JPH0725070Y2 - キャビネットにおける引出し用レール - Google Patents
キャビネットにおける引出し用レールInfo
- Publication number
- JPH0725070Y2 JPH0725070Y2 JP1992061365U JP6136592U JPH0725070Y2 JP H0725070 Y2 JPH0725070 Y2 JP H0725070Y2 JP 1992061365 U JP1992061365 U JP 1992061365U JP 6136592 U JP6136592 U JP 6136592U JP H0725070 Y2 JPH0725070 Y2 JP H0725070Y2
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- Japan
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- vertical
- rail
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビネットにおける
比較的低寸かつ軽量の引出しもしくはトレーを支持する
レールに関する。
比較的低寸かつ軽量の引出しもしくはトレーを支持する
レールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記した種類のレールの多くは、
例えば実公昭58−16698号公報に記載されている
ように、L形断面を呈し、その垂直片の外側面に、キャ
ビネットの筐体における取付孔へ係合させるための係合
片を設けたものが一般的である。このレールは、コスト
面および加工性の点から、通常、プラスチックを成形し
て製作されている。
例えば実公昭58−16698号公報に記載されている
ように、L形断面を呈し、その垂直片の外側面に、キャ
ビネットの筐体における取付孔へ係合させるための係合
片を設けたものが一般的である。このレールは、コスト
面および加工性の点から、通常、プラスチックを成形し
て製作されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】プラスチック製で断面
がL形のレールは、本来的に強度が不十分であり、特
に、繰り返えし往復運動される引出しもしくはトレーの
荷重により、その水平片や係合片が、変形したり、剪断
したりするおそれがある。
がL形のレールは、本来的に強度が不十分であり、特
に、繰り返えし往復運動される引出しもしくはトレーの
荷重により、その水平片や係合片が、変形したり、剪断
したりするおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によると、プラス
チックからなり、垂直片と水平片を有する断面内向L形
をなすとともに、その垂直片の外側面前後部に、筐体に
おける保持孔へ嵌合係止するための係合片を設けてなる
キャビネットにおける引出し用レールにおいて、前記水
平片の前端面を、内側後下方を向く傾斜縁としたことに
より、上記課題は解決される。
チックからなり、垂直片と水平片を有する断面内向L形
をなすとともに、その垂直片の外側面前後部に、筐体に
おける保持孔へ嵌合係止するための係合片を設けてなる
キャビネットにおける引出し用レールにおいて、前記水
平片の前端面を、内側後下方を向く傾斜縁としたことに
より、上記課題は解決される。
【0005】
【作用】水平片の前端部における剪断応力は分散され
る。水平片上の荷重は、受圧片を介して、筐体に受支さ
れ、かつ受圧片により、垂直片の内向傾動は防止され
る。
る。水平片上の荷重は、受圧片を介して、筐体に受支さ
れ、かつ受圧片により、垂直片の内向傾動は防止され
る。
【0006】
【実施例】図1は、本考案のレールを備えるトレーキャ
ビネットの斜視図、図2は、図1におけるII−II線縦断
面図、図3は、図2におけるIII−III線拡大縦断面図、
図4は、図2におけるIV−IV線拡大縦断面図、図5は、
左右1対のレールの斜視図である。
ビネットの斜視図、図2は、図1におけるII−II線縦断
面図、図3は、図2におけるIII−III線拡大縦断面図、
図4は、図2におけるIV−IV線拡大縦断面図、図5は、
左右1対のレールの斜視図である。
【0007】筐体(1)の側壁(2)(2)および中間壁(3)
の対向面の等高位置に、多数のレール(4)(4)が取付け
られている。
の対向面の等高位置に、多数のレール(4)(4)が取付け
られている。
【0008】レール(4)は、プラスチックを成形してな
り、基本的には、内向L形断面を呈し、その垂直片(5)
の外側面前後部要所には、外向きに垂下して、筐体(1)
の側壁(2)および中間壁(3)における前後の支柱(6)
(6)の対向面に穿設した保持孔(7)へ、上方から嵌合し
うる鈎形係合片(8)(8)が突設されている。
り、基本的には、内向L形断面を呈し、その垂直片(5)
の外側面前後部要所には、外向きに垂下して、筐体(1)
の側壁(2)および中間壁(3)における前後の支柱(6)
(6)の対向面に穿設した保持孔(7)へ、上方から嵌合し
うる鈎形係合片(8)(8)が突設されている。
【0009】レール(4)の前端より、前部の係合片(8)
のやや後方に亘る範囲において、レール(4)の垂直片
(5)の直下には、水平片(9)の下方へ延出する垂直の受
圧片(10)が連設されている。
のやや後方に亘る範囲において、レール(4)の垂直片
(5)の直下には、水平片(9)の下方へ延出する垂直の受
圧片(10)が連設されている。
【0010】水平片(9)の前端面は、垂直片(5)の前端
よりやや後方にあり、かつ内側後下方を向く傾斜縁(11)
とされている。水平片(9)と垂直片(5)の後端同士は、
連片(12)をもって連結されている。
よりやや後方にあり、かつ内側後下方を向く傾斜縁(11)
とされている。水平片(9)と垂直片(5)の後端同士は、
連片(12)をもって連結されている。
【0011】水平片(9)の下内側縁の下面前部寄りに
は、引き出された下位のトレー(13)の後面板の上縁に係
止して、このトレー(13)を抜け止めする係止突起(14)が
形成されている。
は、引き出された下位のトレー(13)の後面板の上縁に係
止して、このトレー(13)を抜け止めする係止突起(14)が
形成されている。
【0012】上記レール(4)は、その係合片(8)を、支
柱(6)における保持孔(7)へ内側方より嵌入係合するこ
とにより、筐体(1)へ取付けられることは、従来のもの
と変るところはない。
柱(6)における保持孔(7)へ内側方より嵌入係合するこ
とにより、筐体(1)へ取付けられることは、従来のもの
と変るところはない。
【0013】またこの際、支柱(6)の内面要所に内向切
起片(15)を設けて、レール(4)の上方移動を防止するこ
とも、従来と同じである。
起片(15)を設けて、レール(4)の上方移動を防止するこ
とも、従来と同じである。
【0014】
【考案の効果】(a) レールの水平片上の荷重は、垂直
の受圧片を介して、筐体へ、押圧力として伝達されるた
め、水平片の付根部に過大な曲げモーメントが作用する
ことはない。
の受圧片を介して、筐体へ、押圧力として伝達されるた
め、水平片の付根部に過大な曲げモーメントが作用する
ことはない。
【0015】(b) 受圧片の存在により、垂直片の上部
の内向傾斜は抑止されるから、係合片の付根に過度の荷
重が掛って、係合片が、変形したり引きちぎられたりす
るのが防止される。
の内向傾斜は抑止されるから、係合片の付根に過度の荷
重が掛って、係合片が、変形したり引きちぎられたりす
るのが防止される。
【0016】(c) 水平片の前端面を、内側後下方を向
く傾斜縁としたことにより、トレー等の荷重による水平
片前端部における剪断応力は分散され、水平片の前端部
が欠損するおそれは小さい。
く傾斜縁としたことにより、トレー等の荷重による水平
片前端部における剪断応力は分散され、水平片の前端部
が欠損するおそれは小さい。
【0017】(d) 水平片と垂直片の後端同士を連片で
連結してあるから、両者の関係角度が過大となって、破
損するのが防止される。
連結してあるから、両者の関係角度が過大となって、破
損するのが防止される。
【図1】本考案のレールの一実施例を備えるトレーキャ
ビネットの斜視図である。
ビネットの斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線縦断面図である。
【図3】図2におけるIII−III線縦断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線縦断面図である。
【図5】左右1対のレールの斜視図である。
(1)筐体 (2)側壁 (3)中間壁 (4)レール (5)垂直片 (6)支柱 (7)保持孔 (8)係合片 (9)水平片 (10)受圧片 (11)傾斜縁 (12)連片 (13)トレー (14)係止突起 (15)切起片
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチックからなり、垂直片と水平片
を有する断面内向L形をなすとともに、その垂直片の外
側面前後部に、筐体における保持孔へ嵌合係止するため
の係合片を設けてなるキャビネットにおける引出し用レ
ールにおいて、前記水平片の前端面を、内側後下方を向
く傾斜縁としてなるキャビネットにおける引出し用レー
ル。 - 【請求項2】 垂直片の直下に、筐体の内側面に当接す
るべく、水平片の下方へ延出する垂直の受圧片を連設し
てなる請求項1記載のキャビネットにおける引出し用レ
ール。 - 【請求項3】 受圧片が、前部係合片の下方に位置して
いる請求項1または2記載のキャビネットにおける引出
し用レール。 - 【請求項4】 垂直片と水平片の後端同士を、連片をも
って連結してなる請求項1〜3のいずれかに記載のキャ
ビネットにおける引出し用レール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061365U JPH0725070Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | キャビネットにおける引出し用レール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061365U JPH0725070Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | キャビネットにおける引出し用レール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615543U JPH0615543U (ja) | 1994-03-01 |
JPH0725070Y2 true JPH0725070Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=13169069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992061365U Expired - Fee Related JPH0725070Y2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | キャビネットにおける引出し用レール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725070Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004798U (ja) * | 1994-05-31 | 1994-11-22 | 株式会社サンテックス | 上部襞付けカーテン |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816698Y2 (ja) * | 1979-02-01 | 1983-04-04 | 株式会社大東製作所 | 引出し装置 |
JPS569380U (ja) * | 1979-07-03 | 1981-01-27 | ||
JPS5952959U (ja) * | 1982-09-28 | 1984-04-07 | 株式会社ナイキ | 多段引出式ケ−スのレ−ル取付装置 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP1992061365U patent/JPH0725070Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615543U (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951128 |
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