JP4778691B2 - 画像形成ユニットのリサイクル方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成ユニットのリサイクル方法に関するものである。
従来、画像形成装置から着脱可能な画像形成ユニットとしてのトナーカートリッジやプロセスカートリッジに不揮発性メモリを備え、この不揮発性メモリにカートリッジの保証情報や稼動情報等の寿命情報が記憶させるものが知られている(特許文献1)。特許文献1では、感光体の回転数、転写材の記録動作回数または画素数に換算したプロセスカートリッジの保証情報を不揮発性メモリに記憶し、このプロセスカートリッジの保証情報と実際の感光体の回転数、転写材の記録動作回数または画素数などの稼動情報とを比較している。そして、この比較結果からプロセスカートリッジの寿命を判定して、プロセスカートリッジの交換を促すようにしている。また、特許文献1では、プロセスカートリッジ内の個々の交換可能な部品や装置(以下、交換体)について、感光体の交換回数等で規定した交換体の保証情報(リサイクル上限回数情報)を不揮発性メモリに記憶させている。そして、プロセスカートリッジのリサイクル時に上記交換体の保証情報を読み出して、寿命に達した部品を交換している。
特開2001−22230号公報
しかしながら、従来のプロセスカートリッジにおいては、例えば、感光体の寿命がきて、感光体を交換する場合は、感光体の周りに取り付けられているまだ寿命のきていない交換体としての帯電装置やクリーニング装置を一旦枠体から取り外さなければ、感光体を交換することができなかった。このように、従来のプロセスカートリッジにおいては、プロセスカートリッジ内の寿命がきた交換可能な個々の部品や装置(交換体)を交換する場合、プロセスカートリッジに組みつけられている寿命がきていない個々の交換体を一旦取り外す必要がある場合があった。このため、交換体の交換作業が面倒で時間がかかってしまうという問題があった。
また、従来のプロセスカートリッジにおいては、画像形成装置に取り付けられた状態においては、上記感光体の回転数等から換算されたプロセスカートリッジの保証情報からプロセスカートリッジの寿命を検知している。そして、プロセスカートリッジ内の交換可能な部品や装置(交換体)については、リサイクル時に始めて寿命がきているかどうかを把握され、交換されている。このため、従来のプロセスカートリッジにおいては、プロセスカートリッジ内の交換体に寿命がきても、設定されたプロセスカートリッジの寿命がまだきていない場合は、そのまま使用され続ける。この結果、この寿命がきた交換体によって、画像が劣化したり、他の部品や装置を劣化させたりするという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、画像形成ユニット内の交換体の交換を容易に行うことができ画像形成ユニットのリサイクル方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の交換体を枠体に収納して一体とし、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された画像形成ユニットを画像形成装置から回収し、画像形成ユニット内の寿命がきた交換体を交換して画像形成ユニットをリサイクルする画像形成ユニットのリサイクル方法において、該画像形成ユニットが、該枠体に収納された複数の交換体を、該枠体から個別に取り外し可能に構成され、該枠体に不揮発性記憶手段を備え、上記交換体個々の保証情報と、上記交換体個々の稼動情報と、稼動情報が上記保証情報を超えて交換体の寿命が来たことを示す寿命コードとを該不揮発性記憶手段に記憶させた画像形成ユニットであって、該画像形成ユニットの不揮発性記憶手段に記憶されている上記寿命コードと、交換体個々の保証情報と、交換体個々の稼動情報とを読み込む読み込み工程と、上記寿命コードがある交換体を寿命が来た交換体と判定する第1の寿命判定工程と、寿命コードのない交換体の保証情報と稼動情報とを比較する比較工程と、稼動情報が保証情報以下で、かつ、稼動情報が保証情報と近似している交換体を寿命がきた交換体と判定する第2の寿命判定工程と、寿命が来た交換体と交換される交換体を、上記稼動情報に基づいて選択する選択工程と、寿命が来た交換体を、上記選択工程で選択された交換体に交換する交換工程とを有していることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記不揮発性記憶手段に記憶されている寿命コード、および寿命がきた交換体の稼動情報を消去する工程と、寿命がきた交換体と交換された交換体の保証情報を該不揮発性記憶手段に書き込む工程とを有していることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成ユニットのリサイクル方法において、寿命がきた交換体と交換された交換体の情報を読み込む工程と、画像形成ユニットの稼動情報を読み込む工程と、該交換された交換体の情報と該画像形成ユニットの稼動情報とに基づいて新たな画像形成ユニットの保証情報を作成する工程と、この情報を上記不揮発性記憶手段の以前ある画像形成ユニットの保証情報に上書きする工程と、該不揮発性記憶手段の画像形成ユニットの稼動情報を消去する工程とを有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記不揮発性記憶手段に記憶された寿命がきた交換体の情報を読み出して外部機器に表示することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記不揮発性記憶手段に記憶されている画像形成ユニットの稼動情報の消去と、該不揮発性記憶手段に記憶されている以前の画像形成ユニットの保証情報に新たな画像形成ユニットの保証情報の上書きと、該不揮発性記憶手段に記憶されている寿命コードおよび寿命がきた交換体の稼動情報の消去と、該不揮発性記憶手段に寿命がきた交換体と交換された交換体の保証情報の書き込みとを外部機器で行うことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、画像形成ユニットには、上記枠体に上記不揮発性記憶手段とCPUとを備えた電子部品が取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットには、上記交換体個々の保証情報と上記稼動情報とを個々に比較して、交換体の寿命を検知する交換体寿命検知手段を備え、上記画像形成ユニットは、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットは、画像形成ユニットの保証情報を記憶したユニット保証情報記憶手段と、画像形成ユニットの稼動情報を記憶したユニット稼動情報記憶手段とを備え、該画像形成ユニットの保証情報と該画像形成ユニットの稼動情報とを比較して、画像形成ユニットの寿命を検知するユニット寿命検知手段を備え、上記画像形成ユニットは、該ユニット寿命検知手段によって画像形成ユニットの寿命が検知された場合、画像形成ユニットの寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至6いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットが着脱される画像形成装置は、上記交換体個々の保証情報を記憶した交換体保証情報記憶手段と、交換体個々の稼動情報を記憶した交換体稼動情報記憶手段とを備え、該交換体個々の保証情報と該交換体個々の稼動情報とを個々に比較して、画像形成ユニットの寿命を検知する交換体寿命検知手段を備え、上記画像形成装置は、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至8いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットが着脱される画像形成装置は、上記画像形成ユニットの保証情報を記憶したユニット保証情報記憶手段と、該画像形成ユニットの稼動情報を記憶したユニット稼動情報記憶手段とを備え、該画像形成ユニットの保証情報と該画像形成ユニットの稼動情報とを比較して、画像形成ユニットの寿命を検知するユニット寿命検知手段を備え、上記画像形成装置は、該ユニット寿命検知手段によって画像形成ユニットの寿命が検知された場合、画像形成ユニットの寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項7乃至10いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成装置は、上記交換体寿命検知手段および上記ユニット寿命検知手段のどちらか一方で寿命を検知した場合、画像形成ユニットが寿命であることを知らせる報知手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項7乃至11いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成装置は、上記交換体寿命検知手段で寿命を検知した場合、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の情報及び寿命がきた交換体と交換される交換体の情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至12いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記不揮発性記憶手段には、画像形成ユニットの製造情報、作像条件等の画像形成情報、および上記交換体個々の製造情報が記憶されていることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至13いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記交換体の保証情報が稼動保証時間、使用期限日、限界画像形成枚数、回転部品の限界回転数、トナー量の少なくともいずれかひとつであり、上記画像形成ユニットの保証情報が、稼動保証時間、使用期限日、限界画像形成枚数、トナー量の少なくともいずれかひとつであることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至14いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記交換体の稼動情報は、累計稼動時間、現在の年月日、累計画像形成枚数、回転部品の累計回転数、トナー量の少なくともいずれかひとつであり、上記画像形成ユニットの稼動情報は、累計稼動時間、現在の年月日、累計画像形成枚数、トナー量の少なくともいずれかひとつであることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記交換体は、少なくとも像担持体および像担持体表面に当接して像担持体表面をクリーニングするクリーニングブレードであることを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項1乃至16いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットは、像担持体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、トナー収納器のうち像担持体と少なくともその他いずれかひとつを枠体に収納して一体としたプロセスカートリッジであることを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項1乃至17いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記不揮発性記憶手段を、EEPROMとしたことを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項1乃至18いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、上記画像形成ユニットは、上記枠体は、平行に備えられた2つの側板を有し、該側板に回転自在に取り付けられ、少なくともひとつの交換体を保持する保持部材を有することを特徴とするものである。
