶手段)とネットワークNWを介して接続される。これにより、固定使用時には、制御回路133はデータベース300に記憶された、各無線タグ回路素子のタグIDと関連付けられた通信パラメータ履歴情報が含まれる探索リストを取得することができる。一方、携帯使用時には、制御回路133は上記探索リストを上記メモリ134から取得できるようになっている。
また、図3(b)に示すように、固定使用時には、外部電源400の電力がコネクタ201,141を介してリーダライタ100に供給される。これにより、外部電源400の電力が制御回路133(及び表示部121等)に供給されるとともに、リーダライタ100の非駆動時には外部電源400の電力が充電池136に供給されて充電される。一方、図3(a)に示すように、携帯使用時にリーダライタ100がクレードル200から取外されると、上記充電池136から制御回路133(及び表示部121等)に電力が供給される。
図4に、上記高周波回路131の詳細構成を示す。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図4において、高周波回路131は、上記リーダアンテナ111を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報へアクセスするものであり、またリーダライタ100の制御回路133は無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成するものである。
高周波回路131は、リーダアンテナ111を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、リーダアンテナ111により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスするための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、周波数の基準信号を出力する水晶振動子145Aと、制御回路133の制御により水晶振動子145Aの出力を分周/逓倍して所定周波数の搬送波を発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)145Cと、上記制御回路133から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では制御回路133からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例では制御回路133からの「TX_PWR」信号によって増幅率が決定される増幅)して所望の質問波を生成する可変送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯、マイクロ波帯、あるいは短波帯の周波数を用いており、上記可変送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介しリーダアンテナ111に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、リーダアンテナ111で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生させられた搬送波とを乗算して復調するI相受信乗算回路148と、そのI相受信乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのI相バンドパスフィルタ149と、このI相バンドパスフィルタ149の出力を増幅するI相受信アンプ162と、このI相受信アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するI相リミッタ163と、上記リーダアンテナ111で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記発生された後に移相器167により位相を90°遅らせた搬送波とを乗算するQ相受信乗算回路172と、そのQ相受信乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのQ相バンドパスフィルタ173と、このQ相バンドパスフィルタ173の出力を増幅するQ相受信アンプ175と、このQ相受信アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するQ相リミッタ176とを備えている。そして、上記I相リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及びQ相リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路133に入力されて処理される。
また、I相受信アンプ162及びQ相受信アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が制御回路133に入力されるようになっている。このようにして、リーダライタ100では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの応答波の復調が行われる。
