JP4783157B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員の側方に設けられたサイドエアバッグを車体と乗員との間に展開するサイドエアバッグ装置に関する。
サイドエアバッグ装置のなかには、車体の側部に衝撃が作用した際に、車体と腰部との間に腰部用サイドエアバッグを展開するとともに、車体と腹部との間に腹部用サイドエアバッグを展開させて、それぞれのサイドエアバッグで乗員を保護するサイドエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−285709公報
特許文献1のサイドエアバッグ装置は、シートクッションの側部に腰部用サイドエアバッグが折り畳んだ状態で収納されるとともに、シートバッグの側部に腹部用サイドエアバッグが折り畳んだ状態で収納されている。
さらに、サイドエアバッグ装置は、腰部用サイドエアバッグのインフレータを備えるとともに、腹部用サイドエアバッグのインフレータを備える。
車体の側部に衝撃が作用した際に、腰部用サイドエアバッグのインフレータからガスを放出するとともに、腹部用サイドエアバッグのインフレータからガスを放出する。
放出したガスを腰部用サイドエアバッグや腹部用サイドエアバッグに充填することで、それぞれのサイドエアバッグを展開する。
腰部用サイドエアバッグおよび腹部用サイドエアバッグを個別に備えることで、腰部用サイドエアバッグを腰部に合わせて展開するとともに、腹部用サイドエアバッグを腹部に合わせて展開することが可能になる。
このように、それぞれのサイドエアバッグを腰部や腹部に合わせて展開することで、乗員を好適に保護する。
しかし、特許文献1のサイドエアバッグ装置は、腰部用サイドエアバッグおよび腹部用サイドエアバッグを個別に備え、かつ、それぞれのサイドエアバッグのインフレータを個別に備える必要がある。
このため、構成が比較的複雑になり、そのことがサイドエアバッグ装置の小型化や軽量化を図る妨げになっていた。
本発明は、乗員を好適に保護することができ、かつ小型化や軽量化を図ることができるサイドエアバッグ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートに着座した乗員の側方にサイドエアバッグを設け、このサイドエアバッグを前記シートの前後方向に向けて展開して車体と乗員との間に配置するサイドエアバッグ装置において、前記サイドエアバッグ内の下部空間に、前記シートの前後方向に延びる仕切部を備え、この仕切部で前記下部空間を、前記乗員に臨む内側空間と前記車体に臨む外側空間とに仕切ることで、前記サイドエアバッグの下部を2重構造に形成し、前記仕切部は、前記サイドエアバッグの下部において、この下部の前・後端部のうち、少なくとも一方の端部から突出する袋状の突出部を設け、この突出部を前記下部空間に折り込み、折り込まれた突出部の先端部を前記下部空間で支えることで形成されたものであることを特徴とする。
請求項において、前記突出部は、前記サイドエアバッグの下部の前・後端部にそれぞれ設けられ、それぞれの突出部の先端部が前記下部空間で互いに結合されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、サイドエアバッグ内の下部空間に仕切部を備える。この仕切部で、下部空間を乗員に臨む内側空間と車体に臨む外側空間とに仕切ることで、サイドエアバッグの下部を2重構造に形成する。
サイドエアバッグの下部を2重構造とすることで、サイドエアバッグの下部のバッグ幅を、通常のサイドエアバッグの下部より大きく確保することが可能になる。
これにより、サイドエアバッグの下部を乗員の腰部に臨ませることで、腰部の拘束力が向上して、乗員を好適に保護することができるという利点がある。
さらに、サイドエアバッグの下部を2重構造とすることで、サイドエアバッグの下部の構造を上部の構造と異ならせることができる。
このように、サイドエアバッグの下部と上部との構造を異ならせることで、1つのサイドエアバッグで2つのサイドエアバッグの役割を果たすことができる。
これにより、乗員の各身体部に合わせることが可能なサイドエアバッグの小型化や軽量化を図ることができるという利点がある。
加えて、請求項に係る発明では、サイドエアバッグの下部に袋状の突出部を設け、この突出部を下部空間に折り込んだ。そして、突出部の先端部を下部空間で支えて突出部を仕切部とした。
