JP2006084744A - カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーを収容する現像剤容器を有するカートリッジが保管時に高温環境になった場合にトナーの固着を防止こと。
【解決手段】 回転時に現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌する攪拌部材(R1,R2,R3)を回転駆動するカートリッジモータ(M2)および所定条件が充足された場合に前記カートリッジモータ(M2)を駆動して前記トナーを攪拌するカートリッジモータ制御手段(C2A)を有するカートリッジコントローラ(C2)と、前記カートリッジモータ(M2)およびカートリッジコントローラ(C2)を駆動するのに必要な電力を供給するカートリッジ電源(P)と、タイマ(TM2)の計測時間が設定時間以上経過する毎に、温度センサ(SN2)の検出温度が設定温度以上であるかを判別し、設定温度以上である場合に前記所定条件が充足されと判別する前記所定条件充足判別手段(C2F)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像形成装置本体にユーザにより着脱可能なカートリッジすなわち、カスタマリプレイサブルユニット(以下「CRU」ともいう)、および前記カートリッジと画像形成装置本体とを有する画像形成装置に関する。
本発明は特に、回転する像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するトナーを収容した現像剤容器と、前記現像剤容器に回転可能に支持され且つ回転時に現像剤容器内部のトナーを攪拌する攪拌部材(移動部材)と、前記現像剤容器に回転可能に支持され回転時に前記現像剤容器内のトナーを前記像担持体表面に搬送する現像ロールと、を有する現像器を備えた前記カートリッジおよび、前記画像形成装置に関する。
前記画像形成装置本体に対して着脱可能なカートリッジを使用する画像形成装置では、カートリッジが出荷されるまでの間は、倉庫等に保管されている。前記倉庫に保管されたカートリッジが内部にトナーを収容する現像剤容器を有する場合には、倉庫保管中にトナーが凝集して固まることがある。特に、カートリッジが高温環境で長期間保管された場合には、現像剤容器内部のトナーが固まり易い(固着し易い)。
トナーが固着した状態では、高品質の画像を形成することができない。
前記問題点を解決する技術としてい、次の特許文献1記載の技術が従来公知である。
(特許文献1:特開2003−263022号公報)
この特許文献1記載の技術は、現像装置の製造時からユーザ先までの輸送および保管環境の変化によって、様々な温度履歴によりトナーの物性が変化しても、初期から安定した画像を形成する現像装置を有するプロセスカートリッジおよびこの現像装置に使用される現像剤を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、この特許文献1には、少量現像剤で、トナー濃度制御を行う現像装置22が装着されるプロセスカートリッジ20において、前記現像装置22が温度検出手段12を有し、この温度検出手段12が製造後から画像形成装置29に装着されるまでの間の温度を検出し、温度検出手段が検出した温度履歴情報により、現像装置22が装着されたプロセスカートリッジ22を画像形成装置29に装着したときに、トナーホッパ8内のトナー攪拌部材(トナーを移動させる移動部材)9の攪拌時間を変更する技術が記載されている。
特開2003−263022号公報
(特許文献1記載の技術の問題点)
前記特許文献1記載の技術では、トナーの低融点化によってトナーが固着し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに攪拌しても、使用可能なレベルに復帰し難い場合があった。
本発明は、前述の問題点に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を課題とする。
(O01)トナーを収容する現像剤容器を有するカートリッジ内トナーの固着状態を容易に解消できるようにすること。
(O02)トナーを収容する現像剤容器を有するカートリッジが保管時に高温環境になった場合にトナーが固着して、使用可能な状態に復帰できないようになることを防止すること。
次に、前記課題を解決するための本発明を説明するが、本発明の要素には、後述する実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではい。
(第1発明)
前記課題を解決するために、第1発明のカートリッジ(CRU)は、画像形成装置本体(U1)に対して着脱可能に装着されるカートリッジ(CRU)において下記の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする。
(A01)像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するトナーを収容した現像剤容器(V)と、前記現像剤容器(V)に回転可能に支持され且つ回転時に現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌する移動部材(R1,R2,R3)と、前記現像剤容器(V)に回転可能に支持され回転時に前記現像剤容器(V)内のトナーを前記像担持体(PR)表面に搬送する現像ロール(R0)と、を有する現像器、
(A02)前記移動部材(R1,R2,R3)を駆動するカートリッジモータ(M2,M3)
(A03)前記カートリッジモータ(M2,M3)を駆動するモータ駆動回路(D2)、
(A04)前記カートリッジモータ(M2,M3)を回転駆動するための所定条件が充足された場合に前記カートリッジモータ(M2,M3)を駆動して現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌するカートリッジモータ制御手段(C2A)を有するカートリッジコントローラ(C2)。
(A05)前記カートリッジモータ(M2,M3)およびカートリッジコントローラ(C2)を駆動するのに必要な電力を供給するカートリッジ電源(P)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A05)を備えた第1発明のカートリッジ(CRU)は、画像形成装置本体(U1)に対して着脱可能に装着される。前記カートリッジ(CRU)の現像器は、現像剤容器(V)と移動部材(R1,R2,R3)と現像ロール(R0)とを有する。前記現像剤容器(V)はトナーを収容する。前記現像剤容器(V)に回転可能に支持された移動部材(R1,R2,R3)は移動時に現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌する。前記現像剤容器(V)に回転可能に支持された現像ロール(R0)は回転時に前記現像剤容器(V)内のトナーを前記像担持体(PR)表面に搬送する。前記像担持体(PR)表面に搬送されたトナーは、回転する像担持体(PR)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。
カートリッジ電源(P)は、前記カートリッジモータ(M2,M3)およびカートリッジコントローラ(C2)を駆動するのに必要な電力を供給する。モータ駆動回路(D2)は前記カートリッジモータ(M2,M3)を駆動する。カートリッジモータ(M2,M3)は前記移動部材(R1,R2,R3)を駆動する。
カートリッジコントローラ(C2)のカートリッジモータ制御手段(C2A)は、前記カートリッジモータ(M2,M3)を回転駆動するための所定条件が充足された場合に前記カートリッジモータ(M2,M3)を駆動して現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌する。
したがって、前記カートリッジ(CRU)は、画像形成装置本体(U1)に装着されずに長期間倉庫等に保管されていても、自動的に現像剤容器(V)内部のトナーを攪拌することができる。したがって、トナーの固着を防止することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明において下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする。

