JP4917372B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、より詳細には、現像剤補給容器等の交換ユニットを装置本体に対して着脱自在にした画像形成装置に関し、特に、交換ユニットに設けられた記憶手段に記憶したデータに応じて処理を実行する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成を行う複写機やプリンタ等の画像形成装置では、装置としての動作を保証するために、装置に対して着脱自在に構成される消耗品を交換可能にユニット化した交換ユニットが用いられる。このような交換ユニットとして例えば現像剤補給容器がある。画像形成装置に装着された現像剤補給容器は、像担持体の表面に形成された静電潜像を顕像化する現像装置の現像槽における現像剤の収容量が減少した際に、現像槽に対して現像剤を補給することで、装置として動作が停止することがないようにしている。
通常現像剤補給容器は、例えば現像剤の特性等の固有の情報を記憶するメモリ等の記憶手段を備えている。そして画像形成装置は、そのメモリに記憶されている情報を読み取り、読み取った情報から現像剤補給容器の適否を判定して表示するだけでなく、読み取った情報及び現像剤の消費量等に基づいて画像形成時のプロセス条件を変更するものがある。
このようなメモリの記憶内容に応じた処理を行う構成は、現像剤補給容器のみならず、ドラムユニット等の画像形成装置に着脱自在にされた他の交換ユニットについても同様に適用される。
上記のような交換ユニットの記憶手段との間でデータを転送する構成に関し、例えば特許文献1には、プロセスカートリッジに装着された不揮発性メモリにデータ転送中にドアオープンされた場合でも、データ欠損のおそれをなくすようにした画像形成装置が開示されている。
また特許文献2には、消耗材ユニットのメモリに書き込み中に保護カバーが開閉されても、消耗材ユニットが取り出されない場合は、不要なデータ転送を行わず、データ転送の再開のみ行うように構成された画像形成装置が開示されている。
また特許文献3には、交換する部品に添付された情報も記憶するようにして、画像形成装置の使用者による部品やサプライの交換およびメンテナンス性を向上させるようにした画像形成装置及びカートリッジが開示されている。
特開2002−72815号公報 特開2004−309945号公報 特開2005−195634号公報
上述のように交換ユニットのメモリには、その交換ユニットを識別するためのデータのみならず、その交換ユニットの各種の仕様データや、交換ユニットが収容する消耗品の仕様データあるいは残量データ、リサイクル回数データなど、多くの種類のデータを保持することができる。特に、近年の画像形成装置の高機能化、高集積化、仕様の多様化等を鑑みるとき、交換ユニットを適切に動作させるために、その交換ユニットに保持させるデータ種類や量が増大する傾向がある。
また画像形成装置では、交換ユニットのメモリに予め保持させたデータを読み出すだけでなく、交換ユニットのメモリのデータを書き換える処理を行う必要が生じる場合もある。例えば、交換ユニットの累積使用回数データを書き換えたり、現像剤の残量情報を書き換えたりする必要が生じる場合がある。
そしてこのような大量のデータ転送や、双方向(交換ユニットのメモリからの読み出し/メモリへの書き込み)に対応したデータ転送を行う場合に、データ転送を高速かつ確実に実行できる構成が求められる。
しかしながら、従来の画像形成装置においては、交換ユニットと画像形成装置とは一つのコネクタで接続され、画像形成装置が交換ユニットとの間でデータ転送を行うための経路は一つしかなかった。このため、大量のデータ転送に対する適応が十分でなく、また双方向のデータ転送を行う場合にも逐次転送となって効率が悪い、という課題が生じている。
このような課題に対して、上記の特許文献1及び特許文献2の画像形成装置は、交換ユニットと画像形成装置との間のデータ転送経路が一つしかなく、交換ユニットに保持しているデータを単一の経路により送受信するだけであって、上述のごとくの課題を解決することはできない。また特許文献3では、データの転送経路は二つあるものの、交換ユニット側に設けられた記憶部の一つに対して一つの専用経路を設けただけであって、記憶部と経路との関係は1対1であり、記憶部と経路との関係に関しては従来と同様といえる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、交換ユニットとの間でデータ転送を行うための経路を複数備えることにより、転送データ量の増大及び双方向通信の要求に対しても、高速かつ高精度でデータ転送を可能とした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、固有のデータを記憶した記憶手段を備えた交換ユニットが着脱自在に装着され、記憶手段との間でデータ転送を可能とするために交換ユニットに接続する接続部を備え、接続部は、