これにより、仕切部を簡素な構成にすることが可能になり、サイドエアバッグ装置の簡素化を一層図ることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、サイドエアバッグの下部の前・後端部に突出部をそれぞれ設け、それぞれの突出部を下部空間に折り込んだ。そして、それぞれの突出部の先端部を下部空間で結合した。
これにより、突出部の先端部を支えるための部材を不要とすることができ、サイドエアバッグ装置の簡素化をより一層図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRで示す。
図1は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第1実施の形態)を備えた車両用シートを示す斜視図であり、サイドエアバッグ装置を展開した状態を示す。
車両用シート10は、一例として、車両の側部に設けたサイドドア(車体)11の左側に所定間隔をおいて設けられ、乗員12が着座するシートクッション13と、シートクッション13の後部に設けたシートバック14と、シートバック14の上端部14aに設けたヘッドレスト15とを備える。
シートバック14の右側部14bには、サイドエアバッグ装置20が折り畳んだ状態で収納されている。
サイドエアバッグ装置20は、シートバック14の右側部14b内にインフレータ21を収納し、このインフレータ21にサイドエアバッグ22の後端部22aを取り付けて、サイドエアバッグ22を乗員12の右側方(側方)に設けたものである。
サイドエアバッグ装置20は、車両の側部に衝撃が作用したことを検知した際に、インフレータ21からガスを放出し、放出したガスでサイドエアバッグ22を膨張展開させて乗員を保護するものである。
インフレータ21は、シートバック14の右側部14b内に取付ブラケット23を介して取り付けられ、シートバック14の右側部14bに沿って上下方向に向けて配置されている。
インフレータ21から放出したガスをサイドエアバッグ22に充填する。充填したガスでサイドエアバッグ22を、乗員12が着座した車両用シート(シート)10の後端部10a側から前端部10b側に向けて展開する。
展開したサイドエアバッグ22は、サイドドア11と乗員12との間に配置される。よって、サイドエアバッグ22のうち、内側基布(織物)25が乗員12に臨むとともに外側基布26がサイドドア11に臨む。
図2は第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を展開した状態を示す斜視図、図3は第1実施の形態に係るサイドエアバッグの下部を示す斜視図である。
サイドエアバッグ22は、図1に示す乗員12側に臨む内側基布25と、図1に示すサイドドア11に臨む外側基布26とを縫い合わせて袋状のバッグ本体28を形成し、このバッグ本体28の下部空間29に車両用シート10の前後方向に延びる仕切部31を備え、仕切部31で下部空間29を2重構造に仕切り、一対の隔壁基布32,33(図4(b)参照)を内側基布25および外側基布26間に介在させ、それぞれの基布32,33,25,26を縫い合わせて隔壁部32を形成し、外側基布26に排気孔35を形成したものである。
排気孔35は、バッグ本体28内のガスをサイドエアバッグ22の外部に排出するための孔である。
なお、下部空間29とは、バッグ本体28の下部36で形成される空間である。
仕切部31は、バッグ本体28の下部36のうち、前端部36aに設けられた前突出部(突出部)41と、後端部36bに設けられた後突出部(突出部)42とを備える。
前突出部41は、外側基布26の下部前端に備えた外側前突出布44と、内側基布25の下部前端に備えた内側前突出布45とを重ね合わせて縫合糸46で袋状に縫い合わせたものである。
外側前突出布44は、側面視において外形が略U字状に形成され、下部空間29に折り込まれた基布である。内側前突出布45は、側面視において外形が略U字状に形成され、下部空間29に折り込まれた基布である。
外側前突出布44および内側前突出布45を、それぞれの縁部44a,45aに沿って縫合糸46で縫い合わせることで前突出部41を袋状に形成する。
ここで、外側前突出布44の縁部44aは、外側基布26の折曲片26aから延びたものである。内側前突出布45の縁部45aは、内側基布25の折曲片25aから延びたものである。
外側基布26の折曲片26aおよび内側基布25の折曲片25aを縫合糸46で縫い合わせてバッグ本体28を形成する際に、それぞれの縁部44a,45aを縫合糸46で縫い合わせて前突出部41を形成する。