(A06)カートリッジ(CRU)が画像形成装置本体(U1)に装着された状態で画像形成装置本体(U1)に設けられた本体側コネクタ(14)と接続可能なカートリッジ側コネクタ(12)、
(A07)前記本体側コネクタ(14)と前記カートリッジ側コネクタ(12)とが接続された状態で、前記画像形成装置本体(U1)の本体側電源から充電される前記カートリッジ電源(P)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A06),(A07)を備えた第1発明の形態1のカートリッジ(CRU)では、カートリッジ側コネクタ(12)は、カートリッジ(CRU)が画像形成装置本体(U1)に装着された状態で画像形成装置本体(U1)に設けられた本体側コネクタ(14)と接続される。
前記カートリッジ電源(P)は、前記本体側コネクタ(14)と前記カートリッジ側コネクタ(12)とが接続された状態で、前記画像形成装置本体(U1)の本体側電源から充電される。したがって、カートリッジ(CRU)が画像形成装置本体(U1)に装着された状態では、カートリッジ電源(P)は常時充電された状態に保持することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1において下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記現像剤容器(V)に対して着脱可能に構成された前記カートリッジモータ(M3)、前記モータ駆動回路(D2)、前記カートリッジコントローラ(C2)、または前記カートリッジ電源(P)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A08)を備えた第1発明の形態2のカートリッジ(CRU)では、前記カートリッジモータ(M3)、前記モータ駆動回路(D2)、前記カートリッジコントローラ(C2)、または前記カートリッジ電源(P)等の部品は、前記現像剤容器(V)に対して着脱可能に構成されるので、次の場合にカートリッジ(CRU)から離脱させることができる。
(1)カートリッジ(CRU)を画像形成装置本体(U1)に装着するとき。
前記部品の全てまたはいずれかを離脱させた状態で、画像形成装置本体(U1)に装着した場合、カートリッジ(CRU)の現像ロール(R0)や移動部材(R1,R2,R3)等は画像形成装置本体(U1)の回転部材から駆動力を伝達することができる。
前記カートリッジ(CRU)から離脱させた部品は保管されている他のカートリッジ(CRU)に装着して使用することができる。
(2)使用済になったカートリッジ(CRU)を廃棄処分するとき。
前記部品の全てまたはいずれかを離脱させて回収した状態で、カートリッジ(CRU)を廃棄処分した場合、回収した部品はリサイクルして再使用することができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは2において下記の構成要件(A09)〜(A011)を備えたことを特徴とする。
(A09)温度センサ(SN2)、
(A010)前記温度センサ(SN2)の検出温度が設定温度以上になった場合に前記所定条件が充足されたと判別する所定条件充足判別手段(C2F)、
(A011)前記設定温度を記憶する設定温度記憶手段(C2D)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A09)〜(A011)を備えた第1発明の形態3のカートリッジ(CRU)では、所定条件充足判別手段(C2F)は、温度センサ(SN2)の検出温度が設定温度記憶手段(C2D)に記憶された設定温度以上になった場合に前記所定条件が充足されたと判別する。前記所定条件が充足されたと判別されたときにカートリッジ(CRU)の移動部材(R1,R2,R3)が移動され、トナーの固着が防止される。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて下記の構成要件(A012),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A012)経過時間を計測するタイマ(TM2)、
(A013)タイマ(TM2)の計測時間が設定時間以上経過する毎に、前記温度センサ(SN2)の検出温度が設定温度以上であるかを判別し、設定温度以上である場合に前記所定条件が充足されたと判別する前記所定条件充足判別手段(C2F)。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A012),(A013)を備えた第1発明の形態4のカートリッジ(CRU)では、前記所定条件充足判別手段(C2F)は、タイマ(TM2)の計測時間が設定時間以上経過する毎に、前記温度センサ(SN2)の検出温度が設定温度以上であるかを判別し、設定温度以上である場合に前記所定条件が充足されたと判別する。充足されたと判別されたときにはカートリッジ(CRU)の移動部材(R1,R2,R3)によるトナーの移動が実行される。
この場合、前記所定条件充足判別手段(C2F)は、常時作動されるのではなく、設定時間以上経過する毎に作動するので、消費エネルギを節約することができる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは2において下記の構成要件(A012),(A014)を備えたことを特徴とする。
(A012)経過時間を計測するタイマ(TM2)、
(A014)前記タイマ(TM2)の計測時間が設定時間以上経過する毎に前記所定条件が充足されたと判別する所定条件充足判別手段(C2F)。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件(A012),(A014)を備えた第1発明の形態5のカートリッジ(CRU)では、所定条件充足判別手段(C2F)は、タイマ(TM2)の計測時間が設定時間以上経過する毎に前記所定条件が充足されたと判別する。このため、設定時間以上経過する毎にカートリッジ(CRU)の移動部材(R1,R2,R3)の移動が実行される。
(第1発明の形態6)
第1発明の形態6のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは5において下記の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする。
(A015)前記カートリッジモータ(M2,M3)の回転履歴情報を含むカートリッジ履歴情報を記憶可能なカートリッジメモリであって、前記カートリッジコントローラ(C2)により前記回転履歴情報が記憶される前記カートリッジメモリ(C2H)。
(第1発明の形態6の作用)
前記構成要件(A015)を備えた第1発明の形態6のカートリッジ(CRU)では、前記カートリッジモータ(M2)の回転履歴情報を含むカートリッジ履歴情報を記憶可能なカートリッジメモリ(C2H)は、前記カートリッジコントローラ(C2)により前記回転履歴情報が記憶される。前記カートリッジメモリ(C2H)の記憶内容を読出すことにより、カートリッジモータ(M2,M3)の回転履歴情報を含むカートリッジ履歴情報を知ることができる。
前記履歴情報はカートリッジ(CRU)のメンテナンス等に利用することができる。
(第1発明の形態7)
第1発明の形態7のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは6において下記の構成要件(A016),(A017)を備えたことを特徴とする。
(A016)カートリッジ(CRU)が画像形成装置本体(U1)に装着された状態で画像形成装置本体(U1)に設けられた本体側コネクタ(14)と接続可能なカートリッジ側コネクタ(12)、
(A017)前記本体側コネクタ(14)と前記カートリッジ側コネクタ(12)とが接続された状態で、前記画像形成装置本体(U1)の本体側コントローラ(C1)との間で通信可能な通信手段を有する前記カートリッジコントローラ(C2)。