発明によれば、複数の交換体を収納した枠体に不揮発性記憶手段を備え、この不揮発性記憶手段に交換体個々の寿命情報を記憶している。これにより、枠体内の交換体個々の寿命情報から、寿命がきた交換体があるかどうかを把握することができ、交換作業を容易に行うことができる。また、画像形成ユニット内の交換体は、枠体から個別に取り外し可能に構成している。このため、寿命がきた交換体のみを枠体から取り外して交換することができる。その結果、従来のように寿命がきていない交換体を取り外すことなく寿命がきた交換体のみを交換することができ、交換作業を容易に行うことができる。
また交換体個々の保証情報と、交換体個々の稼動情報とを比較して、画像形成ユニットの寿命を検知している。これにより、画像形成ユニットの交換体のうちひとつでも寿命がきたらこれを検知することができる。よって、従来のように、画像形成ユニット内の交換体に寿命がきているにも係わらず使用され続けられることを防止することができる。その結果、画像の劣化や他の部品や装置の劣化を抑制することできる。
まず、本実施形態におけるプロセスカートリッジがセットされる画像形成装置である係るタンデム型間接転写方式のカラー複写機の概略構成及び動作について説明する。
図1は、同カラー複写機の概略構成図である。図中符号100はカラー複写機本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300はカラー複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
カラー複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の転写体としての中間転写体10を設けている。この中間転写体10は、3つの支持ローラ14、15、16に掛け回され、図中時計回りに回転搬送可能となっている。3つの支持ローラのうち第2の支持ローラ15の左には、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17が設けられている。また、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの4つの画像形成部18が横に並べて配置されている。
上記タンデム画像形成部20における個々の画像形成部18は、像担持体としての感光体40のまわりに、帯電装置、現像装置、転写手段としての1次転写ローラ62、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。また、タンデム画像形成部20の上には、露光装置21が設けられている。そして、上記感光体40、帯電装置、現像装置、クリーニング装置は、同一の枠体に収納され、装置本体から着脱可能なプロセスカートリッジとしている。
これらの4つの画像形成部18により、各感光体40上に互いに異なる色のトナー画像を形成する画像形成手段としてのタンデム画像形成部20が構成されている。
また、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、転写手段としての2次転写装置22を備えている。この2次転写装置22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を転写紙に転写する。
また、2次転写位置の転写紙搬送方向下流側には、転写紙上の転写画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てた構成となっている。
また、2次転写装置22及び定着装置25の下側には、タンデム画像形成部20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転する転写紙反転装置28を備えている。
上記構成のカラー複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モーターで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成部18で像担持体としての感光体ドラム40を回転して各感光体ドラム40上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写紙を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の転写紙を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に転写紙を送り込み、2次転写装置22で転写して転写紙上にカラー画像を記録する。
画像転写後の転写紙は、搬送ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像が定着された後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で表面に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
図2は本画像形成装置の電気回路の一部を示すブロック図である。図において、コントローラボード501は、スキャナアプリケーション、ファクシミリアプリケーション、プリンタアプリケーション、コピーアプリケーション等の複数のアプリケーション機能を有し、システム全体の制御を行うものである。このコントローラボード501は、CPU、システムコントローラボードの制御を行うROM、CPUが使用する作業メモリであるSRAM、フレームメモリおよびワークメモリを備えている。また、上記SRAMのバックアップ機能を備え、時計およびリチウム電池を内蔵したNV−RAMや、コントローラボード501のシステムバス制御、フレームメモリ制御、FIFOなどCPUの周辺を制御するASIC、また、そのインターフェース回路等を備えている。コントローラボード501には、画像形成装置の操作部ボード502および画像データを記録するHDD503が接続されている。
操作部ボード502は、ユーザが画像形成装置のパネルを操作し、システム設定の入力を行う入力を制御したり、ユーザにそのシステムの設定内容や状態を表示する表示を制御したりするものである。この操作部ボード502には、CPU、CPUで使用する作業用メモリであるRAM、操作ボード502の制御プログラムが書き込まれ、操作ボードの入力読み込みおよび表示出力を制御するROM、設定内容や状態を表示するLCD、キー入力を制御するASIC(LCDC)等が搭載されている。
HDD503は、システムのアプリケーションプログラムならびにプリンタの作像プロセス機器の機器付勢情報を格納するアプリケーションデータベースとして用いられる。また、読取り画像や書込み画像のイメージデータ、すなわち画像データ、ならびにドキュメントデータを蓄える画像データベースとしても用いられるものである。HDD503とコントローラボード501とは、物理インターフェース、電気的インターフェース共に、ATA/ATAPI−4の準拠したインターフェースで接続されている。
また、コントローラボード501には、LANインターフェースボード505が接続されている。管理システムとの通信は、LANインターフェースボード505を経由して行われる。LANインターフェースボード505は、社内LAN(インターネット)とコントローラーとの通信インターフェースボードである。LANインターフェースボード505は、PHYチップI/F及びI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェースで接続されている。
さらに、コントローラボード501には、汎用PCIバスが接続されており、PCIバスには、FAXのコントロールユニット(FCU)506等が接続されている。PCIバスは画像データバス/制御コマンドバスで、画像データと制御コマンドが時分割で転送されるようになっている。
また、PCIバスには、エンジン制御ボード510が接続されており、このPCIバスを介して、エンジン制御ボード510とコントローラボード501とが接続されている。エンジン制御ボード510は、画像形成装置の作像作成制御を主として行うもので、CPU及び、画像処理を行うプログラマブルな演算処理手段であるIPP、複写およびプリントアウトを制御するため必要なプログラムを内蔵したROM、その制御に必要なSRAM、及びNV―RAMを搭載している。NV−RAMにはSRAMと、電源OFFを検知して、EEPROMにストアーするメモリを搭載している。また、エンジン制御ボード510は、他の制御を行うCPUとの信号の送受信を行う、シリアルインターフェースも備えている。さらに、エンジン制御ボード510には、エンジン制御ボードが実装された近くのI/O(カウンター、ファン、ソレノイド、モーター等)を制御するI/OASICも搭載している。
エンジン制御ボード510には、コピー原稿(画像)を読み込むスキャナ(SBU)ボード511、及び画像データを感光体上に書き込むLDBボード512が接続されている。また、エンジン制御ボード510には、プロセスカートリッジに取り付けられているICタグと通信を行う、非接触通信手段516が接続されている。さらに、エンジン制御ボード510には、ドラム回転検出手段519、トナーエンドセンサ518等も接続されている。
SBUボード511は、アナログASIC、CCD、アナログASICの駆動タイミングを発生させる回路を備えている。
また、これらの画像形成装置を制御する電源供給するPSU514が設けられている。このPSU514には、メインSWにより、商用電源が供給されている。
次に、画像形成の制御について説明する。カラーCCD520とSBUボード511を備えた原稿を光学的に読み取る読み取りユニット300に原稿をセットする。そして、この読み取りユニットに備えられた図示しない原稿照明光源の走査を行い、この原稿に対して光を照射する。この原稿に対する光の反射光をカラーCCD520で光電交換して画像信号を生成する。カラーCCD520は、3ラインカラーCCDであり、EVENch/ODDchのRGB画像信号を生成する。このR、G、B画像信号を、それぞれの画像信号に対応したSBUボード511のアナログASICにそれぞれ入力する。CCDから出力されたR、G、Bの画像信号は、アナログASIC内部のサンプリングホールド回路により、サンプリングホールドされた後、A/D変換され、R、G、Bのそれぞれの画像信号をそれぞれデータ信号に変換する。それとともに、R,G、BそれぞれのアナログASICでシェーディング補正され、出力I/F(インターフェース)520の画像データバスを介してエンジン制御ボード510の画像処理器IPPに送出する。SBUボード511からIPPに転送された画像データは、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、PCIバスの画像データバスを介してコントローラボード501のフレームメモリに書き込まれる。
コントローラボード501のワークメモリから出力されるブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色の書き込み信号は、LDBボード512のB、Y、M、CのそれぞれのLD書き込み回路(LDB)にそれぞれ入力される。そして、この各色のLD書込み回路(LDB)でLD電流制御(変調制御)が行われ、各色のLDに出力されて、レーザ光により、各色の感光体表面に書き込みを行う。
次に、プロセスカートリッジについて説明する。図3は、プロセスカートリッジ1の断面図である。図3に示すように、このプロセスカートリッジ1には、交換体としての感光体40、クリーニング装置2、帯電装置4、現像装置5とトナー収納部6とからなる現像モジュールが枠体7からそれぞれ個別に交換可能に取付けられている。また、プロセスカートリッジ1の枠体7には、不揮発性メモリを備えたメモリタグ9またはICチップ10が設けられている。クリーニング装置2は、感光体表面の残トナーをクリーニングするクリーニングブラシローラ2aと、クリーニングブレード2bを備えている。また、クリーニング装置2には、廃トナー回収コイル2cを備えている。帯電装置4は、帯電ローラ4aと、帯電ローラ4aをクリーニングする帯電用ブラシローラ4bを備えている。また、現像装置5には、感光体40上の潜像にトナーを付着させるための現像ローラ5a、現像ローラ5a上の現像剤の付着量を規制するドクターブレード5b、この現像ローラ5aに現像剤を攪拌しながら搬送する2本の搬送スクリュー5c、5dを備えている。また、現像装置5は、Tセンサ5eを備えており、現像剤中のトナー濃度を検知し、トナー濃度検知を行っている。さらに、この現像装置5は、図示してないが、トナー収納部6からトナーを搬送するためのエアポンプと、トナーエンドを検知するトナーエンド検知センサを備えている。また、プロセスカートリッジ1には、図示しないが、感光体40などを駆動させる駆動源や、感光体の回転数を検知する検知手段などを適宜設けている。
