JP4788416B2 - モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置 - Google Patents

モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4788416B2
JP4788416B2 JP2006070612A JP2006070612A JP4788416B2 JP 4788416 B2 JP4788416 B2 JP 4788416B2 JP 2006070612 A JP2006070612 A JP 2006070612A JP 2006070612 A JP2006070612 A JP 2006070612A JP 4788416 B2 JP4788416 B2 JP 4788416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
motor
phase
inverter
duty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006070612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007252065A (ja
Inventor
英夫 松城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006070612A priority Critical patent/JP4788416B2/ja
Publication of JP2007252065A publication Critical patent/JP2007252065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788416B2 publication Critical patent/JP4788416B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ブラシレスDCモータなどを任意の回転数で駆動するモータ駆動用インバータ制御装置及びそれを用いた冷凍装置に関するものである。
近年、空気調和機における圧縮機などのモータを駆動する装置においては、地球環境保護の観点から消費電力を低減する必要性が大きくなっている。その中で、省電力の技術の一つとして、ブラシレスDCモータのような効率の高いモータを任意の周波数で駆動するモータ駆動用インバータ制御装置などが広く一般に使用されている。さらに、駆動する技術としては、矩形波状の電流により駆動を行う矩形波駆動に対して、より効率が高く、騒音も低くすることが可能な正弦波駆動技術が注目されている。
空気調和機における圧縮機のようなモータを駆動する場合、モータの回転子の位置を検出するセンサを取りつけることが困難であるため、回転子の位置を何らかの方法で推定しながら駆動を行う位置センサレス正弦波駆動の技術も発明されている(例えば、特許文献1参照)。
図15に、上記特許文献1に開示された従来のモータ駆動用インバータ制御装置による位置センサレス正弦波駆動を実現するためのシステム構成を示す。
図15において、1は直流電源、2はインバータ、3はモータ、6は制御部、15vと15wは電流センサである。
モータ3は、中性点を中心にY結線されたU相巻線4u、V相巻線4v、W相巻線4wが取付けられた固定子4と、磁石(図示せず)が装着されている回転子5を備えている。U相巻線4uの非結線端にU相端子8u、V相巻線4vの非結線端にV相端子8v、W相巻線4wの非結線端にW相端子8wがそれぞれ接続されている。
インバータ2は、一対のスイッチング素子が電流の上流側と下流側の関係に直列接続された直列回路を、U相用、V相用、W相用として3つ有する。これら直列回路に、直流電源1から出力されるDC電圧が印加される。U相用の直列回路は、上流側のスイッチング素子12u、および下流側のスイッチング素子12xより成る。V相用の直列回路は、上流側のスイッチング素子12v、および下流側のスイッチング素子12yより成る。W相用の直列回路は、上流側のスイッチング素子12w、および下流側のスイッチング素子12zより成る。なお、フリーホイールダイオード14u、14v、14w、14x、14y、14zが、各スイッチング素子12u〜12zと並列に接続される。
インバータ2におけるスイッチング素子12u、12xの相互接続点、スイッチング素子12v、12yの相互接続点、およびスイッチング素子12w、12zの相互接続点に、モータ3の相端子8u、8v、8wがそれぞれ接続される。
制御部6は、PWM信号生成部9と、ベースドライバ10と、位相推定部17と、回転子速度推定部18とからなり、電流センサ15v、15wによって検出されたモータ3のV、W相巻線4v、4wに流れる電流などをもとに回転子5の位相を推定してインバータ2を制御する信号を出力する。
以上のような回路構成にて、モータ3の駆動制御を行っている。
また、近年では、駆動装置を構成する上でコストアップの要因となる電流センサを用いずにインバータに流れる直流電流(以下、インバータ母線電流)からモータ3の相電流を検出する方法が考案されている。
図16は、インバータ2をPWM制御しモータ3を駆動させたときのPWM信号(インバータ上アーム分のみ)と、それによって発生するモータ印加電圧、さらにモータ3に流れる各相の電流を示したものである。
また、図17は、図16における期間Tの詳細を示している。上から上アームU相スイッチング素子制御信号、上アームV相スイッチング素子制御信号、上アームW相スイッチング素子制御信号、下アームU相スイッチング素子制御信号、下アームV相スイッチング素子制御信号、下アームW相スイッチング素子制御信号、およびインバータ母線電流である。インバータ母線電流には、各スイッチング素子12u〜12zの状態に応じてモータ3の相電流が現れ、PWM信号のデューティ情報を用いてモータ電流Iu、Iv、およびIwに変換することができる。
なお、このインバータ母線電流からモータ電流Iu、Iv、Iwに変換する方法については、例えば、特許文献2に詳細に記載されている。
特開2000−350489号公報 特許第2712470号公報
しかしながら、従来のモータ駆動用インバータ制御装置においては、各相のモータ印加電圧の振幅が小さい場合、PWM信号生成部9が出力するPWM信号のデューティが小さくなり、インバータ母線電流にモータ相電流が現れるが短くなってしまう。図17では理想的な波形を示しているため、インバータ母線電流は瞬時に立ち上がっているが、実際には、電流の立ち上がり遅れ時間が存在し、また、場合によってインバータ母線電流にオーバーシュートが発生する場合などがあるため、PWM信号生成部9が出力するPWM信号のデューティが小さい場合には、正確なモータ相電流をサンプリングすることは困難であった。
また、各相の上下アームのスイッチングのオンオフ切り替え時には、スイッチング素子12u〜12zの動作遅れによるインバータ上下アーム短絡を防止するためのデッドタイムが設けられるが、この期間中にインバータ母線に流れる電流は不定となり、モータ電流Iu、Iv、Iwへの変換が不可能になる。
このように、実際の電流の立ち上がり遅れ時間、インバータ母線電流のオーバーシュート、デッドタイム期間の存在などにより、電流をサンプリングできる期間が短くなる場合は、モータ電流のサンプリングが困難になるといった課題があった。
このため、十分なサンプリング期間を確保するために、キャリア周波数を下げるといった方策があるが、キャリア周波数を下げると、モータ3の制御性が悪化するという課題が生じる。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、制御性の悪化を招くことなくモータの各相の電流検出を正確に行い、良質な駆動が可能なモータ駆動用インバータ制御装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のモータ駆動用インバータ制御装置は、直流の入力を交流に変換してモータを駆動するインバータと、前記インバータに流れる直流電流を検出する直流電流検出器と、前記直流電流検出器から得られる直流電流を基に前記モータの各相の電流値を再現する相電流変換部と、前記インバータが出力する電圧値と前記相電流変換部により得られる前記モータの各相の電流値から前記モータに通電すべき電流指令実行値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令演算手段で得られる電流指令実行値に基づいて前記インバータを制御するPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、前記PWM信号生成手段で生成されたPWM信号のキャリア1周期中で、前記インバータの上アーム側のスイッチング素子が1つ通電している第1の期間と、上アーム側のスイッチング素子が2つ通電している第2の期間が、直流電流を検出するための時間を確保したものとなるようデューティの増減をおこなうと共に、前記電流指令演算手段で得られた前記電流指令実行値が所定の閾値以下の場合は、次のキャリア周期でデューティの増減量を補正するデューティ補正手段とを備えたもので、モータの回転数が低く負荷状態が軽い場合においても制御性の悪化を招くことなく相電流を検出することができるので、良質なモータ駆動を実現すると共に、小型・低コストのモータ駆動用インバータ制御装置を提供することができる。
本発明のモータ駆動用インバータ制御装置は、いかなるモータや回転数、負荷条件においても直流電流検出器から正確にモータの各相の電流検出ができ、良質なモータ駆動を実現すると共に、小型・低コストで構成することができる。
第1の発明は、直流の入力を交流に変換してモータを駆動するインバータと、前記インバータに流れる直流電流を検出する直流電流検出器と、前記直流電流検出器から得られる直流電流を基に前記モータの各相の電流値を再現する相電流変換部と、前記インバータが出力する電圧値と前記相電流変換部により得られる前記モータの各相の電流値から前記モータに通電すべき電流指令実行値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令演算手段で得られる電流指令実行値に基づいて前記インバータを制御するPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、前記PWM信号生成手段で生成されたPWM信号のキャリア1周期中で、前記インバータの上アーム側のスイッチング素子が1つ通電している第1の期間と、上アーム側のスイッチング素子が2つ通電している第2の期間が、直流電流を検出するための時間を確保したものとなるようデューティの増減をおこなうと共に、前記電流指令演算手段で得られた前記電流指令実行値が所定の閾値以下の場合は、次のキャリア周期でデューティの増減量を補正するデューティ補正手段とを備えたもので、モータの回転数が低く負荷状態が軽い場合においても制御性の悪化を招くことなく相電流を検出することができるので、良質なモータ駆動を実現すると共に、小型・低コストのモータ駆動用インバータ制御装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のデューティ補正手段によりデューティの増減のみが行われる第1のモードと、デューティの増減と次のキャリア周期にて増減量の補正が行われる第2のモードが、モータの機械角一回転中に存在するもので、モータの負荷状態が機械角一回転中において変動するような場合においても制御性の悪化を招くことなく相電流を検出することができ、小型・低コストなモータ駆動用インバータ制御装置を実現することができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のデューティ補正手段によりデューティの増減量の補正が行われるキャリア周期においては、各相の電流値を、前回までのキャリア周期で得られる時系列変化量から推定演算するもので、高精度のモータ相電流の再現が可能
となる。
第4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ駆動用インバータ制御装置と、前記モータ駆動用インバータ制御装置により運転制御されるモータを内蔵した圧縮機を備えたもので、メカ構造の簡単な圧縮機であっても振動の少ないシステムが構築でき、なおかつ、小型・低コストを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置について図1〜12を用いて説明する。
図1は、本実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置の構成を示すブロック図である。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図1において、本実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置13は、直流電源1、ブラシレスDCモータであるモータ3に供給する駆動電圧を生成、出力するインバータ2及びインバータ2を制御する制御部6を有する。
モータ3は、中性点を中心にY結線された3相巻線であるU相巻線4u、V相巻線4v、W相巻線4wが取付けられた固定子4と、磁石(図示せず)が装着された回転子5とから構成されている。U相巻線4uの非結線端には、U相端子8uが、V相巻線4vの非結線端には、V相端子8vが、W相巻線4wの非結線端には、W相端子8wがそれぞれ接続されている。
インバータ2は、一対のスイッチング素子からなるハーフブリッジ回路をU相用、V相用、W相用として3相分有する。ハーフブリッジ回路の一対のスイッチング素子は、直流電源1の高圧側端と低圧側端の間に直列接続され、ハーフブリッジ回路に直流電源1から出力される直流電圧が印加される。
U相用のハーフブリッジ回路は、高圧側(上アーム)のスイッチング素子12u及び低圧側(下アーム)のスイッチング素子12xより成る。V相用のハーフブリッジ回路は、高圧側のスイッチング素子12v及び低圧側のスイッチング素子12yより成る。W相用のハーフブリッジ回路は、高圧側のスイッチング素子12w及び低圧側のスイッチング素子12zよりなる。また、各スイッチング素子12u〜zと並列にフリーホイールダイオード14u、14v、14w、14x、14y、14zが接続されている。
インバータ2におけるスイッチング素子12uとスイッチング素子12xの相互接続点、スイッチング素子12vとスイッチング素子12yの相互接続点、スイッチング素子12wとスイッチング素子12zの相互接続点には、モータ3のU〜W相端子8u、8v、8wがそれぞれ接続されている。
インバータ2に印加されている直流電圧は、上述したインバータ2内のスイッチング素子12u〜zのスイッチング動作によって三相の交流電圧に変換され、それによりモータ3が駆動される。また、インバータ2の母線には、シャント抵抗で構成された直流電流検出器11が配されている。
制御部6は、PWM信号生成部9と、ベースドライバ10と、相電流変換部7と、位相
推定部17と、回転子速度推定部18と、電流指令演算手段19と、デューティ補正手段20から構成されている。
相電流変換部7は、直流電流検出器11に流れるインバータ母線電流を観察し、そのインバータ母線電流をモータ3の相電流に変換する。相電流変換部7は実際にはインバータ母線電流が変化した時から所定期間の間だけ電流を検出する。
位相推定部17は、相電流変換部7により変換されたモータ3の相電流と、デューティ補正手段20で演算される出力電圧と、インバータ入力電圧検出部16により検出されるインバータ2への印加電圧の情報により、モータ3の位相を推定する。
