JP4379662B2 - 画像形成装置、画像形成装置に用いるカートリッジの使用管理方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置に用いるカートリッジの使用管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、より詳細には、装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ等の交換部品を部品毎に異なる保守形態で使用するような場合、交換部品の使用管理を適正に行うことが可能な画像形成装置、該画像形成装置に用いるカートリッジの使用管理方法、該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスにより画像形成を行うプリンタ等の画像形成装置では、画像形成プロセスに用いる電子写真感光体やトナー等の部品は、消耗等により使用限界があるので、従来から、プロセスカートリッジの形で交換部品として用意され、ユーザ或いはサービスマンにより交換ができるようになされている。
一方、かかる交換部品としてのプロセスカートリッジをリースの対象としてユーザに提供し、プロセスカートリッジの使用に対し課金をする場合がある。その場合、リース内容は、貸借契約をしたプロセスカートリッジに対して直接に課金をし(即ち、カートリッジ当りの料金が設定されている)、契約したカートリッジを使い切る(例えば、消耗品であるトナーがなくなる)までの使用を可能とする方法、或いはプロセスカートリッジへ直接に課金せずに、プロセスカートリッジを使用して印刷した印刷枚数に応じた課金をすることにより、プロセスカートリッジの使用を可能とする方法によっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなリースの対象となるプロセスカートリッジを受け入れる画像形成装置本体は、リース内容に従って使用されるカートリッジを管理をするための手段を用意する必要がある。例えば、上記に示した後者のリース内容の場合、印刷枚数を管理する必要があり、そのカートリッジにより印刷動作を行う度に、以前に本カートリッジにより印刷した印刷枚数に今回印刷した枚数を累算した印刷枚数値を算出するために計数を行い、得た累算値をカートリッジ毎に保存しておかなければならず、このような処理を行うための手段を必要とする。
しかしながら、これまで、こうした処理を行うための手段が全ての画像形成装置に備えられていない。従って、リース内容の違いによって異なる保守形態で対応することが必要なプロセスカートリッジに対して適正な使用管理を可能とするために、画像形成装置本体に非互換性を持たせるようにしている。即ちカートリッジ側又は装置本体側に機械的に加工を施し、保守形態の合致しないカートリッジは装着できないようにしていた。
【0004】
ところが、保守形態については、上記以外にもさらに多くの種類の保守形態が存在することから、多種類に対応して非互換性が必要となるケースが起きている。そうした場合、上記のように機械的な手段を用いる場合に、装置本体、カートリッジの双方で設計上の様々な制約があり、組み合わせに限度がある上、組立上、部品管理上も手間が大きく、コストも余計にかかることになってしまう。さらに、途中で保守の契約形態を変更したような場合には、新たな保守形態に合わせた改造が必要になってしまう。
本発明は、画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ等の交換部品を部品毎に異なる保守形態で使用する場合、その管理を適正に行うための手段を備えた画像形成装置における上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、多くの種類の保守形態に対応して、適正な管理を行うことを、組立上、部品管理上も手間のかかる従来の機械的手段に代わる簡単な方法により実現することを可能とする画像形成装置(例えば、電子写真プロセスにより画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ等)、該画像形成装置に用いる交換部品及びICチップ、並びに交換部品の使用管理方法、該方法を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置本体及び前記カートリッジに保守IDを含む複数種類の情報が記憶され読み出し可能な記憶手段を備え、前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの前記記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出し、前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する手段を設け、それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する手段を備え、前記保守IDの一致を判断する手段により保守IDの一致が判断された場合、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する手段を備え、前記カートリッジの着脱の際に開閉される扉の一部に前記カートリッジのコネクタに対するコネクタを設け、前記扉の開閉に連動してコネクタの断続を行うことを特徴とする画像形成装置である