図4は、プロセスカートリッジ1の斜視図である。図4に示すように、プロセスカートリッジ1は、感光体40を支持する手前側側板1aと、図中奥側の奥側側板1b(図4中図示せず)とを備えている。図中右側には、第1装置保持部7aを備えている。第1装置保持部7aは、結合部材1cによって手前側側板1aと奥側側板1bとに回転自在に取り付けられており、枠体位置決め部材1dによって手前側側板1aと奥側側板と1bに固定されている。また、図中左側には、第2枠体7bを備えており、この第2装置保持部7bは、枠体取付け部材1eに取り付けられ、この枠体取付け部材1eは、手前側側板1aと奥側側板1bに取り付けられている。第1装置保持部7aには、クリーニング装置2および帯電装置4が取付けられている。また、第2装置保持部7bには、現像装置5とトナー収納器6とが取り付けられている。また、第2装置保持部7bの図中奥側には、不揮発性メモリを備えたメモリタグ9、またはICチップ10が設けられている。これらのメモリタグ9またはICチップ10には、不揮発性メモリが搭載されており、この不揮発性メモリにプロセスカートリッジ1の情報やプロセスカートリッジに備えられた各装置の情報を記憶している。この記録された情報は、画像形成装置に送受信できるようになっている。
図5は、交換体としての帯電装置4をプロセスカートリッジ1に装着する状態を説明する概略斜視図である。帯電装置4は、プロセスカートリッジの第1枠体7aの側板の帯電装着部7c、7dに挿入して、第1装置保持部7aに固定される。帯電装置4をプロセスカートリッジ1から取り外すときは、帯電装置4と第1装置保持部7aとの固定を外して帯電装置4を図中の上方に持ち上げることで容易に行うことができる。
図6(a)、(b)は、交換体としての感光体40をプロセスカートリッジ1から取り外す状態を説明する概略斜視図である。図6(a)は、感光体40がプロセスカートリッジ1から取り外される前の状態を示した概略斜視図であり、図6(b)は、感光体40がプロセスカートリッジ1から取り外された状態を示した概略斜視図である。まず、感光体40を取り外す場合は、まず、枠体位置決め部材1dを取り外して、第1枠体7aを回転自在とする。枠体位置決め部材1dを取り外したら、第1装置保持部7aを回転させて、図6(a)に示す状態にする。感光体40は、手前側側板1aと、奥側側板1bとの支持部1eに支持されているだけであるので、図6(b)に示すように一方の側板に押し付けつつ上方に引き出すことで容易に取り外すことができる。
感光体40をプロセスカートリッジ1に取り付ける場合は、感光体40を一方の側板に押し付けつつ、手前側および奥側側板の支持部1eにそれぞれ取り付ける。感光体40を支持部1eに取り付けたら、第1装置保持部7aを回転させて、枠体位置決め部材1dによって手前側側板1aと奥側側板と1bに第1装置保持部7aを固定することで、容易に取付けることができる。
クリーニング装置2は、クリーニング装置2を第1装置保持部7aに固定している図示しない固定部材を取り外すことで、容易に第1装置保持部7aから個別に取り外される。また、クリーニング装置2内のクリーニングブレード2bやクリーニングブラシ2aの交換は、第1装置保持部7a回転して図6(a)に示すような状態にしてからクリーニング装置2から取り外され、交換される。
図7(a)、(b)は、メモリタグ9のプロセスカートリッジ1への取り付け状態を説明する概略斜視図である。図7(a)は、メモリタグ9が非接触型の場合のプロセスカートリッジ1への取り付け状態を説明する概略斜視図であり、図7(b)は、メモリタグ9が非接触型の場合のプロセスカートリッジ1への取り付け状態を説明する概略斜視図である。図7(a)に示す、メモリタグ9が非接触型の場合は、第2装置保持部7bに凹部7eを設け、該凹部7eにプリント基板9aに実装された非接触型のメモリタグ9が表面にくるように取り付けられる。一方、接触型のメモリタグ9の場合は、図7(b)に示すように、プリント基板9aの裏側に設けられた接続端子9bが表面を向くように、凹部7eに取り付けられる。
次に、メモリタグ9について説明する。図8は、メモリタグ9のブロック図である。図8に示すように、メモリタグ9には、プロセスカートリッジ1の情報やプロセスカートリッジに備えられた各装置の情報を記憶する不揮発性メモリ11を備えている。不揮発性メモリ11には、プロセスカートリッジ1の制御に必要な情報が記憶されている。例えば、露光量、帯電量、現像バイアスなどの作像条件、現像装置5や帯電装置4などの装置のロット番号、製造年月日、種類、保存期間、認識番号、会社コードなどの製造情報、再生時に交換すべき装置や部品の情報、部品や装置の交換(寿命)期間、部品や装置のリサイクル回数の上限、寿命を検出した部品や装置コード、Tセンサ異常、ユニット異常情報などのプロセスカートリッジを再生するために必要な情報、リサイクル回数、交換した部品情報、トナー充填量、トナー充填時期、トナー種類などのプロセスカートリッジの再生処理情報、寿命情報、および、使用年月日、使用時間、使用保障期間、保存期間、使用開始年月日、コピー枚数、使用限界コピー枚数、ローラの回転数、ローラの使用限界回転数、トナー残量など、寿命を検知するための使用経歴情報が記憶されている。また、メモリタグ9には、装置本体側と情報を通信するための送信アンテナ9cと受信アンテナ9dとを備えている。また、メモリタグ9には、該受信用アンテナ9dから情報を不揮発性メモリ11に送信したり、不揮発性メモリ11の情報を送信アンテナ9cに送信したりするメモリ側通信回路9bを備えている。メモリ側通信回路9bには、受信アンテナ9dで受けた受信信号を増幅する受信回路9e、増幅した受信信号を伝送用の所定信号に復調する復調回路9gを備えている。また、受信信号に基づき、不揮発性メモリ11に情報の書き込みを行ったり、不揮発性メモリ11から情報を取り出したりする制御回路9hを備えている。さらに、メモリ側通信回路9bには、不揮発性メモリ11の情報を伝送用の所定信号に変調する変調回路9i、送信アンテナ9cに送信信号を送る送信ドライバー9jが備えられている。また、メモリ側通信回路9bには、受信用アンテナ9dの電磁波を整流するために電源を供給する電源回路9kが備えられている。
装置本体側には、CPUと本体側通信回路516とが備えられている。CPUと本体側通信回路516とは、シリアルインターフェースで接続されており、このシリアルインターフェースによりCPUと本体側通信回路516とで信号の送受信が行われている。本体側通信回路516は、メモリ側通信回路9bと同じ回路構成となっている。
本体側とプロセスカートリッジのメモリタグとの非接触通信は、以下のようにして行われる。まず、本体側のCPUから出力された信号を、本体側の通信回路516で変調して装置本体側の図示しない送信アンテナから送信信号を発信する。装置本体側の送信アンテナから発信された信号は、メモリタグ9の受信アンテナ9dで受信される。このとき、受信アンテナ9dには、電源回路9kから電源が供給され、電磁波が整流されている。受信された送信信号は、増幅回路9eで増幅され、復調回路9gで所定信号に復調される。所定信号に復調された信号は、制御回路9hに送られ、この所定信号に基づき制御回路9hが不揮発性メモリ11へ情報を書き込む等の制御を行う。装置本体側の情報が不揮発性メモリ11の情報を送信する信号である場合は、制御回路9hによって、不揮発性メモリ11から必要な情報が読み出され、変調回路9iに送信される。送信された情報は、変調回路9iで所定信号に変調されて送信アンテナ9cに送られる。送信アンテナ9cに送られた信号は、送信アンテナ9cから発信されて、図示しない装置本体側の受信アンテナに受信される。そして、装置本体側の受信アンテナで受信された信号は、変調回路で変調されてCPUに送られる。このようにして、不揮発メモリ11からの情報がCPUに送られる。
なお、上述においては、非接触型のメモリタグ9について説明したが、接触型のメモリタグでも良い。接触型のメモリタグの場合は、受信アンテナおよび送信アンテナを接続端子に変更するだけであり、他の構成については、同一の構成となる。
次に、ICチップ10について説明する。ICチップ10は、CPUと不揮発性メモリ11とを有している。メモリタグ9の場合、不揮発性メモリ11に記憶されている情報を比較したり、不揮発性メモリ11に記憶されている情報を用いて計算したりする場合、装置本体と通信を行って、装置本体側のCPUで行う必要がある。しかし、ICチップ10は、CPUと不揮発性メモリ11とを有しているので、装置本体と通信を行わずに、内部のCPUで不揮発性メモリ11に記憶されている情報を比較したり、不揮発性メモリ11に記憶されている情報を用いて計算したりすることができる。
図9は、ICチップ10のブロック図である。図9に示すように、ICチップ10は、CPU10aと、不揮発性メモリ11とを備えている。また、このICチップ10は、装置本体側の通信回路516と非接触通信を行う送受信兼用アンテナ10bを備えている。また、ICチップ10には、メモリ側通信回路10c、送受信兼用アンテナ10bの電磁波を整流するために電源を供給する電源回路10dを有している。また、ICチップは、ICチップ内部を制御する制御回路10e、プログラムメモリであるROM(10f)、プログラムを実行するためのワーキングメモリであるRAM(10g)、不揮発性メモリ11へ書き込むための専用命令を記憶したE−EEPROM(10h)を備えている。
CPU10aは、内部に記憶されたROMにより外部との通信および、外部からの指令により不揮発性メモリ11の読み書きを行う。また、このCPU10aには、I/Oポートが備えられており、トナーエンドセンサ、感光体の回転信号の出力が接続されている。
本体側とプロセスカートリッジ1のICチップ10との非接触通信は、以下のように行われる。まず、本体側のCPUから出力された信号が、本体側の通信回路516によって伝送用の所定の信号に変調されて、送受信兼用アンテナ110に送られる。本体側のアンテナ110から送られた信号は、ICチップ10の送受信兼用アンテナ10bで受けられる。そして、この信号はICチップ側通信回路10cによって、伝送用の所定信号から復調した後パラレル信号に変化されCPU10aに送られる。そして、画像形成装置から送られた信号によって、不揮発性メモリ11から情報を読み出し、ROMに内蔵された所定のプログラムに基づき演算処理を行い、演算処理の結果を不揮発性メモリに書き込む。また、演算処理の結果をICチップ10のCPU10aからICチップ側通信回路10cによって、本体側に送信する。
ICチップ10は、図7(a)に示すように、メモリタグ同様に第2装置保持部7bの凹部7eに取り付けるようにしても良いし、図10に示すように、プロセスカートリッジにICチップ用ソケット109を設けて、このソケット109にICチップを着脱可能に取り付けるようにしても良い。
次に、プロセスカートリッジのメモリタグ10によるプロセスカートリッジ内の交換可能な部品/装置(交換体)の寿命を検知する方法について説明する。本実施形態のプロセスカートリッジの寿命検知は、稼動時間、使用期限、コピー枚数、ローラの回転数などから行っている。
