JP2005140800A - 装置ユニット、画像形成装置、及び、再生システム - Google Patents

装置ユニット、画像形成装置、及び、再生システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005140800A
JP2005140800A JP2003373846A JP2003373846A JP2005140800A JP 2005140800 A JP2005140800 A JP 2005140800A JP 2003373846 A JP2003373846 A JP 2003373846A JP 2003373846 A JP2003373846 A JP 2003373846A JP 2005140800 A JP2005140800 A JP 2005140800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
reproduction
unit
image forming
memory area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003373846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4507061B2 (ja
Inventor
Hideo Kikuchi
英夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003373846A priority Critical patent/JP4507061B2/ja
Priority to US10/922,973 priority patent/US7295787B2/en
Publication of JP2005140800A publication Critical patent/JP2005140800A/ja
Priority to US11/864,359 priority patent/US7738799B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4507061B2 publication Critical patent/JP4507061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 画像形成装置本体に設置される装置ユニットが、画像形成装置のメーカーとは異なる再生メーカーによって再生処理されたものであっても、品質保証に対する責任の所在が明確化され、ユーザーの選択肢を制限することなくユーザー及びメーカーが安心して使用できる。
【解決手段】 画像形成装置本体に着脱自在に設置される装置ユニットであって、画像形成装置本体との間で通信される情報を保持する不揮発性メモリを備える。そして、不揮発性メモリには、再生処理に係わる再生情報が他の情報と区別して書込まれる第1メモリ領域が設けられている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに交換自在に設置される装置ユニットと、それを再生処理する再生システムとに関するものである。
従来から、カラー複写機等の画像形成装置において、プロセスカートリッジ等の装置ユニットが画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されているものが多く開発されている。このような画像形成装置においては、既設の装置ユニットが寿命や故障に至った場合に、ユーザーやサービスマン等の作業者によって、既設の装置ユニットを新品の装置ユニットに交換するメンテナンス作業がおこなわれている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、画像形成装置本体に交換設置される新品の装置ユニットは、製造工場でまったく新規に製造されたものの他に、既にいずれかの画像形成装置で使用された後に回収されてリサイクル工場にて再生処理されたリサイクル・ユニットも含まれる。
特に、近年の省資源に対する意識の高まりにともない、リサイクル・ユニットの再生処理は、画像形成装置のメーカー(純正メーカー)とは異なる再生メーカー(非純正メーカー)でおこなわれる場合も増えている。
一方、特許文献1には、画像形成装置本体に交換可能に設置されるプロセスカートリッジにICタグを搭載して、画像形成装置本体の制御部との間で情報のやり取りをおこなうとともに、再生処理時にICタグに保持された情報を用いる技術が開示されている。
詳しくは、ICタグから取得した情報により、装着されたプロセスカートリッジが不適合品であると判別された場合には、画像形成装置における画像形成条件を通常レベルよりも低下させる。これにより、ユーザーはカートリッジが不適合品であることを認識して、パイレーツ品の使用が抑止される。
また、画像形成装置に装着されたときに、ICタグに「使用済み」情報を書込む。これにより、適合品からICタグを取り出して不適合品に搭載する不正な再生処理が抑止される。
また、特許文献2にも、本体機器に着脱可能に設置される収納容器にメモリを搭載して、本体機器の制御部との間で情報のやり取りをおこなう技術が開示されている。
詳しくは、メモリから取得した情報により、装着された収納容器が純正品ではないと判別された場合には、本体機器の動作を中止する。また、収納容器を再生処理する場合には、ホストデータベースにより認証した後に、メモリがクリアされて新しい情報が書込まれる。
特開2001−22230号公報 特開2000−246921号公報
上述した従来の技術は、画像形成装置を製造したメーカーとは異なる再生メーカーが再生処理したプロセスカートリッジを用いる場合に、品質保証に対する責任の所在が不明確になるという問題があった。
詳しくは、次の通りである。
すなわち、プロセスカートリッジは、寿命の異なる種々の構成部材が、互いに調整されながら組み立てられる場合が多い。その組み立て調整のなかには、最高の画像品質を確保するための精巧な調整もある(例えば、現像ギャップやドクターギャップの調整等である。)。そして、これらのプロセスカートリッジの調整は、画像形成装置のメーカーのもつノウハウによるところが多い。
したがって、再生処理されたプロセスカートリッジが、純正のもの(画像形成装置のメーカーが品質管理するものである。)であれば、それを画像形成装置にて用いることにより品質上の問題が発生することは少ない。また、品質上の問題が発生した場合でも、品質保証に対する責任の所在は明確となる。
これに対して、再生処理されたプロセスカートリッジが、非純正のもの(画像形成装置のメーカーとは異なる再生メーカーが再生処理するものであり、画像形成装置のメーカーの管理が及ばないものである。)である場合には、それを画像形成装置にて用いることにより品質上の問題が発生することが少なくない。このような場合、ユーザーは、再生処理されたプロセスカートリッジが非純正のものであることを認識していないことがほとんどであるので、純正メーカー側に品質保証の責任を求めることが考えられる。
また、非純正メーカーがプロセスカートリッジを再生処理するときに、種々の規定に基いて純正メーカーが使用を自粛している材料を用いる場合も考えられる。このような場合にも、純正メーカー側が規定違反に対する責任を求められることが考えられる。
このような問題を解決するために、上述の特許文献の技術は、装置本体における非純正のプロセスカートリッジ(又は収納容器)の使用を制限している。
しかし、非純正品のなかには、そのメーカーの努力により、純正品と同等に良好な画像品質を維持できるものもあるはずである。また、ユーザーの中には、品質が多少劣悪であっても、安価であれば、非純正品を選択するユーザーもいるはずである。
これに対して、非純正品の使用を一律に制限するのは、画像形成装置のユーザーにおける選択肢を制限することになって、適当ではない。
なお、上述の問題は、プロセスカートリッジ以外でも、画像形成装置本体に対して交換することを前提に構成された装置ユニットであって、ユニット差によってその品質に差異が生じうる装置ユニット(例えば、感光体ドラム、帯電ユニット、現像ユニット、トナーカートリッジ、クリーニングユニット、光学ユニット、転写ユニット、給紙ユニット、定着ユニット等)のすべてに共通する問題である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体に設置される装置ユニットが、画像形成装置のメーカーとは異なる再生メーカーによって再生処理されたものであっても、品質保証に対する責任の所在が明確化され、ユーザーの選択肢を制限することなくユーザー及びメーカーが安心して使用できる装置ユニット、画像形成装置、及び、再生システムを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる装置ユニットは、画像形成装置本体に着脱自在に設置される装置ユニットであって、前記画像形成装置本体との間で通信される情報を保持する不揮発性メモリを備え、前記不揮発性メモリは、再生処理に係わる再生情報が他の情報と区別して書込まれる第1メモリ領域を有するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1記載の発明において、前記再生情報は、再生処理がおこなわれるときに前記第1メモリ領域に書込まれるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記不揮発性メモリは、再生処理がおこなわれるたびに新しく前記第1メモリ領域が確保されるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記再生情報を、再生メーカーと再生回数と再生年月日と交換部品とのうち少なくとも1つに係わる情報としたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、再生処理がおこなわれるときに現像剤が充填され、前記再生情報を、充填量と充填日と有効使用期間とカラー種類とのうち少なくとも1つに係わる、前記現像剤の情報としたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、再生処理がおこなわれて前記第1メモリ領域に書込まれた前記再生情報の書換えを禁止するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記再生情報に再生メーカーに係わる情報が含まれていないときに、前記第1メモリ領域への書込みを禁止するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記再生情報とは異なる固定情報を保持する第2メモリ領域をさらに有するものである。
