JP7000850B2 - ドラムカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

ドラムカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7000850B2
JP7000850B2 JP2017252304A JP2017252304A JP7000850B2 JP 7000850 B2 JP7000850 B2 JP 7000850B2 JP 2017252304 A JP2017252304 A JP 2017252304A JP 2017252304 A JP2017252304 A JP 2017252304A JP 7000850 B2 JP7000850 B2 JP 7000850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
drum
terminal
main body
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017252304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019117345A (ja
Inventor
智康 矢吹
貴史 鈴木
忠雄 京谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017252304A priority Critical patent/JP7000850B2/ja
Publication of JP2019117345A publication Critical patent/JP2019117345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7000850B2 publication Critical patent/JP7000850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、ドラムカートリッジおよび画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、ドラムカートリッジを有する。ドラムカートリッジは、複数の感光ドラムを有する。複数のトナーカートリッジは、ドラムカートリッジに対して着脱可能である。ドラムカートリッジにトナーカートリッジが装着されると、トナーカートリッジの現像ローラと、ドラムカートリッジの感光ドラムとが接触する。
ドラムカートリッジを有する画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2010-128336号公報
また、従来、記憶媒体であるトナーメモリを有するトナーカートリッジが知られている。トナーメモリには、トナーカートリッジに関する種々の情報が記憶される。近年では、画像形成装置において、トナーカートリッジだけではなく、ドラムカートリッジに関しても、多くの情報が扱われる。このため、ドラムカートリッジにも、記憶媒体であるドラムメモリを搭載することが求められている。
しかしながら、トナーカートリッジにトナーメモリを搭載し、かつ、ドラムカートリッジにドラムメモリを搭載すると、画像形成装置には、トナーメモリと電気的に接続するための端子と、ドラムメモリと電気的に接続するための端子と、が必要になる。これにより、画像形成装置に、多くの端子が必要となる。
本発明の目的は、ドラムカートリッジにドラムメモリを搭載し、かつ、端子の数を減らすことができる構造を提供することである。
本発明は、画像形成装置に装着可能なドラムカートリッジであって、記憶媒体であるトナーメモリを有するトナーカートリッジが複数装着可能なフレームと、感光ドラムと、ドラム回路基板であって、前記画像形成装置と電気的に接続可能な複数の本体側端子と、前記複数のトナーカートリッジのそれぞれが有する前記トナーメモリと電気的に接続可能な複数のトナー側端子と、前記本体側端子と前記トナー側端子とを繋ぐ複数の中継線と、を有するドラム回路基板と、プロセッサと、記憶媒体であるドラムメモリと、を備え、前記プロセッサは、前記ドラムメモリに記憶されたプログラムに従って、前記複数のトナー側端子のうち、通信先となるトナー側端子を切り替えるか、または、通信先となるトナー側端子を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とする。
本発明によれば、端子の数を減らすことができる。
画像形成装置の概念図である。 ドラムカートリッジの斜視図である。 トナーカートリッジの斜視図である。 第1電気端子、第2電気端子、およびこれらを接続するハーネスの斜視図である。 トナーカートリッジの斜視図である。 制御部、ドラム回路基板、および4つのトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 ドラムカートリッジ装着後の処理の流れを示すフローチャートである。 第1判定処理の流れを示すフローチャートである。 第2判定処理の流れを示すフローチャートである。 本体情報のドラムメモリへの書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 トナー情報のドラムメモリへの書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 感光ドラムの回転数の更新処理の流れを示すフローチャートである。 感光ドラムの帯電時間の更新処理の流れを示すフローチャートである。 エラー履歴のドラムメモリへの書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第3実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第4実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第4実施形態における異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第6実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第7実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第8実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。 第9実施形態の制御部、ドラム回路基板、およびトナー回路基板の間の電気的接続を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明においては、感光ドラムの回転軸が延びる方向を「第1方向」と称する。また、複数の感光ドラムが並ぶ方向を「第2方向」と称する。第1方向と第2方向とは、互いに交差(好ましくは直交)する。
<1.第1実施形態>
<1-1.画像形成装置の構成について>
図1は、画像形成装置100の概念図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザプリンタまたはLEDプリンタが挙げられる。図1に示すように、画像形成装置100は、本体ケーシング101、制御部102、ディスプレイ103、ドラムカートリッジ1、および複数のトナーカートリッジ2を有する。
複数のトナーカートリッジ2は、ドラムカートリッジ1に対して、個別に装着可能である。また、複数のトナーカートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1は、本体ケーシング101に対して装着可能である。複数のトナーカートリッジ2は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)のトナー(現像剤)を収容する。画像形成装置100は、複数のトナーカートリッジ2から供給されるトナーにより、印刷用紙の記録面に画像を形成する。本実施形態のドラムカートリッジ1に装着されるトナーカートリッジ2の数は、4つである。ただし、ドラムカートリッジ1に装着されるトナーカートリッジ2の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、ドラムメモリ151と、を有する。ドラムメモリ151は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。複数のトナーカートリッジ2は、それぞれ、トナー回路基板24と、トナーメモリ241とを有する。トナーメモリ241は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。
制御部102は、画像形成装置100の本体ケーシング101内に位置する。制御部102は、例えば、回路基板と、CPU等のプロセッサ105と、記憶媒体である本体メモリ106とを有する。制御部102は、プログラムに従ってプロセッサ105が動作することにより、画像形成装置100における諸処理を実行する。具体的には、制御部102は、本体メモリ106から情報を読み出す第1読出処理と、第1読出処理により読み出された情報に基づいて、画像形成装置100を動作させる動作処理と、を実行する。
ドラムカートリッジ1に複数のトナーカートリッジ2が装着されると、各トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と、ドラム回路基板15とが、電気的に接続される。また、複数のトナーカートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1が画像形成装置100の本体ケーシング101に装着されると、本体ケーシング101内の制御部102とドラム回路基板15とが、電気的に接続される。すなわち、各トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と、制御部102とが、ドラム回路基板15を介して電気的に接続される。
ディスプレイ103は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイである。ディスプレイ103は、制御部102からの指令に従って、画像形成装置100の動作に関する種々の情報を画面上に表示する。
<1-2.ドラムカートリッジの構成について>
続いて、ドラムカートリッジ1の構成について説明する。図2および図3は、ドラムカートリッジ1の斜視図である。
図2および図3に示すように、ドラムカートリッジ1は、複数の感光ドラム11、フレーム12、第1電気端子13、複数の第2電気端子14、およびドラム回路基板15を有する。本実施形態では、感光ドラム11の数は4つである。また、第2電気端子14の数は4つである。
感光ドラム11は、トナーカートリッジ2から供給されるトナーを、印刷用紙に転写するための部材である。複数の感光ドラム11は、第2方向に間隔をあけて配列される。各感光ドラム11は、第1方向に延びる円筒状の外周面を有する。感光ドラム11の外周面は、感光材料に被覆されている。また、各感光ドラム11は、第1方向に延びる回転軸について回転可能である。
フレーム12は、複数の感光ドラム11を保持する枠体である。フレーム12は、複数のトナーカートリッジホルダ121を有する。複数のトナーカートリッジホルダ121は、第2方向に間隔をあけて配列される。トナーカートリッジ2は、トナーカートリッジホルダ121に装着される。したがって、このフレーム12には、複数のトナーカートリッジ2が装着可能である。トナーカートリッジホルダ121にトナーカートリッジ2が装着されると、感光ドラム11の外周面と、トナーカートリッジ2の後述する現像ローラ22の外周面とが、接触する。
図4は、第1電気端子13、第2電気端子14、ドラム回路基板15、およびこれらを接続するハーネス16,17の斜視図である。
第1電気端子13は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着されたときに、本体ケーシング101内に設けられた端子と電気的に接続される部分である。第1電気端子13は、例えば、フレーム12の表面に固定される。ただし、第1電気端子13は、フレーム12に対して移動不能であってもよく、僅かに移動可能であってもよい。第1電気端子13は、複数の第1端子131を有する。各第1端子131は、露出した導体である。各第1端子131は、ドラム回路基板15の後述する複数の本体側端子31と電気的に接続される。
第2電気端子14は、トナーカートリッジホルダ121にトナーカートリッジ2が装着されたときに、後述するトナー回路基板24の端子242と電気的に接続される部分である。第2電気端子14は、トナーカートリッジホルダ121毎に設けられる。各第2電気端子14は、トナーカートリッジホルダ121の第1方向の端部に位置する。また、各第2電気端子14は、例えば、フレーム12の表面に固定される。ただし、第2電気端子14は、フレーム12に対して移動不能であってもよく、僅かに移動可能であってもよい。各第2電気端子14は、それぞれ、複数の第2端子141を有する。各第2端子141は、露出した導体である。各第2端子141は、ドラム回路基板15の後述する複数のトナー側端子32と電気的に接続される。
ドラム回路基板15は、第1電気端子13および第2電気端子14と電気的に接続された回路基板である。ドラム回路基板15は、例えば、フレーム12の表面に固定される。図4に示すように、ドラム回路基板15と第1電気端子13とは、第1ハーネス16を介して、電気的に接続される。また、ドラム回路基板15と第2電気端子14とは、第2ハーネス17を介して、電気的に接続される。第1ハーネス16および第2ハーネス17には、例えば、複数の導線を含むワイヤーハーネスが用いられる。
また、図4に示すように、ドラムカートリッジ1は、記憶媒体であるドラムメモリ151を有する。ドラムメモリ151は、ドラム回路基板15上に位置する。ドラムメモリ151には、ドラムカートリッジ1に関する種々の情報が記憶される。例えば、ドラムメモリ151には、ドラムカートリッジ1の識別のための情報およびドラムカートリッジ1の特性を示す情報の、少なくとも1つが記憶される。ドラムカートリッジ1の識別のための情報には、例えば、ドラムカートリッジ1の製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、の少なくとも1つが含まれる。ドラムカートリッジ1の特性を示す情報には、例えば、ドラムカートリッジ1の適合機種、ドラムカートリッジ1の仕様、感光ドラム11の寿命、感光ドラム11の帯電特性、新品であるかどうかを示す情報、感光ドラム11の回転数、感光ドラム11の帯電時間、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。なお、ドラムメモリ151は、ドラム回路基板15上に位置していなくても良い。具体的には、ドラムメモリ151は、フレーム12の表面に位置していても良い。
ドラムメモリ151は、書き換え不能な情報を記憶する第1記憶領域と、書き換え可能な情報を記憶する第2記憶領域と、を有する。第1記憶領域には、例えば、上述した製造シリアル番号、識別コード、適合機種、仕様、感光ドラム11の寿命、感光ドラム11の帯電特性、の少なくとも1つが記憶可能である。第2記憶領域には、例えば、ドラムカートリッジ1の使用状況が記憶可能である。ドラムカートリッジ1の使用状況には、例えば、上述した新品であるかどうかを示す情報、感光ドラム11の回転数、感光ドラム11の帯電時間、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。
また、ドラムメモリ151は、トナーカートリッジ2に関する情報も記憶可能である。例えば、ドラムメモリ151は、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2の個体識別情報を記憶可能である。個体識別情報は、例えば、後述するトナーメモリ241から読み出されて、ドラム回路基板15のドラムメモリ151に書き込まれる。このようにすれば、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2が、過去に装着されたものか、それとも初めて装着されたものかを、区別できる。ただし、ドラムメモリ151は、トナーカートリッジ2に関する情報を、記憶可能でなくてもよい。
また、ドラムメモリ151は、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2の使用履歴の情報を記憶可能である。トナーカートリッジ2の使用履歴の情報には、例えば、現像ローラ22の回転数、トナーの使用量、トナーカートリッジ2に関するエラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。このように、トナーカートリッジ2の使用履歴の情報をドラムメモリ151に記憶させておけば、不具合が生じたときに、複数のトナーカートリッジ2のトナーメモリ241を1つ1つ確認することなく、ドラムメモリ151を確認するだけで、不具合の解析を行うことができる。ただし、ドラムメモリ151は、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2の使用履歴の情報を、記憶可能でなくてもよい。
<1-3.トナーカートリッジの構成について>
続いて、トナーカートリッジ2の構成について説明する。以下では、ドラムカートリッジ1に装着された状態におけるトナーカートリッジ2の構成を、上述した第1方向および第2方向を用いて説明する。
図5は、トナーカートリッジ2の斜視図である。図5に示すように、トナーカートリッジ2は、ケーシング21、現像ローラ22、複数のギア、カップリング231、ギアカバー232、トナー回路基板24およびトナーメモリ241を有する。
ケーシング21は、トナーを収容可能な筐体である。ケーシング21は、第1外表面211と第2外表面212との間で、第1方向に延びる。ケーシング21の内部には、収容室213が設けられている。トナーは、収容室213に収容される。また、ケーシング21は、開口214を有する。開口214は、第1方向および第2方向と交差する第3方向における、ケーシング21の一端に位置する。収容室213とケーシング21の外部空間とは、開口214を介して連通する。
現像ローラ22は、第1方向に延びる回転軸について回転可能なローラである。現像ローラ22は、ケーシング21の開口214に位置する。すなわち、現像ローラ22は、第3方向におけるケーシング21の一端に位置する。トナーカートリッジ2がドラムカートリッジ1に装着されたときには、現像ローラ22の外周面が、感光ドラム11の外周面に接触する。
トナーは、収容室213から、現像ローラ22を介して、感光ドラム11の外周面に供給される。その際、現像ローラ22の外周面に担持されたトナーは、感光ドラム11の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ22から感光ドラム11へ移動する。その結果、感光ドラム11の外周面において、静電潜像が可視像化される。
複数のギア、カップリング231およびギアカバー232は、ケーシング21の第1外表面211に位置する。ギアカバー232は、ケーシング21の第1外表面211に、例えばねじ止めで固定される。複数のギアの少なくとも一部は、ケーシング21の第1外表面211とギアカバー232との間に位置する。カップリング231は、ギアカバー232から露出する。トナーカートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1が画像形成装置100に装着されると、画像形成装置100の駆動シャフトがカップリング231に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング231および複数のギアを介して、現像ローラ22等に伝達される。
トナー回路基板24は、ホルダ25に保持される。ホルダ25は、第1方向において、ケーシング21の第1外表面211とギアカバー232との間に位置する。ただし、ホルダ25は、トナーカートリッジ2の他の位置に配置されていてもよい。また、ホルダ25は、ケーシング21およびギアカバー232に対して、第2方向に移動可能であることが好ましい。
トナー回路基板24は、複数の端子242を有する。各端子242は、露出した導体である。ドラムカートリッジ1のトナーカートリッジホルダ121にトナーカートリッジ2が装着されると、トナー回路基板24の各端子242が、第2電気端子14の複数の第2端子141に接触する。本実施形態では、トナー回路基板24の端子242の数は4つである。また、第2電気端子14の第2端子141の数は、4つである。