すなわち、前突出部41は、下部36の前端部36aに基部41aが設けられ、下部空間29の略中央まで後端部36bに向けて略U字状に延び、基部41aに前開口部43を備えた袋状の部材である。
前突出部41の先端部41bは下部空間29の略中央に位置する。
後突出部42は、前突出部41と同様に、外側基布26の下部後端に備えた外側後突出布47と、内側基布25の下部後端に備えた内側後突出布48とを重ね合わせて縫合糸46で袋状に縫い合わせたものである。
外側後突出布47は、側面視において外形が略U字状に形成され、下部空間29に折り込まれた基布である。内側後突出布48は、側面視において外形が略U字状に形成され、下部空間29に折り込まれた布部である。
外側後突出布47および内側後突出布48を、それぞれの縁部47a,48aに沿って縫合糸46で縫い合わせることで後突出部42を袋状に形成する。
ここで、外側後突出布47の縁部47aは、外側基布26の折曲片26aから延びたものである。内側後突出布48の縁部48aは、内側基布25の折曲片25aから延びたものである。
外側基布26の折曲片26aおよび内側基布25の折曲片25aを縫合糸46で縫い合わせてバッグ本体28を形成する際に、それぞれの縁部47a,48aを縫合糸46で縫い合わせて後突出部42を形成する。
すなわち、後突出部42は、下部36の後端部36bに基部42aが設けられ、下部空間29の略中央まで前端部36aに向けて略U字状に延び、基部42aに後開口部49を備えた袋状の部材である。
後突出部42の先端部42bは下部空間29の略中央に位置する。
前突出部41の先端部41bおよび後突出部42の先端部42bは、下部空間29の略中央において互いに重ね合わせられた状態に縫合糸46で結合されている。
そして、結合した前後の突出部41,42で、車両用シート10の前後方向に延びる袋状の仕切部31を形成する。
この袋状の仕切部31で、下部空間29を、乗員12(図1参照)に臨む内側空間51と車体11(図1参照)に臨む外側空間52とに仕切る。
この仕切部31は、袋状に形成されており、前半分の部位および後半分の部位にそれぞれ前後の空間54,55(図4(a)参照)を備える。
前半分の部位は、前突出部41に相当する部位である。後半分の部位は、後突出部42に相当する部位である。
前空間54は前開口部43を介してサイドエアバッグ22の外部57に連通する。後空間55は後開口部49を介してサイドエアバッグ22の外部57に連通する。
図4(a)は図2の4a−4a線断面図、図4(b)は図2の4b−4b線断面図である。
袋状の前突出部41を下部空間29(図3参照)の略中央まで折り込むとともに、袋状の後突出部42を下部空間29の略中央まで折り込む。
前突出部41の先端部41bおよび後突出部42の先端部42bを、下部空間29の略中央において互いに重ね合わせた状態に縫合糸46で結合する。
結合した前後の突出部41,42で、車両用シート10の前後方向に延びる袋状の仕切部31を形成する。
この袋状の仕切部31で下部空間29を、乗員12(図1参照)に臨む内側空間51と車体11(図1参照)に臨む外側空間52とに仕切ることで、サイドエアバッグ22の下部36を2重構造に形成する。
この仕切部31は、前半分の部位(前突出部)41および後半分の部位(後突出部)42にそれぞれ前後の空間54,55を備える。前空間54は前開口部43を介してサイドエアバッグ22の外部57に連通する。後空間55は後開口部49を介してサイドエアバッグ22の外部57に連通する。
そして、前空間54は、内側空間51と外側空間52との間の前半分に介在される。後空間55は、内側空間51と外側空間52との間の後半分に介在される。
このように、サイドエアバッグ22の下部36を2重構造に形成し、かつ、内側空間51および外側空間52間の前半分に前空間54を介在させるとともに、内側空間51および外側空間52間の後半分に後空間55を介在させることで、サイドエアバッグ22の下部36のバッグ幅W1を、想像線で示すサイドエアバッグ58のバッグ幅W2より大きく設定することが可能になる。
想像線で示すサイドエアバッグ58は、下部を2重構造にしない従来のサイドエアバッグである。
以上説明したように、サイドエアバッグ装置20によれば、下部空間29を乗員12に臨む内側空間51と車体11に臨む外側空間52とに仕切部31で仕切ることで、サイドエアバッグ22の下部36を2重構造に形成する。
サイドエアバッグ22の下部36を2重構造とすることで、下部36のバッグ幅W1を、通常のサイドエアバッグ58より大きく確保することができる。
