JPH0416868Y2 - - Google Patents

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JPH0416868Y2
JPH0416868Y2 JP18490186U JP18490186U JPH0416868Y2 JP H0416868 Y2 JPH0416868 Y2 JP H0416868Y2 JP 18490186 U JP18490186 U JP 18490186U JP 18490186 U JP18490186 U JP 18490186U JP H0416868 Y2 JPH0416868 Y2 JP H0416868Y2
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JP
Japan
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rail
top rail
sliding door
plate
mounting groove
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JP18490186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、引戸付キヤビネツトの上部レール構
造の改良に係わり、引戸の取付け及び取外しが容
易にでき且つクリアランスを最少限に止めてガタ
つきを少なくした引戸付キヤビネツトの上部レー
ル構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、天板の下面及び底板の上面に固定した上
下部レール間に引戸をスライド可能に設けた引戸
付キヤビネツトは各種提供されている。例えば、
昭和52年実用新案出願公告第48906号にて開示さ
れる如く、家具本体の天板下面に着脱自在な切断
レールを装着した吊りレールを固定し、上面端部
に別体形成した吊具を着脱自在に装着した引戸を
前記吊りレールに取付けるに当たり、前記切断レ
ールを外した状態で吊具を吊りレールにスライド
可能に装着するとともに、前記切断レールを装着
して、吊具及び引戸を着脱自在に取付けてなるも
のが提供されているが、上記構造のキヤビネツト
は基本的に上部のレールと下部のレール又は底板
上面との間隔が一定で固定的であり、吊具を上部
のレールに取付けた後、該吊具に引戸を装着する
としても、キヤビネツト本体の前面から引戸を装
着する為に、引戸の高さを前面開口の最短上下幅
よりも低い高さに設定して、上下方向のクリアラ
ンスを設けてあり、その為上下のガタつきが必然
的に生じるといつた問題があるものであつた。ま
た、上述した吊り形式の引戸に限らず、下部のレ
ール上にスライド可能に載置した形式の引戸の場
合は、構造上更に大きなクリアランスを設ける必
要があり、前記同様に引戸にガタつきが生じる等
クリアランスに起因する問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、引戸の取付け及び取外し作業が容易に
でき且つクリアランスを最少限に止めてガタつき
を少なくするとともに、防犯上の観点からも優れ
た引戸付キヤビネツトの上部レール構造を提供す
る点にある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、前縁部の上
下面に貫通した開口を有する天レール取付溝を形
成してなる天板と底板、両側板及び後板よりなる
前面開口のキヤビネツト本体と、前記天板の天レ
ール取付溝に上方から嵌合し、該天レール取付溝
の開口から天板下面に臨む位置にレール溝を形成
してなる天レールと、前記キヤビネツト本体の前
面開口を覆い得る形状で、上端部に前記天レール
にスライド可能に装着し得る走行部を設けた引戸
と、前記天レールに引戸を装着し且つ該天レール
を前記天レール取付溝に嵌合した状態で該天レー
ルの上面に当接して取付けられる化粧天板とより
なる引戸付キヤビネツトの上部レール構造を構成
した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の引戸付キヤビ
ネツトの上部レール構造は、引戸の上端部に設け
た走行部を天レールに装着させた状態で、キヤビ
ネツト本体の天板の前縁部に形成した天レール取
付溝の開口に、該天板上方より前記引戸の下端部
から挿入させて、前記天レールを前記天レール取
付溝に嵌合させるとともに、該天レールの上方か
ら化粧天板を当接固定して該天レールを締着する
ものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図は本考案の代表的実施例を示す分解斜視
図であり、Aはキヤビネツト本体、Bは天レー
ル、Cは引戸、Dは化粧天板をそれぞれ示してあ
る。キヤビネツト本体Aは、天板1、底板2、両
側板3,3及び後板4とより構成し、前面開口5
を形成したものであり、前記天板1の前縁部には
後述の天レールBを上方から嵌合し得る天レール
取付溝6を設けてあり、具体的には前記天板1の
前縁部に沿つて上下面に貫通した開口7を形成す
るとともに、該開口7の長尺内面の下半部を該開
口7内方へ突出させて係合段部8を形成したもの
である。また、前記天板1の所定位置には、後述
の化粧天板Dを取付ける為の貫通孔9,…を穿設