まず、稼動時間におけるプロセスカートリッジの寿命検知について説明する。図11は、稼動時間によるプロセスカートリッジ内の個々の装置および部品の寿命を検知する寿命検知のフローチャートである。図11に示すように、まず、画像形成装置に搭載されたCPU内部タイマーのカウンターが1時間カウントしたかどうかチェックする(S1)。1時間カウントしてない(S1NO)場合は、S1以降のステップを繰り返す。1時間カウントしたら、装置内のRAMのカウントタイマーのカウントに1時間加算する(S2)。次に、RAMのカウントタイマーが所定時間をカウントしたかどうかをチェックして(S3)、所定時間カウントしていない(S3のNO)場合は、S1以降のステップを繰り返す。なお、この所定時間は、任意に設定することができる。例えば、所定時間を1時間に設定すれば、プロセスカートリッジ1やプロセスカートリッジ内の各装置および部品の使用時間をほぼ正確に把握することができる。しかし、1時間毎にS4以降のステップを行うこととなり、非効率的である。また、上記所定時間を画像形成装置の一日の使用平均時間とすれば、プロセスカートリッジやプロセスカートリッジ内の各装置および部品の使用時間に多少の誤差を生じるが、各使用保証時間は、十分に長い時間に設定してあるので、多少の誤差があっても十分無視することができる。また、このような所定時間に設定することで、一日のうち一回だけS4以降のステップを行うだけでよく、効率的である。
RAMのカウントタイマーが所定時間カウントしたら(S3のYES)、プロセスカートリッジのメモリタグと通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジの累計稼働時間を読み込み、CPUで上記所定時間を加算する。そして、加算されたプロセスカートリッジの累計稼動時間を不揮発性メモリ11に書き込む。また、プロセスカートリッジ内の各装置および部品についても同様に、不揮発性メモリ11に記憶されている各装置および部品の累計稼動時間を読み込み、上記所定時間を加算して、加算した各装置および部品の累計稼動時間を不揮発性メモリ11に書き込む(S4)。ここで、寿命がきて、交換された装置または部品の稼動時間は、後述する再生処理においてリセットされるが、寿命のきていないその他の部品は、交換されずにそのまま使用される。このとき、装置や部品毎に累計稼動時間を不揮発性メモリ11に記憶してないと、交換されずにそのまま使用される部品や装置が以前にどの位の時間稼動していたか不明となる。このため、不揮発性メモリ11には、各装置や部品等の累計稼動時間を記憶させている。また、上記累計稼動時間は、不揮発性メモリ11に記憶されるので、画像形成装置の電源がOFFになっても、記憶が消えることがない。
累計稼動時間を不揮発性メモリ11に記憶したら、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジの稼動保証時間と、プロセスカートリッジの累計稼動時間とを読み出して、CPUで比較する(S5)。比較の結果、プロセスカートリッジの累計稼動時間がプロセスカートリッジの稼動保証時間を越えた(S5のYES)場合は、プロセスカートリッジの寿命と判断して、メモリタグの不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込む(S10)。この寿命検出コードとは、何によって寿命が検知されたか把握するためのコードであり、稼動時間、使用期限、コピー枚数、ローラの回転数それぞれに異なる寿命検出コードが付与されており、上記の場合は、稼動時間の寿命検出コードが不揮発性メモリ11に記憶される。そして、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込んだら、終了する。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジの累計稼動時間がプロセスカートリッジの稼動保証時間を越えていない(S5のNO)場合は、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジ内の各装置の稼動保証時間と、各装置の累計稼動時間とをそれぞれ読み出して、CPUで比較する(S6)。比較の結果、各装置のうちいずれかの累計稼動時間が装置の稼動保証時間を越えた場合は、寿命を検出した装置コードをメモリタグの不揮発性メモリ11に書き込む(S7)。ここで、装置コードとは、プロセスカートリッジ内の各装置に付与されているコードであり、例えば、現像装置の稼動時間が保証使用時間を越えた場合は、現像装置のコードを不揮発性メモリ11に書き込む。そして、装置コードを不揮発メモリ11に書き込んだら、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込み(S10)終了する(S11)。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジの各装置のいずれも累計稼動時間が装置の使用保証時間を越えていない(S6のNO)場合は、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジ内の各部品の稼動保証時間と、各部品の累計稼動時間とをそれぞれ読み出して、CPUで比較する(S8)。比較の結果、各部品のうちいずれかの部品の累計稼動時間が部品の稼動保証時間を越えた場合は、寿命を検出した部品コードをメモリタグの不揮発性メモリ11に書き込む(S9)。ここで、部品コードとは、プロセスカートリッジ内の各部品に付与されているコードであり、例えば、クリーニング装置内のクリーニングブレードや、帯電装置の帯電ローラ等に個々に付与されているものである。そして、部品コードを不揮発メモリに書き込んだら、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込み(S10)終了する(S11)。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジ内の各部品のいずれも累計稼動時間が稼動保証時間を越えていない場合は、S1以降のステップを繰り返す。
次に、プロセスカートリッジの使用期限の寿命検知について説明する。図12は、使用期限の寿命検知のフローチャートである。図12に示すように、使用期限の寿命検知は、画像形成装置の電源投入時に行うようにしている。まず、電源ONフラグがあるかどうかチェックして(S12)、電源ONフラグがない(S12のNO)場合は、使用期限チェックを終了する(S20)。電源ONフラグがある(S12YES)の場合は、装置本体と通信して不揮発性メモリ11からプロセスカートリッジの使用保証期限を読み出す。また、プロセスカートリッジの各部品/装置の使用保証期限も同様に不揮発性メモリ11から読み出す(S13)。次に、CPUで現在の年月日とプロセスカートリッジの使用保証期限日とを比較する(S14)。比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジの使用保証期限日を越えていた(S14のYES)場合、寿命検出コードを不揮発性メモリ11に書き込み(S19)、終了する(S20)。この場合の寿命検出コードは、使用期限の寿命検出コードである。
一方、比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジの使用保証期限日を越えていない(S14のNO)場合、現在の年月日とプロセスカートリッジの各装置の使用期限日とを比較する(S15)。比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジ内の各装置の使用保証期限日を越えていた(S15のYES)場合は、使用保証期限日を越えて寿命となった装置コードを不揮発性メモリ11に書き込む(S16)。装置コードを不揮発性メモリ11に書き込んだら、寿命検出コードを不揮発性メモリ11に書き込み(S19)、終了する(S20)。
一方、比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジの各部品の使用保証期限日を越えていない(S15のNO)場合は、現在の年月日とプロセスカートリッジの各部品の使用期限日とを比較する(S17)。比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジの各部品の使用保証期限日を越えていた(S17のYES)場合は、使用保証期限日を越えて寿命となった部品コードを不揮発性メモリ11に書き込む(S18)。部品コードを不揮発性メモリ11に書き込んだら、寿命検出コードを不揮発性メモリ11に書き込み(S19)、終了する(S20)。一方、比較の結果、現在の年月日がプロセスカートリッジの各部品の使用保証期限日を越えていない(S17のYES)場合は、使用期限チェックを終了する。
次に、コピー枚数によるプロセスカートリッジの寿命検知について説明する。図13は、コピー枚数によるプロセスカートリッジの寿命検知のフローチャートである。図13に示すように、まず、コピー動作が終了したかどうかをチェックする(S21)。コピー動作が終了していない(S21のNO)場合は、S21以降のステップを行う。コピー動作が終了していた(S21のYES)場合、不揮発性メモリ11と通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジの累計コピー枚数を読み出し、CPUで上記コピー枚数を加算する。そして、加算されたプロセスカートリッジの累計コピー枚数を不揮発性メモリ11に書き込む。また、プロセスカートリッジ内の各部品/装置についても同様に、不揮発性メモリ11に記憶されている各部品/装置それぞれの累計コピー枚数を読み出し、上記コピー枚数を加算して、加算した各部品/装置それぞれの累計コピー枚数を不揮発性メモリ11に書き込む(S22)。プロセスカートリッジ、各装置、各部品ごとに累計コピー枚数を設けるのは、プロセスカートリッジ内のある部品または装置が交換されても、交換されずに使用続ける部品や装置の使用履歴がわかるようにするためである。
各累計コピー枚数を不揮発性メモリ11に記憶したら、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジの限界コピー枚数と、プロセスカートリッジの累計コピー枚数とを読み出して、CPUで比較する(S23)。比較の結果、プロセスカートリッジの累計コピー枚数がプロセスカートリッジの限界コピー枚数を越えた(S23のYES)場合は、プロセスカートリッジの寿命と判断して、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込む(S28)。このときの寿命検出コードは、コピー枚数の寿命検出コードである。そして、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込んだら、終了する(S29)。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジの累計コピー枚数がプロセスカートリッジのコピー限界枚数を越えていない(S23のNO)場合は、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジ内の各装置の累計コピー枚数と、プロセスカートリッジの各装置の限界コピー枚数とそれぞれを読み出して、CPUで比較する(S24)。比較の結果、各装置のうちどれかの装置に累計コピー枚数が装置のコピー限界枚数を越えた(S24のYES)場合は、寿命を検出した装置コードを不揮発性メモリ11に書き込む(S25)。そして、装置コードを不揮発メモリに書き込んだら、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込み(S28)終了する(S29)。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジのいずれの装置も累計コピー枚数がそれぞれの装置の限界コピーを越えていない(S24のNO)場合は、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジ内の各部品それぞれの累計コピー枚数と、各部品それぞれの限界コピー枚数とを読み出して、CPUで比較する(S26)。比較の結果、各部品のうちのある部品の累計コピー枚数が限界コピー枚数を越えた(S26のYES)場合は、寿命を検出した部品コードを不揮発性メモリ11に書き込む(S27)。そして、部品コードを不揮発メモリに書き込んだら、不揮発性メモリ11に寿命検出コードを書き込み(S28)終了する(S29)。
一方、比較の結果、プロセスカートリッジ内のいずれの部品も累計コピー枚数が限界コピー枚数を越えていない場合は、S1以降のステップを繰り返す。
