JP4060647B2 - 床材用化粧材 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の床面に用いられる床材用化粧材に関し、さらに詳しくは、耐キャスター性、耐衝撃性、耐水性に優れた床材用化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から床材としては、木質系基材に木目柄等の美麗な印刷を施した化粧シートを貼着したものが用いられている。たとえば、合板に木目柄等の美麗な印刷を施した化粧シートを貼着したもの、あるいは、合板と中密度繊維板(MDF)を積層した積層体の前記中密度繊維板面に木目柄等の美麗な印刷を施した化粧シートを貼着したものなどを代表的なものとして例示することができる。
【0003】
しかし、前者は耐キャスター性や耐衝撃性に劣るといった問題、また、床材には通常意匠性を向上する目的で切削加工等により溝部や面取部が設けられるが、これらの部分に毛羽立ちやササクレ等を生じ、靴下やストッキングの繊維がこれに引掛り伝線するといった問題、また、色ブレやダク等の問題があり、後者は上記した前者の問題はないものの中密度繊維板(MDF)が耐水性に劣るために水の浸入により中密度繊維板が膨らみ、意匠性を損なうといった問題がある。さらにまた、前者、後者共に溝部や面取部を設けた部位に透明ないし着色した塗料を塗布することにより、耐水性を持たせたり、あるいは、化粧シートを貼着した部位との色合いの差を解消しているが、このような塗布作業は溝部や面取部のみを選択的に塗布しなけらばならず、結構手間が掛かるといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、木質系基材として合板を用い、耐水性はもとより耐キャスター性や耐衝撃性に優れ、毛羽立ちやササクレ等のない溝部や面取部を有し、色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材を提供することにある。特に溝部の選択的塗布作業をなくし、溝部の色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、合板上に、合成樹脂製シートと装飾シートとからなる厚さが450〜800μmの積層体を前記合成樹脂製シートが前記合板側に位置するように積層すると共に前記装飾シート側から前記合成樹脂製基材シート内にその最深部が位置する溝部が切削加工により形成された床材用化粧材において、前記合板と前記合成樹脂製基材シートの間に着色隠蔽層が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の床材用化粧材において、前記着色隠蔽層が前記合成樹脂製シートの前記合板側の面に設けられた印刷層であることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3記載の本発明は、請求項1記載の床材用化粧材において、前記着色隠蔽層が前記合成樹脂製シートの前記合板側の面に設けられた着色樹脂層であることを特徴とするものである。
【0008】
上記請求項1〜3のいずれかに記載の構成とすることにより、耐水性、耐キャスター性、耐衝撃性に優れ、切削加工により形成された溝部や面取部も毛羽立ちやササクレ等がなく、また、合板を用いた場合に発生する色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材とすることができる。特に溝部の選択的塗布作業をなくし、溝部の色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材とすることができる。
【0009】
また、請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の床材用化粧材において、前記装飾シートの表面に表面保護層が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性等の表面物性に優れた床材用化粧材とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる床材用化粧材の基本的構成を示す断面図、図2は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第1実施形態を示す断面図、図3は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第2実施形態を示す断面図、図4は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第3実施形態を示す断面図、図5は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第4実施形態を示す断面図であり、図中の1は床材用化粧材、2は合板、3は合成樹脂製シート、4,4’,4”,4’’’,4””は装飾シート、5は着色隠蔽層、6は溝部、40,40’はオレフィン系熱可塑性樹脂シート、40”はオレフィン系熱可塑性樹脂層、41は凹凸模様、42はワイピングインキ、43,45はプライマー層、44は表面保護層、46は絵柄層、47はベタ印刷層、48は接着剤層をそれぞれ示す。
【0011】
