JP4778169B2 - コーナーキャビネット - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、システムキッチンなどを部屋の入り隅を含めてL型に配置する場合に入り隅に配置されるコーナーキャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台所の入り隅を含むようにL型にシステムキッチン等のベースキャビネットを配置する場合、一般的には入り隅に配置するほぼ平面方形のコーナーキャビネット内部に複数段の回転棚を設け、キャビネット前面の幅狭の開口部に扉を設け回転棚上から物品を出し入れする手段が採用されている。
出願人らは、回転棚ではスペースの有効活用には程遠いので、出し入れ自在な移動ワゴンを縦長長方形状の開口部から内部に納め、かつ、移動ワゴンの両側に形成される三角柱状空間を埋める車輪を備えたスライド収納ラックを案内レールにより開口部から出し入れ自在でかつ取り外し自在に設けるようにしたものを、特願2000−214577号として提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記コーナーキャビネットでは、開口部から出し入れ自在とする移動ワゴンの蹴込付前板とコーナーキャビネットの両側板の蹴込部分との間において隙間が生じることになった。すなわち、移動ワゴンは出し入れ自在とするもので正面から見て蹴込は後退しており、側板の蹴込用切欠の縦縁と連続させられず、移動ワゴンの蹴込の端縁との間には隙間が生じることになっていた。
また、移動ワゴンをキッチンの床面に出し入れ自在とするので、コーナーキャビネットには底板をつけることができないので下部において剛性を保ち難く、施工時にこの下部において変形し易くなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、従来のこのような不都合を解消すべく開発したもので、請求項1のコーナーキャビネットは、キッチンの入り隅に添わせる二枚の背板及び入り隅と対向する箇所を開けて開口部とする二枚の側板からなり、開口部から入り隅に向かって移動ワゴンを出し入れ自在に設けたコーナーキャビネットにおいて、移動ワゴンの蹴込を備えた前面板にて開口部を塞ぐようにし、両側板の下端前縁の蹴込用切欠と移動ワゴンの蹴込との隙間を塞ぐフィラーを、蹴込用切欠の縦縁への被覆片及び側板の内面に沿う翼片を備えたほぼ三角筒状をなすようにして構成したことを特徴とするものである。
【0005】
請求項2の発明は、上部では背板側板に渡し固定する補強桟で繋ぎ、フィラーには上部より取り外し自在に渡す仮止め板により、キャビネットを組み立てる際の側板背板の変形を防ぐようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2の構成に加えて、側板の下端部とキッチン床面をアングル材で固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に即してこの発明に係るコーナーキャビネットCについて説明する。
図1はコーナーキャビネットCの天板Tを外した状態の斜視図であり、図2は内側から見た状態の斜視図、図3はフィラーの平面図、図4はフィラーに仮止め板を嵌め込んだ状態の平面図、図5(a)(b)は側板の床面の固定手段を示す斜視図である。
図6乃至図8は組み立て状態を示す斜視図、図9は天板Tを一部切除して示す斜視図である。
【0007】
コーナーキャビネットCは図6乃至図8に示すように、入り隅の壁面の沿う背板1、1と入り隅と対向する箇所を開けて開口部2とする側板3、3をだぼ継ぎにより繋げ、これらの内側上部では背板1及び側板3、3に渡すT型をなす補強桟4をもだぼ継ぎで一体とし、背板1及び補強桟4に予めねじ止めした隅補強部材5を側板3、3に木ねじ6、6にてねじ込むようにする。さらに、背板1と側板3に添わせる樹脂性のアングル材7を木ねじ6で止めるようにする。
このコーナーキャビネットCは図9に示すように隣接するベースキャビネットB、B同士とボルトナットなどの連結手段で繋げ、図示するように方形或いはL形に成形した人工大理石やステンレス鋼板などの適宜な素材からなる天板Tを被せて適宜手段により繋げるものである。
コーナーキャビネットC内には、キャスターを設けた移動ワゴン8を開口部2から入り隅の奥に向かって出し入れ自在に設け、移動ワゴン8の両側の三角柱状空間を埋めるスライド収納ラック9、9を、コーナーキャビネットCの側板3、3に配した案内レール33とスライド収納ラック9、9に設けたレール受け(図示せず)により側板3に沿って出し入れ自在でかつ取り外し自在に設けるようにしてある。このスライド収納ラック9の入り隅側の下端には図示しないが車輪を設けるようにしてある。
【0008】
側板3、3の下端前縁は隣接配置されるキャビネットに合わせて蹴込用切欠31を設け、これに対応して移動ワゴン8の前板81の下端部は蹴込81aとなるよう後退させるようにしてある。
側板3、3の開口部2側には断面三角状の樹脂性の小口カバー32を貼着するなどして取り付け、移動ワゴン8の出し入れによる衝突から側板3、3の木口を保護すると共に、移動ワゴン8の前板81の側縁と向き合うような形態としてある。
【0009】