請求項2の発明は、着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段とを有し、前記カートリッジに読み出し可能な記憶手段を備えた画像形成装置におけるカートリッジの使用管理方法であって、前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの保守IDを含む複数種類の情報が記憶され読み出し可能な記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出す工程と、前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する工程と、それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する工程と、前記保守IDの一致を判断する工程において保守IDの一致が判断された場合に、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する工程と、前記カートリッジの着脱の際に開閉される扉の一部に前記カートリッジのコネクタに対するコネクタを設け、前記扉の開閉に連動してコネクタの断続を行う工程と、を有することを特徴とする画像形成装置におけるカートリッジの使用管理方法である
請求項3の発明は、着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段を有する画像形成装置のコンピュータを、前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの前記記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出し、前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する手段、それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する手段、前記保守IDの一致を判断する手段により保守IDの一致が判断された場合、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する手段、として機能させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明を添付する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態としての電子写真式レーザビームプリンタの構成を示す概略図である。ここに示す画像形成装置は、装置本体に対し着脱可能にプロセスカートリッジを装備するものであり、図2に画像形成装置本体に対し、プロセスカートリッジを装着状態と離脱状態にて示した本例の画像形成装置を示す。また、図3に、上記プロセスカートリッジ全体を斜視図にて示す。
図1を参照して、本例の画像形成装置をより詳細に説明すると、画像形成装置本体5内に、図3に示すプロセスカートリッジ2が装着状態で示されている。プロセスカートリッジ2は、感光体11、帯電ローラ3、クリーニング手段を備えた廃トナー回収部6、現像手段を備えたトナー収納部4等で構成され、ここで電子写真プロセスの処理の多くの部分が行われる。
また、画像形成装置本体5内には、感光体11に光(レーザ)ビーム書込を行うための光書込ユニット1を備え、光書込ユニット1は、ポリゴンモータ、ポリゴンミラー、fθレンズ、レーザダイオード、ミラー等で構成される。
図1を参照して本例の画像形成装置の動作の概略を、画像が形成される記録紙の流れに沿い説明すると、先ず、給紙トレイ8に収納された記録紙9は、給紙コロ7、レジストローラ等の動作により感光体11に向けて搬送される。感光体11は、時計方向に回転駆動され、その際、帯電ローラ3によって表面を帯電され、そこに光書込ユニット1からレーザ光が照射されて感光体11上に静電潜像が形成される。この潜像は現像手段を備えたトナー収納部4を通る時トナーによって可視像化される。感光体11上の可視像は、転写ローラ10により、感光体11へ搬送された記録紙9に転写され、その後定着ローラ12に搬送され、そこで記録紙9上の可視像は定着され、画像形成装置の外部へ排紙される。
【0026】
また、本実施例の画像形成装置のプロセスカートリッジ2には、不揮発メモリx(以下「カートリッジメモリ」と記す)を持つICチップが実装された基板と基板につながるコネクタ13(図3、参照)をカートリッジと一体に設け、プロセスカートリッジ2に係わる各種のデータをカートリッジメモリに記憶するようにしている。
そのデータの中には、プロセスカートリッジ2の使用量或いは印刷枚数を示すデータ、カートリッジの使用限界を管理するためのデータ、さらに保守形態の種類を表す保守ID(ここには、リースの対象になっているカートリッジがリース内容の違いによって異なる保守形態で対応することが必要な場合の保守形態種別を示すID(識別情報)も含まれる)が含まれる。
