JP4787003B2 - ポンプを冷却する方法及びシステム - Google Patents

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Description

本願は、本願と同日に出願された、弁理士整理番号SSIT−117、”超臨界流体を使用して基板を処理する方法及びシステム”と題する同時係属の米国特許出願第10/987,066号に関する。この出願の全内容は本願明細書にその全体を参考文献として援用する。
本発明は、超臨界流体を使用して基板を処理するためのシステム、及びより詳細には高温超臨界流体を流動させるためのシステムに関する。
集積回路(IC)用半導体デバイスの組立ての間に、パターン・エッチング及び被着処理の両方を含む材料処理段階のシーケンスが行われ、これにより、材料は、それぞれ、基板表面から除去されるか又は基板表面に加えられる。例えば、パターン・エッチング中に、例えば、フォトリソグラフィーを使用する、フォトレジストのような放射感光材料のマスク層に構成されたパターンは、マスク層に対して下に敷く材料フィルムの選択的な除去を促進するために物理及び化学処理の組合せを使用して、下敷きの薄い材料フィルムに転写される。
その後、残りの放射感光材料、すなわちフォトレジスト、及び硬化したフォトレジスト及び他のエッチング残留物のようなポスト・エッチング残留物は1つ以上のクリーニング処理を使用して除去される。慣用的に、これらの残留物は酸素プラズマのプラズマ・アッシングを行うことによって除去される。引き続いて、剥離化学薬品の液体浴内に基板を浸漬させることによって湿式クリーニングが行われる。
最近まで、乾式プラズマ除灰及び湿式クリーニングは、半導体処理中に蓄積された残留物及び汚染物質の除去のために十分であることが判明していた。しかしながら、ICのための最近の進歩は、約45〜65ナノメーター(nm)より小さな形状構成寸法のような湿式クリーニングにとって承認し得る形状構成寸法より小さなエッチング形状構成にとっての臨界寸法の減少を含む。さらにまた、低誘電率(低k)材料のような新材料の到来は、プラズマ露出の間に損傷するこれらの感受性によるプラズマ灰の使用を制限する。
従って、現在、ドライ・プラズマ・アッシング及び湿式クリーニングを代替するための開発に興味が注がれている。一つの関心は溶剤のための、あるいは他の残留物除去成分のためのキャリヤとして超臨界流体を利用した乾式クリーニングの開発を含む。現在、本発明は、慣用の処理は、例えば、基板からのクリーニング残留物、特にこれらの基板は複雑なエッチング処理を受けるか、あるいは高アスペクト比形状構成を有する。
本発明は、超臨界流体を使用して、基板を処理するためのシステムを提供する。一実施形態においては、本発明は高温超臨界流体を使用して基板を処理するための流体流動システムを提供する。超臨界流体の温度は約80℃以上である。
別の実施形態によれば、流体流動システムは、高圧処理システムに連結され、かつ80℃以上の流体温度で超臨界流体を前記高圧処理システムに供給するように構成された第1流動配管と;前記第1流動配管に連結され、かつ前記第1流動配管によって前記超臨界流体を前記高圧処理システムに移動させるように構成され、冷媒を受容するように構成された冷媒入口と、前記冷媒を排出するように構成された冷媒出口と、を備える高温ポンプと;前記冷媒入口に連結され、かつ前記冷媒の冷媒温度を前記超臨界流体の前記流体温度以下に下降させるように構成された熱交換器と;を含む。
以下の記載では、本発明をより良い理解を容易にし、かつ限定する目的ではなく説明目的のために、処理システムの特定の幾何形状及びシステム構成要素の様々な説明のような特定の詳細を記載した。しかしながら、本発明はこれらの特定の詳細から離れた他の実施形態で実施し得ることを理解すべきである。
ここで図面を参照すると、幾つかの図面に亘って、類似した参照符号は等価又は対応する部品を示す。図1は本発明の実施形態による処理システム100を示す。図示した実施形態では、処理システム100は、80℃に等しいか又は高い流体の臨界温度より高く上昇した温度で、処理化学薬品薬品のような他の添加物で又は無しで超臨界状態にある流体のような高圧流体で基板105を処理するように構成される。処理システム100は、これらの全てが基板105を処理するように構成される、処理チャンバ110、流体流動システム120、処理化学薬品薬品供給システム130、高圧流体供給システム140、及び制御装置150を備える。制御装置150は、処理チャンバ110、流体流動システム120、処理化学薬品反応供給システム130、及び高圧流体供給システム140に連結し得る。あるいは、又は加えて、制御装置150は1つ以上の制御装置/コンピュータ(図示せず)に連結し得る。また、制御装置150は更なる制御コンピュータからセットアップ及び/又は構成情報を得ることができる。
図1では、単独の処理要素(110、120、130、140及び150)が示されているが、これは本発明に必要ではない。処理システム100は、独立した処理要素に加えて、これらの独立した要素と協働する任意数の制御装置を具備する任意数の処理要素を備え得る。制御装置150は任意数の処理要素(110、120、130及び140)を構成するように使用し得る。また、制御装置150は処理要素からのデータを集め、処理し、記憶し、及び表示し得る。
制御装置150は、処理要素の1つ以上を制御するために多くのアプリケーションを備え得る。例えば、制御装置150は、使用者が1つ以上の処理要素を監視及び/または制御可能な使用し易いインタフェースを与え得るグラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)構成要素(図示せず)を含み得る。