(第1発明の形態7の作用)
前記構成要件(A016),(A017)を備えた第1発明の形態7のカートリッジ(CRU)では、カートリッジ側コネクタ(12)は、カートリッジ(CRU)が画像形成装置本体(U1)に装着された状態で画像形成装置本体(U1)に設けられた本体側コネクタ(14)と接続される。
前記カートリッジコントローラ(C2)の通信手段は、前記本体側コネクタ(14)と前記カートリッジ側コネクタ(12)とが接続された状態で、前記画像形成装置本体(U1)の本体側コントローラ(C1)との間で通信可能である。通信可能な状態では、本体側コントローラ(C1)によりカートリッジコントローラ(C2)の動作を制御することが可能である。また、本体側コントローラ(C1)は、カートリッジメモリ(C2H)に記憶された情報を読出したり、カートリッジメモリ(C2H)にプリント情報等の種々の情報を記憶させたりすることができる。カートリッジメモリ(C2H)に記憶された内容はカートリッジ(CRU)のメンテナンスに利用することができる。
(第1発明の形態8)
第1発明の形態8のカートリッジ(CRU)は、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは7において下記の構成要件(A018),(A019)を備えたことを特徴とする。
(A018)前記現像剤容器(V)から離脱可能な前記カートリッジモータ(M3)、
(A019)画像形成装置本体(U1)に装着時に前記画像形成装置本体(U1)の回転部材の回転力を前記移動部材(R1,R2,R3)に伝達する駆動力伝達部材。
(第1発明の形態8の作用)
前記構成要件(A018),(A019)を備えた第1発明の形態8のカートリッジ(CRU)では、前記カートリッジモータ(M3)は、カートリッジを画像形成装置本体(U1)に装着する時に前記現像剤容器(V)から離脱させることができる。その状態でカートリッジ(CRU)を画像形成装置本体(U1)に装着した時に、回転力伝達部材は、前記画像形成装置本体(U1)の回転部材の回転力を前記移動部材(R1,R2,R3)に伝達する。
離脱させたカートリッジモータ(M3)は再利用することができる。
(第2発明)
第2発明の画像形成装置は前記第1発明または第1発明の形態1もしくは8のいずれかのカートリッジ(CRU)と、前記カートリッジ(CRU)が着脱可能な画像形成装置本体(U1)とを備えたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
第2発明の画像形成装置は前記第1発明または第1発明の形態1もしくは8のいずれかのカートリッジ(CRU)を使用するので、前記第1発明または第1発明の形態1もしくは8と同様の作用を奏する。
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)トナーを収容する現像剤容器を有するカートリッジ内トナーの固着状態を容易に解消することができる。
(E02)トナーを収容する現像剤容器を有するカートリッジが保管時に高温環境になった場合にトナーが固着して、使用可能な状態に復帰できないようになることを防止することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジを備えた画像形成装置(デジタル複写機)の縦断面図である。
図1において、前記カートリッジの実施例1を備えた画像形成装置(デジタル複写機)Uは、画像形成装置本体U1、自動原稿搬送装置U2を有している。前記画像形成装置本体U1は、IOT(イメージアウトプットターミナル、すなわち、画像出力部)、IIT(イメージインプットターミナル、すなわち画像読取部)を有している。

前記自動原稿搬送装置U2は、IIT上面のプラテンガラスPG上に支持されている。前記IOT上面には上方のIITとの間にシート排出トレイTRhが設けられている。
図1において、前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置U2は、後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿を作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記画像形成装置本体U1は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U2によりプラテンガラスPG上面の複写位置を通過する原稿を読み取る場合は露光光学系Aは停止しているが、手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)を読み取る場合は露光光学系Aは、PG下面に沿って移動する。前記原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力されるRGBの電気信号を画像データに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動信号出力装置DLと、後述の現像ロールR0、転写ロールTRにバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作は本体側コントローラC1により制御される。
前記ROSの左方(−Y方向)には転写ロールTRが配置されており、前記転写ロールRTと前記ROSとの間の空間には、画像形成装置本体U1に対して着脱可能なカートリッジCRUが装着されている。前記カートリッジCRUは、クリーナユニットCLと現像ユニットGとを有している。
クリーナユニットCLはトナー回収容器Tと、このトナー回収容器Tに支持された像担持体(感光体)PR、帯電ロールCRおよびクリーニングブレードB等により構成されている。現像ユニットGは、現像剤を収容する現像剤容器Vと、この現像剤容器Vに回転可能に支持された現像ロールR0および現像剤攪拌部材(現像剤を移動させる移動部材)R1,R2,R3等により構成されている。
感光体ドラムにより構成される像担持体PRはその軸PRaと一体的に矢印方向に回転しており、その表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電された後、潜像書込位置において前記ROS(潜像形成装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。
前記静電潜像が形成された像担持体PR表面は回転移動して現像領域Q2(像担持体PRおよび現像ロールR0が対向する領域)、転写領域Q3(感光体PRおよび転写ロールTRが対向する領域)を順次通過する。
現像ユニットGは、前記現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静電潜像をトナー像に現像する。
前記カートリッジCRUの下方には複数の給紙トレイTR1〜TR4が配置されている。前記複数の給紙トレイTR1〜TR4は、記録用シートを収容しており、その左右両側に前後方向(図1で紙面に垂直な方向)に沿って配置された一対のレールRL1,RL1に沿って移動可能に支持されている。
前記各給紙トレイTR1〜TR4から、ピックアップロールRpにより取出された記録シートは、リタードロールおよび給紙ロールを有するさばきロールRsにより1枚づつ分離されて、シート搬送路SHに沿って配置された複数のシート搬送ロールRaにより搬送され、レジロールRrにより所定のタイミングで、前記転写領域Q3に搬送される。
また、前記手差トレイTR0から給紙された記録シートSも前記シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRa、レジロールRrにより前記転写領域Q3に搬送される。
前記転写ロールRTは転写領域Q3において前記像担持体PRに圧接しており、転写領域Q3を通過する記録シートに像担持体PR上のトナー像を転写する。転写領域Q3において像担持体PR表面のトナー像が記録シートに転写された後、前記像担持体PR表面に付着した残留トナーは、クリーナユニットCLのクリーニングブレードBによりトナー回収容器Tに回収される。
前記転写領域Q3において未定着のトナー像が転写された記録シートは、トナー像が未定着の状態で定着領域Q4に搬送され、定着領域Q4に配置された定着装置Fの一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。定着トナー像が形成された記録シートは、定着領域下流側のシートガイドSG1,SG2にガイドされて排紙ロール(標準排出ロール)R1に搬送され、前記排紙ロールR1によりシート排出トレイTRhに排出される。
図1において、前記排紙ロールR1の左方には、オプション装置(シート反転装置)U3の装着時に、画像形成装置本体U1内に装着されるシート反転排出用ガイドSG3(図1参照)およびオプション排出ロールR2(図1参照)が2点鎖線(仮想線)で示されている。
図1において画像形成装置本体U1の上部左側面にはオプション装置であるシート反転装置U3が着脱可能に装着可能である。記録シートの両面に画像記録を行う場合、片面記録済の記録シートは前記オプション排出ロールR2からシート反転装置U3を通って、表裏反転した状態で前記転写領域Q3に再送される。
(カートリッジCRU)
図2は前記トナー回収容器および現像剤容器を連結した状態を示す斜視図である。
図3は前記カートリッジを構成するトナー回収容器および現像剤容器を分解した状態を示す斜視図である。
図4はトナー回収容器本体と、回収容器カバーとの連結構造の説明図であり、前記図3のIV−IV線断面図である。
図1、図2、図3において、現像ユニットGの現像剤容器Vは、現像剤容器本体V1およびその上端の開口を着脱可能に閉塞する現像剤容器カバーV2を有している。前記現像剤容器本体V1の前側面の中央にはトナー充填口V1aが形成されており、トナー充填口V1aから現像剤容器Vにトナーが充填されるように構成されている。
前記現像剤容器カバーV2の上面には前後方向の両端部に、圧縮スプリングSP(図3参照)を支持するスプリング支持突起V2aが設けられている。 前記現像剤容器本体V1の前後の両端部には、それぞれヒンジ軸挿入孔Ga(図3に前端部に配置したもののみ図示)が設けられている。
前記クリーナユニットCLのトナー回収容器Tは、回収容器本体T1および前記回収容器本体T1の上端を閉塞する回収容器カバーT2を有している。

回収容器本体T1の前後の端壁には、前記図1に示す現像ロールR0の固定軸R0aが支持されており、また、現像剤攪拌部材R1,R2,R3の軸(図1参照)R1a,R2a,R3aが回転可能に支持されている。なお、前記固定軸R0aは現像ロールR0の回転スリーブを回転可能に支持する軸である。
また、前記回収容器本体T1の前後の外側面にはそれぞれ、現像ユニットGと連結するための一対の(2枚の)軸孔形成用板Tb,Tb(図3および図4参照)が、所定間隔離れて形成されており、各軸孔形成用板Tbにはそれぞれヒンジ軸挿入孔Taが形成されている。
前記回収容器カバーT2の中央部にはハンドル収容凹部T2a(図3および図4参照)が形成されており、そのハンドル収容凹部T2aには、クリーナユニットCLを持ち運ぶ際に使用するハンドルHが起伏可能に収容されている。
図3から分かるように、ヒンジ軸挿入孔Gaは前記2枚の軸孔形成用板Tb,Tbの各ヒンジ軸挿入孔Ta,Ta間に配置された状態で、各ヒンジ軸挿入孔Ta,TaおよびGaに挿通されるヒンジ軸Ka(図2参照)により互いに回動可能にヒンジ連結される。すなわち、前記クリーナユニットCLのトナー回収容器Tと現像ユニットGの現像剤容器Vとは、ヒンジ軸Ka(図2参照)により互いに回動可能にヒンジ連結される。
前記現像剤容器カバーV2上面の前記圧縮スプリングSPは、現像ユニットGの上面とクリーナユニットCLの下面とを、それらが互いに離れる方向に押圧する。前記圧縮スプリングSPは、前記現像剤容器Vおよびトナー回収容器Tを前記ヒンジ軸Ka(図2参照)回りに回転させて前記像担持体PRおよび現像ロールR0を前記現像位置Q3(図1参照)において互いに圧接させるように作用する。
図3、図4において、トナー回収容器本体T1の前端部(X端部)には、長方形の3個の係合孔1が、またトナー回収容器本体T1の後端部(−X側の端部)の内側面の上端部には複数の係合凹部2(図4参照)が形成されている。
回収容器カバーT2の後端部(−X端部)には、前記複数係合凹部2にそれぞれ係合する複数の被係合部3が形成されている。
また、前記回収容器カバーT2の前端部(X端部)には、前記トナー回収容器本体T1の前端壁(X端壁)の内側面(一X面側)に沿って配置される突起支持部4が設けられている。前記突起支持部4には、前記3個の係合孔1にそれぞれ着脱可能に係合する係合突起5が形成されている。
図5はプロセスカートリッジの像担持体と現像ユニットの斜視図であり、図5Aは像担持体および現像ユニットを前方右上方から見た斜視図、図5Bは後方右上方から見た斜視図である。
図6は現像ユニットを画像形成装置本体に装着した状態の上面図である。
図5〜図6において、カートリッジCRUの現像ユニットGの現像剤容器Vの後端部にはギヤ収容部V1bが形成されており、ギヤ収容部V1bにはギヤG1〜G5が収容されている。ギヤG0は現像ロールR0の軸R0aの後端部に装着されており、ギヤG1,G2,G3は前記現像剤攪拌部材R1,R2,R3の軸R1a,R2a,R3a(図1参照)の後端部に装着されている。また、ギヤG4は前記ギヤG2およびG3に、ギヤG5は前記ギヤG1,G2に噛み合うように配置されている。
前記現像ロールR0の軸R0aの前端部にはギヤG0′が装着されており、前記ギヤG0,G0′は感光体PRの両端部に設けたギヤと噛み合って感光体PRに回転力を伝達するように構成されている。
前記ギヤ収容部V1bの後部外壁にモータ収容ケースV1cが設けられており、内部にはカートリッジモータM2、制御基盤11、充電池により構成されたカートリッジ側電源(カートリッジ電源)P、前記カートリッジ側電源Pに取付けられたカートリッジ側コネクタ12、および温度センサSN2が収容されている。

前記モータ収容ケースV1cは複数のネジにより前記ギヤ収容部V1bに固定されている。前記モータ収容ケースV1cは前記ネジを外すことによって前記ギヤ収容部V1bと離脱可能に構成されている。
前記モータ収容ケースV1cに収容された前記カートリッジモータM2の出力軸M2aは、前記ギヤ収容部V1bの外壁を貫通して前記ギヤG2が装着された前記軸R2aにカプラを介して連結されている。したがって、前記カートリッジモータM2の出力軸M2aの回転は前記ギヤG2、軸R2aに伝達される。
また、前記モータ収容ケースV1cに収容されたカートリッジモータM2、制御基盤11、および温度センサSN2は、前記カートリッジ側電源Pから供給される電力によって作動する。
図6において、画像形成装置本体U1の後部には後部プレート13が設けられている。
前記後部プレート13にはカートリッジ後端嵌合孔13aおよび電源コネクタ接続孔13bが設けられ、前記電源コネクタ接続孔13bには本体側コネクタ14が配置されている。前記後部プレート13の前記後端嵌合孔13aには前記現像剤容器Gに取付けた前記モータ収容ケースV1cの後部が嵌合しており、現像剤容器Gの位置決めが行われている。前記本体側コネクタ14には図示しない本体側電源回路Eに接続された給電ケーブルおよび通信ケーブル等が接続されている。
前記本体側コネクタ14にはカートリッジCRU側の前記カートリッジ側コネクタ12が接続されている。この状態において、画像形成装置本体側本体側電源回路E(図7参照)から前記カートリッジ側電源Pに給電可能であり、本体側コントローラC1(図7参照)とカートリッジ側コントローラC2との間の通信も可能である。
(実施例1の制御部の説明)
図7は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部の説明図で、前記画像形成装置内にカートリッジが装着された状態のブロック線図を示す図である。
図7において、前記画像形成装置UのIOT(イメージアウトプットターミナル)内には本体側コントローラC1が設けられている。前記本体側コントローラC1内には、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU1(中央演算処理装置)、CRU内の温度履歴情報を記憶するEPROM1、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成されている。前記本体側コントローラC1は、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