また、トナーカートリッジ2は、記憶媒体であるトナーメモリ241(図5では図示省略。図6参照)を有する。トナーメモリ241は、トナー回路基板24上に位置する。トナーメモリ241には、トナーカートリッジ2に関する種々の情報が記憶される。例えば、トナーメモリ241には、トナーカートリッジ2の識別のための情報およびトナーカートリッジ2の特性を示す情報の、少なくとも1つが記憶される。トナーカートリッジ2の識別のための情報には、例えば、トナーカートリッジ2の製造シリアル番号および純正品であることを示す識別コードの、少なくとも1つが含まれる。トナーカートリッジ2の特性を示す情報には、例えば、トナーカートリッジ2の適合機種、トナーカートリッジ2の仕様、トナーの容量、現像ローラ22の寿命、新品であるかどうかを示す情報、現像ローラ22の回転数、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。なお、トナーメモリ241は、トナー回路基板24上に位置していなくても良い。具体的には、トナーメモリ241は、ケーシング21上に位置していても良い。
<1-4.ドラム回路基板について>
続いて、ドラム回路基板15のより詳細な構成について、説明する。図6は、制御部102、ドラム回路基板15、およびトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図6に示すように、ドラム回路基板15は、本体側端子31と、トナー側端子32と、中継線33とを有する。
<1-4-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。本体側端子31は、本体側電圧端子31a、本体側接地端子31b、本体側クロック端子31c、および本体側信号端子31dを含む。なお、図6に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には8つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は5つである。また、制御部102の端子104の数は複数であり、具体的には8つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。本実施形態では、シリアル通信により情報の送受信を行う。なお、本実施形態の本体側信号端子31dの数は5つであり、制御部102の信号端子104dの数は、5つである。本体側信号端子31dのそれぞれは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、信号端子104dのそれぞれと、電気的に接続される。
<1-4-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15は、トナー回路基板24と、電気的に接続される。図6に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は、16個である。
以下では、ドラムカートリッジ1に装着される4つのトナーカートリッジ2を、第1トナーカートリッジ2A、第2トナーカートリッジ2B、第3トナーカートリッジ2C、および第4トナーカートリッジ2Dと称する。そして、第1トナーカートリッジ2Aのトナー回路基板24を第1トナー回路基板24Aと称し、第2トナーカートリッジ2Bのトナー回路基板24を第2トナー回路基板24Bと称し、第3トナーカートリッジ2Cのトナー回路基板24を第3トナー回路基板24Cと称し、第4トナーカートリッジ2Dのトナー回路基板24を第4トナー回路基板24Dと称する。
トナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループのトナー側端子32は、トナー側電圧端子32a、トナー側接地端子32b、トナー側クロック端子32c、およびトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、本体側信号端子31dのいずれか1つと、電気的に接続される。第1グループ32Aのトナー側信号端子32d、第2グループ32Bのトナー側信号端子32d、第3グループ32Cのトナー側信号端子32d、および第4グループ32Dのトナー側信号端子32dは、それぞれ異なる本体側信号端子31dと、電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とトナー回路基板24との間で、ドラム回路基板15を介して、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<1-4-3.中継線ついて>
中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。図6に示すように、本実施形態の中継線33の数は複数であり、具体的には8つである。より具体的には、電圧中継線33aの数は1つであり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は1つであり、信号中継線33dの数は5つである。
電圧中継線33aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。電圧中継線33aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、電圧中継線33aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。電圧中継線33aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側電圧端子31aを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32bおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。クロック中継線33cの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、クロック中継線33cの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。クロック中継線33cの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32cおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
信号中継線33dの数は、5つである。信号中継線33dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。信号中継線33dの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。信号中継線33dの第1端部は、トナー側信号端子32dと電気的に接続される。信号中継線33dの第2端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。信号中継線33dの第1端部の数は、4つであり、信号中継線33dの第2端部の数は、1つである。すなわち、4つの本体側信号端子31dと、4つのトナー側信号端子32dとは、第1端部を有する信号中継線33dによって、1対1に接続される。また、1つの本体側信号端子31dと、ドラムメモリ151とは、第2端部を有する信号中継線33dによって、1対1に接続される。
<1-4-4.ドラム回路基板による情報の中継について>
このように、トナーカートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1が、画像形成装置100の本体ケーシング101に装着された状態において、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15を介して電気的に接続される。このため、ドラム回路基板15は、制御部102とトナー回路基板24との間で、情報を中継することが可能である。例えば、ドラム回路基板15は、トナーメモリ241に記憶された情報を、第2ハーネス17およびトナー側端子32を介して取得し、取得した情報を、本体側端子31および第1ハーネス16を介して制御部102へ出力することができる。また、ドラム回路基板15は、制御部102から供給される情報を、第1ハーネス16および本体側端子31を介して取得し、取得した情報を、トナー側端子32および第2ハーネス17を介してトナー回路基板24へ出力することもできる。
なお、後述の第2実施形態~第9実施形態のように、ドラムカートリッジ1は、マルチプレクサ34、トランジスタアレイ35、CPU37等を有する場合がある。そして、ドラム回路基板15は、制御部102とトナー回路基板24との間で、これらのマルチプレクサ34、トランジスタアレイ35、CPU37を介して、情報を中継する場合がある。
このように、制御部102とトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継すれば、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図6のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図6のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図6のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図6のように、複数のトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図6のように、複数のトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図6のように、複数のトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<1-5.ドラムカートリッジ装着後の処理について>
続いて、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された後に、制御部102が行う処理について、説明する。図7は、制御部102による当該処理の流れを示したフローチャートである。
画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着されて、本体ケーシング101の前面のカバーが閉じられると、制御部102は、まず、第1判定処理を行う(ステップS1)。第1判定処理は、制御部102が、ドラムメモリ151と通信可能であるか否かを判定するとともに、ドラムメモリの認証を行う処理である。
図8は、第1判定処理の詳細を示したフローチャートである。第1判定処理においては、まず、制御部102のプロセッサ105は、本体メモリ106に、認証情報(第2ドラム認証情報)を送信する(ステップS11)(第3送信処理)。例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106のある記憶領域に記憶された認証情報(第2ドラム認証情報)を読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出した認証情報(第2ドラム認証情報)を、本体メモリ106の他の領域に送信する。その後、プロセッサ105は、その認証情報(第2ドラム認証情報)を、本体メモリ106の他の領域に記憶させる。そして、プロセッサ105は、本体メモリ106からの応答値(第3応答値)を受信する。
ここで、プロセッサ105が本体メモリ106からの応答値を受信しなかった場合、プロセッサ105と本体メモリ106との間の通信は有効でない(ステップS12:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS13)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶された本体通信エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出した本体通信エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、プロセッサ105が本体メモリ106からの応答値を受信した場合、プロセッサ105と本体メモリ106との間の通信は有効である(ステップS12:yes)。その場合、プロセッサ105は、ドラムメモリ151に、認証情報(第1ドラム認証情報)を送信する(ステップS14)(第1送信処理)。例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶された認証情報を読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出された認証情報を、ドラムメモリ151へ送信する。その後、プロセッサ105は、その認証情報を、ドラムメモリ151に記憶させる。そして、プロセッサ105は、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)を受信する(第1受信処理)。
ここで、プロセッサ105がドラムメモリ151からの応答値を受信しなかった場合、プロセッサ105とドラムメモリ151との間の通信は有効でない(ステップS15:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS16)(第1エラー出力処理)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラム通信エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラム通信エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、プロセッサ105がドラムメモリ151からの応答値を受信した場合、プロセッサ105とドラムメモリ151との間の通信は有効である(ステップS15:yes)。その場合、プロセッサ105は、次に、本体メモリ106からの応答値(第3応答値)と、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)とを、比較する(ステップS17)(第1比較処理)。具体的には、プロセッサ105は、本体メモリ106からの応答値(第3応答値)と、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)とが、一致するか否かを判定する。
本体メモリ106からの応答値(第3応答値)と、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)とが、一致しない場合(ステップS18:no)、第1判定処理におけるドラムメモリ151の認証は失敗である。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS19)(第1エラー出力処理)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラム認証エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラム認証エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、本体メモリ106からの応答値(第3応答値)と、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)とが、一致した場合(ステップS18:yes)、第1判定処理におけるドラムメモリ151の認証は成功である。その場合、プロセッサ105は、ステップS2の処理へ進む。
なお、制御部102は、本体メモリ106に、第1所定値を記憶しておいてもよい。そして、ステップS17(第1比較処理)において、プロセッサ105は、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)と、第1所定値とを比較してもよい。具体的には、プロセッサ105は、ドラムメモリ151からの応答値(第1応答値)と、第1所定値と、が一致するか否かを判定してもよい。
その場合、ドラムメモリ151からの応答値と第1所定値とが一致しなければ、ドラムメモリ151の認証は失敗である。したがって、プロセッサ105は、エラーを出力する。また、ドラムメモリ151からの応答値と第1所定値とが一致すれば、ドラムメモリ151の認証は成功である。したがって、プロセッサ105は、ステップS2の処理へ進む。
図7を再び参照する。ドラムメモリ151の認証が成功すると、次に、プロセッサ105は、ドラムメモリ151に記憶された情報を読み込む(ステップS2)。ここで読み込まれる情報には、例えば、上述したドラムカートリッジ1の製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、ドラムカートリッジ1の適合機種、ドラムカートリッジ1の仕様、感光ドラム11の寿命、感光ドラム11の帯電特性、新品であるかどうかを示す情報、感光ドラム11の回転数、感光ドラム11の帯電時間、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。
その後、プロセッサ105は、ドラムメモリ151から読み出された情報が、正常か否かを判定する(ステップS3)。具体的には、ドラムメモリ151から読み出された情報が、所定の条件に合致しているか否かを判定する。
ドラムメモリ151から読み出された情報が正常でない場合、その情報は、所定の条件に合致しない(ステップS4:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS5)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラムエラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラムエラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、ドラムメモリ151から読み出された情報が正常な場合、その情報は、所定の条件に合致する(ステップS4:yes)。その場合、プロセッサ105は、第2判定処理を行う(ステップS6)。第2判定処理は、制御部102が、トナーメモリ241と通信可能であるか否かを判定するとともに、トナーメモリ241の認証を行う処理である。
図9は、第2判定処理の詳細を示したフローチャートである。第2判定処理においては、まず、制御部102のプロセッサ105は、本体メモリ106に、認証情報(第2トナー認証情報)を送信する(ステップS61)(第4送信処理)。例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106のある記憶領域に記憶された認証情報を、本体メモリ106の他の領域に送信する。その後、プロセッサ105は、その認証情報を、本体メモリ106の他の領域に記憶させる。そして、プロセッサ105は、本体メモリ106からの応答値(第4応答値)を受信する。
ここで、プロセッサ105が本体メモリ106からの応答値を受信しなかった場合、プロセッサ105と本体メモリ106との間の通信は有効でない(ステップS62:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS63)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶された本体通信エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出した本体通信エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、プロセッサ105が本体メモリ106からの応答値を受信した場合、プロセッサ105と本体メモリ106との間の通信は有効である(ステップS62:yes)。その場合、プロセッサ105は、次に、トナーメモリ241に、認証情報(第1トナー認証情報)を送信する(ステップS64)(第2送信処理)。例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶された認証情報を読み出して、読み出された認証情報を、トナーメモリ241へ送信する。その後、プロセッサ105は、その認証情報を、トナーメモリ241に記憶させる。そして、プロセッサ105は、トナーメモリ241からの応答値(第2応答値)を受信する(第2受信処理)。
ここで、プロセッサ105がドラムメモリ151からの応答値を受信しなかった場合、プロセッサ105とトナーメモリ241との間の通信は有効でない(ステップS65:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS66)(第2エラー出力処理)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたトナー通信エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したトナー通信エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、プロセッサ105がドラムメモリ151からの応答値を受信した場合、プロセッサ105とトナーメモリ241との間の通信は有効である(ステップS65:yes)。その場合、プロセッサ105は、次に、本体メモリ106からの応答値(第4応答値)と、トナーメモリ241からの応答値(第2応答値)とを、比較する(ステップS67)(第2比較処理)。具体的には、プロセッサ105は、本体メモリ106からの応答値(第4応答値)と、トナーメモリ241からの応答値(第2応答値)とが、一致するか否かを判定する。
