JP5163015B2 - 天板 - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル用天板であって、特に脚折テーブルに有用な天板に関する。
従来、必要なときに容易に持ち運びのできる非常設のテーブルとして、脚折テーブルが幅広く用いられている。脚折テーブルの天板としては、例えば、最表面にメラミン樹脂化粧層を積層したものが汎用されている(特許文献1、2など)。このように、最表面にメラミン樹脂化粧層を積層した脚折テーブルの天板は、テーブル表面の硬度が大きく耐衝撃性や耐傷性に優れているという利点がある。
しかしながら、メラミン樹脂化粧層を用いる場合には、ホルムアルデヒドの放出という問題がある。これは、メラミン樹脂がメラミンとホルムアルデヒドとの反応により得られ、未反応のホルムアルデヒドが樹脂中に不可避的に残留していることに基づく。昨今の健康意識の高まりを考慮すると、メラミン樹脂化粧層に代わる代替材料の利用が望まれる。
また、メラミン樹脂化粧層を用いる場合には、リサイクル利用が困難という問題もある。脚折テーブルは常設の大型テーブルと比べて小型・安価なものが多く、廃棄量も多いため、積極的にリサイクル利用されることが望ましいが、樹脂層がホルムアルデヒドを含有するために焼却や再利用が困難であり、実質的に埋め立て処理されているのが実情である。
特開平7−31513号公報 特開2002−264287号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決するものであり、メラミン樹脂化粧層に代わる代替材料を利用した天板であって、実使用に耐える表面強度と形状維持性を有し、リサイクル特性が高く、しかも軽量で取扱いが容易な天板を提供することを主な目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、天板を構成する木質基材を特定の構造とし、その表裏面に特定のシートを積層する場合には、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記のテーブル用天板及びそれを用いた脚折テーブルに関する。
1.木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する天板であって、
(1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
(2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板であ
(3)前記型枠と前記裏面材との間に、更に防湿性シートを有する、
ことを特徴とする天板。
2.前記型枠と前記裏面材との間の防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、上記項1に記載の天板。
3.前記化粧シートは、最下層にラテックス含浸紙からなる基材シートを有する、上記項1又は2に記載の天板。
4.前記化粧シートは、分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して前記天板の表面材と接着されている、上記項1〜3のいずれかに記載の天板。
5.前記木質基材の裏面に設けられた防湿シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、上記項1〜4のいずれかに記載の天板。
6.上記項1〜5のいずれかに記載の天板と脚部とを有し、前記脚部は不使用時に折りたたみ可能な脚折テーブル。
以下、本発明のテーブル用天板及びそれを用いた脚折テーブルについて説明する。
本発明の天板は、木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する天板であって、
(1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
(2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板である、
ことを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の天板は、化粧シートの最表面層に電離放射線硬化型樹脂層を有することで実使用に耐える表面強度を発揮する。これにより、従来のメラミン樹脂化粧層を用いることによる問題(ホルムアルデヒドによる問題)が解消される。また、木質基材の裏面に防湿性シートを有することで大気中の湿分の木質基材への影響が緩和されるため、木質基材の経時的な変形(反り等)を抑制できる。更に、木質基材はその内部に中空部分を有する構造(いわゆるフラッシュ構造)を有し、しかも木質合板及び/又は中密度繊維板という軽量素材からなり、天板全体が軽量化されて取扱いが容易である。
以下、天板の各部について説明する。なお、本発明の天板を用いてテーブルを作製する場合には、天板裏面に設けられる脚部については特に限定されない。例えば、脚折テーブルを作製する場合には、従来品の脚折テーブル用可折型脚部がそのまま利用できる。
本発明における天板は、木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する。
木質基材
木質基材としては、型枠と型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる木質基材の内部の少なくとも一部が空気層であるものを用いる。
型枠としては、例えば、角型木材や角型鋼板(スチール、アルミニウム等)を用いる。図1(a)の角型木材は一般的な型枠の形態及び配置態様である。型枠の大きさや形状はテーブルの大きさや形状に応じて適宜設定すればよい。型枠の表裏面には、木質表面材と木質裏面材が配置される。本発明では、これらの型枠、表面材及び裏面材とに囲まれる領域の少なくとも一部が空気層である。かかる構造はいわゆるフラッシュ構造と称される構造であり、内部が空間であることから太鼓張り構造とも呼ばれる。このように、空間を設けることにより、軽量化できると共に構成材料を低コスト化できる。