側板3、3の厚みはあるものの、移動ワゴン8は方形に形成され出し入れ自在となるので、移動ワゴン8の蹴込81aと側板3の蹴込用切欠31の間には隙間が生じることになる。
この隙間を埋めるために、側板3の蹴込用切欠31の縦縁への被覆片11及び側板3、3の背面に沿いビス穴12aを穿った翼片12を備えたほぼ三角筒状をなす一対のフィラー10を木ネジ6で取り付けるようにしてある。
なお、蹴込用切欠31あるいはこれに沿わせる被覆片11には両面粘着テープを貼付して互いに接着するようにする。
このフィラー10内部には三つの内向きの突条13a、13b、13cを設けて円柱状の棒杆を支持する凹部13を形成してある。
円柱状の凹部13を形成するようにしてもよいが、突条13a等で形成する方が素材の節約の点で優れる。
【0010】
フィラー10、10には、取り外し自在に仮止め板20を渡すようにする。この仮止め板20は板体に凹部13に嵌め込むダボ21を備えたもので、上部での背板1及び側板3に渡す補強桟4を相俟って背板1と側板3を組み立てる際に開口部2の寸法を固定し、コーナーキャビネットCの変形を防ぐようにしている。
【0011】
この仮止め板20をフィラー10、10に渡した状態で、図5に示すように、アングル材30にて側板3とキッチンの床面Fに沿わせて木ねじをねじ込むことで固定する。
図5(a)はキッチンの床への直接固定手段を採用したもので、図5(b)は床にねじ込みできない場合の固定手段で、たる木40を接着剤で床面に固定してからアングル材30を沿わせるようにしたものを示す。
【0012】
仮止め板20を嵌め込んだまま、部屋の入り隅にて組み立ててから、隣接するベースキャビネットB、Bとキャップ付ジョイントねじやボルトナットにてなどの締結手段にて繋げるようにする。然る後に天板Tを被せ必要に応じて接着剤を用い、天板固定金具などで一体に固定するのである。
天板Tを被せて固定してからキャビネット同士を繋げるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
この発明は以上のような構成からなるものであり、請求項1の発明では、開口部から入り隅に向かって移動ワゴンを出し入れ自在に設けたコーナーキャビネットにおいて、移動ワゴンの蹴込を備えた前面板にて開口部を塞ぐようにし、両側板の下端前縁の蹴込用切欠と移動ワゴンの蹴込との隙間を塞ぐフィラーを、蹴込用切欠の縦縁への被覆片及び側板の内面に沿う翼片を備えたほぼ三角筒状をなすようにして構成したので、移動ワゴンを収納した状態で蹴込部分の隙間を塞ぎ体裁を整えることができ、移動ワゴンにより衝突が繰り返される箇所の補強となるのである。
【0014】
請求項の発明は、コーナーキャビネットの剛性に配慮したもので、上部では背板側板に渡し固定する補強桟で繋ぎ、フィラーには上部より取り外し自在に渡す仮止め板により保形して、キャビネットを組み立てる際の側板背板の変形を防ぐことができるようにしたのである。
請求項の発明は、さらにコーナーキャビネット自体の自立性を付与する為に側板の下端部とキッチン床面をアングル材で固定するようにしたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コーナーキャビネットの天板を外した状態の斜視図である。
【図2】 図1の矢視方向から見た斜視図である。
【図3】 フィラーの平面図である。
【図4】 フィラーに仮止め板を嵌め込んだ状態の要部平面図である。
【図5】 (a)、(b)は側板と床面の固定手段を示す斜視図である。
【図6】 背板の組み立て状態を示す斜視図である。
【図7】 背板と側板の組み立て状態を示す斜視図である。
【図8】 補強桟、隅補強材、アングルを組み付ける状態を示す斜視図である。
【図9】 この発明に係るコーナーキャビネットを組み付けた厨房家具の天板を切除して示す斜視図である。
【符号の説明】
C コーナーキャビネット
B ベースキャビネット
T 天板
1 背板
2 開口部
3 側板
31 蹴込用切欠
4 補強桟
5 隅補強部材
6 木ねじ
7 アングル材
8 移動ワゴン
81 前板
81a 蹴込
9 スライド収納ラック
10 フィラー
11 被覆片
12 翼片
13 凹部
13a 突条
20 仮止め板
30 アングル材
40 たる木

Claims (3)

  1. キッチンの入り隅に添わせる二枚の背板及び入り隅と対向する箇所を開けて開口部とする二枚の側板からなり、開口部から入り隅に向かって移動ワゴンを出し入れ自在に設けたコーナーキャビネットにおいて、移動ワゴンの蹴込を備えた前面板にて開口部を塞ぐようにし、両側板の下端前縁の蹴込用切欠と移動ワゴンの蹴込との隙間を塞ぐフィラーを、蹴込用切欠の縦縁への被覆片及び側板の内面に沿う翼片を備えたほぼ三角筒状をなすようにして構成したことを特徴とするコーナーキャビネット。
  2. 上部では背板側板に渡し固定する補強桟で繋ぎ、フィラーには上部より取り外し自在に渡す仮止め板により、キャビネットを組み立てる際の側板背板の変形を防ぐようにしたことを特徴とする請求項1記載のコーナーキャビネット。
  3. 側板の下端部とキッチン床面をアングル材で固定するようにしたことを特徴とする請求項2記載のコーナーキャビネット。
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