してあり、本実施例では前記天レール取付溝6の
前方と後縁部に形成している。尚、前記両側板
3,3の内側面に多数の係止孔10,…を形成し
て、図示しない棚板を取付けることができるよう
になしている。天レールBは、前記天レール取付
溝6の係合段部8に上置して下方移動を規制した
状態で嵌合し得る外形を有し、下面には両側に係
止縁11を残して下方へ開放させてレール溝12
を形成し、内部に下方と連続する空間を形成した
ものである。尚、該レール溝12は、長さ方向両
端を開放してあり、またその数は、後述する引戸
Cの装着枚数により適宜設定するものであり、本
実施例では、第1図及び第3図に示す如く中央部
で区画して二条のレール溝12,12を形成し、
それぞれの該レール溝12,12の両側には係止
縁11,…を形成している。引戸Cは、前記キヤ
ビネツト本体Aの前面開口5を覆い得る複数の板
体13からなり、上端部に前記天レールBにスラ
イド可能に装着し得る走行部14を設けたもので
ある。該走行部14は、本実施例では第2図及び
第3図に示す如く、前記板体13の上端部に表裏
面へ貫通した孔15を穿設し、該孔15に円柱の
両端部の下半を切欠したスライダー16を嵌挿し
て構成している。そして、該スライダー16を前
記天レールBの係止縁11,11に当接した状態
で、板体13の上縁部とレール溝12の空間内上
壁との間隔を最少限に設定している。化粧天板D
は、前記天レールBに引戸Cをスライド可能に装
着し且つ該天レールBを前記天レール取付溝6に
嵌合した状態で、前記天板1及び該天レールBの
上面に当接して取付けられるもので、本実施例で
は、第1図に示す如く前記天板1の外形と同形状
で、該天板1に穿設した前記貫通孔9,…と対応
する位置にナツト17,…を埋設してあり、該ナ
ツト17,…に前記貫通孔9,…に下方より挿通
したネジ18,…を螺合して前記天板1の上面に
締着可能となしている。
また、前記走行部14の他の実施例を、第4図
〜第6図に示してあり、第4図に示したものは、
前記板体13の孔15に、一側に当止板19を有
する軸20を挿通するとともに、前記板体13を
挟んで該軸20の両側に転子21,21を回動自
在に取付け、該軸20の他側には当止板22を有
する固定ピン23を螺着して取付けている。ま
た、第5図に示したものは、前記板体13として
ガラス板24を用い、該ガラス板24の上縁部に
固着した保持枠25の切欠部26に、断面略倒H
字形のスライダー27を嵌合して走行部14を形
成している。更に、第6地図に示したものは、上
部に前記天レールBの係止縁11,11間の間隔
より狭い幅を有し且つ該間隔より広い幅mを有
するスライダー部28を形成し、該スライダー部
28の下面には直径略の円柱のスペーサー29
を連設し、更に該スペーサー29の下方には引戸
Cの板体13に嵌合し得る取付部30を一体形成
して走行部14を構成したもので、該走行部14
の取付部30を、該板体13の側端部に形成した
凹所31に側方から嵌合するとともに、ボルト3
2で前記取付部30を板体13に固定したもので
ある。尚、該走行部14を引戸Cに取付けた状態
で、前記スライダー部28の長尺方向(幅mを有
する方向)を前記レール溝12と直交する方向に
設定したので、該走行部14を引戸Cに取付けた
状態で天レールBに装着する場合は、該レール溝
12の端部の開放部から該スライダー部28を挿
入しなければならいが、先ず分離した状態の走行
部14を90゜回転させて、前記スライダー部28
の長尺方向をレール溝12に平行となして、下方
より挿入した後、該走行部14を90゜回転させて
元に戻して、該スライダー部28を係止縁11,
11に係止させた状態で、前記引戸Cに嵌合固定
することもできる。
しかして、組立てる場合は、先ず天レールBの
レール溝12に、引戸Cの上端部に設けたスライ
ダー16又は転子21等を有する走行部14を、
該レール溝12の端部から挿入し、該スライダー
16又は転子21をレール溝12両側の係止縁1
1,11上にスライド可能に装着した状態で、キ
ヤビネツト本体Aの天板1上方より、該引戸Cの
下端部から天レール取付溝6の開口7に挿通する
とともに、天レールB両側下縁を係合段部8に当
接さて、該天レール取付溝6内に嵌合し、更に天
板1及び天レールBの上面に化粧天板Dを当接さ
せ、該天板1の下方より貫通孔9,…に挿通した
ネジ18を、該化粧天板Dに埋設したナツト1
7,…に螺合して、天板1に固定するとともに、
前記天レールBを締着して組立てることができ
る。尚、第1図及び第7図に示した如く前記引戸
Cの下端部は、底板2の上面に突設した複数のガ
イドピン33,…で、奥行方向の移動を規制する
とともに、横方向へのスライド案内をするもので
あるが、通常のガイド溝又はガイドレールを形成
した案内部を形成することもできる。また、引戸
C,C間に生じる間隙を、一方の引戸Cの交叉部
の内面又は外面に略上下高さ全長にわたつて設け
た軟弾性材で形成した介在部材34を貼着又は螺
着して、該間隙を閉止することもできる。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の引戸付キヤビネツトの
上部レール構造によれば、前縁部の上下面に貫通
した開口を有する天レール取付溝を形成してなる
天板と底板、両側板及び後板よりなる前面開口の
キヤビネツト本体と、前記天板の天レール取付溝
に上方から嵌合し、該天レール取付溝の開口から