内部空間には、必要に応じて芯材を充填しても良い。例えば、クラフト紙又はアルミニウム薄板を蜂の巣状に成形したハニカムパネルや、枠材と同じ厚さの角材などを、空間を残しつつ充填することができる(図1(a)、(b)等)。芯材を充填することにより、木質基材の軽量化を達成しつつ強度を更に高めることができる。
前記表面材及び裏面材としては、木質合板及び/又は中密度繊維板(MDF)を用いる。これらの材料は、従来からテーブル用天板の分野で用いられているものが使用できる。なお、表面材及び裏面材の厚さは限定的ではないが、それぞれ1〜9mm程度が好ましく、2.5〜4.0mm程度がより好ましい。また、木質基材全体の厚さは、テーブルの形態に応じて適宜設定すればよいが、20〜50mm程度が好ましく、20〜30mm程度がより好ましい。
木質基材の型枠の側面には、縁部材を配置してもよい。縁部材の形態等はテーブルの意匠性に応じて適宜設定できる。例えば、前記表面材及び裏面材と色・柄を同じとしたABS樹脂製の縁部材を作製し、これを型枠の側面に接着してもよい。
化粧シート
前記木質基材のおもて面には、最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートが積層される。このような化粧シートとしては、例えば、基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び電離放射線硬化型樹脂層を順に積層したものを好適に利用できる。以下、この構成を例に挙げて説明する。
(基材シート)
基材シートとしては特に限定されず、熱可塑性樹脂から形成されたシート、紙シート、これらに他成分を添加又は含浸させたシートが幅広く使用できる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等が挙げられる。
本発明では、木質基材との接着性の観点からラテックス含浸紙を用いることが好ましい。紙基材としてはラテックスを含浸し易いものであれば良く、例えば、木材を原料とするケミカルパルプと、綿の種子毛繊維のうち長さが10mm以下のαセルロースを98%以上含むリンターパルプとの混合パルプからなる紙基材が好ましい。
ラテックスとしては、例えば、エチレン−プロピレンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ウレタン系樹脂、ポリエステル等が挙げられる。これらのラテックスを紙基材に含浸させる際に用いる分散媒としては、例えば、水やヘキサンなどが挙げられる。
上記記載シートは、坪量が30〜150g/m程度であるものが好ましい。
(絵柄模様層)
絵柄模様層は、化粧シートに所望の絵柄を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではなく、テーブルの意匠性に応じて選択する。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
絵柄模様層の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を結着材樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)して得られるインキを用いた印刷法により、基材シート表面に形成すればよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッド等の無機顔料;アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料;アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス等の真珠光沢顔料;蛍光顔料;夜光顔料等が挙げられる。これらの着色剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。これらの着色剤には、シリカ等のフィラー、有機ビーズ等の体質顔料、中和剤、界面活性剤等がさらに配合してもよい。
結着材樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、親水性処理されたポリエステル系ウレタン樹脂のほか、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリビニルアセテート、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリスチレン−アクリレート共重合体、ロジン誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコール付加物、セルロース系樹脂なども併用できる。
具体的には、例えば、ポリウレタン−ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系樹脂、ポリエチレンオキシド系樹脂、ポリN−ビニルピロリドン系樹脂、水溶性ポリエステル系樹脂、水溶性ポリアミド系樹脂、水溶性アミノ系樹脂、水溶性フェノール系樹脂、その他の水溶性合成樹脂;ポリヌクレオチド、ポリペプチド、多糖類等の水溶性天然高分子;等を使用できる。また、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリ酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン−ポリアクリル系樹脂変性又は混合樹脂、その他の樹脂も使用できる。上記結着材樹脂は、単独又は2種以上で使用できる。
絵柄模様層の形成に用いる印刷法としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、静電印刷、インクジェット印刷等がある。また、基材シートと絵柄層との間に全面ベタ状の着色層(着色隠蔽層とも言う)を更に設ける場合には、ロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等の各種コーティング法が挙げられる。
