JP4780359B2 - 化粧材の製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の壁面、床面等に用いられる化粧材及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、寸法安定性、施工性、耐水性等に優れた化粧材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅の壁面、床面等には合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質系基材に化粧シートを貼着した化粧材が用いられている。このような化粧材に用いられる化粧シートは、製造や加工が容易で、難燃性に優れ、安価であることなどから塩化ビニル系樹脂からなるシートが用いられ、これに任意の絵柄を形成すると共にダブリングやエンボス加工が施されたものが使用されてきた。しかし、塩化ビニル系樹脂は焼却処分をすると焼却時に塩化水素ガス等の有害なガスを発生するために、一般の焼却炉では焼却処分ができないといった廃材処理の問題や、火災時にはこの塩化水素ガス等の有害なガスを吸引することによる中毒といった問題があり、これに代わるものとしてポリオレフィン系樹脂からなるシートが用いられるようになってきた。
【0003】
しかし、塩化ビニル系樹脂からなる化粧シート、あるいは、ポリオレフィン系樹脂からなる化粧シートのいずれの化粧シートであっても、合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質系基材に貼着して化粧材とした場合には、木質系基材の吸湿、放湿により化粧材の寸法が微妙に変化し、反りや膨れが発生するといった問題、また、化粧材の継ぎ目が合わないといった問題、さらに施工時に現場で必要な寸法に容易に化粧材を切断できないといった施工性の悪さの問題、あるいは、浴室や台所、洗面所等の水まわりには使用できないといった問題があり、これに代わる化粧材が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記要望に応えるべくなされたものであり、その目的とするところは、寸法安定性、耐水性、施工性等に優れると共に耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の化粧材としての基本的な性能を有し、焼却時等に有害なガスの発生のない意匠性に優れた化粧材の製造方法を安価に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決するために、まず、請求項1記載の本発明の化粧材の製造方法は、保護層が形成された着色された、および/または、印刷層が形成されたオレフィン系熱可塑性樹脂からなる装飾材の非保護層面に接着剤層を形成すると共に、該接着剤層面と緩衝材との間に、Tダイ押出機を用いて熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂を基材となすために押し出すことにより装飾材と基材と緩衝材とを積層することを特徴とするものである。
【0006】
請求項1記載の製造方法を採ることにより、装飾材と緩衝材との間に熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂をTダイ押出機で押し出すだけで装飾材と基材と緩衝材とを積層した化粧材を得ることができるために、製造コストを安価にすることができる
【0012】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、以下に詳しく説明する。
まず、本発明の化粧材の基材を形成する非ハロゲン系熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリメチルペンテン等のオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンナフタレート,ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体,ポリカーボネート,ポリアリレート等のエステル系樹脂、ポリメタアクリル酸メチル,ポリメタアクリル酸エチル,ポリアクリル酸エチル,ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、ナイロン−6,ナイロン−66等のポリアミド系樹脂、あるいは、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。また、これらの熱可塑性樹脂は単独であっても2種以上の混合物であってもよい。
【0013】