また、前記画像形成装置Uの本体側電源回路Eは前記本体側コントローラC1や他の部材等に給電を行う。
前記CRUの前記制御基盤11にはカートリッジコントローラC2が搭載されている。前記カートリッジコントローラC2は前記本体側コントローラと同様に、I/O(入出力インターフェース)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU2(中央演算処理装置)、CRU内の温度履歴情報を記憶するEPROM2、ならびにクロック発振器等を有するマイコンにより構成されている。前記カートリッジコントローラC2は、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
また、前記CRUカートリッジ電源Pは前記カートリッジコントローラC2、カートリッジモータM2および温度センサSN2等に電源を供給する。
前記カートリッジ側電源Pは、カートリッジ側コネクタ12(図6参照)、本体側コネクタ14(図6参照)を介して前記本体側電源回路Eから充電可能に接続されている。カートリッジモータM2は前記カートリッジ側電源Pから給電されて回転駆動される。また、前記カートリッジコントローラC2は、前記カートリッジ側コネクタ12,本体側コネクタ14を通じて、前記本体側コントローラC1との信号の入出力が可能である。
前記温度センサSN2は前記カートリッジ側電源Pから給電され、CRU内温度を検出し、CRU内温度検出信号を前記カートリッジコントローラC2に出力する。
図8は前記画像形成装置本体の制御部分および前記の制御部分が有する各機能の機能ブロック図である。
(前記本体側コントローラC1に接続された信号入力要素)
図8において、前記本体側コントローラC1は、図示しないUI(ユーザインタフェース)や本体側電源回路E等の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、図示しないコピースタートキー、テンキー、表示部等を備えている。
(本体側コントローラC1に接続された被制御要素)
メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を介してシート搬送用のロールRp,Rs,Rr、定着装置Fの加熱ロールFhや加圧ロールFp等を回転駆動する。
本体側電源回路Eは転写ロール用電源回路E1、加熱ロール用電源回路E2等を有している。
前記転写ロール用電源回路E1は、転写ロールRTに転写バイアスを印加する。
前記加熱ロール用電源回路E2は、定着装置Fの加熱ロールFhの図示しないヒータh1,h2に電流を供給する。
(本体側コントローラC1の機能)
前記本体側コントローラC1は、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能(制御手段)を有している。前記本体側コントローラC1の機能(制御手段)を次に説明する。
C1A:メインモータ制御手段
メインモータ制御手段C1Aは、前記メインモータ駆動回路D1を制御して、シート搬送ロールRp,Rs,Rr、定着装置F等を駆動する。
C1B:電源制御手段
電源制御手段C1Bは、電源回路Eを制御して、転写ロールRtや定着装置F等への給電を制御する。
(カートリッジコントローラC2に接続された信号入力要素)
カートリッジコントローラC2は、温度センサSN2の信号入力要素からの信号が入力されている。前記温度センサSN2は、前記CRU内の温度検出信号を前記カートリッジコントローラC2に送信する。
(カートリッジコントローラC2に接続された被制御要素)
モータ駆動回路D2はカートリッジモータM2を駆動して像担持体PR、現像装置Gの現像ロールR0や現像剤攪拌部材R1,R2,R3を回転制御する。
カートリッジ側電源回路CEは現像バイアス用電源回路CE1、帯電用電源回路CE2を有している。
前記現像バイアス用電源回路CE1は現像装置Gの現像ロールR0に現像バイアスを印加する。
前記帯電用電源回路CE2は、帯電ロールCRに帯電バイアスを印加する。
充電回路Chは、本体側電源回路Eから給電される電流を前記カートリッジ側電源Pに充電する。
(前記カートリッジコントローラC2の機能)
前記カートリッジコントローラC2は、前記信号出力要素SN2および本体側コントローラC1からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素(モータ駆動回路D2、カートリッジ側電源回路CE、充電回路Ch)に制御信号を出力する機能(制御機能)を有している。前記カートリッジコントローラC2の機能(制御手段)を次に説明する。
C2A:カートリッジモータ制御手段
カートリッジモータ制御手段C2Aは、モータ駆動回路D2を制御して像担持体PRや現像装置Gの現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1,R2,R3を回転駆動する。
C2B:電源制御手段
電源制御手段C2Bは、カートリッジ側電源回路CEを制御して、現像装置Gの現像ロールR0や帯電ロールCR等への給電を制御する。
C2C:温度検出手段
温度検出手段C2Cは温度センサSN2の出力信号に応じて、CRU内の温度を検出する。
C2D:設定温度記憶手段
設定温度記憶手段C2Dは、温度判別手段C2Eが判別を行う際の判別基準設定温度を記憶する。

C2E:温度判別手段
温度判別手段C2Eは前記温度検出手段C2CがCRU内の温度Tを検出して、トナーが固着してしまう基準設定温度Taに達しているか否か判別する。
C2F:所定条件充足判別手段
所定条件充足判別手段C2Fは、温度センサSN2の検出温度Tが前記設定温度記憶手段C2Eに記憶された設定温度Ta以上になった場合に所定条件が充足されたと判別する。
C2G:カートリッジメモリ(回転履歴情報記憶手段)
カートリッジメモリ(回転履歴情報記憶手段)C2Gは、前記温度検出手段C2Cの検出した検出温度Tを記憶部EPROM2に記憶する。
C2H:設定攪拌時間記憶手段
設定攪拌時間記憶手段C2Hは、前記所定条件充足判別手段C2Fが所定条件が充足されたと判断した場合にトナーを攪拌する際のトナー攪拌設定攪拌時間の設定値である設定攪拌時間を記憶する。
C2I:充電処理手段
充電処理手段C2Iは充電回路Chを制御して、本体側電源回路Eから給電された電流でカートリッジ側電源Pを充電する。
TM2:経過時間計測タイマ(タイマ)
経過時間計測タイマTM2は、設定された一定時間毎に温度検出作業を行うための前記設定された時間
(例えば、5時間)を計測する。
(フローチャートの説明)
(CRU内部のトナー攪拌処理のフローチャート)
図9は実施例1のカートリッジ(CRU)内部のトナー攪拌処理のフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記CRUのカートリッジコントローラC2のROMに記憶されたプログラムに従って行われる。またこの処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。

図9に示すCRU内部のトナー攪拌処理のフローチャートは前記CRUの電源オンにより開始される。
図9のST1において経過時間計測タイマTM2に5時間(温度検出作業間隔の間隔設定時間)をセットする。
次にST2においてCRU内部のコントローラC2が本体側コントローラC1と通信することが可能か否か判断する。すなわち、前記CRUが画像形成装置本体U1に装着されているか否か判断する。ノー(N)の場合はST3に移る。
ST3において経過時間計測タイマTM2はタイムアップか否か判断する。ノー(N)の場合はST2に戻り、イエス(Y)の場合ST4に移る。
ST4において次の処理を行う。
(1) CRU内部の温度検出手段C2Cにより温度検出を行う。
(2) 検出温度をCRU内部の記憶部EPROM2に格納する。
次にST5に移る。