ここで、カートリッジメモリに記憶されたデータは、使用時の画像形成装置本体5の動作との関係で随時データの読み出しが行われ、また、カートリッジ2の使用により変化するデータについては書き換えられるので、カートリッジメモリで用いられる不揮発性メモリは読み出し・書き込みが可能なものである。
カートリッジメモリに対する読み出し・書き込みの制御は本体側の制御部のCPUにより行われるので、プロセスカートリッジ2の本体への装着時に、コネクタ13を介して基板と本体側の制御部のCPUが接続されるようになされる。本実施例では、プロセスカートリッジ2のコネクタ13に対する本体側のコネクタ(図示せず)は、カートリッジの着脱の際に開閉される扉(ドア)51の一部に設け、ドア51の開閉に連動してコネクタの断続を行う方法によっており、ドア51を閉じた時にカートリッジの基板と本体側のCPUが電気的に接続される
【0027】
図4は、本実施例の画像形成装置に着脱可能にしたプロセスカートリッジに設けた不揮発メモリ(カートリッジメモリ)と装置本体の制御部の関係を示す回路ブロック図である。
図4に示すように、プロセスカートリッジ2にカートリッジメモリ(不揮発性メモリ)18を備え、画像形成装置本体5のCPU14によって読み出し・書き込み動作が可能となっている。CPU14は画像形成装置全体の動作の制御を司るもので、画像形成装置本体5にはCPU14の制御下にソフトウェア、プログラミングデータ等を記憶するメモリとして、ROM15及びRAM16を備える、又その外に不揮発性メモリ(以下「本体メモリ」と記す)17を備える。なお、本実施例のカートリッジメモリ18や本体メモリ17を構成する不揮発性メモリは、例えば、EEPROMを採用し得る。
また、本実施例では、カートリッジメモリ18や本体メモリ17を構成するICチップ(メモリチップ)は、IC(アイ・スクエアー・シー)バスで本体側のCPU14と接続される。ICバスはクロック線とデータ線を1本ずつ使用してシリアル通信する2線式シリアルバスである。
【0028】
次に、上記画像形成装置において使用される保守形態が異なるプロセスカートリッジの使用管理に係わる構成及びその動作について説明する。保守形態がカートリッジ毎に異なる場合、装着されたカートリッジがその装置で使用可能なカートリッジであるかをチェックすることにより、カートリッジの使用・不使用の管理を行う。
以下に示す実施例は、プロセスカートリッジの保守形態として、カートリッジをリースの対象とし、リース内容に従って異なる保守形態をとる場合があるが、そうした場合を例にした説明を行う。例示するリース内容は、第1に、貸借契約をしたカートリッジに対して直接課金をし、契約したカートリッジを使い切る(例えば、消耗品であるトナーがなくなる)までの使用を可能とし、第2に、カートリッジへ直接課金せずにカートリッジを使用して印刷した印刷枚数に応じた課金をすることにより、プロセスカートリッジの使用を可能とするもので、それぞれ異なる保守形態による管理を必要とするものである。
【0029】
保守形態の種類が上記のようなリース内容の場合、リースの対象になったプロセスカートリッジに対して設定されたリース内容に従った保守形態をとることが求められるので、装着されたカートリッジの保守形態に従ったカートリッジの管理をするための手段が装置本体に用意され、そのカートリッジを使用しても問題がないか、カートリッジと装置本体の整合性をチェックすることが必要になる。従来、カートリッジと装置本体の整合性をチェックする方法はメカ的な方法によって行われていたが、本実施例では、プロセスカートリッジの保守形態を表す保守ID、即ち、本例に即していうと、第1、又は第2のリース内容に対応する保守形態のIDを定め、定めたプロセスカートリッジの保守IDをチェックに用いるようにする。保守IDは、リースが設定されたプロセスカートリッジ2とリース内容に従ったカートリッジの管理が可能な(即ちそのカートリッジが使用可能な)画像形成装置の本体5とにそれぞれ設けた不揮発性メモリ17,18にカートリッジの保守IDを記憶させ、記憶させた保守IDを必要時に読み出し、チェックに用いる。
【0030】
通常、チェックを行うタイミングは、装置にカートリッジが装着された時、或いは装置の電源ON時で、カートリッジ交換が行われた可能性がある時とするので、そのタイミングで、保守IDが読み出され、カートリッジと装置本体の保守形態が整合しているがチェックし、その結果に従ってそのカートリッジを使用した印刷出力の可否が決められ、認識された保守形態に合わせた適切な保守サービス等を行うことを可能にする。サービスの例としては、カートリッジの保守IDが使い切りのリースである場合、ユーザに対して、使い切るまでの残量を報知するといったこと、或いは、カートリッジの保守IDが印刷枚数課金のリースである場合、ユーザに対して、累算印刷枚数もしくは課金額を報知するといったサービスを提供することが可能になる。また、チェックの結果、カートリッジと装置本体の保守形態の整合が確認できない場合、誤装着で印刷出力ができないことをユーザーに報知することが可能になる。
【0031】