データを転送するための複数の経路を備え、経路ごとに特定のデータを転送させる画像形成装置であって、画像形成装置は、転送させるデータの種類に応じて使用する経路を予め定めておき、予め定めた経路を使用してデータ転送を行い、装着された交換ユニットから、交換ユニットを動作させるために必要とするデータが転送された際、全てのデータが予め定めた経路で転送されなかった場合、装着された交換ユニットを使用した動作を変更し、動作の変更は、所定頻度で実行されるべき画質調整の頻度を変更し、所定頻度よりも画質調整の間隔が長期間となる頻度にすることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、転送させるデータの種類に応じて、複数の経路のうち特定の一つの経路を使用することを予め定めておき、特定の一つの経路は、転送させるデータの種類毎に該データの長さに応じて定めることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、転送させるデータの種類に応じて、複数の経路のうち特定の一または複数の経路を使用することを予め定めておき、複数の経路を使用してデータを転送する場合、同じデータを複数の経路で転送させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第2またはの技術手段において、装着された交換ユニットから、交換ユニットを動作させるために必要とするデータが予め定めた経路で転送された場合に、装着された交換ユニットを使用した動作を許可することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段において、交換ユニットが、現像装置の現像槽に供給すべき現像剤を収容した現像剤補給容器であり、記憶手段が記憶する固有のデータが、現像剤補給容器に収容された現像剤の識別データを含むことを特徴としたものである。
本発明によれば、交換ユニットとの間でデータ転送を行うための経路を複数備えることにより、転送データ量の増大及び双方向通信の要求に対しても、高速かつ高精度でデータ転送を可能とすることができる。
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態を説明するための図で、本発明の画像形成装置を適用可能なデジタル複写機の概略構成を示すものである。
デジタル複写機1は、上面に配置された透明ガラス体の原稿台2上に載置された原稿の画像を原稿台2の底面側に配置されたスキャナ部3によって読み取り、画像形成部4において用紙Pに対して画像データに基づく電子写真方式の画像形成を行う。
スキャナ部3は、光源11、ミラー12〜14、レンズ15及び光電変換素子(CCD)16を備えている。光源11はミラー11とともに所定の速度Vで原稿台2の底面に平行に往復移動し、原稿台2上に載置された原稿の画像面を露光走査する。ミラー12は、V/2の速度で移動するミラー13,14とともに光路長を一定にして原稿の画像面における反射光をレンズ15方向に配光する。レンズ15は、原稿の画像面における反射光をCCD16の受光面に結像する。CCD16は、受光面における反射光の受光量に応じた信号を出力する。CCD16から出力された受光信号は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換された後に所定の画像処理を施され、画像データとして画像形成部4に供給される。
画像形成部4には、中央部に像担持体である感光体ドラム23が回転自在に支持されていて、感光体ドラム23の周囲に帯電器26、レーザスキャンユニット(LSU)21、現像ユニット24及び転写器25が感光体ドラム23の回転方向に沿ってこの順に配置されている。感光体ドラム23の表面には、光導電作用を有する感光層が形成されている。帯電器26は、感光体ドラム23の表面に単一極性の電荷を均一に付与する。LSU21は、画像処理部から供給される画像データに基づくレーザ光を照射して感光体ドラム23の表面に静電潜像を形成する。現像ユニット24は、感光体ドラム23の表面にトナーを供給して静電潜像をトナー像に可視像化する。転写器25は、感光体ドラム23の表面に担持されたトナー像を用紙Pの表面に転写する。
画像形成部4には、複数枚の用紙Pを収納した用紙カセット27が装着されており、用紙カセット27の上方から感光体ドラム23と転写器25との間を経由して排紙トレイ32に至る間に用紙搬送路5が形成されている。この用紙搬送路5には、給紙ローラ28、レジストローラ29、定着装置30及び排紙ローラ31が配置されている。感光体ドラム23の回転に先だって給紙ローラ28の回転によって用紙カセット27から給紙された1枚の用紙Pは、回転を停止しているレジストローラ29にその前端部が当接して停止する。