ST5において温度はトナーが固着してしまう温度か否か判断する。すなわち、CRU内の温度が前記設定温度記憶手段C2Dに記憶されている判別基準設定温度に達しているか否か判断する。ノー(N)の場合はST1に戻り、イエス(Y)の場合はST6に移る。
ST6においてCRU内部のカートリッジモータM2を駆動してトナーを、前記設定攪拌時間記憶手段C2Hに記憶された設定時間分攪拌する。次に、前記ST1に戻る。
また、前記ST2においてイエス(Y)の場合はST7に移る。
ST7において画像形成装置U本体が印字中か否か判断する。ノー(N)の場合はST8に移る。
ST8において経過時間計測タイマTM2はタイムアップしたか否かを判断する。ノー(N)の場合は前記ST2に戻り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST9において次の処理を行う。
(1)CRU内部の温度検出手段C2Cにより温度検出を行う。
(2)検出温度をCRU内部の記憶部EPROM2に格納する。
次にST5に移る。
前記ST7においてイエス(Y)の場合はST10に移る。
ST10において画像形成装置U本体の印字が終了したか否か判断する。ノー(N)の場合はST10の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は前記ST1へ戻る。
(カートリッジ側電源の充電処理)
図10はカートリッジ側電源の充電処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記CRUのカートリッジコントローラC2のROMに記憶されたプログラムに従って行われる。またこの処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図10に示すCRU内部のカートリッジ側電源の充電処理のフローチャートは前記CRUの電源スイッチ(図示せず)オンにより開始される。
図10のST21において、CRU内部のコントローラC2が本体側コントローラC1と通信することが可能か否か判断する。すなわち前記CRUが画像形成装置本体U1に装着されているか否か判断する。ノー(N)の場合はST21の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST22に移る。
ST22においてカートリッジ電源の出力電圧は下限設定値Va以下であるか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST21に戻り、イエス(Y)の場合はST23に移る。
ST23において、画像形成装置本体Uの本体側電源回路Eから前記カートリッジ側電源Pに充電を開始する。
ST24においてカートリッジ側電源Pの出力電圧は上限設定値Vb以上であるか否か判断する。ノー(N)の場合はST24の処理を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST25に移る。
ST25において前記充電を停止して、前記ST21に戻る。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1では、カートリッジCRUの所定条件充足判別手段C2Fは、経過時間計測タイマTM2の計測時間が設定時間以上経過する毎に、温度センサSN2の検出温度が設定温度以上であるかを判別し、設定温度以上である場合には所定条件が充足されたと判別する。前記所定条件が充足されたと判別されると、カートリッジCRUの攪拌部材R1,R2,R3によるトナーの攪拌が実行される。
この場合、前記所定条件充足判別手段C2Fは、常時作動するのではなく、設定時間(本実施例の場合は5時間)経過する毎に作動するので、前記カートリッジ側電源Pの消費エネルギを節約することができる。したがって、前記カートリッジCRUは、画像形成装置本体U1に装着されずに長期間倉庫等に保管されていても、自動的に現像剤容器V内部のトナーを攪拌することができる。したがって、トナーの固着を防止することができる。
また、前記カートリッジCRUが画像形成装置本体U1に装着されている場合、カートリッジ側コネクタ12は、本体側コネクタ14と接続される。カートリッジコントローラC2の充電処理手段C2Iは充電回路Chを制御してカートリッジ側Pを充電する。したがって、カートリッジCRUが画像形成装置本体U1に装着された状態では、カートリッジ側電源Pは設定された出力電圧以上に充電された状態を保持することができる。
このとき、前記本体側コントローラC1は前記カートリッジコントローラC2に記憶された情報を読み出すことができる。また、カートリッジメモリEPROM2にプリント情報等の収集の情報を記憶させたりすることができる。
また、前記本体側コントローラC1は、前記カートリッジメモリEPROM2の記憶内容を読出すことにより、カートリッジ履歴情報を知ることができる。前記カートリッジメモリEPROM2に記憶された内容や履歴情報はカートリッジCRUのメンテナンス等に利用することができる。
さらに、カートリッジCRUのモータ収容ケースV1cは前記カートリッジCRUから離脱可能である。したがって、カートリッジCRUを廃棄処分する場合、前記モータ収容ケースV1cの各部品はリサイクルして再使用することができ、経済的である。
図11は本発明の実施例2のカートリッジを画像形成装置本体に装着する前の状態の上面図である。
図12は前記図11のCRUを、CRU内臓のモータを離脱させてから前記画像形成装置本体に装着した状態の上面図である。
図11、図12の実施例2の画像形成装置の説明において、前記実施例1の画像形成装置の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付してその重複する詳細な説明は省略する。
CRUが画像形成装置本体U1から離脱している図11において、前記カートリッジ制御部収容ケースV1c´の後部にはカートリッジモータケース23が装着されている。前記カートリッジモータケース23は複数のネジによりカートリッジ制御部収容ケースV1c´に固定されている。前記モータケース23は前記複数のネジにより前記カートリッジ制御部収容ケースV1c´に着脱可能に構成されている。前記カートリッジモータケース23は、前記CRUが画像形成装置本体U1に装着する場合には離脱される。
前記カートリッジモータケース23の内部にはカートリッジモータM3が固定されており、前記カートリッジモータM3の出力軸RMaの前側先端部にはカプラ21´が装着されている。
したがって、前記カートリッジモータM3の回転は前記カプラ21´,22を介して前記ギヤG2に伝達されるよう構成されている。
なお、CRUが画像形成装置本体U1から離脱した状態では、像担持体PRと現像ロールR0とが離れた状態で保管される。
この場合、前記カートリッジモータM3により現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1〜R3等が回転しても像担持体は回転しない。
CRUが画像形成装置本体U1に装着されている図12において、現像剤容器V本体の後端部にはカートリッジ制御部収容ケースV1c´が設けられており、内部には制御基盤11、充電池により構成されたカートリッジ側電源P、前記カートリッジ側電源Pに取付けられたカートリッジ側コネクタ12、および温度センサSN2が収容されている。前記カートリッジ制御部収容ケースV1c´は複数のネジによりギヤ収容部V1bに固定されている。
画像形成装置Uの後部に設けられた後部プレート13の後側(―X側)には互いに噛み合うギヤG6、G7等が回転可能に支持されている。前記ギヤG6の軸G6aは前記後部プレート13を貫通して前側に突出し、その前側(X側)先端部のカプラ21はギヤG2の軸R2aの後端のカプラ22と連結されている。画像形成装置本体U1のメインモータM1(図13参照)の回転は前記ギヤG7,G6,カプラ21,22を介して前記ギヤG2の軸R2aに伝達されている。
(実施例2の制御部の説明)
図13は実施例2の前記画像形成装置本体の制御部分およびカートリッジの制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、前記実施例1の図8に対応するブロック図である。
図13の説明において前記実施例1の構成要素に対応する構成要素はその詳細な説明を省略する。
前記画像形成装置本体U1にCRUが装着された状態において、前記実施例1では、像担持体PR、現像ロールR0、攪拌部材R1,R2,R3は、カートリッジモータM2により駆動されたが、本実施例2では、メインモータM1により駆動される。また、前記画像形成装置本体U1にCRUが装着された状態において、前記実施例1では、現像バイアスおよび帯電バイアスはカートリッジ側電源CEから給電されていたが、本実施例2では、本体側電源回路Eから給電される。
(前記本体側コントローラC1に接続された被制御要素)
この実施例2ではメインモータ駆動回路D1により駆動されるメインモータM1の回転力はCRUの像担持体PR、現像装置Gの現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1,R2,R3等にも伝達される。
本体側電源回路Eは現像バイアス用電源回路E3、帯電用電源回路E4を有している。
前記現像バイアス用電源回路E3は、CRUの現像ロールR0に現像バイアスを印加する。
前記帯電用電源回路E4は、CRUの帯電ロールCRに帯電電圧を印加する。
(前記本体側コントローラC1の機能)
C1A:メインモータ制御手段
メインモータ制御手段C1Aは、画像形成装置本体U1にCRUが装着状態において、
前記メインモータ駆動回路D1を制御して、像担持体PR、現像装置Gの現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1,R2,R3、シート搬送ロールRp,Rs,Rrおよび定着装置F等を駆動する。
C1B:電源制御手段
電源制御手段C1Bは、画像形成装置本体U1にCRUが装着状態において、本体側電源回路Eを制御して現像装置Gの現像ロールR0、帯電ロールCR、転写ロールRtおよび定着装置F等への給電を制御する。
(前記カートリッジコントローラC2に接続された被制御要素)
CRUが画像形成装置本体U1から離脱した状態において、前記モータ駆動回路D2はカートリッジモータM3を駆動させて像担持体PR、現像装置Gの現像ロールR0や現像剤攪拌部材R1,R2,R3を回転制御する。
(前記カートリッジコントローラC2の機能)
C2A:カートリッジモータ制御手段
CRUが画像形成装置本体U1から離脱した状態において、カートリッジモータ制御手段C2Aは、モータ駆動回路D2を制御して像担持体PRや現像装置Gの現像ロールR0、現像剤攪拌部材R1,R2,R3の回転を駆動する。
C2B:電源制御手段
CRUが画像形成装置本体U1から離脱した状態において、電源制御手段C2Bは、カートリッジ側電源Pを制御して、温度センサSN2やカートリッジモータM3等を制御する。
(実施例2のフローチャートの説明)
(CRU内部のトナー攪拌処理のフローチャート)
図14は実施例2のカートリッジ(CRU)内部のトナー攪拌処理のフローチャートであり、前記実施例1の図9に対応するフローチャートである。
実施例2の図14のST(ステップ)の処理において実施例1の前記図9のSTと同一の処理を行うSTには同一のST番号(ステップ番号)を付して重複する詳細な説明は省略する。図14のフローチャートは、下記のSTの処理で前記図9と相違しているが、他のSTの処理は図9と同一である。
前記図9のST6の代りに図14ではST6´の処理を実行する。すなわち、前記図9のST6ではカートリッジモータM1を駆動しているが、図14のST6´ではCRU内部のカートリッジモータM3を駆動してトナーを設定時間攪拌する。
前記実施例1の図9ではST9の次にST5の処理を行っているが実施例2の図14ではST9の次にST11,ST12の処理を行う。
ST11において検出温度はトナーが固着してしまう温度か否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST1に戻り、イエス(Y)の場合はST12に移る。
ST12において本体のメインモータM1を駆動してトナーを設定時間攪拌する。次に、前記ST1に戻る。
(実施例2の作用)
前記実施例1では画像形成装置本体U1に対してカートリッジが装着された状態および離脱された状態においてカートリッジモータM3により現像剤容器V内部のトナーを攪拌していたが、前記構成を備えた本発明の実施例2では、カートリッジCRUが画像形成装置本体U1に装着された状態では前記画像形成装置本体U1のメインモータM1により現像剤容器V内部のトナーを攪拌している。
前記実施例2は前記実施例1と異なり、カートリッジCRUのカートリッジ制御部収容ケースV1c´が前記カートリッジCRUから離脱可能であると共に、カートリッジモータケース23も前記モータ収容ケースV1c´に容易に着脱可能である。前記カートリッジ制御部収容ケースV1c´および前記カートリッジモータケース23は、倉庫等に保管された他のカートリッジCRUに適宜装着して使用することができ、便利であり、経済的である。
図15は本発明の実施例3のカートリッジを画像形成装置本体に装着する前の状態の上面図であり、前記実施例2の図11に対応する図である。
図15に示す本実施例3のCRUは、前記実施例2の図11の状態から温度センサSN1が取り外されたものとなっている。しかしその他の部分では実施例2の前記図11と同様の構成を備えている。
(実施例3の制御部の説明)
図16は実施例3の前記画像形成装置本体の制御部分およびカートリッジの制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、前記実施例2の前記図13に対応する図である。
図16において実施例3のCRUは、前記実施例2の前記図13の状態から温度センサSN2、カートリッジコントローラC2の温度検出手段C2C、設定温度記憶手段C2Dおよび温度判別手段C2Eが取り外されたものとなっているが、その他の各機能は前記図13と同様の機能を有している。
(実施例3のフローチャートの説明)
(CRU内部のトナー攪拌処理のフローチャート)
図17は実施例3のCRU内部のトナー攪拌処理のフローチャートであり、前記図14のフローチャートのST(ステップ)4,ST5,ST9,ST11を省略したフローチャートである。
図17のST(ステップ)の処理において前記図14のSTと同一の処理を行うSTには同一のST番号(ステップ番号)を付して重複する詳細な説明は省略する
(実施例3の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例3では温度センサSN2を使用していないので、前
所定条件充足判別手段C2Fは、設定時間(本実施例の場合は5時間)が経過する毎に作動し、所定条件が充足されたと判断する。すなわち実施例3では前記設定時間が経過する毎にトナー攪拌が行われる。
本実施例3は前記実施例1,2と同様に、前記カートリッジ側電源Pの消費エネルギを節約することができると共にトナーの固着を防止することができる。さらに本実施例3は前記実施例1,2で説明した他の作用と同様の作用を奏することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、経過時間計測タイマTM2を使用して設定された一定時間毎に温度検出作業を行うための前記設定された時間を計測、温度検出を行ったが、これに限定されず常時温度検出を行って、検出温度が設定温度よりも高くなった場合で且つ高くなった期間が設定時間以上持続した場合にトナーの攪拌作業を行うようにすることが可能である。
(H02)現像剤攪拌部材は必ずしも回転部材とする必要はなく、現像剤容器内で移動して現像剤を移動させる部材であればよい。
(H03)前記各実施例において、カートリッジモータを回転駆動するための所定条件は、適宜設定変更可能にしても良く、例えば、カートリッジ組立時、工場出荷時、輸送時や倉庫保管時等、カートリッジの置かれる環境によって変更させて最適化を図ることも可能である。
(H04)前記各実施例において、工場出荷時、輸送時および倉庫保管時等の際にカートリッジを収容する収容器側に、カートリッジモータ、モータ駆動回路、カートリッジコントローラ、またはカートリッジ電源の少なくとも一つを備えさせることも可能であり、カートリッジ側の構成を簡素化することができるとともに、カートリッジモータ、モータ駆動回路、カートリッジコントローラ、またはカートリッジ電源を、工場出荷時、輸送時および倉庫保管時等で使いまわすことができ、カートリッジの数だけつくる必要がなくなるのでコストを抑えることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジを備えた画像形成装置(デジタル複写機)の縦断面図である。 図2は前記クリーング装置および現像剤容器を連結した状態を示す斜視図である。 図3は前記プロセスカートリッジを構成するクリーナユニットおよび現像ユニットを分解した状態を示す斜視図である。 図4はトナー回収容器本体と、回収容器カバーとの連結構造の説明図であり、前記図3のIV−IV線断面図である。 図5はプロセスカートリッジの像担持体と現像ユニットの斜視図であり、図5Aは像担持体および現像ユニットを前方右上方から見た斜視図、図5Bは後方右上方から見た斜視図である。 図6は現像ユニットを画像形成装置本体に装着した状態の上面図である。 図7は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部の説明図で、前記画像形成装置内にカートリッジが装着された状態のブロック線図を示す図である。 図8は前記画像形成装置本体U1の制御部分および前記CRUの制御部分が有する各機能の機能ブロック図である。 図9は実施例1のカートリッジ(CRU)内部のトナー攪拌処理のフローチャートである。 図10はカートリッジ側電源の充電処理のフローチャートである。 図11は本発明の実施例2のカートリッジを画像形成装置本体に装着した状態の上面図であり、前記実施例1の図6に対応する図である。 図12は前記図11の状態から前記CRUを前記画像形成装置本体から離脱させ、カートリッジモータケース(詳細は後述)を装着した状態の上面図である。 図13は実施例2の前記画像形成装置本体の制御部分およびカートリッジの制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、前記実施例1の図8に対応するブロック図である。 図14は実施例2のカートリッジ(CRU)内部のトナー攪拌処理のフローチャートであり、前記実施例1の図9に対応するフローチャートである。 図15は本発明の実施例3のカートリッジを画像形成装置本体に装着した状態の上面図であり、前記実施例2の図11に対応する図である。 図16は実施例3の前記画像形成装置本体の制御部分およびカートリッジの制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、前記実施例2の前記図13に対応する図である。 図17は実施例3のCRU内部のトナー攪拌処理のフローチャートであり、前記図14のフローチャートのST(ステップ)4,ST5,ST9,ST11を省略したフローチャートである。
符号の説明
12…カートリッジ側コネクタ、
14…本体側コネクタ、
C1…本体側コントローラ、
C2…カートリッジコントローラ、
C2A…カートリッジモータ制御手段、
C2D…設定温度記憶手段、
C2F…所定条件充足判別手段、
C2H…カートリッジメモリ、
CRU…カートリッジ、
D2…モータ駆動回路、
M2,M3…カートリッジモータ、
P…カートリッジ電源、
PR…像担持体、
R0…現像ロール、
R1,R2,R3…攪拌部材、
SN2…温度センサ、
TM2…タイマ、
U1…画像形成装置本体、
V…現像剤容器、

Claims (10)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジにおいて下記の構成要件(A01)〜(A05)を備えたカートリッジ、
    (A01)像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像するトナーを収容した現像容器と、前記現像容器に移動可能に支持され且つ移動時に現像容器内部のトナーを移動させる移動部材と、前記現像容器に回転可能に支持され回転時に前記現像剤容器内のトナーを前記像担持体表面に搬送する現像ロールと、を有する現像器、
    (A02)前記移動部材を回転駆動するカートリッジモータ、
    (A03)前記カートリッジモータを駆動するモータ駆動回路、
    (A04)前記カートリッジモータを回転駆動するための所定条件が充足された場合に前記カートリッジモータを駆動して現像剤容器内部のトナーを攪拌するカートリッジモータ制御手段を有するカートリッジコントローラ、
    (A05)前記カートリッジモータおよびカートリッジコントローラを駆動するのに必要な電力を供給するカートリッジ電源。
  2. 下記の構成要件(A06),(A07)を備えた請求項1記載のカートリッジ、
    (A06)カートリッジが画像形成装置本体に装着された状態で画像形成装置本体に設けられた本体側コネクタと接続可能なカートリッジ側コネクタ、記画像形成装置本体の本体側電源から充電される前記カートリッジ電源、
    (A07)前記本体側コネクタと前記カートリッジ側コネクタとが接続された状態で、前記画像形成装置本体の本体側電源から充電される前記カートリッジ電源。
  3. 下記の構成要件(A08)を備えた請求項1または2記載のカートリッジ、
    (A08)前記現像剤容器に対して着脱可能に構成された前記カートリッジモータ、前記モータ駆動回路、前記カートリッジコントローラ、または前記カートリッジ電源。
  4. 下記の構成要件(A09)〜(A011)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載のカートリッジ、
    (A09)温度センサ
    (A010)前記温度センサの検出温度が設定温度以上になった場合に前記設定条件が充足されたと判別する設定条件充足判別手段、
    (A011)前記設定温度を記憶する設定温度記憶手段。
  5. 下記の構成要件(A012),(A013)を備えた請求項4記載のカートリッジ、
    (A012)経過時間を計測するタイマ、
    (A013)タイマの計測時間が設定時間以上経過する毎に、前記温度センサの検出温度が設定温度以上であるかを判別し、設定温度以上である場合に前記設定条件が充足されたと判別する前記設定条件充足判別手段。
  6. 下記の構成要件(A012),(A014)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載のカートリッジ、
    (A012)経過時間を計測するタイマ、
    (A014)前記タイマの計測時間が設定時間以上経過する毎に前記設定条件が充足されたと判別する設定条件充足判別手段。
  7. 下記の構成要件(A015)を備えた請求項1ないし6のいずれか記載のカートリッジ、
    (A015)前記カートリッジモータの回転履歴情報を含むカートリッジ履歴情報を記憶可能なカートリッジメモリであって、前記カートリッジコントローラにより前記回転履歴情報が記憶される前記カートリッジメモリ。
  8. 下記の構成要件(A016),(A017)を備えた請求項1ないし7のいずれか記載のカートリッジ、
    (A016)カートリッジが画像形成装置本体に装着された状態で画像形成装置本体に設けられた本体側コネクタと接続可能なカートリッジ側コネクタ、
    (A017)前記本体側コネクタと前記カートリッジ側コネクタとが接続された状態で、前記画像形成装置本体の本体側コントローラとの間で通信可能な通信手段を有する前記カートリッジコントローラ。
  9. 下記の構成要件(A018),(A019)を備えた請求項1ないし8のいずれか記載のカートリッジ、
    (A018)前記現像剤容器から離脱可能な前記カートリッジモータ、
    (A019)画像形成装置本体に装着時に前記画像形成装置本体の回転部材の回転力を前記移動部材に伝達する回転力伝達部材。
  10. 前記請求項1ないし9のいずれか記載のカートリッジと、前記カートリッジが着脱可能な画像形成装置本体とを備えた画像形成装置。

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