天板下面に臨む位置にレール溝を形成してなる天
レールと、前記キヤビネツト本体の前面開口を覆
い得る形状で、上端部に前記天レールにスライド
可能に装着し得る走行部を設けた引戸と、前記天
レールに引戸を装着し且つ該天レールを前記天レ
ール取付溝に嵌合した状態で該天レールの上面に
当接して取付けられる化粧天板とよりなるので、
引戸の高さをキヤビネツト本体の前面開口の上下
幅と略一致又はそれよりも高く設定することがで
き、該引戸の上下方向のガタつきを、横方向への
スライド移動を可能とするために必要なクリアラ
ンスを除いて最少限に止めることができ、またそ
の引戸の取付けは、引戸の上端部に設けた走行部
を天レールに装着させた状態で、キヤビネツト本
体の天板の前縁部に形成した天レール取付溝の開
口に、該天板上方より前記引戸の下端部から挿入
させて、前記天レールを前記天レール取付溝に嵌
合させるとともに、該天レールの上方から化粧天
板を当接固定して該天レールを締着するものであ
るから、極めて強固であるとともに、通常のキヤ
ビネツトに於けるように引戸を傾斜させながら装
着し、引戸を持ち上げるだけで容易に外すことが
できるものと比較して、本考案に於ける引戸は、
上下方向に全く移動せず防犯上極めて優れてい
る。更に、引戸の取外しは、天板下面からネジを
外して化粧天板を除き、天レールと一体で引戸を
上方へ持ち上げる作業のみで容易に行え、該引戸
を交換する場合やキヤビネツト本体内に大型の収
容物又は棚板等を収容する場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の引戸付キヤビネツトの上部レ
ール構造を示す分解斜視図、第2図は引戸の上部
に設けた走行部を示す分解斜視図、第3図は組立
てた状態の要部断面図、第4図は走行部の他の実
施例を示す部分断面図、第5図はガラス板を用い
た引戸に於ける走行部の他の実施例を示す部分断
面図、第6図は着脱自在な走行部の他の実施例を
示す分解斜視図、第7図は引戸の下部の案内及び
引戸間に設けた介在部材を示す省略断面図であ
る。 A……キヤビネツト本体、B……天レール、C
……引戸、D……化粧天板、1……天板、2……
底板、3……側板、4……後板、5……前面開
口、6……天レール取付溝、7……開口、8……
係合段部、9……貫通孔、10……係止孔、11
……係止縁、12……レール溝、13……板体、
14……走行部、15……孔、16……スライダ
ー、17……ナツト、18……ネジ、19……当
止板、20……軸、21……転子、22……当止
板、23……固定ピン、24……ガラス板、25
……保持枠、26……切欠部、27……スライダ
ー、28……スライダー部、29……スペーサ
ー、30……取付部、31……凹所、32……ボ
ルト、33……ガイドピン、34……介在部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前縁部の上下面に貫通した開口を有する天レー
    ル取付溝を形成してなる天板と底板、両側板及び
    後板よりなる前面開口キヤビネツト本体と、 前記天板の天レール取付溝に上方から嵌合し、
    該天レール取付溝の開口から天板下面に臨む位置
    にレール溝を形成してなる天レールと、 前記キヤビネツト本体の前面開口を覆い得る形
    状で、上端部に前記天レールにスライド可能に装
    着し得る走行を設けた引戸と、 前記天レールに引戸を装着し且つ該天レールを
    前記天レール取付溝に嵌合した状態で該天レール
    の上面に当接して取付けられる化粧天板と、 よりなる引戸付キヤビネツトの上部レール構造。
JP18490186U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH0416868Y2 (ja)

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JP18490186U JPH0416868Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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JPS6389086U JPS6389086U (ja) 1988-06-09
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JP18490186U Expired JPH0416868Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275413A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Ykk Ap株式会社 建具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275413A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Ykk Ap株式会社 建具

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JPS6389086U (ja) 1988-06-09

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