図1は本発明にかかる床材用化粧材の基本的構成を示す断面図あって、床材用化粧材1は合板2上に、着色隠蔽層5と合成樹脂製シート3と装飾シート4を順に設け、前記装飾シート4側から前記合成樹脂製シート3内にその最深部が位置する溝部6を切削加工により設けたものである。なお、前記合成樹脂製シート3と前記装飾シート4の積層した厚さが450〜800μmになるように設計されている。この理由としては、切削加工により設ける溝部6が少なくとも400μm深さであることと、通常前記合成樹脂製シート3と前記装飾シート4の積層したものを前記合板2に貼着するために、生産性を考慮すると前記合成樹脂製シート3と前記装飾シート4の積層したものをロール状で取扱えることが肝要であり、これらから必然的に前記合成樹脂製シート3と前記装飾シート4の積層した厚さが450〜800μmになるように設計されている。このように構成することにより、耐水性、耐キャスター性、耐衝撃性に優れ、切削加工により形成された溝部や面取部も毛羽立ちやササクレ等がなく、また、合板を用いた場合に発生する色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材を得ることができる。特に溝部の選択的塗布作業をなくし、溝部の色ブレやダク等で意匠性を損なうことがない床材用化粧材とすることができる。
【0012】
まず、床材用化粧材1を構成する合成樹脂製シート3について説明する。合成樹脂製シート3を形成する樹脂としては、昨今の環境問題を考慮してハロゲン元素を分子構造中に含まない樹脂が適当であり、たとえば、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリメチレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレンテレフタレート、耐熱性の高いポリアルキレンテレフタレート〔たとえばエチレングリコールの一部を1,4−シクロヘキサンジメタノールやジエチレングリコール等で置換したポリエチレンテレフタレートである、いわゆる商品名PET−G(イーストマンケミカルカンパニー製)〕、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリイミド、ポリスチレン、ポリアミド、ABS等の樹脂などを挙げることができ、これらの樹脂は、単独であってもよいし、混合物であってもよいし、さらにこれらの樹脂で構成される前記合成樹脂製シート3は単層であっても複層であってもよいものである。また、前記合成樹脂製シート3の厚さとしては、後述する前記装飾シート4の厚さとも関連するが、上記したように切削加工により設ける溝部6が少なくとも400μm深さであることやロールロール状で取扱えることを勘案すると概ね300〜600μmが適当である。また、前記合成樹脂製シート3は必要な面に、必要に応じてコロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理等の易接着処理を施すことができる。
【0013】
次に、床材用化粧材1を構成する着色隠蔽層5について説明する。前記着色隠蔽層5は、前記合成樹脂製シート3の一方の面にグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法でインキを用いてベタ柄を印刷することにより形成することができるし、また、前記合成樹脂製シート3の一方の面に、たとえば、有機顔料および/ないし無機顔料を混合した熱可塑性樹脂をTダイ押出機で加熱溶融押出しすることにより形成することができる。顔料の熱可塑性樹脂への混合方法としては、予めバンバリーミキサー等で両者をメルトブレンドし、マスターバッチ化したものを所定の混合比にする方法、あるいは、熱可塑性樹脂との直接混合方法のいずれであってもよい。そして、前記インキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることができるが、環境問題や被印刷面との接着性等を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種ないし2種以上混合したものが適当である。また、有機顔料および/ないし無機顔料を混合した熱可塑性樹脂としては特に限定はされないが、例示するならば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系熱可塑性樹脂がコストや加工適性を考慮すると適当である。また、積層方法としては前記合成樹脂製シート3の一方の面にTダイ押出機で加熱溶融押出しして形成するのみならず、たとえば、予め有機顔料および/ないし無機顔料を混合した熱可塑性樹脂を用いて着色隠蔽シートを作製しておき、これと前記合成樹脂製シート3とを周知のドライラミネーション法で積層してもよいものである。
【0014】
また、前記着色隠蔽層5の別の形成方法としては、前記合成樹脂製シート3を、たとえば、マルチマニホールドタイプの多層押出機で少なくとも2層からなるシートを製造し、その一方の外層を有機顔料および/ないし無機顔料で着色した層として形成してもよいものである。
【0015】
次に、床材用化粧材1を構成する装飾シート4について説明する。装飾シート4を構成する基材シートとしては、薄紙,上質紙,クラフト紙,和紙,チタン紙,樹脂含浸紙,紙間強化紙等の紙、木質繊維,ガラス繊維,石綿,ポリエステル繊維,ビニロン繊維,レーヨン繊維等の繊維からなる織布や不織布、あるいは、ポリオレフィン,ポリエステル,ポリアクリル,ポリアミド,ポリウレタン,ポリスチレン等の合成樹脂製シートなどの1種ないし2種以上の積層体を用いることができ、その厚さとしては概ね20〜300μmが適当である。また、前記基材は必要に応じて必要な層に顔料等を添加して着色してもよいし、必要な面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の易接着処理を施してもよいものである。
【0016】
