JP4773891B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、複数相の励磁コイルを所定の位相差をもって通電することによって制御するステッピングモータを、レンズを駆動させるアクチュエータとして使用する撮像装置に関する。
ステッピングモータは、以下の特徴を有するため種々の分野で利用されている。
1.回転角度が入力パルス数に比例するため、エンコーダやポテンショメータが不要でオープンループ制御が可能。
2.回転速度が入力パルスの基本周波数に比例するため、広範囲の回転速度制御が可能。
3.低速において十分なトルクの確保が可能。
4.入力パルスの無いときには停止位置が保持されるので、ブレーキやロック機構が不要。
本発明の対象となる撮像装置の分野では、この種のステッピングモータは、主にレンズの駆動系で使用され、具体的には虹彩絞りやフォーカス、ズームなどのレンズの駆動に用いられることが多い。
ステッピングモータの駆動制御の方式には、図5に示すように、(A)の1相励磁や(B)の2−2相励磁、(C)の1−2相励磁などの方式が一般的に用いられる。しかし、これらの励磁駆動方式は、1ステップあたりの駆動角度が機械的なステップ角度で決定されるため、緻密な回転角度や低騒音を必要とする装置には不向きである。
そこで、このような要求に応え、機械的に決まるステップ角を電子回路により更に細かく分割して、モータの回転を滑らか、かつ緻密に駆動する方式として、(D)のマイクロステップ駆動方式が提案されている。
マイクロステップ駆動方式とは、1−2相励磁の1周期を更に細分化し、その細分化されたステップにおいてモータ各相の巻き線電流を段階的に制御する駆動方式である。そのマイクロステップ方式の中でも、パルス幅変調を利用してデューティ比を制御し、コイルに通電する電流の形状を正弦波状に制御するパルス幅変調方式が、公知の技術として知られている。
撮像装置においても、このパルス幅変調方式を用いることが多い。これは、虹彩絞りにおける高精度駆動や、動画対応のために静かなレンズ駆動が要求されるためである。
しかし、マイクロステップ駆動方式として、パルス幅変調方式を実際に適用する場合、以下の問題がある。即ち、モータコイルの電気的特性に個々のばらつきがあるため、あらかじめ設定されたデューティ比データに基づくパルス幅変調方式では、モータ・励磁相によって電流値が異なってしまい、回転ムラが生じ、また、トルクにばらつきが生じる。
また、モータの巻線抵抗は温度によって変化するため、その温度変化によってもばらつきが生じる。この回転ムラやトルクばらつきは、撮像装置としては駆動音の増大や、駆動精度の悪化などの原因となる。
上記問題を解決するために、例えば特許文献1では、リニアな回転が可能となるような補正データをあらかじめ記憶メモリに保存しておき、そのデータに基づいてモータを駆動する技術が提案されている。
特開平9−84391号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、供給される電源電圧が変化した場合の対応が困難となる。電源電圧が変化した場合、一定の電流を流すためには電圧値に応じてデューティ比を変化させる必要がある。そのため、メモリにデータを保存させる方式では、それぞれの電圧値に応じた複数のデータを確保するメモリが必要となる。
また、事前にメモリに保存された固定の補正データを用いるため、温度変化や経年変化などによる特性の変化には対応も困難という問題もある。また、モータひとつずつの個体ばらつきを補正することを考えると、撮像装置を個々に調整して補正データを求めて保存する必要が生じる。更に、マイクロステップは、高速駆動の際に同じデューティ比であっても電流振幅が小さくなってしまう傾向もあるため、それに対応するためにも多くのメモリが必要となる。
本発明の目的は、電源電圧の変化、個体差及び温度変化や経年変化などによる特性の変化、速度による振幅変化などにも対応し、安定かつ滑らかなマイクロステップ駆動を実現することができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、マイクロステップ駆動を行うステッピングモータと、マイクロステップ駆動波形信号を生成し、当該マイクロステップ駆動波形信号の振幅と前記ステッピングモータの電気角度を設定するマイクロステップ波形生成手段と、前記ステッピングモータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって検出した電圧値と前記マイクロステップ波形生成手段によって生成されたマイクロステップ駆動波形信号による、パルス幅変調された駆動指令信号に応じて前記ステッピングモータを駆動制御するスイッチング制御手段であって、前記ステッピングモータの引き込み励磁通電後に次のマイクロステップの電気角度を設定し、設定された電気角度と前記設定された振幅から前記ステッピングモータの目標となる端子電圧を決定するスイッチング制御手段と、前記ステッピングモータへの通電電流を検出する電流検出手段と、前記ステッピングモータが励磁されている最中に、前記電流検出手段により検出された電流値と目標の電流値とを比較して、検出された電流値が大きい場合は前記ステッピングモータの端子電圧を減少させ、検出された電流値が小さい場合は前記ステッピングモータの端子電圧を増加するように制御することで前記マイクロステップ駆動波形信号の振幅を調整する波形補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置は、検出したステッピングモータの端子電圧値とパルス幅変調された駆動指令信号に応じてステッピングモータを駆動制御し、検出したステッピングモータへの通電電流値に応じてマイクロステップ駆動波形の振幅を調整する。従って、電源電圧の変化、個体差及び温度変化や経年変化などによる特性の変化、速度による振幅変化などにも対応し、安定かつ滑らかなマイクロステップ駆動を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の実施の形態は、本発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を概略的に示す図である。
