JP5163015B2 - 天板 - Google Patents
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Description
1.木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する天板であって、
(1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
(2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板であり、
(3)前記型枠と前記裏面材との間に、更に防湿性シートを有する、
ことを特徴とする天板。
2.前記型枠と前記裏面材との間の防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、上記項1に記載の天板。
3.前記化粧シートは、最下層にラテックス含浸紙からなる基材シートを有する、上記項1又は2に記載の天板。
4.前記化粧シートは、分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して前記天板の表面材と接着されている、上記項1〜3のいずれかに記載の天板。
5.前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、上記項1〜4のいずれかに記載の天板。
6.上記項1〜5のいずれかに記載の天板と脚部とを有し、前記脚部は不使用時に折りたたみ可能な脚折テーブル。
(1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
(2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板である、
ことを特徴とする。
木質基材としては、型枠と型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる木質基材の内部の少なくとも一部が空気層であるものを用いる。
前記木質基材のおもて面には、最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートが積層される。このような化粧シートとしては、例えば、基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び電離放射線硬化型樹脂層を順に積層したものを好適に利用できる。以下、この構成を例に挙げて説明する。
基材シートとしては特に限定されず、熱可塑性樹脂から形成されたシート、紙シート、これらに他成分を添加又は含浸させたシートが幅広く使用できる。
絵柄模様層は、化粧シートに所望の絵柄を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではなく、テーブルの意匠性に応じて選択する。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
透明性接着剤層は、絵柄模様層と透明性樹脂層との間に存在する。接着剤層で使用する接着剤は、絵柄模様層又は透明性樹脂層の構成成分に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等を含む各種接着剤を使用できる。また、反応硬化タイプのほか、ホットメルトタイプ、電離放射線硬化タイプ、紫外線硬化タイプ等の接着剤でもよい。
透明性樹脂層は透明である限り着色されていてもよく、絵柄模様層が視認できる範囲内で半透明であってもよい。
透明性樹脂層の上には最表面層として電離放射線硬化型樹脂層が形成される。電離放射線硬化型樹脂を用いることにより、優れた表面強度が得られる。
前記化粧シートと木質基材との接着方法は限定的ではないが、特に分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して接着することが好ましい。接着剤層の厚みとしては限定的ではないが、5〜20μm程度が好ましい。
前記木質基材の裏面には、防湿性シートが積層される。防湿性シートは大気の湿分(水分)の透過を抑制して木質基材の膨張・収縮に伴う変形(変形)を防止するものである。防湿性シートは木質基材の裏面に積層すれば良いが、更に木質基材の型枠と裏面材の間にも防湿性シートを積層しても良い。
下記の手順に従って、脚折テーブルの天板を作製した。
繊維質基材シートとして、アクリル系樹脂ラテックスを含浸した坪量50g/m2の含浸紙((株)興人製)を用意した。繊維質基材シートのおもて面に、樹脂組成物(ウレタンアクリレート50重量部、アクリルポリオール50重量部及びヘキサメチレンジイソアネート3重量部からなる樹脂組成物)に顔料を加えたインキを用いて、グラビア印刷法によってインキベタ層を形成した。次いで、顔料の種類を変えた上記インキを用いて、更に木目柄の絵柄模様層を形成した。
厚さ20mmの木製型枠の表裏面に各2.5mm厚のMDFを接着するとともに、更に型枠と裏面材との間に防湿性シート(後記)を接着することにより木質基材を得た。接着剤としては木工用の酢酸ビニル系接着剤を用いた。
防湿性シートの設置箇所を下記表2の通りに変えた以外は、実施例1と同様にして脚折テーブルの天板を作製した。
MDFの厚さを各5.5mmとし、更に防湿性シートの設置箇所を下記表3の通りに変
えた以外は、実施例1と同様にして脚折テーブルの天板を作製した。
実施例及び比較例で作製した天板の形状維持性を評価した。
Claims (6)
- 木質基材と、前記木質基材のおもて面に設けられた最表面層が電離放射線硬化型樹脂層からなる化粧シートと、前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートとを有する天板であって、
(1)前記木質基材は、型枠と前記型枠の表裏面に設けられた表面材及び裏面材とを有し、且つ、これらに囲まれる前記木質基材の内部は少なくとも一部が空気層であり、
(2)前記表面材及び前記裏面材は、木質合板及び/又は中密度繊維板であり、
(3)前記型枠と前記裏面材との間に、更に防湿性シートを有する、
ことを特徴とする天板。 - 前記型枠と前記裏面材との間の防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、請求項1に記載の天板。
- 前記化粧シートは、最下層にラテックス含浸紙からなる基材シートを有する、請求項1又は2に記載の天板。
- 前記化粧シートは、分子内に不飽和基を有するポリエステルにアクリレート単量体からなる架橋剤を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる接着剤層を介して前記天板の表面材と接着されている、請求項1〜3のいずれかに記載の天板。
- 前記木質基材の裏面に設けられた防湿性シートは、熱可塑性合成樹脂層を2枚の紙層で挟んだ構造を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の天板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の天板と脚部とを有し、前記脚部は不使用時に折りたたみ可能な脚折テーブル。
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JP2007223010A JP5163015B2 (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 天板 |
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