絵柄模様層の厚みは特に限定されないが、0.1〜10μm程度である。着色隠蔽層の乾燥後の膜厚としても0.1〜10μm程度が好ましい。
(透明性接着剤層)
透明性接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層との間に存在する。接着剤層で使用する接着剤は、絵柄模様層又は透明性樹脂層の構成成分に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等を含む各種接着剤を使用できる。また、反応硬化タイプのほか、ホットメルトタイプ、電離放射線硬化タイプ、紫外線硬化タイプ等の接着剤でもよい。
なお、本発明では、熱圧着できる接着剤を使用し、熱圧着によって絵柄模様層と透明性樹脂層とを積層することもできる。
接着剤層は、絵柄模様層が認識できる限り、透明でも半透明でもよい。
なお、本発明では、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を接着面に施すこともできる。
接着剤層の厚みは、透明性樹脂層、使用する接着剤の種類等によって異なるが、一般的には0.1〜30μm程度とすれば良い。
(透明性樹脂層)
透明性樹脂層は透明である限り着色されていてもよく、絵柄模様層が視認できる範囲内で半透明であってもよい。
上記樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリメチルペンテン、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、ポリカーボネート、セルローストリアセテート等が挙げられる。上記の中でも、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。より好ましくは、立体規則性を有するポリオレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂を用いる場合は、溶融ポリオレフィン系樹脂を押し出しすることにより透明性樹脂層を形成することが望ましい。
透明性樹脂層には、必要に応じて、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えばゴム)等の各種の添加剤が含まれていても良い。
透明性樹脂層の厚みは特に限定されないが、一般的には10〜150μm程度とする。
(電離放射線硬化型樹脂層)
透明性樹脂層の上には最表面層として電離放射線硬化型樹脂層が形成される。電離放射線硬化型樹脂を用いることにより、優れた表面強度が得られる。
電離放射線硬化型樹脂としては特に限定されず、紫外線、電子線等の電離放射線の照射により重合架橋反応可能なラジカル重合性二重結合を分子中に含むプレポリマー(オリゴマーを含む)及び/又はモノマーを主成分とする透明性樹脂が使用できる。これらのプレポリマー又はモノマーは、単体又は複数を混合して使用できる。硬化反応は、通常、架橋硬化反応である。
具体的には、前記プレポリマー又はモノマーとしては、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキシ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物が挙げられる。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによるポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましい。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの分子量としては、通常250〜100000程度が好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有するモノマーとしては、例えば、単官能モノマーとして、メチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、多官能モノマーとしては、例えば、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマーが挙げられる。また、チオールとしては、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等のポリチオールが挙げられる。ポリエンとしては、例えば、ジオール及びジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリルアルコールを付加したものが挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂を硬化させるために用いる電離放射線としては、電離放射線硬化型樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常は紫外線又は電子線を用いればよいが、可視光線、X線、イオン線等を用いてもよい。
紫外線源としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常190〜380nmが好ましい。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。その中でも、特に100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射できるものが好ましい。
これらの透明性表面保護層は、必要に応じて、可塑剤、安定剤、充填剤、分散剤、染料、顔料等を含んでもよい。
電離放射線硬化型樹脂層は、例えば、透明性樹脂層の上に電離放射線硬化型樹脂をグラビアコート、ロールコート等の公知の塗工法により塗工後、樹脂を硬化させることで形成する。
電離放射線硬化型樹脂層の厚さは特に限定されないが、通常0.1〜50μm、好ましくは1〜20μm程度である。
化粧シートと木質基材との接着
前記化粧シートと木質基材との接着方法は限定的ではないが、特に分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して接着することが好ましい。接着剤層の厚みとしては限定的ではないが、5〜20μm程度が好ましい。