次に、前記基材を形成する非ハロゲン系熱可塑性樹脂に混合する木粉について説明する。木粉は、針葉樹や広葉樹等のいかなる木材粉であってもよく、木材の種類で限定されるものではない。また、木粉は本来の木材粉に限ることなく、たとえば、籾殻や木の実の粉、あるいは、木質繊維であってもよい。木粉を非ハロゲン系熱可塑性樹脂に混合する理由としては、非ハロゲン系熱可塑性樹脂の使用量を低減することができ、それだけシートのコストを安価にすることができる。また、焼却処理時の熱量をおとすことができ、焼却炉の損傷を防止することができる。さらに、施工時に特殊な接着剤を用いることなく従来から用いられている酢酸ビニル系接着剤を用いて施工することもできる。また、木工所等で木材を切断する時に発生する鋸屑や端材等の有効利用を図ることができる。そして、木粉は、通常鋸屑などの切削粉等を乾式または湿式粉砕、あるいは、篩等により平均粒径が30〜150 μmの粉末としたものを用いる。平均粒径が150 μmより粗いとTダイ押出機で押し出した場合、表面に筋が入り平滑な表面を得られない可能性があり、また、平均粒径が30μmより細かいと非ハロゲン系熱可塑性樹脂と均一に混合することが困難になり、非ハロゲン系熱可塑性樹脂に対する木粉の密度が高いところと低いところが混在するような不均一な混合となり、Tダイ押出機で押し出した基材の機械的強度にバラツキが生じる。
【0014】
また、木粉の非ハロゲン系熱可塑性樹脂に対する添加量は、非ハロゲン系熱可塑性樹脂100 重量部に対して10〜100 重量部が適当である。この理由としては、10重量部より少ないと施工時に従来から用いられている酢酸ビニル系接着剤では接着しないという問題が発生し、また、100 重量部より多いとシートとしての機械的強度が弱くなり、衝撃が加わった場合に、ひびや割れが生じるという問題が発生する。
【0015】
また、前記非ハロゲン系熱可塑性樹脂には、前記非ハロゲン系熱可塑性樹脂に木粉を均一分散させるため、あるいは、Tダイ押出機での押し出し適性の向上を図るため、あるいは、基材としたときの機械的強度向上のため、あるいは、基材に難燃性を付与するため、あるいは、基材の意匠性を向上させるため等を目的にして、たとえば、周知の無機充填剤、滑剤、熱可塑性エラストマー、酸化防止剤、光安定剤、紫外線防止剤等を適宜添加することができる。また、本発明の化粧材を製造する際に前記基材をシート化したものとして用いる場合には、必要に応じてコロナ放電処理等の易接着処理を施してもよい。また、意匠等を考慮して顔料等を添加して着色した基材としてもよい。、
【0016】
次に、本発明の化粧材の装飾材を形成するオレフィン系熱可塑性樹脂について説明する。このオレフィン系熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンαオレフィン共重合体、ホモポリプロピレン、エチレンとプロピレンとのランダムあるいはブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、あるいは、これらの混合物等を挙げることができる。なお、装飾材としては、これらのオレフィン系熱可塑性樹脂をシート化したものを用いるが、無延伸の状態、あるいは、1軸ないし2軸方向に延伸した状態のいずれの状態のシートであってもよいし、また、透明なシートであっても、不透明なシートであっても、また、着色されたシートであっても構わない。また、必要に応じて、一方の面ないし両方の面にコロナ放電処理等の易接着処理を施してもよい。また、この装飾材を形成するオレフィン系熱可塑性樹脂には適宜、周知の酸化防止剤、光安定剤、紫外線防止剤等を適宜添加することができるし、また、難燃性を付与するために無機充填剤を添加することができる。また、基材同様に意匠等を考慮して顔料等を添加して着色した装飾材としてもよい。ところで、基材および装飾材を着色する顔料としては、耐熱性や耐候性を考慮して周知の無機系顔料が適当である。
【0017】
また、装飾材への印刷層の形成は、一般的にはグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法でインキを用いて、たとえば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、あるいは、全面ベタ等の印刷絵柄を印刷することにより形成することができる。インキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることができるが、環境問題を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合した非塩素系のビヒクルが適当であり、より好適にはポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合したものである。
【0018】