上記使用稼動時間、使用期限、コピー枚数の各の寿命検出フローにおいては、プロセスカートリッジの寿命を検知した後に、プロセスカートリッジ内の装置の寿命を検知し、最後にプロセスカートリッジ内の部品の寿命を検知しているが、これらの順番は任意に設定することができる。例えば、最初にプロセスカートリッジ内の部品の寿命を検知して、最後にプロセスカートリッジの寿命を検知するようにしても良い。また、プロセスカートリッジが枠体のみで、画像に影響するような部品等を搭載してない場合は、上記プロセスカートリッジの寿命検知を省いても良いし、プロセスカートリッジ内の装置のみ、あるいは部品のみの寿命を検知するだけでも良い。また、ICチップ10の場合、稼動保証時間、使用期限日、限界コピー枚数などの保証情報と累計稼動時間、現在の年月日、累計コピー枚数などの稼動情報とを比べて寿命を検知するCPUを、ICチップのCPUで行なうことが可能である。
次に、感光体の回転数によるプロセスカートリッジの寿命検知について説明する。この感光体の回転数による寿命検知は、感光体、およびこの感光体が回転することによってともに回転するプロセスカートリッジ内のローラの寿命を検知するために好適に用いられるものである。図14は、感光体の回転数を検知する検知手段の概略図である。図14に示すように、感光体40の端部には、ドラム回転検知マーク40aが設けられており、このドラム回転検知マーク40aと対向する位置に反射型センサ40bが設けられている。この反射型センサ40bは、図2に示すようにエンジン制御ボード510のI/Oポート(図示せず)に接続されており、反射型センサ40bからの信号519は、このI/Oポートを介してCPUに送信される。そして、この反射型センサ40bによって検知されたドラム回転検知マーク40aの検知信号519を、CPUに送信して、CPUにてこの検知信号をカウントすることで、感光体40の回転数の検知している。なお、上記においては、画像形成装置内のCPUにドラム回転検知信号519を送信しているが、ICチップ10のCPU10aにI/Oポートを設けて、このドラム回転検知信号519をICチップ10のCPU10aに送信するようにしても良い。
図15は、感光体40の回転数によるプロセスカートリッジの寿命検知のフローチャートである。まず、コピー動作が終了しているかどうかチェックする(S30)。コピー動作が終了している場合(S30のNO)は、S1以降のステップを繰り返す。コピー動作中である場合(S30のYES)は、感光体40の回転数を検知する(S31)。感光体40の回転数を検知したら、不揮発性メモリ11と通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されているの感光体40の累計回転数を読み込み、CPUで上記感光体40の回転数を加算する。そして、加算された感光体40の累計回転数を不揮発性メモリ11に書き込む。また、感光体40の回転数に基づいて感光体とともに回転する現像ローラ5aや帯電ローラ4aなどの回転数を計算する。そして、不揮発性メモリ11に記憶されている各ローラの累計回転数を読み込み、計算により求められた各ローラそれぞれの回転数をそれぞれ加算して、この加算された各ローラの累計回転数を不揮発性メモリ11に書き込む(S32)。感光体40および各ローラの累計回転数を不揮発性メモリ11に書き込んだら、不揮発性メモリ11に記憶されている感光体40の限界回転数と、感光体40の累計回転数とを読み出して、画像形成装置内のCPUで比較する(S33)。比較の結果、感光体40の累計回転数が感光体40の限界回転数を越えた(S33のYES)場合は、感光体40の寿命と判断して、不揮発性メモリ11に感光体の部品コードを書き込む(S35)。部品コードを書き込んだら、感光体40の回転数の寿命検出コードを不揮発性メモリ11に書き込んで(S36)、終了する(S37)。
一方、比較の結果、感光体40の累計回転数が感光体40の限界回転数を越えてない場合(S33のNO)は、各ローラの累計回転数と、各ローラの限界回転数をそれぞれ不揮発性メモリ11から読み出して、CPUで比較する(S34)。比較の結果、各ローラの累計回転数のうちいずれかのローラの累計回転数がローラの回転数を超えた場合(S34のYES)は、寿命を検出したローラの部品コードを不揮発性メモリ11に書き込み(S35)、寿命検出コードを書き込んで(S36)、終了する(S37)。比較の結果、各ローラの累計回転数のうちいずれもローラの累計回転数がローラの回転数を超えていない場合(S34のYES)は、S30以降のステップを繰り返す。
上記各ローラの寿命検知は、感光体40の回転数から行っているが、各ローラにそれぞれ回転検出手段を備えて、この回転手段から検出された回転数から、各ローラの寿命を判定するようにしても良い。また、最初に感光体40の寿命の検知を行っているが、各ローラの寿命の検知を先に行ってもよい。
トナー収納器6を備えたプロセスカートリッジにおいては、トナーエンドをプロセスカートリッジ1の寿命と判断するようにしてもよい。画像形成装置には、公知のトナーエンド検知センサが設けられており、プロセスカートリッジ1のトナー収納器6内のトナーエンドを検知している。トナーエンド検知センサは、図2に示すように、エンジン制御ボード510のI/Oポート(図示せず)に接続されており、トナーエンド検知センサからの信号518は、このI/Oポートを介してCPUに送信される。そして、トナーエンド検知センサによって検知されたトナーエンドの信号518を、CPUに送信して、CPUにてこの信号を読み込んでいる。なお、このトナーエンド信号518をICチップのCPUに送信するようにしても良い。
図16は、トナーエンド検知よるプロセスカートリッジの寿命検知のフローチャートである。まず、トナーエンド検知手段により、検知された信号をCPUに読み込む(S38)。次に、読み込まれた信号から、トナーエンドかどうか判定する(S39)。トナーエンドと判定した場合(S39のYES)は、不揮発性メモリ11と通信して、不揮発性メモリ11にトナー残量0と記憶させる(S40)。そして、トナーエンド検知に対応した寿命検知コードを不揮発性メモリ11に書き込んで(S41)終了する(S42)。一方、トナーエンドでない場合(S39のNO)の場合は、終了する(S42)。
また、本実施形態の画像形成装置においては、電源投入時や、コピー終了時、画像形成装置のドアのオープン時にプロセスカートリッジ1の不揮発性メモリ11と通信を行い、取付けられているプロセスカートリッジ1が使用可能であるかどうかをチェックしている。
まず、電源投入時に行うプロセスカートリッジ1の使用可能を検知する検知制御について説明する。電源投入時に行うプロセスカートリッジ1の使用可能を検知する検知制御は、電源投入時に行う。図17は、電源投入時に行うプロセスカートリッジの使用可能を検知する検知制御のフローである。図17に示すように、まず、電源が投入されると、メモリ関連のイニシャライズ処理を実施する(S43)。次に、画像形成装置のI/Oのイニシャライズ処理を実施し(S44)、周辺機のイニシャライズ処理を実施する(S45)。次に、プロセスカートリッジの不揮発性メモリ11に現在時刻を記憶する(S46)。次に、不揮発性メモリ11に記憶されている製造コードや、再生コード、会社コード、認識番号などの製造情報をチェックする(S47)。チェックした結果、製造情報が所定のコードでない(S47NO)場合、電源OFF時に不正に再生されたプロセスカートリッジや、不正に製造されたプロセスカートリッジが取り付けられたと判断し、正しいプロセスカートリッジが取り付けられていないことを知らせる警告表示を行う(S48)。そして、操作部のコピーボタンを赤表示にしてコピーを禁止して(S49)、終了する(S50)。
一方、不揮発性メモリ11に記憶されている製造情報が所定のコードである(S47のYES)場合は、不揮発性メモリ11に寿命検出コードが記憶されているかどうかをチェックする(S51)。寿命検出コードが記憶されている(S51のYES)場合は、プロセスカートリッジまたは、プロセスカートリッジの装置が寿命であることを知らせる警告表示を行って(S52)終了する(S50)。また、この警告表示時に寿命がきた装置や部品を表示するようにしてもよい。また、交換部品リストや、交換装置リストなども表示できるようにしても良い。このように、寿命がきたことを警告する表示時に、交換が必要な部品や装置の情報をユーザに知らせることで、ユーザ自らプロセスカートリッジを再生することが可能となる。寿命検出コードがない場合(S51のNO)は、そのまま終了する(S50)。
なお、上記においては、イニシャライズ処理時に行っているが、イニシャライズ処理とは別にプロセスカートリッジの使用可能を検知する検知制御を行ってもよい。
次に、コピー終了時におけるプロセスカートリッジの使用可能を検知する検知制御について説明する。図18は、コピー終了時におけるプロセスカートリッジの使用可能かどうかを検知する検知制御のフローである。まず、コピーが終了しているかどうかをチェックする(S53)。コピー動作が終了していない(S53のNO)場合は、S53以降のステップを繰り返し行う。コピー動作が終了している(S53のYES)場合、不揮発性メモリ11に寿命検出コードが記憶されているかチェックする(S54)。寿命検出コードが記憶されている場合(S54のYES)は、プロセスカートリッジに寿命がきていることを知らせる警告表示を行い(S55)、終了する(S56)。不揮発性メモリ11に寿命検出コードがない(S54のNO)場合は、再び、S53以降のステップを繰り返しおこなう。このように、コピー終了時にプロセスカートリッジの寿命をチェックすることで、画像形成装置の稼動中にプロセスカートリッジの寿命がきても、すぐにユーザに知らせることができる。
次に、画像形成装置のドアが開けられた場合におけるプロセスカートリッジの使用可能判断の検知制御について説明する。図19は、ドアが開けられた場合におけるプロセスカートリッジの使用可能判断の検知制御のフロー図である。まず、画像形成装置のCPUが装置本体のドアが開いているかチェックする(S57)。開いている(S57のYESの)場合は、ドアオープンフラグをセットする(S58)。ドアオープンフラグをセットしたら、不揮発性メモリ11に現在時刻を書き込む(S59)。次に不揮発性メモリ11との通信を停止する(S60)。そして、プロセスカートリッジへの電源供給を停止(S61)して、終了する(S71)。
一方、装置本体のドアが開いていない(S57のNO)場合、ドアオープンフラグがセットされているかどうかをチェックする(S62)。ドアオープンフラグがセットされていない(S62のNO)場合は、ドアの開閉が行われていないと判断して、終了する(S71)。ドアオープンフラグがセットされている(S62のYES)場合は、ドアの開閉が行われているので、不揮発性メモリ11の通信を再開する(S63)。不揮発性メモリ11の通信を再開したら、ドアオープンフラグをクリアーして(S64)、不揮発性メモリ11に現在時刻を書き込む。次に、不揮発性メモリ11に記憶されている製造コードや、再生コード、会社コード、認識番号などの製造情報をチェックする(S66)。チェックした結果、製造情報が所定のコードでない(S67NO)場合、不正に再生されたプロセスカートリッジや、不正に製造されたプロセスカートリッジが取り付けられたと判断し、正しいプロセスカートリッジが取り付けられていないことを知らせる警告表示を行う(S67)。そして、操作部のコピーボタンを赤表示にしてコピーを禁止して(S68)、終了する(S71)。
一方、不揮発性メモリ11に記憶されている製造情報が所定のコードである(S66のYES)場合は、不揮発性メモリ11に寿命検出コードが記憶されているかどうかをチェックする(S69)。寿命検出コードが記憶されている(S69のYES)場合は、プロセスカートリッジまたは、プロセスカートリッジの装置が寿命であることを知らせる警告表示を行って(S70)終了する(S71)。寿命検出コードがない場合(S69のNO)は、終了する(S71)。
このように、ドア開閉時にプロセスカートリッジが寿命であるかどうかを判断することで、プロセスカートリッジの交換時にユーザが誤って、寿命のプロセスカートリッジを画像形成装置に挿入しても、検知することができる。また、ユーザ不正なプロセスカートリッジに交換しても検知することができる。