この後、感光体ドラム23の回転に同期したタイミングでレジストローラ29の回転が開始され、用紙Pは、その前端部が感光体ドラム23と転写器25との対向位置で感光体ドラム23の表面におけるトナー像の前端部に一致するタイミングで搬送され、転写器25によるトナー像の転写を受ける。トナー像が転写された用紙Pは、定着装置30による加熱及び加圧を受けてトナー像を堅牢に定着させた状態で、排紙ローラ31によって排紙トレイ32上に排出される。
上記の構成において、現像ユニット24は、現像ローラ41、攪拌ローラ42,43、ドクタ44及びトナーボックス45を備えている。トナーボックス45は、本発明の交換ユニットに該当する現像剤補給容器であり、現像ユニット24に補給すべきトナーを収容している。トナーボックス45は、デジタル複写機1の前面側に引き出された現像ユニット24の上面に着脱自在に装着される。また現像ユニット24自体も、デジタル複写機1に対して着脱自在にされている。
トナーボックス45には、本発明の記憶手段に相当するメモリを搭載した基板60が設けられている。メモリは、トナーボックス45に収容されたトナーの特性等の識別情報を含む固有の情報を記憶している。
デジタル複写機1にトナーボックス45を装着したときに、基板60に対向する位置にデジタル複写機の本体側の基板70が配置されている。そして各基板60,70間で接続部が形成されることにより、デジタル複写機の本体側と、トナーボックス45のメモリとの間でデータ転送が可能な経路が形成される。
本発明において、デジタル複写機の本体と交換ユニットとを接続する接続部は、本体側と交換ユニット側との間で少なくとも複数の経路が形成される構造を有している。そしてこれら接続部は、その形式を特に限定するものではないため、コネクタのような接触式の接続構造のみならず、RFIDや光通信等による非接触式の接続構造を適用することができる。
図2は、画像形成装置本体と交換ユニットとの接続状態を説明するための図で、図中、10は画像形成装置本体、51は第1の経路、52は第2の経路、60は交換ユニットが備える基板、70は画像形成装置本体が備える基板である。画像形成装置本体10は、図1に示すデジタル複写機1の本体に相当し、交換ユニットはトナーボックス45に相当する。
例えば図1の構成において、トナーボックス45が装着された現像ユニット24をデジタル複写機1内にセットすることにより、トナーボックス45とデジタル複写機1との間で複数の経路(本例では二つの経路)が形成される。このようにデータ転送を行うための経路を複数備えることにより、転送データ量の増大及び双方向通信の要求に対しても、高速かつ高精度でデータ転送を可能とすることができる。
図2に示すように、交換ユニット(ここではトナーボックス45)の基板60には、CPU62とメモリ61が備えられる。これらはICチップとして構成されていてもよい。そして基板60は、接続相手の基板70との間でそれぞれ経路51,52を形成するための第1のI/F63、及び第2のI/F64を備えている。
そして接続相手の本体側の基板70には、上記第1のI/F63、及び第2のI/F64との間でそれぞれ経路51,52を形成するための第1のI/F75、及び第2のI/F76が備えられている。さらに本体側の基板70には、メモリ71と、CPU72と、コントローラ73と、電源Vcc74とが備えられる。コントローラ73は、画像形成装置本体10が備える操作パネル80内のディスプレイ81に対して、CPU72の制御に基づく表示データを供給する。
上記のI/F63,64,75,76としては、二つの経路51,52をそれぞれ所定形式で形成できる構成が適宜採用される。本例では、第1の経路51として、コネクタによる接触式接続構造が用いられ、第2の経路52として、光通信等による非接触式構造が用いられる。上記のようにこれら経路51,52の接続方式は特に限定されることなく、接触式でも非接触式でもよく、また接続部のデータ伝送媒体(金属線、光、電波等)を限定するものでもなく、あるいはデータ転送性能を限定するものでもない。さらに複数の経路51,52における接続方式の組み合わせも特に限定するものではない。
図3は、二つの接続経路における接続方式の組み合わせの例を説明する図である。図2において、第1のI/Fにより形成される第1の経路51と、第2のI/Fにより形成される第2の経路52とは、S1〜S4のいずれかの組み合わせを適宜選択することができる。すなわち、第1の経路51と第2の経路52とにおいて、接触式接続構造同士の組み合わせ(S1)、接触式接続構造と非接触式接続構造との組み合わせ(S2,S3)、及び非接触式接続構造同士の組み合わせ(S4)を適宜に任意に採用することができる。またこのときに、接触式同士あるいは非接触式同士の接続構造であっても、その具体的な構成が同じである必要はなく、データ転送性能(転送量や転送品質)やデータ転送媒体が異なるものであってもよい。
図2の接続例では、第1の経路51はコネクタ接続され、第2の経路52は非接触で接続されている。本例では、第1の経路51において、電源ライン51a,クロックライン51b、装着ライン51c、データライン51d、GNDライン51eが形成されている。これによって、交換ユニット側のCPU62は、電源ライン51aを介して本体側の基板70から電源Vocの供給を受けるとともに、GNDライン51eを介して接地されて動作可能な状態となる。
交換ユニット側のCPU62には、本体側のCPU72からクロックライン51bを介してクロックパルスが供給され、CPU62はデータライン51dを介してデータの送受信が可能とされる。さらに、交換ユニット側のCPU62には、本体側のCPU72から装着ライン51dを介してCPU62とCPU72との電気的な接続状態をチェックするための情報が供給される。
図4は、画像形成装置本体と交換ユニットに備えられたメモリにおける記憶内容の一例を説明するための図である。
交換ユニット側の基板60に実装されたメモリ61の各アドレスには、トナーボックス45に関するデータが格納されている。例えば、メモリ61のアドレス0001には、トナーボックス45が使用可能なデジタル複写機の機種名や型番が格納され、アドレス0002には、トナーボックス45に収納されているトナー(現像剤)のロット番号が格納されている。
またメモリ61のアドレス0003にはトナーボックス45におけるトナーの残量が格納され、アドレス0004には、トナーボックス45が以前装着したものと同一であるか否かを確認するために本体側のCPU72で発生した乱数が格納されている。
さらにメモリ61のアドレス0005には、トナーボックス45の容器のリサイクル回数が格納され、アドレス0006には、トナーボックス45が初期使用状態であるか否かを表すデータが格納され、アドレス0007には、トナーボックス45が使用済みであるか否かを表すデータが格納されている。
また本体側のメモリ71にも同様のデータが格納される。すなわち交換ユニット側のメモリ61が記憶しているトナーボックス45に関する情報を判別するために、CPU62から読み取った情報を格納するとともに、デジタル複写機1に関する情報を格納している。
この場合も図4に示すように、メモリ71の各アドレスに対して、デジタル複写機の機種名や型番、トナーの残量データ、トナーボックス45が以前装着したものと同一であるか否かを確認するためにCPU72が発生した乱数、交換ユニットのCPU62から読み取ったトナーボックス45の容器のリサイクル回数、トナーボックス45が初期使用状態であるか否かの判別結果を表すデータ、及びトナーボックス45が使用済みであるか否かの判別結果を表すデータが格納される。
またこの他、本体側のメモリ71には、所定の経路から所定のデータが転送されなかったときのエラーデータや、接続部が有効に機能しないときの装着エラーデータ、及び通信が異常であるときの通信異常データなどを格納することができる。
交換ユニット側のCPU62は、交換ユニットが本体に装着された際、あるいはCPU72からデータの読取要求が送信された際、メモリ61に格納しているデータを本体側のCPU72に対して送信する。また本体側のCPU72から書込要求とともに送信されたデータをメモリ61の所定のメモリエリアに格納する処理を行う。
このように、本体側と交換ユニット側との間で転送するデータには多くの種類があり、またデータの読み出しと書き込みを行うために双方向の通信が必要となる。このような例のみならず、近年の画像形成装置の高機能化、高集積化、仕様の多様化等に伴って、交換ユニットを適切に動作させるためにその交換ユニットに保持させるデータ種類や量が増大している。
本発明の一実施形態では、本体側と交換ユニット側との間でデータを転送する際に、転送させるデータの種類に応じて、複数の経路のうち特定の一つの経路を使用することを予め定めておく。
図5は、データの種類と使用経路との関係の設定例を説明するための図である。ここでは、本体側と交換ユニット側との間で転送すべきデータとして、データa,データb,及びデータcがあるものとする。
そして各データごとに、転送に使用する経路を予め定めておく。例えば図5の例では、各データごとの使用経路の組み合わせは、S1〜S6のいずれかを選択して設定することができる。図中の1,2の数値は、それぞれ第1の使用経路及び第2の使用経路を使用することを示している。
つまり、本発明の一実施形態では、転送させるデータは、その種類ごとに使用経路が予め定められている。そして交換ユニット側では、メモリ61にその転送ルールを保持しておき、CPU62は、本体側にデータを転送する際に、その転送ルールに従って特定の経路を使用してデータ転送を実施する。
一方、本体側においてもメモリ71にデータの転送ルールを保持しておく。そして本体側のCPU72は、転送されてきたデータの使用経路が転送ルールに合致しているかどうかを検証する。この場合、データの種類と使用経路が転送ルールと異なっているときに、その交換ユニットの機能の制限や動作の変更などの処理を行うようにしたり、交換ユニットの使用自体を禁止することができる。
すなわち、画像形成装置本体のCPU72は、交換ユニットを動作させるために必要とするデータが予め定めた経路で転送された場合には、装着された交換ユニットを使用した動作を許可するものとする。この場合、転送ルールに従って所定のデータが所定の経路を介して転送されているため、交換ユニットが正規の正常なものであると判断することができる。従ってこの場合には、その交換ユニットを使用した全ての通常の動作を許可する。
さらに画像形成装置本体のCPU72は、交換ユニットを動作させるために必要とするデータがその交換ユニットから転送された際に、全てのデータが予め定めた経路で転送されなかった場合、装着された交換ユニットを使用した動作を制限もしくは変更するようにしてもよい。ここでは転送すべきデータのうち、少なくとも一部のデータが所定の経路で転送されてこなかった場合には、その交換ユニットは正常なものではないと判断することができる。この場合に、その交換ユニットを使用した動作の一部を制限し、もしくは変更させる。あるいは、交換ユニットを使用した全ての動作を禁止するようにしてもよい。
例えば、トナーボックスにより供給するトナーにより画像形成する場合に、本来所定頻度で実行する画質調整を行わないようにしたり、あるいは画質調整の頻度を変更して、正常な頻度よりも長期間の頻度にしたりすることができる。このように正常ではない交換ユニットに対して動作制限や動作変更を行うことにより、基本的な動作を維持しつつ、交換ユニットの正常な動作が補償されない場合は、通常行っている画質調整などを省略して動作させる。
また上記の例でデータの種類毎に使用経路を定める場合、データの長さに応じて使用経路を定めるようにしてもよい。例えば、データ転送のための二つの経路のうち、相対的に一方の経路の転送信頼性もしくは転送量が他方の経路よりも高い場合、データ長の長いデータは、信頼性や転送量の高い経路を使用し、データ長が短いデータは相対的に信頼性や転送量の低い経路を使用するように設定することができる。
また本発明の他の実施形態では、画像形成装置の本体側と交換ユニット側との間でデータを転送する際に、転送させるデータの種類に応じて、複数の経路のうち特定の一または複数の経路を使用することを予め定めておくことができる。
図6は、データの種類と使用経路との関係の他の設定例を説明するための図である。ここでは図5と同様に、本体側と交換ユニット側との間で転送すべきデータとして、データa,データb,及びデータcがあるものとする。
そして各データごとに、転送に使用する経路を予め定めておく。図6の例では、各データごとの使用経路の組み合わせは、S1〜S6・・・のいずれかを選択して設定することができる。図中の1,2の数値は、それぞれ第1の使用経路及び第2の使用経路を使用することを示している。
つまり、本発明の他の実施形態では、転送させるデータは、その種類ごとに使用経路が予め定められているが、データの種類によっていずれか1方の経路のみを用いるようにしてもよく、二つの経路の両方を用いるようにしてもよい。また接続部として三つ以上の経路を持つ場合、それらの全てもしくは一部を使用するように設定してもよい。複数の経路を使用してデータを転送する場合は、同じデータを複数の経路で転送させるようにする。
そして上記の実施形態と同様に、交換ユニット側では、メモリ61にその転送ルールを保持しておき、CPU62は、本体側に特定のデータを転送する際に、その転送ルールに従って特定の経路を使用してデータ転送を実施する。
本体側ではメモリ71にデータの転送ルールを保持し、CPU72は、転送されてきたデータの使用転送経路が転送ルールに合致しているかどうかを検証する。さらに複数の経路でデータが転送されてくるときに、これらのデータが一致しているかどうかを検証するようにしてもよい。
そして上記の実施形態と同様に、データの種類と使用経路が転送ルールと異なっている場合には、その交換ユニットの使用を禁止したり、機能の制限や動作の変更などの処理を行うようにすることができる。さらに本施形態においても、上記の実施形態と同様に、データの種類毎に使用経路を定める場合、データの長さに応じて使用経路を定めるようにしてもよい。
図7は、本発明による画像形成装置における交換ユニットとの間のデータ転送処理例を説明するためのフローチャートである。ここでは、交換ユニットから画像形成装置本体にデータを転送するものとする。
画像形成装置に対して交換ユニットが装着されたときに本例の処理が開始される。ここではまず、交換ユニットでデータ転送の前処理を行う(ステップS1)。前処理は、転送すべきデータと伝送経路の確認処理を含む。そして前処理の終了後、データ転送を開始する(ステップS2)。
交換ユニットから画像形成装置本体に対するデータ転送は、交換ユニットが画像形成装置本体に装着されたときに実行されるが、上述のように、画像形成装置本体から交換ユニットに対して転送された読取要求に応じて行われる場合もある。あるいは画像形成装置の電源がONになったときに、交換ユニットから画像形成装置に対して必要なデータを転送するようにしてもよい。
データの転送が完了すると(ステップS3―YES)、画像形成装置本体では、転送されたデータを確認する(ステップS4)。データがOKであれば(ステップS5―YES)、そのデータを保存し(ステップS6)、画像形成装置本体の表示部にレディ表示を行う(ステップS7)。
また上記ステップS5でデータ転送がOKでなれば、このときのデータの転送経路の異常であるかどうかを判別し(ステップS8)、転送経路の異常であれば、その異常に従って所定の動作制限/動作の変更/動作の禁止処理をおこなう(ステップS9)。このとき必要に応じてこれらの動作制限等の表示を行ってもよい。
またステップS8で転送経路の異常でなければ、交換ユニットを再装着するように要求する表示を行う(ステップS10)。そしてユーザが、その再装着要求に応じて交換ユニットを再装着する(ステップS10―YES)。再装着された交換ユニットでは、再度データ転送の前処理を行ってデータ転送を行う(ステップS1,S2)。
本発明による画像形成装置の一実施形態を説明するための図である。 画像形成装置本体と交換ユニットとの接続状態を説明するための図である。 二つの接続経路における接続方式の組み合わせの例を説明する図である。 画像形成装置本体と交換ユニットに備えられたメモリにおける記憶内容の一例を説明するための図である。 データの種類と使用経路との関係の設定例を説明するための図である。 データの種類と使用経路との関係の他の設定例を説明するための図である。 本発明による画像形成装置における交換ユニットとの間のデータ転送処理例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…デジタル複写機、2…原稿台、3…スキャナ部、4…画像形成部、5…用紙搬送路、10…画像形成装置本体、11…ミラー、11…光源、12…ミラー、13,14…ミラー、15…レンズ、16…CCD、21…LSU、23…感光体ドラム、24…現像ユニット、25…転写器、26…帯電器、27…用紙カセット、28…給紙ローラ、29…レジストローラ、30…定着装置、31…排紙ローラ、32…排紙トレイ、41…現像ローラ、42,43…攪拌ローラ、44…ドクタ、45…トナーボックス、46…ICチップ、51,52…経路、51a…電源ライン、51b…クロックライン、51c…装着ライン、51d…データライン、51d…装着ライン、51e…GNDライン、60,70…基板、61,71…メモリ、62,72…CPU、63,75…第1のI/F、64,76…第2のI/F、73…コントローラ、74…電源Vcc、80…操作パネル、81…ディスプレイ。

Claims (5)

  1. 固有のデータを記憶した記憶手段を備えた交換ユニットが着脱自在に装着され、前記記憶手段との間でデータ転送を可能とするために前記交換ユニットに接続する接続部を備え、前記接続部は、データを転送するための複数の経路を備え、該経路ごとに特定のデータを転送させる画像形成装置であって、
    該画像形成装置は、転送させるデータの種類に応じて使用する前記経路を予め定めておき、該予め定めた経路を使用してデータ転送を行い、
    装着された前記交換ユニットから、該交換ユニットを動作させるために必要とするデータが転送された際、全ての該データが前記予め定めた経路で転送されなかった場合、前記装着された交換ユニットを使用した動作を変更し、
    前記動作の変更は、所定頻度で実行されるべき画質調整の頻度を変更し、前記所定頻度よりも画質調整の間隔が長期間となる頻度にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、転送させるデータの種類に応じて、前記複数の経路のうち特定の一つの経路を使用することを予め定めておき、
    前記特定の一つの経路は、前記転送させるデータの種類毎に該データの長さに応じて定めることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、転送させるデータの種類に応じて、前記複数の経路のうち特定の一または複数の経路を使用することを予め定めておき、
    前記複数の経路を使用してデータを転送する場合、同じデータを前記複数の経路で転送させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像形成装置において、該画像形成装置は、装着された前記交換ユニットから、該交換ユニットを動作させるために必要とするデータが前記予め定めた経路で転送された場合に、前記装着された交換ユニットを使用した動作を許可することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成装置において、前記交換ユニットは、現像装置の現像槽に供給すべき現像剤を収容した現像剤補給容器であり、前記記憶手段が記憶する固有のデータは、現像剤補給容器に収容された現像剤の識別データを含むことを特徴とする画像形成装置。
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