次に、装飾材の表出面に形成する保護層としては、化粧材に要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の表面物性を付与するために設けられるものであり、この保護層を形成する樹脂としては、たとえば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、あるいは、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブテン,ポリブタジエン,ポリイソプレン等のポリオレフィンの1種ないしエチレン,プロピレン,ブテン,ブタジエン,イソプレン等のオレフィンの2種以上の共重合体、あるいは、炭素数が4以上のαオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、あるいは、これらの1種ないしそれ以上からなる混合樹脂等を挙げることができる。また、保護層の形成方法としては、たとえば、前記樹脂を溶液化したもの、あるいは、加熱溶融したものを周知のグラビア印刷法、ロールコート法、あるいは、押し出し塗工法等の塗工手段を適宜用いて塗工するなり、あるいは、上記樹脂をフィルム化したものを周知のドライラミネーション法等で貼合することにより形成することができる。
【0019】
しかし、本発明の化粧材を床材、あるいは、腰壁として用いる場合には、前記保護層が耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等において特に優れたものである必要があり、こういう用途に用いられる場合には、前記保護層を電離放射線硬化型樹脂で形成するのが好適である。電離放射線硬化型樹脂とは、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こし3次元の高分子構造に変化する樹脂である。電離放射線は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常1900〜3800Åの波長域が主として用いられ、また、電子線源としては、コックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型灯の各種電子線加速器を用い、100 〜1000KeV、好ましくは100 〜300 KeVのエネルギーをもつ電子を照射するものを使用できる。
【0020】
前記保護層を形成する電離放射線硬化型樹脂としては、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、又はエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマー又はポリマー(以下、これらを総称して化合物と呼称する)からなる。これら単量体、プレポリマー、及びポリマーは、単体で用いるか、或いは複数種混合して用いる。尚、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタアクリレートの意味で用いる。
【0021】
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000 程度以下のものが用いられる。分子量が10000 を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタアクリレートは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレートの方が速い為、高速度、短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレートの方が有利である。
【0022】
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
【0023】
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイドロゲンテレフタレート等が挙げられる。
【0024】
また、ラジカル重合性不飽和基を有する多官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられる。
【0025】
カチオン重合性官能基を有する単量体は、上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量体を用いることができる。
【0026】
上記の電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単独又は混合して用いることができる。又、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等を単独又は混合物として用いることができる。尚、これら光重合開始剤の添加量は一般に、電離放射線硬化性樹脂100 重量部に対して、0.1 〜10重量部程度である。また、この電離放射線硬化性樹脂で保護層を形成する方法としては、たとえば、この電離放射線硬化性樹脂を溶液化し、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗工法で塗工することにより形成することができる。この場合の塗工量としては、固形分として概ね5〜30g/m2 が適当であり、好ましくは15〜25g/m2 である。
【0027】
また、電離放射線硬化性樹脂から形成された保護層に、より一層耐擦傷性、耐摩耗性を付与する場合には、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等の研磨材を加えることにより達成することができる。この研磨材の電離放射線硬化性樹脂100 重量部に対する割合は1〜80重量部が適当である。