さらに、回転子速度推定部18は、推定されたモータ3の位相から、モータ3の速度、すなわち回転子5の回転速度を推定する。電流指令演算手段19では、推定された回転子5の速度と外部から与えられる目標速度との偏差情報に基いて回転子5の速度が目標速度となるように通電すべき電流指令実行値をPI演算などを用いて導出し、PWM信号生成部9がモータ3を駆動するためのPWM信号を生成する。
PWM信号は、デューティ補正手段20を介してベースドライバ10に出力され、各スイッチング素子12u、12v、12w、12x、12y、12zは、PWM信号に従い駆動され、正弦波状の交流を生成する。
このように本実施の形態では、正弦波状の相電流を流すことによりモータ3の正弦波駆動を実現している。
ここで、図2〜図6を用いてインバータ母線に流れる電流においてモータ3の相電流が現れる様子を説明する。
図2は、モータ3の各相巻線4u、4v、4wに流れる相電流の状態と、60°毎の電気角の各区間における各相巻線4u、4v、4wに流れる電流の方向とを示した図である。図2において、電気角0〜60°の区間においては、U相巻線4uとW相巻線4wには非結線端から中性点に向けて、V相巻線4vには中性点から非結線端に向けて電流が流れている。また、電気角60〜120°の区間においては、U相巻線4uには非結線端から中性点に向けて、V相巻線4vとW相巻線4wには中性点から非結線端に向けて電流が流れている。以降、電気角60°毎に各相の巻線に流れる相電流の状態が変化していく様子が示されている。
例えば、図2において、電気角30°の時にPWM信号生成部9で生成された半キャリア周期分のPWM信号が、図3のように変化する場合を考える。ここで、図3において、信号「U」は上アームのスイッチング素子12uを、信号「V」は上アームのスイッチング素子12vを、信号「W」は、上アームのスイッチング素子12wを、信号「X」は、下アームのスイッチング素子12xを、信号「Y」は、下アームのスイッチング素子12yを、信号「Z」は、下アームのスイッチング素子12zを動作させる信号を示す。
これらの信号はアクティブ・ハイで動作する。この場合、インバータ母線には、タイミング(1)では、図4(a)に示すように電流が現れず、タイミング(2)では図4(b)に示すようにW相巻線4wに流れる電流(W相電流)が現れ、タイミング(3)では図4(c)に示すようにV相巻線4vに流れる電流(V相電流)が現れる。
別の例として、図2において電気角30°の時に、PWM信号生成部9で生成された半キャリア周期のPWM信号が、図5のように変化する場合を考える。この場合は、図6(
a)に示すようにインバータ母線にはタイミング(1)では電流が現れず、図6(b)に示すようにタイミング(2)ではU相巻線4uに流れる電流(U相電流)が現れ、図6(c)に示すようにタイミング(3)ではV相巻線4vに流れる電流が現れる。
以上のように、インバータ母線上にインバータ2のスイッチング素子12u、12v、12w、12x、12y、12zの状態に応じてモータ3の相電流が現れることが分かる。
上述のようにキャリア周期内の近接したタイミングで二相分の電流を判断することができれば、次式の関係から三相それぞれの電流iu、iv、iwが求められることは明らかである。
iu+iv+iw=0 …(1)
なお、タイミング(4)とタイミング(5)は、スイッチング素子12u〜zの動作遅れによりインバータ上下アームが短絡するのを防止するためのデッドタイム期間であり、この期間にインバータ母線に流れる電流は、各相電流の流れる向きによって不定である。
例えば、タイミング(5)において、図7のような各相巻線4u〜wに流れる電流の方向であればインバータ母線には、U相巻線4uに流れる電流(U相電流)が現れ、図8のような各相巻線4u〜wに流れる電流の方向であればインバータ母線にはV相巻線4vに流れる電流(V相電流)が現れることになる。
次に、デューティ補正手段20の動作について説明する。
まず、図2において、電気角30°付近の時にPWM信号生成部9で生成される半キャリア周期分のPWM信号が図9のように変化する場合を考えると、図3で示したタイミング(2)が存在せず、タイミング(3)ではV相電流のみが現れる。つまり、この場合はキャリア周期において一相分の電流しか確定できない。したがって、このように変化するPWM信号が繰り返されると三相それぞれの電流を求めることができず、位相推定部17で位相の推定が不能になり、モータ3の駆動ができなくなる。
デューティ補正手段20は、上記のような不具合を回避すべく、PWM信号生成手段9で生成されるPWM信号をチェックし、万が一、図9のような信号変化だった場合、例えばU相のデューティを増やし、W相のデューティを減らすことによって図5に示したようなPWM信号とし、タイミング(2)(3)とも直流電流検出器11でインバータ母線に流れる電流を検出する時間を確保している。
しかしながらこのようなデューティの増減によるPWM信号の操作が頻繁に行われると、本来正規のモータ相電流から逸脱した波形で駆動することになり、振動や異音の原因になりかねない。