分子内に不飽和基を有するポリエステルは、例えば、不飽和多塩基酸と多価アルコール、又は、不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸を併用して多価アルコールと反応させることにより得られる。
前記不飽和多塩基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸等のα,β−不飽和二塩基酸やジヒドロムコン酸等のβ,γ−不飽和二塩基酸が挙げられる。
前記飽和多塩基酸としては、例えば、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、コハク酸、マロン酸等、又は、これらのジアルキルエステル等を挙げることができる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、水添ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジオール等が挙げられる。また、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等の付加物も挙げられる。
分子内に不飽和基を有するポリエステルは、前記酸成分と前記多価アルコール成分とを周知の方法で縮合反応させて得られるものであり、酸成分と多価アルコール成分とのモル比は、酸成分/多価アルコール成分=0.9〜1.3が好ましい。また、前記ポリエステルの数平均分子量(Mn)は、1200〜5000の範囲が好ましい。
アクリレート単量体からなる架橋剤としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の単官能単量体;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等の多官能単量体が挙げられる。これらの単量体は、一種ないし二種以上用いることができる。
架橋剤の配合量としては、不飽和ポリエステル100重量部に対して60重量部以下が好ましい。アクリレート単量体としては、多官能アクリレートを50重量%以上含有し、且つ、二重結合当量(重合性の二重結合1個当たりの分子量)が50〜180の範囲内が好ましく、特に80〜150の範囲の短鎖単量体が好ましい。多官能アクリレートの含有量が50重量%未満では、硬化した際の硬さが不十分となるおそれがある。また、二重結合当量が180を超える場合には、重合体とした際の密度が粗になるおそれがある。
また、不飽和ポリエステル樹脂組成物には、硬化速度を調整するために、重合開始剤、重合促進剤、重合禁止剤等を添加することもできる。
化粧シートを木質基材に接着する際は、例えば、木質基材に前記不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗布後、化粧シートを積層し、更に熱圧プレスすればよい。熱圧プレス条件は限定的ではないが、プレス温度は100〜150℃が好ましく、125〜135℃がより好ましい。プレス圧力は0.1〜1MPaが好ましく、0.3〜0.5MPaがより好ましい。プレス時間は30秒〜3分が好ましく、30秒〜1分30秒がより好ましい。このような条件で熱圧プレスすることにより、前記不飽和ポリエステル樹脂組成物が化粧シート(基材シート部分)に含浸して硬化し、強固な接着強度が得られる。とりわけ基材シートとして前記ラテックス含浸紙を用いる場合には、強固な接着強度が得られ易い。
防湿性シート
前記木質基材の裏面には、防湿性シートが積層される。防湿性シートは大気の湿分(水分)の透過を抑制して木質基材の膨張・収縮に伴う変形(変形)を防止するものである。防湿性シートは木質基材の裏面に積層すれば良いが、更に木質基材の型枠と裏面材の間にも防湿性シートを積層しても良い。
防湿性シートとしては、湿分の透過を抑制できるものであれば良く、例えば、合成樹脂層に珪素酸化物の薄膜を蒸着してなるバリアフィルム、前記バリアフィルムの片面又は両面に更に紙を積層してなるシート、又は、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んでなるシート等が挙げられる。
上記の中でも、特に熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んでなる防湿性シートが好ましく、特に2枚の紙層を熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着してなる防湿性シートが好ましい。
上記熱可塑性合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。熱可塑性合成樹脂層の厚みとしては、15〜50μm程度である。
上記紙としては限定的ではなく、クラフト紙、上質紙、チタン紙等の通常紙のほか、ラテックスや合成樹脂を含浸又は混抄した、いわゆる紙間強化紙が使用できる。紙の坪量は20〜40g/m程度である。
防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層と紙とを接着剤により貼り合わせて得ても良いが、製造工程及び製品品質が良い点で、特にエクストルージョンラミネート法により熱可塑性合成樹脂層を溶融押出しすると共に紙とラミネートする方法により得ることが好ましい。
上記防湿性シートを木質基材の裏面に接着する際は、公知の木工用接着剤(例えば、酢酸ビニルエマルション系接着剤)を用いれば良い。型枠と裏面材との間に防湿性シートを設ける場合についても同様である。