図1をなお参照すると、流体流動システム120は、処理チャンバ110を通じて供給源130及び140からの流体及び化学薬品を流すように構成される。流体流動システム120は、第1流動配管620によって処理チャンバ110から及び逆に流体及び化学薬品が再循環する再循環システムとして示されている。この再循環は多くの用途のための最も好ましい構成であろうが、これは本発明に必ずしも必要ではない。流体、特に安価な流体は、処理チャンバ110を一度通過して廃棄し得る。それは処理チャンバ内への再入のため再調整するより、より効率的かもしれない。従って、流体流動システムは例示的実施形態では再循環システムとして説明されているが、或る場合には、非循環システムで置換し得る。この流体流動システムすなわち再循環システム120は、流体流動システム120を通じて、及び処理チャンバ110を通じて処理溶液の流れを制御するための1つ以上のバルブ(図示せず)を含み得る。この流体流動システム120は、処理する溶液のために特定温度、圧力又は両方を維持し、流体流動システム120及び処理チャンバ110を通じて処理溶液を流すために、任意数の逆止バルブ、フィルター、ポンプ、及び/又はヒーター(図示せず)を備え得る。更に、流体流動システム120内に設けられた多くの構成要素の中の何れか1つは、特定処理温度と一致する温度まで加熱し得る。
流体流動又は再循環ポンプのような幾つかの構成要素は適切な機能を可能にするために冷却を要し得る。例えば、超臨界処理の間に高圧力及び清浄状態での処理性能のために必要とする仕様を有する幾つかの入手可能なポンプは、温度が制限された構成要素を備える。したがって、流体及び構造体の温度が上昇すると、ポンプの冷却はその機能を維持するために必要とされる。高圧処理システム100を通じて超臨界流体を循環させる流体流動システム120は、高圧処理チャンバ110に連結され、かつ80℃以上の流体温度で高圧処理チャンバ110に超臨界流体を供給するように構成された第1流動配管620、及び第1流動配管620に連結されて、図6A及び図6Bを参照して以下に示し且つ説明する高温ポンプ600を備え得る。高温ポンプは第1流動配管620を通じて、高圧処理チャンバ11まで超臨界流体を移動させるように構成し得る。ここで。高温ポンプは冷媒を受容するように構成された冷媒入口と、冷媒を排出するように構成された冷媒出口と、を備える。冷媒入口に連結された熱交換器は超臨界流体の流動温度以下の温まで冷媒の冷媒温度を下降させるように構成し得る。
図6Aに示すように、第1流動配管620からの高圧流体を、熱交換器630を通じて、ポンプ600を通じて、及び第1流動配管620に戻るように高圧処理流体チャンバ110(又は210)に方向転換することによって、流体流動システム120(又は図2を参照して以下に説明するような220)と協働する高温ポンプ600を冷却するために一つの実施形態が提供される。例えば、ポンプ600内に収容されたポンプ・インペラー610は、第1流動配管620の吸込み側622から、入口612から出口614を経て第1流動配管620の圧力側まで高圧流体を移動させ得る。高圧流体の一部は、入口バルブ628によって方向転換することができ、熱交換器630を通じて、そして冷媒入口632を通じてポンプ600に入ることができる。その後、冷却に利用される高圧流体の一部は冷媒出口634でポンプ600から出て、出口バルブ626によって第1流動配管620に戻ることができる。
別様に、図6Bに示すように、別の実施形態が、二次流動配管640を使用してポンプ600を冷却するために提供される。超臨界流体のような高圧流体は、流体源(図示せず)から熱交換器630(流体の温度を低下させるために)を通じて導かれ、そして、次に、冷媒入口632を通じてポンプ600に入り、ポンプ600を通過し、冷媒出口634を出て、及び排出システム(図示せず)まで続く。流体源は、超臨界ニ酸化炭素源のような超臨界流体源を含み得る。流体源は、図1(又は図2)に示した高圧流体供給システム140(又は240)の部材とし得る。排出システムはベントを含み得るか、あるいは排出システムは熱交換器630及びポンプ600を通じて高圧流体を再循環させるように構成された再循環システムを含み得る。
更に別の実施形態では、図6A及び図6Bに描かれたポンプは、図7に提供されたポンプ組立体を含み得る。図7に示すように、ブラシレスのコンパクトな缶詰ポンプ組立体700はポンプ部分701及びモーター部分702を有して示される。
モーター部分702はポンプ部分701を駆動する。ポンプ部分701は、ポンプ部分701内で回転する遠心インペラー720を組み込んでいる。それは内部ポンプハウジング705及び外部ポンプハウジング715を含む。入口710(ポンプ組立体700の吸込み側)は、インペラー720にポンプ流体を伝える。また、インペラー720は、出口730(ポンプ組立体700の圧力側)に流体を汲む。モーター部分702は、ステーター770及びローター760を具備する電気モーターを含む。電気モーターは速度及び/又は負荷特性が変更可能である可変速電動機とし得る。あるいは、電気モーターは誘導電動機とし得る。ローター760は、非磁性ステンレス鋼スリーブ780内部で構成される。ローター760は流体との接触からそれを分離するのに缶封される。ローター760は、好ましくは1.5インチと2インチの間の直径を有する。ステーター770も汲み上げられる流体からそれを分離するために缶封される。インペラー720の端部に取り付けられる箇所では、ポンプシャフト750はモーター部分702からポンプ部分701まで遠くに延在する。ポンプシャフト750は、ステンレス鋼スリーブ780によってトルクが伝えられるように、ステンレス鋼スリーブ780に溶接し得る。インペラー720は、好ましくは1インチ〜2インチの間の直径を有しており、回転ブレードを含む。ローター760は、例えば、毎分60,000回転(rpm)の最大速度を有し得る。しかしながら、より早くも又は遅くもし得る。勿論、他の速度及び他のインペラー寸法は異なる流量を達成する。ブラシレスDC技術によれば、ステーター770の巻線を流過する電流によって生成される電磁界によってローター760は作動される。動作中に、ポンプシャフト750は、流体を汲むためにモーター部分702からポンプ部分701にトルクを伝える。モーター部分702はポンプ組立体700を作動させるのに適した電気制御装置(図示せず)を含み得る。電気制御装置(図示せず)は、ステーター770の巻線を連続して付勢又は励磁するために整流制御装置(図示せず)を含み得る。
