JP4787035B2 - 温水式暖房システム及びその運転制御方法 - Google Patents
温水式暖房システム及びその運転制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4787035B2 JP4787035B2 JP2006038799A JP2006038799A JP4787035B2 JP 4787035 B2 JP4787035 B2 JP 4787035B2 JP 2006038799 A JP2006038799 A JP 2006038799A JP 2006038799 A JP2006038799 A JP 2006038799A JP 4787035 B2 JP4787035 B2 JP 4787035B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- terminals
- terminal
- priority
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
(1)熱源機と、優先運転順位が定められた複数の温水端末器と、を備えた温水式暖房システムにおいて、複数の温水端末器の同時運転要求時に、最初に全ての対象温水端末器を運転開始させ、温水往き側温度が第一の閾値以下となったときは、優先運転順位下位の温水端末器から順次、運転待機させて行き、第一の閾値を超える所定の温度となったときは、運転待機状態の温水端末器のうち優先運転順位上位の温水端末器から順次待機解除して行く、ことを特徴とする温水式暖房システムの運転制御方法である。
「温水端末器」には、「風呂追焚機能」を含めることができる。風呂追焚機能は厳密にいえば熱源機が持つ機能であるから、本来的には温水端末器には含まれないことになる。しかし、使用者は、一般に浴槽近傍に設置されたリモコンにより追焚運転操作を行うことから、他の温水端末機と同一に認識する。また、本発明の作用・効果上も他の温水端末器と同一と見做し得るため、温水端末器として扱うことができる。
「同時運転要求時」とは、必ずしも複数の温水端末器が同時にスイッチONされた状態を意味するものではなく、ある温水端末器が運転されている状態で他の温水端末器が運転開始要求された場合をも含む概念である。
閾値を2段階とし、温水温度の低下が著しいときは複数の温水端末器を運転待機させることにより、設定温度への復帰を早めることができる。
(3)上記において、各温水端末器の必要加熱量情報を、さらに備え、かつ、最初に全ての対象温水端末器を運転開始させることに替えて、対象温水端末器の必要加熱量の積算値が前記熱源機の最大加熱量を超えるときは、優先運転順位下位の一又は複数の温水端末器を運転開始対象から外して運転待機させる、ことを特徴とする。
(4)熱源機と、優先運転順位が定められた複数の温水端末器と、を備えた温水式暖房システムにおいて、複数の温水端末器の同時運転要求時に、最初に優先運転順位最上位の温水端末器を運転開始させ、温水往き側温度が所定の閾値以下となるまで、運転待機状態の温水端末器のうち優先運転順位上位の温水端末器から順次運転開始させて行き、当該閾値を下回る所定の温度となったときは、運転状態の温水端末器のうち優先運転順位下位の温水端末器から順次運転待機させて行く、ことを特徴とする温水式暖房システムの運転制御方法である。
(5)上記各発明において、温水往き側温度に替えて温水往き側温度変化率を用いることを特徴とする。
(6)また、温水往き側温度に基づく判定を、所定の時間ごとに行うことを特徴とする。
(7)さらに、前記所定の時間を運転時間の経過とともに変化させることを特徴とする。
このような制御を行うことにより、立ち上がり時間をさらに短縮することができる。
(8)さらに、前記熱源機が二温度制御方式の機器であり、かつ、高温制御運転時に前記制御を行うことを特徴とする。
ここにいう高温運転には、床暖房パネル立ち上がり時のいわゆるホットダッシュ運転(高温サーミスタによる温度制御を含む。
(9)さらに、優先運転順位が同一の複数の温水端末器を有し、かつ、当該複数の温水端末器が運転待機状態のときは、所定の時間ごとに当該複数の温水端末器間で運転待機する温水端末器をローテーションさせることを特徴とする。
このような制御を行うことにより、例えば床暖房パネルのように立ち上がりに時間を要し、かつ、複数系統を均等に立ち上げたい端末器について、優先運転順位の高い他の端末器の立ち上がりに影響を及ぼすことなく、目的を達成できる。
このような制御を行うことにより、同一温水端末器について運転条件によって優先順位を変化させることができ、より快適な暖房が可能になる。
また、使用者にその都度優先順位を選択させる手間が不要であるため、利便性が高いという効果がある。
本実施形態は、高温サーミスタ温度に基づいて運転待機する温水端末器の決定を行うことを特徴とし、主として上記(1)の発明に対応する。図1は、本実施形態に係る温水式暖房システム1の全体構成を示すものである。図2は熱源機2内部の詳細構成を示す図である。図3は、本実施形態の制御フローを示す図である。図4は、各温水端末器の優先運転順位テーブルの内容を概念的に示す図である。