図5に、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を示す。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図5において、無線タグ回路素子Toは、上述したようにリーダライタ100のリーダアンテナ111と非接触で信号の送受信を行う上記タグ側アンテナ151と、このタグ側アンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグ側アンテナ151により受信された質問波(質問信号)を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグ側アンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグ側アンテナ151に接続された変復調部156と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグ側アンテナ151により受信された上記リーダライタ100のアンテナ111からの通信信号の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグ側アンテナ151より応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部157にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記変復調部156により上記タグ側アンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
ここで、本実施形態のリーダライタ100の最も大きな特徴は、過去に無線タグ回路素子Toとの無線通信が成功した際の通信パラメータ履歴情報を、装置側記憶手段としてのメモリ134又はデータベース300に当該無線タグ回路素子ToのタグIDと関連付けて保存しておくことで、次にその無線タグ回路素子Toに対して無線通信を行う際に、保存した通信パラメータ履歴情報を用いて最適な通信パラメータを自動的に設定することを可能としたことにある。以下、その詳細を説明する。
図6に、リーダライタ100の制御回路133によって実行される制御手順を示す。なお、ここではリーダライタ100で無線タグ回路素子Toから情報の読み取りを行う場合を説明する。制御回路133は、リーダライタ100の電源の投入後(又は例えば操作部122において無線タグ回路素子Toの読み取り処理を開始させる操作が行われると)、このフローを開始する。
まずステップS5において、制御回路133は、各無線タグ回路素子のタグIDと関連付けられた通信パラメータ履歴情報が含まれる上記探索リストを探索して取得する。具体的には、制御回路133は、リーダライタ100が携帯使用状態である場合にはメモリ134を探索し、リーダライタ100が固定使用状態である場合にはクレードル200及びネットワークNWを介して接続された上記データベース300を探索し、探索リストを取得する。
次のステップS10では、制御回路133は、上記取得した探索リストに含まれる複数の無線タグ回路素子ToのタグID(通信履歴がある場合にはそれらのタグIDにそれぞれ関連付けられた通信パラメータ実績情報)のうち、通信を行おうとする無線タグ回路素子ToのタグID(通信履歴がある場合には通信対象のタグIDに関連付けられた通信パラメータ実績情報)を特定する(後述の図8参照)。なお、通信対象である無線タグ回路素子Toについては、例えば表示部121に表示された、上記取得した探索リスト中に含まれる複数の無線タグ回路素子Toの中から、操作者が操作部122を用いて選択するようになっている。
次のステップS15では、制御回路133は、上記ステップS10で特定した通信対象である無線タグ回路素子ToのタグIDに、通信パラメータ履歴情報が付加されているか否かを判定する。すなわち、通信対象である無線タグ回路素子Toに対し、過去に通信が成功した実績がある場合には、その際の通信パラメータ履歴情報がタグIDに付加されて探索リストに登録されている(後述のステップS70)ため、本判定は満たされる。一方、過去に通信実績がない場合又は通信を行ったことはあっても通信に成功した実績がない場合には、タグIDに通信パラメータ履歴情報が付加されていないため、本判定は満たされない。通信パラメータ履歴情報が付加されていた場合には、判定が満たされてステップS20に移る。
ステップS20では、制御回路133は優先モードの判定を行う。本実施形態では、上記ステップS10で特定した通信対象である無線タグ回路素子Toに対応する通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、無線タグ回路素子Toとの1回の通信実績(1回で複数の無線タグ回路素子Toと通信を行った場合には個々の無線タグ回路素子Toとの通信実績。以下同様)に係わる通信パラメータ実績情報(後述の図7参照)ごとに優先順位を付与する「組合せ優先」モードと、上記通信対象である無線タグ回路素子Toに対応する通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、無線タグ回路素子Toとの通信実績に係わる各通信パラメータ項目ごとに優先順位を付与する「パラメータ項目優先」モードとが用意されており、どちらの優先モードでパラメータ設定を行うかは予め操作者により設定されている(又は通信を行うごとに操作者が優先モードを選択するようにしてもよい)。
上記「組合せ優先」モードが設定されている場合には、制御回路133は、ステップS25で当該「組合せ優先」モードに移行し、次のステップS30で通信対象である無線タグ回路素子Toに対応する通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、上記通信パラメータ実績情報ごとに優先順位を付与する(後述の図9参照)。一方、「パラメータ項目優先」モードが設定されている場合には、制御回路133は、ステップS35で当該「パラメータ項目優先」モードに移行し、次のステップS40で上記通信対象である無線タグ回路素子Toに対応する通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、無線タグ回路素子Toとの通信実績に係わる各通信パラメータ項目(パラメータ要素)ごとに優先順位を付与する(後述の図10参照)。
次のステップS50では、制御回路133は、上記ステップS30で付与した優先順位が最も高い通信パラメータ実績情報又はステップS40で付与した優先順位が最も高い各通信パラメータ項目の組合せからなる通信パラメータ履歴情報に基づき、通信を行おうとする無線タグ回路素子Toと情報送受信を行うための通信パラメータ(送信出力、偏波面、リトライ回数、アンテナ角度等)を設定する。なおこのとき、電動モータ135に制御信号を出力し、アンテナ角度が上記設定角度となるようにアンテナ部110を回転駆動させる。その後、次のステップS60に移る。
なお、先のステップS15において、通信パラメータ履歴情報が付加されていない場合には、判定が満たされずにステップS55に移る。このステップS55では、制御回路133は、通信パラメータを予め定められた初期値に設定する。そして、次のステップS60に移る。
ステップS60では、制御回路133は、各種通信パラメータ(送信出力、偏波面、リトライ回数)を上記ステップS50又は上記ステップS55で設定した値に設定した上で、上記高周波回路131の送信部142に制御信号を送信し、水晶振動子145A、PLL145B、及びVCO145CからUHF帯(例えば915MHz)の搬送波を発生させ、制御信号に基づいて発生した搬送波を変調・増幅させ、送受分離器144及びリーダアンテナ111を介し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に対して読み取り信号を送信させる。
次のステップS65では、制御回路133は、上記読み取り信号を送信した無線タグ回路素子ToのIC回路部150から、上記読み取り信号に対応した応答信号が受信されたか否かを判定する。応答信号を受信しない場合には、このステップS65において、制御回路133は、上記ステップS50又はステップS55で設定した通信パラメータ中のリトライ回数だけ再試行(リトライ)を行う。これにより応答信号を受信し、タグ情報の読み取りが完了した場合には、判定が満たされてステップS70に移り、上記ステップS50又はステップS55で設定した通信パラメータを先のステップS5で取得した探索リストの対応する部分に通信パラメータ実績情報として付加し、リーダライタ100が携帯使用状態である場合にはメモリ134に、リーダライタ100が固定使用状態である場合にはクレードル200及び通信回線NWを介してデータベース300に登録する。そして、本フローを終了する。一方、再試行(リトライ)を行っても応答信号を受信していない場合には、判定が満たされずにステップS75に移る。
ステップS75では、制御回路133は、表示部121に対し制御信号を出力し、当該表示部121にタグ情報の読み取りがうまくいかなかった旨を表示させる。
次のステップS80では、上記ステップS50又はステップS55で設定した通信パラメータを変更するか否かを判定する。この判定は、例えば表示部に「パラメータの変更を行いますか?」等の操作者の入力を促す表示を行い、これにより操作者が操作部122を用いて入力した信号に基づいて行ってもよいし、予め通信失敗時にパラメータを変更するか否かを設定しておくようにしてもよい。パラメータ変更を行う場合には、判定が満たされて次のステップS85に移り、通信パラメータを変更して上記ステップS60に戻る。この通信パラメータの変更は、操作者が操作部122を用いて手動入力により変更するようにしてもよいし、予め各パラメータ項目ごとに設定された変更量だけ制御回路133が自動的に変更するようにしてもよい。または、上記ステップS30又はステップS40において付与した優先順位における次の順位のパラメータを使用するようにしてもよい。一方、上記ステップS80においてパラメータ変更を行わない場合には、本フローを終了する。