ローター760はエポキシ樹脂に入れられ、流体からローター760を孤立させるためにステンレス鋼スリーブ780で包まれる。ステンレス鋼スリーブ780は高圧及び実質的に気密シールを作り出す。ステンレス鋼スリーブ780は高腐食抵抗を有しており、まさに高温で高強度を維持する。これは、実質的に粒子の生成を除去する。クロム、ニッケル、チタン及び他の要素も各々異なる特性と共に、一連のステンレス鋼等級を作り出すために量を変えてステンレス鋼に加え得る。
ステーター770はエポキシ樹脂に入れられ、かつ重合体スリーブ790によって流体から密封される。重合体スリーブ790は好ましくはPEEKTM(ポリエーテルエーテルケトン)スリーブである。PEEKTMスリーブは、ステーター770用ケーシングを構成する。重合体スリーブ790は例外的に強く、高度交差結合されたエンジニアリング熱可塑性物質であるため、それは超臨界状態でさえ二酸化炭素による化学薬品による攻撃及び浸透に抵抗し、実質的に粒子の生成を除去する。さらにまた、PEEKTM材料は低摩擦係数を有しており、本質的に難燃剤である。合金を含む他の高温及び耐食性材料は流体からステーター770を密封するために使用し得る。
ポンプシャフト750は第1腐食抵抗軸受740及び第2腐食抵抗軸受741により支持される。軸受740及び741は、セラミック軸受、ハイブリッド軸受、完全捕捉軸受(full complement bearings)、金属薄片ジャーナル軸受、あるいは磁気軸受とし得る。軸受740及び741はCronidur(登録商標)30で作られた軸受レースと組み合わされたシリコン窒化ボール製とし得る。
さらに、ポンプ組立体700は冷媒入口799、及び冷却用ポンプ組立体700を通じて冷媒の流れを可能にするように構成された冷媒出口800を含む。
図1を再び参照すると、処理システム100は高圧流体供給システム140を備え得る。高圧流体供給システム140は流体流動システム120に連結し得るが、これは必要ではない。別用の実施形態では、高圧流体供給システム140は別様に構成し、かつ別様に連結し得る。例えば、流体供給システム140は、処理チャンバ110に直に連結し得る。高圧流体供給システム140は超臨界流体供給システムを含み得る。本願明細書に引用されるような超臨界流体は、流体が臨界圧力に等しいか又は上、かつその相線図上の臨界温度に等しいか又は上、に維持される時に存在する状態である、流体が超臨界状態にある流体である。こうした超臨界状態では、流体は或る特性を有する。その1つは表面張力の実質的な欠如である。従って、本願明細書で引用されたような、超臨界流体供給システムは、処理チャンバが制御されつつある圧力及び温度における超臨界状態を想定した流体を送給するものである。更にまた、少なくとも臨界点で又は該臨界点近くで、流体は実質的に超臨界状態にあり、この状態では、流体の特性は、遂行される処理における自体の利点を実現するために十分であり、かつ十分長く存在する。例えば、二酸化炭素は、31℃の温度で約1070psiに等しいか又はより上で維持される時には超臨界流体である。処理チャンバにおける流体のこの状態は約80℃以上の温度で2000〜10000psiにおいて処理チャンバを作動させることによって維持し得る。
上述したように、流体供給システム140は二酸化炭素供給システムとし得る。例えば、流体供給システム140は流体用の臨界圧に実質的に近い圧力を有する高圧流体を導くために構成し得る。さらに、流体供給システム140は超臨界状態で二酸化炭素のような超臨界流体を導くために構成し得る。さらに、例えば、流体供給システム140は、ほぼ二酸化炭素の臨界圧から10,000のpsiまでの圧力範囲で、超臨界二酸化炭素のような超臨界流体を導くために構成し得る。本発明の広範な実施で有用な他の超臨界流体の種類の例は、(上述したような)二酸化炭素、酸素、アルゴン、クリプトン、キセノン、アンモニア、メタン、メタノール、ジメチルケトン、水素、水、及び硫黄六フッ化物を含むが、これに限定されない。流体供給システムは、例えば、超臨界流体を生成するために二酸化炭素源(図示せず)及び複数の流量制御要素(図示せず)を備え得る。例えば、二酸化炭素源は二酸化炭素送給システムを含み得る。また、流動制御要素は供給配管、バルブ、フィルター、ポンプ及びヒーターを含み得る。流体供給システム140は、処理チャンバ110内に流れ込む超臨界二酸化炭素の流れを可能にするか又は防ぐために開閉するように構成される入口弁(図示せず)を備え得る。例えば、制御装置150は圧力、温度、処理時間及び流量(流速)のような流体パラメータを決定するために使用し得る。
図1をなお参照すると、処理化学薬品薬品供給システム130は流体流動システム120に連結されるが、これは本発明に必要ではない。別様の実施形態では、処理化学薬品薬品供給システム130は別様に構成し得るものであり、かつ処理システム100中の異なる要素に連結し得る。処理化学薬品薬品は、処理化学薬品薬品供給システム130によって、基板特性に応じて変る比率で流体供給システム140によって導かれた流体内に導かれる。化学薬品が使用され、かつ処理は処理チャンバ110内で行われる。通常、比率は体積当り1対15%であり、約1リットルの体積を有するチャンバ、再循環システム及び協働する配管に対しては、大抵の場合に約10〜150ミリメートルの量になるが、この比率は高くも低くもし得る。