図5は、整合性チェックの結果に従い、プロセスカートリッジの保守形態に応じて印刷出力の可否を行うようにした動作例のフローチャートを示す。
図5を参照すると、このフローは、画像形成装置本体5のCPU14によって実行され、画像形成装置の電源ON、又はドアクローズが検知された時点で開始される。本フローを行うタイミングは、カートリッジの着脱が発生する可能性があるときを想定したもので、ドアクローズの検知時点によるのは、電源ON時でもカートリッジ2の着脱のために扉(ドア)の開閉が行われる場合への適応を考慮したものである。
開始後、先ず、カートリッジ2が画像形成装置本体5に適正にセットされているかを、例えばセット検知スイッチ(図示せず)がオンか、或いはコネクタ13を介してカートリッジ2のICチップが実装された基板との接続が確立したか、により確認する(S51)。
【0032】
カートリッジ2が適正にセットされていることを確認したところで、カートリッジメモリ18より、そこに記憶されているプロセスカートリッジの保守IDを読み出す(S52)。また、本体メモリ17より、そこに記憶されているプロセスカートリッジの保守IDを読み出す(S53)。
その後、カートリッジメモリ18より読み出したプロセスカートリッジの保守IDと本体メモリ17より読み出したプロセスカートリッジの保守IDとが一致するかを比較し、一致するか否かを判断する(S54)。
判断の結果、両方の保守IDが一致した場合、画像形成装置本体5側において、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態に応じた動作が可能であるから、画像形成装置としてのプリンタを起動させ(S55)、このシーケンスを終了させる。
他方、ステップS54における判断の結果、両方の保守IDが一致しない場合、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態に応じた動作が画像形成装置本体5により行うことができない、即ちカートリッジ2が間違ってセットされたので、誤カートリッジセット表示し(S56)、このシーケンスを終了させてプリンタ動作を禁止する。
このように、保守IDが一致した場合のみプリント動作を可能とし、一致しない場合には誤カートリッジ表示を行なうことで、保守形態の違うカートリッジの誤使用を防ぐと共に、ユーザーへその旨の報知をすることができる。
【0033】
上記実施例において、画像形成装置本体の不揮発性メモリに記憶させる保守IDを単一の保守IDとすれば、画像形成装置をその保守IDを付与したプロセスカートリッジ専用とすることができる。例えば、カートリッジ毎に累積印刷枚数の管理が可能な手段を備えた画像形成装置の場合、印刷枚数課金のリースが設定されたカートリッジ専用の装置としてその保守IDのみを装置本体の不揮発性メモリに記憶させるようにすれば、その保守IDを持つカートリッジが装着された場合にだけ印刷出力を行い、印刷枚数課金に必要な保守を行うことができる。したがって、使い切りのリースが設定されたカートリッジの装着による印刷出力を行うことができなくなってしまう。
ところが、この画像形成装置の持つ機能は、使い切りのリースが設定されたカートリッジの装着による印刷出力を行ったとしても特に支障がなく、むしろ使い切りのリースが設定されたカートリッジによる印刷出力もできるようにする方が都合がよいという場合もある。
次に示す実施例は、このような要求に応え、画像形成装置本体側に設けたメモリに複数の保守IDを記憶させることにより、保守形態が違うプロセスカートリッジでも使用に支障の無い場合は、印刷出力を可能とする手段を備えるようにしたものである。
【0034】
図6は、本体メモリに複数の保守IDを記憶させた整合性チェックの結果に従いプロセスカートリッジの保守形態に応じた動作を行うようにした動作例のフローチャートを示す。
図6を参照すると、このフローは、画像形成装置本体5のCPU14によって実行され、画像形成装置の電源ON、又はドアクローズが検知された時点で開始される。本フローを行うタイミングは、カートリッジの着脱が発生する可能性がある時を想定したもので、ドアクローズの検知時点によるのは、電源ON時でもカートリッジ2の着脱のために扉(ドア)の開閉が行われる場合への適応を考慮したものである。
開始後、先ず、カートリッジ2が画像形成装置本体5に適正にセットされているかを、例えばセット検知スイッチ(図示せず)がオンか、或いはコネクタ13を介してカートリッジ2のICチップが実装された基板との接続が確立したか、により確認する(S61)。
カートリッジ2が適正にセットされていることを確認したところで、カートリッジメモリ18より、そこに記憶されているプロセスカートリッジの保守IDを読み出す(S62)。
また、本体メモリ17より、そこに記憶されているプロセスカートリッジの保守IDを読み出す(S63)。本実施例では本体メモリ17に、複数の保守IDを記憶している。例えば、印刷枚数課金のリースが設定されたカートリッジの保守ID(A)と使い切りのリース(カートリッジ当りの料金設定がされている)が設定されたカートリッジの保守ID(B)が有った場合、本体メモリ17に記憶されたカートリッジの保守IDとして、(A)、(B)という複数のIDをとる。
【0035】