次に、寿命がきたプロセスカートリッジの再生処理について説明する。寿命がきたプロセスカートリッジは、ユーザまたはサービスマンによって画像形成装置から取り外される。そして、画像形成装置から取り外された寿命のプロセスカートリッジは、再生工場に搬送される。寿命のプロセスカートリッジの不揮発性メモリ11には、寿命がきた部品や装置の寿命情報が記憶されており、この情報に基づいてプロセスカートリッジが再生される。
図20は、プロセスカートリッジ1を再生するときに、不揮発性メモリ11から寿命情報を読み出したり、不揮発性メモリ11に再生情報を書き込んだりするための読み出し装置110の要部概略構成図である。この読み出し装置110は、非接触型のメモリタグ9やICチップと情報のやり取りを行うリードライタ111と、接触型のメモリタグ9やICチップ10との情報のやり取りを行う読み書き用ボード112を備えている。読み書き用ボード112は、ICチップ10が実装されるICチップ用ソケット115、メモリタグ9が実装されるメモリタグ用ソケット116を備えている。読み書き用ボード112は、コネクタ113を備えており、このコネクタ113は、I2Cバス114で読み書き装置117に接続されている。読み書き装置117は、パソコン120とUSB118で接続されている。また、リードライタ111は、パソコン120とUSBで接続されている。
メモリタグ9やICチップ10が接触型の場合、メモリタグ9やICチップ10をプロセスカートリッジから取り外し、読み書き用ボード112のソケット115または、116に実装する。読み書き用ボード112に実装したら、読み書き装置117と通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジ1を再生するための情報(寿命を検知した部品や装置コード、寿命検出コード、各装置、各部品の使用経歴情報等)を読み出す。不揮発性メモリ11から読み出された情報は、読み書き装置117を介して、パソコンに送信される。そして、パソコン120に送信されたこれらのプロセスカートリッジ1を再生するための情報に基づきプロセスカートリッジを再生させる。プロセスカートリッジの再生が終了したら、パソコン120から、読み書き装置117を介してメモリタグ9やICチップ10に再生情報を書き込む。再生情報(交換した部品・装置コード、部品・装置の保証情報、再生コード、リサイクル回数、トナー充填量、トナー充填日、カラーIDなど)が書き込まれたメモリタグ9やICチップ10は、読み書き用ボード112のソケットから取り外され、再生されたプロセスカートリッジに再び装着される。
メモリタグ9やICチップ10が非接触型の場合は、リードライタ111でプロセスカートリッジ1に取り付けられているメモリタグ9またはICチップ10と通信を行い、不揮発性メモリ11からプロセスカートリッジ1を再生するための情報を読み出す。読み出された情報は、リードライタ111を介してパソコン120に送信される。パソコン120に送信されたプロセスカートリッジ1を再生するための情報に基づきプロセスカートリッジを再生させる。そして、パソコンから再生情報を送信して、リードライタ111を介して不揮発性メモリに再生情報が書き込まれる。
次に、プロセスカートリッジの再処理のフローについて説明する。再生処理のフローは、大まかに分けると、不揮発性メモリ11の再生するための情報から、交換すべき装置や部品を把握する第1工程と、交換すべき装置や部品を決定して交換する第2工程と、不揮発性メモリに記憶させている使用経歴情報や交換された部品に基づき、新たな寿命保証期間を設定する第3の工程、不揮発性メモリの情報を消去し、再生情報を書き込む第4工程とに分かれる。
まず、第1の工程について説明する。図21は、第1の工程のフローチャートである。まず、不揮発性メモリ11から寿命部品・装置コードを読み出してプロセスカートリッジの各部品・各装置それぞれについて寿命部品コードがあるかどうかをチェックする(S72)。寿命部品コードがあった部品または装置(S72のYES)については、パソコン120に交換部品・装置であることが表示される(S78)。寿命部品コードがなかった部品または装置(S72のNO)については、現在の年月日が不揮発性メモリ11に記憶されている各部品・装置のそれぞれの使用保証期限と近いかどうかチェックする(S73)。現在の年月日と使用保証期限とが近い部品・装置(S73YES)は、交換部品としてパソコン120に表示される(S78)。現在の年月日と使用保証期限とが近くない部品・装置(S73NO)は、各部品・各装置それぞれについて累計稼動時間が稼動保証時間と近いかどうかチェックする。累計稼動時間と稼動保証時間とが近い部品または装置(S74YES)は、交換部品としてパソコン120に表示される(S78)。累計稼動時間と稼動保証時間とが近くない部品または装置(S74NO)は、各部品・各装置それぞれについて累計コピー枚数が限界コピー枚数と近いかどうかチェックする(S75)。累計コピー枚数が限界コピー枚数と近い部品または装置(S75YES)は、交換部品としてパソコンに表示する(S78)。累計コピー枚数が限界コピー枚数と近くない部品または装置(S75NO)は、次に感光体およびローラであるかどうかチェックする(S76)。感光体およびローラでない部品(S76NO)は、交換が必要でない部品と判断され、交換部品としてパソコンに表示しない(S79)。感光体・各ローラである場合(S76YES)は、感光体、各ローラの累計回転数が限界回転数に近いかどうかをさらにチェックされる(S77)。限界回転数に近いローラ(S77YES)は、交換部品としてパソコンに表示される(S78)。限界回転数に近くないローラ(S77NO)は、交換が必要でない部品と判断され、交換部品としてパソコンに表示しない(S79)。
このように、交換すべき装置や部品を把握する第1工程においては、寿命の部品・装置を交換部品として表示するだけでなく、不揮発性メモリ11に記録されている使用履歴と保証情報から寿命の近い部品・装置も交換部品として表示するようにしている。これにより、部品を交換してすぐにプロセスカートリッジの寿命がくることがない。
次に、第2工程について説明する。第2工程は、プロセスカートリッジの装置の使用状況などから、交換するべき部品を決定して、部品を交換する。例えば、交換する部品を耐久性が高く寿命の長い高価な部品を選択して取り付けても、プロセスカートリッジ寿命が先にきてしまっては、無駄になってしまう。また、それぞれの装置の劣化度合いによって、交換すべき部品が異なってくる。そこで、第2の工程は、不揮発性メモリ11から、各使用経歴情報(累計稼動時間、累計コピー枚数、累計回転数、Tセンサ異常、帯電異常等の装置の異常情報)を読み出して、最適な交換部品を決定している。これにより、装置の劣化度合いや寿命に応じた最適な部品を選択することができる。このようにして決定された部品を交換するべき部品と交換する。
次に、第3の工程について、説明する。この第3の工程は、不揮発性メモリに記憶させている使用経歴情報や交換された部品や装置に基づき、新たにプロセスカートリッジの寿命保証期間を設定する工程である。交換された部品・装置によっては、プロセスカートリッジの寿命を延ばす場合があり、寿命保証期間が初期時のままだと、まだ十分に使用できる状態であるにもかかわらず、プロセスカートリッジの寿命がきたと判断され交換されてしまう場合があり、不経済であった。そこで、この第3工程では、部品劣化度合や、交換部品の品質、装置の使用状況などから、プロセスカートリッジの新たな寿命保証期間を設定している。不揮発性メモリからプロセスカートリッジの累計稼動時間、交換されなかった各部品および各装置の累計稼働時間を読み出しパソコン120に送信する。また、パソコン120には、交換された部品・装置の特性や稼動保証時間が記憶されている。そして、これらの情報に基づき、新たなプロセスカートリッジの稼働保証時間が求められる。プロセスカートリッジの使用保証期間、プロセスカートリッジの限界コピー枚数についても同様にして求める。
次に、第4工程について説明する。この第4工程は、上記第2工程で部品が交換されたプロセスカートリッジの不揮発メモリから交換された部品・装置の寿命情報を消去する工程と、上記第3工程で算出した新たなプロセスカートリッジの寿命保証期間や、交換された部品・装置の寿命保証期間等の再生情報を書き込む工程を有している。本実施形態においては、図20に示した読み出し装置110のパソコン120から、書き込み信号および消去信号を送信して不揮発性メモリ11に記憶されている情報の消去や書き込みを行うようにしている。
図22は、第4工程のフローチャートである。図22に示すように、まず、パソコン120から寿命検出コード消去信号が送信されているかどうかチェックする(S80)。寿命検出コード消去信号である場合は、不揮発性メモリ11と通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されている寿命検出コードを消去する(S81)。パソコン120から寿命部品コード消去信号が送信されている(S82YES)場合は、不揮発性メモリ11と通信を行い、不揮発性メモリ11に記憶されている寿命部品コードを消去する(S83)。パソコン120から再生ユニット信号が送信されたら(S84YES)、不揮発性メモリ11に再生コードを書き込む。このプロセスカートリッジが以前に再生されたものである場合は、以前の再生コードに上書きする。この再生コードは、製造情報の一部で、この再生されたプロセスカートリッジが正規に再生されたものであることを示す情報である。次に、パソコン120から稼働保証時間信号が送信されたら(S86YES)、第3工程で算出された新たなプロセスカートリッジの稼動保証時間と、交換された部品または装置それぞれの稼動保証時間を不揮発メモリ11に記憶されている以前の稼動保証時間にそれぞれ上書きする(S87、S88)。また、送信信号が使用保証期限信号である場合(S89YES)は、第3工程で算出された新たなプロセスカートリッジの使用保証期限と、交換された部品または装置それぞれの使用保証期限を不揮発メモリ11に記憶している以前の使用保証期限に上書きする(S90、S91)。限界コピー枚数の信号である場合(S92YES)は、新たに算出されたプロセスカートリッジの限界コピー枚数と交換された部品・装置の限界コピー枚数を以前の限界コピー枚数に上書きする(S93、S94)。交換された部品が感光体やローラである場合は、限界回転信号が発信される(S95)。そして、限界回転数信号である場合は、交換されたローラの限界回転数を上書きする。次に、累計稼動時間消去信号である場合(S97YES)は、不揮発性メモリ11に記憶されているプロセスカートリッジの累計消去時間と、交換された部品・装置の累計稼動時間を消去する(S98、S99)。累計コピー枚数消去信号の場合(S100YES)は、プロセスカートリッジの累計コピー枚数と、交換された部品・装置の累計コピー枚数を消去する(S101、S102)。また、交換された部品が感光体や各ローラである場合は、累計回転数消去信号を送信して、交換したローラの累計回転数を消去する(S104)。そして、不揮発性メモリ11に全ての情報の書き込み、消去が完了したら、終了信号を送信して(S105)、処理を終了する(S106)。
なお、図22に示した処理は、1例であり、これに限られたものではない。例えば、トナー収納器6にトナーを補給した場合は、不揮発性メモリにトナーの使用保証期限を上書きする処理を追加する。
本実施形態のプロセスカートリッジは、上述したように、装置の取付け、取り外しが容易に行えるようになっている。そのため、寿命のプロセスカートリッジを搬送して再生工場でプロセスカートリッジを再生しなくても、その場でユーザまたはサービスマンによってプロセスカートリッジを再生することも可能である。以下に、ユーザまたはサービスマンによるプロセスカートリッジを再生について説明する。
ユーザまたはサービスマン自らプロセスカートリッジを再生できるよう、画像形成装置にユーザモードキーが設けられている。そして、例えば画像形成装置に寿命を知らせる警告表示が表示された場合、ユーザがキーを操作してユーザーモードに切り替え、画像形成装置に表示される交換部品を参照してプロセスカートリッジ内の寿命のきた装置や部品を新たな部品に交換できるようにしている。