処理化学薬品薬品供給システム130は下記処理成分の1つ以上を導くように構成し得るが、以下のものに限定されない。汚染物質、残留物、硬化した残留物、フォトレジスト、硬化したフォトレジスト、アッシング後の残留物、化学薬品機械研磨(CMP)後の残留物、研磨後の残留物、あるいは注入後の残留物又はこれらの任意の組み合わせを除去するための成分をクリーニングする段階と;微粒子を除去するための成分をクリーニングする段階と;薄膜、多孔性薄膜、多孔性低誘電率材料、又は空隙誘電体、あるいはこれらの任意の組合せのための成分を乾燥させる段階と;誘電性薄膜、金属薄膜、あるいはこれらの任意の組合せを準備するための成分をフィルム構成する段階と;低誘電率(低k)フィルムの誘電率の回復のための成分を治療する段階と;多孔性のフィルムを密封するための成分の密封;あるいはこれらの任意の組合せ。さらに、処理化学薬品薬品供給システム130は溶剤、共通溶剤、界面活性剤、腐食液、酸、基礎、キレート化剤、酸化剤、フィルムを構成する前駆物質、あるいは還元剤を減じるか又はこれらの組合せを導くように構成し得る。
処理化学薬品薬品供給システム130は、N−メチルピロリドン(NMP)、ジグリコールアミン、ヒドロキシルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、第三アミン、カテコール、フッ化アンモニウム、フッ化水素アンモニウム、オゾン、プロピレングリコールモノエーテル酢酸塩、アセチルアセトン、二塩基エステル、エチル乳酸塩、CHF、BF、HF、化学薬品を含む他のフッ素、あるいはこれらの混合物を導入するように構成し得る。有機溶媒のような他の化学薬品は、有機材料を除去するために独立して又は上記の化学薬品と共に利用し得る。有機溶媒は、例えば、アルコール、エーテル、及び/又はアセトンのようなグリコール、ジアセトンアルコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレングリコール、メタノール、エタノール、プロパノール、あるいはイソプロピルアルコール (IPA)を含み得る。更なる詳細については、1998年5月27日に出願され、かつ”超臨界二酸化炭素を使用した、半導体からのレジスト又は残留物の除去”と題する米国特許第6,306,564号明細書と、1999年9月3日に出願され、かつ”超臨界二酸化炭素処理を使用した、半導体からのフォトレジスト及びフォトレジスト残留物の除去”と題する米国特許第6,509,141号明細書と、を参照のこと。両者は参考文献として本願明細書に援用される。
処理化学薬品薬品供給システム130は処理チャンバ内の超臨界クリーニング溶液を生成するためのクリーニング化学薬品を作り出すためにクリーニング化学薬品組立体(図示せず)を備え得る。クリーニング化学薬品は過酸化物及びフッ化物源を含み得る。例えば、過酸化物は、過酸化水素、過酸化ベンゾイル、あるいは他の適切な過酸化物を含み得る。また、フッ化物源はそのフッ化塩(フッ化アンモニウム塩類のような)、フッ化水素、フッ化物付加物(有機アンモニウムフッ化物付加物)、及びこれらの組合せを含み得る。フッ化物源の更なる詳細及びフッ化物源を有する超臨界処理溶液を生成する方法は、2003年5月20日に出願され、かつ”フォトレジスト及び残留物除去のためのアンモニウムフッ化物及び超臨界流体内のフッ化水素”と題する米国特許出願第10/442,557号と、2002年12月16日に出願され、かつ「フォトレジストポリマー及び残留物除去のための超臨界流体内のフッ素化合物”と題する米国特許出願第10/321,341号と、の両方が本願明細書組に参考文献として援用される。
更にまた、処理化学薬品薬品供給システム130は、N、N−ジメチルアセタミド(DMAc)、ガンマ−ブチロラクトン(BLO)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレンカーボネート (EC)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルピペリドン、プロピレンカーボネート、及びアルコール(メタノール、エタノール及び2プロパノールのような)1つ以上の超臨界溶液内に導き得る、キレート剤、錯化剤及び他のオキシダント、有機及び向き酸化物を導くように構成し得る。さらにまた、処理化学薬品薬品供給システム130は、処理チャンバ内の超臨界濯ぎ溶液を生成するための濯ぎ化学薬品を供給するために濯ぎ化学薬品組立体(図示せず)を備え得る。濯ぎ化学薬品は、アルコールとケトンを含む、1つ以上の有機溶媒を含み得るが、これに限定されない。
さらにまた、処理化学薬品薬品供給システム130は、処理チャンバ内の超臨界濯ぎ溶液を生成するための濯ぎ化学薬品を供給するために濯ぎ化学薬品組立体(図示せず)を備え得る。濯ぎ化学薬品は、アルコールとケトンを含む、1つ以上の有機溶媒を含み得るが、これに限定されない。一実施形態では、濯ぎ化学薬品は、英国、レークコート、ハーシーウィンチェスターS021 2LDのデガッサ・スタンロー会社のような多数のベンダーから購入し得る、チオシクロペンタン−1、1−ジオキシド、(シクロ)テトラメチレンスルホラン及び2、3、4、5−テトラヒドロチオフェン−1、1−二酸化物としても知られたスルホランを備え得る。
さらにまた、処理化学薬品薬品供給システム130は、硬化、洗浄、治療(又は)、又は密封、又は任意の組合せ、低誘電体均一フィルム(多孔質又は非多孔質)のための処理化学薬品薬品を導くように構成し得る。この化学薬品は、 ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、クロロトリメチルシラン (TMCS)、トリクロロメチルシラン(TCMS), ジメチルシリルジエチルアミン (DMSDEA), テトラメチルジシラザン (TM DS)、 トリメチルシリルジメチルアミン (TMSDMA), ジメチルシリルジメチルアミン (DMSDMA、 トリメチルシリルジメチルアミン(TMSDEA)、 ビストリメチルシリルウレア (BTSU)、 ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン(B[DMAJMS]、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン(B[DMADS]、 HMCTS、 ジメチルアミノペンタメチルジシラン(DMAPMDS)、ジシラーアザ−シクロペンタン(TDACP)、ジシラ−オザ(oza)-シクロペンタン(TDOCP)、メチルトリメトキシシラン(MTM OS)、ビニルトリメトキシシラン(VTM OS)、トリメチルシリルイミダゾール(MSI)を含み得る。