その後、カートリッジメモリ18より読み出したプロセスカートリッジの保守IDと本体メモリ17より読み出した複数のプロセスカートリッジの保守IDとが一致するかを比較し、一致するか否かを判断する。本例のフローでは、カートリッジメモリ18より読み出した保守IDが本体メモリ17に記憶された保守ID(A)と一致するか否かをチェックし(S64)、保守IDが一致した場合、画像形成装置本体5側において、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態(A)(印刷枚数課金のリースが設定)に応じた動作が可能であるから、画像形成装置としてのプリンタを起動させる(S68)が、その前に、後述する印刷処理動作においてプリンタの印刷枚数をカウントする処理を行わせるために、“F=1”として枚数計数フラグを立てる(S65)。その後、プリンタを起動させ(S68)、このフローを終了させる。
また、保守ID(A)と不一致(S64−NO)であっても、さらに本体メモリ17に記憶された次の保守ID(B)と一致するか否かがチェックされ(S66)、保守IDが一致した場合には、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態(B)(使い切りのリースが設定)に応じた動作も可能であるから、プリンタを起動させる(S68)が、その前に、後述する印刷処理動作においてプリンタの印刷枚数をカウントする処理を行わせる必要がないので、“F=0”として枚数計数フラグを立てず(S67)。その後、プリンタを起動させ(S68)、このフローを終了させる。
他方、ステップS66における判断の結果、保守IDが一致しない場合、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態に応じた動作が画像形成装置本体5により行うことができない等の理由から装置により受け入れられないカートリッジである、即ちカートリッジが間違ってセットされたので、誤カートリッジセット表示し(S69)、このシーケンスを終了させてプリンタ動作を禁止する。
このように、本体メモリ17に複数の保守IDを持っているので、異なる保守形態のプロセスカートリッジに対して複数のIDを組み合わせて設定し、可能な範囲で使用を許可することにより、ユーザーの要求に合わせたよりきめ細かな対応が可能となる。
【0036】
上記のように図6のフローにより、カートリッジの保守IDの一致を判断した結果、一致する場合、プリンタが起動される。起動されたプリンタでは、印刷処理に伴って、保守IDに適応したカートリッジの保守動作を行う。つまり、装着されたカートリッジに記憶されている保守IDが(A)、即ち、印刷枚数によって課金が行われる保守形態で合った場合、そのカートリッジを使って印刷が行われた枚数を管理する必要がある。このための動作を印刷処理時に行う。この動作のフローを図7に示す。
図7を参照すると、起動後、印刷要求の指示に従い印刷処理を実行する(S71)。この印刷時に、上記図6のフローで、保守IDが一致した場合に行ったフラグ操作をチェックする(S72)。即ち、“F=1”であるか否かにより、一致した保守IDが(A)のときにフラグを立て(F=1)、(B)のときにフラグを降ろした(F=0)、フラグの状態をチェックする。
チェックの結果、フラグが立っているときは、枚数カウンタに1を加え、印刷枚数の計数を行う(S73)。フラグが立っていない場合、または、計数動作を行った後に、指示されたジョブの全印刷枚数の処理が終了したかを確認し(S74)、その結果、終了していない場合に、次の印刷処理を行い、全ての印刷が終了した場合、このフローを終わらせる。
【0037】
次に、上記したカートリッジと装置本体の整合性チェックに必要な保守IDのメモリからの読み出しタイミングに係わる実施例を説明する。
上記したカートリッジと装置本体の整合性チェックにおいては、カートリッジに設定された保守IDと装置本体のメモリに記憶された保守IDの一致を判断し、一致したとき以外はプリンタを動作させず、一致を確認した後、プリンタを起動させるようにしている。
従って、保守IDの一致を確認するまでは、プリンタを動作させるための準備動作は行わないので、ユーザがプリンタを使用する意志を持って行うプリンタ電源ON時又はカートリッジ装着後に閉じられる扉のドアクローズが検知された時点でできるだけ早く、かかる整合性チェックを行い、プリンタの印刷動作の可否判断に従い、印刷不可の場合、ユーザーにその情報を早く伝え、印刷可の場合、直ちに印刷の準備動作に入ることができるようにすることが望ましい。
【0038】
このため、整合性チェックに用いる保守IDの読み出しをできるだけ早いタイミングで行う必要がある。
カートリッジ2側では、保守IDはカートリッジメモリ18に記憶されている。カートリッジメモリ18には、保守ID以外にもプロセスカートリッジに係わる各種のデータが記憶されており、プリンタ電源ON時又は扉のドアクローズ時に各種のデータの中から必要なデータ(例えば、累積印刷枚数、トナー残量、新品情報、製造順に付与されるシリアル番号等)が読み出され、本体側のRAM16等に転送される。この時、読み出すべき各種データの中から一番早く保守IDを読み出し、本体側のRAM16等に転送する。