図23は、ユーザまたはサービスマン自らプロセスカートリッジを再生するための再生処理ののフローチャートである。図23に示すように、まず、不揮発性メモリ11に寿命検出コードがあるかどうかをチェックして(S107)、ない場合(S107NO)は、プロセスカートリッジの部品・装置に寿命がきてないので、終了する(S122)。寿命検出コードがある場合(S107YES)は、ユーザモードキーが選択されているかどうかチェックして(S108)、ユーザモードキーでない場合(S108NO)は、終了する(S123)。ユーザモードキーである場合(S108YES)は、図21に示した交換部品フローを実施する(S109)。この交換部品フローによって、寿命の近い部品も同時に交換できる。この交換部品フローによって、交換が必要な部品を把握し、交換部品を決定する(S110)。具体的には、画像形成装置の記憶装置には、部品情報や装置の情報が予め記憶されており、各使用経歴情報(累計稼動時間、累計コピー枚数、累計回転数、Tセンサ異常、帯電異常等の装置の異常情報)を不揮発性メモリ11から読み出して、記憶された部品・装置の情報から最適な交換部品・装置を決定する。なお、交換部品は、ひとつとに限らず複数であってもよい。交換部品・装置を決定したら、画像形成装置の表示部に交換部品を表示する(S111)。そして、ユーザやサービスマンが表示された情報に基づき交換部品を用意する。ユーザが交換部品を用意したら、画像形成装置のドアを開けて寿命のきたプロセスカートリッジを取り出し、ユーザが部品を交換する。部品が交換され再生されたプロセスカートリッジを再び画像形成装置装着したら、不揮発性メモリ11と通信を開始して、再生前のプロセスカートリッジの不揮発性メモリ11の記憶と、再生後のプロセスカートリッジの不揮発性メモリの記憶が同一であるかどうかチェックする(S112)。具体的には、寿命検出コード、寿命部品コード、再生コードなどの製造情報が同じであるかどうかチェックする。装着後のプロセスカートリッジが同じでない場合(S112NO)は、画像形成装置の指示に基づき部品や装置が交換されていないので、その旨を警告表示して(S117)、終了する(S118)。
一方、装着後のプロセスカートリッジに記憶されている情報が同じである場合(S112YES)は、画像形成装置の指示に基づき部品や装置が交換されたと判断して、画像形成装置の表示部に交換した部品コードを入力するよう表示する(S113)。入力表示されたら、ユーザが表示部の指示に基づき交換した部品コードを入力する(S114)。部品コードが入力されたら、この部品コードがS110で決定した部品コードにあるかどうかチェックする。ない場合は、その旨を画像形成表示部に警告表示して終了する(S120)。図23では、警告表示の後に、直ぐに処理を終了しているが、ユーザが間違えた場合があるので、S113に戻って入力表示をやり直すようにしても良い。そして、何度か異なるコードが入力された場合に、処理を終了するようにしても良い。入力された部品コードがS110で決定した部品コードにある場合は、指示どおり交換されていると判断して、図22に示す再生情報書込みフローを実施する(S116)。このときの再生情報書込みフローは、画像形成装置のCPUによって消去信号や書込み信号を不揮発性メモリ11に送信して、不揮発性メモリ11内の情報の消去および書込みを行う。そして、再生情報書込みフローが終了したら、処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、プロセスカートリッジ内の交換可能な個々の部品/装置(交換体)が個別に交換可能なようにしている。これにより、従来のプロセスカートリッジ内の寿命のきた交換体を交換するにあたり、寿命のきた交換体のみを取り外して交換することができる。よって従来のように寿命でない交換体を取り外す必要がなく、容易に寿命がきた交換体を交換することができる。
また、プロセスカートリッジの枠体に不揮発性メモリとCPUとを備えたICチップを取り付けることで、画像形成装置と通信を行うことなく、プロセスカートリッジ内で交換体の寿命の判定等を行うことができる。これにより、交換体のそれぞれの寿命の判定等を効率よく行うことができる。
また、本実施形態においては、プロセスカートリッジ内の交換体の個々に寿命を検知している。よって、従来のように、プロセスカートリッジの寿命のみを検知しているもののように、交換体の寿命がきているのにも係わらず、使用され続けられることがない。このように、寿命がきた交換体が使いつづけられることによって生じる、画像の劣化や、他の装置や部品の劣化を招くことが抑制される。
また、本実施形態においては、プロセスカートリッジ内の交換不可能な部品/装置については、プロセスカートリッジの寿命設定行い、交換不可能な部品に寿命がきたら使用されないようにしている。具体的には、不揮発性メモリにプロセスカートリッジの保証情報を記憶し、プロセスカートリッジの使用経歴とこのプロセスカートリッジの保証情報とを比較して、使用経歴が保証情報より上回る場合は、プロセスカートリッジの寿命と判断する。これにより、プロセスカートリッジ内の交換不可能な部品/装置につていても寿命がきたにも係わらず使用され続けられることが抑制される。
また、不揮発性メモリには、寿命がきた交換体の情報を書き込むようにしている。これにより、プロセスカートリッジのリサイクル時にこれらの情報を読み込んで、寿命がきた交換体を把握することができる。また、画像形成装置においては、この情報に基づき画像形成装置を制御して、プロセスカートリッジに寿命がきたことや交換部品(装置)情報などを表示させることが可能となる。
また、不揮発性メモリには、製造情報や、画像制御情報が記憶されている。よって、これらの情報に基づいて画像形成装置を制御することができる。例えば、製造情報を画像形成装置に読み込んで、その製造情報が所定のものでなかった場合は、画像形成動作を禁止するようにできる。これにより、所定の製造情報が記憶されてない、不正に再生されたプロセスカートリッジなどが使用されることが防止される。また、画像制御情報を画像形成装置に読み込んで、この情報を基に画像形成条件を補正することができ、取り付けられたプロセスカートリッジ固有の特性に基づいた画像形成条件にすることができる。これにより、良好な画像を得ることができる。
また、使用履歴を、交換体の累計稼動時間、現在の日付、交換体の累計コピー枚数、回転部品の累計回転数、トナー量のうちの少なくともひとつとしている。また、プロセスカートリッジの使用履歴も同様に、プロセスカートリッジの累計稼動時間、現在の日付、プロセスカートリッジの累計コピー枚数のちの少なくともひとつとしている。これらの情報を使用履歴として用いることで、プロセスカートリッジ、交換体の寿命を正確に検知することができる。
また、交換体、プロセスカートリッジの保証情報として稼動保証時間、使用期限日、限界コピー枚数、回転部品の累計回転数、トナー量のうち少なくともひとつを用いている。このような情報を保証情報として用いることで、プロセスカートリッジ、交換体の寿命を正確に検知することができる。
また、プロセスカートリッジ内の感光体またはクリーニングブレードのうち少なくともひとつの寿命を監視するようにしている。これにより、感光体またはクリーニングブレードが寿命にも係わらずプロセスカートリッジの寿命がきていないために使用され続けることがない。その結果、感光体やクリーニングの寿命による画像の劣化を防止することができる
また、不揮発性メモリをEEPROMとすることで、電気的な信号でメモリへのデータの書込みや記憶の消去することができ、データの消去書込みを容易に行うことができる。

また、本実施形態のプロセスカートリッジによれば、枠体内の帯電装置やクリーニング装置などの交換体の一部を保持する保持部材が回転可能に側板に取り付けられている。例えば、感光体を側板に取り付け、従来、感光体を交換する際、取り外されていた交換体としての帯電装置やクリーニング装置を保持部材に取り付けておけば、感光体を交換する際は、保持部材を回転させれば、帯電装置やクリーニング装置を枠体から取り外すことなく、感光体の周囲から無くすことができる。よって感光体のみを枠体から取り外すことができる。よって、交換時に交換の邪魔となるような交換体を枠体の保持部材に取り付けて、この保持部材を回転させることで、邪魔な交換体を枠体から取り外すことなく、交換する交換体を取り出すことができる。このように、交換する交換体以外の交換体は、枠体から取り外されることがないので、交換作業を容易に行うことができる。
また、プロセスカートリッジ内の交換体のいずれかに寿命がきたとき、画像形成装置の表示部に寿命がきた交換体を表示させるように制御している。これにより、ユーザがプロセスカートリッジ内のいずれかの交換体に寿命がきたこと容易に確認することができる。
また、プロセスカートリッジ内の交換体のいずれかに寿命がきたとき、寿命がきた交換体と交換される交換体の部品コードなどの部品情報を画像形成装置の表示部に表示するように制御している。これにより、ユーザやサービスマンがこの画像形成装置の交換部品情報に基づき、交換部品を用意してユーザやサービスマンがその場でプロセスカートリッジ内の寿命がきた部品や装置を交換することができる。
また、本実施形態のプロセスカートリッジのリサイクル方法においては、プロセスカートリッジに取り付けられている不揮発性メモリから寿命がきた交換体の情報を読み込む工程と、この読み込まれた情報に基づいて、寿命がきた交換体を交換する工程と有している。これにより、プロセスカートリッジ内の寿命がきた交換体を容易に把握することができ、確実に寿命がきた交換体を交換することができる。
また、本実施形態のリサイクル方法においては、不揮発性メモリから交換体それぞれの保証情報を読み込む工程と、不揮発性メモリから交換体それぞれの使用経歴情報を読み込む工程と、交換体それぞれの保証情報と使用経歴情報とを比較する工程と、使用経歴情報が保証情報と近似している交換体を寿命がきた交換体と判定する工程と、該寿命がきた交換体と判定された交換体を交換する工程と有している。これにより、プロセスカートリッジのリサイクル時に、寿命がきた交換体のみならず、寿命が近い交換体も交換している。これにより、リサイクル時に交換されなかった交換体が、使用時にすぐに寿命がきてしまい、使用後すぐにプロセスカートリッジの交換を行う等の不具合を無くすことができる。
また、本実施形態のリサイクル方法においては、不揮発性メモリに記憶されている寿命がきた交換体の使用経歴を消去し、交換した交換体の保証情報を不揮発性メモリに書き込む工程を有している。これにより、不揮発性メモリに記憶されている情報が再生されたプロセスカートリッジの情報と合致したものにすることができる。
また、プロセスカートリッジ内には、交換不可能な部品/装置も存在しており、これらの寿命を監視する目的でプロセスカートリッジ自体にも寿命を設定している。しかしながら、交換された交換体によりプロセスカートリッジ自体の寿命が変動する場合がある。そこで、本実施形態のリサイクル方法においては、交換した交換体の情報やプロセスカートリッジの使用経歴などの情報に基づいて新たなプロセスカートリッジの保証情報を作成し、この情報を不揮発性メモリの以前あるプロセスカートリッジの保証情報に上書きする。これとともに、不揮発性メモリのプロセスカートリッジの使用経歴を消去している。これにより、プロセスカートリッジの寿命を正確に把握することができ、寿命がまだあるにも係わらず交換されたり、寿命がきたにも係わらず使用されつづけることが抑制される。
また、プロセスカートリッジの不揮発性メモリの情報を、読み出し装置を用いてパソコンに表示できるようにしている。これにより、寿命がきた交換体の情報や使用履歴などの不揮発性メモリに記憶されている情報を容易に確認することができる。
また、パソコンを用いて不揮発性メモリに情報を書き込んだり、不揮発性メモリに記憶されている情報を消去したりしている。このように外部機器を用いて、不揮発性メモリの内容を消去したり書き込んだりできるので、プロセスカートリッジのリサイクルを容易に行うことができる。