図2は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第1実施形態を示す断面図であって、装飾シート4’は透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40の一方の面にエンボス加工を施して凹凸模様41を設け、その上からワイピング処理を施して前記凹凸模様41の凹部内にワイピングインキ42を充填した後に、表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成すると共に前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40の他方の面にプライマー層45を介して絵柄層46、ベタ印刷層47を形成したものである。
【0017】
図3は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第2実施形態を示す断面図であって、装飾シート4”は着色したオレフィン系熱可塑性樹脂シート40’の一方の面にプライマー層45を設け、該プライマー層45上にベタ印刷層47、絵柄層46を順に印刷形成し、さらに前記絵柄層46上に2液硬化型ウレタン樹脂等の周知のドライラミネーション用接着剤で形成した接着剤層48を介して透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし透明なオレフィン系熱可塑性樹脂層40”を周知のドライラミネーション法ないしTダイ押出し法で積層し、前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”の表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成したものである。
【0018】
図4は本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第3実施形態を示す断面図であって、装飾シート4’’’は着色したオレフィン系熱可塑性樹脂シート40’の一方の面にプライマー層45を設け、該プライマー層45上にベタ印刷層47、絵柄層46を順に印刷形成し、さらに前記絵柄層46上に2液硬化型ウレタン樹脂等の周知のドライラミネーション用接着剤で形成した接着剤層48を介して透明なオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし透明なオレフィン系熱可塑性樹脂層40”を周知のドライラミネーション法ないしTダイ押出し法で積層し、前記オレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”の表面にエンボス加工を施して凹凸模様41を設け、その上からワイピング処理を施して前記凹凸模様41の凹部内にワイピングインキ42を充填した後に、表出面全面にプライマー層43を設け、該プライマー層43上に表面保護層44を形成したものである。なお、今まで基材シートを用いた装飾シート4について説明してきたが、装飾シート4はこれに限ることはなく、たとえば、突板であってもよいものである。
【0019】
そして、前記プライマー層43は前記オレフィン系熱可塑製性樹脂シート40ないし前記オレフィン系熱可塑性樹脂層40”と前記表面保護層44との接着強度を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層43を設ける方が接着強度面から望ましい。また、図2〜4に示した前記プライマー層45はオレフィン系熱可塑性樹脂シート40ないし40’と絵柄層46、ベタ印刷層47等の印刷層との接着性を向上させる目的で設けるものであり、前記プライマー層43と同様の樹脂を用いて同様に形成するのが前記プライマー層43と同様の意味で好ましい。
【0020】
前記プライマー層43、45は、上記したようにオレフィン系熱可塑性樹脂シート40、40’、40”の表面の接着性を高めるためのものであり、これに用いる樹脂としてはエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹脂等を挙げることができ、これらの樹脂は単独ないし混合して塗料組成物、または、インキ組成物とし、ロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いて形成することができる。
【0021】
また、凹凸模様41は加熱プレスやヘアライン加工などにより形成することができる。前記凹凸模様41としては、たとえば、導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等である。
【0022】
また、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47は、一般的にはグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の周知の印刷法でインキを用いて形成することができる。前記絵柄層46としては、たとえば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様柄であり、前記ベタ印刷層47としては、隠蔽性を有する着色インキでベタ印刷したものである。また、図2〜4においては、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47の両方を設けた構成を示したが、いずれか一方の構成であっても構わない。
【0023】
また、前記絵柄層46および前記ベタ印刷層47に用いるインキ、あるいは、ワイピングインキ42としては、着色隠蔽層5のところで説明した同じインキを用いて形成すればよいものであり説明は省略する。
【0024】