さらに、化学薬品はN−tert−ブチル−1、1−ジメチル−1−(2、3、4、5−テトラメチル−2、4−シクロペンタジエン−1−イル)シランアミン、1、3−ジフェニル−1、1、3、3−テトラメチルジシラザン、あるいはタート−ブチルクロロジフェニルシランを含み得る。更なる詳細については、2003年10月10日出願の”誘電体フィルムを処理するための方法及びシステム”と題する米国特許出願第10/682,196号と、2003年3月4日出願の”ウェーハ処理における低誘電体材料を不動体化する方法”と題する米国特許出願第10/379,984号と、を参照のこと。両者は参考文献として本願明細書に援用される。
さらに、処理化学薬品薬品供給システム130は、例えば、クリーニング処理中に過酸化物を導くように構成し得る。過酸化物は有機過酸化物、無機過酸化物、あるいはこれらの組合せを含み得る。例えば、有機過酸化物は2つのブタノン過酸化物を含み得る;2、4−過酸化物;t−ブチル・ヒドロ過酸化物;過酸化ベンゾイル;あるいはm−クロロ過酸化物(mCPBA)。他の過酸化物は過酸化水素を含み得る。
処理チャンバ110は、流体供給システム140からの流体に基板105を露させることにより又は処理化学薬品供給システム130からの処理化学薬品により、あるいは処理空間112内でこれらの組合せにより、基板105を処理するように構成し得る。さらに、処理チャンバ110は上部組立体114及び下部組立体115を含み得る。
上部組立体112は、処理チャンバ110、基板105又は処理流体、あるいはこれらの2つ以上の組合せのためのヒーター(図示せず)を備え得る。あるいは、ヒーターは必要ではない。さらに、上部組立体112は、処理チャンバ110を通じて処理流体を流すための流動構成要素を含み得る。一例では、円形流動パターンを設置し得る。あるいは、流体を流すための流動構成要素は異なる流動パターンに影響を与えるように別様に構成し得る。あるいは、上部組立体112は処理チャンバ110を充填するように構成し得る。
下部組立体115は、基板105を積載するおよび荷下しするためにプラテン116を翻訳することおよび上院組立体(アセンブリー)114を備えたシール下院組立体(アセンブリー)115のために基板105および駆動機構118を支持するために形成されたプラテン116を含むことができる。プラテン116も基板105を処理する前、処理中、及び/又は処理後に加熱又は冷却するように構成し得る。例えば、プラテン116は、約80℃以上にプラテンの温度を上昇させるように構成された1つ以上のヒーター・ロッドを含み得る。さらに、下部組立体115は、基板積載及び積載解除の間にプラテン116の上側表面から基板105を移動させるためのリフト・ピン組立体を含み得る。
さらに、制御装置150は、処理チャンバ110、流体流動システム120(又は再循環システム)、プラテン116、高圧流体供給システム140、あるいはプロセス化学供給システム130の1つ以上に連結された温度制御装置を含む。温度制御装置は、これらのシステムの1つ以上に埋め込まれ、かつ約80℃以上に超臨界流体の温度を約80℃以上に上昇させるように構成される。加熱要素は、例えば、抵抗加熱法要素を含み得る。
移送システム(図示せず)はスロット(図示せず)を通じて、処理チャンバ110内に、及びこのチャンバ110から基板を移動させるように使用し得る。一例では、スロットはプラテン116を移動させることにより開閉し得る。また、別の例では、ゲートバルブ(図示せず)を使用してスロットは制御し得る。
基板は半導体材料、金属材料、誘電材料、セラミック材料、あるいはこれらの2つ以上の組合せを含み得る。半導体はSi、Ge、Si/Ge、あるいはGaAsを含み得る。金属材料は、Cu、Al、Ni、Pb、Ti及び/又はTaを含み得る。誘電材料は、シリカ、二酸化ケイ素、水晶、酸化アルミニウム、サファイア、低誘電率材料、テフロン(登録商標)及び/又はポリイミドを含み得る。セラミック材料は酸化アルミニウム、炭化ケイ素等を含み得る。
処理システム100は圧力制御システム(図示せず)も備え得る。圧力制御システムは処理チャンバ110に連結し得るが、これは必要ではない。別様の実施形態では、圧力制御システムは別様に構成、かつ別様に連結し得る。圧力制御システムは、処理チャンバ110を真空にするため及び/又は処理チャンバ110内の圧力を制御するための1つ以上の圧力バルブ(図示せず)を含み得るあるいは、圧力制御システムは1つ以上のポンプ(図示せず)をも含み得る。例えば、1つのポンプは処理チャンバ内の圧力を増加させるために使用し得るものであり、別のポンプは処理チャンバ110を真空にするために使用し得る。別の実施形態では、圧力制御システムは処理チャンバを密封するためのシールを備え得る。さらに、圧力制御システムは基板105及び/又はプラテン116を上昇及び下降させるエレベータを備え得る。
更に、処理システム100は排ガス制御システムを備え得る。排ガス制御システムは処理チャンバ110に連結し得るが、これは必要ではない。別の実施形態では、排ガス制御システムは別様に構成、かつ別様に連結し得る。排ガス制御システムは排気ガス収集ベッセル(図示せず)を含み得るものであり、かつ処理流体から汚染物質を除去し得る。あるいは、排ガス制御システムは処理流体を再利用するために使用し得る。
ここで、図2を参照すると、処理システム200は別の実施形態により表されている。図示した実施形態では、処理システム200は処理チャンバ210、再循環システム220、処理化学薬品供給システム230、流体供給システム240、及び制御装置250を備える。これらの全ては基板205を処理するように構成される。制御装置250は、処理チャンバ210、再循環システム220、処理化学薬品供給システム230、及び流体供給システム240に連結し得る。あるいは、制御装置250は、1つ以上の更なる制御装置/コンピュータ(図示せず)に連結し得る。また、制御装置250は更なる制御コンピュータからセットアップ及び/又は構成情報を得ることができる。