本実施形態にかかる画像形成装置の概略構成図。 画像形成装置の制御部のブロック図。 プロセスカートリッジの断面図 プロセスカートリッジの斜視図 帯電装置がプロセスカートリッジに取り付けられる様子を説明した説明図 (a)は、感光体が取り外される前の状態を示した図(b)は、感光体が取り外された状態を示す図。 (a)は、非接触型のメモリタグのがプロセスカートリッジに取り付けられた状態を示す図。(b)は接触型のメモリタグがプロセスカートリッジに取り付けられた状態を示す図。 メモリタグのブロック図 ICチップのブロック図 ICチップが取り付けられる場所を説明するプロセスカートリッジの斜視図。 稼働時間チェックのフローチャート。 使用期限チェックのフローチャート。 コピー枚数チェックのフローチャート 感光体ドラムの回転数検知手段を示した概略構図 感光体回転数チェックフローチャート トナーエンドチェックのフローチャート イニシャライズ処理のフローチャート 寿命検出チェックのフローチャート プロセスカートリッジチェックのフローチャート 読み出し装置を示す図 交換部品チェックのフローチャート 再生情報書込みフローチャート ユーザ処理のフローチャート
符号の説明
1 プロセスカートリッジ
2 クリーニング装置
4 帯電装置
5 現像装置
6 トナー収納器
7 枠体
9 メモリタグ
10 ICチップ
11 不揮発性メモリ
40 感光体
109 ソケット
120 パソコン

Claims (19)

  1. 複数の交換体を枠体に収納して一体とし、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された画像形成ユニットを画像形成装置から回収し、画像形成ユニット内の寿命がきた交換体を交換して画像形成ユニットをリサイクルする画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    該画像形成ユニットが、該枠体に収納された複数の交換体を、該枠体から個別に取り外し可能に構成され、該枠体に不揮発性記憶手段を備え、上記交換体個々の保証情報と、上記交換体個々の稼動情報と、稼動情報が上記保証情報を超えて交換体の寿命が来たことを示す寿命コードとを該不揮発性記憶手段に記憶させた画像形成ユニットであって、
    該画像形成ユニットの不揮発性記憶手段に記憶されている上記寿命コードと、交換体個々の保証情報と、交換体個々の稼動情報とを読み込む読み込み工程と、
    上記寿命コードがある交換体を寿命が来た交換体と判定する第1の寿命判定工程と、
    寿命コードのない交換体の保証情報と稼動情報とを比較する比較工程と、
    稼動情報が保証情報以下で、かつ、稼動情報が保証情報と近似している交換体を寿命がきた交換体と判定する第2の寿命判定工程と、
    寿命が来た交換体と交換される交換体を、上記稼動情報に基づいて選択する選択工程と、
    寿命が来た交換体を、上記選択工程で選択された交換体に交換する交換工程とを有していることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  2. 請求項1の画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記不揮発性記憶手段に記憶されている寿命コード、および寿命がきた交換体の稼動情報を消去する工程と、寿命がきた交換体と交換された交換体の保証情報を該不揮発性記憶手段に書き込む工程とを有していることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  3. 請求項1または2の画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    寿命がきた交換体と交換された交換体の情報を読み込む工程と、画像形成ユニットの稼動情報を読み込む工程と、該交換された交換体の情報と該画像形成ユニットの稼動情報とに基づいて新たな画像形成ユニットの保証情報を作成する工程と、この情報を上記不揮発性記憶手段の以前ある画像形成ユニットの保証情報に上書きする工程と、該不揮発性記憶手段の画像形成ユニットの稼動情報を消去する工程とを有することを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  4. 請求項1乃至3いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記不揮発性記憶手段に記憶された寿命がきた交換体の情報を読み出して外部機器に表示することを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  5. 請求項1乃至4いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記不揮発性記憶手段に記憶されている画像形成ユニットの稼動情報の消去と、該不揮発性記憶手段に記憶されている以前の画像形成ユニットの保証情報に新たな画像形成ユニットの保証情報の上書きと、該不揮発性記憶手段に記憶されている寿命コードおよび寿命がきた交換体の稼動情報の消去と、該不揮発性記憶手段に寿命がきた交換体と交換された交換体の保証情報の書き込みとを外部機器で行うことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  6. 請求項1乃至5いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    画像形成ユニットには、上記枠体に上記不揮発性記憶手段とCPUとを備えた電子部品が取り付けられていることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  7. 請求項6の画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットには、上記交換体個々の保証情報と上記稼動情報とを個々に比較して、交換体の寿命を検知する交換体寿命検知手段を備え、
    上記画像形成ユニットは、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  8. 請求項6または7の画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットは、画像形成ユニットの保証情報を記憶したユニット保証情報記憶手段と、画像形成ユニットの稼動情報を記憶したユニット稼動情報記憶手段とを備え、該画像形成ユニットの保証情報と該画像形成ユニットの稼動情報とを比較して、画像形成ユニットの寿命を検知するユニット寿命検知手段を備え、
    上記画像形成ユニットは、該ユニット寿命検知手段によって画像形成ユニットの寿命が検知された場合、画像形成ユニットの寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  9. 請求項1乃至6いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットが着脱される画像形成装置は、上記交換体個々の保証情報を記憶した交換体保証情報記憶手段と、交換体個々の稼動情報を記憶した交換体稼動情報記憶手段とを備え、該交換体個々の保証情報と該交換体個々の稼動情報とを個々に比較して、画像形成ユニットの寿命を検知する交換体寿命検知手段を備え、
    上記画像形成装置は、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  10. 請求項1乃至8いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットが着脱される画像形成装置は、上記画像形成ユニットの保証情報を記憶したユニット保証情報記憶手段と、該画像形成ユニットの稼動情報を記憶したユニット稼動情報記憶手段とを備え、該画像形成ユニットの保証情報と該画像形成ユニットの稼動情報とを比較して、画像形成ユニットの寿命を検知するユニット寿命検知手段を備え、
    上記画像形成装置は、該ユニット寿命検知手段によって画像形成ユニットの寿命が検知された場合、画像形成ユニットの寿命コードを上記不揮発性記憶手段に書き込むことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  11. 請求項7乃至10いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成装置は、上記交換体寿命検知手段および上記ユニット寿命検知手段のどちらか一方で寿命を検知した場合、画像形成ユニットが寿命であることを知らせる報知手段を備えたことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  12. 請求項7乃至11いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成装置は、上記交換体寿命検知手段で寿命を検知した場合、該交換体寿命検知手段によって検知された寿命がきた交換体の情報及び寿命がきた交換体と交換される交換体の情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  13. 請求項1乃至12いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記不揮発性記憶手段には、画像形成ユニットの製造情報、作像条件等の画像形成情報、および上記交換体個々の製造情報が記憶されていることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  14. 請求項1乃至13いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記交換体の保証情報が稼動保証時間、使用期限日、限界画像形成枚数、回転部品の限界回転数、トナー量の少なくともいずれかひとつであり、上記画像形成ユニットの保証情報が、稼動保証時間、使用期限日、限界画像形成枚数、トナー量の少なくともいずれかひとつであることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  15. 請求項1乃至14いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記交換体の稼動情報は、累計稼動時間、現在の年月日、累計画像形成枚数、回転部品の累計回転数、トナー量の少なくともいずれかひとつであり、上記画像形成ユニットの稼動情報は、累計稼動時間、現在の年月日、累計画像形成枚数、トナー量の少なくともいずれかひとつであることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  16. 請求項1乃至15いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記交換体は、少なくとも像担持体および像担持体表面に当接して像担持体表面をクリーニングするクリーニングブレードであることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  17. 請求項1乃至16いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットは、像担持体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、トナー収納器のうち像担持体と少なくともその他いずれかひとつを枠体に収納して一体としたプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  18. 請求項1乃至17いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記不揮発性記憶手段を、EEPROMとしたことを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
  19. 請求項1乃至18いずれかの画像形成ユニットのリサイクル方法において、
    上記画像形成ユニットは、上記枠体は、平行に備えられた2つの側板を有し、該側板に回転自在に取り付けられ、少なくともひとつの交換体を保持する保持部材を有することを特徴とする画像形成ユニットのリサイクル方法。
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