なお、特にフローチャートは図示しないが、無線タグ回路素子Toに対し情報の書き込みを行う場合にも、制御回路133は、上記と同様にパラメータ履歴情報がある場合にはそれを取得して通信パラメータを設定し、パラメータ履歴情報がない場合には通信パラメータを初期値に設定し、情報書き込みを行うように制御する。
なお、上記ステップS5は、特許請求の範囲各項記載の装置側記憶手段に保存され、各無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた通信パラメータ履歴情報を取得するパラメータ取得手段を構成し、また上記ステップS10は、パラメータ取得手段で取得された通信パラメータ履歴情報に含まれる通信パラメータ実績情報のうち、通信を行おうとする無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた通信パラメータ実績情報を特定するパラメータ特定手段を構成し、さらにステップS50は、パラメータ特定手段で特定された1つの無線タグ回路素子に係わる複数の通信パラメータ実績情報のうち、優先順位付与手段で付与した優先順位に応じて、通信時の通信パラメータを構築するパラメータ構築手段を構成するとともに、パラメータ取得手段で取得した通信パラメータ履歴情報に基づき、装置側アンテナを介し無線タグ回路素子と情報送受信を行うための通信パラメータを設定するパラメータ設定手段をも構成する。また、上記ステップS70は、無線タグ回路素子との無線通信が成功した際の通信パラメータ実績情報を、装置側記憶手段に保存するパラメータ保存手段を構成する。
また、上記ステップS30及びステップS40は、複数の通信パラメータ実績情報を含む通信パラメータ履歴情報に関し、パラメータ設定手段での通信パラメータ設定に係わる優先順位を付与する優先順位付与手段を構成する。
また、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
図7に、上記リーダライタ100のメモリ134又はデータベース300に記憶された、各無線タグ回路素子のタグIDと関連付けられた通信パラメータ履歴情報が含まれる探索リストのデータ内容を概念的に示す。
この図7に示す例では、探索リストには探索対象となる「アイテム1〜4」に係る4種類の無線タグ回路素子ToのタグIDがそれぞれ含まれており、そのうち「アイテム1〜3」に係る無線タグ回路素子ToのタグIDに対しては過去に通信実績があり通信パラメータ履歴情報がそれぞれ付加されているが、「アイテム4」に係る無線タグ回路素子ToのタグIDに対しては通信実績がなく通信パラメータ履歴情報が付加されていない。
上記「アイテム1〜3」に係る無線タグ回路素子Toについては、各無線タグ回路素子Toとの1回の通信実績に係わる上記通信パラメータ実績情報が、過去に行われた通信ごとに付加されており、その結果、各無線タグ回路素子ToのタグIDに対応する通信パラメータ履歴情報は、複数の通信パラメータ実績情報をそれぞれ有している。各通信パラメータ実績情報は、この例では送信出力、偏波面、リトライ回数(通信成功時の再試行回数)、及びアンテナ角度に関する情報から構成されている。なお、このうちアンテナ角度に関するパラメータは、リーダライタ100を固定使用する場合にのみ用いるようにしてもよい。また、通信パラメータ実績情報の通信パラメータ項目としては、上記に限定するものではなく、例えば通信プロトコルや通信速度、送信電力等、上記以外のパラメータ項目を含めるようにしてもよい。
図8に、上記ステップS10において、探索リスト中の情報から通信を行おうとする無線タグ回路素子ToのタグIDに対応する情報を特定した状態のデータ内容を概念的に示す。この図8は、「アイテム1」に係る無線タグ回路素子Toを探索する場合を示しており、上記図7に示す探索リストの中から「アイテム1」に係る無線タグ回路素子ToのタグID及びこれに関連付けられ複数の通信パラメータ実績情報からなる通信パラメータ履歴情報が抽出されている。
図9に、上記ステップS30において「組合せ優先」モードで優先順位を付与した状態のデータ内容を示す。この例では、上記図8に示す通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、上記通信パラメータ実績情報ごとに優先順位を付与している。この場合、優先順位が1番であるリスト最上段の通信パラメータ実績情報に基づき、上記ステップS50において通信パラメータを設定することになる。