なお、図2〜4に示した化粧層4’、4”、4’’’は、本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シート4の実施例を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、これに限るものではなく、たとえば、薄紙の一方の面にベタ印刷層、絵柄層を順に印刷形成し、この絵柄層を形成した面全面に表面保護層を設けた構成からなる化粧層であってもよいものである。
【0025】
次に、装飾シート4の表面に設ける表面保護層44について説明する。この表面保護層44は床材用化粧材1(図1参照)に要求される耐擦傷性、耐磨耗性、耐水性、耐汚染性等の表面物性を付与するために設けられるものであり、この表面保護層44を形成する樹脂としては、熱硬化型樹脂ないし電離放射線硬化型樹脂等の硬化型樹脂を用いて形成するのが適当である。
【0026】
熱硬化型樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ポリウレタンも含む)、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等を挙げることができる。上記樹脂には必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、または、重合促進剤を添加して用いる。たとえば、硬化剤としては、イソシアネートまたは有機スルホン酸塩等が不飽和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等に添加され、有機アミン等がエポキシ樹脂に添加され、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物やアゾイソブチルニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル樹脂には添加される。上記熱硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法としては、たとえば、上記した熱硬化型樹脂を溶液化し、ロールコート法、グラビアコート法等の周知の塗布法で塗布し、乾燥すると共に硬化させることにより形成することができる。塗布量としては、固形分で概ね5〜30μmが適当であり、好ましくは15〜25μmである。
【0027】
電離放射線硬化型樹脂としては、電離放射線を照射することにより架橋重合反応を起こして3次元の高分子構造に変化する樹脂である。電離放射線は、電磁波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。また、電子線源としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。用いる電子線としては、100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのものが使用される。電子線の照射量は、通常2〜15Mrad程度である。
【0028】
そして、電離放射線硬化型樹脂は、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、又はエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する単量体、プレポリマー又はポリマー(以下、これらを総称して化合物と呼称する)からなる。これら単量体、プレポリマー、及びポリマーは、単体で用いるか、或いは複数種混合して用いる。尚、本明細書で(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタアクリレートの意味で用いる。
【0029】
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分子量が10000程度以下のものが用いられる。分子量が10000を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上記のアクリレートとメタアクリレートは共用し得るが、電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレートの方が速い為、高速度、短時間で能率よく硬化させるという目的ではアクリレートの方が有利である。
【0030】
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
【0031】
ラジカル重合性不飽和基を有する単量体の例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイドロゲンテレフタレート等が挙げられる。
【0032】
また、ラジカル重合性不飽和基を有する多官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられる。カチオン重合性官能基を有する単量体は、上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量体を用いることができる。
【0033】
上記の電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、増感剤として光重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等を単独又は混合して用いることができる。又、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等を単独又は混合物として用いることができる。尚、これら光重合開始剤の添加量は一般に、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程度である。また、この電離放射線硬化型樹脂で保護層を形成する方法としては、たとえば、この電離放射線硬化型樹脂を溶液化し、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布することにより形成することができる。この場合の塗布量としては、固形分として概ね5〜30μmが適当であり、より好ましくは15〜25μmである。