【0028】
次に、上記の本発明について、図面等を用いて更に詳しく説明する。
図1は本発明にかかる化粧材の第1の実施形態を示す層構成図、図2は本発明にかかる化粧材の第2の実施形態を示す層構成図、図3はTダイ押出機のラミネート部の概略説明図、図4は室内壁面に腰壁を設けた状態の一実施例を示す概略正面図、図5は図4のX−X線の断面図、図6は図4のY−Y線の断面図、図7は腰壁を構成する部材の断面を示す(a)は腰見切りの断面図、(b)巾木の断面図、(c)は連結部材の断面図であり、図中の1,1’,1''は化粧材、2は装飾材、3,3’,3'',3''' は基材ないし木粉プラスチックシート、4は緩衝材、10はオレフィン系熱可塑性樹脂からなるシート、60はプライマー層、30は印刷層、31は絵柄インキ層、32はベタ柄インキ層、40は凹部、50は着色インキ、70は保護層、80,90は接着層、100 はTダイ押出機のラミネート部、101 はチルロール(冷却ロール)、102 はゴムロール(加圧ロール)、103 はTダイ、104 は剥離ロール、200 は腰壁、201 は腰壁パネル、202 は連結部材、203 は腰見切り、204 は巾木、210 はドア枠、220 は室内壁面、230 は床面、2021,2031,2041は溝部をそれぞれ示す。
【0029】
図1は本発明の化粧材の第1の実施形態を示す層構成図であって、化粧材1は両面コロナ放電処理を施したオレフィン系熱可塑性樹脂からなるシート10の一方の面に印刷インキの接着性を向上させるためのプライマー層を設け、該プライマー層上に、たとえば、木目模様の絵柄インキ層31とベタ柄インキ層32とからなる印刷層30を設け、前記シート10の他方の面に前記木目模様の絵柄インキ層31の導管に対応するようにエンボス版で凹部40を設けると共に、該凹部40に着色インキ50を充填し、その後にプライマー層60を介して電離放射線硬化型樹脂からなる保護層70を設けた装飾材2の前記印刷層30と、少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂からなる基材(以下、木粉プラスチックシートと呼称する)3の一方の面とを、アンカーコート剤やドライラミネーション用接着剤、あるいは、熱可塑性樹脂等の接着層80を介して積層したものである。前記プライマー層60は電離放射線硬化型樹脂からなる保護層70との接着性を向上させるために設けるものである。このように構成された化粧材1は、寸法安定性、耐水性、施工性等に優れると共に耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の化粧材として、特に床材や腰壁としての優れた表面物性を有し、焼却時等に有害なガスの発生のない意匠性に優れたものとなる。
【0030】
図2は本発明の化粧材の第2の実施形態を示す層構成図であって、化粧材1’は図1の第1の実施形態で示した化粧材1の木粉プラスチックシート3の他方の面に不織布からなる緩衝材4をアンカーコート剤やドライラミネーション用接着剤、あるいは、熱可塑性樹脂等の接着層90を介して設けた構成からなる以外は化粧材1と同じであり説明は省略するが、このように不織布からなる緩衝材4を設けることにより、凹凸のある下地材に対しても凹凸を吸収することができ、不陸性に優れた化粧材とすることができる。また、不織布の材質を選ぶことにより、従来から施工時に通常的に用いられている酢酸ビニル系接着剤を用いて下地材に貼着することができるために施工性に優れた化粧材とすることができる。また、不織布は緩衝材4の一つを例示したものであって、これに限ることはなく、緩衝材4としては、たとえば、ゴムシート、紙、あるいは、粘着剤等を用いても構わない。
【0031】
次に、本発明の化粧材の製造方法について図1、図2に示した化粧材1、1’を事例にして図3に示すTダイ押出機のラミネート部の概略説明図を用いて説明する。図3(a)は図1に示した本発明の化粧材1の製造方法であって、Tダイ押出機のラミネート部は100 は通常ラミネート時はチルロール(冷却ロール)101 とゴムロール102 (加圧ロール)とでニップされた状態にあり、加熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂(冷却固化されて基材3となる)をTダイ103 から前記チルロール(冷却ロール)101 とゴムロール102 (加圧ロール)との間に押し出し、前記ゴムロール(加圧ロール)102 側から供給された装飾材2(図1に示した層構成からなる)の印刷層30側(この面は事前にアンカーコート剤が塗工されている)に積層すると共に、前記チルロール(冷却ロール)101 で冷却固化され、剥離ロール104 で前記チルロール(冷却ロール)101 から剥離されて、装飾材2と基材3とが積層された本発明の化粧材1を得ることができる。
【0032】