図10に、上記ステップS40において「パラメータ項目優先」モードで優先順位を付与した状態を示す。この例では、上記図8に示す通信パラメータ履歴情報中における現出頻度が高い順に、上記通信パラメータ項目ごとに優先順位を付与している。この場合、各通信パラメータ項目において優先順位が1番である最上段の通信パラメータを組み合わせて通信パラメータ実績情報を構築し、当該通信パラメータ実績情報に基づき、上記ステップS50において通信パラメータを設定することになる。
以上説明した実施形態においては、無線タグ回路素子Toとの通信に関する通信パラメータ履歴情報が、各無線タグ回路素子ToのタグIDと関連付けた形で、メモリ134又はデータベース300に記憶されている。そして、無線通信を行う際には、そのメモリ134又はデータベース300に保存された通信パラメータ履歴情報を取得し、装置側アンテナ111を介し無線タグ回路素子Toと無線通信を行うときに用いる通信パラメータを、取得した通信パラメータ履歴情報に基づき設定する。
これにより、上記実施形態のように過去に無線タグ回路素子Toとの無線通信が成功した際の通信パラメータ履歴情報をメモリ134又はデータベース300に保存しておくことで、当該通信パラメータ履歴情報に基づき、無線タグ回路素子Toとの無線通信に最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。
この結果、操作者は、自ら通信パラメータの設定あるいは調整等の操作を行うことなく、自動的に最適な通信パラメータを用いて無線通信を行うことができるので、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、メモリ134又はデータベース300に記憶されている探索リスト中の通信パラメータ履歴情報が、無線タグ回路素子Toとの1回の通信実績に関わる通信パラメータ実績情報を少なくとも1つ含んでおり、この通信パラメータ履歴情報をメモリ134又はデータベース300から取得した後、通信パラメータ履歴情報に含まれる通信パラメータ実績情報のうち、通信を行おうとする無線タグ回路素子ToのタグIDと関連付けられた通信パラメータ実績情報を特定する。
このようにすることで、通信対象である無線タグ回路素子Toに対し最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。特に、複数の無線タグ回路素子ToのタグIDとそれぞれ関連付けられた複数の通信パラメータ実績情報からなる通信パラメータ履歴情報がメモリ134又はデータベース300に保存されている場合でも、それらの中から通信に最適な通信パラメータを確実に設定することができる。
また、本実施形態では特に、無線タグ回路素子Toとの無線通信が成功した際の通信パラメータ実績情報を、メモリ134又はデータベース300に保存する。これにより、無線通信成功時の通信パラメータ実績情報を、以降の無線通信のための通信パラメータ履歴情報として、メモリ134又はデータベース300に保存することができる。
また、本実施形態では特に、リーダライタ100が固定使用状態である場合には、クレードル200及び通信回線NWを介してデータベース300に通信パラメータ実績情報を保存する。その結果、当該保存した通信パラメータ実績情報に対応する無線タグ回路素子Toと無線通信を行う際に、データベース300に保存された通信パラメータ履歴情報を取得し、当該取得した通信パラメータ履歴情報に基づき、無線タグ回路素子Toとの無線通信に最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。また、このように装置外部のデータベース300に通信パラメータ履歴情報を登録するようにした場合、リーダライタ100の装置内部にメモリを設ける場合と異なり、記憶容量増大や置き換えが容易である。
また、本実施形態では特に、リーダライタ100が携帯使用状態である場合には、リーダライタ100内に設けられたメモリ134に通信パラメータ実績情報を保存する。その結果、当該保存した通信パラメータ実績情報に対応する無線タグ回路素子Toと無線通信を行う際に、メモリ134に保存された通信パラメータ履歴情報を取得し、当該取得した通信パラメータ履歴情報に基づき、無線タグ回路素子Toとの無線通信に最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。また、このように装置内のメモリに通信パラメータ履歴情報を登録するようにした場合には、リーダライタ100の装置外部に別途記憶手段を設ける必要がなく、制御信頼性や通信処理の迅速性が向上する。
また、本実施形態では特に、複数の通信パラメータ実績情報を含む通信パラメータ履歴情報に関し、通信パラメータ設定に係わる優先順位を付与する。これにより、操作者の使用態様や用途等に応じて優先順位を付与し、その付与された優先順位に応じた通信パラメータ実績情報を用いて通信パラメータを自動的に設定することが可能となる。この結果、最適な通信パラメータをさらに確実に設定することができ、利便性が向上する。
また、本実施形態では特に、組合せ優先モードにおいては、通信パラメータ履歴情報中における現出頻度に応じ、各通信パラメータ実績情報ごとに優先順位を付与する。このようにして、通信パラメータ履歴情報中において頻度が高い通信パラメータ実績情報を用いることで、最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。
また、本実施形態では特に、パラメータ項目優先モードにおいては、通信パラメータ履歴情報中における現出頻度に応じて、各通信パラメータ項目ごとに優先順位を付与する。このようにすることで、通信パラメータ履歴情報中において頻度が高いパラメータ要素を組み合わせて通信パラメータ実績情報を構築し用いることで、最適な通信パラメータを自動的に設定することができる。
また、本実施形態では特に、特定された通信対象の無線タグ回路素子に係わる複数の通信パラメータ実績情報のうち、付与した優先順位に応じて通信時の通信パラメータを設定する。これにより、優先順位の高い通信パラメータ実績情報を用いて通信パラメータを自動的に設定することができるので、さらに確実に通信パラメータを最適化することができる。
また、本実施形態では特に、メモリ134又はデータベース300より通信パラメータ履歴情報を取得した後(取得時でもよい)に、通信パラメータ履歴情報に対して優先順位を付与する。これにより、当該優先順位に応じ、通信時の通信パラメータを構築して設定することができるので、通信パラメータ履歴情報の取得時における最新の通信パラメータ履歴情報を反映して通信パラメータを設定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)通信パラメータ項目のバリエーション
上記実施形態では、通信パラメータ実績情報を構成する通信パラメータ項目を、送信出力、偏波面、リトライ回数、及びアンテナ角度としているが、これら以外のパラメータを通信パラメータ項目に含めてもよい。以下、変形例を順に説明する。
(i)探索対象の周辺で探索された無線タグ回路素子
上記実施形態では、探索リストの中から通信を行おうとする無線タグ回路素子Toを1つだけ指定し、当該探索対象の無線タグ回路素子Toがリーダライタ100の通信可能領域の範囲内に存在しているか否かを問いかけるよう通信し続ける、いわゆるシングルサーチモードによる探索を行う場合を例にとって説明したが、これに限られず、例えばマルチサーチモード、又はリストアップモード等の探索モードで探索を行うことも考えられる。ここで、上記マルチサーチモードとは、探索リストの中から通信を行おうとする複数の無線タグ回路素子Toを指定し、当該複数の探索対象がリーダライタ100の通信可能領域の範囲内に存在しているか否かを常に問いかけるよう通信し続ける処理である。また、上記リストアップモードとは、上記シングルサーチモードやマルチサーチモードと異なり、探索対象の指定(すなわちタグIDの指定)は行わず、リーダライタ100の通信可能領域の範囲内に存在する不特定の無線タグ回路素子Toと無線通信を行い、検出した無線タグ回路素子Toを全てリストアップする処理である。
本変形例では、上記リストアップモードで探索を行って複数の無線タグ回路素子Toを検出した場合に、各無線タグ回路素子Toの通信パラメータ履歴情報に同時に検出された他の(周辺の)無線タグ回路素子ToのタグIDを含めて登録する。
これにより、上記検出された複数の無線タグ回路素子Toのうち、探索対象である1つの無線タグ回路素子Toを探索する場合に、まず上記リストアップモードで探索を行っておき、周辺の無線タグ回路素子Toについて検出された場合には、探索対象である無線タグ回路素子Toが近くに存在することが推認されることから、シングルサーチモードに移行するといったモードの自動的な使い分けが可能となる。
なお、本変形例は、検出される複数の無線タグ回路素子Toの位置が定位置である場合(いわゆる場所タグ等)に特に効果を奏するものである。
(ii)マルチサーチにおける無線タグ回路素子の検出順
本変形例では、上記マルチサーチモードで探索を行って複数の無線タグ回路素子Toを検出した場合に、各無線タグ回路素子Toの検出順に関する情報を、各無線タグ回路素子Toの通信パラメータ履歴情報に含めて登録する。これにより、次回マルチサーチモードで上記複数の無線タグ回路素子Toについて探索を行う場合に、上記検出順に沿って探索を行うことで最適な順番で探索を行うことが可能となり、円滑且つ効率的な探索を行うことができる。
(iii)探索日時
本変形例では、各無線タグ回路素子Toの通信パラメータ履歴情報に、当該無線タグ回路素子Toが検出された際の日時情報を含めて登録する。これにより、次回探索時には、当該探索対象である無線タグ回路素子Toの通信パラメータ履歴情報のうち、比較的新しい日時のものを優先的に用いたり、所定の時間帯に属するものを優先的に用いる等、時系列的な優先条件を付与してきめ細かなパラメータ設定を行うことができる。
(2)優先順位に応じて複数のパラメータ実績情報を特定する場合
上記実施形態では、付与した優先順位が最も高い通信パラメータ実績情報(又は付与した優先順位が最も高い各通信パラメータを組み合わせて構築した通信パラメータ実績情報)を1つ特定し、当該情報に基づき通信パラメータを設定するようにしたが、これに限られない。すなわち、例えば優先順位1番〜3番といったように、付与した優先順位に応じ、通信で使用するための複数の通信パラメータ実績情報を特定するようにしてもよい。これにより、特定された複数の通信パラメータ実績情報のうちから、操作者の意図に応じた選択により通信パラメータ実績情報を決定することができる。その結果、操作者の意向を反映したパラメータ設定を行うことができる。
(3)通信パラメータのアップデート時に優先順位を付与する場合
上記実施形態では、メモリ134又はデータベース300より通信パラメータ履歴情報を取得した後に、通信パラメータ履歴情報に対して優先順位を付与するようにしたが、これに限られない。すなわち、例えばメモリ134又はデータベース300に保存された通信パラメータ履歴情報に対し、優先順位を付与するようにしてもよい。この場合、無線通信を行う際には、その優先順位が付与された通信パラメータ履歴情報をメモリ134又はデータベース300から取得し、当該優先順位に応じ、通信時の通信パラメータを設定することができる。このようにすることで、通信パラメータ履歴情報を取得した際に、付与された優先順位に応じて、情報取得後円滑且つ迅速に通信パラメータの設定を行うことができる。また、通信パラメータ実績情報のメモリ134又はデータベース300への登録時(すなわちデータのアップデート時)等の、適宜のタイミングで優先順位を付与することもできる。
(4)マルチサーチモード、リストアップモードにおけるパラメータ設定
上記実施形態では、各無線タグ回路素子Toごとの個別の通信履歴から優先順位に基づき通信パラメータを設定するようにしたが、これに限られず、複数の無線タグ回路素子Toを指定して探索を行う上記マルチサーチモードや、不特定の無線タグ回路素子Toに対し探索を行う上記リストアップモードの場合には、以下のようにして通信パラメータを設定してもよい。
すなわち、送信電力やリトライ回数等の項目については、複数の無線タグ回路素子Toに対する通信履歴のうち、最大値を採用するようにしてもよい。また、通信パラメータをある一点の値に設定するのではなく、通信履歴から所定の可変範囲を設定し、その可変範囲の中で操作者が調整可能なようにしてもよい。
さらに、各無線タグ回路素子Toについて、上記実施形態のようにシングルサーチモード用の通信パラメータ履歴情報のみを登録するのではなく、上記マルチサーチモードやリストアップモード用の通信パラメータ履歴情報についても、併せて登録するようにしてもよい。これにより、探索モードに応じて使用する通信パラメータ履歴情報を切り替えることが可能となる。
(5)その他
上記実施形態では、本発明を携帯型の無線通信装置に適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、所定の位置に固定的に設置された定置型の無線通信装置に適用してもよい。
また上記実施形態では、リーダライタ100が携帯使用状態の場合には、通信パラメータ履歴情報をメモリ134に登録するとともに探索時には当該メモリ134から取得し、固定使用状態の場合には、通信パラメータ履歴情報をデータベース300に登録するとともに探索時には当該データベース300から取得するようにしたが、これに限られない。すなわち、例えば携帯使用状態及び固定使用状態のいずれの際にも通信パラメータ履歴情報をメモリ134に登録するとともに探索時には当該メモリ134から取得するようにしてもよい。また、例えば携帯使用状態及び固定使用状態のいずれの際にも通信パラメータ履歴情報をデータベース300に登録するとともに探索時には当該データベース300から取得するようにしてもよい。この場合、携帯使用状態におけるデータベース300に対する情報の送受信は、例えば無線LAN等を介して行えばよい。
上記実施形態では、通信成功時の通信パラメータ実績情報をメモリ134又はデータベース300に保存するようにしたが、これに限られない。すなわち、反対に過去に無線タグ回路素子Toとの無線通信が失敗した際の通信パラメータ実績情報をメモリ134又はデータベース300に保存しておき、次の通信時には当該保存された不適当な通信パラメータを自動的に排除し、好適な通信パラメータを設定するようにしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本実施形態の無線タグ通信装置であるリーダライタの携帯使用状態及び固定使用状態における全体構造を表す図である。 リーダライタのアンテナ回転時における全体概略構造を表す斜視図である。 リーダライタ及びクレードルの携帯使用状態及び固定使用状態における機能構成を表す機能ブロック図である。 高周波回路の詳細構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 リーダライタの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 リーダライタのメモリ又はデータベースに記憶された、各無線タグ回路素子のタグIDと関連付けられた通信パラメータ履歴情報が含まれる探索リストのデータ内容を概念的に表す図である。 探索リスト中の情報から通信を行おうとする無線タグ回路素子のタグIDに対応する情報を特定した状態のデータ内容を概念的に表す図である。 組合せ優先モードで優先順位を付与した状態のデータ内容を表す図である。 パラメータ項目優先モードで優先順位を付与した状態のデータ内容を表す図である。
符号の説明
100 リーダライタ(無線タグ通信装置)
111 リーダアンテナ(装置側アンテナ)
133 制御回路
134 メモリ(装置側記憶手段)
150 IC回路部
151 タグ側アンテナ
300 データベース(装置側記憶手段)
To 無線タグ回路素子

Claims (10)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報を送受信可能なタグ側アンテナとを備えた少なくとも1つの無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うための装置側アンテナと、
    装置側記憶手段に保存され、各無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた通信パラメータ履歴情報を取得するパラメータ取得手段と、
    前記パラメータ取得手段で取得した前記通信パラメータ履歴情報に基づき、前記装置側アンテナを介し前記無線タグ回路素子と情報送受信を行うための通信パラメータを設定するパラメータ設定手段と
    を有することを特徴とする無線タグ通信装置。
  2. 前記パラメータ取得手段は、
    前記無線タグ回路素子との1回の通信実績に関わる通信パラメータ実績情報を少なくとも1つ含む前記通信パラメータ履歴情報を取得し、
    前記パラメータ取得手段で取得された前記通信パラメータ履歴情報に含まれる前記通信パラメータ実績情報のうち、通信を行おうとする前記無線タグ回路素子のタグ識別情報と関連付けられた前記通信パラメータ実績情報を特定するパラメータ特定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線タグ通信装置。
  3. 前記無線タグ回路素子との無線通信が成功した際の前記通信パラメータ実績情報を、前記装置側記憶手段に保存するパラメータ保存手段を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の無線タグ通信装置。
  4. 複数の前記通信パラメータ実績情報を含む前記通信パラメータ履歴情報に関し、前記パラメータ設定手段で通信パラメータ設定に係わる優先順位を付与する優先順位付与手段を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の無線タグ通信装置。
  5. 前記優先順位付与手段は、
    前記通信パラメータ履歴情報における現出頻度に応じ、各通信パラメータ実績情報ごとに優先順位を付与する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線タグ通信装置。
  6. 前記通信パラメータ実績情報は、
    少なくとも1つのパラメータ要素から構成されており、
    前記優先順位付与手段は、
    前記通信パラメータ履歴情報における現出頻度に応じて、前記各パラメータ要素ごとに優先順位を付与する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線タグ通信装置。
  7. 前記パラメータ設定手段は、
    前記パラメータ特定手段で特定された1つの前記無線タグ回路素子に係わる複数の前記通信パラメータ実績情報のうち、前記優先順位付与手段で付与した優先順位に応じて、通信時の前記通信パラメータを構築するパラメータ構築手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項記載の無線タグ通信装置。
  8. 前記パラメータ構築手段は、
    前記優先順位付与手段で付与した優先順位に応じ、通信で使用するための複数の前記通信パラメータ実績情報を構築する
    ことを特徴とする請求項7記載の無線タグ通信装置。
  9. 前記優先順位付与手段は、
    前記パラメータ取得手段で前記装置側記憶手段より前記通信パラメータ履歴情報を取得した後に、取得した前記通信パラメータ履歴情報に対し、前記優先順位を付与する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項記載の無線タグ通信装置。
  10. 前記優先順位付与手段は、
    前記装置側記憶手段に保存された前記通信パラメータ履歴情報に対し、優先順位を付与する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項記載の無線タグ通信装置。
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