【0034】
また、電離放射線硬化型樹脂から形成された表面保護層44に、より一層耐擦傷性、耐磨耗性を付与する場合には、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等の研磨材を加えることにより達成することができる。この研磨材の電離放射線硬化型樹脂100重量部に対する割合は1〜80重量部が適当である。
【0035】
なお、今までは表面保護層44を装飾シート4の表面に設けることで説明してきたが、表面保護層44は装飾シート4の表面に設けるのみならず、たとえば、図2に示した実施例において、プライマー層43と表面保護層44を設けない図5に示すような構成の装飾シート4””とし、図示はしないが、この装飾シート4””と合成樹脂製シート3と着色隠蔽層5と合板2とからなる積層体を作製すると共に前記装飾シート4””側から前記合成樹脂製シート3内にその最深部が位置する溝部6(図1参照)を切削加工により形成し、その後に前記積層体の表面にプライマー層43と表面保護層44を設けるようにしてもよいものである。このように前記積層体の表面に前記プライマー層43と前記表面保護層44を設ける構成とすることにより、特に前記溝部6(図1参照)の端面が前記プライマー層43と前記表面保護層44とで被覆されることになり、前記溝部6に外力が加わっても前記装飾シート4””の前記合成樹脂製シート3からの剥離を一層防止することができる。
【0036】
【実施例】
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
実施例1
〔装飾シートの作製〕
両面コロナ放電処理を施した60μm厚さのオレフィン系樹脂シートの一方の面にアクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂)溶液をグラビア塗布法で固形分が2g/m2となるように塗布して印刷用プライマー層を形成し、該印刷用プライマー層上にアクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂)からなる印刷インキを用いてグラビア印刷法でベタ柄印刷層と絵柄印刷層とを順次印刷して木目模様の印刷層を形成すると共に前記印刷層上に固形分で10g/m2となるようにウレタン系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、該接着剤層上にプロピレン系樹脂を80μm厚さになるようにTダイ押出機で加熱溶融押出しして透明樹脂層を形成した。その後、前記透明樹脂層面にコロナ放電処理を施すと共に該コロナ放電処理にアクリル−ウレタン系樹脂(アクリルポリオール100重量部にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を添加した樹脂)溶液をグラビア塗布法で固形分が1g/m2となるように塗布して表面保護層用プライマー層を形成し、そして該表面保護層用プライマー層上にウレタンアクリレート系電離放射線硬化型樹脂をロールコート法で固形分が15g/m2となるように塗布・乾燥して未硬化の電離放射線硬化型樹脂層を形成し、該未硬化の電離放射線硬化型樹脂層に酸素濃度200ppm以下の環境下で電子線(加速電圧125keV、5Mrad)を照射して硬化させて電離放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成すると共に、該表面保護層側から版深50μmの木目導管柄エンボス版でエンボス加工を行って、木目導管柄の凹凸模様を形成した装飾シートを作製した。
【0037】
〔着色隠蔽層の形成〕
合成樹脂製シートとして厚さが300μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、該フィルムの一方の面にコロナ放電処理を施した後に、一方の面全面にグラビア印刷法にて黄色のウレタン系インキでベタ柄を印刷して着色隠蔽層を形成した。
【0038】
〔装飾シートと着色隠蔽層を設けた合成樹脂製シートの貼合〕
上記で作製した装飾シートの裏面(凹凸模様を設けた面の反対面)にグラビア塗布法にて固形分が5g/m2となるようにウレタン系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、該接着剤層上に上記で作製した着色隠蔽層を設けた2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる合成樹脂製シートを着色隠蔽層が外側に位置するように貼合して第1中間積層体を作製した。
【0039】
〔床材用化粧材の作製〕
12mm厚さの合板の一方の面に接着剤(中央理化工業製:リカボンドBA−10A/BA−10B=100/5)をウエット状態で10g/尺2塗布し、上記で作製した第1中間積層体を前記着色隠蔽層面が前記接着剤面に位置するように貼合すると共に、冷圧プレス機(プレス圧:2kg/cm2、プレス時間:1時間)にてプレスして第1中間化粧材を作製した。得られた第1中間化粧材を所定寸法に裁断すると共にテノーナーを用いてその最深部が前記合成樹脂製シート内に位置するように切削加工して溝部を形成した本発明の床材用化粧材を作製した。
【0040】
実施例2
〔装飾シートと合成樹脂製シートの貼合〕
合成樹脂製シートとして厚さが350μmの透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面にコロナ放電処理を施した後に、前記コロナ放電処理面にグラビア塗布法にて固形分が5g/m2となるようにウレタン系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、実施例1で作製した装飾シートをその裏面(凹凸模様を設けた面の反対面)が前記接着剤層に位置するように貼合して第2中間積層体を作製した。
【0041】
〔着色隠蔽層の形成及び床材用化粧材の作製〕
12mm厚さの合板の一方の面に下記する配合からなる接着剤をウエット状態で10g/尺2塗布し、上記で作製した第2中間積層体を前記合成樹脂製シートが前記接着剤面に位置するように貼合すると共に、冷圧プレス機(プレス圧:2kg/cm2、プレス時間:1時間)にてプレスして第2中間化粧材を作製した。得られた第2中間化粧材を所定寸法に裁断すると共にテノーナーを用いてその最深部が前記合成樹脂製シート内に位置するように切削加工して溝部を形成した本発明の床材用化粧材を作製した。本実施例の場合は、接着剤により形成される層が着色隠蔽層となる。
Figure 0004060647
【0042】
実施例3
〔着色隠蔽層の形成〕
合成樹脂製シートとして厚さが400μmの透明なポリプロピレンフィルムを用い、該フィルムの一方の面にコロナ放電処理を施した後に、前記コロナ放電処理面に固形分が10g/m2となるようにウレタン系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、該接着剤層上に黄色に着色したプロピレン系樹脂をTダイ押出機で加熱溶融押出しして20μm厚さの着色隠蔽層を形成した。
【0043】
〔装飾シートと着色隠蔽層を設けた合成樹脂製シートの貼合〕
実施例1で作製した装飾シートの裏面((凹凸模様を設けた面の反対面)にグラビア塗布法にて固形分が5g/m2となるようにウレタン系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、該接着剤層上に上記で作製した着色隠蔽層を設けたポリプロピレンフィルムからなる合成樹脂製シートを着色隠蔽層が外側に位置するように貼合して第3中間積層体を作製した。
【0044】
〔床材用化粧材の作製〕
12mm厚さの合板の一方の面に接着剤(中央理化工業製:リカボンドBA−10A/BA−10B=100/5)をウエット状態で10g/尺2塗布し、上記で作製した第3中間積層体を前記着色隠蔽層面が前記接着剤面に位置するように貼合すると共に、冷圧プレス機(プレス圧:2kg/cm2、プレス時間:1時間)にてプレスして第3中間化粧材を作製した。得られた第3中間化粧材を所定寸法に裁断すると共にテノーナーを用いてその最深部が前記合成樹脂製シート内に位置するように切削加工して溝部を形成した本発明の床材用化粧材を作製した。
【0045】
本発明の床材用化粧材は、実施例1〜3のいずれのものも、溝部を上部から見た場合に、溝部全体が着色隠蔽層の色に着色された状態を呈し、意匠性に優れた溝部とすることができた。
【0046】
【発明の効果】
本発明の床材用化粧材は、今まで縷々説明したように、木質系基材として合板を用い、溝部の選択的塗布作業をなくすことができると共に、溝部の色ブレやダク等で意匠性を損なうことがないという優れた効果を奏するものである。また、耐水性はもとより耐キャスター性や耐衝撃性に優れ、毛羽立ちやササクレ等のない溝部や面取部とすることができる等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる床材用化粧材の基本的構成を示す断面図である。
【図2】 本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第1実施形態を示す断面図である。
【図3】 本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第2実施形態を示す断面図である。
【図4】 本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第3実施形態を示す断面図である。
【図5】 本発明にかかる床材用化粧材を構成する装飾シートの第4実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 床材用化粧材
2 合板
3 合成樹脂製シート
4,4’,4”,4’’’,4”” 装飾シート
5 着色隠蔽層
6 溝部
40,40’ オレフィン系熱可塑性樹脂シート
40” オレフィン系熱可塑性樹脂層
41 凹凸模様
42 ワイピングインキ
43,45 プライマー層
44 表面保護層
46 絵柄層
47 ベタ印刷層
48 接着剤層

Claims (4)

  1. 合板上に、合成樹脂製シートと装飾シートとからなる厚さが450〜800μmの積層体を前記合成樹脂製シートが前記合板側に位置するように積層すると共に前記装飾シート側から前記合成樹脂製シート内にその最深部が位置する溝部が切削加工により形成された床材用化粧材において、前記合板と前記合成樹脂製シートの間に着色隠蔽層が設けられていることを特徴とする床材用化粧材。
  2. 前記着色隠蔽層が前記合成樹脂製シートの前記合板側の面に設けられた印刷層であることを特徴とする請求項1記載の床材用化粧材。
  3. 前記着色隠蔽層が前記合成樹脂製シートの前記合板側の面に設けられた着色樹脂層であることを特徴とする請求項1記載の床材用化粧材。
  4. 前記装飾シートの表面に表面保護層が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床材用化粧材。
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