図2に示すように、再循環システム220は再循環流体ヒーター222、ポンプ224、及びフィルター226を含み得る。処理化学薬品供給システム230は、各導入システムが化学薬品源232、234、236と、噴射システム233、235、237と、を具備する、1つ以上の化学反応導入システム、を含み得る。噴射システム233、235、237はポンプ(図示せず)及び噴射弁(図示せず)を含み得る。流体供給システム240は超臨界流体出源242、ポンプシステム244及び超臨界流体ヒーター246を含み得る。さらに、1つ以上の噴射弁及び/又は排気弁を流体供給システム240で利用し得る。
処理チャンバ210は、流体供給システム240からの流体又は処理化学薬品薬品供給システム230、あるいは処理空間212内の組合せからの処理化学薬品反応によって基板205を処理するように構成し得る。さらに、図1に関して上述したように、処理チャンバ210は上部組立体214、及びプラテン216と駆動機構218を具備する下部組立体215を含み得る。
あるいは、処理チャンバ210は、2001年6月24日に出願された”半導体基板用高圧処理チャンバ”と題し、かつ本願明細書に参考文献としてその内容全体が援用される、係続中の米国特許出願第09/912,844号(米国特許出願公開第2002/0046707号公報)に記載のように構成し得る。例えば、図3は上部チャンバ組立体314、下部チャンバ組立体315、基板305を支持するように構成されたプラテン316、及び、基板積載非積載状態と、基板処理状態との間でプラテン316を昇降させるように構成された駆動機構318と、を備える超臨界処理チャンバ310の断面図である。駆動機構318は、駆動シリンダ320、ピストン・ネック323を具備する駆動ピストン322、密封プレート324、空圧空洞326、及び水圧空洞328を更に含み得る。さらに、超臨界処理チャンバ310は、処理チャンバ310内に密封された高圧処理空間312を画成するための複数の密封デバイス330、332、及び334を更に含む。
図1、図2及び図3を参照して説明してきたように、流体流動又は処理チャンバに連結された再循環システムは処理チャンバを通じて流体を循環させ、そして、これにより流体の流れに対する処理チャンバ内の基板の露出を可能にする。処理化学薬品薬品有り又は無しの超臨二酸化炭素のような流体は、流体流動システムに連結された1つ以上の入口を通じて基板の外周端縁において処理チャンバに入り得る。例えば、ここで、図3と、図4A及び図4Bを参照すると、噴射マニホルド360が1つ以上の入口364に連結された環状流体供給チャネル362が形成されたリングとして示されている。図示したような1つ以上の入口364は、45°傾いた45個の噴射オリフィスを含み、これにより、方位モーメント又は軸線モーメント、あるいは両方、並びに基板より上の処理空間312を通過する高圧流体流動の半径方向モーメントを与える。45°の角度で傾斜して示されているが、直接的な半径方向内向き噴射を含む、角度は変更し得る。
さらに、超臨界超過二酸化炭素のような流体は、1つ以上の出口(図示せず)を通じて基板の表面に隣接する処理チャンバを出る。例えば、米国特許出願第09/912,844号に記載のように、1つ以上の出口は、基板305の中心に近接及び該中心より上に位置づけられた2つの出口穴を含み得る。2つの出口による流れはシャッター弁を使用して1つの出口からに変更し得る。
ここで図5を参照すると、超臨界状態の流体で基板を処理する方法が提供される。フローチャート500に描かれたように、この方法は、超臨界流体処理溶液に基板を露出させるように構成された高圧処理チャンバ内のプラテン上に基板を配置することから510で始まる。
520では、流体の圧力を流体の臨界圧力に等しいか又は上に調節することによって、及び流体の温度を流体の臨界温度に等しいか又は上に調節することによって、流体を副臨界状態にさせることによって超臨界流体が構成される。530では、超臨界流体の温度は、80℃以上の値に更に上昇される。
540では、超臨界流体は高圧処理チャンバに導入され、550では、基板は超臨界流体に露出される。
さらに、上記したように、処理化学薬品薬品は処理中に超臨界流体に加え得る。処理化学薬品薬品はクリーニング成分、フィルム構成成分、治療成分又は密封成分、あるいはこれらの任意の組合せを備え得る。例えば、処理化学薬品薬品は、過酸化物を有するクリーニング成分を備え得る。以下の実例の各々では、超臨界流体の温度は約80℃以上、例えば、135℃に上昇される。更にまた、以下の実例の各々でゃ、超臨界流体の圧力は臨界圧力より高く、例えば、2900psiである。一実施形態では、クリーニング成分は、例えば、メタノール(MeOH)及び酢酸(AcOH)の混合物と組み合わせた過酸化水素を備え得る。さらなる実例によれば、エッチング後残留物を除去する処理レシピは3段階を備え得る。
(1)約2分間の超臨界二酸化炭素への基板の露出;
(2)水中の50%過酸化水素(体積による)の1ミリリットル(ml)、約3分の超臨界二酸化炭素中の1:1比率のMeOH:AcOHの20mlへの基板の露出;及び
(3)約3分の超臨界二酸化炭素中の12:1比率のMeOH:H20の13mlへの基板の露出。
第2段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それは2度繰り返し得る。さらにまた、任意の段階は繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。さらにまだ、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。また、半径は可変とし得る。
別の実例では、クリーニング成分は、例えば、メタノール(MeOH)と結合した過酸化水素及びピリジンの混合物を備え得る。
更なる実例によって、エッチング後残留物を除去するためのshリレシピは以下の2つの段階を備え得る。
(1)MeOHの20ミリリットル(ml)、及び約5分の超臨界二酸化炭素中の水中のピリジン及び50%過酸化水素(体積による)の10:3比率(体積による)の13mlへの基板の露出;及び
(2)約2分の超臨界二酸化炭素中のN−メチルピロリドン()(NMP)の10mlへの基板の露出。
第一段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それは一度繰り返し得る。更にまた、任意の段階も繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。さらにまた、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。
別の実例では、クリーニング成分は、例えば、メタノール(MeOH)及び酢酸の混合物と結合した2つのブタノン過酸化物を備え得る。
更なる実例によって、エッチング後残留物を除去するための処理レシピは以下のものを含む3段階を備え得る。
(1)約2分の超臨界二酸化炭素への基板の露出;
(2)及び
(3)約3分の超臨界二酸化炭素中の12:1比率のMeOH:H20の13mlへの基板の露出。
第ニ段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それはニ度繰り返し得る。更にまた、任意の段階も繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。更にまた、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。
別の実例では、クリーニング成分は、例えば、メタノール(MeOH)及び酢酸混合物と結合した2−ブタノン過酸化物を備え得る。
さらに次の実例によって、エッチング後残留物を除去するための処理レシピは以下のものを含む3段階を備え得る:
(1)約2分の超臨界二酸化炭素への基板の露出;
(2)2つのブタノン過酸化物(Luperox DHD−9(それは2つごとの多くの2つのブタノン過酸化物によって32%である)のような、2、4−トリメチルの−1、3−pentanediol dusobutyrate)の8ミリリットル(ml)、およびおよそ3分の臨界超過の二酸化炭素中の1:1比MeOH:AcOHの16mlまで基板の露出;及び
(3)約3分の超臨界二酸化炭素中の12:1比率のMeOH:H20の13mlへの基板の露出。
第ニ段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それはニ度繰り返し得る。更にまた、任意の段階も繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。更にまた、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。
別の実例では、クリーニング成分は、例えば、メタノール(MeOH)の混合物と結合した過酢酸及び酢酸を備え得る。さらに次の実例によって、エッチング後残留物を除去するための処理レシピは以下のものを含む3段階を備え得る:
(1)約2分の超臨界二酸化炭素への基板の露出;
(2)過酢酸(稀酢酸中の多くの過酢酸による32%)の4.5ミリリットル(ml)、およびおよそ3分の臨界超過の二酸化炭素中の1:1比MeOH:AcOHの16.5mlまで基板の露出;及び
(3)約3分の超臨界超過ニ酸化炭素中の12:1比率のMeOH:H20の13mlへの基板の露出。
第ニ段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それはニ度繰り返し得る。更にまた、任意の段階も繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。更にまた、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。
別の実例では、クリーニング成分は、例えば、N−メチルピリオジン(NMP)と結合した4−pentanedione過酸化物を備え得る。さらに次の実例によってエッチング後残留物を除去するための処理レシピは以下のものを含む2つの段階を備え得る:
(1)約2分の超臨界二酸化炭素への基板の露出;及び
(2)2の3ミリリットル(ml)、4−pentanedione過酸化物(例えば4−水酸基の−4−メチル−2−pentanoneおよびN−メチルpyrrolidoneの中のボリュームによる34%、フタル酸ジメチルおよび所有権を主張できるアルコール)、およびおよそ3分の臨界超過の二酸化炭素中のN−メチルpyrrolidone(NM P)の20mlまで基板の露出。
第ニ段階は、例えば、何回も繰り返し得る。それはニ度繰り返し得る。更にまた、任意の段階も繰り返し得る。さらに、各段階、すなわち副段階の時間持続は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。更にまた、任意の添加物の量は特定されたものより大きいか又はより小さいものとし得る。
本発明の或る例示的実施例だけを上記に詳細に説明してきたが、当業者は多くの変形が本発明の新規な教示及び利点から大きく逸脱せずに、例示的実施形態において可能であることを容易に理解するであろう。従って、こうした変更は全てが本発明の範囲内に含まれるべきであるように構成される。
処理システムの単純化した概略表現を示す図である。 処理システムの別の単純化した概略表現を示す図である。 処理システムの別の単純化した概略表現を示す図である。 処理システムに流体を導くための流動噴射マニホルドを描く図である。 処理システムに流体を導くための流動噴射マニホルドを描く図である。 本発明の実施形態による処理システムの基板を処理する方法を説明する図である。 実施形態によるポンプを冷却するように構成されたシステムを描く図である。 別の実施形態によるポンプを冷却するように構成されたシステムを描く図である。 別の実施形態によるポンプ装置の横断面図である。