この下部36を乗員12の腰部12a(図1参照)に臨ませることで、腰部12aの拘束力が向上して、乗員12を好適に保護することができる。
さらに、サイドエアバッグ22の下部36を2重構造とすることで、下部36の構造をサイドエアバッグ22の上部37(図1参照)と異ならせることができる。
このように、サイドエアバッグ22において、下部36と上部37との構造を異ならせることで、1つのサイドエアバッグ22で2つのサイドエアバッグの役割を果たすことができる。
これにより、乗員12の各身体部に合わせることが可能なサイドエアバッグ22の小型化や軽量化を図ることができる。
また、サイドエアバッグ22の下部36に前後の突出部41,42を設け、前後の突出部41,42を下部空間29に折り込んだ。そして、前後の突出部41,42の各先端部41b,42bを下部空間29で支えて仕切部31とした。
よって、前後の突出部41,42の各先端部41b,42bを支えるために、新たな支え部材を用意する必要がない。
これにより、仕切部31を簡素な構成にすることが可能になり、サイドエアバッグ22の簡素化を図ることができる。
つぎに、サイドエアバッグ22を製造する手順を図5〜図6に基づいて説明する
図5(a),(b)は第1実施の形態に係るサイドエアバッグのバッグ本体から前後の突出部を突出させた状態を説明する図であり、図5(b)は図5(a)の5b−5b線断面図を示す。
(a)において、外側基布26および内側基布25を縫合糸46で縫い合わせてバッグ本体28を形成する。
この際に、外側前突出布44および内側前突出布45を縫合糸46で縫い合わせて、前突出部41を袋状に形成するとともに、外側後突出布47および内側後突出布48を縫合糸46で縫い合わせて、後突出部42を袋状に形成する。
前突出部41は、バッグ本体28の下部36において、前端部36aから車体前方に向けて突出している。
後突出部42は、バッグ本体28の下部36において、後端部36bから車体後方に向けて突出している。
(b)において、前突出部41を矢印Aの如く下部36の下部空間29に折り込む。これにより、前突出部41の先端部41bが下部空間29の中央に向けて移動する。
さらに、後突出部42を矢印Bの如く下部36の下部空間29に折り込む。これにより、後突出部42の先端部42bが下部空間29の中央に向けて移動する。
図6(a)〜(c)は第1実施の形態に係るサイドエアバッグのバッグ本体内に前後の突出部を折り込んだ状態を説明する図である。
(a)において、前突出部41の先端部41bが下部空間29の略中央まで移動する。また、後突出部42の先端部42bが下部空間29の略中央まで移動する。
(b)において、前突出部41の先端部41bおよび後突出部42の先端部42bを互いに重ね合わせ、縫合糸46で結合する。
これにより、前突出部41の先端部41bおよび後突出部42の先端部42bを下部空間29で支える。
結合した前後の突出部41,42で、車両用シート10の前後方向に延びる袋状の仕切部31を形成する。
(c)において、袋状の仕切部31で、下部空間29を、乗員12(図1参照)に臨む内側空間51と車体11(図1参照)に臨む外側空間52とに仕切る。
この仕切部31は、前半分の部位(前突出部41)および後半分の部位(後突出部42)がそれぞれ袋状に形成されている。
このように、サイドエアバッグ22を縫い合わせる際に、サイドエアバッグ22の下部36に前後の突出部41,42を一緒に縫い合わせることができる。
そして、前後の突出部41,42を、バッグ本体28の下部空間29に折り込むことで、仕切部31を簡単に形成することができる。
これにより、サイドエアバッグ22の下部36を、手間をかけないで簡単に2重構造に形成することができる。
つぎに、第2〜第5実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を図7〜図10に基づいて説明する。なお、第2〜第5実施の形態において、第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20と同一類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施の形態
図7(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第2実施の形態)を示す斜視図、図7(b)は図7(a)の7b−7b線断面図である。