図1において、撮像装置1は、光学ブロック2とシステムコントローラ3とを備える。システムコントローラ3は、以下に説明する各ユニットに指令出力し、あるいはデータのやり取りを行っている。
光学ブロック2は、倍率レンズ4、焦点調整レンズ5、シャッタ6、絞り7などによって構成される。撮像素子11は光学像を電気信号に変換する。A/D変換器12は、撮像素子11のアナログ信号出力をディジタル信号に変換する。タイミング発生回路13は、撮像素子11、A/D変換器12、 D/A変換器14にクロック信号や制御信号を供給し、後述するメモリ制御回路及びシステムコントローラ3により制御される。
画像処理回路15は、 A/D変換器12からのデータあるいは後述するメモリ制御回路からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路15においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。
システムコントローラ3は、得られた演算結果に基づいて、後述する露光制御手段、フォーカス制御手段に対して、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。更に、画像処理回路15は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御回路16は、A/D変換器12、タイミング発生回路13、D/A変換器14、画像処理回路15、画像表示メモリ17、圧縮伸長回路18、内部メモリ19を制御する。A/D変換器12のデータが、画像処理回路15、メモリ制御回路16を介して、あるいはA/D変換器12のデータが、直接、メモリ制御回路16を介して、画像表示メモリ17あるいは内部メモリ19に書き込まれる。
画像表示メモリ17に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器14を介してTFT,LCDなどから成る画像表示部20により表示される。画像表示部20を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
圧縮伸長回路18は、適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長するユニットであり、内部メモリ19に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータを内部メモリ19に書き込む。
内部メモリ19は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを内部メモリ19に対して行うことが可能となる。また、内部メモリ19はシステムコントローラ3の作業領域としても使用することが可能である。
シャッタ制御回路21はシャッタ6を、絞り制御回路22は絞り7を制御する制御手段であり、これにより露光制御を行い、後述するストロボと連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
フォーカス制御回路23は、焦点調整レンズ5を制御する制御手段、ズーム制御回路24は、倍率レンズ4によってズーミングを制御する制御手段、バリア制御回路25は、保護手段であるバリア26の動作を制御する制御手段である。バリア26は、光学ブロック2を覆うことにより、光学ブロック2の汚れや破損を防止する。
ストロボ27は、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能を有する。メモリ28は、システムコントローラ3の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶する。不揮発性メモリ29は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROMなどが用いられる。
表示部30は、システムコントローラ3でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などを用いて動作状態やメッセージなどを表示する液晶表示装置、スピーカーなどのユニットである。この表示部30は、撮像装置1の操作部近辺の視認し易い位置に単数あるいは複数個所設置され、その一部の機能が光学ファインダ31内に設置されていることもある。
画像表示部20による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ31のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ31内には、表示部30の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などの機能が用意されている。
表示部30の表示内容のうち、LCDなどに表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示がある。同様に、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体60の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、などがある。
また、表示部30の表示内容のうち、光学ファインダ31内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、などがある。
システムコントローラ3の各種の動作指示を入力するための操作手段は、単数あるいは複数の組み合わせで構成される。これは、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置などで構成される。ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
レリーズスイッチ32は、押し代の途中で、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理などの動作開始を指示する。
そして、レリーズスイッチ32は、完全押し代で、撮像素子11から読み出した信号をA/D変換器12、メモリ制御回路16を介して内部メモリ19に書き込む露光処理、画像処理回路15やメモリ制御回路16での演算を用いた現像処理の開始を指示する。
同様に、レリーズスイッチ32は、内部メモリ19から画像データを読み出し、圧縮伸長回路18で圧縮を行い、記録媒体60に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
モードダイアルスイッチ33は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モードなどの各機能モードを切り替え設定することができる。
操作スイッチ34は、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタンを有する。また同様に、操作スイッチ34は、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンを有する。
電源制御回路41は、電池検出回路、D/D変換器、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などにより構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。そして、検出結果及びシステムコントローラ3の指示に基づいて、D/D変換器を制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
また、撮像装置1は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体60との間のインターフェース42、記録媒体60と接続を行うコネクタ43、コネクタ43に記録媒体60が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検出回路44を備える。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやSDカードなどの規格に準拠したものを用いることができる。
また、撮像装置1は、RS232CやUSB、IEEE1394、LAN、無線通信、などの各種通信機能を有する通信制御回路45、通信制御回路45により撮像装置1を他の機器と接続するコネクタ(あるいは無線通信の場合はアンテナ)46を備える。更に、撮像装置1は、供給電源ユニット70と接続するコネクタ47を備える。
記録媒体60は、撮像装置1と接続を行うコネクタ61、撮像装置1との間のインターフェース62、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部63を備える。
供給電源ユニット70は、コネクタ61と接続されるコネクタ71、アルカリ電池やリチウム電池などの一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタなどからなる電源手段72を備える。
図2は、図1の撮像装置におけるステッピングモータ制御部のブロック構成を概略的に示す図である。
このステッピングモータ制御部は、撮像装置1において、倍率レンズ4、焦点調整レンズ5、絞り7の駆動にステッピングモータを用いる場合に、絞り制御回路22、フォーカス制御回路23、ズーム制御回路24に使用する。
図2において、ステッピングモータ制御部は、図1におけるシステムコントローラ3の他、マイクロステップ波形生成回路100、出力段ドライバ200を備える。以下の構成はその動作と併せて説明する。
マイクロステップ波形生成回路100は、所望のマイクロステップの波形を生成するとともに管理を行う。内部にある電気角度管理回路110は、マイクロステップ駆動において機械ステップ角を細分化した電気ステップ角(以降、電気角)を管理する。振幅管理回路120は、所望のトルクを実現するために、システムコントローラ3から設定される振幅設定値を管理する。
この電気角度管理回路110と振幅管理回路120によって、マイクロステップ駆動における各電気角の励磁電流を決定する。また、マイクロステップ波形生成回路100は、後述の電流検出回路320によって検出された信号をA/D変換器140にて読み取り、振幅などの波形を補正する波形補正回路130も備えている。
出力段ドライバ200は、電圧帰還によって端子の電圧を一定に保つよう構成されている。例として、D級アンプなどがこのような構成をもつ出力アンプとして用いることができる。ここでは、その一例としての構成を示している。
マイクロステップ波形生成回路100によって管理された励磁電流をパルス幅変調波形(以降、PWMパルス)にて実現するために、入力信号としてD/A変換器210にてアナログ電圧を出力する。そして、三角波生成回路220は、ある決まった周波数の三角波を生成する。この周波数はパルス幅変調の搬送周波数となり、例えば人間の耳の可聴領域より高い20kHz以上の周波数を用いることが多い。
この三角波とD/A変換器210より出力されたアナログ信号とを比較することで、PWMパルスを生成する。この生成されたパルス信号と後述する電圧検出回路250が検出した電圧値がスイッチング制御回路230に入力される。そして、スイッチング制御回路230によって、ドライバブリッジ回路240の内部スイッチをON/OFFすることで、駆動電源310を供給電源とする駆動電流がステッピングモータコイル300に通電される。
この際に、この出力段ドライバ200は、電圧検出回路250によって端子電圧を検知する。検知された端子電圧をD/A変換器210の出力アナログ信号にフィードバックすることで、出力端子の電圧が設定電圧となるようにPWM制御を行う。この際、必要に応じてローパスフィルタ260や位相補償回路270などを設ける。
電流検出回路320は、ステッピングモータコイル300に通電している電流を検知してアナログ信号として出力する。図では、電流検知信号を平滑化するためにローパスフィルタ330や検知による位相遅れを補償する位相補償回路340も設けている。
尚、ここではマイクロステップ波形生成回路100はシステムコントローラ3の外部に設けているが、システムコントローラ3の内部に構成されていても構わない。また、D/A変換器210についてもマイクロステップ波形生成回路100の内部に設けても構わない。
図3は、図2のステッピングモータ制御部によって実行されるモータ駆動制御処理の第1の手順を示すフローチャートである。
図3において、まず、実現したいマイクロステップ波形の電流振幅を設定する(ステップS1)。次に、ステッピングモータの励磁電気角(励磁角度)が不定か否か判定する(ステップS302)。励磁角度が不定の状態であれば、初期の励磁角度を設定してから駆動を開始する(ステップS303)。
ステッピングモータは駆動開始時に、無通電状態の位置から駆動開始の励磁位置へと引き込み動作を行う必要がある。そのため、まず、マイクロステップ駆動前の引き込み励磁通電を行う(ステップS304)。引き込み励磁通電後、次のマイクロステップの励磁角度を設定し(ステップS305)、この励磁角度とマイクロステップ振幅から、モータ端子間で実現したい電圧を決定する(ステップS306)。
このマイクロステップ角度を励磁している最中に、電流検出回路320においてステッピングモータへの通電電流値を検出し(ステップS307)、目標の電流値と実際の電流値とを比較する(ステップS308)。
この比較において、実際の電流値が大きかった場合は、端子間の電圧を減少させ(ステップS309)、小さかった場合は、端子間の電圧を増加させる(ステップS310)。このような制御を励磁駆動中に繰り返し実現することで補正をかけ、励磁電流値を所望の値に近づける。
そして、所望のパルス数を進行させる(ステップS311とステップS312でYES)。この際、駆動によって生じる振動を抑えるための保持励磁を行って(ステップS313)この処理を終了する。
この処理では、各電気角において補正動作を行っているが、正弦波のピークや、45度位置などの決められた電気角でのみ補正を行っても構わない。
図4は、図2のステッピングモータ制御部によって実行されるモータ駆動制御処理の第2の手順を示すフローチャートである。
図3のモータ駆動制御処理の第1の手順では、駆動中に随時補正を行う場合について説明したが、中にはA/D変換器の処理速度が遅かったり、位相遅れが生じることによって、マイクロステップ駆動中にリアルタイムで補正を行えない場合も考えられる。そのような場合には、前述の引き込み励磁通電時にのみ補正を行い、その時の補正値を用いて駆動を行う。
図4において、ステップS401乃至ステップS403の処理は、図3のモータ駆動制御処理の第1の手順と同時であるため説明は省略する。
ステップS404にて引き込み励磁を開始した後、現在の電流値を読み込み(ステップS405)、端子電圧に補正をかける(ステップS406乃至ステップS408)。そして引き込み励磁を終えるまで補正を行い、そのマイクロステップ駆動における補正値を決定する(ステップS409乃至ステップS411)。
そして実際にマイクロステップ波形を出力する際には、ステップS410にて決定した補正値を使用して端子間の電圧を設定し(ステップS412乃至ステップS416)この処理を終了する。
図4の処理において、引き込み励磁ではマイクロステップ電気角が進行することがないため、A/D変換器の処理速度や位相遅れなどの影響が少ない。また、温度変化や個体差による影響を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を概略的に示す図である。 図1の撮像装置におけるステッピングモータ制御部のブロック構成を概略的に示す図である。 図2のステッピングモータ制御部によって実行されるモータ駆動制御処理の第1の手順を示すフローチャートである。 図2のステッピングモータ制御部によって実行されるモータ駆動制御処理の第2の手順を示すフローチャートである。 ステッピングモータの一般的な駆動方式を示す図である。
符号の説明
3 システムコントローラ
100 マイクロステップ波形生成回路(マイクロステップ波形生成手段)
110 電気角度管理回路
120 振幅管理回路
130 波形補正回路(波形補正手段)
200 出力段ドライバ
220 三角波生成回路
230 スイッチング制御回路(スイッチング制御手段)
250 電圧検出回路(電圧検出手段)
270 位相補償回路
300 ステッピングモータコイル
310 駆動電源
320 電流検出回路(電流検出手段)
340 位相補償回路

Claims (4)

  1. マイクロステップ駆動を行うステッピングモータと、
    マイクロステップ駆動波形信号を生成し、当該マイクロステップ駆動波形信号の振幅と前記ステッピングモータの電気角度を設定するマイクロステップ波形生成手段と、
    前記ステッピングモータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段によって検出した電圧値と前記マイクロステップ波形生成手段によって生成されたマイクロステップ駆動波形信号による、パルス幅変調された駆動指令信号に応じて前記ステッピングモータを駆動制御するスイッチング制御手段であって、前記ステッピングモータの引き込み励磁通電後に次のマイクロステップの電気角度を設定し、設定された電気角度と前記設定された振幅から前記ステッピングモータの目標となる端子電圧を決定するスイッチング制御手段と、
    前記ステッピングモータへの通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記ステッピングモータが励磁されている最中に、前記電流検出手段により検出された電流値と目標の電流値とを比較して、検出された電流値が大きい場合は前記ステッピングモータの端子電圧を減少させ、検出された電流値が小さい場合は前記ステッピングモータの端子電圧を増加するように制御することで前記マイクロステップ駆動波形信号の振幅を調整する波形補正手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記波形補正手段は、マイクロステップの各ステップ、もしくは決められた電気角でのみ波形補正を行うことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  3. 前記波形補正手段は、引き込み励磁通電時にのみ波形補正を行うことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  4. 前記波形補正手段は、前記マイクロステップ波形生成手段の一部に組み込まれていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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