また、図3(b)は図2に示した本発明の化粧材1’の製造方法であって、Tダイ押出機のラミネート部100 は通常ラミネート時はチルロール(冷却ロール)101 とゴムロール102 (加圧ロール)とでニップされた状態にあり、加熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂(冷却固化されて基材3となる)をTダイ103 から前記チルロール(冷却ロール)101 とゴムロール102 (加圧ロール)との間に押し出し、前記ゴムロール(加圧ロール)102 側から供給された装飾材2(図2に示した層構成からなる)の印刷層30側(この面は事前にアンカーコート剤が塗工されている)と、前記チルロール(冷却ロール)101 側から供給された緩衝材4とを前記加熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂(冷却固化されて基材3となる)を介して積層すると共に、前記チルロール(冷却ロール)101 で冷却固化され、剥離ロール104 で前記チルロール(冷却ロール)101 から剥離されて、装飾材2と基材3と緩衝材4とが積層された本発明の化粧材1’を得ることができる。
【0033】
図3に示したこのような製造方法を採ることにより、基材3をシート化する工程が省略できるために、基材3をシート化したものを用いて本発明の化粧材1、1’を製造する方法に比べて製造コストを安価にすることができる。
【0034】
今まで、本発明の化粧材及びその製造方法について説明してきたが、次に本発明の化粧材の用途を例に挙げて、更に詳しく説明する。
本発明の化粧材を床材用途に用いる場合は、図示はしないが、たとえば、合板等の下地材上に接着剤を介して貼着すればよいのであって、ここでは腰壁として本発明の化粧材を用いる場合について説明する。
【0035】
図4は室内壁面に腰壁を設けた状態の一実施例を示す概略正面図、図5は図4のX−X線の断面図、図6は図4のY−Y線の断面図であって、腰壁200 は腰壁パネル201 と連結部材(通常、モールと呼称されるもの)202 と腰見切り203 と巾木204 とで構成され、ドア枠210 に連接して室内壁面220 の下部に床面230 から張設されている。前記室内壁面220 の上部にはクロスや化粧壁紙等の壁装材(図示せず)が貼着されている。そして、この腰壁パネル202 は該腰壁パネル202 の上端部、下端部、および、両側端部が前記腰見切り203 、前記巾木204 、前記連結部材202 に形成された溝部2031、2041、2021と係合すると共に、前記腰見切り203 、前記巾木204 、前記連結部材202 が釘、タッカー、接着剤等の固定手段により室内壁面220 の前面に取り付け固定されている。また、必要に応じて、前記腰壁パネル202 の裏面にも接着剤等が塗工される。
【0036】
このように構成された腰壁200 において、本発明の化粧材は腰壁パネル201 として好適に用いることができる。また、図示はしないが、前記腰見切り203 、前記巾木204 、前記連結部材202 は、無垢材、あるいは、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード、合板等の木質系基材の表出する面(室内壁面220 の前面に取り付け固定して腰壁としたときの表出面)に化粧シートをラッピングしたものが通常用いられているが、たとえば、上述した基材3をシート状ではなく、図7に示すようなそれぞれの部材(腰見切り203 、巾木204 、連結部材202 )に適応した形状に押出し成形した基材3’、3''、3''' として、該基材3’、3''、3''' の表出する面(室内壁面220 の前面に取り付け固定して腰壁としたときの表出面)に、図示はしないが、本発明の装飾材2をラッピングした化粧材1''としてもよく、この化粧材1''も本発明に属するものである。このように腰壁200 を構成する腰壁パネル201 と連結部材202 と腰見切り203 と巾木204 の本発明の化粧材で構成することにより、耐水性、耐摩耗性、耐擦傷性、耐汚染性に優れると共に、施工性においても優れた腰壁とすることができる。
【0037】
【実施例】
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
まず、装飾材について説明する。
両面にコロナ放電処理を施した120 μmのポリプロピレンフィルム〔三菱化学エムケーブイ(株)製〕の一方の面にアクリル−ウレタン樹脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂〕溶液をグラビア塗工法で固形分が2g/m2 となるように塗工して印刷用プライマー層を形成し、該プライマー層上にアクリル−ウレタン樹脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂〕からなる印刷インキを用いてグラビア印刷法で木目模様の印刷絵柄層と印刷ベタ柄層を形成した。その後、前記120 μmのポリプロピレンフィルム〔三菱化学エムケーブイ(株)製〕の他方の面に前記木目模様の印刷絵柄層の導管部に対応するようにエンボス版で凹部を設け、その後、前記凹部にアクリル−ウレタン樹脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂〕からなるワイピング印刷インキを充填して乾燥させると共に、その上にアクリル−ウレタン樹脂〔アクリルポリオール100 重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂〕溶液をグラビア塗工法で固形分が2g/m2 となるように塗工して保護層用プライマー層を形成し、その後に該プライマー層上に電離放射線硬化型樹脂〔大日精化工業製:EBF−04〕を固形分10g/m2 となるようにロールコート法で塗工、乾燥させて、未硬化の電離放射線硬化型樹脂層を形成し、該未硬化の電離放射線硬化型樹脂層に電子線(175KeV、5Mrad )を照射して硬化させて保護層を形成することにより装飾材を得た。
【0038】
次に、基材について説明する。
ポリプロピレン系樹脂〔三菱化学エムケーブイ(株)製〕とエチレン−プロピレン共重合体ゴムと木粉とからなる表1に示す加熱溶融した組成物をTダイ押出機で押し出して3mm厚さのシート状物を作製し、その後、シート表面の両面にコロナ放電処理を施して、基材となす木粉プラスチックシートを得た。
【0039】
〔表1〕
Figure 0004780359
【0040】
実施例1
上記で作製した木粉プラスチックシートの一方の面にウレタン系接着剤を塗工し、乾燥して後に、この上に上記で作製した装飾材(該装飾材の印刷ベタ柄層が前記ウレタン系接着剤と接触するようにして)を重ねて、60℃で加熱プレスして本発明の化粧材を得た。
【0041】
実施例2
上記で作製した装飾材の印刷ベタ柄層面にウレタン系アンカーコート剤を塗工し、該アンカー剤塗工面にTダイ押出機で表に示す加熱溶融した組成物を3mm厚さとなるように押し出し塗工して本発明の化粧材を得た。
【0042】
比較例1
木粉プラスチックシートに代えて3mm厚さの中密度繊維板(MDF)を用いた以外は実施例1と同じように作製して比較例とする化粧材を得た。
【0043】
上記の実施例1、2、および、比較例1の化粧材について評価試験を行い、その評価結果を表2に纏めて示した。
表2からも明らかなように、実施例1、2はいずれも比較例1に比べて、寸法安定性、反り等において優れた結果を示した。
【0044】
〔表2〕
Figure 0004780359
【0045】
【発明の効果】
本発明の製造方法を採ることにより、水分(湿気)に対して極めて影響を受け難い材料から構成された化粧材であり、耐水性に優れると共に寸法安定性にも優れ、また、化粧材を構成する基材が1.0〜3.0mmと薄いために、施工時にカッター等で容易に裁断することができるために現場施工性においても優れた化粧材を提供することができるという効果を奏する。さらに、化粧材の表出面を電離放射線硬化型樹脂からなる保護層とすることにより、耐摩耗性や耐擦傷性、耐汚染性において極めて優れた性能を有する化粧材を提供することができるという効果を奏する。また、上記の優れた効果を有する化粧材を安価に提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる化粧材の第1の実施形態を示す層構成図である。
【図2】 本発明にかかる化粧材の第2の実施形態を示す層構成図である。
【図3】 Tダイ押出機のラミネート部の概略説明図である。
【図4】 室内壁面に腰壁を設けた状態の一実施例を示す概略正面図である。
【図5】 図4のX−X線の断面図である。
【図6】 図4のY−Y線の断面図である。
【図7】 腰壁を構成する部材の断面を示す(a)は腰見切りの断面図、(b)巾木の断面図、(c)は連結部材の断面図である。
【符号の説明】
1,1’,1'' 化粧材
2 装飾材
3,3’,3'',3''' 基材ないし木粉プラスチックシート
4 緩衝材
10 オレフィン系熱可塑性樹脂からなるシート
60 プライマー層
30 印刷層
31 絵柄インキ層
32 ベタ柄インキ層
40 凹部
50 着色インキ
70 保護層
80,90 接着層
100 Tダイ押出機のラミネート部
101 チルロール(冷却ロール)
102 ゴムロール(加圧ロール)
103 Tダイ
104 剥離ロール
200 腰壁
201 腰壁パネル
202 連結部材
203 腰見切り
204 巾木
210 ドア枠
220 室内壁面
230 床面
2021,2031,2041 溝部

Claims (1)

  1. 保護層が形成された着色された、および/または、印刷層が形成されたオレフィン系熱可塑性樹脂からなる装飾材の非保護層面に接着剤層を形成すると共に、該接着剤層面と緩衝材との間に、Tダイ押出機を用いて熱溶融した少なくとも木粉を含有する非ハロゲン系熱可塑性樹脂を基材となすために押し出すことにより装飾材と基材と緩衝材とを積層することを特徴とする化粧材の製造方法
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