第2実施の形態に係るサイドエアバッグ装置70は、第1実施の形態の仕切部31に代えて仕切部72を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態のサイドエアバッグ装置20と同様である。
サイドエアバッグ装置70は、サイドエアバッグ71を備える。サイドエアバッグ71は、バッグ本体28の下部空間29に車両用シート10(図1参照)の前後方向に延びる仕切部72を備え、仕切部72で下部空間29を2重構造に仕切るものである。
仕切部72は、バッグ本体28の下部36のうち、後端部36bに設けられた後突出部42と、後突出部42の先端部42bを支えるストラップ73とを備える。
ストラップ73は、下部36の前端部36aに前端部73aが縫合糸46で縫い合わされ、後突出部42の先端部42bに後端部73bが縫合糸46で縫い合わされている。
よって、後突出部42の先端部42bが下部空間29の略中央で支えられる。
この仕切部72は、後突出部42を備えることで、後半分の部位が袋状に形成されている。
この袋状の仕切部72で下部空間29を、内側空間51と外側空間52とに仕切る。下部36の後半分を2重構造に形成するとともに、後半分の部位(後突出部)42に後空間55を備える。
よって、サイドエアバッグ71の下部36のバッグ幅W3を、従来のバッグ幅W2より大きく設定することが可能になる。
想像線で示すサイドエアバッグ58は、従来のサイドエアバッグである。
第2実施の形態に係るサイドエアバッグ装置70によれば、第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20と同様の効果を得ることができる。
加えて、第2実施の形態に係るサイドエアバッグ装置70によれば、サイドエアバッグ71の下部36において、後半分のみを2重構造に形成することが可能になる。
これにより、2重構造に形成する部位を、用途に合わせて選択することができ、設計の自由度を高めることができる。
第3実施の形態
図8(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第3実施の形態)を示す斜視図、図8(b)は図8(a)の8b−8b線断面図である。
第3実施の形態に係るサイドエアバッグ装置80は、第1実施の形態の仕切部31に代えて仕切部82を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態のサイドエアバッグ装置20と同様である。
サイドエアバッグ装置80は、サイドエアバッグ81を備える。サイドエアバッグ81は、バッグ本体28の下部空間29に車両用シート10(図1参照)の前後方向に延びる仕切部82を備え、仕切部82で下部空間29を2重構造に仕切るものである。
仕切部82は、バッグ本体28の下部36のうち、前端部36aに設けられた前突出部41と、前突出部41の先端部41bを支えるストラップ83とを備える。
ストラップ83は、前突出部41の先端部41bに前端部83aが縫合糸46で縫い合わされ、取付ブラケット23の取付片23aに後端部83bが縫合糸46で縫い合わされている。
よって、前突出部41の先端部41bが下部空間29の略中央で支えられる。
この仕切部82は、前突出部41を備えることで、前半分の部位が袋状に形成されている。
この袋状の仕切部82で下部空間29を、内側空間51と外側空間52とに仕切る。下部36の前半分を2重構造に形成するとともに、前半分の部位(前突出部)41に前空間54を備える。
よって、サイドエアバッグ81の下部36のバッグ幅W4を、従来のバッグ幅W2より大きく設定することが可能になる。
第3実施の形態に係るサイドエアバッグ装置80によれば、第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20と同様の効果を得ることができる。
加えて、第3実施の形態に係るサイドエアバッグ装置80によれば、サイドエアバッグ81の下部36において、前半分のみを2重構造に形成することが可能になる。
これにより、2重構造に形成する部位を、用途に合わせて選択することができ、設計の自由度を高めることができる。
第4実施の形態
図9(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第4実施の形態)を示す斜視図、図9(b)は図9(a)の9b−9b線断面図である。
第4実施の形態に係るサイドエアバッグ装置90は、第1実施の形態の仕切部31に代えて仕切部92を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態のサイドエアバッグ装置20と同様である。
サイドエアバッグ装置90は、サイドエアバッグ91を備える。サイドエアバッグ91は、バッグ本体28の下部空間29に車両用シート10(図1参照)の前後方向に延びる仕切部92を備え、仕切部92で下部空間29を2重構造に仕切るものである。
仕切部92は、バッグ本体28の下部36のうち、後端部36bに設けられた後突出部42を備え、後突出部42の先端部42bが内外側の基布25,26に縫い合わされている。
具体的には、後突出部42の先端部42bは、内側基布25の略中央部および外側基布26の略中央部の間に挟持された状態に縫い合わされている。
よって、後突出部42の先端部42bが下部空間29の略中央で支えられる。
この仕切部92は、後突出部42を備えることで、後半分の部位が袋状に形成されている。
この袋状の仕切部92で下部空間29を、内側空間51と外側空間52とに仕切る。下部36の後半分を2重構造に形成するとともに、後半分の部位(後突出部)42に後空間55を備える。
よって、サイドエアバッグ91の下部36のバッグ幅W5を、従来のバッグ幅W2より大きく設定することが可能になる。
想像線で示すサイドエアバッグ58は、従来のサイドエアバッグである。
第4実施の形態に係るサイドエアバッグ装置90によれば、第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20と同様の効果を得ることができる。
加えて、第4実施の形態に係るサイドエアバッグ装置90によれば、サイドエアバッグ91の下部36において、後半分のみを2重構造に形成することが可能になる。
これにより、2重構造に形成する部位を、用途に合わせて選択することができ、設計の自由度を高めることができる。
また、後突出部42の先端部42bを、内側基布25および外側基布26に直接結合することで、第2実施の形態のストラップ73を除去し、サイドエアバッグ91をさらに簡素化できる。
第5実施の形態
図10(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第5実施の形態)を示す斜視図、図10(b)は図10(a)の10b−10b線断面図である。
第5実施の形態に係るサイドエアバッグ装置100は、第1実施の形態の仕切部31に代えて仕切部102を設けたもので、その他の構成は第1実施の形態のサイドエアバッグ装置20と同様である。
サイドエアバッグ装置100は、サイドエアバッグ101を備える。サイドエアバッグ101は、バッグ本体28の下部空間29に車両用シート10(図1参照)の前後方向に延びる仕切部102を備え、仕切部102で下部空間29を2重構造に仕切るものである。
仕切部102は、バッグ本体28の下部36のうち、前端部36aに設けられた前突出部41を備え、前突出部41の先端部41bが内外側の基布25,26に縫い合わされている。
具体的には、前突出部41の先端部41bは、内側基布25の略中央部および外側基布26の略中央部の間に挟持された状態に縫い合わされている。
よって、前突出部41の先端部41bが下部空間29の略中央で支えられる。
この仕切部102は、前突出部41を備えることで、前半分の部位が袋状に形成されている。
この袋状の仕切部102で下部空間29を、内側空間51と外側空間52とに仕切る。下部36の前半分を2重構造に形成するとともに、前半分の部位(前突出部)41に前空間54を備える。
よって、サイドエアバッグ91の下部36のバッグ幅W6を、従来のバッグ幅W2より大きく設定することが可能になる。
想像線で示すサイドエアバッグ58は、従来のサイドエアバッグである。
第5実施の形態に係るサイドエアバッグ装置100によれば、第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20と同様の効果を得ることができる。
加えて、第5実施の形態に係るサイドエアバッグ装置100によれば、サイドエアバッグ101の下部36において、前半分のみを2重構造に形成することが可能になる。
これにより、2重構造に形成する部位を、用途に合わせて選択することができ、設計の自由度を高めることができる。
また、前突出部41の先端部41bを、内側基布25および外側基布26に直接結合することで、第3実施の形態のストラップ83を除去し、サイドエアバッグ101をさらに簡素化できる。