また、請求項9記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項8に記載の発明において、前記固定情報を、新規に製造されたときの情報としたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項9に記載の発明において、前記新規に製造されたときの情報を、装置ユニットを特定するID情報としたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項8〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記固定情報を、新規に製造されたときに設置される前記画像形成装置本体に係わる情報としたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項8〜請求項11のいずれかに記載の発明において、前記固定情報は、再生処理がおこなわれるときに交換される交換部品を特定する情報であって、前記交換部品を特定する情報に基いて再生処理がおこなわれるものである。
また、請求項13記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項12に記載の発明において、像担持体及びクリーニングブレードのうち少なくとも1つを備え、前記交換部品を、前記像担持体及びクリーニングブレードのうち少なくとも1つとしたものである。
また、請求項14記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項8〜請求項13のいずれかに記載の発明において、前記第2メモリ領域に書込まれた前記固定情報の書換えを禁止するものである。
また、請求項15記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項14のいずれかに記載の発明において、前記再生情報とは異なる変動情報を保持する第3メモリ領域をさらに有するものである。
また、請求項16記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項15に記載の発明において、前記変動情報を、前記画像形成装置本体における使用履歴に係わる情報としたものである。
また、請求項17記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項16に記載の発明において、前記使用履歴に係わる情報を、故障履歴及び異常履歴のうち少なくとも1つに係わる情報としたものである。
また、請求項18記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項15〜請求項17のいずれかに記載の発明において、前記第3メモリ領域に保持された前記変動情報に基いて再生処理がおこなわれるものである。
また、請求項19記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項18のいずれかに記載の発明において、像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体上に形成される潜像を現像する現像部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つと、前記像担持体とが一体的に保持されたプロセスカートリッジとしたものである。
また、請求項20記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項18のいずれかに記載の発明において、像担持体、前記像担持体を帯電する帯電部、前記像担持体上に形成される潜像を現像する現像部、前記像担持体上に形成されるトナー像を被転写材に転写する転写部、前記像担持体をクリーニングするクリーニング部、トナーが収納されたトナーカートリッジ、のうちのいずれか1つ又は複数がユニット化されたものである。
また、請求項21記載の発明にかかる装置ユニットは、上記請求項1〜請求項20のいずれかに記載の発明において、ICタグを備え、前記不揮発性メモリは、前記ICタグに設けられたものである。
また、この発明の請求項22記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項21のいずれかに記載の装置ユニットを前記画像形成装置本体に着脱自在に設置したものである。
また、請求項23記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項22に記載の発明において、前記装置ユニットが再生処理されたものであって前記第1メモリ領域に前記再生情報の一部又は全部が保持されていないときに、警告表示をおこなうものである。
また、請求項24記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項22又は請求項23に記載の発明において、前記装置ユニットが再生処理されたものであって前記第1メモリ領域に前記再生情報の一部又は全部が保持されていないときに、画像形成に係わる動作を禁止するものである。
また、請求項25記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項22〜請求項24のいずれかに記載の発明において、前記第1メモリ領域に保持された前記再生情報に基いて前記画像形成装置本体の動作条件を制御するものである。
また、この発明の請求項26記載の発明にかかる再生システムは、請求項1〜請求項21のいずれかに記載の装置ユニットについて再生処理をおこなうものである。
また、請求項27記載の発明にかかる再生システムは、上記請求項26に記載の発明において、前記第1メモリ領域に前記再生情報を書込む書込み手段を備えたものである。
また、請求項28記載の発明にかかる再生システムは、上記請求項26又は請求項27に記載の発明において、前記不揮発性メモリに書込まれた情報を読込む読込み手段を備えたものである。
本発明は、画像形成装置本体に対して交換される装置ユニットが再生処理される場合に、再生メーカーや交換部品等の再生処理に係わる再生情報が、装置ユニットに設けられた不揮発性メモリの特定領域(第1メモリ領域)に保持される。これにより、画像形成装置のメーカーとは異なる再生メーカーによって再生処理されたものであっても、品質保証に対する責任の所在が明確化され、ユーザーの選択肢を制限することなくユーザー及びメーカーが安心して使用できる装置ユニット、画像形成装置、及び、再生システムを提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、実施の形態における画像形成装置の全体を示す構成図である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する光学部(光学ユニット)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した設置位置に交換自在に設置される装置ユニットとしてのプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写する転写ローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、30は転写ベルトユニットの転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23に各色のトナーを供給するトナー供給部、61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部(給紙ユニット)、66は被転写材P上の未定着画像を定着する定着部(定着ユニット)、80は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ着脱可能に設置されたICタグ、90は装置本体1の外装に露呈するように設けられた操作部、100は装置本体1の制御部、120は載置された原稿を光学的に読み取るスキャナを示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25が、一体的に保持されている。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、スキャナ120の原稿載置部にカラー原稿が載置されると、不図示の読取部にて原稿の画像情報が光学的に読み取られる。すなわち、原稿に対して照明光源の走査をおこない、不図示のカラーCCDに原稿像を結像する。そして、原稿像、すなわち原稿に対する光照射の反射光を、カラーCCDで光電変換してR、G、Bの画像信号を生成する。これらの画像信号は、光学部2に送信される。その後、光学部2において、LD光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分のレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、現像部23との対向位置に達する。そして、現像部23から感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、転写ベルト30との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、転写ベルト30の内周面に当接するように転写ローラ24が設置されている。そして、転写ローラ24の位置で、転写ベルト30によって搬送された被転写材P上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次転写される(転写工程である。)。
なお、転写ベルトユニット(転写部)において、転写ベルト30は駆動ローラと3つの従動ローラとによって張架・支持されている。そして、駆動ローラによって、転写ベルト30は図中の矢印方向に走行する。この転写ベルトユニットは、上述の転写ローラ24や転写ベルト30等の部材が一体的に構成されていて、装置本体1に対して交換自在な装置ユニットとして構成されている。
そして、転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
一方、給紙部61(給紙ユニット)からは、給紙ローラ62により給送された被転写材Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64の位置に導かれる。レジストローラ64に導かれた被転写材Pは、搬送タイミングを制御されながら、転写ベルト30と吸着ローラ27との当接部に向けて搬送される。
その後、被転写材Pは、図中矢印方向に走行する転写ベルト30に搬送されながら、4つの感光体ドラム21の対向位置を順次通過する。こうして、被転写材P上には各色のトナー像が重ねて転写されて、カラー画像が形成される。
その後、カラー画像が形成された被転写材Pは、転写ベルトユニットの転写ベルト30から離脱して、定着部66(定着ユニット)に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に排出されて、一連の画像形成装置の動作(コピー動作)が完了する。
次に、図2にて、画像形成装置本体1に交換自在に設置されるプロセスカートリッジについて詳述する。
なお、装置本体1に設置される4つのプロセスカートリッジは、収納されるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
図2Aは、新品(非リサイクル品又はリサイクル品が、製造後又は再生処理後に一度も装置本体にて使用されていない状態である。)のプロセスカートリッジ20を示す断面図である。
同図に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、現像部23と、クリーニング部25とが、ケース26内に一体的に収納されている。また、現像部23は、現像ローラ23a、2つの撹拌ローラ23b、23c、ドクターブレード23d、トナー濃度センサ29(Tセンサ)等で構成され、その内部にはキャリアCとトナーTとからなる現像剤が収納されている。また、クリーニング部25は、クリーニングブレード25a、クリーニングローラ25b等で構成されている。
ここで、プロセスカートリッジ20のケース26上には、ICタグ80が着脱自在に設置されている。
具体的には、ICタグ80は、装置本体1の制御部100との通信ができるICであって、外部端子を備えたパッケージ化されたICである。そして、ICタグ80の外部端子が、ケース26に固設されたICソケット81の接続端子に挿設される。なお、ICタグ80には、大きさが数mm角前後のICチップ(不揮発性メモリ)が設けられている。また、装置本体1の制御部100との間でおこなわれる通信は、接触型ICタグとして有線でおこなうこともできるし、非接触型ICタグとして無線でおこなうこともできる。
そして、このプロセスカートリッジ20の単位で、作業者によって装置本体への交換作業がおこなわれる。
すなわち、図2Bを参照して、装置ユニットとしてのプロセスカートリッジ20は、装置本体の設置部に設置される。
詳しくは、作業者によって装置本体のドア(不図示である。)が開放された後に、プロセスカートリッジ20は装置本体に設けられた不図示のレールに案内されて装置本体内に設置される。
そして、装置本体に設置されたプロセスカートリッジ20のICタグ80と、装置本体における制御部100のエンジン制御ボード110との間で、所定のタイミングで、種々の情報の通信がおこなわれる。このときにやり取りされる情報としては、再生処理されたプロセスカートリッジ20に係わる再生情報や、画像形成装置における使用履歴に係わる変動情報や、装置本体及びプロセスカートリッジの製造時における固定情報等である。そして、やり取りされた情報に基づいて、画像形成装置全体の制御がおこなわれる。このときの情報通信に係わる制御については、後で詳しく説明する。
そして、図2Bを参照して、装置本体に設置されたプロセスカートリッジ20において、通常の画像形成にともなう作像プロセスがおこなわれる。以下、作像プロセスについて、さらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図中の矢印方向に回転している。現像部23内のトナーTは、図中の反時計方向に回転する撹拌ローラ23b、23cによって、トナー供給部32から供給されたトナーTとともに、キャリアCと混合される。そして、摩擦帯電したトナーTは、一方の撹拌ローラ23bによって、キャリアCとともに現像ローラ23a上に供給される。
なお、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、現像部23内に適宜に供給されるものである。現像部23内のトナーTの消費は、感光体ドラム21に対向する光学センサとしてのトナー濃度センサ28(Pセンサ)と、現像部23内に設けられた透磁率センサとしてのトナー濃度センサ29(Tセンサ)と、によって検出される。
その後、現像ローラ23aに担持されたトナーTは、ドクターブレード23dの位置を通過した後に、感光体ドラム21との対向位置に達する。そして、その対向位置で、トナーTは、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された領域の表面電位と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差によって形成される電界によって、トナーTが感光体ドラム21表面に付着する。
そして、感光体ドラム21に付着したトナーTは、そのほとんどが被転写材P上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存したトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
次に、図3にて、画像形成装置本体1の制御部100について詳述する。
図3のブロック図に示すように、制御部100は、装置全体の制御に係わるコントローラボード101、操作部90に係わる制御をおこなう操作部制御ボード102、画像情報を記憶するHDD103、通信コントロール装置105を介してアナログ電話回線等の公衆通信回線に接続される通信コントロール装置インターフェイスボード104、LANに接続されるLANインターフェイスボード106、PCIバスに接続されたファクシミリ・コントロールユニット(FCU)107、IEEE1394ボード/無線LANボード/USBボード108、PCIバス109を介してコントローラボード101に接続されたエンジン制御ボード110、エンジン制御ボード110に接続されて装置本体1のI/Oを制御するI/O制御ボード140、スキャナ120に載置されたコピー原稿の画像を読み込むスキャナボード(SBU)122、画像情報をレーザ光として感光体ドラム21上に書込むLDB130等で構成される。
図3を参照して、スキャナ120のカラーCCD121は、3ラインカラーCCDであり、EVENch/ODDchのR、G、B画像信号を生成する。そして、それらの画像信号を、SBU122のアナログASICに入力する。ここで、SBU122には、アナログASIC及びカラーCCD121の駆動タイミングを発生するタイミング発生回路が搭載されている。CCD121の出力は、アナログASIC内部のサンプルホールド回路によってサンプルホールドされた後に、A/D変換される。A/D変換されたR、G、Bの画像データは、その後にシェーディング補正されて、出力I/F(インターフェイス)を介してエンジン制御ボード110のIPP(画像情報処理器)に送出される。
エンジン制御ボード110のIPPでは、分離生成(画像が文字領域であるか写真領域であるかの判定である。)、地肌除去、スキャナガンマ変換、フィルタ、色補正、変倍、画像加工、プリンタガンマ変換、階調処理等がおこなわれる。
SBU122からIPPに送信された画像情報は、信号劣化に対する補正の後に、コントローラボード101のフレームメモリに書き込まれる。
コントローラボード101は、CPU、コントローラボード101の制御をおこなうROM、CPUが使用する作業用メモリであるSRAM、リチウム電池を内臓してSRAMのバックアップをするとともに時計を内臓したNV−RAM、システムバス制御、フレームメモリ制御、FIFO等のCPU周辺を制御するASIC、インターフェイス回路等で構成されている。
コントローラボード101は、スキャナアプリケーション、ファクシミリアプリケーション、プリンタアプリケーション、コピーアプリケーション等の複合機としてのアプリケーションの機能を有していて、システム全体の制御おこなう。すなわち、操作部制御ボード102から入力されるアプリケーションに係わる情報を解読して、システムの設定をおこなうとともに、その状態を操作部90の表示部に表示する。
コントローラボード101は、通信コントロール装置インターフェイスボード104を介して、全二重非同期シリアル通信ができるように通信コントロール装置105に接続されている。なお、通信コントロール装置105は、RS−485インターフェイス規格により、マルチドロップ接続されている。
コントローラボード101は、LANインターフェイスボード106を介して、LAN(インターネット)に接続されている。LANインターフェイスボード106は、PHYチップを搭載したPHYチップI/FやI2CバスI/Fの標準的な通信インターフェイスである。
コントローラボード101に接続されたHDD103は、システムのアプリケーションプログラム、付勢情報を格納するアプリケーションデータベース、画像情報に係わるデータベースとして機能する。HDD103は、ATA/ATAPI−4の準拠したインターフェイスでコントローラボード101に接続されている。
コントローラボード101に接続された操作部制御ボード102は、CPU、ROM、RAM、LCDC等で構成されている。操作部制御ボード102とコントローラボード101との通信により、操作部90の表示部(表示パネル)にて、キー入力、操作に必要な表示がされる。操作部制御ボード102のROMには、入力読込みや表示出力を制御するための制御プログラムが保持されている。操作部制御ボード102のRAMは、CPUで使用する作業用メモリである。なお、操作部90の表示部(表示パネル)は、作業者がシステム設定の入力をおこなったり、作業者にシステムの設定内容や状態を表示したり、警告表示をするためのものである。
一方、エンジン制御ボード110は、先に図1及び図2にて説明した作像プロセスに係わる制御を主としておこなう。エンジン制御ボード110は、CPU116、I/O・ACIC、IPP、画像形成に係わる制御に必要なプログラムを保持したROM115、その制御に必要なSRAM、NV−RAM等で構成されている。
ここで、エンジン制御ボード110のCPU116と、プロセスカートリッジのICタグ80とは、通信可能に構成されている。これについては、後で詳述する。
エンジン制御ボード110は、PCIバス109を介して、コントローラボード101と接続されている。ここで、PCIバス109は、画像情報と制御コマンドとを時分割で送信する画像情報バス/制御コマンドバスである。
また、エンジン制御ボード110に接続されたLDボード(LDB)130において、コントローラボード101のワークメモリから出力された各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の書込み信号が、LD書込み回路に入力される。このLD書込み回路では、LD電流制御(変調制御)がおこなわれ、各LD光源に出力される。
エンジン制御ボード110のI/O・ASICは、CPU116との信号の送受信をおこなうシリアルインターフェイスを備えている。I/O・ASICは、エンジン制御ボード110の近くに実装されたカウンタ、ファン、ソレノイド、モータ等のデバイスを制御する。
エンジン制御ボード110に対して同期シリアルインターフェイスにて接続されたI/O制御ボード140は、CPU、I/O・ASIC、プロセスカートリッジI/F141等で構成されている。I/O制御ボード140のCPUは、いわゆるサブCPUとして機能して、図2で説明したトナー濃度センサ28、29のアナログ制御等のI/O制御をおこなう。
ここで、新品のプロセスカートリッジ20の装置本体1への装着の検知は、装置本体1のドアが開閉されたときにおこなう。すなわち、I/O制御ボード140に接続されたドアSW(スイッチ)がオフのときには、プロセスカートリッジ20が交換された可能性があるのでその確認をおこない、その結果をエンジン制御ボード110に送信する。
プロセスカートリッジI/F141は、装置本体1のエンジン制御ボード110と、プロセスカードリッジ20に搭載されたICタグ80の不揮発性メモリとが、情報のやり取りをおこなうためのインターフェイス回路である。
なお、電源としてのPSU135は、画像形成装置本体1を制御するための電力を供給するユニットである。メインSWをオンすることにより、画像形成装置に商用電源が供給される。
次に、図4を用いて、プロセスカートリッジ20のICタグ80について、詳述する。図4は、ICタグ80が、装置本体1の制御部100に接続された状態を示す。
図4に示すように、ICタグ80は、接触型ICタグであり、CPU152、I/Oポート153、システムコントロールロジック154、ROM155、RAM156、不揮発性メモリとしてのEEPROM157、E−EEPROM158等で構成されている。
ここで、EEPROM(不揮発性メモリ)157には、第1メモリ領域157a、第2メモリ領域157b、第3メモリ領域157cがアドレスとして設けられている。これらの領域は、情報入力元が異なる情報が保持されている。これについては、図5にて詳しく説明する。
また、CPU152は、内部に記憶されたプログラムによって、外部との通信や外部からの指令に対応して、不揮発性メモリ157への情報の書込みや不揮発性メモリ157に保持された情報の読込みをおこなう。
I/Oポート153は、ISO7816−3に準拠した通信インターフェイスであって、制御部100のエンジン制御ボード110に設置されたCPU116との間で、通信インターフェイス信号のやり取りをおこなう。なお、CPU152は、エンジン制御ボード110のCPU116以外の、装置本体CPUとも通信インターフェイス信号170をやり取りすることができる。
システムコントロールロジック154は、ICタグ80内の制御に係わる制御回路である。ROM155はプログラムメモリであり、RAM156はそのプログラムを実行するためのワーキングメモリである。さらに、E−EEPROM158は、不揮発性メモリ157への書込み作業に係わる専用プログラムを保持したメモリである。
そして、CPU152、I/Oポート153、システムコントロールロジック154、ROM155、RAM156、不揮発性メモリ157、E−EEPROM158は、それぞれが、コントロールシグナル161、コントロールバス162、データバス163、アドレスバス164によって、接続されている。
なお、本実施の形態では、ICタグ80を、接触型ICタグとしたが、非接触型ICタグとすることもできる。その場合、ICタグ80には、図4のI/Oポートの替わりに送受信アンテナに接続された非接触通信インターフェイスが設けられるとともに、電力供給源(パワーサプライ)が設置される。そして、本体側に設けられたCPUとの間で、無線により情報のやり取りをおこなう。
また、ICタグ80内の不揮発性メモリ157は、本実施の形態のEEPROMに限定されることなく、種々の形態の不揮発性メモリを適用することができる。
次に、図5にて、プロセスカートリッジ20に設置される不揮発性メモリ157について詳述する。
図5は、ICタグ80に設置された不揮発性メモリ157のメモリマップである。
同図に示すように、不揮発性メモリ内には、アドレス「00H」として第1メモリ領域が、アドレス「20H」として第3メモリ領域が、アドレス「30H」として第2メモリ領域が、それぞれ確保される。
図5に示すように、不揮発性メモリの第1領域(アドレス「00H」)には、「再生メーカーID」、「交換部品(交換部品に係わる情報)」、「現像剤のカラー種類(カラーID)」、「有効使用期間」、「再生時のコピー枚数(再生処理されたカートリッジとしてのコピー枚数)」、「再生回数」、「再生年月日」、「現像剤の充填量」、「現像剤の充填日」、「トナー残量」、「リサイクル使用フラグセット」等の情報が、それぞれのバイト数で保持されている。
ここで、第1メモリ領域(再生専用メモリ領域)におけるこれらの情報は、プロセスカートリッジ20が再生処理されたときの再生情報が中心となっていて、他の情報と区別されている。そして、第1メモリ領域に保持される再生情報は、再生処理時に再生システムのリーダライタによって書込まれるものである。すなわち、第1メモリ領域への主たる情報入力元は、再生システムとなる。
なお、第1メモリ領域における「リサイクル使用フラグセット」は、保持された再生情報に係わるプロセスカートリッジが装置本体にて使用されたときにセットされるものである。この「リサイクル使用フラグセット」のセットの有無によって、保持された再生情報が有効なものかが判断される。
また、第1メモリ領域に書込まれた再生処理に係わる再生情報は、再生処理が完了した後には、情報の書換えができないように制御される。これにより、再生情報の信頼性が担保される。
また、現像剤に係わる情報は、2成分現像方式を用いたプロセスカートリッジであればトナーとキャリアとからなる2成分現像剤に係わる情報が入力され、1成分現像方式を用いたプロセスカートリッジであればトナー(1成分現像剤)に係わる情報が入力される。
なお、図中のアドレス「60H」は、プロセスカートリッジ20の2回目の再生処理時に確保された第1メモリ領域である。このように、第1メモリ領域は、プロセスカートリッジ20の再生処理がおこなわれるたびに、新しい領域が別に確保される。これにより、複数回の再生処理についての履歴を保存することができる。
一方、不揮発性メモリの第3メモリ領域(アドレス「20H」)には、「使用開始年月日」、「使用開始信号」、「書込み禁止フラグ」、「異常履歴(異常画像等の発生履歴)」、「故障履歴(メンテナンス等の履歴)」、「コピー枚数」、「トナー残量」等の情報が、それぞれのバイト数で保持されている。
ここで、第3メモリ領域(書込み専用領域)におけるこれらの情報は、画像形成装置に設置された後のプロセスカートリッジ20の使用履歴に係わる情報(流動的な変動情報である。)が中心となっている。第3メモリ領域におけるこれらの変動情報はプロセスカートリッジ20の稼働にともない流動する情報であるために、情報の書換えが可能になっている。
そして、第3メモリ領域に保持される変動情報は、装置本体1の制御部100からの通信によって書込まれるものである。すなわち、第3メモリ領域への主たる情報入力元は、装置本体1となる。
また、第3メモリ領域に保持された情報は、プロセスカートリッジ20の再生処理をおこなうために有益な情報である。そのために、再生処理時に再生システムのリーダライタによって第3メモリ領域の情報が読込まれて、その情報に基いて再生処理がおこなわれる。例えば、「コピー枚数」が規定値(寿命)に達していなくても、「異常履歴」や「故障履歴」に係わる構成部材は、新品のものに交換される。
なお、第3メモリ領域における「使用開始年月日」及び「使用開始信号」は、プロセスカートリッジの使用が実際に開始されたときのみ書込まれる情報(一度のみ書込み情報)である。これらの情報の書込みは、「書込み禁止フラグ」によって管理される。
一方、不揮発性メモリの第2メモリ領域(アドレス「30H」)には、「ロット番号」、「製造メーカー名(メーカーID)」、「製造年月日」、「シリアル番号」、「リサイクル回数の上限」、「使用可能な商品郡ID」、「装置ユニット(プロセスカートリッジ)のバージョン」、「露光量」、「帯電量」、「現像バイアス」、「トナー特性情報」、「交換部品情報」等の情報が、それぞれのバイト数で保持されている。
ここで、第2メモリ領域(書込み禁止領域)におけるこれらの情報は、新規に製造された工場出荷時の画像形成装置(装置本体1及びプロセスカートリッジ20)を特定する固定情報が中心となっている。第2メモリ領域におけるこれらの情報は製造時に定まる固定的な情報であるために、その後の情報の書換えが禁止されている。
そして、第2メモリ領域に保持される固定情報は、製造時に、装置本体1の操作部90を操作しての制御部100からの通信によって、又は、製造工場の外部書込み装置からの通信によって、書込まれるものである。
なお、第2メモリ領域に保持される「交換部品情報」は、再生処理の際に交換の対象となる構成部材を特定する情報である。例えば、感光体ドラム21及びクリーニングブレード25aが、カートリッジ20の品質に寄与する割合が極めて高いと判断される場合に、それらの部材を再生処理時に無条件で交換する旨の情報が「交換部品情報」として保持される。
これに対して、第1メモリ領域に保持される「交換部品」情報は、再生処理時の交換部品の実績に係わる情報である。
また、第2メモリ領域に保持される「露光量」、「帯電量」、「現像バイアス」は、先に図1及び図2で説明した作像プロセスに係わる情報である。すなわち、露光工程におけるレーザ光Lの露光量、帯電工程における帯電部22の帯電量(帯電電位)、現像工程における現像部23の現像バイアスであって、最適な画像形成をおこなうための画像形成装置に固有の情報である。
以上説明したように、不揮発性メモリには、情報入力元の異なる、第1メモリ領域、第2メモリ領域、第3メモリ領域が設けられている。これによって、不揮発性メモリ内における情報の整理と活用とが効率的におこなわれることになる。
次に、図6〜図8を用いて、上述のプロセスカートリッジにおける制御について詳述する。
図6は、プロセスカートリッジ20の不揮発性メモリ157への情報書込みに係わる制御を示すフローチャートである。
図6に示すように、プロセスカートリッジ20の不揮発性メモリ157への情報書込みの制御において、まず、送信された情報が書込み禁止情報であるかが判別される(ステップS1〜S2)。その結果、書込み禁止情報であると判別された場合には、本フローを終了する(ステップS3)。
これに対して、書込み禁止情報ではないと判別された場合には、さらにその情報が装置本体1の制御部100から送信された情報であるかが判別される(ステップS4)。
その結果、送信された情報が装置本体からの情報であると判別された場合には、さらにその情報が第3メモリ領域の一度のみ書込み情報であるかが判別される(ステップS5)。
その結果、一度のみ書込み情報であると判別された場合には、さらに不揮発性メモリの第3メモリ領域に書込み禁止フラグがセットされているかが判別される(ステップS6)。その結果、書込み禁止フラグがセットされていると判別された場合には、プロセスカートリッジが既に装置本体1で使用されているものとして、一度のみ書込み情報の書込みはしないで本フローを終了する(ステップS7)。
これに対して、書込み禁止フラグがセットされていないと判別された場合には、プロセスカートリッジの使用が開始されるものとして、第3メモリ領域に一度のみ書込み情報(「使用開始年月日」及び「使用開始信号」)が書込まれる(ステップS8)。
さらに、一度のみ書込み情報に対する「書込み禁止フラグ」がセットされて(ステップS9)、本フローを終了する(ステップS10)。
一方、ステップS5にて、不揮発性メモリに送信された情報が、一度のみ書込み情報ではないと判別された場合には、さらに第1メモリ領域にリサイクル使用フラグがセットされているかがチェックされる(ステップS11)。すなわち、初めて使用する再生情報を有する第1メモリ領域(再生専用メモリ領域)があるかが判別される。これは、第1メモリ領域が、再生処理がおこなわれるたびに、新しくアドレス設定されることによる。
その結果、初めて使用する第1メモリ領域があると判別された場合には、その第1メモリ領域のリサイクル使用フラグがセットされる(ステップS12)。これに対して、初めて使用する第1メモリ領域がないと判別された場合には、ステップS12はスキップされる。
その後、第3メモリ領域に装置本体から送信された変動情報(「コピー枚数」、「トナー残量」、「異常履歴」、「故障履歴」)が書込まれる。
こうして、本フローを終了する(ステップS14)。
一方、ステップS4にて、不揮発性メモリに送信された情報が装置本体からの情報ではないと判別された場合には、さらにその情報が再生情報であるかが判別される(ステップS15)。その結果、送信された情報が再生情報ではないと判別された場合には、再生処理がおこなわれていないものとして、本フローを終了する(ステップS16)。
これに対して、送信された情報が再生情報であると判別された場合には、再生システムのリーダライタからの情報であるとして、さらに第1メモリ領域のリサイクル使用フラグがチェックされる(ステップS17)。すなわち、初めて使用する第1メモリ領域(再生専用メモリ領域)が確保されているかが判別される。これは、第1メモリ領域が、再生処理がおこなわれるたびに、新しくアドレス設定されることによる。その結果、初めて使用する第1メモリ領域が確保されていないと判別された場合には、本フローを終了する(ステップS18)。
これに対して、初めて使用する第1メモリ領域が確保されていると判別された場合には、さらに送信された再生情報に再生メーカーID(再生メーカーに係わる情報)が含まれているかが判別される(ステップS19)。
その結果、再生情報に再生メーカーIDが含まれていないと判別された場合には、再生処理後のプロセスカートリッジに対する品質保証の責任の所在を明らかにできないものとして、本フローを終了する(ステップS20)。
これに対して、再生情報に再生メーカーIDが含まれていると判別された場合には、再生処理後のプロセスカートリッジに対する品質保証の責任の所在を明らかにできるものとして、第1メモリ領域にその「再生メーカーID」と「再生年月日」とが書込まれる(ステップS21)。
さらに、第1メモリ領域にその他の再生情報(「交換部品」、「カラー種類」、「有効使用期間」、「再生時のコピー枚数」、「再生回数」、「充填量」、「充填日」、「トナー残量」)が書込まれる(ステップS22)。
こうして、本フローを終了する(ステップS23)。
次に、図7にて、画像形成装置本体の電源が投入されたときの制御について説明する。
本実施の形態においては、画像形成装置本体の電源が投入されたときに、品質保証元が確認できるプロセスカートリッジが設置されているかがチェックされる。
図7に示すように、装置本体の電源が投入されると、まず、イニシャライズ処理として装置本体におけるメモリのイニシャライズ処理が実施される(ステップS31〜S32)。具体的には、装置本体の制御部におけるRAM等のメモリがクリア及び初期設定される。
その後、装置本体のI/Oのイニシャライズ処理が実施され(ステップS33)、さらに装置本体に接続された周辺機の初期設定等のイニシャライズ処理が実施される(ステップS34)。
その後、装置本体に設置されたプロセスカートリッジ(再生処理されたものである。)の第1メモリ領域の情報が読込まれて、そこに必要な再生情報があるかが判別される(ステップS35)。
その結果、再生情報があるものと判別された場合には、品質保証元が確認できるものとして、制御部100の電源オンフラグをセットする(ステップS39)。こうして、本フローを終了して(ステップS40)、画像形成に係わる動作(コピー動作)が可能になる。
これに対して、ステップS35にて、必要な再生情報の一部又は全部がないものと判別された場合には、品質保証元が確認できないものとして、装置本体の操作部90の表示部に警告表示をおこなう(ステップS36)。警告表示としては、例えば、「現在設置されているカートリッジは弊社製のものではなく、メーカーが不明でありますので、カートリッジに起因する品質保証はできません。」等になる。
その後、画像形成装置の動作が禁止されるように制御して(ステップS37)、本フローを終了する(ステップS38)。
なお、本フローは、純正メーカーによって再生処理されたリサイクル・カートリッジのみの使用に制限するものではない。すなわち、非純正メーカーによって再生処理されたリサイクル・カートリッジであっても、再生処理時に、再生メーカーID等の必要な再生情報が不揮発性メモリに書込まれていれば、その使用は制限されない。
これによって、再生メーカーの異なるプロセスカートリッジの品質保証元が明確になるとともに、プロセスカートリッジに対するユーザーの選択の幅が広げられる。
次に、図8にて、画像形成装置本体のドアが開放されたときの制御について説明する。
本実施の形態においては、画像形成装置本体のドアが開放されたときにも、プロセスカートリッジが交換された可能性があるため、品質保証元が確認できるプロセスカートリッジであるかがチェックされる。
図8に示すように、プロセスカートリッジ(装置ユニット)の交換チェックをするために、まず、装置本体1のドアが開放されているかが判別される(ステップS41〜S42)。
その結果、ドアが開放されていると判断された場合、ドアオープンフラグがセットされる(ステップS43)。
そして、装置本体の制御部100に搭載された時計の時刻を、プロセスカートリッジの不揮発性メモリに記憶させる(ステップS44)。
さらに、装置本体の制御部とプロセスカートリッジの不揮発性メモリとの通信を停止して(ステップS45)、プロセスカートリッジへの電力供給を停止する(ステップS46)。
こうして、本フローを終了する(ステップS47)。
これに対して、ステップS42にて、ドアが閉鎖されていると判断された場合には、さらにドアオープンフラグがセットされているかが判別される(ステップS48)。
その結果、ドアオープンフラグがセットされていると判別された場合には、ドアの開閉動作があったものとして、プロセスカートリッジへの電力供給が再開されるとともに、制御部と不揮発性メモリとの情報通信が再開される(ステップS49)。なお、ステップS48にて、ドアオープンフラグがセットされていないと判別された場合には、本フローを終了する(ステップS56)。
その後、装置本体に設置されたプロセスカートリッジの第1メモリ領域の情報が読込まれて(ステップS50)、そこに必要な再生情報があるかが判別される(ステップS51)。
その結果、再生情報があるものと判別された場合には、品質保証元が確認できるものとして、制御部100のドアオープンフラグをリセットする(ステップS54)。こうして、本フローを終了して(ステップS55)、画像形成に係わる動作が可能になる。
これに対して、ステップS51にて、再生情報がないものと判別された場合には、品質保証元が確認できないものとして、装置本体の操作部90の表示部に警告表示をおこなう(ステップS52)。
その後、画像形成装置の動作が禁止されるように制御して(ステップS53)、ステップS54を経て、本フローを終了する(ステップS55)。
なお、本フローでは、第1メモリ領域に保持される再生情報に基いて、警告表示をしたり、画像形成動作を禁止したりした。
これに対して、第1メモリ領域に保持される再生情報に基いて、装置本体1の動作条件を制御することもできる。例えば、再生処理されたプロセスカートリッジの再生情報に基いて、そのカートリッジに最適な作像条件(露光量、帯電量、現像バイアス等である。)となるように、光学部2、帯電電源、現像電源等を制御することができる。これにより、画像品質の最適化が達成できる。
次に、図9及び図10を用いて、上述のプロセスカートリッジが再生処理される再生システムについて説明する。
画像形成装置本体から脱離された使用済みのプロセスカートリッジ20は、流通経路を経て、再生メーカーに搬入される。そして、再生システムによって、再生処理がおこなわれる。
図9に示すように、再生システム200には、パーソナルコンピュータ(パソコン)201と、パソコン201にUSB208にて接続されたリーダライタ202とが設けられている。さらに、コネクタ204及びソケット206が設けられたボード205は、I2Cバス203にてリーダライタ202と接続されている。
このように構成された再生システム200のソケット206上に、再生処理されるプロセスカートリッジのICタグ80が挿設される。そして、パソコン201に接続されたリーダライタ202と、ICタグ80との間で、情報通信がおこなわれる。
具体的には、図5及び図6で説明したように、ICタグ80の第1メモリ領域には、書込み手段として機能するリーダライタ202から送信された再生情報が書込まれる。また、読込み手段として機能するリーダライタ202にて、ICタグ80の第3メモリ領域から送信された変動情報が読込まれる。
なお、リーダライタ202に対するICタグ80の接続状態は、図10のブロック図のようになる。
すなわち、再生システム200においては、I/Oポート153の接続先が、先に図4にて説明したものとは異なり、リーダライタ202になる。こうして、リーダライタ202と、ICタグ80の不揮発性メモリ157との間で、通信がおこなわれる。
図9を参照して、再生システム200は、パソコン201にUSB209にて接続されるハンディ型リーダライタ212を用いることもできる。ハンディ型リーダライタ212を用いた場合には、非接触型のICタグ80との間で無線213にて通信をおこなうことができる。
この場合、プロセスカートリッジ20にICタグ80を搭載した状態で、ハンディ型リーダライタ212との間で、通信がおこなわれる。
以上述べたように、本実施の形態では、画像形成装置本体1に交換設置されるプロセスカートリッジ20が再生処理されたものであって、再生メーカーが非純正メーカーである場合であっても、再生処理時に再生メーカーID等の必要な再生情報が不揮発性メモリに書込まれているプロセスカートリッジであれば、その使用が制限されないように構成されている。これによって、再生メーカーの異なるプロセスカートリッジの品質保証元が明確になるとともに、プロセスカートリッジに対するユーザーの選択の幅が広げられる。
なお、本実施の形態においては、装置本体1に交換可能に設置されるとともに不揮発性メモリを備えた装置ユニットを、プロセスカートリッジ20とした。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、装置ユニットであってユニット差によって画像形成装置の品質に差異が生じうるもののすべてに適用することができる。ここで、本願において、「装置ユニット」は、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
例えば、装置ユニットとして、図1における光学ユニット2や転写ベルトユニット24、30や定着ユニット66や給紙ユニット61や、図2におけるトナーボトル33(トナーカートリッジ)等に本発明が適用できる。また、プロセスカートリッジの形態をとらない画像形成装置においては、作像プロセスに係わる装置ユニットとしての、感光体ドラム、帯電ユニット、現像ユニット、クリーニングユニット、転写ユニット等の単一ユニットにも本発明を適用できる。さらに、感光体ドラム、帯電部、現像部、クリーニング部、転写部、トナーカートリッジのうちの、複数がユニット化された複合ユニット(プロセスカートリッジ以外の形態である。)にも本発明を適用できる。それらの場合、装置ユニットに、不揮発性メモリを搭載するとともに、不揮発性メモリに情報入力元の異なる第1メモリ領域、第2メモリ領域、第3メモリ領域を設けることで、本実施の形態と同等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用したが、これに限定されずに、インク噴射方式の画像形成装置や熱転写方式の画像形成装置等の、装置ユニットが設置される種々の画像形成装置に対して、本発明を適用することができる。
さらに、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態の中で示唆した以外にも、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す構成図である。 図1の画像形成装置に設置されるプロセスカートリッジを示す断面図である。 図2Aのプロセスカートリッジが画像形成装置に設置された状態を示す断面図である。 図1の画像形成装置における制御部を示すブロック図である。 図2のプロセスカートリッジに設置されたICタグを示すブロック図である。 図4のICタグにおける不揮発性メモリのメモリマップである。 不揮発性メモリへの情報の書込みに係わる制御を示すフローチャートである。 画像形成装置本体の電源が投入されたときの制御を示すフローチャートである。 画像形成装置本体のドアが開放されたときの制御を示すフローチャートである。 再生システムを示す概念図である。 図9の再生システムにICタグが接続された状態を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 光学部(光学ユニット)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23 現像部、 24 転写ローラ(転写ベルトユニット、転写部)、
25 クリーニング部、 30 転写ベルト(転写ベルトユニット、転写部)、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー供給部、
33 トナーボトル(トナーカートリッジ)、
61 給紙部(給紙ユニット)、 66 定着部(定着ユニット)、
80 ICタグ、 90 操作部、 100 制御部、
101 コントローラボード、 110 エンジン制御ボード、
116、152 CPU、 157 EEPROM(不揮発性メモリ)、
157a 第1メモリ領域、 157b 第2メモリ領域、
157c 第3メモリ領域、 200 再生システム、
202 リーダライタ、 203 I2Cバス、 204 コネクタ、
205 ボード、 206 ソケット、 208、209 USB。

Claims (28)

  1. 画像形成装置本体に着脱自在に設置される装置ユニットであって、
    前記画像形成装置本体との間で通信される情報を保持する不揮発性メモリを備え、
    前記不揮発性メモリは、再生処理に係わる再生情報が他の情報と区別して書込まれる第1メモリ領域を有することを特徴とする装置ユニット。
  2. 前記再生情報は、再生処理がおこなわれるときに前記第1メモリ領域に書込まれることを特徴とする請求項1に記載の装置ユニット。
  3. 前記不揮発性メモリは、再生処理がおこなわれるたびに新しく前記第1メモリ領域が確保されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装置ユニット。
  4. 前記再生情報は、再生メーカーと再生回数と再生年月日と交換部品とのうち少なくとも1つに係わる情報であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の装置ユニット。
  5. 再生処理がおこなわれるときに現像剤が充填され、
    前記再生情報は、充填量と充填日と有効使用期間とカラー種類とのうち少なくとも1つに係わる、前記現像剤の情報であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の装置ユニット。
  6. 再生処理がおこなわれて前記第1メモリ領域に書込まれた前記再生情報の書換えを禁止することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の装置ユニット。
  7. 前記再生情報に再生メーカーに係わる情報が含まれていないときに、前記第1メモリ領域への書込みを禁止することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の装置ユニット。
  8. 前記再生情報とは異なる固定情報を保持する第2メモリ領域をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の装置ユニット。
  9. 前記固定情報は、新規に製造されたときの情報であることを特徴とする請求項8に記載の装置ユニット。
  10. 前記新規に製造されたときの情報は、装置ユニットを特定するID情報であることを特徴とする請求項9に記載の装置ユニット。
  11. 前記固定情報は、新規に製造されたときに設置される前記画像形成装置本体に係わる情報であることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の装置ユニット。
  12. 前記固定情報は、再生処理がおこなわれるときに交換される交換部品を特定する情報であって、
    前記交換部品を特定する情報に基いて再生処理がおこなわれることを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれかに記載の装置ユニット。
  13. 像担持体及びクリーニングブレードのうち少なくとも1つを備え、
    前記交換部品は、前記像担持体及びクリーニングブレードのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項12に記載の装置ユニット。
  14. 前記第2メモリ領域に書込まれた前記固定情報の書換えを禁止することを特徴とする請求項8〜請求項13のいずれかに記載の装置ユニット。
  15. 前記再生情報とは異なる変動情報を保持する第3メモリ領域をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の装置ユニット。
  16. 前記変動情報は、前記画像形成装置本体における使用履歴に係わる情報であることを特徴とする請求項15に記載の装置ユニット。
  17. 前記使用履歴に係わる情報は、故障履歴及び異常履歴のうち少なくとも1つに係わる情報であることを特徴とする請求項16に記載の装置ユニット。
  18. 前記第3メモリ領域に保持された前記変動情報に基いて再生処理がおこなわれることを特徴とする請求項15〜請求項17のいずれかに記載の装置ユニット。
  19. 像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体上に形成される潜像を現像する現像部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つと、前記像担持体とが一体的に保持されたプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれかに記載の装置ユニット。
  20. 像担持体、前記像担持体を帯電する帯電部、前記像担持体上に形成される潜像を現像する現像部、前記像担持体上に形成されるトナー像を被転写材に転写する転写部、前記像担持体をクリーニングするクリーニング部、トナーが収納されたトナーカートリッジ、のうちのいずれか1つ又は複数がユニット化されたものであることを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれかに記載の装置ユニット。
  21. ICタグを備え、
    前記不揮発性メモリは、前記ICタグに設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項20のいずれかに記載の装置ユニット。
  22. 請求項1〜請求項21のいずれかに記載の装置ユニットを前記画像形成装置本体に着脱自在に設置したことを特徴とする画像形成装置。
  23. 前記装置ユニットが再生処理されたものであって前記第1メモリ領域に前記再生情報の一部又は全部が保持されていないときに、警告表示をおこなうことを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記装置ユニットが再生処理されたものであって前記第1メモリ領域に前記再生情報の一部又は全部が保持されていないときに、画像形成に係わる動作を禁止することを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の画像形成装置。
  25. 前記第1メモリ領域に保持された前記再生情報に基いて前記画像形成装置本体の動作条件を制御することを特徴とする請求項22〜請求項24のいずれかに記載の画像形成装置。
  26. 請求項1〜請求項21のいずれかに記載の装置ユニットについて再生処理をおこなうことを特徴とする再生システム。
  27. 前記第1メモリ領域に前記再生情報を書込む書込み手段を備えたことを特徴とする請求項26に記載の再生システム。
  28. 前記不揮発性メモリに書込まれた情報を読込む読込み手段を備えたことを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の再生システム。
JP2003373846A 2003-08-22 2003-11-04 装置ユニット、及び、画像形成装置 Expired - Fee Related JP4507061B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003373846A JP4507061B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 装置ユニット、及び、画像形成装置
US10/922,973 US7295787B2 (en) 2003-08-22 2004-08-23 Device unit, an image forming apparatus, a management system, and a recycling system capable of using non-genuine device unit as replacement product
US11/864,359 US7738799B2 (en) 2003-08-22 2007-09-28 Device unit, an image forming apparatus, a management system, and a recycling system capable of using non-genuine device unit as replacement product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003373846A JP4507061B2 (ja) 2003-11-04 2003-11-04 装置ユニット、及び、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005140800A true JP2005140800A (ja) 2005-06-02
JP4507061B2 JP4507061B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=34685750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003373846A Expired - Fee Related JP4507061B2 (ja) 2003-08-22 2003-11-04 装置ユニット、及び、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4507061B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333876A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2008268455A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の印刷制御方法及び印刷制御プログラム
JP2010188574A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、インクカートリッジ装着確認方法及びプログラム
JP2010204446A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Sharp Corp プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジを備えた画像形成装置
US8131162B2 (en) 2007-12-21 2012-03-06 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus for detecting a non-qualified developer cartridge
WO2023054330A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置および決定方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05210304A (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 Fujitsu Ltd 像形成装置
JPH11327368A (ja) * 1998-04-25 1999-11-26 Samsung Electronics Co Ltd 現像剤ユニット及びこれを用いた画像形成装置の作動方法
JP2002072781A (ja) * 2000-08-23 2002-03-12 Minolta Co Ltd プロセスカートリッジ
JP2002318511A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Casio Electronics Co Ltd 再生状態識別機能付き消耗品及び画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05210304A (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 Fujitsu Ltd 像形成装置
JPH11327368A (ja) * 1998-04-25 1999-11-26 Samsung Electronics Co Ltd 現像剤ユニット及びこれを用いた画像形成装置の作動方法
JP2002072781A (ja) * 2000-08-23 2002-03-12 Minolta Co Ltd プロセスカートリッジ
JP2002318511A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Casio Electronics Co Ltd 再生状態識別機能付き消耗品及び画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333876A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP4701129B2 (ja) * 2006-06-13 2011-06-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP2008268455A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の印刷制御方法及び印刷制御プログラム
US8131162B2 (en) 2007-12-21 2012-03-06 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus for detecting a non-qualified developer cartridge
JP2010188574A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、インクカートリッジ装着確認方法及びプログラム
JP2010204446A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Sharp Corp プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジを備えた画像形成装置
WO2023054330A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置および決定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4507061B2 (ja) 2010-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7738799B2 (en) Device unit, an image forming apparatus, a management system, and a recycling system capable of using non-genuine device unit as replacement product
EP1363172A2 (en) Machine post-launch process optimization through customer replaceable unit memory programming
US7606505B2 (en) Image forming method and apparatus capable of effectively performing charging operation
JP2004001512A (ja) 顧客交換可能なユニット(cru)及びcruを有する機械の作動方法
US7292794B2 (en) System, apparatus, and method for preventing access to information stored in a consumable item of an image forming apparatus
JP2010032947A (ja) 画像形成装置
US7289741B2 (en) Image forming apparatus, unit for installation in the image forming apparatus, and administration system monitoring use state of the image forming apparatus
JP4412583B2 (ja) 装置ユニット、画像形成装置、及び、管理システム
JP4507061B2 (ja) 装置ユニット、及び、画像形成装置
JP2000019803A (ja) 消耗品ユニット及びこれを用いた画像形成装置及びその再利用システムとその方法
US20110243593A1 (en) Image forming apparatus and method
JP4239381B2 (ja) 画像形成装置
JP4530250B2 (ja) 画像形成装置
JP4731799B2 (ja) 画像形成装置
JP2005151175A (ja) 画像形成装置及びデータ読み出し方法
JP4542870B2 (ja) 画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP4662231B2 (ja) 画像形成装置、及び、管理システム
JP2002323812A (ja) 現像ユニット及び該現像ユニットを有する画像形成装置
US8107828B2 (en) Image forming apparatus and method
JP4917372B2 (ja) 画像形成装置
JP2003043901A (ja) 画像形成装置
JP2002182532A (ja) 画像形成装置、画像形成装置用交換部品及びicチップ
JP2005084141A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2006201486A (ja) 画像形成装置
JP4452571B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061023

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100421

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees