JP2009276376A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yasuhiko Otawa
康彦 大多和
Shigeyuki Matsumoto
茂之 松本
Shinji Yoshida
信司 吉田
Miho Sasaki
美帆 佐々木
Masayuki Shimizu
正之 清水
Mayumi Makabe
まゆみ 真壁
Norimasa Hashimoto
則正 橋本
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Abstract

【課題】
本発明は、画像形成装置本体と交換ユニットとの通信を2つ以上の異なる通信方式で行い、交換ユニットが内蔵する記憶手段の情報の読み書きをより正確に行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成手段を有する画像形成装置本体と、画像形成装置本体に着脱自在に装着された少なくとも1つ以上の交換ユニットとを具備し、少なくとも1つ以上の交換ユニットは、情報を記憶する記憶手段をそれぞれ有し、画像形成装置本体は、各交換ユニットそれぞれの記憶手段に対してそれぞれ2つ以上の異なる通信方式により情報を送受信する通信手段と、各交換ユニットそれぞれの記憶手段に対して情報を通信手段を介して読み書きする読書手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、その装置本体に対して着脱可能に構成されたインクカートリッジ等の交換ユニットを、ユーザに装着させて使用されている。
また、交換ユニットに不揮発性メモリ等の記憶手段を内蔵させて、この不揮発性メモリに予め記録された情報を用いることや、使用に伴って生じる情報を書き込むことで、装置本体や交換ユニットを適切に制御することができる。
この不揮発性メモリと装置本体との通信方式には各種通信方式が提案されており、例えば、特許文献1では、有線方式のみの通信手段、または無線方式のみの通信手段に対応したインクジェット記録装置において、それぞれと通信可能な半導体記憶チップを備えたインクカートリッジが提案されている。
また、特許文献2には、比較的に簡易な構成で、接触型通信と非接触型通信とを実現したプロセスカートリッジが提案されている。
上記特許文献1および上記特許文献2は、有線方式および無線方式の2つの通信手段を備え、インクカートリッジなどが備える通信手段に応じて有線方式または無線方式の何れかの通信方式に切り替えて、インクカートリッジと装置本体との間の通信を行い、インクカートリッジに記憶された情報を読み書きするように構成されたものである。
特開2007−001066号公報 特開2003−122230号公報
本発明は、画像形成装置本体と交換ユニットとの通信を2つ以上の異なる通信方式で行い、交換ユニットが内蔵する記憶手段の情報の読み書きをより正確に行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の画像形成装置の発明は、画像形成手段を有する画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱自在に装着された少なくとも1つ以上の交換ユニットとを具備し、前記少なくとも1つ以上の交換ユニットは、情報を記憶する記憶手段をそれぞれ有し、前記画像形成装置本体は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対してそれぞれ2つ以上の異なる通信方式により情報を送受信する通信手段と、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対して情報を前記通信手段を介して読み書きする読書手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを全ての前記通信方式により同時に行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを各前記通信方式により順次行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを該情報の種類に応じて予め定めた通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、各前記通信方式による各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段との情報の送受信における通信エラーを検知する通信エラー検知手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記通信方式のうちの前記通信エラー検知手段で前記通信エラーが検知された通信方式とは異なる通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、前記通信エラー検知手段による前記通信エラーの検知結果に基づき各前記通信方式毎の前記通信エラーの発生率を算出する算出手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記算出手段で算出された前記通信エラーの発生率の値が最も小さい通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記画像形成装置本体は、前記通信エラー検知手段による前記通信エラーが全ての前記通信方式で検知される前記交換ユニットがあった場合は、該交換ユニットが前記画像形成装置本体に装着されていないと判別する判別手段を更に有することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体は、前記通信方式のうちの各前記交換ユニットそれぞれが有する通信方式を検知する検知手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記検知手段で検知された通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、前記通信方式のうちの何れかの通信方式をユーザに選択させる第1の通信選択手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記第1の通信選択手段で選択された通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、ノイズを検知するノイズ検知手段を更に有し、前記読書手段は、前記ノイズ検知手段で検知されるノイズが規定値以上の場合は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを予め定めた通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、各前記交換ユニットそれぞれの使用量に関する情報を記憶する使用情報記憶手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記使用情報記憶手段に記憶されている前記使用量に関する情報に応じて予め定めた通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1の発明において、前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、前記画像形成装置本体が出荷される出荷先情報を記憶する出荷先情報記憶手段と、前記出荷先情報記憶手段に記憶された前記出荷先情報に基づき予め定めた通信方式を選択する第2の通信選択手段を更に有し、前記読書手段は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記第2の通信選択手段で選択される通信方式により行うことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至12のいずれかの発明において、前記少なくとも1つ以上の交換ユニットは、前記画像形成装置本体に装着されて機能する交換部品であることを特徴とする。
請求項1乃至3記載の発明によれば、交換ユニットが内蔵する記憶手段に対する情報の読み書きを、本構成を有しない場合に比して、より正確に行うことができる。
また、請求項4記載の発明によれば、交換ユニットが内蔵する記憶手段に対する情報の読み書きを、その情報の種類に応じて、適切な通信方式で行うことができる。
また、請求項5および6記載の発明によれば、通信状態がより安定している通信方式で情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項7記載の発明によれば、画像形成装置本体に装着されていない交換ユニットを検知することができる。
また、請求項8記載の発明によれば、交換ユニットが有する通信方式で交換ユニットが内蔵する記憶手段に対する情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項9記載の発明によれば、ユーザが所望する通信方式で交換ユニットが内蔵する記憶手段に対する情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項10記載の発明によれば、ノイズの影響を考慮して、通信状態がより安定している通信方式で情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項11記載の発明によれば、経時使用に伴う通信状態の劣化の影響を考慮して、通信状態がより安定している通信方式で情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項12記載の発明によれば、通信先に関わらず、画像形成装置本体や交換ユニットの構成を変えることなく、交換ユニットが内蔵する記憶手段に対する情報の読み書きを行うことができる。
また、請求項13記載の発明によれば、画像形成装置本体に装着されて機能する交換部品が内蔵する記憶手段の情報の読み書きをより正確に行うことができる。
以下、本発明に係わる画像形成装置の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施例の画像形成装置は、着脱可能に構成された交換ユニットに記憶手段の一例としてメモリを内蔵させ、このメモリからの情報の読込みやメモリへの情報の書き込みを、一例として無線および有線の2つの通信方式を有する通信手段で行うことで、情報の読み書きをより正確に行うようにするものである。
以下の実施例においては、画像形成装置の交換ユニットの一例としてカラーのトナーカートリッジを例に説明するが、本発明は、トナーカートリッジに限定されるものではなく、着脱可能でメモリが内蔵される交換ユニットであれば何れの交換ユニットでも適用可能である。
また、通信手段として、無線および有線通信の2つの異なる通信方式を有する場合を開示するが、通信手段が有する通信方式は、これらの通信方式に限定されるものではなく、光通信や赤外線通信等であってもよく、2つ以上の異なる通信方式を有していてもよい。
さらには、通信手段が同種の2つの通信方式を有する場合には、それらの通信プロトコルが異なればよい。
図1は、本実施例に係わる画像形成装置1の要部の構成を示す構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置1を構成する各部および各装置を制御して画像形成装置1全体を統括制御する制御部(以下、「CPU=Central Processing Unit」という。)10と、カラー画像を形成するためのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像の静電潜像を形成する感光体ドラム60Y〜60Kと、各感光体ドラムを予め所定の極性(例えば、マイナス極性)に帯電させる各感光体ドラムに対応した帯電装置50Y〜50Kと、各帯電装置により所定の極性に帯電された各感光体ドラムの表面をカラー画像の各色の画像に対応させたそれぞれのレーザ光で露光する各感光体ドラムの露光装置40Y〜40Kと、レーザ光の露光により各感光体ドラムの表面上に形成された静電潜像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーで現像してトナー画像を形成するための各色それぞれのトナーが充填されたトナーカートリッジ30Y〜30Kおよび現像ロール31Y〜31Kを含む図示せぬ現像装置と、各感光体ドラム60Y〜60Kの下部に配置され、給紙トレイ90から給紙された用紙91を搬送する搬送ベルト70と、搬送ベルト70によって搬送される用紙91に順次各色のトナー像を転写させる転写ロール71Y〜71Kと、用紙91上に転写されたカラートナー画像を定着する定着装置80を備えている。
また、画像形成装置1のユーザが自由に交換可能な各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kには、不揮発性メモリを備えたCRUM(=Customer Replaceable Unit Memory)36Y〜36Kが内蔵されており、このCRUMには画像形成装置1に必要な情報(例えば、トナーカートリッジの最大印字可能枚数やトナー残量、使用状態など)や顧客情報(例えば、ユーザ名、電話番号、利用期間など)が記録され、適宜読み書き可能とされている。
また、画像形成装置1には、各トナーカートリッジに内蔵されているそれぞれのCRUM36Y〜36Kに記録された情報が有線または無線の2つの通信方式を用いて読み書きを行うCRUMインタフェース(以下、「CRUMーI/F」という。)20Y〜20Kが各トナーカートリッジに対応して具備されている。
このように構成された画像形成装置1による画像形成の動作を簡単に説明すると、給紙トレイ90に収納されている用紙91は、図示せぬ給紙モータで駆動される給紙ロール74によってピックアップされて感光ドラム60Y〜60Kに向けて搬送される。
図示せぬ搬送モータにて駆動される複数のユニット又はロールのうち各感光体ドラム60Y〜60Kは、時計回りに回転駆動され、その際、各感光体ドラムそれぞれの帯電装置50Y〜50Kによって表面が帯電され、各露光装置40Y〜40Kからレーザ光がそれぞれ照射されて各感光体ドラムの表面上に静電潜像が形成される。
各感光体ドラムの表面上に形成されたそれぞれの静電潜像は、各静電潜像がそれぞれの現像ロール31Y〜31Kを通る時にそれぞれの色のトナーによって可視化されたトナー像が形成される。
各感光体ドラムの表面上に形成されたトナー像は、各感光体それぞれと対向して配置された転写ロール71Y〜71Kにより各色のトナー像が各感光体ドラム60Y〜60Kへ搬送される用紙91上に順次重ね合わせた状態で転写され、その後、定着装置80に搬送され、定着装置80の加熱ロール81および加圧ロール82により用紙91上のトナー画像が定着され、画像形成装置1の排紙トレイ92へ排出され収容される。
ところで、本発明に係わる画像形成装置1は、各トナーカートリッジに内蔵されているCRUMに記録された情報を読み書きする際の通信手段として有線通信と無線通信の2つの通信方式を用いて通信するように構成されている。
図2は、各トナーカートリッジに内蔵されている各CRUM36Y〜36KとCRUM−I/F20Y〜20Kの詳細な構成を示す図である。
尚、各CRUM36Y〜36Kは、それぞれ同様に構成され、また、各CRUM−I/F20Y〜20Kは、それぞれ同様に構成されているので、CRUM36YおよびCRUM−I/F20Yの場合を例に説明する。
図2に示すように、CRUM−I/F20Yは、バッファ用の揮発性メモリのRAM22Yと、無線通信を可能とする無線IC23Yと、無線IC23Yのアンテナであるコイル状に形成されたコイル24Yと、有線通信を可能とする有線IC25Yを備えて構成されている。
一方、トナーカートリッジ30Yに内蔵されたCRUM36Yは、不揮発性メモリのEEP−ROM32Y、無線通信を可能とする無線IC33Y、有線通信を可能とする有線IC35Yを有して構成されたメモリタグ37Yと、無線IC33Yのアンテナであるコイル状に形成されたコイル34Yとを備えて構成されている。
このように構成されたCRUM−I/F20YとCRUM36Yの動作について説明する。
CPU10からCRUM−IF20Yに対してデータの読込みが指示されると、CRUM−I/F20Yの無線IC23Yは、無線IC23Yと接続されているコイル24Yを介して所定の周波数の電磁波を出力してCRUM36Yに対してデータ読込み要求を行い、また、有線IC25Yは、CRUM36Yと接続されている有線通信経路を介して所定の信号を出力してCRUM36Yに対してデータ読込み要求を行う。
コイル24Yから送信された電磁波は、CRUM36Yのコイル34Yで受信され、コイル34Yで電磁波が受信されることでCRUM36Yの無線IC33Yが電源を得て起動し、無線IC33YがEEP−ROM32Yに記録された情報を読み取り、読み取った情報をコイル34Yを介して所定の周波数の電磁波でCRUM−I/F20Yに送信する。
また、CRUM−I/F20Yの有線IC25Yから有線通信経路を介して送信された信号は、CRUM36Yの有線IC35Yで受信され、有線IC35YがEEP−ROM32Yに記録された情報を読み取り、読み取った情報を有線通信経路を介してCRUM−I/F20Yに出力する。
コイル34Yから送信された情報の信号を含む電磁波は、CRUM−IF20Yのコイル24Yを介して無線IC23Yで受信され、無線IC23Yが電磁波を復調して情報の信号を検出し、検出した信号の情報をRAM22Yに書き込み、RAM22Yに書き込まれた情報がCPU10に出力される。
また、CRUM36Yの有線IC35Yから有線通信経路を介して送信された情報の信号は、CRUM−IF20Yの有線IC25Yで受信され、有線IC25Yが受信した信号から情報を検出し、検出した信号の情報をRAM22Yに書き込み、RAM22Yに書き込まれた情報がCPU10に出力される。
このように構成された画像形成装置1が各色のトナーカートリッジそれぞれに内蔵されたCRUM36Y〜36KのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る制御動作について、図3および図4を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1が各色のトナーカートリッジのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例1の制御動作を示す流れ図である。
画像形成装置1に装着された各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kは、ユーザにより着脱可能であり、このトナーカートリッジを着脱する場合は、画像形成装置1の図示せぬ筐体カバーを開閉して行う。
また、画像形成装置1には、図示せぬ筐体カバーの開閉状態を検知する筐体カバースイッチが配設されており、この筐体カバースイッチは、筐体カバーの開閉に応じてONまたはOFFの状態に動作し、この動作により、CPU10は、筐体カバーの開閉状態を検知することができる。
図3に示すように、筐体カバーが開から閉の状態になると(S100)、CPU10は、各色のトナーカートリッジ30Y〜30KそれぞれのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報の読込み処理を実施する(S110)。
この情報の読込み処理は、各色のトナーカートリッジ毎に当該トナーカートリッジのEEP−ROMに記録されている情報を無線通信と有線通信の2つの通信方式で同時に読込む処理を実施するものである。
具体的には、画像形成装置1の筐体カバーが開から閉の状態になると、CPU10は、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kのうちの所定のトナーカートリッジから順番に当該トナーカートリッジの情報の読込みを当該トナーカートリッジに対応するCRUM−IFに対して指示する。
尚、ここでは、トナーカートリッジ30Y、30M、30C、30Kの順番で、これらのトナーカートリッジに内蔵された各EEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読込む場合を例に説明するが、この順番は特に限定されるものではなく、何れの順番でもよい。
CPU10からトナーカートリッジ30Yの情報の読込みを指示されたCRUM−IF20Yは、前述したように、CRUM−IF20Yの無線IC23Yが無線IC23Yおよびコイル24YとCRUM36Yのコイル34Yおよび無線IC33Yとで形成される無線通信によりCRUM36YのEEP−ROM32Yの無線通信用に割り当てられたアドレスに記録された情報を読込んで取得する(S120)。
この無線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みは、EEP−ROM32Yの無線通信用に割り当てられた全てのアドレスに記録された情報が取得されるまで、読込み動作が行われる(S130でNO)。
また、前述の無線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みと同時に、CRUM−IF20Yの有線IC25Yが有線IC25Yと有線通信経路およびCRUM36Yの有線IC35Yとで形成される有線通信によりCRUM36YのEEP−ROM32Yの有線通信用に割り当てられたアドレスに記録された情報を読込んで取得する(S140)。
この有線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みも、無線通信の場合と同様に、EEP−ROM32Yの有線通信用に割り当てられた全てのアドレスに記録された情報が取得されるまで、読込み動作が行われる(S150でNO)。
S120乃至S150における無線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みまたは有線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みが正常に実施されると(S130でYESまたはS150でYES、S160でNO)、トナーカートリッジ30M、30C、30Kの順番でこれらのトナーカートリッジに対して各トナーカートリッジの情報を無線通信および有線通信により読込む動作を前述したトナーカートリッジ30Yの情報の読込み動作と同様な動作で行う(S170でNO)。
無線通信による各トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作または有線通信による各トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作が正常に終了すると(S160でNO、S170でYES)、その他のリカバリー処理を実施した後(S180)、印刷指示の待機状態に移行して(S190)、本制御動作を終了する。
また、無線通信および有線通信による各トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作において、情報が読込めないなどの読込みエラーが発生した場合は(S160でYES)、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kが画像形成装置1に全て装着されているか否かを判別する(S200)。
各色のトナーカートリッジが画像形成装置1に全て装着されているか否かの判別は、トナーカートリッジの着脱状態に応じてONまたはOFFの状態に動作する図示せぬカートリッジスイッチを各トナーカートリッジが装着される部分にそれぞれ配設し、そのスイッチの状態に基づきトナーカートリッジの装着の有無を検知して判別することができる。
S200において、各色のトナーカートリッジが全て装着されていると判別された場合は、無線通信または有線通信による読込みエラーが発生した旨のエラーメッセージを画像形成装置1の図示せぬ表示装置に表示し、全て装着されていない場合は、トナーカートリッジが装着されていない旨と、そのトナーカートリッジの情報とを表示装置に表示して本制御動作を終了する。
次に、実施例1の制御動作とは異なる実施例2の制御動作について図4の流れ図を参照して説明する。
図4は、画像形成装置1が各色のトナーカートリッジのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例2の制御動作を示す流れ図である。
この実施例2の制御動作は、実施例1の制御動作が各色のトナーカートリッジ30Y〜30K毎にそれぞれのトナーカートリッジの情報を無線通信および有線通信により読込む制御動作に対して、各色のトナーカートリッジに関わらず無線通信および有線通信の各通信方式で全トナーカートリッジの情報を全て読込むように制御動作する。
尚、この実施例2の制御動作について、実施例1と同様な制御動作については、省略または簡略して説明するものとする。
図4に示すように、実施例2の制御動作は、筐体カバーが開から閉の状態になると(S300)、CPU10は、各色の全てのトナーカートリッジ30Y〜30KのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報の読込み処理を実施する(S310)。
具体的には、画像形成装置1の筐体カバーが開から閉の状態になると、CPU10は、全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込みを全CRUM−IF20Y〜20Kに対して指示する。
CPU10からトナーカートリッジの情報の読込みを指示された全CRUM−IF20Y〜20Kは、各CRUM−IFそれぞれの無線IC23Y〜23Kが同時に各無線ICおよび各コイル24Y〜24KとそれぞれのCRUM36Y〜36Kのコイル34Y〜34Kおよびそれぞれの無線IC33Y〜33Kとで形成される無線通信により各CRUM36Y〜36KそれぞれのEEP−ROM32Y〜32Kの無線通信用に割り当てられた全アドレスに記録された情報を読込んで取得する(S320)。
また、前述の無線通信による全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込みと同時に、各CRUM−IF20Y〜20Kそれぞれの有線IC25Y〜25Kが各有線IC25Y〜25Kとそれぞれの有線通信経路およびCRUM36Y〜36Kそれぞれの有線IC35Y〜35Kとで形成される有線通信によりCRUM36Y〜36KそれぞれのEEP−ROM32Y〜32Kの有線通信用に割り当てられた全アドレスに記録された情報を読込んで取得する(S360)。
無線通信による全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作が正常に終了すると(S330でYES、S340でNO、S350でYES)、または有線通信による全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作が正常に終了すると(S370でYES、S380でNO、S390でYES)、その他のリカバリー処理を実施した後(S400)、印刷指示の待機状態に移行して(S410)、本制御動作を終了する。
また、無線通信による全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作において、情報が読込めないなどの読込みエラーが発生した場合は(S340でYES)、または、有線通信による全トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作において、情報が読込めないなどの読込みエラーが発生した場合は(S380でYES)、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kが画像形成装置1に全て装着されているか否かを判別し(S420)、全て装着されている場合は、無線通信または有線通信による読込みエラーが発生した旨のエラーメッセージを画像形成装置1の図示せぬ表示装置に表示し、全て装着されていない場合は、トナーカートリッジが装着されていない旨と、そのトナーカートリッジの情報とを表示装置に表示して(S430)、本制御動作を終了する。
次に、実施例1および実施例2の制御動作とは異なる実施例3の制御動作について図5の流れ図を参照して説明する。
図5は、画像形成装置1が各色のトナーカートリッジ30Y〜30KのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例3の制御動作を示す流れ図である。
この実施例3の制御動作は、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kに内蔵された各メモリの情報を読み書きする場合に、無線通信および有線通信の各通信方式による読込みエラーまたは書き込みエラーの発生率に基づきエラー発生率の少ない通信方式に変更して各EEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読込むように制御動作する。
尚、この実施例3の制御動作について、実施例1および実施例2と同様な制御動作については、省略または簡略して説明するものとする。
図5に示すように、筐体カバーが開から閉の状態になると(S500)、CPU10は、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kのうちの所定のトナーカートリッジから順番に当該トナーカートリッジの情報の読込みを当該トナーカートリッジに対応するCRUM−IFに対して指示する(S510)。
尚、ここでは、トナーカートリッジ30Y、30M、30C、30Kの順番で、これらのトナーカートリッジに内蔵された各EEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読込む場合を例に説明するが、この順番は特に限定されるものではなく、何れの順番でもよい。
CPU10からトナーカートリッジ30Yの情報の読込みを指示されたCRUM−IF20Yは、CRUM−IF20Yとトナーカートリッジ30Yとの間で形成される無線通信および有線通信の各通信方式による通信状態を確認する(S520)。
この通信状態の確認は、通信状態をチェックするための検査データをCRUM−IF20YからCRUM36YのEEP−ROM32Yに無線通信および有線通信の各通信方式により書き込み、書き込んだ試験データを当該通信方式により読込む制御を行い、その際の読込みおよび書き込みのためのアクセス回数に対する通信エラーの発生回数を通信エラーの発生率としてそれぞれ算出する。
各通信方式による通信エラー発生率が算出されると、通信エラー発生率の小さい通信方式をCRUM−IF20Yがトナーカートリッジ30Yの情報を読込む際に使用する通信方式として決定する(S530)。
S530において、トナーカートリッジ30Yの情報の読込みに使用する通信方式が無線通信と決定された場合は(S540でYES)、CRUM−IF20Yの無線IC23Yが無線IC23Yおよびコイル24YとCRUM36Yのコイル34Yおよび無線IC33Yとで形成される無線通信によりCRUM36YのEEP−ROM32Yの無線通信用に割り当てられたアドレスに記録された情報を読込んで取得する(S550)。
この無線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みは、EEP−ROM32Yの無線通信用に割り当てられた全てのアドレスに記録された情報が取得されるまで、読込み動作が行われる(S560でNO)。
また、S530において、トナーカートリッジ30Yの情報の読込みに使用する通信方式が無線通信と決定されなかった場合は(S540でNO)、CRUM−IF20Yの有線IC25Yが有線IC25Yと有線通信経路およびCRUM36Yの有線IC35Yとで形成される有線通信によりCRUM36YのEEP−ROM32Yの有線通信用に割り当てられたアドレスに記録された情報を読込んで取得する(S570)。
この有線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みも、無線通信の場合と同様に、EEP−ROM32Yの有線通信用に割り当てられた全てのアドレスに記録された情報が取得されるまで、読込み動作が行われる(S580でNO)。
S530で決定された通信方式(以下、「決定通信方式」という。)に応じてS550乃至S560における無線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みまたはS570乃至S580における有線通信によるトナーカートリッジ30Yの情報の読込みが正常に実施されると(S560でYESまたはS580でYES、S590でNO)、トナーカートリッジ30M、30C、30Kの順番でこれらのトナーカートリッジに対応するCRUM−IF20M〜20KがそれぞれのCRUM−IFとトナーカートリッジとの間で形成される無線通信および有線通信の各通信方式による通信状態を確認して、トナーカートリッジの情報の読込みに使用する通信方式を決定し、当該決定通信方式により情報の読込み動作を前述したトナーカートリッジ30Yの情報の読込み動作と同様な動作で行う(S600でNO)。
各トナーカートリッジ30Y〜30K毎に決定された決定通信方式による各トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作が正常に終了すると(S590でNO、S600でYES)、その他のリカバリー処理を実施した後(S610)、印刷指示の待機状態に移行して(S620)、本制御動作を終了する。
また、各トナーカートリッジ30Y〜30K毎に決定された決定通信方式による各トナーカートリッジ30Y〜30Kの情報の読込み動作において、情報が読込めないなどの読込みエラーが発生した場合は(S590でYES)、各色のトナーカートリッジ30Y〜30Kが画像形成装置1に全て装着されているか否かを判別する(S630)。
各色のトナーカートリッジが画像形成装置1に全て装着されているか否かの判別は、トナーカートリッジの着脱状態に応じてONまたはOFFの状態に動作する図示せぬカートリッジスイッチを各トナーカートリッジが装着される部分にそれぞれ配設し、そのスイッチの状態に基づきトナーカートリッジの装着の有無を検知して判別することができる。
S630において、各色のトナーカートリッジが全て装着されていると判別された場合は、決定通信方式による読込みエラーが発生した旨のエラーメッセージを画像形成装置1の図示せぬ表示装置に表示し、全て装着されていない場合は、トナーカートリッジが装着されていない旨と、そのトナーカートリッジの情報とを表示装置に表示して本制御動作を終了する。
このような制御動作により、無線通信は周囲の環境によって通信が安定しない場合があるため、無線通信が安定しない場合は、有線通信に変更することで、各色のトナーカートリッジの情報の読み込みを、より確実に行うことができる。
また、各トナーカートリッジ30Y〜30K毎に、それぞれの情報を読込む際に、前回使用した通信方式を記憶しておき、次回は前回と同様の通信方式を用いるようにしてもよい。
これまでの説明では、画像形成装置1に着脱される各色のトナーカートリッジに内蔵されるそれぞれのCRUM36Y〜36Kが有線通信と無線通信の2つの通信方式を備える構成を示したが、各CRUM36Y〜36Kが図6および図7に示すような無線通信のみまたは有線通信のみの通信手段を備える構成の場合でも、本発明に係わる制御動作により各CRUMが内蔵するメモリの情報の読み書きを行うことができる。
図6は、無線通信の通信手段みを備える各CRUM360Y〜360Kが内蔵されたそれぞれのトナーカートリッジ300Y〜300Kの詳細な構成の一例を示す図である。
尚、図6において、各トナーカートリッジ300Y〜300Kを構成する各部のうちの前述した各トナーカートリッジ30Y〜30K(図2参照)と同様に構成されて動作する各部には、説明の便宜上、各トナーカートリッジ30Y〜30Kと同一の符号を付して説明すると共に、各トナーカートリッジ300Y〜300Kは、それぞれ同様に構成されているので、トナーカートリッジ300Yの場合を例に説明する。
図6に示すように、トナーカートリッジ300Yに内蔵されたCRUM360Yは、不揮発性メモリのEEP−ROM32Yと無線通信を可能とする無線IC33Yとを有して構成されたメモリタグ370Yと、無線IC33Yのアンテナであるコイル状に形成されたコイル34Yとを備えて構成されている。
このように構成されたトナーカートリッジ300Yは、CRUM360Yの構成がトナーカートリッジ30YのCRUM36Y(図2参照)の有線IC35Yを除き、無線通信のみによる通信を行うように構成した他は、CRUM36Yと同様に構成されている。 このCRUM360Yが内蔵されたトナーカートリッジ300Yが画像形成装置1に装着された場合のCRUM−I/F20YとCRUM360Yの動作について説明する。
CPU10からCRUM−IF20Yに対してデータの読込みが指示されると、CRUM−I/F20Yの無線IC23Yは、無線IC23Yと接続されているコイル24Yを介して所定の周波数の電磁波を出力してCRUM360Yに対してデータ読込み要求を行い、また、CRUM−IF20Yの有線IC25Yは、所定の信号を出力してCRUM360Yに対してデータ読込み要求を行う。
コイル24Yから送信された電磁波は、CRUM360Yのコイル34Yで受信され、コイル34Yで電磁波が受信されることでCRUM360Yの無線IC33Yが電源を得て起動し、無線IC33YがEEP−ROM32Yに記録された情報を読み取り、読み取った情報をコイル34Yを介して所定の周波数の電磁波でCRUM−I/F20Yに送信する。
コイル34Yから送信された情報の信号を含む電磁波は、CRUM−IF20Yのコイル24Yを介して無線IC23Yで受信され、無線IC23Yが電磁波を復調して信号を検出し、検出した信号の情報をRAM22Yに書き込み、RAM22Yに書き込まれた情報がCPU10に出力される。
一方、CRUM−I/F20Yの有線IC25Yから信号を出力してCRUM360Yに対してデータ読込み要求を行っても、CRUM−I/F20Yとトナーカートリッジ300YのCRUM360Yとの間で有線通信が形成されないことから、有線通信による各トナーカートリッジの情報の読込みは実施されない。
この場合、画像形成装置1は、CRUM−I/F20Yとトナーカートリッジ300YのCRUM360Yとの間で有線通信が形成されないことから、有線通信による各色のトナーカートリッジ300Y〜300Kの情報の読込み動作でエラーが発生してエラー表示することになるが、無線通信による各色のトナーカートリッジ300Y〜300Kの情報は、実施例1または実施例2または実施例3の制御動作と同様に動作して取得することができる。
図7は、有線通信のみの通信手段を備える各CRUM361Y〜361Kが内蔵されたそれぞれのトナーカートリッジ301Y〜301Kの詳細な構成の一例を示す図である。
尚、図7において、各トナーカートリッジ301Y〜301Kを構成する各部のうちの前述した各トナーカートリッジ30Y〜30K(図2参照)と同様に構成されて動作する各部には、説明の便宜上、各トナーカートリッジ30Y〜30Kと同一の符号を付して説明すると共に、各トナーカートリッジ301Y〜301Kは、それぞれ同様に構成されているので、トナーカートリッジ301Yの場合を例に説明する。
図7に示すように、トナーカートリッジ301Yに内蔵されたCRUM361Yは、不揮発性メモリのEEP−ROM32Yと有線通信を可能とする有線IC35Yとを有して構成されたメモリタグ371Yを備えて構成されている。
このように構成されたトナーカートリッジ301Yは、CRUM361Yの構成がトナーカートリッジ30YのCRUM36Y(図2参照)の無線IC33Yおよびそのアンテナのコイル34Yを除き、有線通信のみによる通信を行うように構成した他は、CRUM36Yと同様に構成されている。
このCRUM361Yが内蔵されたトナーカートリッジ301Yが画像形成装置1に装着された場合のCRUM−I/F20YとCRUM361Yの動作について説明する。
CPU10からCRUM−IF20Yに対してデータの読込みが指示されると、有線IC25Yは、CRUM36Yと接続されている有線通信経路を介して所定の信号を出力してCRUM361Yに対してデータ読込み要求を行い、また、CRUM−I/F20Yの無線IC23Yは、無線IC23Yと接続されているコイル24Yを介して所定の周波数の電磁波を出力してCRUM36Yに対してデータ読込み要求を行う。
CRUM−I/F20Yの有線IC25Yから有線通信経路を介して送信された信号は、CRUM361Yの有線IC35Yで受信され、有線IC35YがEEP−ROM32Yに記録された情報を読み取り、読み取った情報を有線通信経路を介してCRUM−I/F20Yに出力する。
CRUM361Yの有線IC35Yから有線通信経路を介して送信された情報の信号は、CRUM−IF20Yの有線IC25Yで受信され、有線IC25Yが受信した信号から情報を検出し、検出した信号の情報をRAM22Yに書き込み、RAM22Yに書き込まれた情報がCPU10に出力される。
一方、CRUM−I/F20Yの無線IC23Yからコイル24Yを介して電磁波を出力してCRUM361Yに対してデータ読込み要求を行っても、CRUM−I/F20Yとトナーカートリッジ301YのCRUM361Yとの間で無線通信が形成されないことから、無線通信による各トナーカートリッジの情報の読込みは実施されない。
この場合、画像形成装置1は、CRUM−I/F20Yとトナーカートリッジ301YのCRUM361Yとの間で無線通信が形成されないことから、無線通信による各色のトナーカートリッジ301Y〜301Kの情報の読込み動作でエラーが発生してエラー表示することになるが、有線通信による各色のトナーカートリッジ301Y〜301Kの情報は、実施例1および実施例2の制御動作と同様に動作して取得することができる。
以上の説明では、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリの情報の読み書きを行う各CRUM−I/FがCPUの外部に構成されている例を示したが、CPU内に構成するようにしてもよい。
この場合は、各CRUM−I/Fを構成する各部がCPU内に形成された回路構成とすることで実現される。