なお、前記第1〜第5の実施の形態では、サイドエアバッグ装置20をシートバック14の右側部14bに設けた例について説明したが、これに限らないで、サイドエアバッグ装置20を車体11側に設けることも可能である。
また、前記第1〜第5の実施の形態では、サイドエアバッグ装置20を乗員12の右側部に展開させた例について説明したが、これに限らないで、サイドエアバッグ装置20を乗員12の左側部に展開させるように構成しても同様の効果を得ることができる。
さらに、前記第1〜第5の実施の形態では、前突出部41や後突出部42を下部空間29に折り込むことで仕切部31を形成する例について説明したが、仕切部31の形成方法はこれに限定するものではない。
要は、サイドエアバッグ22の下部36を2重構造に形成するように、下部空間29に仕切部を設ければよい。
また、前記第1〜第5の実施の形態では、前突出部41や後突出部42を略U字状に形成した例について説明したが、これに限らないで、前突出部41や後突出部42を矩形状などの他の形状に形成しても同様の効果を得ることができる。
本発明は、車体と乗員との間にサイドエアバッグを展開するサイドエアバッグ装置を備えた車両への適用に好適である。
本発明に係るサイドエアバッグ装置(第1実施の形態)を備えた車両用シートを示す斜視図である。 第1実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を展開した状態を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るサイドエアバッグの下部を示す斜視図である。 図4(a)は図2の4a−4a線断面図、図4(b)は図2の4b−4b線断面図である。 第1実施の形態に係るサイドエアバッグのバッグ本体から前後の突出部を突出させた状態を説明する図である。 第1実施の形態に係るサイドエアバッグのバッグ本体内に前後の突出部を折り込んだ状態を説明する図である。 図7(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第2実施の形態)を示す斜視図、図7(b)は図7(a)の7b−7b線断面図である。 図8(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第3実施の形態)を示す斜視図、図8(b)は図8(a)の8b−8b線断面図である。 図9(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第4実施の形態)を示す斜視図、図9(b)は図9(a)の9b−9b線断面図である。 図10(a)は本発明に係るサイドエアバッグ装置(第5実施の形態)を示す斜視図、図10(b)は図10(a)の10b−10b線断面図である。
符号の説明
10…車両用シート(シート)、11…車体、12…乗員、20,70,80,90,100…サイドエアバッグ装置、22,71,81,91,101…サイドエアバッグ、29…下部空間、31、72,82,92,102…仕切部、36…下部、36a…下部の前端部、36b…下部の後端部、41…前突出部(突出部)、41b…前突出部の先端部、42…後突出部(突出部)、42b…後突出部の先端部、51…内側空間、52…外側空間、54…前空間、55…後空間。

Claims (2)

  1. シートに着座した乗員の側方にサイドエアバッグを設け、このサイドエアバッグを前記シートの前後方向に向けて展開して車体と乗員との間に配置するサイドエアバッグ装置において、
    前記サイドエアバッグ内の下部空間に、前記シートの前後方向に延びる仕切部を備え、
    この仕切部で前記下部空間を、前記乗員に臨む内側空間と前記車体に臨む外側空間とに仕切ることで、前記サイドエアバッグの下部を2重構造に形成し、
    前記仕切部は、
    前記サイドエアバッグの下部において、この下部の前・後端部のうち、少なくとも一方の端部から突出する袋状の突出部を設け、
    この突出部を前記下部空間に折り込み、
    折り込まれた突出部の先端部を前記下部空間で支えることで形成されたものであることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記突出部は、前記サイドエアバッグの下部の前・後端部にそれぞれ設けられ、
    それぞれの突出部の先端部が前記下部空間で互いに結合されたことを特徴とする請求項記載のサイドエアバッグ装置。
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