また、装置本体5側では、保守IDは本体メモリ17に記憶されている。本体メモリ17には、プリンタコントローラに係わる各種のデータが記憶されており、プリンタ電源ON時又は扉のドアクローズ時に各種のデータの中から必要なデータ(例えば、入力画像信号・データの画像処理部の初期設定データ、或いは印刷ジョブや交換部品を含む装置の管理データ等)が読み出され、本体側のRAM16等に転送される。この時、読み出すべき各種データの中から一番早く保守IDを読み出し、本体側のRAM16等に転送する。
このようにして、カートリッジメモリ18及び本体メモリ17から一番始めに読み出された保守IDを用いて、整合性チェックをいち早く行い、プリントが可能かどうかの判断を早く行いプリント準備動作を迅速に行なうことを可能とする。
【0039】
上記実施例で述べたように、整合性チェックをできるだけ早期に行うため、プリンタ電源ON時又はカートリッジ装着後に閉じられる扉のドアクローズが検知された時点でカートリッジメモリ18及び本体メモリ17から読み出すべき各種データの一番最初に保守IDを読み出すようにしている。
しかしながら、装置本体5のCPU14とカートリッジメモリ18及び本体メモリ17は、2線式シリアルバスで接続されている(図4参照)ため、パラレルバスに比べ読み出しに時間が掛かる。しかも、この読み出し時に、順序として、例えばカートリッジメモリ18に記憶された各種データを全て読み出した後、本体メモリ17に記憶された各種データを読み出すといったこれまで行っていたやり方をとると、読み出すべきカートリッジメモリ18に記憶された各種データの一番最初に保守IDを読み出すようにしても、カートリッジメモリ18から読み出すべき残りのデータを全て読み出してから、本体メモリ17の読み出しを行うことになって、整合性チェックを行うまでにさらに時間が掛かってしまう。
そこで、データ転送の順序を、カートリッジメモリ18から読み出すべきデータを全て読み出してから、本体メモリ17の読み出しを行うという順序を採らずに、カートリッジメモリ18から保守IDの読み出しが完了した時点で、読み出し元を本体メモリ17に変更して保守IDを読み出すようにする。つまり、2線式シリアルバスによる転送処理では、通常所定のデータ量(例えば、4バイト)を一つの通信単位として行うデータ転送処理を行っているので、カートリッジメモリ18から保守IDの読み出しが完了した時点、その通信単位の切れ目に本体メモリ17の読み出しの転送処理を行い、保守IDを早期に得るようにする。
【0040】
図8にカートリッジの保守IDを早期に取得し、その保守形態に応じた動作を行うこの実施例のフローチャートを示す。
このフローは、画像形成装置本体5のCPU14によって実行され、画像形成装置の電源ON、又はドアクローズが検知された時点で開始される。本フローを行うタイミングは、カートリッジの着脱が発生する可能性がある時を想定したもので、ドアクローズの検知時点によるのは、電源ON時でもカートリッジ2の着脱のために扉(ドア)の開閉が行われる場合への適応を考慮したものである。また、カートリッジ2が画像形成装置本体5に適正にセットされているかを確認した後に、図示のフローを実行することが適当である。
図8を参照すると、カートリッジメモリ18より、そこに記憶されているプロセスカートリッジの複数種類のデータの中から保守IDを最初にして読み出しを行う(S81)。この時、読み出される一単位量のデータ毎に保守IDデータの読み出しの完了をチェックする(S82)。
保守IDの読み出しが完了した(S82−YES)時点で、読み出し元を本体メモリ17に変更して読み出を行う。本体メモリ17においても、記憶されている複数種類のデータの中から保守IDを最初にして読み出しを行い(S83)、読み出される一単位量のデータ毎に保守IDデータの読み出しの完了をチェックする(S84)。
【0041】
保守IDの読み出しが完了した(S84−YES)時点で、カートリッジメモリ18より読み出したプロセスカートリッジの保守IDと本体メモリ17より読み出したプロセスカートリッジの保守IDとを比較し、一致するか否かを判断する(S85)。保守IDが一致した場合、画像形成装置本体5側において、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態に応じた動作が可能であるから、プリンタを起動させることになるが、その前に、カートリッジメモリ18及び本体メモリ17から残りのデータを読み出す(S87)。残りのデータの中には印刷に必要な印刷条件として設定されるべき情報も含まれているので、このタイミングで読み出しを行い、その後、プリンタを起動させる(S88)。
他方、ステップS85における判断の結果、保守IDが一致しない場合、セットされたプロセスカートリッジ2の保守形態に応じた動作ができない等の理由で画像形成装置本体5により受け容れることができないカートリッジである、即ちカートリッジが間違ってセットされたので、誤カートリッジセット表示し(S86)、このシーケンスを終了させてプリンタ動作を禁止する。