このデューティの増減によるPWM信号の操作は、モータ3への電流指令実行値が大きい時には頻度が少なく、電流指令実行値が小さい時ほど頻度が多くなる。
これは、電流指令実行値が大きければPWM信号のデューティも大きくなり、かつ、モータ3が高速で回転することから電気周期も短くなりPWM信号のキャリア周期毎のデューティ変化量が多くなるためであり、逆に、電流指令実行値が小さければPWM信号のデューティも小さくなり、かつ、モータ3が低速で回転することから電気周期も長くなりPWM信号のキャリア周期毎のデューティ変化量が少なくなるためである。
よって、デューティ補正手段20で、電流指令演算手段19で得られる電流指令実行値が所定の閾値以下の場合、PWM信号のデューティの増減が行われた次のキャリア周期でデューティの増減量を補正するようにしたものである。
この動作について図10で説明する。
例えば、PWM信号生成手段9で、図10(a)に示したようなPWM出力をするような演算結果がなされた場合、上アームのスイッチング素子が2つ通電しているタイミング(3)の期間がADサンプリング時間21よりも短い状態になっていて、図4に示すようにこの期間インバータ母線に現れるV相の電流を正確に検出することができない。ここで、デューティ補正手段20では、各相のデューティがおもにマイコン(図示せず)のADサンプリング時間で決められる値よりも大きくなるようにデューティを補正する。図10(a)のような場合はU相デューティが補正され、図10(b)の1回目キャリア1周期のように上アームのスイッチング素子が2つ通電しているタイミング(3)の期間がADサンプリング時間よりも長くしている。また、2回目のキャリア1周期においては、U相デューティについて1回目のキャリア1周期に大きくしたデューティ分を減らしている(結果的にスイッチングなし)。
次に、図11を用いて本実施の形態におけるデューティ補正手段20での別の動作について説明する。
例えば、PWM信号生成手段9で、図11(a)に示したようなPWM出力をするような演算結果がなされた場合、上アームのスイッチング素子が1つ通電しているタイミング(2)の期間がADサンプリング時間21よりも短い状態になっていて、インバータ母線に現れるW相の電流を正確に検出することができない。ここで、デューティ補正手段20で、U相デューティとW相デューティのそれぞれが補正され、図11(b)の1回目キャリア1周期のように上アームのスイッチング素子が1つ通電しているタイミング(2)の期間がADサンプリング時間よりも長くなっている。ここではタイミング(2)に必要な期間に対して不足している分の1/2の期間をU相デューティについては減算、W相デューティについては加算の補正を行うことによってタイミング(2)期間を確保している。また、2回目のキャリア1周期においては、U相デューティについて1回目のキャリア1周期に小さくしたデューティ分を増やし、W相デューティについては1回目のキャリア1周期に大きくなったデューティ分を減らしている。
この動作によれば、デューティの増減を行った次のキャリア1周期では、デューティの増減量を差し引く補正が行われるため、PWM信号のキャリア2周期における変更量を極力なくすことができ、相電流の乱れをなくせる。
なお、2回目のキャリア周期においても位相推定や回転数推定するアルゴリズムを処理する場合は、1回目のキャリア周期で検出される相電流値によって演算することが可能である。
図12は、モータ3が回転している時の電流波形と電気1周期におけるキャリア周期を示す信号を表したものであり、図12(a)は、モータ3が高速回転すなわち重負荷状態で回転している時の様子を示し、図12(b)は、モータ3が低速回転すなわち軽負荷状態で回転している時の様子を示したものである。これらから分かるように、モータ3が軽負荷状態で回転している時は、キャリア周期毎の電流変化量は少なくなり、重負荷状態の時はキャリア周期毎の電流変化量は多くなる。
すなわちモータ3が軽負荷状態で低速回転している時(電流指令演算手段19で得られ
る電流指令実行値が閾値以下の場合)は、キャリア周期毎の電流検出をキャリア周期の1/2に減らしても検出毎の電流値は大きく変化しないため、PWM信号のデューティの変更量を極力少なくし、正弦波電流に歪みを発生させないことを優先させる制御を行うものとした。
以上のように、本実施の形態によれば、軽負荷である低速回転域から重負荷である高速回転域まで電流歪みのない正弦波電流による安定したモータ駆動が実現でき、電流検出手段をインバータとモータの間の線間に2つ以上設ける必要がない安価なシステム構成で精度よく正弦波駆動を実現することができる。また、キャリア周波数を下げることによる制御性の悪化を招くことがないという効果も有する。
(実施の形態2)
図13は、本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置のモータの電流波形と電流指令実効値を示す図である。なお、上記第1の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に示した動作において、相電流変換部7で三相それぞれの電流を求めるためのデューティの増減によるPWM信号の操作のみが行われる第1のモードと、電流指令演算手段19で得られる電流指令実行値が、閾値以下の場合はデューティの増減と次のキャリア周期でデューティの増減量を差し引く補正が行われる第2のモードが、モータ3の機械角一回転中に存在させるようにしたものである。
図13は、4極のモータ3を動作させた時の電流波形を示したもので、モータ3の機械角一回転中にトルク脈動が存在し、図13に示すように電流指令演算手段19で得られる電流指令実行値が機械角一回転中に変化しているような場合を示し、電流指令実行値の閾値を境にして上記モード1とモード2が存在している。
以上のように本実施の形態によれば、モータ3の機械角一回転中におけるトルク脈動に対して適正なタイミングで通電させるとともに、電流波形を歪ませることなく駆動できるより高い信頼性を確保したモータ駆動用インバータ制御装置を提供することができる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態は、上記第1、2の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置において、デューティの増減量を差し引く補正が行われるキャリア周期では、各相の電流値は、前回までのキャリア周期で得られる時系列変化量から推定演算するようにしたものである。
この推定演算式は、
Iu(n)=Iu(n−1)+[Iu(n−1)−Iu(n−2)]…(2)
で表されるような非常に簡単なものでもよく、これによって位相推定部17や回転子速度推定部18での演算結果の精度を向上させることが可能となるものである。
なお、上記第1〜3の実施の形態で説明したモータ駆動用インバータ制御装置は、モータを駆動するインバータ回路を搭載した空気調和機、冷蔵庫、電気洗濯機、電気乾燥機、電気掃除機、送風機、ヒートポンプ給湯器等に広く応用できると共に、いずれの製品についても、モータ駆動用インバータ装置を小型化、軽量化することで、製品の設計の自由度が向上し、安価な製品を提供することができる。
(実施の形態4)
図14は、本発明の第4の実施の形態における冷凍装置の構成を示す図である。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における冷凍装置は、図14に示すように、モータ3を内蔵した圧縮機30と、モータ3を制御するモータ駆動用インバータ制御装置13と、凝縮器31と、乾燥器32と、膨張器33、蒸発器34とから構成され、圧縮機30、凝縮器31、乾燥器32、膨張器33、蒸発器34は、ロウ付けなどの溶接により、配管35によって流体的に結合されている。
以上のように構成された冷凍装置について、以下その動作、作用を説明する。
圧縮機30は、低圧、低温の冷媒蒸気を吸入し、圧縮して高圧、高温の蒸気にする。圧縮機30より吐出された高温、高圧の冷媒蒸気は凝縮器31に入り、空気により冷却され、高圧の冷媒液となる。その後、乾燥器32にて、冷凍装置内の水分などが除去され、膨張器33の狭い弁路の抵抗により高圧であった冷媒の圧力が低下し、低圧、低温の液冷媒となり、蒸発器34に入る。この低圧、低温の液冷媒は蒸発器34内を流れる間、周囲の熱を奪いながら蒸発し、低圧、低温の冷媒蒸気となり、圧縮機30の吸入管30aに吸込まれる。
以上のように本実施の形態によれば、圧縮機30に内蔵されたモータ3の制御を上記第1〜3の実施の形態に記載されたモータ駆動用インバータ制御装置13で行っているので、モータ3の回転制御が精度良く行われ、きわめて振動の少ない圧縮機30、すなわち振動が少なく運転音の静かな冷凍装置を提供することができる。また、上記のように冷凍装置の構成部品は全てロウ付けなどの溶接により、配管35によって結合されており、このロウ付けされた部分に大きな振動による応力が繰り返しかかると疲労により亀裂が発生し、冷媒がリークする可能性もあるが、本実施の形態では圧縮機30の振動が低いため、冷凍装置の配管35の疲労による亀裂の発生が抑えられ、折損が生じにくくなり、信頼性の高い冷凍装置を提供することができる。
以上のように、本発明にかかるモータ駆動用インバータ制御装置は、高価な電流センサを用いることなくモータの各相の電流を再現することができ、かつ、駆動波形に歪などを生じさせない制御によってシステムの信頼性向上が図れるため、空気調和機における圧縮機駆動モータなどのようにパルスジェネレータ等の速度センサを使用することができない場合に限らず、サーボドライブなどのような場合においても適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置の構成を示ブロック図 同モータ駆動用インバータ制御装置のモータの相電流状態の時間的変化の一例、及び、電気角の各区間におけるモータの各相巻線での電流の状態を表す図 同モータ駆動用インバータ制御装置において、半キャリア周期におけるPWM信号の一例を表す図 (a)、(b)、(c)図3におけるPWM信号による駆動時のモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 同モータ駆動用インバータ制御装置において、半キャリア周期におけるPWM信号の他の例を表す図 (a)、(b)、(c)図5におけるPWM信号による駆動時のモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 同モータ駆動用インバータ制御装置において、デッドタイム期間における、PWM信号による駆動時にモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 同デッドタイム期間における、PWM信号による駆動時にモータ及びインバータに流れる電流状態を表す図 同モータ駆動用インバータ制御装置において、半キャリア周期におけるPWM信号の一例を表す図 (a)、(b)同モータ駆動用インバータ制御装置のデューティ補正手段での動作の一例を表す図 (a)、(b)同デューティ補正手段での別な動作の例を表す図 (a)同モータ駆動用インバータ制御装置のモータの電流波形と電気1周期におけるキャリア周期を示す信号を表す図(高速回転時)、(b)同モータの電流波形と電気1周期におけるキャリア周期を示す信号を表す図(低速回転時) 本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動用インバータ制御装置のモータの電流波形と電流指令実効値を示す図 本発明の第4の実施の形態における冷凍装置の構成を示す図 従来のモータ駆動用インバータ制御装置の構成を表すブロック図 同モータ駆動用インバータ制御装置の動作を示す波形図 同波形の期間Tにおける詳細動作波形図
符号の説明
1 直流電源
2 インバータ
3 モータ
6 制御部
7 相電流変換部
9 PWM信号生成部
10 ベースドライバ
11 直流電流検出器
12u〜12w スイッチング素子(上アーム側)
12x〜12z スイッチング素子(下アーム側)
14u〜14z フリーホイールダイオード
16 インバータ入力電圧検出部
17 位相推定部
18 回転子速度推定部
19 電流指令演算手段
20 デューティ補正手段
21 ADサンプリング時間

Claims (2)

  1. 直流の入力を交流に変換してモータを駆動するインバータと、前記インバータに流れる直流電流を検出する直流電流検出器と、前記直流電流検出器から得られる直流電流を基に前記モータの各相の電流値を再現する相電流変換部と、前記インバータが出力する電圧値と前記相電流変換部により得られる前記モータの各相の電流値から前記モータに通電すべき電流指令実行値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令演算手段で得られる電流指令実行値に基づいて前記インバータを制御するPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、前記PWM信号生成手段で生成されたPWM信号のキャリア1周期中で、前記インバータの上アーム側のスイッチング素子が1つ通電している第1の期間と、上アーム側のスイッチング素子が2つ通電している第2の期間が、直流電流を検出するための時間を確保したものとなるようデューティの増減をおこなうと共に、前記電流指令演算手段で得られた前記電流指令実行値が所定の閾値以下の場合は、次のキャリア周期でデューティの増減量を補正するデューティ補正手段とを備えたモータ駆動用インバータ制御装置であって、前記デューティ補正手段によりデューティの増減のみが行われる第1のモードと、デューティの増減と次のキャリア周期にて増減量の補正が行われる第2のモードが、モータの機械角一回転中に存在させ、デューティの増減量の補正が行われるキャリア周期においては、
    各相の電流値を、前回までのキャリア周期で得られる時系列変化量から推定演算することを特徴とするモータ駆動用インバータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動用インバータ制御装置と、前記モータ駆動用インバータ制御装置により運転制御されるモータを内蔵した圧縮機を備えた冷凍装置。
JP2006070612A 2006-03-15 2006-03-15 モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置 Expired - Fee Related JP4788416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006070612A JP4788416B2 (ja) 2006-03-15 2006-03-15 モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006070612A JP4788416B2 (ja) 2006-03-15 2006-03-15 モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007252065A JP2007252065A (ja) 2007-09-27
JP4788416B2 true JP4788416B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38595793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006070612A Expired - Fee Related JP4788416B2 (ja) 2006-03-15 2006-03-15 モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4788416B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020246355A1 (ja) 2019-06-04 2020-12-10 サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社 電力変換装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5098599B2 (ja) * 2007-11-29 2012-12-12 パナソニック株式会社 空気調和機の圧縮機用ブラシレスモータ駆動装置
KR101461559B1 (ko) * 2007-12-21 2014-11-13 엘지전자 주식회사 공기조화기의 전동기 제어장치
JP2010068581A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Panasonic Corp 電動機駆動装置
JP5428796B2 (ja) * 2009-11-19 2014-02-26 株式会社リコー モータ駆動制御装置
JP2014176100A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Calsonic Kansei Corp モータ制御装置およびモータ制御方法
CN112615574B (zh) * 2020-12-22 2023-03-24 河北工大科雅能源科技股份有限公司 一种直流电机驱动装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3665812B2 (ja) * 2000-10-03 2005-06-29 株式会社日立製作所 パルス幅変調方法、装置および電力変換器
JP3931079B2 (ja) * 2001-12-14 2007-06-13 松下電器産業株式会社 電動機駆動装置及びそれを用いた冷凍装置
JP3834527B2 (ja) * 2002-06-24 2006-10-18 株式会社日立製作所 ブラシレスモータ制御装置
JP2005151744A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020246355A1 (ja) 2019-06-04 2020-12-10 サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007252065A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931079B2 (ja) 電動機駆動装置及びそれを用いた冷凍装置
KR100732717B1 (ko) 모터시스템 및 그 제어방법과, 이를 이용한 압축기
US7688018B2 (en) Inverter
JP4788416B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置及び冷凍装置
KR101364226B1 (ko) 모터 구동 제어 장치 및 공조 기기
JP5070799B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置とそれを備えた機器
WO2007049473A1 (ja) インバータ装置
JP4561838B2 (ja) インバータ装置
JP6046446B2 (ja) ベクトル制御装置、およびそれを用いたモータ制御装置、空調機
JP2010045941A (ja) モータ制御回路,車両用ファン駆動装置及びモータ制御方法
JP2004129356A (ja) 電動機駆動装置
JP2007236188A (ja) インバータ装置
JP6982519B2 (ja) 電力変換装置
JP6463966B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動用モジュール並びに冷凍機器
JP2008301579A (ja) 冷凍サイクル圧縮機駆動用の電力変換装置及びそれを用いた冷凍装置
JP3698051B2 (ja) モータ駆動装置
CN114128131A (zh) 功率转换装置
JP2004040861A (ja) モータの駆動装置
JP2007028778A (ja) 電動機駆動装置及びそれを用いた空気調和機
JP2003111480A (ja) 電動機駆動装置
JP5385557B2 (ja) モータ制御装置、圧縮機駆動装置、及び冷凍・空調装置
JP2005323414A (ja) モータ駆動装置とそのモータ駆動装置を搭載した電動圧縮機及び車両用空調装置
JP4186750B2 (ja) モータ制御装置
JP2008160915A (ja) モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器
JP4793079B2 (ja) モータ駆動用インバータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees