JP4787122B2 - 条付可撓管の接続方法 - Google Patents
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Description
ねじ込み型の継手は、可撓管の外周に整合する内周形状を有する螺旋付きの筒状のものであり、継手の一方側および他方側を接続しようとする一対の可撓管の端部にねじ込み、シール剤を隙間に充填することにより接続を完了する。
このような螺旋またはコルゲート型可撓管は各種直径のものが市販されており、下水管その他として利用されている。
そこで、本発明は係る課題を解決することを特徴とする。
布材(4) を前記条付可撓管(2) の端部の全外周に被覆すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
全体が筒状に形成され、その一端部の内面に前記条付可撓管(2) 外周の螺旋条(1) に内周が略整合する螺旋凹溝(5) を有するとともに、他端部が螺旋条のない円筒部(6a)に形成される塩化ビニール製の継手(6) を用意し、その継手(6) の前記一端部を、前記布材(4) を介して前記条付可撓管(2) の端部に密着するように螺着し、前記接着剤の硬化により両者間を液密に接合する工程と、
前記円筒部(6a)を塩化ビニール製枡(3)の筒状開口部に塩化ビニール用接着剤(8) を介して固定することを特徴とする条付可撓管の接続方法である。
布材(4) を前記条付可撓管(2) の端部の全外周に被覆すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
全体が筒状に形成され、その一端部の内面に前記条付可撓管(2) 外周の螺旋条(1) に内周が略整合する螺旋凹溝(5) を有するとともに、他端部が螺旋条のない円筒部(6a)に形成される塩化ビニール製の継手(6) を用意し、その継手(6) の前記一端部を、前記布材(4) を介して前記条付可撓管(2) の端部に密着するように螺着し、前記接着剤の硬化により両者間を液密に接合する工程と、
前記継手(6)の他端の開口を枡(7)または他の管路(9)の開口に位置させる工程と、
第1筒部(10)およびその孔縁に鍔部(11)または第2筒部(12)を有し、硬化性樹脂剤が塗布された補修材(13)を用意し、その第1筒部(10)を前記継手(6) の他端部内周面に被着すると共に、前記鍔部(11)または第2筒状部(12)を前記桝(7) または他の管路(9) の開口部およびその近傍に被着して、その樹脂剤を硬化する工程と、
を具備する条付可撓管の接合方法である。
内面側に凹条(23)が露出された状態の前記条付可撓管(2) の端部内周に布材(4) を被着すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
第1筒状部(16)と、その一端に一体に接続された第2筒状部(17)またはフランジ状部を有する布製の補修材(18)を用意し、その補修材(18)に樹脂剤を塗布すると共に、縦断面T字状に膨張する風船型の補修機(19)の外周にその補修材(18)を被着して、その補修材(18)の前記第1筒状部(16)を前記布材(4) 内に挿入し且つ、前記第2筒状部(17)またはフランジ状部を本管(15)の内面の位置し、加圧気体を補修機(19)の内部に供給して前記補修材(18)を前記布材(4) に圧着して、その補修材(18)および布材(4) を前記条付可撓管(2) の前記凹条(23)に馴染むように変形させた状態で、前記樹脂剤を硬化する工程と、
を具備する条付可撓管の接続方法である。
前記接着剤がホットメルト接着剤よりなり、その接着剤を加熱しつつ、前記布材(4) に塗布することを特徴とする条付可撓管の接続方法である。
即ち、条付可撓管2の端部に継手6の端部を螺着締結する際、布材4がそれらの間に介在され、それが接着剤を介して硬化することにより、条付可撓管2と継手6との間を確実に且つ、液密に接続すると共に、螺着状態を保持するため機械的強度を有し、軸方向の外力が加わっても、両者が外れることがない。また、円筒部(6a)を塩化ビニール製枡(3)の筒状開口部に塩化ビニール用接着剤(8) を介して固定するので接着が容易となる。
上記構成において、継手6の他端開口を桝7または他の管路9の開口に位置させ、樹脂剤が塗布された補修材13を介して、継手6と桝7または管路9との開口部を樹脂剤の硬化により接合することができる。この場合にも、難接着性材料からなる条付可撓管2の端部を、塩化ビニール製の継手6および補修材13並びに硬化性樹脂剤を介して確実且つ、容易に接合することができる。
上記構成において、ホットメルト接着剤を加熱しつつ布材4に塗布する場合には、その冷却と共に接着が完了し、条付可撓管2の端部と本管15の開口15a との間を迅速に接続することができる。
図1はポリエチレン製の条付可撓管2の端部と桝とを塩ビ製の継手6を介して接続する第1工程の説明図であり、図2はその継手6と桝3の出口パイプ部14とを接続する説明図である。また、図3はその条付可撓管2と継手6との接合状態を示す部分縦断面図である。この条付可撓管2は、図1に示す如く外周に螺旋条1が形成されたポリエチレン製のものであり、その内面には図3に示す如く螺旋の存在しないポリエチレン製の直管が一体に形成されている。
このような継手6は、射出成形等により製造することができる。継手6の螺旋凹溝5の内直径は、条付可撓管2の螺旋条1の外直径よりも僅かに大に形成されている。
なお、ホットメルト接着剤22としては熱可塑性のポリプロピレン系のものを用いることができる。螺着にあたっては、予め条付可撓管2と布材4と継手6とを加熱状態で行うことにより、接着剤を溶融したまま螺着できる。
この場合、継手6と桝7の開口7aとは補修材13を介して接続される。その補修材13は、一例として第1筒部10の一方の孔縁部に鍔部11が一体に形成された不織布からなり、その補修材13に予め熱硬化性または光硬化性の樹脂が塗布される。そして補修機19により、補修材13が継手6の内面および桝7の内面に圧着される。
この例では、補修材13として第1筒部10と第2筒部12とが一体に縫着されたものを用い、補修機19として内部に圧力空気を挿脱自在に挿入することにより、T字状に膨張するものを用いる。そして補修材13には、予め前記同様の樹脂剤が塗布され、塩化ビニール製の継手6の円筒部6aと管路9とがその補修材13を介して接続される。このとき、補修材13の第1筒部10は継手6の内面に接合され、第2筒部12は管路9の内面に接合される。
この方法に用いる補修材18は、図5のそれと同様に第2筒状部17と第1筒状部16とを有し、補修機19を膨張させることによって第2筒状部17を本管15の内周に圧着すると共に、第1筒状部16を条付可撓管2の内周に圧着するものである。条付可撓管2は、この例では内部に直管部分を有するものが用いられ、接続前にその条付可撓管2の端部における内側直管部分を削りとる。そして、不織布からなる布材4をその内面に被着させ、前記ホットメルト接着剤をその布材4に塗布しておく。
このとき布材4および補修材18の内面は、条付可撓管2の凹条23に馴染んだ形となる。即ち、布材4および補修材18の表面は条付可撓管2の内面形状に沿って凹凸する。そして布材4および補修材18自体が、接着剤および樹脂剤によって一体に硬化し、それらが補強繊維となり接続強度を有すると共に、液密性の高いものとなる。
なお、図6において条付可撓管2はその外周に螺旋条1が設けられたものであっても、多数の環条が軸方向に互いに平行に離間して突設したものであってもよい。
2 条付可撓管
2a 内面
3 桝
4 布材
5 螺旋凹溝
6 継手
6a 円筒部
7a 開口
8 塩化ビニール用接着剤
9 管路
9a 開口
10 第1筒部
11 鍔部
12 第2筒部
13 補修材
14 出口パイプ部
15a 開口
16 第1筒状部
17 第2筒状部
18 補修材
19 補修機
20 溶融器
21 ノズル
22 ホットメルト接着剤
23 凹条
Claims (5)
- 難接着性樹脂材料からなり、外面に螺旋条(1) が突設された可撓管(2) の端部を、筒状の継手の一端部に接続する条付可撓管の接続方法において、
布材(4) を前記条付可撓管(2) の端部の全外周に被覆すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
全体が筒状に形成され、その一端部の内面に前記条付可撓管(2) 外周の螺旋条(1) に内周が略整合する螺旋凹溝(5) を有するとともに、他端部が螺旋条のない円筒部(6a)に形成される塩化ビニール製の継手(6) を用意し、その継手(6) の前記一端部を、前記布材(4) を介して前記条付可撓管(2) の端部に密着するように螺着し、前記接着剤の硬化により両者間を液密に接合する工程と、
前記円筒部(6a)を塩化ビニール製枡(3)の筒状開口部に塩化ビニール用接着剤(8) を介して固定することを特徴とする条付可撓管の接続方法。 - 請求項1において、
前記接着剤がホットメルト接着剤よりなり、その接着剤を加熱しつつ、前記布材(4) に塗布することを特徴とする条付可撓管の接続方法。 - 難接着性樹脂材料からなり、外面に螺旋条(1) が突設された可撓管(2) の端部を、筒状の継手の一端部に接続する条付可撓管の接続方法において、
布材(4) を前記条付可撓管(2) の端部の全外周に被覆すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
全体が筒状に形成され、その一端部の内面に前記条付可撓管(2) 外周の螺旋条(1) に内周が略整合する螺旋凹溝(5) を有するとともに、他端部が螺旋条のない円筒部(6a)に形成される塩化ビニール製の継手(6) を用意し、その継手(6) の前記一端部を、前記布材(4) を介して前記条付可撓管(2) の端部に密着するように螺着し、前記接着剤の硬化により両者間を液密に接合する工程と、
前記継手(6)の他端の開口を枡(7)または他の管路(9)の開口に位置させる工程と、
第1筒部(10)およびその孔縁に鍔部(11)または第2筒部(12)を有し、硬化性樹脂剤が塗布された補修材(13)を用意し、その第1筒部(10)を前記継手(6) の他端部内周面に被着すると共に、前記鍔部(11)または第2筒状部(12)を前記桝(7) または他の管路(9) の開口部およびその近傍に被着して、その樹脂剤を硬化する工程と、
を具備する条付可撓管の接合方法。 - 難接着性樹脂材料からなり、外面に螺旋条(1) または多数の環条が軸線方向に互いに平行に離間して突設された可撓管(2) の端部を、補修材を介して本管(15)の開口(15a) に接続する条付可撓管の接続方法において、
内面側に凹条(23)が露出された状態の前記条付可撓管(2) の端部内周に布材(4) を被着すると共に、その布材(4) に接着剤を塗布する工程と、
第1筒状部(16)と、その一端に一体に接続された第2筒状部(17)またはフランジ状部を有する布製の補修材(18)を用意し、その補修材(18)に樹脂剤を塗布すると共に、縦断面T字状に膨張する風船型の補修機(19)の外周にその補修材(18)を被着して、その補修材(18)の前記第1筒状部(16)を前記布材(4) 内に挿入し且つ、前記第2筒状部(17)またはフランジ状部を本管(15)の内面の位置し、加圧気体を補修機(19)の内部に供給して前記補修材(18)を前記布材(4) に圧着して、その補修材(18)および布材(4) を前記条付可撓管(2) の前記凹条(23)に馴染むように変形させた状態で、前記樹脂剤を硬化する工程と、
を具備する条付可撓管の接続方法。 - 請求項4において、
前記接着剤がホットメルト接着剤よりなり、その接着剤を加熱しつつ、前記布材(4) に塗布することを特徴とする条付可撓管の接続方法。
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