このように、この実施例においては、複数種類の情報の中から保守IDの読み出しを最初に行うようにし、さらにカートリッジメモリ18からの保守IDの読み出しが完了したら、読み出し元を直ちに本体メモリ17に変更して保守IDを読み出すようにしたので、最速のタイミングでプリントが可能かどうかの判断を行い、プリント準備動作を迅速に行なうことを可能とする。
なお、ここでは、カートリッジメモリ18からの読み出しを先行させる例により説明したが、本体メモリ17からの読み出しを先行させる場合も同様に、実施し得る。
【0042】
上記ではリース内容に従って異なる保守形態をとる場合を示したが、この例は発明を説明するための実施例の1つとして示したもので、発明を限定する趣旨ではなく、本発明は、例示した実施例以外に存在する様々な保守形態の管理に適用可能である。
例えば、プロセスカートリッジが特有の機能、或いは固有の特性を持つ場合、画像形成装置本体5側で、その機能を働かせるための手段が用意されているか、或いはカートリッジ固有の特性に合わせて画像形成装置のコントローラの設定を行うことができるか、をそれぞれのカートリッジメモリ18、本体メモリ17に記憶させた保守形態の種別を表す保守IDにより確認し、確認できない場合に、上記のように例えば、装置を動作させないようにするといった方法による管理を行うことが可能である。
【0043】
また、本発明においては、画像形成装置における画像情報の処理部を含む装置の各部を制御する本体のコントローラに、保守IDの整合性のチェック、チェック結果に従う印刷出力の可否等の処理を行う上記した交換部品の使用管理方法を実行するための手順を記述したプログラムを装備し、装備したプログラムを用いることにより目的とする機能を実現することができる。このプログラムは、周知のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、適用されるコントローラにインストールされ、記憶媒体から読み出されたプログラムにより交換部品の使用管理を行うための制御を実行する。
【0044】
なお、上記実施例における交換部品(カートリッジ)は、電子写真プロセスによる画像形成に用いる感光体、帯電ローラ、トナー等の構成部品を含むプロセスカートリッジを例示したが、交換部品として、例えば、トナーカートリッジ(トナーボトル)や感光体ユニットのような単一部品であっても良い。また、画像形成装置が他の方式による装置、例えばインクジェット方式の画像形成装置であっても良く、この場合、交換部品としてインクカートリッジ等への適用が可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、カートリッジに内蔵させた記憶手段に保守IDを記憶し、カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、カートリッジ内蔵の記憶手段からそこに記憶されている保守IDを読み出し、読み出した保守IDと、画像形成装置本体の記憶手段からそこに記憶されている保守IDを読み出し、読み出した保守IDとを比較し、保守IDの一致を判断するようにしたことにより、装着したカートリッジがその画像形成装置で使用可能な(保守・管理が可能な)部品であるかの整合性チェックを、従来行っていたメカ的な方法に比べ、簡単、且つ低コストな方法で実現でき、しかも、カートリッジに対して多種類の保守形態が設定された場合にも容易に対応することが可能となる。
また、カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体の記憶手段及びカートリッジの記憶手段各々に記憶されている複数の管理情報の読み出しを行うが、その際、複数の管理情報のなかで保守IDを一番初めに読み出すようにしたことにより、印刷出力が可能かどうかの判断を早く行うことができるようにし、印刷出力が可能な場合、印刷出力の準備動作を早期に行い、迅速なサービスが可能となる。
また、一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更することにより、記憶手段からのデータの読み出しが共通のシリアルバスを介したデータ転送による条件下でも、印刷出力が可能かどうかの判断を最速で行うことができるようになり、印刷出力が可能な場合、印刷出力の準備動作を早期に行い、迅速なサービスが可能となる。
また、保守IDをカートリッジに設定された保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに対応して付与したことにより、各リース内容に応じてカートリッジの使用を管理し、上記の効果がリースを履行する際に具現化される。
保守IDを画像形成装置に設定された保守形態の種別に対応して付与したことにより、保守IDにより指示されたリース内容に応じて画像形成装置の使用を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の実施例の構成を示す概略図である。
【図2】 画像形成装置本体に対し、プロセスカートリッジを装着状態と離脱状態にて示した本実施例の画像形成装置を示す。
【図3】 図1の画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジを示す。
【図4】 プロセスカートリッジに設けた不揮発性メモリ(カートリッジメモリ)と装置本体の制御部の関係を示す回路ブロック図である。
【図5】 保守ID整合性チェックの結果に従い、プリンタの起動可否を行うようにした動作例のフローチャートを示す。
【図6】 複数の保守IDの整合性チェックの結果に従い、プリンタの起動可否を行う動作のフローチャートを示す。
【図7】 印刷処理に伴って、保守IDに適応したカートリッジの保守動作のフローチャートを示す。
【図8】 最速の読み取り動作により取得した保守IDの整合性チェックの結果に従い、プリンタの起動可否を行う動作のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1…光書込ユニット、 2…プロセスカートリッジ、
4…現像手段を備えたトナー収納部、
5…画像形成装置、 51…扉(ドア)、
6…クリーニング手段を備えた廃トナー回収部、
11…感光体、 13…コネクタ部(ICチップ実装基板への)、14…CPU、 15…ROM、
16…RAM、 17…不揮発メモリ(本体メモリ)、
18…不揮発メモリ(カートリッジメモリ)。

Claims (3)

  1. 着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段を有する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置本体及び前記カートリッジに保守IDを含む複数種類の情報が記憶され読み出し可能な記憶手段を備え、
    前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの前記記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出し、前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する手段を設け、それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する手段を備え、前記保守IDの一致を判断する手段により保守IDの一致が判断された場合、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する手段を備え、
    前記カートリッジの着脱の際に開閉される扉の一部に前記カートリッジのコネクタに対するコネクタを設け、前記扉の開閉に連動してコネクタの断続を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段とを有し、前記カートリッジに読み出し可能な記憶手段を備えた画像形成装置におけるカートリッジの使用管理方法であって、
    前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの保守IDを含む複数種類の情報が記憶され読み出し可能な記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出す工程と、
    前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する工程と、
    それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する工程と、前記保守IDの一致を判断する工程において保守IDの一致が判断された場合に、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する工程と、
    前記カートリッジの着脱の際に開閉される扉の一部に前記カートリッジのコネクタに対するコネクタを設け、前記扉の開閉に連動してコネクタの断続を行う工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置におけるカートリッジの使用管理方法。
  3. 着脱可能なカートリッジを少なくとも一部に用いた画像形成手段と、内蔵する読み出し可能な記憶手段を有する画像形成装置のコンピュータを、
    前記カートリッジの前記画像形成装置本体への装着時に、前記画像形成装置本体又は前記カートリッジの前記記憶手段から、そこに記憶されている前記カートリッジの保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかを表す保守IDを最初に読み出し、前記カートリッジの記憶手段又は前記画像形成装置本体の記憶手段のうち一方の記憶手段からの保守IDの読み出しが完了した時点で、他方の記憶手段へ読み出し元を変更する手段、それぞれ読み出した保守IDを比較して保守IDの一致を判断する手段、前記保守IDの一致を判断する手段により保守IDの一致が判断された場合、装着されたカートリッジを使用した画像形成及び保守IDが表す保守形態の種別である直接課金のリースか印刷枚数に応じた課金のリースかに応じてカートリッジを管理する手段、として機能させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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