本発明の天板は、化粧シートの最表面層に電離放射線硬化型樹脂層を有することで実使用に耐える表面強度を発揮する。これにより、従来のメラミン樹脂化粧層を用いることによる問題(ホルムアルデヒドによる問題)が解消される。また、木質基材の裏面に防湿性シートを有することで大気中の湿分の木質基材への影響が緩和されるため、木質基材の経時的な変形(反り等)を抑制できる。更に、木質基材はその内部に中空部分を有する構造(いわゆるフラッシュ構造)を有し、しかも木質合板及び/又は中密度繊維板という軽量素材からなり、天板全体が軽量化されて取扱いが容易である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明をより詳しく説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
下記の手順に従って、脚折テーブルの天板を作製した。
(化粧シートの作製)
繊維質基材シートとして、アクリル系樹脂ラテックスを含浸した坪量50g/mの含浸紙((株)興人製)を用意した。繊維質基材シートのおもて面に、樹脂組成物(ウレタンアクリレート50重量部、アクリルポリオール50重量部及びヘキサメチレンジイソアネート3重量部からなる樹脂組成物)に顔料を加えたインキを用いて、グラビア印刷法によってインキベタ層を形成した。次いで、顔料の種類を変えた上記インキを用いて、更に木目柄の絵柄模様層を形成した。
次いで、電子線硬化性樹脂(エポキシアクリレート樹脂)を用いて、ロールコート方式にて絵柄模様層上にコーティングして、塗布量9g/m(dry)の未硬化の電子線硬化性樹脂層を形成した。
次いで、未硬化の電子線硬化性樹脂層14bの上に、電子線照射装置を用いて、加速電圧175keVにて、吸収線量が50kGy(キログレイ)になるように電子線を照射し、電子線硬化性樹脂を完全に硬化させて化粧シートを作製した。
(天板の作製)
厚さ20mmの木製型枠の表裏面に各2.5mm厚のMDFを接着するとともに、更に型枠と裏面材との間に防湿性シート(後記)を接着することにより木質基材を得た。接着剤としては木工用の酢酸ビニル系接着剤を用いた。
木質基材のおもて面に下記表1の組成の不飽和ポリエステル樹脂組成物をナチュラルリバースコート法によって220g/m塗布し、塗布面に上記化粧シートを載置し、ホットプレス機(プレス温度:135℃、プレス圧力:4MPa、プレス時間:60秒)にてプレス成形して化粧シートを接着した。
Figure 0005163015
※表1中の数値は、全て重量部である
木質基材の裏面に防湿性シートを接着剤により接着した。これにより天板を得た。接着剤としては木工用の酢酸ビニル樹脂系接着剤を用いた。防湿性シートは、下記の手順で作製したものを用いた。つまり、秤量30g/mの紙間強化紙(三興製紙(株)製、FIX−30)の表面をコロナ放電処理し、Tダイ押出機から30μmの厚さにポリエチレンフイルムを押出しコーティングし、同時にもう一枚の秤量30g/mの紙間強化紙(三興製紙(株)製、FIX−30)の裏面をコロナ放電処理してラミネートし、チルロールで冷却して薄葉紙が2層構造となる防湿性シートを得た。
参考例2、比較例1〜2
防湿性シートの設置箇所を下記表2の通りに変えた以外は、実施例1と同様にして脚折テーブルの天板を作製した。
Figure 0005163015
実施例3、参考例4、比較例3〜4
MDFの厚さを各5.5mmとし、更に防湿性シートの設置箇所を下記表3の通りに変
えた以外は、実施例1と同様にして脚折テーブルの天板を作製した。
Figure 0005163015
試験例1(形状維持性評価)
実施例及び比較例で作製した天板の形状維持性を評価した。
具体的には、標準状態(温度20℃、湿度55%)に24時間以上静置させた天板を、ステップ1として温度45℃、湿度95%の条件下に24時間静置させ、次いでステップ2として温度60℃、湿度30%の条件下に24時間静置させ、次いで標準状態に6時間以上静置した後、天板の反り量(/1000mm)を測定した。
反り量は、図2に示すように天板(四角形)上の4線(A〜D)における1000mm当たりの反り量(天板のおもて面が山反りになっている場合を「+」とする)を測定し、それらの平均値とした。
結果を下記表4及び図3〜4に示す。なお、図3〜4において、実施例1、3は◆、参考例2、4は▲、比較例1、3は■、比較例2、4は×として表す。
Figure 0005163015
表4の結果からは、本発明の天板は温度・湿度による変形(反り)が少なく抑えられており形状維持性が高いことが分かる。
木質基材(フラッシュ構造)を例示する模式図である。 天板の反り量を測定する基準線を示す模式図である。 試験例1の結果(実施例1、参考例2及び比較例1、2)を示す図である。 試験例1の結果(実施例3、参考例4及び比較例3、4)を示す図である。

Claims (6)

  1. 木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する天板であって、
    (1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
    (2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板であ
    (3)前記型枠と前記裏面材との間に、更に防湿性シートを有する、
    ことを特徴とする天板。
  2. 前記型枠と前記裏面材との間の防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、請求項1に記載の天板。
  3. 前記化粧シートは、最下層にラテックス含浸紙からなる基材シートを有する、請求項1又は2に記載の天板。
  4. 前記化粧シートは、分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して前記天板の表面材と接着されている、請求項1〜3のいずれかに記載の天板。
  5. 前記木質基材の裏面に設けられた防湿シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の天板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の天板と脚部とを有し、前記脚部は不使用時に折りたたみ可能な脚折テーブル。
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