また、以上の説明では、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリの情報を無線通信および有線通信の2つの通信方式で同時に読込む制御動作の例を示したが、情報の内容に応じて無線通信または有線通信の通信方式を使い分けて各メモリの情報の読み書きを行うようにしてもよい。
この場合は、各メモリに対して読み書きを行う情報を無線通信により行う情報と、有線通信により行う情報とに区別し、無線通信により読み書きする情報は各メモリそれぞれの無線通信用に割り当てられたアドレスに読み書きを行い、有線通信により読み書きする情報は各メモリそれぞれの有線通信用に割り当てられたアドレスに読み書きを行うことで実現される。
例えば、画像形成装置の動作に必要な内容の情報は有線通信を使い、顧客情報に関する内容の情報は無線通信を使うなど、各メモリに対して読み書きする情報を無線通信により行う情報と、有線通信により行う情報とに区別し、各通信方式に対応する情報を各メモリそれぞれの各通信方式に割り当てられたアドレスに選択的に読み書きを行うように制御する。
無線通信は周囲の環境によって通信が安定しない場合があるため、トナー残量などが画像形成に伴って何度も書き込まれる情報は有線通信が適している。顧客情報はトナーカートリッジが装着された後に一度取得すればよいので、無線通信であってもよい。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対して無線通信または有線通信の何れか1つの通信方式により情報を読み書きしている場合、通信手段のうちの当該読み書きを行っている通信方式とは他の通信方式により当該メモリに対して情報を読み書きするようにしてもよい。
この場合は、無線通信により読み書きする情報が各メモリそれぞれの無線通信用に割り当てられたアドレスに読み書きされ、有線通信により読み書きする情報が各メモリそれぞれの有線通信用に割り当てられたアドレスに読み書きされるように構成し、各メモリそれぞれに対して情報の読込み、または情報の書き込みを行っている通信方式による当該各メモリに対する情報の書き込み、または情報の読込み動作を不可とし、通信手段のうちの当該通信方式とは他の通信方式により当該各メモリに対する情報の読み書きを行わせることで実現される。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対して情報を読み書きする場合に、各メモリに対する情報の読込み要求、または書き込み要求で使用する通信方式とは異なる通信方式で当該各メモリに対する情報の読込みや書き込みができるように構成してもよい。
この場合、画像形成装置の各CRUM−I/Fは、各色のトナーカートリッジそれぞれに対してメモリの情報の読込み要求、または書き込み要求の際に、当該メモリに対する情報の読込みまたは書き込みで使用する通信方式をそれぞれのCRUMに対して指示し、この指示されたそれぞれの通信方式により各CRUM−I/FとそれぞれのCRUMとの間で情報を送受信して各CRUMそれぞれのメモリに対する情報の読み書きを行うことで実現される。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対して情報を読み書きする場合、画像形成装置が作動することや周辺環境で発生するノイズが多い場合には、各メモリに対する情報の読み書きを有線通信に切り替えて行うようにしてもよい。
この場合は、各CRUMそれぞれのメモリに対して情報を書き込む際には、当該情報を当該各メモリそれぞれの無線通信用に割り当てられたアドレスおよび有線通信用に割り当てられたアドレスにそれぞれ書き込むように構成し、ノイズをノイズ検知手段で検知し、該検知されたノイズが規定値以上の場合は、有線通信に変更して各CRUM−I/FとそれぞれのCRUMとの間で情報を送受信して各CRUMそれぞれのメモリに対する情報の読み書きを行うことで実現される。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対して情報を読み書きする場合に、各色のトナーカートリッジそれぞれの使用状態によって、各トナーカートリッジに内蔵されたそれぞれのメモリに対する情報を読み書きするアドレスが変更できるようにしてもよい。
この場合は、各色のトナーカートリッジそれぞれの使用状態を検知し、各トナーカートリッジの使用状態に応じて予め設定された当該トナーカートリッジのメモリのアドレスに対して情報を読み書きするようにすることで実現される。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対する情報を読み書きする場合、各トナーカートリッジそれぞれの使用量(印字枚数(カウンター)や累積ピクセルカウント、プロコンの回数等)が予め設定された基準値よりも超えている場合には、当該トナーカートリッジのメモリに対する情報の読み書きを無線通信を使用して行うようにしてもよい。
このように構成することで、経時により各CRUM−I/FとそれぞれのCRUMとの接点が劣化し、各CRUM−I/FとそれぞれのCRUMとの間で形成される有線通信の状態が不安定となった場合であっても、各CRUM−I/FとそれぞれのCRUMとの間を無線通信により通信を行うことで、安定した通信を行うことができる。
この場合は、各トナーカートリッジの使用量(印字枚数(カウンター)や累積ピクセルカウント、プロコンの回数等)に対応する各基準値を予め記憶し、各トナーカートリッジそれぞれのメモリに対する情報の読み書きの際には、当該トナーカートリッジの使用量と該使用量に対応する基準値とを比較して、使用量が基準値を超えている場合には、当該トナーカートリッジのメモリに対する情報の読み書きを無線通信を使用して行うようにすることで実現される。
また、各色のトナーカートリッジに内蔵された各メモリに対する情報を読み書きする場合に、当該読み書きを行うアドレス(メモリの)に対応して当該アドレスと予め対応付けされた通信方式により情報を読み書きするようにしてもよい。
この場合は、各色のトナーカートリッジに内蔵されたそれぞれのメモリのアドレスと、当該アドレスに対応する通信方式とをそれぞれ対応付けて管理し、メモリに対して情報を読み書きする際には、当該情報を読み書きする当該メモリのアドレスに対応付けされた通信方式により当該情報を読み書きすることで実現される。
また、画像形成装置の出荷先(例えば、OEM先企業、出荷国、出荷地域など)に応じて使用する通信方式を予め選択設定しておき、予め設定された通信方式により各トナーカートリッジに内蔵されたそれぞれのメモリに対する情報の読み書きが実施されるようにしてもよい。
このように構成することで、例えば国や地域によっては無線通信が禁止されている場合があったとしても、有線通信により各トナーカートリッジに内蔵された各メモリに対する情報の読み書きが実施可能であり、また、出荷先毎に用いる通信方式の情報を画像形成装置本体のメモリに記憶しておけば、カートリッジは出荷先別に構成を変える必要がないので、カートリッジの生産性が向上する。
この場合は、出荷先毎に用いる通信方式の情報を予め記憶しておき、画像形成装置の出荷先に応じて当該出荷先に対応する通信方式を予め記憶している通信方式の情報から特定し、該特定された通信方式で各トナーカートリッジに内蔵された各メモリに対する情報の読み書きを行うようにすることで実現される。
本発明に係わる画像形成装置1の要部の構成を示す構成図 トナーカートリッジ30YのCRUM36YとCRUM−I/F20Yの詳細な構成を示す図 各トナーカートリッジのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例1の制御動作を示す流れ図 各トナーカートリッジのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例2の制御動作を示す流れ図 各トナーカートリッジのEEP−ROM32Y〜32Kに記録された情報を読み取る実施例3の制御動作を示す流れ図 無線通信のみの通信手段を備えるCRUM360Yが内蔵されたトナーカートリッジ300Yの詳細な構成の一例を示す図 有線通信手段のみの通信手段を備えるCRUM361Yが内蔵されたトナーカートリッジ301Yの詳細な構成の一例を示す図
符号の説明
1 画像形成装置
10 制御部(CPU)
20Y CRUMーI/F
22Y RAM
23Y、33Y 無線IC
24Y、34Y コイル
25Y、35Y 有線IC
30Y〜30K、300Y〜300K、301Y〜301K トナーカートリッジ
31Y〜31K 現像ロール
32Y EEP−ROM
36Y〜36K、360Y〜360K、361Y〜361KCRUM(=Customer Replaceable Unit Memory)
37Y、370Y、371Y メモリタグ
40Y〜40K 露光装置
50Y〜50K 帯電装置
60Y〜60K 感光体ドラム
70 中間転写体
71Y〜71K 転写ロール
74 給紙ロール
80 定着装置
81 加熱ロール
82 加圧ロール
90 給紙トレイ
91 用紙
92 排紙トレイ

Claims (13)

  1. 画像形成手段を有する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に着脱自在に装着された少なくとも1つ以上の交換ユニットと
    を具備し、
    前記少なくとも1つ以上の交換ユニットは、
    情報を記憶する記憶手段をそれぞれ有し、
    前記画像形成装置本体は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対してそれぞれ2つ以上の異なる通信方式により情報を送受信する通信手段と、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対して情報を前記通信手段を介して読み書きする読書手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを全ての前記通信方式により同時に行う請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを各前記通信方式により順次行う請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを該情報の種類に応じて予め定めた通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    各前記通信方式による各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段との情報の送受信における通信エラーを検知する通信エラー検知手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記通信方式のうちの前記通信エラー検知手段で前記通信エラーが検知された通信方式とは異なる通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    前記通信エラー検知手段による前記通信エラーの検知結果に基づき各前記通信方式毎の前記通信エラーの発生率を算出する算出手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記算出手段で算出された前記通信エラーの発生率の値が最も小さい通信方式により行う請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置本体は、
    前記通信エラー検知手段による前記通信エラーが全ての前記通信方式で検知される前記交換ユニットがあった場合は、該交換ユニットが前記画像形成装置本体に装着されていないと判別する判別手段
    を更に有する請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置本体は、
    前記通信方式のうちの各前記交換ユニットそれぞれが有する通信方式を検知する検知手段を
    更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記検知手段で検知された通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    前記通信方式のうちの何れかの通信方式をユーザに選択させる第1の通信選択手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記第1の通信選択手段で選択された通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    ノイズを検知するノイズ検知手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    前記ノイズ検知手段で検知されるノイズが規定値以上の場合は、各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを予め定めた通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    各前記交換ユニットそれぞれの使用量に関する情報を記憶する使用情報記憶手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記使用情報記憶手段に記憶されている前記使用量に関する情報に応じて予め定めた通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置本体または前記交換ユニットは、
    前記画像形成装置本体が出荷される出荷先情報を記憶する出荷先情報記憶手段と、
    前記出荷先情報記憶手段に記憶された前記出荷先情報に基づき予め定めた通信方式を選択する第2の通信選択手段
    を更に有し、
    前記読書手段は、
    各前記交換ユニットそれぞれの前記記憶手段に対する情報の読み書きを前記第2の通信選択手段で選択される通信方式により行う請求項1記載の画像形成装置。
  13. 前記少なくとも1つ以上の交換ユニットは、
    前記画像形成装置本体に装着されて機能する交換部品である請求項1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
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