本体メモリ106からの応答値と、トナーメモリ241からの応答値とが、一致しない場合(ステップS68:no)、第2判定処理におけるトナーメモリ241の認証は失敗である。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS69)(第2エラー出力処理)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたトナー認証エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したトナー認証エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。ディスプレイ103に、エラーを示すメッセージを表示する。
一方、本体メモリ106からの応答値と、トナーメモリ241からの応答値とが、一致した場合(ステップS68:yes)、第2判定処理におけるトナーメモリ241の認証は成功である。その場合、プロセッサ105は、ステップS7の処理へ進む。
なお、制御部102は、本体メモリ106に、第2所定値を記憶しておいてもよい。そして、ステップS67(第2比較処理)において、プロセッサ105は、トナーメモリ241からの応答値(第2応答値)と、第2所定値とを比較してもよい。具体的には、プロセッサ105は、トナーメモリ241からの応答値(第2応答値)と、第2所定値と、が一致するか否かを判定してもよい。
その場合、トナーメモリ241からの応答値と第2所定値とが一致しなければ、トナーメモリ241の認証は失敗である。したがって、プロセッサ105は、エラーを出力する。また、トナーメモリ241からの応答値と第2所定値とが一致すれば、トナーメモリ241の認証は成功である。したがって、プロセッサ105は、ステップS7の処理へ進む。
図7を再び参照する。トナーメモリ241の認証が成功すると、次に、プロセッサ105は、トナーメモリ241に記憶された情報を読み込む(ステップS7)。ここで読み込まれる情報には、例えば、上述したトナーカートリッジ2の製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、トナーカートリッジ2の適合機種、トナーカートリッジ2の仕様、トナーの容量、現像ローラ22の寿命、新品であるかどうかを示す情報、現像ローラ22の回転数、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。
その後、プロセッサ105は、トナーメモリ241から読み出された情報が、正常か否かを判定する(ステップS8)。具体的には、トナーメモリ241から読み出された情報が、所定の条件に合致しているか否かを判定する。
トナーメモリ241から読み出された情報が正常でない場合、その情報は、所定の条件に合致しない(ステップS9:no)。その場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS10)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたトナーエラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したトナーエラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、トナーメモリ241から読み出された情報が正常な場合、その情報は、所定の条件に合致する(ステップS9:yes)。その場合、プロセッサ105は、印刷指示の入力を待つ待機状態となる。
なお、ステップS6~S10の処理は、複数のトナーカートリッジ2のトナーメモリ241のそれぞれについて、実行される。
以上のように、この画像形成装置100では、本体ケーシング101へのドラムカートリッジ1の装着後に、まず、ドラムメモリ151に対する第1判定処理(ステップS1)を行い、その後に、トナーメモリ241に対する第2判定処理(ステップS2)を行う。これにより、ドラムメモリ151に対する第1判定処理と、トナーメモリ241に対する第2判定処理とを、効率よく行うことができる。
すなわち、この画像形成装置100では、制御部102とトナー回路基板24とが、ドラム回路基板15を介して接続される。このため、仮に、第2判定処理を第1判定処理よりも先に行ったとすると、第2判定処理の結果がエラーの場合に、制御部102とドラム回路基板15との間の通信に問題があるのか、それとも、ドラム回路基板15とトナー回路基板24との間の通信に問題があるのかが分からない。このため、エラーの切り分けのために、引き続き第1判定処理も行う必要がある。これに対し、上記のように、第2判定処理よりも先に第1判定処理を行えば、第1判定処理の結果がエラーの場合には、第2判定処理も必ずエラーとなるため、第2判定処理を省略できる。これにより、不要な判定処理を省略して、第1判定処理および第2判定処理を効率化できる。
また、プロセッサ105は、第1判定処理のステップS16またはステップS19のエラー(第1エラー)を、第2判定処理のステップS66またはステップS19のエラー(第2エラー)よりも優先的に出力する。具体的には、例えば、プロセッサ105は、ディスプレイ103に、第1エラーを示すメッセージを、第2エラーを示すメッセージよりも先に表示する。このようにすれば、画像形成装置100のユーザは、トナー回路基板24に対する通信不良よりも先にドラム回路基板15に対する通信不良について、対処を行うことができる。これにより、エラーの対処を効率よく行うことができる。
すなわち、仮に、第2エラーを第1エラーよりも優先的に出力したとすると、その第2エラーが、制御部102とドラム回路基板15との間の通信不良に起因するものであるのか、それとも、ドラム回路基板15とトナー回路基板24との間の通信不良に起因するものであるのかが分からない。このため、ユーザの対処に無駄が生じる場合がある。これに対し、上記のように、第2エラーよりも優先的に第1エラーを出力すれば、その第1エラーは、必ず制御部102とドラム回路基板15との間の通信不良に起因するものであると考えられる。また、第1エラーが出力されることなく第2エラーが出力された場合には、その第2エラーは、必ずドラム回路基板15とトナー回路基板24との間の通信不良に起因するものであると考えられる。したがって、画像形成装置100のユーザは、対処すべき部位を適切に判断できる。
なお、上記の例では、プロセッサ105は、第1判定処理(ステップS1)よりも後に、第2判定処理(ステップS6)を実行していた。しかしながら、プロセッサ105は、第1判定処理および第2判定処理を並行して実行しつつ、第1エラーを、第2エラーよりも優先的に出力してもよい。具体的には、プロセッサ105は、第1エラーを、上記の例のように、第2エラーよりも先に、ディスプレイ出力してもよい。あるいは、プロセッサ105は、第1エラーと第2エラーとを同時に出力しつつ、第1エラーを第2エラーより視認性の高い態様で表示してもよい。例えば、プロセッサ105は、第1エラーを、第2エラーよりも大きくまたは濃く表示してもよい。
また、上記の例では、第1判定処理および第2判定処理において、制御部102は、認証情報を送信した後に応答情報を受信していた。すなわち、第1判定処理および第2判定処理において、制御部102は、通信の往復による認証を行っていた。しかしながら、第1判定処理および第2判定処理は、一方的な通信による判定処理であってもよい。
<1-6.本体情報のドラムメモリへの書き込みついて>
図10は、図7の処理に追加可能な処理の例を示したフローチャートである。図10の例では、ステップS4で、ドラムメモリ151から読み出された情報が正常な場合、プロセッサ105は、まず、本体メモリ106に記憶された情報(以下「本体情報」と称する)が更新されているか否かを確認する(ステップS101)。そして、本体情報が更新されていない場合には(ステップS101:no)、そのままステップS6の処理へ進む。
一方、本体情報が更新されていた場合には(ステップS101:yes)、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶された本体情報を、ドラムメモリ151に書き込む(ステップS102)。具体的には、プロセッサ105は、本体メモリ106から本体情報を読み出す読出処理と、読み出された本体情報をドラムメモリ151へ書き込む書込処理と、を実行する。
本体情報には、例えば、画像形成装置100の識別のための情報および画像形成装置100の特性を示す情報の、少なくとも1つが含まれる。画像形成装置100の識別のための情報には、例えば、画像形成装置100の製造シリアル番号が含まれる。画像形成装置100の特性を示す情報には、例えば、画像形成装置100の機種コード、画像形成装置100の仕様、画像形成装置100の部品の特性、画像形成装置100の使用履歴、画像形成装置100のエラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。
このように、画像形成装置100に関する情報の一部をドラムメモリ151に記憶させておけば、ドラムメモリ151に記憶された情報に基づいて、画像形成装置100の状態を知ることができる。したがって、画像形成装置100に不具合が発生したときに、製造者は、画像形成装置100を回収することなく、ドラムメモリ151のみを回収して、ドラムメモリ151に記憶された本体情報に基づいて、不具合の解析を行うことができる。
<1-7.トナー情報のドラムメモリへの書き込みについて>
図11は、図7の処理に付加可能な処理の例を示したフローチャートである。図11の例では、ステップS9で、トナーメモリ241から読み出された情報が正常な場合、プロセッサ105は、まず、トナーメモリ241に記憶された情報(以下「トナー情報」と称する)が更新されているか否かを確認する(ステップS201)。そして、トナー情報が更新されていない場合には(ステップS201:no)、そのまま印刷指示の入力を待つ待機状態となる。
一方、トナー情報が更新されていた場合には(ステップS201:yes)、プロセッサ105は、トナーメモリ241に記憶されたトナー情報を、ドラムメモリ151に書き込む(ステップS202)。具体的には、プロセッサ105は、トナーメモリ241からトナー情報を読み出す読出処理と、読み出されたトナー情報をドラムメモリ151へ書き込む書込処理と、を実行する。
なお、ステップS201では、4つのトナーカートリッジ2のトナーメモリ241のそれぞれについて、トナー情報が更新されているか否かを確認する。そして、少なくとも1つのトナーメモリ241においてトナー情報が更新されている場合には、ステップS202を実行する。そして、更新が確認された全てのトナーメモリ241のトナー情報を、ドラムメモリ151に書き込む。
トナー情報には、例えば、上述したトナーカートリッジ2の製造シリアル番号、純正品であることを示す識別コード、トナーカートリッジ2の適合機種、トナーカートリッジ2の仕様、トナーの容量、現像ローラ22の寿命、新品であるかどうかを示す情報、現像ローラ22の回転数、印刷枚数、エラー履歴、の少なくとも1つが含まれる。
このように、トナーカートリッジ2に関する情報の一部をドラムメモリ151に記憶させておけば、ドラムメモリ151に記憶された情報に基づいて、ドラムカートリッジ1に装着されたトナーカートリッジ2の情報を知ることができる。したがって、ドラムカートリッジ1および4つのトナーカートリッジ2のどこかに不具合が発生したときに、製造者は、ドラムカートリッジ1および4つのトナーカートリッジ2の全てを回収することなく、ドラムメモリ151のみを回収して、ドラムメモリ151に記憶されたトナー情報に基づいて、不具合の解析を行うことができる。
また、ドラムカートリッジ1に対してトナーカートリッジ2の装着したときに、そのトナーカートリッジ2が過去に装着されたものかどうかを、ドラムメモリ151に記憶された情報に基づいて、判断できる。
<1-8.ドラム回転数の更新処理について>
上述の通り、ドラムメモリ151は、感光ドラム11の回転数を記憶可能である。感光ドラム11の回転数は、感光ドラム11の使用を開始した後に、感光ドラム11が回転した累計数である。ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の回転数は、画像形成装置100における印刷処理の実行に伴い、更新される。以下では、この感光ドラム11の回転数の更新処理について、図12のフローチャートを参照しつつ、説明する。
画像形成装置100は、感光ドラム11の回転を検知するセンサ(図示省略)を有する。センサは、感光ドラム11の1回転毎に、検出信号を出力する。印刷処理の実行時には、制御部102のプロセッサ105は、まず、ドラムメモリ151から、感光ドラム11の回転数を読み出す。そして、プロセッサ105は、検出信号の有無を監視する(ステップS301)。検出信号が無いときには(ステップS301:no)、プロセッサ105は、引き続き検出信号の監視を継続する。感光ドラム11が1回転すると、センサから検出信号が出力される(ステップS301:yes)。そうすると、プロセッサ105は、感光ドラム11の回転数を、1回転だけインクリメントする(ステップS302)。
続いて、プロセッサ105は、ドラムメモリ151から読み出された回転数(前回更新後の回転数)と、インクリメントされた回転数との差が、所定回数に達したか否かを判定する(ステップS303)。所定回数は、例えば、本体メモリ106に記憶させておけばよい。前回更新後の回転数と、インクリメントされた回転数との差が、所定回数に満たない場合は(ステップS303:no)、プロセッサ105は、引き続き、ステップS301~S303の処理を繰り返す。
やがて、前回更新後の回転数と、インクリメントされた回転数との差が、所定回数に達すると(ステップS303:yes)、プロセッサ105は、その時点でのインクリメントされた回転数を、ドラムメモリ151に書き込む。すなわち、プロセッサ105は、ドラムメモリ151に記憶された感光ドラム11の回転数を更新する(ステップS304)。
なお、プロセッサ105は、4つの感光ドラム11のそれぞれについて、ステップS301~S304の処理を実行する。
このように、ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の回転数を、所定時間毎に更新すれば、感光ドラム11の回転数の情報を画像形成装置100の本体メモリ106において管理する必要がない。複数の画像形成装置100の間で、ドラムカートリッジ1を入れ替えて使用したとしても、ドラムカートリッジ1毎に、感光ドラム11の回転数を適切に管理できる。したがって、ドラムメモリ151に記憶された感光ドラム11の回転数に基づいて、感光ドラム11の寿命を適切に判断できる。
特に、図12の例では、ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の回転数を、1回転ごとに更新するのではなく、所定回数毎に更新する。このようにすれば、プロセッサ105の処理負担を軽減できる。したがって、印刷処理の遅延を抑制できる。
<1-9.帯電時間の更新処理について>
上述の通り、ドラムメモリ151は、感光ドラム11の帯電時間を記憶可能である。感光ドラム11の帯電時間は、感光ドラム11の使用を開始した後に、感光ドラム11が帯電器(図示省略)により帯電された累計時間である。ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の帯電時間は、画像形成装置100における印刷処理の実行に伴い、更新される。以下では、この感光ドラム11の帯電時間の更新処理について、図13のフローチャートを参照しつつ、説明する。
印刷処理の実行時には、制御部102のプロセッサ105は、まず、ドラムメモリ151から、感光ドラム11の帯電時間を読み出す。そして、プロセッサ105は、感光ドラム11が帯電しているか否かを監視する(ステップS401)。ドラムメモリ151が帯電していないときには(ステップS401:no)、プロセッサ105は、引き続き、感光ドラム11が帯電しているか否かの監視を継続する。感光ドラム11が帯電すると(ステップS401:yes)、プロセッサ105は、感光ドラム11の帯電時間を計測する。(ステップS402)。そして、ドラムメモリ151から読み出された帯電時間を、計測された帯電時間だけインクリメントする。
続いて、プロセッサ105は、ドラムメモリ151から読み出された帯電時間(前回更新後の帯電時間)と、インクリメントされた帯電時間との差が、所定時間に達したか否かを判定する(ステップS403)。所定時間は、例えば、本体メモリ106に記憶させておけばよい。前回更新後の帯電時間と、インクリメントされた帯電時間との差が、所定時間に満たない場合は(ステップS403:no)、プロセッサ105は、引き続き、ステップS401~S403の処理を繰り返す。
やがて、前回更新後の帯電時間と、インクリメントされた帯電時間との差が、所定時間に達すると(ステップS403:yes)、プロセッサ105は、その時点でのインクリメントされた帯電時間を、ドラムメモリ151に書き込む。すなわち、プロセッサ105は、ドラムメモリ151に記憶された感光ドラム11の帯電時間を更新する(ステップS404)。
なお、プロセッサ105は、4つの感光ドラム11のそれぞれについて、ステップS401~S404の処理を実行する。
このように、ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の帯電時間を所定時間毎に更新すれば、感光ドラム11の帯電時間の情報を画像形成装置100の本体メモリ106において管理する必要がない。複数の画像形成装置100の間で、ドラムカートリッジ1を入れ替えて使用したとしても、ドラムカートリッジ1毎に、感光ドラム11の帯電時間を適切に管理できる。したがって、ドラムメモリ151に記憶された感光ドラム11の帯電時間に基づいて、感光ドラム11の寿命を適切に判断できる。
特に、図13の例では、ドラムメモリ151に記憶される感光ドラム11の帯電時間を、連続的に更新するのではなく、所定時間毎に更新する。このようにすれば、プロセッサ105の処理負担を軽減できる。したがって、印刷処理の遅延を抑制できる。
<1-10.エラー発生時の処理について>
上述の通り、ドラムメモリ151は、エラー履歴を記憶可能である。エラー履歴は、ドラムカートリッジ1においてエラーが発生したときに、ドラムメモリ151に書き込まれる。以下では、このエラー履歴のドラムメモリ151への書き込み処理について、図14のフローチャートを参照しつつ、説明する。
なお、以下の説明においては、ドラムカートリッジ1の4つの感光ドラム11を、第1感光ドラム11A、第2感光ドラム11B、第3感光ドラム11C、および第4感光ドラム11Dと称する。
印刷処理の実行時には、制御部102のプロセッサ105は、エラーの有無を常に監視する(ステップS501)。エラーは、画像形成装置100の本体ケーシング101内のセンサにより、検出される。エラーの検出がないときには(ステップS501:no)、プロセッサ105は、引き続き、エラーの監視を継続する。
エラーが発生すると(ステップS501:yes)、プロセッサ105は、まず、そのエラーが第1感光ドラム11Aに関連するものであるか否かを判定する(ステップS502)。この判定は、例えば、エラーを検出したセンサが、第1感光ドラム11Aに対応するセンサであるか否かにより、判定される。エラーが第1感光ドラム11Aに関連するものである場合(ステップS502:yes)、プロセッサ105は、ドラムメモリ151の第1記憶領域に、エラー履歴を書き込む(ステップS503)。エラー履歴には、例えば、エラーの発生時刻およびエラーの種類の、少なくとも1つが含まれる。
一方、発生したエラーが第1感光ドラム11Aに関連するものでない場合(ステップS502:no)、プロセッサ105は、次に、そのエラーが第2感光ドラム11Bに関連するものであるか否かを判定する(ステップS504)。この判定は、例えば、エラーを検出したセンサが、第2感光ドラム11Bに対応するセンサであるか否かにより、判定される。エラーが第2感光ドラム11Bに関連するものである場合(ステップS504:yes)、プロセッサ105は、ドラムメモリ151の第1記憶領域とは異なる第2記憶領域に、エラー履歴を書き込む(ステップS505)。エラー履歴には、例えば、エラーの発生時刻およびエラーの種類の、少なくとも1つが含まれる。
一方、発生したエラーが第2感光ドラム11Bに関連するものでない場合(ステップS504:no)、プロセッサ105は、次に、そのエラーが第3感光ドラム11Cに関連するものであるか否かを判定する(ステップS506)。この判定は、例えば、エラーを検出したセンサが、第3感光ドラム11Cに対応するセンサであるか否かにより、判定される。エラーが第3感光ドラム11Cに関連するものである場合(ステップS506:yes)、プロセッサ105は、ドラムメモリ151の第1記憶領域および第2記憶領域とは異なる第3記憶領域に、エラー履歴を書き込む(ステップS507)。エラー履歴には、例えば、エラーの発生時刻およびエラーの種類の、少なくとも1つが含まれる。
一方、発生したエラーが第3感光ドラム11Cに関連するものでない場合(ステップS506:no)、プロセッサ105は、次に、そのエラーが第4感光ドラム11Dに関連するものであるか否かを判定する(ステップS508)。この判定は、例えば、エラーを検出したセンサが、第4感光ドラム11Dに対応するセンサであるか否かにより、判定される。エラーが第4感光ドラム11Dに関連するものである場合(ステップS508:yes)、プロセッサ105は、ドラムメモリ151の第1記憶領域~第3記憶領域とは異なる第4記憶領域に、エラー履歴を書き込む(ステップS509)。エラー履歴には、例えば、エラーの発生時刻およびエラーの種類の、少なくとも1つが含まれる。
<2.第2実施形態>
図15は、第2実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図15の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、ドラムメモリ151と、マルチプレクサ34と、を備える。ドラム回路基板15は、本体側端子31と、トナー側端子32と、中継線33と、を有する。ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34は、ドラム回路基板15上に位置する。なお、ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34は、ドラム回路基板15上に位置していなくても良い。具体的には、ドラムメモリ151は、フレーム12の表面に位置していても良い。
<2-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図15に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には7つである。具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は4つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<2-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図15に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
トナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループのトナー側端子32は、トナー側電圧端子32a、トナー側接地端子32b、トナー側クロック端子32c、およびトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
<2-3.中継線ついて>
図15に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は1つであり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は1つであり、信号中継線33dの数は複数ある。
電圧中継線33aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。電圧中継線33aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、電圧中継線33aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。電圧中継線33aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側電圧端子31aを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32bおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。クロック中継線33cの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、クロック中継線33cの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。クロック中継線33cの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32cおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dと、ドラム信号線333dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は複数であり、具体的には4つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には、4つである。ドラム信号線333dの数は1つである。本体側信号中継線331dは、それぞれ、本体側信号端子31dとマルチプレクサ34とを、電気的に接続する。トナー側信号中継線332dは、それぞれ、マルチプレクサ34とトナー側信号端子32dとを、電気的に接続する。ドラム信号線333dは、マルチプレクサ34とドラムメモリ151とを、電気的に接続する。
<2-4.マルチプレクサについて>
マルチプレクサ34は、信号線の接続を切り替えるスイッチ回路である。本体側信号端子31dは、本体側アドレス信号端子と、本体側データ信号端子とを有する。本実施形態において、本体側信号端子31dの数は4つである。具体的には、本体側アドレス信号端子の数は3つであり、本体側データ信号端子の数は1つである。
マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側アドレス信号端子を介して、アドレス信号を受信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。マルチプレクサ34は、本体側アドレス信号端子を介して受信したアドレス信号に応じて、ドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへの通信を切り替える。
また、マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側データ信号端子を介して、データ信号を受信する。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。マルチプレクサ34は、本体側データ信号端子を介して受信したデータ信号を、ドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、マルチプレクサ34を用いれば、ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるドラムメモリ151またはトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、ドラムメモリ151およびトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図15の例では、本体側信号端子31dの数が4つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図15の例では、制御部102の信号端子104dの数が4つで済む。
<2-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図15のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図15のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図15のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図15のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図15のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図15のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<3.第3実施形態>
図16は、第3実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図16の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、ドラムメモリ151と、マルチプレクサ34と、を備える。ドラム回路基板15は、本体側端子31と、トナー側端子32と、中継線33とを有する。ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34は、ドラム回路基板15上に位置する。なお、ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34は、ドラム回路基板15上に位置していなくても良い。具体的には、ドラムメモリ151は、フレーム12の表面に位置していても良い。
<3-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図16に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<3-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図16に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
トナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループのトナー側端子32は、トナー側電圧端子32a、トナー側接地端子32b、トナー側クロック端子32c、およびトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
<3-3.中継線ついて>
図16に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。
電圧中継線33aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。電圧中継線33aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、電圧中継線33aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。電圧中継線33aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側電圧端子31aを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32bおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cは、本体側クロック中継線331cと、トナー側クロック中継線332cと、ドラムクロック線333cとを含む。本実施形態の本体側クロック中継線331cの数は1つである。トナー側クロック中継線332cの数は複数であり、具体的には4つである。ドラムクロック線333cの数は1つである。本体側クロック中継線331cは、本体側クロック端子31cとマルチプレクサ34とを、電気的に接続する。トナー側クロック中継線332cは、それぞれ、マルチプレクサ34とトナー側クロック端子32cとを、電気的に接続する。ドラムクロック線333cは、マルチプレクサ34とドラムメモリ151とを、電気的に接続する。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dと、ドラム信号線333dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は1つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には、4つである。ドラム信号線333dの数は1つである。本体側信号中継線331dは、本体側信号端子31dとマルチプレクサ34とを、電気的に接続する。トナー側信号中継線332dは、それぞれ、マルチプレクサ34とトナー側信号端子32dとを、電気的に接続する。ドラム信号線333dは、マルチプレクサ34とドラムメモリ151とを、電気的に接続する。
<3-4.マルチプレクサについて>
マルチプレクサ34は、信号線の接続を切り替えるスイッチ回路である。マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側クロック端子31cを介して、クロック信号を受信する。また、マルチプレクサ34は、得られたクロック信号を、トナー側クロック端子32cを介して、各トナー回路基板24へ供給するとともに、ドラムメモリ151にも供給する。すなわち、このドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32cおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
また、マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、アドレス信号およびデータ信号を受信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。マルチプレクサ34は、受信したアドレス信号に応じて、ドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへの通信を切り替える。また、マルチプレクサ34は、受信したデータ信号を、ドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、マルチプレクサ34を用いれば、ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるドラムメモリ151またはトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、ドラムメモリ151および4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
特に、本実施形態のマルチプレクサ34は、アドレス信号とデータ信号とを、1つの本体側信号端子31dを介して受信する。これにより、本体側信号端子31dの数を、より減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、より減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図16の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図16の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<3-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図16のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図16のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図16のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図16のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図16のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図16のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<4.第4実施形態>
図17は、第4実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図17の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、ドラムメモリ151と、マルチプレクサ34と、を備える。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33とを有する。ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34は、ドラム回路基板15上に位置する。なお、ドラムメモリ151は、ドラム回路基板15上に位置していなくても良い。具体的には、ドラムメモリ151は、フレーム12の表面に位置していても良い。
<4-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図17に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<4-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図17に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
トナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループのトナー側端子32は、トナー側電圧端子32a、トナー側接地端子32b、トナー側クロック端子32c、およびトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
<4-3.中継線ついて>
図17に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は1つであり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は複数であり、信号中継線33dの数は複数である。
電圧中継線33aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。電圧中継線33aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、電圧中継線33aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。電圧中継線33aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。電圧中継線33aの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側電圧端子31aを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32bおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cは、本体側クロック中継線331cと、トナー側クロック中継線332cとを含む。本実施形態の本体側クロック中継線331cの数は1つである。トナー側クロック中継線332cの数は複数であり、具体的には4つである。本体側クロック中継線331cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。本体側クロック中継線331cの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側クロック中継線331cの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側クロック中継線331cの第1端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。本体側クロック中継線331cの第2端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cは、それぞれ、マルチプレクサ34とトナー側クロック端子32cとを、電気的に接続する。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は1つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には、4つである。本体側信号中継線331dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。本体側信号中継線331dの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側信号中継線331dの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側信号中継線331dの第1端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。本体側信号中継線331dの第2端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dは、それぞれ、マルチプレクサ34とトナー側信号端子32dとを、電気的に接続する。
すなわち、本実施形態では、ドラムメモリ151は、マルチプレクサ34を介することなく、本体側クロック端子31cと接続されている。このため、ドラムメモリ151は、制御部102から本体側クロック端子31cへ入力されるクロック信号を、マルチプレクサ34を介することなく受信する。また、本実施形態では、ドラムメモリ151は、マルチプレクサ34を介することなく、本体側信号端子31dと接続されている。このため、ドラムメモリ151は、制御部102から本体側信号端子31dへ入力されるデータ信号を、マルチプレクサ34を介することなく受信する。
<4-4.マルチプレクサについて>
マルチプレクサ34は、信号線の接続を切り替えるスイッチ回路である。マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側クロック端子31cを介して、クロック信号を受信する。また、マルチプレクサ34は、得られたクロック信号を、トナー側クロック端子32cを介して、各トナー回路基板24へ供給する。すなわち、このドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32cおよびドラムメモリ151へ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
また、マルチプレクサ34は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、アドレス信号およびデータ信号を受信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。マルチプレクサ34は、受信したアドレス信号に応じて、4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるトナー側信号端子32dを切り替える。また、マルチプレクサ34は、受信したデータ信号を、通信先として選択されたトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、マルチプレクサ34を用いれば、4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
特に、本実施形態のマルチプレクサ34は、アドレス信号とデータ信号とを、1つの本体側信号端子31dを介して受信する。これにより、本体側信号端子31dの数を、より減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、より減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図17の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図17の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<4-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図17のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図17のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図17のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図17のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図17のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図17のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<4-6.異常の切り分けについて>
上述した第3実施形態(図16)では、制御部102からドラムメモリ151へ上述した認証情報を送信して、ドラムメモリ151からの応答が無い場合、ドラムメモリ151自体に異常があるのか、それとも、マルチプレクサ34を含む通信経路に異常があるのかを判定しにくい。
しかしながら、本実施形態では、ドラムメモリ151は、マルチプレクサ34を介することなく、本体側クロック端子31cおよび本体側信号端子31dと接続されている。すなわち、本体側クロック中継線331cは、本体側クロック端子31cとマルチプレクサ34とを電気的に接続するとともに、本体側クロック端子31cとドラムメモリ151とを電気的に接続する。また、本体側信号中継線331dは、本体側信号端子31dとマルチプレクサ34とを電気的に接続するとともに、本体側信号端子31dとドラムメモリ151とを電気的に接続する。
このようにすれば、制御部102からドラムメモリ151へ認証情報を送信した後の、異常判定が容易となる。図18は、制御部102からドラムメモリ151へ認証情報を送信した後の異常判定の手順を示したフローチャートである。
制御部102のプロセッサ105は、上述した図8のステップS14において、ドラムメモリ151へ認証情報を送信した後、まず、ドラムメモリ151からの応答があるか否かを判定する(ステップS601)。
ドラムメモリ151からの応答がある場合(ステップS601:yes)、次に、プロセッサ105は、マルチプレクサ34からの応答があるか否かを判定する(ステップS602)。
マルチプレクサ34からの応答がある場合(ステップS602:yes)、ドラムメモリ151も、マルチプレクサ34も正常である(ステップS603)。この場合、プロセッサ105は、図8のステップS17以降の処理へ進む。
一方、ステップS602において、マルチプレクサ34からの応答が無い場合(ステップS602:no)、ドラムメモリ151が正常であり、マルチプレクサ34が異常である。この場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS604)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラム通信経路エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラム通信経路エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
また、ステップS601において、ドラムメモリ151からの応答が無い場合(ステップS601:no)、次に、プロセッサ105は、マルチプレクサ34からの応答があるか否かを判定する(ステップS605)。
マルチプレクサ34からの応答がある場合(ステップS605:yes)、ドラムメモリ151は異常であり、マルチプレクサ34は正常である。この場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS606)。具体的には、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラムメモリエラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラムメモリエラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
一方、ステップS605において、マルチプレクサ34からの応答が無い場合(ステップS605:no)、ドラムメモリ151およびマルチプレクサ34の双方が異常であるか、あるいは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着されていないと考えられる。この場合、プロセッサ105は、エラーを出力する(ステップS607)。ドラムメモリ151とマルチプレクサ34とが同時に故障する可能性は低いので、ステップS607では、例えば、プロセッサ105は、本体メモリ106に記憶されたドラムカートリッジ装着エラーメッセージ情報を、読み出す。その後、プロセッサ105は、読み出したドラムカートリッジ装着エラーメッセージ情報を、ディスプレイ103に表示する。
<5.第5実施形態>
図19は、第5実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図19の例では、ドラムカートリッジ1は、ドドラム回路基板15と、ドラムメモリ151と、トランジスタアレイ35と、汎用入出力ポート36とを備える。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33とを有する。ドラムメモリ151、トランジスタアレイ35および汎用入出力ポート36は、ドラム回路基板15上に位置する。なお、ドラムメモリ151は、ドラム回路基板15上に位置していなくても良い。具体的には、ドラムメモリ151は、フレーム12の表面に位置していても良い。
<5-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図19に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<5-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図19に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
16個のトナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、他の4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、他の4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、他の4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32は、1つのトナー側電圧端子32a、1つのトナー側接地端子32b、1つのトナー側クロック端子32c、および1つのトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の4つの端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の4つの端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の4つの端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、本体側信号端子31dと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の4つの端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とトナー回路基板24との間で、ドラム回路基板15を介して、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<5-3.中継線ついて>
図19に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は複数であり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は1つであり、信号中継線33dの数は1つである。
電圧中継線33aは、本体側電圧中継線331aと、トナー側電圧中継線332aと、ドラム電圧線333aとを含む。本実施形態の本体側電圧中継線331aの数は1つである。トナー側電圧中継線332aの数は複数であり、具体的には、4つである。ドラム電圧線333aの数は1つである。本体側電圧中継線331aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側電圧中継線331aの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側電圧中継線331aの第1端部は、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの第2端部は、汎用入出力ポート36と電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aは、それぞれ、トランジスタアレイ35とトナー側電圧端子32aとを、電気的に接続する。ドラム電圧線333aは、トランジスタアレイ35とドラムメモリ151とを、電気的に接続する。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端子とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。接地中継線33bの第6端部は、汎用入出力ポート36と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32b、ドラムメモリ151、および汎用入出力ポート36へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。クロック中継線33cの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、クロック中継線33cの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端子とを含む。クロック中継線33cの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。クロック中継線33cの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。クロック中継線33cの第6端部は、汎用入出力ポート36と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32c、ドラムメモリ151、および汎用入出力ポート36へ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
信号中継線33dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。信号中継線33dの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、信号中継線33dの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端子とを含む。信号中継線33dの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。信号中継線33dの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。信号中継線33dの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。信号中継線33cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。信号中継線33dの第5端部は、ドラムメモリ151と電気的に接続される。信号中継線33dの第6端部は、汎用入出力ポート36と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側信号端子31dに入力された信号が、4つのトナー側信号端子32d、ドラムメモリ151、および汎用入出力ポート36へ供給される。このように、本体側信号端子31dを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
<5-4.トランジスタアレイについて>
トランジスタアレイ35は、電圧線の接続を切り替えるスイッチ回路である。トランジスタアレイ35は、制御部102から、本体側電圧端子31aを介して、電源電圧の供給を受ける。また、トランジスタアレイ35は、制御部102から、本体側信号端子31dおよび汎用入出力ポート36を介して、アドレス信号を受信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。トランジスタアレイ35は、受信したアドレス信号に応じて、ドラムメモリ151および4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dを切り替える。そして、トランジスタアレイ35は、通信先として選択されたドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへ、電源電圧を供給する。
すなわち、トランジスタアレイ35は、ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241のうち、通信先として指定されたドラムメモリ151またはトナーメモリ241にのみ、電源電圧を供給する。ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241は、それぞれ、電源電圧の供給時にのみ、信号端子242dから入力されるデータ信号を受信する。したがって、ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241のうち、指定された通信先に必要なデータ信号を送ることができる。このようにすれば、4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
特に、本実施形態のドラム回路基板15は、アドレス信号とデータ信号とを、1つの本体側信号端子31dを介して受信する。これにより、本体側信号端子31dの数を、より減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、より減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図19の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図19の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<5-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図19のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図19のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図19のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図19のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図19のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図19のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<6.第6実施形態>
図20は、第6実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図20の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、CPU37とを有する。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33とを有する。CPU37は、ドラム回路基板15上に位置する。
<6-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図20に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は2つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
2つの本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
2つの本体側信号端子31dの一方は、送信端子である。2つの本体側信号端子31dの他方は、受信端子である。本実施形態では、調歩同期式のシリアル通信により、情報の送受信を行う。このため、クロック信号を受けるための本体側クロック端子は不要である。これにより、本体側端子31の数をより減らすことができる。
<6-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図20に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
16個のトナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、他の4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、他の4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、他の4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32は、1つのトナー側電圧端子32a、1つのトナー側接地端子32b、および2つのトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33a、CPU37、および電源回路38を介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の4つの端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の4つの端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、CPU37と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の4つの端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32の2つのトナー側信号端子32dの一方は、送信端子である。各グループの4つのトナー側端子32の2つのトナー側信号端子32dの他方は、受信端子である。上述の通り、本実施形態では、調歩同期式のシリアル通信により、情報の送受信を行う。このため、クロック信号を出力するためのトナー側クロック端子は不要である。
<6-3.中継線ついて>
図20に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は複数であり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は複数であり、信号中継線33dの数は複数である。
電圧中継線33aは、本体側電圧中継線331aと、トナー側電圧中継線332aとを含む。本実施形態の本体側電圧中継線331aの数は1つである。トナー側電圧中継線332aの数は1つである。本体側電圧中継線331aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側電圧中継線331aの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側電圧中継線331aの第1端部は、CPU37と電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの第2端部は、電源回路38と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、CPU37および電源回路38へ供給される。
CPU37と電源回路38とは、電気的に接続されている。また、トナー側電圧中継線332aの一方の端部は、電源回路38と電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、4つに分岐する。具体的には、トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部とを含む。トナー側電圧中継線332aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、電源回路38から出力される電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aへ供給される。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、CPU37と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32bおよびCPU37へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は複数であり、具体的には2つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には8つである。本体側信号中継線331dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。本体側信号中継線331dの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの一方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの他方の端部は、トナー側信号端子32dと電気的に接続される。
<6-4.CPUについて>
CPU(Central Processing Unit)37は、プログラムに従って信号線の接続を切り替えるプロセッサである。本実施形態では、CPU37とドラムメモリ151とが、単一のチップとして一体化されている。ただし、CPU37とドラムメモリ151とは、別体であってもよい。ドラムメモリ(メモリ)151には、CPU37により読み取り可能なプログラムが、記憶されている。プログラムは、ドラムカートリッジ1の製品としての出荷時に、既にドラムメモリ151に記憶されていてもよい。あるいは、プログラムは、画像形成装置100の本体メモリ106に記憶されていて、画像形成装置100の電源を入れたときに、本体メモリ106から読み出されて、ドラムメモリ151に記憶されてもよい。
CPU37は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、データ信号を受信する。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。また、CPU37は、ドラムメモリ151から読み出されたプログラムに従って、ドラムメモリ151および4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dを切り替える。また、CPU37は、受信したデータ信号を、通信先として選択されたドラムメモリ151またはトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、CPU37を用いれば、ドラムメモリ151および4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるドラムメモリ151またはトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、ドラムメモリ151および4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図20の例では、本体側信号端子31dの数が2つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図20の例では、制御部102の信号端子104dの数が2つで済む。
<6-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図20のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図20のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図20のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図20のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。
<7.第7実施形態>
図21は、第7実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図21の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、マルチプレクサ34と、CPU37とを有する。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33とを有する。マルチプレクサ34およびCPU37は、ドラム回路基板15上に位置する。
<7-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図21に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<7-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図21に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
16個のトナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、他の4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、他の4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、他の4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32は、1つのトナー側電圧端子32a、1つのトナー側接地端子32b、1つのトナー側クロック端子32c、および1つのトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33a、CPU37、および電源回路38を介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の4つの端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の4つの端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の4つの端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の4つの端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
<7-3.中継線ついて>
図21に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は複数であり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は複数であり、信号中継線33dの数は複数である。
電圧中継線33aは、本体側電圧中継線331aと、トナー側電圧中継線332aとを含む。本実施形態の本体側電圧中継線331aの数は1つである。トナー側電圧中継線332aの数は1つである。本体側電圧中継線331aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側電圧中継線331aの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側電圧中継線331aの第1端部は、CPU37と電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの第2端部は、電源回路38と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、CPU37および電源回路38へ供給される。
CPU37と電源回路38とは、電気的に接続されている。また、トナー側電圧中継線332aの一方の端部は、電源回路38と電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。トナー側電圧中継線332aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第5端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、電源回路38から出力される電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびマルチプレクサ34へ供給される。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、CPU37と電気的に接続される。接地中継線33bの第6端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32b、CPU37、およびマルチプレクサ34へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cは、本体側クロック中継線331cと、トナー側クロック中継線332cとを含む。本実施形態の本体側クロック中継線331cの数は1つである。トナー側クロック中継線332cの数は複数であり、具体的には4つである。本体側クロック中継線331cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。本体側クロック中継線331cの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの一方の端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの他方の端部は、トナー側クロック端子32cと電気的に接続される。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は1つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には4つである。本体側信号中継線331dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。本体側信号中継線331dの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの一方の端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの他方の端部は、トナー側信号端子32dと電気的に接続される。
CPU37とマルチプレクサ34とは、電気的に接続されている。
<7-4.CPUおよびマルチプレクサについて>
CPU(Central Processing Unit)37は、プログラムに従ってアドレス信号を出力するプロセッサである。本実施形態では、CPU37とドラムメモリ151とが、単一のチップとして一体化されている。ただし、CPU37とドラムメモリ151とは、別体であってもよい。ドラムメモリ151には、CPU37により読み取り可能なプログラムが、記憶されている。プログラムは、ドラムカートリッジ1の製品としての出荷時に、既にドラムメモリ151に記憶されていてもよい。あるいは、プログラムは、画像形成装置100の本体メモリ106に記憶されていて、画像形成装置100の電源を入れたときに、本体メモリ106から読み出されて、ドラムメモリ151に記憶されてもよい。
CPU37は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、データ信号を受信する。また、CPU37は、受信したデータ信号を、マルチプレクサ34へ送信する。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。また、CPU37は、ドラムメモリ151から読み出されたプログラムに従って、アドレス信号を生成する。そして、CPU37は、生成されたアドレス信号を、マルチプレクサ34へ送信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。
マルチプレクサ34は、信号線の接続を切り替えるスイッチ回路である。マルチプレクサ34は、CPU37からアドレス信号を受信する。そして、マルチプレクサ34は、受信したアドレス信号に応じて、4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるトナー側信号端子32dを切り替える。すなわち、マルチプレクサ34は、CPU37によって制御される。また、マルチプレクサ34は、CPU37からデータ信号を受信する。そして、マルチプレクサ34は、受信したデータ信号を、通信先として指定されたトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、CPU37およびマルチプレクサ34を用いれば、4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図21の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図21の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<7-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図21のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図21のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図21のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図21のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図21のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図21のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<8.第8実施形態>
図22は、第8実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図22の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、トランジスタアレイ35と、CPU37とを有する。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33とを有する。トランジスタアレイ35およびCPU37は、ドラム回路基板15上に位置する。
<8-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図22に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<8-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図22に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
16個のトナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、他の4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、他の4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、他の4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32は、1つのトナー側電圧端子32a、1つのトナー側接地端子32b、1つのトナー側クロック端子32c、および1つのトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33aを介して、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の4つの端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の4つの端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、CPU37と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の4つの端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、CPU37と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の4つの端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とトナー回路基板24との間で、ドラム回路基板15を介して、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<8-3.中継線ついて>
図22に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は複数であり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は複数であり、信号中継線33dの数は複数である。
電圧中継線33aは、本体側電圧中継線331aと、トナー側電圧中継線332aとを含む。本実施形態の本体側電圧中継線331aの数は1つである。トナー側電圧中継線332aの数は複数であり、具体的には4つである。本体側電圧中継線331aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側電圧中継線331aの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側電圧中継線331aの第1端部は、CPU37と電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの第2端部は、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、CPU37およびトランジスタアレイ35へ供給される。トナー側電圧中継線332aの一方の端部は、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、トナー側電圧端子32aと電気的に接続される。また、CPU37とトランジスタアレイ35とは、電機的に接続される。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、CPU37と電気的に接続される。接地中継線33bの第6端部は、トランジスタアレイ35と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32b、CPU37、およびトランジスタアレイ35へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cは、本体側クロック中継線331cと、トナー側クロック中継線332cとを含む。本実施形態の本体側クロック中継線331cの数は1つである。トナー側クロック中継線332cの数は1つである。本体側クロック中継線331cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。本体側クロック中継線331cの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの一方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの他方の端部は、4つに分岐する。具体的には、トナー側クロック中継線332cの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部とを含む。トナー側クロック中継線332cの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側クロック端子31cに入力されたクロック信号が、CPU37を介して、4つのトナー側クロック端子32cへ供給される。このように、本体側クロック端子31cを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は1つである。トナー側信号中継線332dの数は1つである。本体側信号中継線331dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。本体側信号中継線331dの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの一方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの他方の端部は、4つに分岐する。具体的には、トナー側信号中継線332dの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部とを含む。トナー側信号中継線332dの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側信号端子32dと電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、1つの本体側信号端子31dに入力された信号が、CPU37を介して、4つのトナー側信号端子32dへ供給される。このように、本体側信号端子31dを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
<8-4.CPUおよびトランジスタアレイについて>
CPU(Central Processing Unit)37は、プログラムに従ってアドレス信号を出力するプロセッサである。本実施形態では、CPU37とドラムメモリ151とが、単一のチップとして一体化されている。ただし、CPU37とドラムメモリ151とは、別体であってもよい。ドラムメモリ151には、CPU37により読み取り可能なプログラムが、記憶されている。プログラムは、ドラムカートリッジ1の製品としての出荷時に、既にドラムメモリ151に記憶されていてもよい。あるいは、プログラムは、画像形成装置100の本体メモリ106に記憶されていて、画像形成装置100の電源を入れたときに、本体メモリ106から読み出されて、ドラムメモリ151に記憶されてもよい。
CPU37は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、データ信号を受信する。また、CPU37は、受信したデータ信号を、4つのトナー側信号端子32dへ送信する。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。また、CPU37は、ドラムメモリ151から読み出されたプログラムに従って、アドレス信号を生成する。そして、CPU37は、生成されたアドレス信号を、トランジスタアレイ35へ送信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。
トランジスタアレイ35は、電圧線の接続を切り替えるスイッチ回路である。トランジスタアレイ35は、制御部102から、本体側電圧端子31aを介して、電源電圧の供給を受ける。また、トランジスタアレイ35は、CPU37から、アドレス信号を受信する。トランジスタアレイ35は、受信したアドレス信号に応じて、4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるトナー側信号端子32dを切り替える。そして、トランジスタアレイ35は、通信先として選択されたトナー側信号端子32dへ、電源電圧を供給する。
すなわち、トランジスタアレイ35は、4つのトナーメモリ241のうち、通信先として指定されたトナーメモリ241にのみ、電源電圧を供給する。4つのトナーメモリ241は、それぞれ、電源電圧の供給時にのみ、CPU37から送信されるデータ信号を受信する。したがって、4つのトナーメモリ241のうち、指定された通信先に必要なデータ信号を送ることができる。このようにすれば、4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
特に、本実施形態のドラム回路基板15は、アドレス信号とデータ信号とを、1つの本体側信号端子31dを介して受信する。これにより、本体側信号端子31dの数を、より減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、より減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図22の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図22の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<8-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図22のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図22のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図22のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図22のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図22のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図22のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<9.第9実施形態>
図23は、第9実施形態の制御部102、ドラム回路基板15、および4つのトナー回路基板24の間の電気的接続を示したブロック図である。図23の例では、ドラムカートリッジ1は、ドラム回路基板15と、マルチプレクサ34と、CPU37とを有する。ドラム回路基板15は、複数の本体側端子31と、複数のトナー側端子32と、複数の中継線33と、マルチプレクサ34と、CPU37とを有する。マルチプレクサ34およびCPU37は、ドラム回路基板15上に位置する。
<9-1.本体側端子について>
本体側端子31は、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、上述した第1電気端子13を介して、制御部102の端子104と、電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15と制御部102とが、電気的に接続される。図23に示すように、本実施形態の本体側端子31の数は複数であり、具体的には4つである。より具体的には、本体側電圧端子31aの数は1つであり、本体側接地端子31bの数は1つであり、本体側クロック端子31cの数は1つであり、本体側信号端子31dの数は1つである。
本体側電圧端子31aは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の電圧端子104aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、電源電圧が供給される。
本体側接地端子31bは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の接地端子104bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、接地電圧が供給される。
本体側クロック端子31cは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104のクロック端子104cと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15に、一定の時間間隔でクロック信号が供給される。
本体側信号端子31dは、画像形成装置100の本体ケーシング101にドラムカートリッジ1が装着された状態において、制御部102の複数の端子104の信号端子104dと、電気的に接続される。これにより、制御部102とドラム回路基板15との間において、種々の情報を示す信号を送受信することが可能となる。
<9-2.トナー側端子について>
トナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に4つのトナーカートリッジ2が装着された状態において、上述した第2電気端子14を介して、トナーカートリッジ2のトナー回路基板24と電気的に接続される。これにより、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とが、電気的に接続される。図23に示すように、本実施形態のトナー側端子32の数は複数であり、具体的には16個である。
16個のトナー側端子32は、4つのトナー側端子32を有する第1グループ32Aと、他の4つのトナー側端子32を有する第2グループ32Bと、他の4つのトナー側端子32を有する第3グループ32Cと、他の4つのトナー側端子32を有する第4グループ32Dと、を含む。
第1グループ32Aの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第1トナーカートリッジ2Aが装着された状態において、第1トナー回路基板24Aと電気的に接続される。第2グループ32Bの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第2トナーカートリッジ2Bが装着された状態において、第2トナー回路基板24Bと電気的に接続される。第3グループ32Cの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第3トナーカートリッジ2Cが装着された状態において、第3トナー回路基板24Cと電気的に接続される。第4グループ32Dの4つのトナー側端子32は、ドラムカートリッジ1のフレーム12に第4トナーカートリッジ2Dが装着された状態において、第4トナー回路基板24Dと電気的に接続される。
各グループの4つのトナー側端子32は、1つのトナー側電圧端子32a、1つのトナー側接地端子32b、1つのトナー側クロック端子32c、および1つのトナー側信号端子32dを含む。
トナー側電圧端子32aは、後述する電圧中継線33a、CPU37、および電源回路38を介して、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側電圧端子32aは、トナー回路基板24の4つの端子242の電圧端子242aと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、電源電圧が供給される。
トナー側接地端子32bは、後述する接地中継線33bを介して、本体側接地端子31bと電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側接地端子32bは、トナー回路基板24の4つの端子242の接地端子242bと、電気的に接続される。これにより、制御部102からドラム回路基板15を介してトナー回路基板24に、接地電圧が供給される。
トナー側クロック端子32cは、後述するクロック中継線33cを介して、CPU37と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側クロック端子32cは、トナー回路基板24の4つの端子242のクロック端子242cと、電気的に接続される。
トナー側信号端子32dは、後述する信号中継線33dを介して、マルチプレクサ34と電気的に接続される。また、ドラムカートリッジ1のフレーム12にトナーカートリッジ2が装着された状態において、トナー側信号端子32dは、トナー回路基板24の4つの端子242の信号端子242dと、電気的に接続される。
<9-3.中継線ついて>
図23に示すように、本実施形態の中継線33は、電圧中継線33a、接地中継線33b、クロック中継線33c、および信号中継線33dを含む。具体的には、電圧中継線33aの数は複数であり、接地中継線33bの数は1つであり、クロック中継線33cの数は複数であり、信号中継線33dの数は複数である。
電圧中継線33aは、本体側電圧中継線331aと、トナー側電圧中継線332aとを含む。本実施形態の本体側電圧中継線331aの数は1つである。トナー側電圧中継線332aの数は1つである。本体側電圧中継線331aの一方の端部は、本体側電圧端子31aと電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの他方の端部は、2つに分岐する。具体的には、本体側電圧中継線331aの他方の端部は、第1端部と、第2端部とを含む。本体側電圧中継線331aの第1端部は、CPU37と電気的に接続される。本体側電圧中継線331aの第2端部は、電源回路38と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側電圧端子31aに入力された電源電圧が、CPU37および電源回路38へ供給される。
CPU37と電源回路38とは、電気的に接続されている。また、トナー側電圧中継線332aの一方の端部は、電源回路38と電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、5つに分岐する。具体的には、トナー側電圧中継線332aの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部とを含む。トナー側電圧中継線332aの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側電圧端子32aと電気的に接続される。トナー側電圧中継線332aの第5端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、電源回路38から出力される電源電圧が、4つのトナー側電圧端子32aおよびマルチプレクサ34へ供給される。
接地中継線33bの一方の端部は、本体側接地端子31bと電気的に接続される。接地中継線33bの他方の端部は、6つに分岐する。具体的には、接地中継線33bの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部と、第5端部と、第6端部とを含む。接地中継線33bの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側接地端子32bと電気的に接続される。接地中継線33bの第5端部は、CPU37と電気的に接続される。接地中継線33bの第6端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、本体側接地端子31bに入力された接地電圧が、4つのトナー側接地端子32b、CPU37、およびマルチプレクサ34へ供給される。このように、本体側接地端子31bを共通化することによって、本体側端子31の数を低減できる。
クロック中継線33cは、本体側クロック中継線331cと、トナー側クロック中継線332cとを含む。本実施形態の本体側クロック中継線331cの数は1つである。トナー側クロック中継線332cの数は1つである。本体側クロック中継線331cの一方の端部は、本体側クロック端子31cと電気的に接続される。本体側クロック中継線331cの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの一方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの他方の端部は、4つに分岐する。具体的には、トナー側クロック中継線332cの他方の端部は、第1端部と、第2端部と、第3端部と、第4端部とを含む。トナー側クロック中継線332cの第1端部は、第1グループ32Aのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第2端部は、第2グループ32Bのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第3端部は、第3グループ32Cのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。トナー側クロック中継線332cの第4端部は、第4グループ32Dのトナー側クロック端子32cと電気的に接続される。したがって、ドラム回路基板15では、CPU37から出力されたクロック信号が、4つのトナー側クロック端子32cへ供給される。
信号中継線33dは、本体側信号中継線331dと、トナー側信号中継線332dとを含む。本実施形態の本体側信号中継線331dの数は1つである。トナー側信号中継線332dの数は複数であり、具体的には4つである。本体側信号中継線331dの一方の端部は、本体側信号端子31dと電気的に接続される。本体側信号中継線331dの他方の端部は、CPU37と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの一方の端部は、マルチプレクサ34と電気的に接続される。トナー側信号中継線332dの他方の端部は、トナー側信号端子32dと電気的に接続される。
CPU37とマルチプレクサ34とは、電気的に接続されている。
<9-4.CPUおよびマルチプレクサについて>
CPU(Central Processing Unit)37は、プログラムに従ってアドレス信号を出力するプロセッサである。本実施形態では、CPU37とドラムメモリ151とが、単一のチップとして一体化されている。ただし、CPU37とドラムメモリ151とは、別体であってもよい。ドラムメモリ151には、CPU37により読み取り可能なプログラムが、記憶されている。プログラムは、ドラムカートリッジ1の製品としての出荷時に、既にドラムメモリ151に記憶されていてもよい。あるいは、プログラムは、画像形成装置100の本体メモリ106に記憶されていて、画像形成装置100の電源を入れたときに、本体メモリ106から読み出されて、ドラムメモリ151に記憶されてもよい。
CPU37は、制御部102から、本体側信号端子31dを介して、データ信号を受信する。また、CPU37は、受信したデータ信号を、マルチプレクサ34へ送信する。データ信号は、通信先へ送るべき種々の情報を示す信号である。また、CPU37は、ドラムメモリ151から読み出されたプログラムに従って、アドレス信号を生成する。そして、CPU37は、生成されたアドレス信号を、マルチプレクサ34へ送信する。アドレス信号は、通信先を指定するための信号である。
マルチプレクサ34は、信号線の接続を切り替えるスイッチ回路である。マルチプレクサ34は、CPU37からアドレス信号を受信する。そして、マルチプレクサ34は、受信したアドレス信号に応じて、4つのトナー側信号端子32dのうち、通信先となるトナー側信号端子32dを切り替える。すなわち、マルチプレクサ34は、CPU37によって制御される。また、マルチプレクサ34は、CPU37からデータ信号を受信する。そして、マルチプレクサ34は、受信したデータ信号を、通信先として指定されたトナー側信号端子32dへ出力する。
このように、CPU37およびマルチプレクサ34を用いれば、4つのトナーメモリ241の中から、通信先となるトナーメモリ241を切り替えて、データ信号を出力できる。このため、4つのトナー側信号端子32dのそれぞれに対して、本体側信号端子31dを個別に用意する必要がない。したがって、本体側信号端子31dの数を減らすことができる。また、制御部102の信号端子104dの数も、減らすことができる。
具体的には、第1実施形態の図6の例では、本体側信号端子31dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図23の例では、本体側信号端子31dの数が1つで済む。また、第1実施形態の図6の例では、制御部102の信号端子104dが5つ必要であったのに対し、本実施形態の図23の例では、制御部102の信号端子104dの数が1つで済む。
<9-5.ドラム回路基板による情報の中継について>
本実施形態においても、制御部102とトナー回路基板24とは、ドラム回路基板15により中継される。このため、制御部102に対して、ドラム回路基板15とトナー回路基板24とを、それぞれ直接接続する場合よりも、端子の数を減らすことができる。例えば、図23のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図23のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図23のように、ドラム回路基板15のドラムメモリ151とトナー回路基板24のトナーメモリ241とへ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数を減らすことができる。
特に、本実施形態のように、トナー回路基板24が複数存在する場合、制御部102と複数のトナー回路基板24とを、ドラム回路基板15により中継することによって、端子の数をより減らすことができる。例えば、図23のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき電源電圧を、1つの本体側電圧端子31aから出力できる。また、図23のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべき接地電圧を、1つの本体側接地端子31bから出力できる。また、図23のように、4つのトナー回路基板24へ供給すべきクロック信号を、1つの本体側クロック端子31cから出力できる。これにより、制御部102の端子104の数をより減らすことができる。
<10.変形例>
以上、本発明の第1実施形態~第9実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の各実施形態における構造、回路構成、および処理手順は、あくまで例示である。上記の各実施形態に登場した種々の要素を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、他の公知の要素に置き換えてもよい。また、上記の各実施形態に登場した種々の要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 ドラムカートリッジ
2,2A~2D トナーカートリッジ
11,11A~11D 感光ドラム
12 フレーム
13 第1電気端子
14 第2電気端子
15 ドラム回路基板
16,17 ワイヤーハーネス
21 ケーシング
22 現像ローラ
23 ギア部
24,24A~24D トナー回路基板
25 ホルダ
31 本体側端子
31a 本体側電圧端子
31b 本体側接地端子
31c 本体側クロック端子
31d 本体側信号端子
32 トナー側端子
32a トナー側電圧端子
32b トナー側接地端子
32c トナー側クロック端子
32d トナー側信号端子
33 中継線
33a 電圧中継線
33b 接地中継線
33c クロック中継線
33d 信号中継線
34 マルチプレクサ
35 トランジスタアレイ
36 汎用入出力ポート
37 CPU
38 電源回路
100 画像形成装置
101 本体ケーシング
102 制御部
103 ディスプレイ
104 端子
104a 電圧端子
104b 接地端子
104c クロック端子
104d 信号端子
121 トナーカートリッジホルダ
131 第1端子
141 第2端子
151 ドラムメモリ
241 トナーメモリ
242 端子
242a 電圧端子
242b 接地端子
242c クロック端子
242d 信号端子
331a 本体側電圧中継線
331c 本体側クロック中継線
331d 本体側信号中継線
332a トナー側電圧中継線
332c トナー側クロック中継線
332d トナー側信号中継線
333a ドラム電圧線
333c ドラムクロック線
333d ドラム信号線

Claims (16)

  1. 画像形成装置に装着可能なドラムカートリッジであって、
    記憶媒体であるトナーメモリを有するトナーカートリッジが複数装着可能なフレームと、
    感光ドラムと、
    ドラム回路基板であって、
    前記画像形成装置と電気的に接続可能な複数の本体側端子と、
    前記複数のトナーカートリッジのそれぞれが有する前記トナーメモリと電気的に接続可能な複数のトナー側端子と、
    前記本体側端子と前記トナー側端子とを繋ぐ複数の中継線と、
    を有するドラム回路基板と、
    プロセッサと、
    記憶媒体であるドラムメモリと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記ドラムメモリに記憶されたプログラムに従って、前記複数のトナー側端子のうち、通信先となるトナー側端子を切り替えるか、または、通信先となるトナー側端子を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とするドラムカートリッジ。
  2. 請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
    前記複数の本体側端子は、
    前記画像形成装置の信号端子と電気的に接続可能な本体側信号端子
    を含み、
    前記複数のトナー側端子は、
    前記トナーメモリの信号端子と電気的に接続可能なトナー側信号端子
    を含み、
    前記プロセッサは、前記プログラムに従って、前記複数のトナー側信号端子のうち、前記本体側信号端子から入力されるデータ信号の供給先となるトナー側信号端子を切り替えるか、または、前記データ信号の供給先となるトナー側信号端子を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とするドラムカートリッジ。
  3. 請求項2に記載のドラムカートリッジであって、
    前記中継線は、
    前記本体側信号端子と前記プロセッサとを繋ぐ本体側信号中継線と、
    前記トナー側信号端子と前記プロセッサとを繋ぐトナー側信号中継線と、
    を含むことを特徴とするドラムカートリッジ。
  4. 請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
    前記複数の本体側端子は、
    前記画像形成装置の電圧端子と電気的に接続可能な本体側電圧端子
    を含み、
    前記複数のトナー側端子は、
    前記トナーメモリの電圧端子と電気的に接続可能なトナー側電圧端子
    を含み、
    前記プロセッサは、前記プログラムに従って、前記複数のトナー側電圧端子のうち、前記本体側電圧端子から入力される電圧の供給先となるトナー側電圧端子を切り替えるか、または、前記電圧の供給先となるトナー側電圧端子を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とするドラムカートリッジ。
  5. 請求項4に記載のドラムカートリッジであって、
    前記中継線は、
    前記本体側電圧端子と前記プロセッサとを繋ぐ本体側電圧中継線と、
    前記トナー側電圧端子と前記プロセッサとを繋ぐトナー側電圧中継線と、
    を含むことを特徴とするドラムカートリッジ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記プロセッサは、CPUであることを特徴とするドラムカートリッジ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記プロセッサは、前記プログラムに従って、前記複数のトナー側端子および前記ドラムメモリの中から通信先を切り替えるか、または、前記通信先を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とするドラムカートリッジ。
  8. 請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
    前記複数の本体側端子は、
    前記画像形成装置の電圧端子と電気的に接続可能な1つの本体側電圧端子
    を含み、
    前記複数のトナー側端子は、
    前記トナーメモリの電圧端子と電気的に接続可能な複数のトナー側電圧端子
    を含み、
    前記中継線は、
    前記1つの本体側電圧端子と前記複数のトナー側電圧端子とを繋ぐ電圧中継線
    を含むことを特徴とするドラムカートリッジ。
  9. 請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
    前記複数の本体側端子は、
    前記画像形成装置の接地端子と電気的に接続可能な1つの本体側接地端子
    を含み、
    前記複数のトナー側端子は、
    前記トナーメモリの接地端子と電気的に接続可能な複数のトナー側接地端子
    を含み、
    前記中継線は、
    前記1つの本体側接地端子と前記複数のトナー側接地端子とを繋ぐ接地中継線
    を含むことを特徴とするドラムカートリッジ。
  10. 請求項1に記載のドラムカートリッジであって、
    前記複数の本体側端子は、
    前記画像形成装置のクロック端子と電気的に接続可能な1つの本体側クロック端子
    を含み、
    前記複数のトナー側端子は、
    前記トナーメモリのクロック端子と電気的に接続可能な複数のトナー側クロック端子
    を含み、
    前記中継線は、
    前記1つの本体側クロック端子と前記複数のトナー側クロック端子とを繋ぐクロック中継線
    を含むことを特徴とするドラムカートリッジ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記ドラムメモリは、前記ドラム回路基板上に位置することを特徴とするドラムカートリッジ。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記プロセッサは、前記ドラム回路基板上に位置することを特徴とするドラムカートリッジ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記プロセッサは、前記ドラムメモリに記憶されたプログラムに従って、前記複数のトナー側端子のうち、通信先となるトナー側端子を切り替えることを特徴とするドラムカートリッジ。
  14. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記プロセッサは、前記ドラムメモリに記憶されたプログラムに従って、前記複数のトナー側端子のうち、通信先となるトナー側端子を切り替えるスイッチ回路を制御することを特徴とするドラムカートリッジ。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のドラムカートリッジであって、
    前記画像形成装置は制御部を備え、
    前記本体側端子は、前記制御部と電気的に接続可能であることを特徴とするドラムカートリッジ。
  16. 請求項15に記載のドラムカートリッジと、
    前記トナーカートリッジと、
    前記制御部と、
    を備えた画像形成装置。

JP2017252304A 2017-12-27 2017-12-27 ドラムカートリッジおよび画像形成装置 Active JP7000850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017252304A JP7000850B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 ドラムカートリッジおよび画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017252304A JP7000850B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 ドラムカートリッジおよび画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019117345A JP2019117345A (ja) 2019-07-18
JP7000850B2 true JP7000850B2 (ja) 2022-01-19

Family

ID=67305348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017252304A Active JP7000850B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 ドラムカートリッジおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7000850B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022163802A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置
WO2022210028A1 (ja) * 2021-04-01 2022-10-06 ブラザー工業株式会社 ドラムユニットおよび画像形成装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057896A (ja) 2001-08-09 2003-02-28 Sharp Corp 画像形成装置
JP2003302871A (ja) 2002-04-11 2003-10-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2006209038A (ja) 2004-12-27 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP2008026580A (ja) 2006-07-21 2008-02-07 Sharp Corp 画像形成装置
JP2009237076A (ja) 2008-03-26 2009-10-15 Fuji Xerox Co Ltd 着脱ユニット、現像剤収容器および画像形成装置
JP2010175619A (ja) 2009-01-27 2010-08-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012063770A (ja) 2010-09-15 2012-03-29 Samsung Electronics Co Ltd 消耗品ユニットを備えた画像形成装置及びその電源供給方法
JP2014206554A (ja) 2013-04-10 2014-10-30 株式会社リコー 電子機器および画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057896A (ja) 2001-08-09 2003-02-28 Sharp Corp 画像形成装置
JP2003302871A (ja) 2002-04-11 2003-10-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2006209038A (ja) 2004-12-27 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP2008026580A (ja) 2006-07-21 2008-02-07 Sharp Corp 画像形成装置
JP2009237076A (ja) 2008-03-26 2009-10-15 Fuji Xerox Co Ltd 着脱ユニット、現像剤収容器および画像形成装置
JP2010175619A (ja) 2009-01-27 2010-08-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012063770A (ja) 2010-09-15 2012-03-29 Samsung Electronics Co Ltd 消耗品ユニットを備えた画像形成装置及びその電源供給方法
JP2014206554A (ja) 2013-04-10 2014-10-30 株式会社リコー 電子機器および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019117345A (ja) 2019-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7098929B2 (ja) 画像形成装置
WO2019130770A1 (ja) ドラムカートリッジおよび画像形成装置
JP5051144B2 (ja) 画像形成装置
US11392084B2 (en) Image forming apparatus to which cartridge is attachable and including controller capable of determining whether cartridge is attached to image forming apparatus
JP7000850B2 (ja) ドラムカートリッジおよび画像形成装置
US11054765B2 (en) Drum cartridge and image forming apparatus
JP7035523B2 (ja) ドラムカートリッジおよび画像形成装置
JP7264293B2 (ja) ドラムカートリッジおよび画像形成装置
US9170545B2 (en) Image forming apparatus and control method thereof
US9429894B2 (en) Packaged image forming apparatus and diagnostic system of apparatus to be packaged
US10852685B2 (en) Drum cartridge and image forming apparatus
US20100129095A1 (en) Image forming apparatus including temperature sensor embedded developers and method of controlling the image forming apparatus
JP7375430B2 (ja) 画像形成装置
JP2024064715A (ja) ドラムカートリッジおよび画像形成装置
JP2009237076A (ja) 着脱ユニット、現像剤収容器および画像形成装置
JP2021026198A (ja) 画像形成装置
CN100543611C (zh) 成像设备以及用于成像设备的控制方法
JP5206628B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2009276376A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7000850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150