符号の説明
100 処理システム
105 基板
110 処理チャンバ
112 上部組立体
114 上部組立体
115 下部組立体
116 プラテン
118 駆動機構
120 流体流動システム
130 処理化学薬品供給システム
140 高圧流体供給システム
150 制御装置
620 第1流動配管
200 処理システム
205 基板
210 処理チャンバ
212 処理空間
214 上部組立体
215 下部組立体
216 プラテン
218 駆動機構
220 再循環システム
222 再循環流体ヒーター
224 ポンプ
226 フィルター
230 処理化学薬品供給システム
232、234、236 化学薬品源
233、235、237 噴射システム
240 流体供給システム
242 超臨界流体源
244 ポンプシステム
246 超臨界流体ヒーター
250 制御装置
305 基板
310 超臨界処理チャンバ
312 高圧処理空間
314 上部チャンバ組立体
315 下部チャンバ組立体
316 プラテン
318 駆動機構
320 駆動シリンダ
322 駆動ピストン
323 ピストン・ネック
324 密封プレート
326 空圧空洞
328 水圧空洞
330、332、334 密封デバイス
360 噴射マニホルド
362 環状流体供給チャネル
364 入口
600 高温ポンプ
610 ポンプ・インペラー
612 入口
614 出口
620 第1流動配管
622 吸込み側
626 出口バルブ
628 入口バルブ
630 熱交換器
632 冷媒入口
634 冷媒出口
640 二次流動配管
700 ポンプ組立体
701 ポンプ部分
702 モーター部分
705 内部ポンプハウジング
710 入口
715 外部ポンプハウジング
720 遠心インペラー
730 出口
740 第1腐蝕抵抗軸受
741 第2腐蝕抵抗軸受
750 ポンプシャフト
760 ローター
770 ステーター
780 ステンレス鋼スリーブ
790 重合体スリーブ
799 冷媒入口
800 冷媒出口

Claims (14)

  1. 処理チャンバを通じて超臨界流体を循環させるための流体流動システムであって、
    前記処理チャンバに連結され、かつ80℃以上の流体温度の前記超臨界流体を前記処理チャンバに供給するように構成された第1流動配管と;
    前記第1流動配管に連結され、かつ前記第1流動配管によって前記超臨界流体を前記処理チャンバに移動させるように構成され、冷媒として前記超臨界流体を受容するように構成された冷媒入口と、前記冷媒を排出するように構成された冷媒出口と、を備える高温ポンプと;
    前記冷媒入口に連結され、かつ前記冷媒の冷媒温度を前記超臨界流体の前記流体温度以下に下降させるように構成された熱交換器と;を備える流体流動システム。
  2. 前記第1流動配管は、前記処理チャンバの出口に連結された第1端部と、前記処理チャンバの入口に連結された第2端部と、を具備する請求項1に記載の流体流動システム。
  3. 1つ以上の流体フィルターを更に備える、請求項2に記載の流体流動システム。
  4. 前記超臨界流体の前記流体温度を上昇させるように構成された加熱装置を更に備える、請求項2に記載の流体流動システム。
  5. 前記熱交換器の入口は前記高温ポンプの圧力側の前記第1流動配管に連結され、前記高温ポンプの冷媒出口は前記高温ポンプの吸引側の前記第流動配管に連結される、請求項1に記載の流体流動システム。
  6. 第1バルブは前記熱交換器と前記第1流動配管との間に位置づけられる、請求項5に記載の流体流動システム。
  7. 第2バルブは前記冷媒出口と前記第1流動配管との間に位置づけられる、請求項6に記載の流体流動システム。
  8. 前記熱交換器は前記冷媒入口に連結される第2流動配管に連結され、前記熱交換器の入口は前記第2流動配管によって高圧流体源に連結され、及び前記高温ポンプの前記冷媒出口は前記第2流動配管によって排出システムに連結される、請求項1に記載の流体流動システム。
  9. 前記排出システムは、前記冷媒を前記熱交換器及び前記高温ポンプを通じて再循環させるように構成される、請求項8に記載の流体流動システム。
  10. 前記排出システムは前記冷媒を前記熱交換器に戻すように構成される、請求項8に記載の流体流動システム。
  11. 処理チャンバを通じて超臨界流体を循環させるための流体流動システムであって、
    前記処理チャンバの出口に連結された第1端部と、前記処理チャンバの入口に連結された第2端部と、を具備し、80℃以上の流体温度で前記超臨界流体を前記処理チャンバに供給するように構成された第1流動配管と;
    前記処理チャンバの前記入口及び出口の間の前記第1流動配管に連結され、かつ前記第1流動配管によって前記超臨界流体を前記処理チャンバに移動させるように構成され、冷媒を受容するように構成された冷媒入口と、前記冷媒を排出するように構成され、その吸引側の前記第1流動配管に連結される冷媒出口と、を備え高温ポンプと;
    前記高温ポンプ圧力側の前記第1流動配管に連結された入口及び前記冷媒入口に連結された出口を具備し、前記冷媒として前記圧力側の前記第1流動配管から方向転換された前記超臨界流体が供給される熱交換器と;を備え、
    前記熱交換器は、前記冷媒の冷媒温度を前記超臨界流体の前記流体温度以下の温度まで下降させるように構成される流体流動システム。
  12. 前記第1流動配管は前記超臨流体の前記流体温度を上昇させるように構成された加熱システムを更に備える、請求項11に記載の流体流動システム。
  13. 第1バルブは前記熱交換器と前記第1流動配管との間に位置づけられる、請求項11に記載の流体流動システム。
  14. 第2バルブは前記冷媒出口と前記第1流動配管との間に位置づけられる、請求13に記載の流体流動システム。
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