次に図2を参照して、熱源機2は筐体2a内部に開放型シスターン23,給湯回路部25、暖房用燃焼部22、液液熱交換器である追焚用熱交換器24、及び給湯・暖房・自動風呂制御を行う制御部21を備えている。暖房用燃焼部22は、バーナ22b、燃焼用ファン22c、熱交換部22a、燃焼室(図示せず)、排気部(図示せず)等を一体化した構成を備えている。また、詳細図示を省略するが、給湯用回路25はバーナ、燃焼用ファン、熱交換部、燃焼室、排気部等を一体化した構成を備えている。さらに、熱源機2はエネルギー源であるガス供給系統(図示せず)を備えている。
熱源機2の温水温度制御は二温度制御方式であり、浴室乾燥暖房機4、ミストサウナ5等の高温端末器使用時、又はホットダッシュ運転時には高温サーミスタ30による温度制御(高温制御運転)を行い、床暖房パネルのみの定常運転時には低温サーミスタ(図示せず)による温度制御(低温制御運転)を行う。
また、温度判定インターバルの設定を一定時間(5分間)としたが、間隔を伸縮することができる。また、一定間隔ではなく、運転時間の経過とともに変化させる形態とすることもできる。
次に、図5をも参照して本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、主として上記(2)の発明に対応する。本実施形態の構成は第一の実施形態に係る温水式暖房システム1と同一であるので、重複説明を省略する。本実施形態が第一の実施形態と異なる点は、第一の実施形態では、高温サーミスタ温度が閾値を下回ったときにその時点における運転中の端末器のうち、優先順位最下位の端末器1台のみ運転待機させるのに対して、本実施形態では2段階の閾値を持ち、低温の閾値以下となったときは複数の温水端末器を同時に運転待機させることである。
さらに本発明の他の実施形態について、図6、7をも参照して説明する。本実施形態の構成についても、第一の実施形態に係る温水式暖房システム1と同一であるので、重複説明を省略する。本実施形態が上述の実施形態と異なる点は、上述の実施形態では優先順位が一義的に定まっていたのに対して、本実施形態では優先順位同一の温水端末器が複数存在する点である。さらに、優先順位同一の端末器が運転待機に該当したときは、一定時間ごとに待機端末器をローテーションさせる点である。図7は、本実施形態における各温水端末器の優先運転順位情報テーブルを示す図である。図4との相違点は、床暖房パネル3a乃至3cが優先順位4で同一という点である(ここでは説明の便宜上、床暖房パネル3a乃至3cをF1乃至F3とする)。
さらに本発明の他の実施形態について、図8をも参照して説明する。本実施形態の構成についても、第一の実施形態に係る温水式暖房システム1と同一である。また、制御フローについても図3と同一である。本実施形態が第一の実施形態と異なるのは、第一の実施形態では床暖房パネル3a乃至3cについて優先順位が各1つ設定されているのに対して、本実施形態では立ち上がり時(ホットダッシュ時)と定常時とで、異なる優先順位が設定されている点である。すなわち、図8を参照して、床暖房パネル3aの優先順位は、ホットダッシュ時は4位であるのに対して、定常時では7位に設定されている。床暖房パネル3b、3cについても同様である。優先順位をこのように設定したので、図3の制御フローに従って床暖房パネル間で競合したときは、ホットダッシュ状態の床暖房パネルが優先して暖房されることになる。
なお、本実施形態では床暖房パネルホットダッシュ時の優先順位を他の温水端末器よりは下位に設定したが、これに限らずさらに上位に設定することもできる。
2 熱源機
3a〜3c 床暖房パネル
4 浴室暖房機
5 ミストサウナ
21 制御部
22 暖房用燃焼部
23 開放型シスターン
24 追焚用熱交換器
29 循環ポンプ
30 高温サーミスタ
B1 追焚往側配管
B2 追焚戻側配管
V1〜V6 熱動弁
H1〜V10 (温水)配管
H11〜V16 (機内)配管
Claims (2)
- 熱源機と、優先運転順位が定められた複数の温水端末器と、を備えた温水式暖房システムにおいて、
複数の温水端末器の同時運転要求時に、最初に全ての対象温水端末器を運転開始させ、
温水往き側温度が第一の閾値以下となったときは、優先運転順位下位の温水端末器から順次運転待機させて行き、
温水往き側温度が前記第一の閾値より小さい第二の閾値以下のときは、複数の温水端末器を同時に運転待機させ、
第一の閾値を超える所定の温度となったときは、運転待機状態の温水端末器のうち優先運転順位上位の温水端末器から順次待機解除して行く、
ことを特徴とする温水式暖房システムの運転制御方法 - 請求項1において、各温水端末器の必要加熱量情報を、さらに備え、かつ、最初に全ての対象温水端末器を運転開始させることに替えて、
対象温水端末器の必要加熱量の積算値が前記熱源機の最大加熱量を超えるときは、優先運転順位下位の一又は複数の温水端末器を運転開始対象から外して運転待機させる、
ことを特徴とする温水式暖房システムの運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006038799A JP4787035B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 温水式暖房システム及びその運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006038799A JP4787035B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 温水式暖房システム及びその運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007218489A JP2007218489A (ja) | 2007-08-30 |
JP4787035B2 true JP4787035B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=38495992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006038799A Expired - Fee Related JP4787035B2 (ja) | 2006-02-16 | 2006-02-16 | 温水式暖房システム及びその運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4787035B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114756066B (zh) * | 2022-02-28 | 2024-03-22 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 具有多个用水终端的水系统及其控制方法和控制装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10103683A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Harman Co Ltd | 熱供給システム |
JP2000193254A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-14 | Rinnai Corp | 温水循環暖房装置 |
-
2006
- 2006-02-16 JP JP2006038799A patent/JP4787035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007218489A (ja) | 2007-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4962053B2 (ja) | 暖房システム | |
JP2007263517A (ja) | ヒートポンプ給湯機 | |
JP2018185120A (ja) | 暖房給湯装置およびその制御方法 | |
JP5126345B2 (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP2017190884A (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP2010276220A (ja) | 給湯システム | |
JP5122850B2 (ja) | 熱利用装置の制御方法 | |
JP4787035B2 (ja) | 温水式暖房システム及びその運転制御方法 | |
JP5755532B2 (ja) | 貯湯システム | |
JP6601059B2 (ja) | 複合熱源機 | |
JP2006125722A (ja) | ヒートポンプ給湯暖房システム | |
JP6331461B2 (ja) | 給湯暖房装置 | |
JP7151838B2 (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP5703926B2 (ja) | 熱供給システム | |
JP2013217575A (ja) | ヒートポンプ給湯機 | |
JP2008304153A (ja) | ヒートポンプ給湯機 | |
JP2011185573A (ja) | 熱供給装置 | |
JP2007024466A (ja) | 温水式暖房システム及びその運転方法 | |
JP6403630B2 (ja) | 貯湯ユニット | |
JP2004205140A (ja) | 風呂用追焚装置 | |
JP4710436B2 (ja) | 温水循環式暖房機の温水供給制御方法 | |
JP6403631B2 (ja) | 貯湯ユニット | |
JP2015155781A (ja) | ヒートポンプ給湯機 | |
JP4155162B2 (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP6398075B2 (ja) | ヒートポンプ給湯機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110712 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110714 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4787035 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |