JP2003043901A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003043901A
JP2003043901A JP2001227208A JP2001227208A JP2003043901A JP 2003043901 A JP2003043901 A JP 2003043901A JP 2001227208 A JP2001227208 A JP 2001227208A JP 2001227208 A JP2001227208 A JP 2001227208A JP 2003043901 A JP2003043901 A JP 2003043901A
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image forming
forming apparatus
toner
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memory
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JP2001227208A
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Jun Hosokawa
潤 細川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源がオン状態のままコネクタが切断された
場合、切断に伴って生じるトナー容器の不揮発性メモリ
の誤書き込みや誤読み出しを防止すると共に消費量デー
タの信頼性を高める。 【解決手段】 画像形成装置本体と該本体に着脱自在な
トナー容器からなる画像形成装置において、トナー容器
はトナーの消費量データを記憶する不揮発性メモリ16
を備え、画像形成装置本体はシステム不揮発性メモリ1
5と、トナー容器を覆い容器の着脱時に開閉するカバー
(非図示)と、カバーの開又は閉状態を検知するスイッ
チ17と、スイッチ17がカバーの開状態を検知したと
き不揮発性メモリ16が記憶した消費量データをシステ
ム不揮発性メモリ15に記憶させると共に不揮発性メモ
リ16の書き込み・読み出しを禁止する処理を行うCP
U13を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱可能なプロセ
スカートリッジ等の交換部品を有する画像形成装置に関
し、より詳細には、着脱可能なプロセスカートリッジ等
の交換部品に取り付けた不揮発性メモリを交換部品の着
脱時に生じ得る異常動作から保護するプリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスにより画像形成を行う
プリンタ等の画像形成装置において、画像形成プロセス
に用いる電子写真感光体やトナー等の部品は、消耗等に
より使用限界があるので、従来から、カートリッジの形
で交換部品として用意され、ユーザによる交換ができる
ようになっている。使用中のカートリッジが使用限界に
近づき、画像の品質等に影響が現れる前の適切な時期に
交換できることが望ましいので、交換時期を管理するこ
とが行われている。カートリッジ交換の管理は、カート
リッジの消費量が推定できる印刷枚数やカートリッジが
トナー用の場合には現像部へのトナー補給量を検知する
ことによって行うことが可能である。従って、カートリ
ッジを使用して印刷する度に、カートリッジの消費量を
検知し、使用を開始してからの累積消費量をカートリッ
ジ毎に算出する。算出した累積消費量はカートリッジに
固有のデータであるから、これをカートリッジに設けた
不揮発性メモリ、つまりカートリッジメモリに保存する
ようにしている。
【0003】データをカートリッジメモリに保存する方
法を採用する場合、保存される累積消費量の算出、或い
は累積消費量が所定の使用限界に達した時の報知等の処
理は、画像形成装置本体側で行っており、このため処理
の度に、装置本体に着脱可能な構造をもつカートリッジ
メモリのデータを装置本体へ、また処理後にカートリッ
ジメモリのデータを書き換えるためにカートリッジへ
と、カートリッジメモリと装置本体との間でデータの転
送が行われる。このとき、カートリッジメモリへの書き
込み・読み出しアクセスや、そのためにカートリッジ側
で必要な電源供給が装置本体から電気的なコネクタを介
して行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、着脱可能な
カートリッジを用いる場合に、カートリッジが使用限界
に近づいたとき、或いは装置に異常が感じられたとき等
に、ユーザにより行われ得ることであるが、画像形成装
置の電源をオン状態にしたまま、カートリッジが取り外
される場合がある。カートリッジに設けた不揮発性メモ
リへの書き込み・読み出しには、比較的処理速度が遅い
システムが用いられ、時間がかかるものが多いため、書
き込みや読み出し途中にカートリッジが取り外され、装
置本体とカートリッジを接続するコネクタに切断が生じ
ると、誤書き込みや誤読み出しが発生し、不揮発性メモ
リに正確なトナー等の消費量データが記憶されないこと
がある。しかしながら、従来、こうした電源がオン状態
のままコネクタの切断という動作に伴う誤書き込みや誤
読み出しを防止し、不揮発性メモリに正確なトナー等の
消費量データが記憶されるようにすることは行われてい
なかった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、電源がオン状態のまま不意にコ
ネクタが切断されるという事態が発生した場合に、それ
に伴って生じる不揮発性メモリの誤書き込みや誤読み出
しを防止し、不揮発性メモリが常に信頼性の高い消費量
データを記憶するようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
形成装置本体と画像形成装置本体に着脱自在な交換部品
とからなる画像形成装置において、記憶手段と、交換部
品を覆い部品着脱時に開閉するカバーと、カバーの開又
は閉状態を検知する手段と、検知手段が開状態を検知し
たとき不揮発性記憶手段が記憶した消費量情報を前記記
憶手段に記憶させるとともに、不揮発性記憶手段の書き
込み・読み出しを禁止する処理手段を備えた画像形成装
置本体と、交換部品の消費量情報を記憶する不揮発性記
憶手段を備えた前記交換部品を有することを特徴とする
画像形成装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記処理手段は、検知手段がカバーの
閉状態を検知したとき、不揮発性記憶手段が記憶した消
費量情報と画像形成装置本体の記憶手段が記憶した消費
量情報とを比較し、前記消費量情報が等しいとき、不揮
発性記憶手段の読み出し・書き込みを許可し、前記消費
量情報が等しくないとき、画像形成装置本体の記憶手段
に記憶した消費量情報を不揮発性記憶手段に転送し、不
揮発性記憶手段の読み出し・書き込みを許可することを
特徴とする画像形成装置である。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の画像形
成装置において、前記処理手段は、不揮発性記憶手段が
記憶した消費量情報と画像形成装置本体の記憶手段が記
憶した消費量情報とを比較し、前記消費量情報が等しく
ないとき、画像形成装置本体の記憶手段が記憶した消費
量情報のうち等しくない消費量情報を不揮発性記憶手段
に転送することを特徴とする画像形成装置である。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の画像形成装置において、前記処理手段は、
検知手段がカバーの閉状態を検知したとき、所定時間経
過後に不揮発性記憶手段への読み出し・書き込みを許可
することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明が適用される画
像形成装置ついて説明する。図1は、本発明が適用され
るタンデム方式のカラー画像形成装置の要部概略構成図
であり、画像形成装置1は、装置本体に対し着脱可能な
交換部品(カートリッジ)であるトナーボトル2を装備
している。画像形成装置1は、現像ユニット3、感光体
37、帯電ローラ38、光書き込みユニット4、転写ユ
ニット5、定着ユニット6及び給紙装置7等を備える。
タンデム方式であるので、現像ユニット3は、カラーの
構成色である4色(Y:イェロー、M:マゼンタ、C:
シアン、BK:ブラック)分の現像ユニット3(Y、
M、C、BK)を備えている。同様に、感光体37、帯
電ローラ38及び転写ローラ51も、4色分備える。ま
た、光書き込みユニット4は、各色ごとに画像データに
より変調された光(レーザ)ビームを照射し、感光体3
7に画像の書き込みを行う。そのために、ユニット内に
は、ポリゴンモータ、ポリゴンミラー、fθレンズ、レ
ーザダイオード、ミラー等を有する。
【0011】このような構成において給紙装置7のトレ
イに収納された転写紙Pは、感光体37に向けて搬送ベ
ルト52により搬送される。感光体37は、時計方向に
回転駆動され、その際、帯電ローラ38によって表面を
帯電され、光書き込みユニット4からレーザ光が照射さ
れて感光体37上に静電潜像が形成される。この潜像
は、現像ユニット3を通る時、トナーによって可視像化
される。感光体37上の可視像は、転写ローラ51によ
り、感光体37へ搬送された記録紙Pに転写される。こ
の転写工程を搬送ベルト52で搬送される途中で順次4
色分繰り返し、その後定着ユニット6に搬送され、そこ
で記録紙P上の可視像は定着ローラ61により定着さ
れ、画像形成装置1の外部へ排紙される。
【0012】図2を参照して現像ユニットの構成につい
て説明する。図2は現像ユニット3を示す図である。同
図に示すように、現像ユニット3は、トナー補給ポンプ
31、攪拌スクリュー33、トナー濃度センサ34、ト
ナー規制部材35、現像スリーブ36を備える。図2で
は図示されないトナーボトルからトナーがチューブを介
しトナー補給ポンプ31によりトナー供給口32を通し
て現像ユニット3に補給される。補給されたトナーは、
攪拌スクリュー33により攪拌され、現像スリーブ36
へ送り込まれ、送り込まれるトナー槽の底部でトナーの
濃度がトナー濃度センサ34により検知される。この検
知は、1ページの印刷毎に行われ、検知データをトナー
の補給制御に用いる。トナーボトルから装置本体の現像
ユニット3に補給されるトナーの補給時間が検知データ
に基づいて設定される。トナーの補給制御のために1ペ
ージの印刷毎に設定されるトナーの補給時間を累算し、
得た補給時間の累算値をトナーボトルに設けた後述する
不揮発性メモリに保存する。この不揮発性メモリに保存
された補給時間の累算値は、トナーの消費量と関係する
量であり、トナーボトルのトナー残量を管理するために
は、各トナーボトル毎に、ボトルを使用する度にデータ
の更新処理を行う必要がある。即ち、印刷時に保存され
た補給時間の累算値が読み出され、補給動作に伴い変化
する累算値で再び不揮発性メモリの書き換えをして保存
するという操作が行われる。このためトナーボトル2
に、トナーボトルに係わる各種のデータを記憶する読み
出し・書き込み可能な不揮発メモリ(カートリッジメモ
リ)がボトルと一体に設けられる。
【0013】図3は、カートリッジメモリのトナーボト
ルへの取り付け形態を示す図である。図2で示した各色
の現像ユニット3に対応してトナーボトル2が図3では
図示されない装置本体に着脱可能に設けられ、トナー残
量等の管理が行われる。このため、トナーボトル2は、
該ボトルと一体にカートリッジメモリを持つICチップ
が実装されたIC基板21を有し、IC基板21は画像
形成装置本体との電気的接続を可能にするコネクタ部2
2を有する。カートリッジメモリに記憶されるデータの
中には、先に述べたトナー補給時間の累算値、トナー消
費量、トナー残量等のデータ(以下、トナーデータとい
う)が含まれ、使用により変化するこれらデータの読み
出し・書き込みが画像形成動作に伴って行われる。
【0014】図4は、トナーボトルの画像形成装置本体
への取り付け形態を示す図である。図4に示すように、
装置本体に装着されるトナーボトル2に弾接してボトル
2を保持するボトル保持部材11の接合部に本体側のコ
ネクタ部12を設け、このコネクタ部12とボトル2側
のコネクタ部22とによりカートリッジメモリと装置本
体との電気的接続を図るとともに、トナーボトル2の保
持を行うようにしている。コネクタ部22により、装置
本体からカートリッジメモリへの電源供給線、カートリ
ッジメモリに記憶されるデータやアドレスデータを送る
データ線、データ線と共に2線式シリアルバスを構成す
るクロック線、メモリの使用を禁止するプロテクト線の
接続が行われる。
【0015】更に図5は、トナーカバーの開閉状態を示
すスイッチの取り付け形態を示す図であり、画像形成装
置の本体側でトナーボトル2の取り外しを事前に予測す
るために、トナーボトル2の設置部にトナーカバーDが
開閉することによってオン・オフするトナーカバー開閉
検知スイッチ17が取り付けられている。
【0016】次に、本発明の実施形態に係る誤書き込
み、誤読み出し防止の処理について説明する。図6は、
トナーボトルに設けたカートリッジメモリとCPU(マ
スター)に設けたシステム不揮発メモリの接続関係を示
す回路構成ブロック図である。図6において、画像形成
装置本体は、マスターCPU13を備え、マスターCP
U13はシリアルバスによって接続されるシステム不揮
発メモリ15を備える。マスターCPU13は、スレー
ブCPU14を備え、スレーブCPU14はシリアルバ
スを介して各色毎のトナーボトル2に設けたカートリッ
ジメモリ016〜316に接続され。又、トナードアー
カバー開閉検知スイッチ17に接続され、該スイッチの
オンオフ出力により、カートリッジメモリ016〜31
6の供給電源(IC電源)をオンオフする電源遮断回路
19を制御する。なお、マスターCPU13とスレーブ
CPU14との間のデータのやり取りは、シリアル通信
によって実行される。又、マスターCPU13は画像形
成装置全体の動作の制御を司り、装置本体にはマスター
CPU13の制御下にソフトウェア、プログラミングデ
ータ等を記憶するメモリとして、図示しないROM及び
RAMが備えられている。
【0017】不揮発性メモリ(EEPROM)によるカ
ートリッジメモリ016〜316を構成するICチップ
(メモリチップ)は、IC(アイ・スクエアー・シ
ー)バスでスレーブCPU14と接続される。ICバ
スはクロック線とデータ線を1本ずつ使用してシリアル
通信する2線式シリアルバスである。さらに、スレーブ
CPU14は、プロテクト線(図示せず)に制御信号を
送ることによりカートリッジメモリ016〜316の使
用を禁止する処理、上記した2線式シリアルバスの停止
処理、及びマスターCPU13は、カートリッジメモリ
016〜316への電源線への電力の供給を遮断する処
理を行うことが可能になっている。
【0018】図7は、誤書き込み、誤読み出し防止処理
のフロー図である。図7を参照して、この処理を具体的
に説明する。なお、本説明では、説明を簡便にするため
に、4色分あるカートリッジメモリ016〜316をま
とめて一つのカートリッジメモリ16として説明する。
【0019】本実施形態の処理は、主に装置本体のマス
ターCPU13及びスレーブCPU14により行われ
る。この処理は、トナーボトル2を覆っているトナーカ
バーDがオープンされ、カバーの開閉を検知するスイッ
チ17が開を検知するのを待って始めるので、先ず、C
PU13はスイッチ17がトナーカバー開を検知したか
否かのカバー状態の監視をする(S61)。この監視は
カバー開が検知されるまで繰り返し行われるが、この
間、つまり閉を検知している間は、マスターCPU13
はシリアルバスの機能停止処理、電源遮断処理等の処理
を行わず、カートリッジメモリ16に書き込み・読み出
しを許可し、アクセスを可能とする。このように、カバ
ー閉の検知により、アクセスを許可し、許可時のみアク
セスを行うようにすることで、データの誤書き込み、誤
読み出しを防止し、カートリッジメモリ16に記憶され
ているデータの信頼性が得られることになる。
【0020】マスターCPU13がスイッチ17の開を
検知した場合に(ステップS61,YES)、CPU1
3は、トナーボトルの取り外し時に起こりうるコネクタ
の切断からカートリッジメモリ16の誤書き込み、誤読
み出し防止の処理を始め、先ず、スレーブCPU14に
指示してカートリッジメモリ16の読み出し情報、即ち
トナーデータをマスターCPU13側に転送させ、シス
テム不揮発メモリ15に書き込む(S62)。書き込み
後、CPU13は、不揮発性メモリ016〜316の使
用不許可処理を行う(S63)。これはプロテクト線
(図示せず)に制御信号を送ることによりカートリッジ
メモリ16の使用を禁止する。次いで、マスターCPU
13は本実施形態で不揮発性メモリI/Fとして使用す
るデータバスとして用いているシリアルバスの機能の停
止処理を行う(S64)。データバスの機能停止処理
は、シリアルクロックに同期してカートリッジメモリ1
6に記憶されるデータやアドレスデータを送信するシリ
アルバスの動作を禁止する等により行うことが可能であ
る。更に、装置本体のCPU13からプロテクト信号を
電源遮断回路19に送り、カートリッジメモリ16の供
給電源を遮断することにより、メモリの使用を禁止する
カートリッジメモリ電源遮断処理を行う(S65)。
【0021】上記のようにしてカバー開時のカートリッ
ジメモリ16の誤書き込み、誤読み出し防止処理を行っ
た後、カバーがクローズされ、カバーの開閉を検知する
スイッチが閉を検知するのを待って(S66,YE
S)、カートリッジメモリ16を書き込み・読み出しア
クセスが可能な状態に復帰させる処理を行う。復帰処理
は、上記で説明したフローの順序とは逆に、先ず、遮断
されていたカートリッジメモリ16への電源供給の接続
処理を行う(S67)。ここでは、接続処理の開始と同
時にタイマーを起動させる(S68)。このタイマー
は、電源を立ち上げてから電源電圧が使用可能電圧(動
作電圧)に達するまでの所定の時間を設定するもので、
タイマーにより管理された所定の時間、この形態におい
ては500mSecが経過したか否かをチェックし(S6
9)、500mSecが経過し(S69,YES)、使用可
能電圧に電源が立ち上がり、カートリッジメモリ16の
正常な動作条件が整ったところで、停止状態にあるシリ
アルバスの機能を立ち上げる、シリアルバスの起動処理
を行う(S70)。次いで、CPU13は、システム不
揮発性メモリ15に書き込んだトナーデータがカートリ
ッジメモリ16のトナーデータと同じか否かをチェック
する(S71)。同じである場合においては(S71,
YES)、カートリッジメモリ16の使用を許可とする
処理を行う(S72)。これは、装置本体のCPU14
からプロテクト信号を解除信号としてカートリッジメモ
リ16の端子に送ることにより、メモリの使用を可能状
態にする。同じでない場合においては(S71,N
0)、システム不揮発性メモリ15に書き込んだトナー
データをカートリッジメモリ16に書き込んで(S7
3)、その後、カートリッジメモリ16の使用を可能と
する処理を行う(S72)。なお、先に述べた読み出し
・書き込み動作を禁止する処理と電源供給の遮断処理を
合わせて行う場合には、当然、電源供給の遮断処理が後
に行われる。
【0022】本実施形態によれば、プロテクト線(図示
せず)に制御信号を送ることによるカートリッジメモリ
16の使用禁止、及びシリアルバスの機能の停止処理、
及びCPU13からプロテクト信号を電源遮断回路19
に送ることによるカートリッジメモリ16の供給電源遮
断により、カートリッジメモリ16の読み出し・書き込
み動作を完全に禁止する。従って、データの誤書き込
み、誤読み出しを防止し、チャタリングノイズ、電流異
常により引き起こされるカートリッジメモリ16の物理
的な破壊をも防止することが可能となる。
【0023】又、本実施形態によれば、復帰時の電源供
給接続時は、電源電圧が使用可能電圧に達する所定の時
間が経過するまで、シリアルバスの起動を行わないの
で、データの誤書き込み、誤読み出しを防止し、不揮発
性メモリ16に記憶されているデータの信頼性を高める
ことができる。更に又、トナーカバーが開となり不揮発
性メモリ16の電源が遮断される前に不揮発性メモリ1
6のトナーデータをCPU13側のシステム不揮発性メ
モリ15に書き込むことにより最新のトナーデータを記
憶すると共に、トナーカバーが閉となるときは、不揮発
性メモリ15のトナーデータと不揮発性メモリ16のト
ナーデータを比較し、異なる場合、システム不揮発性メ
モリ15に書き込んだトナーデータを不揮発性メモリ1
6に書き込むので、トナーデータの信頼性を高めること
ができる。
【0024】以上は、4色分のカートリッジメモリ01
6〜316をまとめて一つのカートリッジメモリ16と
して説明したが、4色分のカートリッジメモリそれぞれ
について誤書き込み、誤読み出し防止処理を行う場合
は、図8及び図9で示す動作フローになる。以下、図8
及び図9に従って4色分のカートリッジメモリの誤書き
込み、誤読み出し防止処理について説明する。
【0025】図8及び図9において、先ず、CPU13
はスイッチ17がカバー開を検知したか否かのカバー状
態のチェックを行う(S71)。このチェックはカバー
開が検知されるまで繰り返し行われる。画像形成装置は
本体内に図示しないカウンタを有し、このカウンタは最
高、トナーの色分にアドレスするアドレス値メモリ最終
アドレス値nとしてカウントするもので、本実施形態で
は4色分のトナーを使用するので4までカウントする。
スイッチ17が開を検知した場合に(ステップS71,
YES)、CPU13は、カウンタのメモリ最終アドレ
ス値nをゼロに設定し(S72)、次いで、CPU13
は、メモリ最終アドレス値nが4より大きいか否かをチ
ェックする(S73)。この場合、大きくないので(S
73,NO)、カートリッジメモリ016のトナーデー
タをシステム不揮発性メモリ15に書き込み(S7
4)、nを定数1に1プラスして2とし(S75)、メ
モリ最終アドレス値nが4より大きいか否かにリターン
する(S73)。この処理をカートリッジメモリ316
まで行うことにより、全カートリッジメモリ016〜3
16のトナーデータをシステム不揮発性メモリ15に書
き込むと同時に、このときメモリ最終アドレス値nは4
より大きくなるので(S73,YES)、不揮発性メモ
リ使用可フラグをクリアし(S76、)不揮発性メモリ
I/Fとして使用するデータバスとして用いているシリ
アルバスの機能の停止処理を行う(S77)。更に、装
置本体のCPU13からプロテクト信号を電源遮断回路
19に送り、カートリッジメモリ16の供給電源を遮断
することにより、メモリの使用を禁止するカートリッジ
メモリ電源遮断処理を行う(S78)。このようにして
カバー開時のカートリッジメモリ16の誤書き込み、誤
読み出し防止の処理を行う。
【0026】この後、トナーカバーがクローズされたか
否かをチェックして(S79)、トナーカバーの閉を検
出した場合においては(S79,YES)、カートリッ
ジメモリ016〜316を書き込み・読み出しアクセス
が可能な状態に復帰させる処理を行う。この復帰処理
は、上記の順序とは逆に、先ず、遮断されていたカート
リッジメモリ016〜316への電源供給の接続処理を
行う(S80)。ここで、接続処理の開始と同時にタイ
マーを起動させる(S81)。このタイマーは、電源を
立ち上げてから電源電圧が使用可能電圧(動作電圧)に
達するまでの例えば500mSecを設定するものである。
次いで、CPU13は、500mSecが経過したか否かを
チェックし(S82)、500mSecが経過し(S82,
YES)、使用可能電圧に電源が立ち上がり、カートリ
ッジメモリ016〜316の正常な動作条件が整ったと
ころで、停止状態にあるシリアルバスの機能を立ち上げ
る、シリアルバスの起動処理を行う(S83)。
【0027】ここでCPU13は、再び前記カウンタを
動作させ、そのメモリ最終アドレス値nをゼロに設定し
(S84)、次いで、メモリ最終アドレス値nが4より
大きいか否かをチェックする(S85)。この場合、大
きくないので(S85,NO)、システム不揮発性メモ
リ15のトナーデータとカートリッジメモリ016のト
ナーデータとが同じか否かをチェックし(S86)、同
じでない場合においては(S86,NO)、システム不
揮発性メモリ15に書き込まれているカートリッジメモ
リ016のトナーデータをカートリッジメモリ016に
書き込み、再び、システム不揮発性メモリ15のトナー
データとカートリッジメモリ016のトナーデータとが
同じか否かをチェックする(S86)。このときシステ
ム不揮発性メモリ15のトナーデータとカートリッジメ
モリ016のトナーデータは同じになるので(S86,
YES)、nを定数1に1プラスして2とし(S8
8)、メモリ最終アドレス値nが4より大きいか否かに
リターンする(S89)。この処理をカートリッジメモ
リ316まで行うことにより、全カートリッジメモリ0
16〜316のトナーデータをシステム不揮発性メモリ
15のトナーデータと比較し、異なる場合にシステム不
揮発性メモリ15のトナーデータをカートリッジメモリ
に書き込む。このときメモリ最終アドレス値nは4より
大きくなるので(S85,YES)、カートリッジメモ
リ使用可フラグをセット(S89)する。
【0028】上記した実施形態では、本発明による画像
形成装置をカラー画像が印刷できる装置として実施した
形態を示したが、モノクロ画像の印刷装置として実施し
ても良い。又、上記実施形態における交換部品(カート
リッジ)は、電子写真プロセスによる画像形成に用いる
トナーボトルを形態示したが、交換部品として、例え
ば、電子写真プロセスによる画像形成に用いる感光体、
帯電ローラ、トナー等の構成部品を含むプロセスカート
リッジであっても良い。更に、画像形成装置が他の方式
による装置、例えばインクジェット方式の画像形成装置
である場合には、交換部品としてインクカートリッジ等
への適用が可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明に対応する効果: 電源
オン状態でトナーボトルなどの交換部品を交換、点検等
するために、交換部品を覆い部品着脱時に開閉するカバ
ーを開状態にした場合、交換部品の不揮発性記憶手段が
記憶した消費量情報は一旦画像形成装置の記憶手段に記
憶され、その後不揮発性記憶手段の書き込みや読み出し
が禁止されるので、電源がオン状態のままコネクタの切
断という動作から、誤書き込み、誤読み出しを防止し、
交換部品が常に信頼性の高い消費量情報を持つことがで
きるようになる。従って、高画質の画像形成を維持する
ことができる。 請求項2の発明に対応する効果: 交換部品を交換、点
検等し、交換部品を覆い部品着脱時に開閉するカバーを
閉状態にした場合、不揮発性記憶手段が記憶している消
費量情報を確認するので、誤った消費量情報が記憶され
ることがなくなり、消費量情報の信頼性を高めることが
できる。 請求項3に対応する効果: 必要最小限の消費量情報の
書き換えを行うので、書き換え率が少なくなり、不揮発
性記憶装置の寿命を延ばすことができる。 請求項4の発明に対応する効果: 交換部品の交換、点
検等がなされた直後の不安期には書き込みや読み出しが
禁止されるので、不揮発性記憶手段に書き込みや読み出
しがなされる消費量情報の信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるタンデム方式のカラー画像
形成装置の要部概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る現像ユニットの構成を
示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るカートリッジメモリの
トナーボトルへの取り付け機構図である。
【図4】本発明の実施形態に係るトナーボトルの接続機
構図である。
【図5】本発明の実施形態に係るトナーカバーの開閉機
構図である。
【図6】本発明の実施形態に係るカートリッジメモリ及
びシステム不揮発メモリの接続関係を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の実施形態に係る誤書き込み、誤読み出
し防止処理のフロー図である。
【図8】本発明の実施形態に係る誤書き込み、誤読み出
し防止処理のフロー図である。
【図9】本発明の実施形態に係る誤書き込み、誤読み出
し防止処理のフロー図である。
【符号の説明】
1・・画像形成装置、2・・トナーボトル、3・・現像ユニッ
ト、4・・光書き込みユニット、5・・転写ユニット、6・・
定着ユニット、7・・給紙部、11・・ボトル保持部材、1
3・・マスターCPU、14・・スレーブCPU、15・・シ
ステム不揮発性メモリ、31・・トナー補給ポンプ、34
・・トナー濃度センサ、37・・感光体、016〜316・・
カートリッジメモリ(不揮発性メモリ)、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体と画像形成装置本体に
    着脱自在な交換部品とからなる画像形成装置において、
    記憶手段と、交換部品を覆い部品着脱時に開閉するカバ
    ーと、カバーの開又は閉状態を検知する手段と、検知手
    段が開状態を検知したとき不揮発性記憶手段が記憶した
    消費量情報を前記記憶手段に記憶させるとともに、不揮
    発性記憶手段の書き込み・読み出しを禁止する処理手段
    を備えた画像形成装置本体と、交換部品の消費量情報を
    記憶する不揮発性記憶手段を備えた前記交換部品を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記処理手段は、検知手段がカバーの閉状態を検知した
    とき、不揮発性記憶手段が記憶した消費量情報と画像形
    成装置本体の記憶手段が記憶した消費量情報とを比較
    し、前記消費量情報が等しいとき、不揮発性記憶手段の
    読み出し・書き込みを許可し、前記消費量情報が等しく
    ないとき、画像形成装置本体の記憶手段に記憶した消費
    量情報を不揮発性記憶手段に転送し、不揮発性記憶手段
    の読み出し・書き込みを許可することを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記処理手段は、不揮発性記憶手段が記憶した消費量情
    報と画像形成装置本体の記憶手段が記憶した消費量情報
    とを比較し、前記消費量情報が等しくないとき、画像形
    成装置本体の記憶手段が記憶した消費量情報のうち等し
    くない消費量情報を不揮発性記憶手段に転送することを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置において、前記処理手段は、検知手段がカバー
    の閉状態を検知したとき、所定時間経過後に不揮発性記
    憶手段への読み出し・書き込みを許可することを特徴と
    する画像形成装置。
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