JP4772900B2 - 工具ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、先端部内に形成されたテーパ穴を有するコレットチャック本体と、主テーパ面および先端テーパ面の2つのテーパ面を有するダブルテーパコレットと、コレットチャック本体の先端部外周に形成された雄ねじに螺合してテーパコレットをテーパ穴に押し付けることにより工具挿入孔を縮径させる筒状のロックナットとを備えた工具ホルダに関する。
切削工具のシャンク部を把持する工具ホルダとして、ロックナットをコレットチャック本体に螺合することにより、かかるロックナットがテーパコレットをコレットチャック本体のテーパ穴に押し込み縮径させて、かかるテーパコレットがシャンク部を把持する形式が一般的に知られ、かつ従来様々なものが実用化されている。
この形式の問題としてテーパコレットをコレットチャック本体のテーパ穴に押し込む際に、テーパコレットがコレットチャック本体の軸線に対して傾いてしまうという事情があった。そうすると、切削工具のシャンク部がコレットチャック本体の軸線と一致しなくなり、切削工具の振れ精度が低下してしまう。
そこで、かかる問題を解消することを目的に、実開平7−27712号公報(特許文献1)に記載のコレットチャックが既に知られている。特許文献1のコレットチャックは、テーパコレットがコレットチャック本体と密嵌合する主テーパ面の他に、先端に向かって先細りのテーパ面をさらに備えるダブルテーパコレットである。また、ロックナットがロックナット本体と、ロックナット本体の前部に球体のボールを介して相対回転自在に嵌合された環状のノーズリングを有する。このノーズリングの外周には、前部の外径が後部の外径よりも小さくなるよう環状段部が形成されている。またロックナット本体の前端の内径がノーズリングの後部外径よりも小さい。そして、ノーズリングの外周に形成された環状段部は、複数のボールが転走する内側軌道面となり、ロックナット本体の内周には環状溝が形成されて、かかる環状溝は複数のボールが転走する外側軌道面となる。
実開平7−27712号公報
しかし、上記従来のようなテーパコレットにあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり、ロックナットを強い力で締め付けるとロックナットがコレットチャック本体に近づくよう後方移動し、ロックナットの外側軌道面とノーズリングの内側軌道面とによってボールが挟圧されてしまい、軸線を合わせるためのノーズリングの径方向の移動が円滑になされなくなる。その結果、ノーズリングの軸線がコレットチャック本体の軸線に対して安定して一致しなくなる。そうすると、ロックナットを回して締め付けを行う際にテーパコレットがコレットチャック本体の軸線に対して傾く場合が起こり、工具の軸線がコレットチャック本体の軸線と一致しない場合が生じて、工具の振れ精度が安定しなくなる。
本発明は、上述の実情に鑑み、ロックナットの締め付け力の大小に関わらず、工具の振れ精度を安定させることができる工具ホルダを提供することを目的とする。
この目的のため、一つの局面において、本発明による工具ホルダは、先端部に軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ穴を有するコレットチャック本体と、軸線方向に延びる工具挿入孔と、テーパ穴に嵌合する主テーパ面と、主テーパ面よりも軸線方向先端側に位置し軸線方向先端に向かって先細りとなる先端テーパ面とを有するテーパコレットと、コレットチャック本体の先端部外周の雄ねじに螺合する雌ねじ、および内径方向に向かって突出する内向きフランジ部を有し、前記内向きフランジ部の後端側には軸線と直交する平坦な後端側平面が形成されている筒状のロックナットと、軸線直角方向の微小移動が許容され、先端テーパ面に嵌合するテーパ状当接面、および外径方向に向かって突出する外向き突起部を有し、外向き突起部には後端側平面と向き合う環状平面が形成され、ロックナットによって軸線方向後端に向かって押し込まれることにより、テーパコレットをテーパ穴に押し付けて工具挿入孔を縮径させる先端テーパ部材と、ロックナットの押し込み方向に対して直交する面内に位置し、先端テーパ部材が軸線直角方向に変位可能な状態でロックナットの後端側平面と先端テーパ部材の環状平面との間に介挿されるプレーンベアリングとを備える。
かかる本発明によれば、ロックナットの後端側平面と先端テーパ部材の環状平面との間に介挿されるプレーンベアリングを備えることから、プレーンベアリングがロックナットと先端テーパ部材と間の摩擦抵抗を低減することが可能となる。したがって、ロックナットを強い力で締め付けても、かかるプレーンベアリングの作用により先端テーパ部材は軸線直角方向に変位することが可能になり、先端テーパ部材はテーパコレットとともにコレットチャック本体のテーパ穴に倣いながら締め付けられる。この結果、テーパコレットの軸線がコレットチャック本体の軸線と安定して一致し、強い力でロックナットを締め付けても工具の振れ精度が安定する。
また本発明によれば、先端テーパ部材がテーパコレットの先端テーパ面と嵌合するテーパ状当接面を内周先端に有することから、ロックナットを強い力で締め付けることによって先端テーパ部材のテーパ状当接面がテーパコレットの先端テーパ面と密嵌合する。したがって、先端テーパ部材がゲージラインよりも先端側にあるテーパコレット先端を支持することが可能になり、工具の位置ずれを生じさせない。
また、他の局面において、本発明による工具ホルダは、先端部に軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ穴を有するコレットチャック本体と、軸線方向に延びる工具挿入孔と、テーパ穴に嵌合する主テーパ面と、主テーパ面よりも軸線方向先端側に位置し軸線方向先端に向かって先細りとなる先端テーパ面とを有するテーパコレットと、コレットチャック本体の先端部外周の雄ねじに螺合する雌ねじ、および内径方向に向かって突出する内向きフランジ部を有し、内向きフランジ部の後端側には軸線と直交する平坦な後端側平面が形成されている筒状のロックナットと、軸線直角方向の微小移動が許容され、先端テーパ面に嵌合するテーパ状当接面、および外径方向に向かって突出する外向き突起部を有し、外向き突起部にはロックナットの後端側平面と対面し摩擦係数を下げるよう表面処理された低摩擦平面が形成され、軸線直角方向に変位可能な状態でロックナットによって軸線方向後端に向かって押し込まれることにより、テーパコレットをテーパ穴に押し付けて工具挿入孔を縮径させる先端テーパ部材とを備える。
かかる本発明によれば、先端テーパ部材の外向き突起部にロックナットの後端側平面と対面し摩擦係数を下げるよう表面処理された低摩擦平面が形成されることから、ロックナットと先端テーパ部材との摩擦抵抗を低減することが可能となる。したがって、ロックナットを強い力で締め付けても、かかる低摩擦平面の作用により先端テーパ部材は軸線直角方向に変位することが可能になり、先端テーパ部材はテーパコレットとともにコレットチャック本体のテーパ穴に倣いながら締め付けられる。この結果、テーパコレットの軸線がコレットチャック本体の軸線と安定して一致し、強い力でロックナットを締め付けても工具の振れ精度が安定する。
ここで好ましくは、テーパコレットは、主テーパ面と先端テーパ面との間の外周部に形成されて周方向に延びるリング溝をさらに有し、先端テーパ部材は、テーパコレットのリング溝と係合する突起をさらに有する。かかる実施形態によれば、ロックナットを緩める際にテーパコレットを先端側へ移動させることが可能になる。したがって、テーパコレットをコレットチャック本体から外す作業が容易になる。
より好ましくは、テーパコレットのリング溝の先端側の側壁が軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ面を有し、先端テーパ部材の突起はリング溝のテーパ面と当接するテーパ状当接面を有する。かかる実施形態によれば、ロックナットを緩める際にテーパコレットが傾かないようにしつつテーパコレットを先端側へ引き抜くことが可能になる。また、リング溝の先端側の側壁が軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ面を有することから、テーパコレットを先端テーパ部材から取り外す作業が容易になる。
先端テーパ部材の突起は、様々な実施形態が可能であり、先端テーパ部材の内周に周方向不連続に設けられたものであってもよいし、先端テーパ部材の内周に形成されて周方向に延びる突条であってもよい。
好ましい実施形態として、先端テーパ部材はテーパコレットの外周を包囲するリング形状であって、先端テーパ部材の突起は、先端テーパ部材の内周に形成されて内径方向に突出し周方向に延びる突条であり、突条における内周縁の輪郭形状が、先端テーパ部材の軸心から偏心した円を形成する。かかる実施形態によれば、周方向に延びる突条がテーパコレットのリング溝に確りと係合して、ロックナットの螺合を緩めることによりコレットチャック本体からテーパコレットを引き抜くことができる。
また、突条における内周縁の輪郭形状が、先端テーパ部材の軸心から偏心した円を形成する。これにより、内周縁のうち偏心側に位置する一部内周縁では、軸心から内周縁までの距離が内周縁の半径よりも長くなり、偏心側の内空領域を大きくすることができる。したがって、偏心側の内空領域からテーパコレットを容易に取り外すことができる。しかも、逆の手順により、テーパコレットを先端テーパ部材の内空領域に容易に挿入することができる。
本発明は一実施形態に限定されるものではないが、ロックナットの内周に取り付けられて先端テーパ部材の後端を受け止める保持手段をさらに有していてもよい。保持手段は、スナップリング、あるいはキー部材等でよい。かかる実施形態によれば、ロックナットを緩める際に先端テーパ部材をロックナットとともに先端側へ移動させ、テーパコレットをコレットチャック本体から確実に外すことができる。しかもロックナットから保持手段を取り外すことが可能となり、ロックナットを容易に分解することができる。したがって、メンテナンス作業の効率が向上する。
本発明は一実施形態に限定されるものではないが、ロックナットの先端開口部に取り付けられてテーパコレットの先端に対向しつつ先端開口部を封止する蓋部材をさらに備えていてもよく、蓋部材は、工具のシャンク部が貫通する工具貫通孔と、蓋部材の後端側端面から先端側端面まで延在し工具の先端方向に向けて切削液を噴出する切削液通路とを有する。かかる実施形態によれば、蓋部材の後端側端面から先端側端面まで延在し工具の先端方向に向けて切削液を噴出する切削液通路とを有することから、切削液用貫通穴付工具を用いることなく、工具の先端に切削液を供給することが可能になり、工具および工具ホルダの温度上昇を回避し、ワークを加工する切削工具100の先端を効率よく冷却することができる。また、従来のようにスチールカバーを工具ホルダの先端に装着するという工数をかけることなく、工具ホルダの防塵機能を発揮させることができる。また、シャンク径が異なる工具に取り替える場合であっても、工具貫通孔の内径が異なる蓋部材を用いればよいことから、汎用性が高く経済的である。
あるいは、ロックナットの先端開口部に取り付けられてテーパコレットの先端に対向しつつ先端開口部を封止する蓋部材をさらに備え、蓋部材は、工具のシャンク部が貫通する工具貫通孔と、該工具貫通孔の内周に装備されて工具貫通孔の内周および工具のシャンク部の外周間の隙間を閉じるシール部材とを有してもよい。かかる実施形態によれば、蓋部材の工具貫通孔の内周に装備されて工具貫通孔の内周および工具のシャンク部の外周間の隙間を閉じるシール部材を有することから、切削液が工具貫通孔の内周および工具のシャンク部の外周間の隙間から先端へ向かって流出することがなく、シャンク部を液密に封止することが可能になる。したがって、切削液が流れる切削液用貫通穴を内部に備える切削液用貫通穴付工具をチャッキングして当該工具のシャンク部に切削液を供給するときに切削液の漏出を防止することができる。
このように本発明は、1つの局面において、ロックナットの押し込み方向に対して直交する面内に位置し、ロックナットの内向き突起部の後端側平面と先端テーパ部材の外向き突起部の環状平面との間に介挿されるプレーンベアリングを有することから、ロックナットを強い力で締め付けても、プレーンベアリングの作用により先端テーパ部材は軸線直角方向に変位することが可能になり、ロックナットの姿勢にかかわらず先端テーパ部材はテーパコレットとともにコレットチャック本体のテーパ穴に倣いながら締め付けられる。したがって、テーパコレットの軸線がコレットチャック本体の軸線と安定して一致し、強い締め付け力であっても工具の振れ精度が安定する。
また本発明によれば、テーパコレットの先端テーパ面に嵌合するテーパ状当接面を有し、ロックナットによって軸線方向後端に向かって押し込まれる先端テーパ部材を有することから、ロックナットを強い力で締め付けることによって先端テーパ部材の内周がテーパコレットの外周先端と密嵌合する。したがって、先端テーパ部材がゲージラインよりも先端側にあるテーパコレット外周先端を支持することが可能になり、工具の位置ずれを防止することができる。この結果、大きな横力が作用する切削加工や、テーパコレットの鍔部から工具の先端までの距離が大きい特殊な工具を用いる切削加工に有利である。
また本発明は、他の局面において、先端テーパ部材の外向き突起部にはロックナットの後端側平面と対面し摩擦係数を下げるよう表面処理された低摩擦平面が形成されることから、ロックナットを強い力で締め付けても、低摩擦平面の作用により先端テーパ部材は軸線直角方向に変位することが可能になり、ロックナットの姿勢にかかわらず先端テーパ部材はテーパコレットとともにコレットチャック本体のテーパ穴に倣いながら締め付けられる。したがって、テーパコレットの軸線がコレットチャック本体の軸線と安定して一致し、強い締め付け力であっても工具の振れ精度が安定する。
本実施例の工具ホルダを示す全体図である。 同実施例の先端部を拡大して示す縦断面図である。 同実施例の工具ホルダを各構成要素に分解して示す図である。 他の実施例のロックナットおよび蓋部材を分解して示す縦断面図である。 同実施例の蓋部材を先端側からみた状態を示す正面図である。 さらに他の実施例のロックナットおよび蓋部材を分解して示す縦断面図である。 同実施例の蓋部材を先端側からみた状態を示す正面図である。 さらに他の実施例の工具ホルダを拡大して示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は、本実施例になる工具ホルダを示す全体図であり、図1の右側が縦断面図、図1の左側が側面図である。図2は、同実施例の工具ホルダの先端部を拡大して示す縦断面図である。図3は、同実施例の工具ホルダを各部材に分解して示す縦断面図である。
工具ホルダ10は、主な構成要素としてコレットチャック本体11と、テーパコレット21と、ロックナット31と、先端テーパ部材41と、プレーンベアリング51と、スナップリング61とを備える。これら構成要素11,21,31,41,51を組み立てた状態の工具ホルダ10は、切削工具100のシャンク部101を把持する。
コレットチャック本体11は、その中心に貫通孔12を有する。貫通孔12はコレットチャック本体11の先端から後端まで、一点鎖線で示す軸線に沿って延在する。コレットチャック本体11の外周には、軸線方向中程で外径方向へ突出した把持用フランジ部13が形成される。また、把持用フランジ部13から後端へ向かうにつれて小径となるテーパシャンク部14が形成される。工具ホルダ10は、テーパシャンク部14で図示しない工作機械の主軸に装着される。
テーパシャンク部14とは反対側になるコレットチャック本体11の先端は、シャンク部101を把持する工具取付部15である。工具取付部15は外周に環状段差16を伴う筒状に形成される。工具取付部15の先端部外周には、コレットチャック本体11の中程よりも外径が小さく、雄ねじ17が形成される。工具取付部15の内周である貫通孔12における先端部は、後端に向かって先細りとなり先端に向かうにつれて大径となるテーパ穴18に形成される。
テーパ穴18には、筒状のテーパコレット21が嵌合する。テーパコレット21の内周は、工具挿入孔23になっている。工具挿入孔23はテーパコレット21の後端から先端まで軸線方向に貫通する。工具挿入孔23には先端側から切削工具のシャンク部101が挿入される。このため、以下、軸線方向先端側を工具挿入側ともいう。
テーパコレット21の外周後端部は、後端側へ向かうにつれて小径となる主テーパ面22になっている。主テーパ面22は、後端部から軸線方向中程まで延在し上述したテーパ穴18と嵌合する。
主テーパ面22と隣接するテーパコレット21の外周先端部には、全周に亘って延びるリング溝24が形成されており、リング溝24には後述する先端テーパ部材41が係合する。リング溝24の先端側の側壁は、軸線方向後端に向かって先細りとなり先端に向かうほど外径が大きくなるテーパ面25をなす。
テーパ面25よりも先端側は、先端へ向かうにつれて小径となる先端テーパ面27になっている。先端テーパ面27は、テーパコレット21の外周のうち最も先端に形成される。先端テーパ面27はリング溝24のテーパ面25と隣接するが、これらテーパ面25,27間に面取りを形成してもよい。
またテーパコレット21は、軸線と平行に延在するスリット状のスリ割り26を有する。スリ割り26は、テーパコレット21の工具挿入側端から中程まで延在するものと、テーパコレット21の後端から中程まで延在するものがある。いずれのスリ割り26も、周方向等間隔に配置される。スリ割り26を押し縮めることによって、テーパコレット21はその径が変化可能である。
コレットチャック本体11の先端部外周に形成された雄ねじ17には、筒状のロックナット31の内周に形成された雌ねじ32が螺合する。ロックナット31はコレットチャック本体11に螺合してテーパコレット21を軸線後端方向へ押し込むためのものであり、テーパコレット21はテーパ穴18に押し付けられて工具挿入孔23が縮径する。
ロックナット31は、コレットチャック本体11の先端部外周に形成された雄ねじ17に螺合する雌ねじ32が内周に形成された筒状部33、および筒状部33の先端に形成されて内径方向に向かって突出する内向きフランジ部34を有する。内向きフランジ部34の後端側平面34kは軸線と直交する環状の平坦面である。後端側平面34kよりも後端側における筒状部33の内周には、先端テーパ部材41が取り付けられる。
先端テーパ部材41は、環状に形成され、先端テーパ面27と嵌合するテーパ状当接面42を内周先端に有し、このテーパ状当接面42よりも後端側の内周に、テーパコレット21の外周に形成されたリング溝24と係合するリング突条43を有する。リング突条43は、内径方向に突出する突起であり、周方向に所定の間隔で設けられてもよい。
リング突条43の先端側の側壁は、軸線方向後端に向かって先細りとなり先端側へ向かうほど大径となるテーパ状当接面44を形成する。テーパ状当接面44の軸線に対する勾配は、テーパコレット21のテーパ面25のそれと一致する。
外径方向に向かって突出する先端テーパ部材41の外周後端部は外周先端部よりも外径が大きく、この外周後端部に内向きフランジ部34と向き合う環状平面45を有する。先端テーパ部材41の環状平面45とロックナット31の後端側平面34kとの間には、プレーンベアリング51が介挿される。
プレーンベアリング51は、軸線直角方向の摩擦を低減しつつ軸線方向の力を伝達するすべり軸受の一種であり、ロックナット31の内周径に対応した外径を有するリング盤状を呈する板材である。そして、プレーンベアリング51の後端側端面は先端テーパ部材41の環状平面45と接触し、プレーンベアリング51の先端側端面は内向きフランジ部34の環状の後端側平面34kと接触する。内向きフランジ部34と先端テーパ部材41との間で軸線方向の押し付け力を受けるプレーンベアリング51は、両接触面(後端側平面34kおよび環状平面45)の摩擦抵抗を低減する。
プレーンベアリング51は、焼入・研磨された鋼板等により環板状に成形される。プレーンベアリング51の両面、すなわち後端側端面および先端側端面には、環状平面45および後端側平面34kとの摩擦抵抗を低減するための低摩擦処理が施されている。そのような処理は例えば、イオン窒化処理、DLC(Diamond Like Carbon)コーティング処理、TiNコーティング処理及び鏡面状ラッピング処理等である。プレーンベアリング51の両面は、上述した処理と併用して、あるいは別個に、油膜潤滑されていてもよい。
ロックナット31の後端側開口からプレーンベアリング51および先端テーパ部材41を順次挿入してこの先端テーパ部材41を内向きフランジ部34に突き当て、ロックナット31の先端部内周に形成された環状の係合溝36にスナップリング61を嵌装することにより、先端テーパ部材41はロックナット31内に着脱可能に保持される。保持手段になるスナップリング61は、先端テーパ部材41の後端における外周縁と接触し、先端テーパ部材41がロックナット31内から抜け出ることを防止する。
かくしてプレーンベアリング51はロックナット31の内部に収容され、先端テーパ部材41はロックナット31内周に相対回転自在に取り付けられ、しかも先端テーパ部材41は軸線直角方向の微小移動が許容される。これにより、先端テーパ部材41がテーパコレット21のリング溝24に係合して内向きフランジ部34が先端テーパ部材41を軸線方向後端側へ押し付ける際に、プレーンベアリング51を介して後端側平面34kと環状平面45との間の軸線直角な平面における摺接がスムーズに行われるようになっている。
なお、内向きフランジ部34の後端側平面34kと先端テーパ部材41の環状平面45との間に介在されるプレーンベアリング51の数は1個に限定されず、複数個介在する構成にしてもよい。
次に、チャッキングの手順について説明する。
まず、ロックナット31の先端部にプレーンベアリング51、先端テーパ部材41、およびスナップリング61を取り付けておく。次にロックナット31の後端側開口からテーパコレット21の先端部28を差し込み、テーパコレット21の先端部28を先端テーパ部材41のリング突条43の内径より小さい径に縮径し、この状態でテーパコレット21の先端部28を先端テーパ部材41の中心孔に挿入する。その後、先端部28が元の外径に復元することによりリング溝24がリング突条43に係合し、テーパコレット21をロックナット31に相対回転可能に取り付ける。
次に、テーパコレット21の主テーパ面22をコレットチャック本体11のテーパ穴18内に挿入する。そして、ロックナット31の雌ねじ32をコレットチャック本体11の雄ねじ17に螺合してロックナット31をコレットチャック本体11に仮締めする。次いで、切削工具100のシャンク部101をテーパコレット21の工具挿入孔23に挿入する。ここでシャンク部101はロックナット31の先端側から挿入される。この仮締め状態ではテーパコレット21が全くまたは殆ど縮径していないので、シャンク部101を工具挿入孔23に容易に挿通することができる。
次に、雌ねじ32および雄ねじ17をさらに相対回転(螺合)させてロックナット31をコレットチャック本体11に本締めする。これにより、先端テーパ部材41のテーパ状当接面42がテーパコレット21の先端テーパ面27と密嵌合して、テーパコレット21の先端部28を確りと把持する。同時に先端テーパ部材41はテーパコレット21の先端部28を後端方向に押し込み、主テーパ面22がコレットチャック本体11のテーパ穴18内に押し込まれて、テーパコレット21が縮径し、切削工具100のシャンク部101をチャッキングする。
この時、先端テーパ部材41の環状平面45とロックナット31の後端側平面34kと間にプレーンベアリング51が介在されているため、これら互いに摺接し合う両接触面の摩擦抵抗が大幅に低減される。これにより、ロックナット31の締め付けによるテーパコレット21への押し込み力が均一に作用する。
またこの時、先端テーパ部材41は先端部28とともにテーパ穴18に倣ってコレットチャック本体11の軸線と一致する。
これらの結果、テーパコレット21の主テーパ面22は、傾くことなくテーパ穴18のテーパに倣って、テーパコレット21をテーパ穴18内に確実に押し込むことができる。
チャッキングの解除の手順について説明すると、コレットチャック本体11に螺合したロックナット31を緩めることにより、リング溝24に係合するリング突条43のテーパ状当接面44が、リング溝24のテーパ面25と当接し、ロックナット31の引き抜き力が先端テーパ部材41を介してテーパコレット21へ均一に作用する。
またこの時、先端テーパ部材41は先端部28とともにテーパ穴18に倣ってコレットチャック本体11の軸線と一致する。
これらの結果、テーパコレット21の主テーパ面22は、傾くことなくテーパ穴18のテーパに倣って、テーパコレット21をテーパ穴18から確実に引き抜くことができる。
ところで本実施例の工具ホルダ10によれば、ロックナット31と先端テーパ部材41との間に介挿されるプレーンベアリング51を備える。
具体的には、ロックナット31が内径方向に向かって突出する内向きフランジ部34を有し、先端テーパ部材41の外周後端が先端よりも外径方向に向かって突出し、かかる外周後端の先端側が環状平面45を有する。そして、プレーンベアリング51は、内向きフランジ部34と環状平面45との間に介挿される。これにより、プレーンベアリング51の両面が環状平面45および内向きフランジ部34の後端側平面34kと接触して、この互いの接触面間の摩擦抵抗を大幅に低減できる。
したがって、ロックナット31の締め付けによるテーパコレット21への押し込み力は均一になるとともに、テーパコレット21にロックナット31の回転に伴うねじり力は伝達されない。この結果、ロックナット31を強い力で締め付けても、プレーンベアリング51の作用により先端テーパ部材41は軸線直角方向に変位することが可能になり、先端テーパ部材41はテーパコレット21とともにコレットチャック本体11のテーパ穴18に倣いながら締め付けられる。これにより、テーパコレット21の主テーパ面22は、傾くことなくテーパ穴18に倣ってテーパ穴18内に確実に押し込まれるとともに、ロックナット31の締付時におけるテーパコレット21の傾きがなくなる。この結果、シャンク部101をコレットチャック本体11の軸線に対し傾けることなくコレットチャック本体11にチャッキングすることができ、テーパコレット21に把持された切削工具100の振れ回転をなくして振れ精度を安定させることができる。
また、本実施例の工具ホルダ10によれば、ロックナット31を締め付けることによりロックナット31の先端がテーパコレット21の先端に形成された先端テーパ面27と密嵌合することから、先端テーパ面27の後端Bとテーパ状当接面42の先端Cとの間でシャンク部101を把持することが可能になる。したがって、ロックナット31の先端開口部になる先端テーパ部材41がテーパ穴18先端に位置するゲージラインA(図2)よりも先端側にある先端部28の径方向の変位を規制することが可能になり、テーパ穴18のみ(ゲージラインAよりも後端側のみ)でテーパコレット21を把持する従来の工具ホルダよりも頗る有利である。この結果、切削工具100でワーク作業中、切削工具100の先端に横力が作用しても、先端部28を介して切削工具100の位置ずれを防止することができる。
また、本実施例の工具ホルダ10によれば、テーパコレット21が主テーパ面22と先端テーパ面27との間の外周部に形成されて周方向に延びるリング溝24をさらに有し、先端テーパ部材41がリング溝24と係合するリング突条43を有することから、ロックナット31を緩める際にテーパコレット21を先端側へ移動させることが可能になる。したがって、テーパコレット21をコレットチャック本体11から外す作業が容易になる。
また、リング溝24の先端側の側壁が軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ面25を有し、先端テーパ部材41のリング突条43がリング溝24のテーパ面25と当接するテーパ状当接面44を有することから、テーパコレット21が傾くことなくロックナット31から取り外すことができる。
また、本実施例の工具ホルダ10によれば、ロックナット31の内周に取り付けられて先端テーパ部材41の後端を受け止めるスナップリング61をさらに有することから、ロックナット31を緩める際に先端テーパ部材41をロックナット31とともに先端側へ移動させ、テーパコレット21をコレットチャック本体11から確実に外すことができる。しかもロックナット31からスナップリング61を取り外すことが可能になり、ロックナット31から先端テーパ部材41およびプレーンベアリング51を容易に分解することができる。したがって、プレーンベアリング51の交換等、ロックナット31のメンテナンス作業の効率が向上する。
次に本発明の他の実施例を説明する。図4は他の実施例のロックナットおよび蓋部材を分解して示す縦断面図であり、図5は、蓋部材を先端側からみた状態を示す正面図である。他の実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。他の実施例のロックナット131も、上述したロックナット31と同様にコレットチャック本体11と螺合してテーパコレット21をテーパ穴18に押し込む。他の実施例の工具ホルダは、ロックナット131の先端開口部132に取り付けられてテーパコレット21の先端を覆う蓋部材71をさらに備える。
ロックナット131は、後端側平面34kからさらに先端側に延び、この先端が先端開口部132を形成する。先端開口部132の内周には雌ねじ133が設けられ、雌ねじ133よりも先端側の内周には雌ねじ133よりも大径の凹部134が形成される。円形の凹部134は、所定深さの環状段差136を伴ってロックナット131の先端端面135より窪んでいる。
蓋部材71は、後端面から先端面まで貫通する工具貫通孔72を有する筒状体であって、先端には外径方向に突出したフランジ部73を有し、後端部の外周には雄ねじ74を有する。この雄ねじ74は先端開口部132の雌ねじ133に螺合する。また工具貫通孔72には先端側から切削工具100のシャンク部101が挿入される。フランジ部73の外径は凹部134の内径よりも若干小さい。工具貫通孔72の内径はシャンク部101の外径よりも若干大きい。また工具貫通孔72の内壁面には、切削液を噴出するための溝75が設けられている。溝75は、蓋部材71の後端から先端まで軸線方向に延在し、周方向等間隔に設けられている。またフランジ部73の先端面には、この蓋部材71を回転操作する治具を差し込むための治具係合穴76が設けられている。
次に、チャッキングの手順について説明する。
まず、ロックナット131の内周にプレーンベアリング51、先端テーパ部材41、およびスナップリング61を取り付けておく。次にロックナット131の後端側開口にテーパコレット21の先端部28を差し込み、先端部28を縮径した状態で先端テーパ部材41に挿通する。その後、先端部28が元の外径に復元することによりテーパコレット21のリング溝24が先端テーパ部材41のリング突条43に係合し、テーパコレット21をロックナット131に相対回転可能に取り付ける。
次に、蓋部材71の雄ねじ74をロックナット131の雌ねじ133に螺合して締め付け、蓋部材71をロックナット131に取り付けることにより、蓋部材71のフランジ部73が凹部134に収容されて環状段差136と密着する。また、蓋部材71の後端はテーパコレット21の先端部28および先端テーパ部材41と軸線方向隙間を介して対向する。
次に、テーパコレット21の主テーパ面22をコレットチャック本体11のテーパ穴18内に挿入する。そして、ロックナット131の雌ねじ32をコレットチャック本体11の雄ねじ17に螺合してロックナット131をコレットチャック本体11に仮締めする。次いで、切削工具100のシャンク部101を蓋部材71の工具貫通孔72に貫通させるとともにテーパコレット21の工具挿入孔23に挿入する。この仮締め状態ではテーパコレット21が全くまたは殆ど縮径していないので、シャンク部101を工具挿入孔23に容易に挿通することができる。また、溝75はシャンク部101の外周面に覆われて、後述する切削液通路を形成し、スリ割り26と連通する。
次に、雌ねじ32および雄ねじ17をさらに相対回転(螺合)させてロックナット131をコレットチャック本体11に本締めする。これにより、主テーパ面22がテーパ穴18内に押し込まれてテーパコレット21が縮径し、切削工具100のシャンク部101をチャッキングする。
かかる工具ホルダが工作機械の主軸に装着された状態において、主軸の内部を通じて工具ホルダに供給される切削液は、コレットチャック本体11の貫通孔12と、テーパコレット21のスリ割り26と、溝75とを順次通過して、蓋部材71の先端から切削工具100の先端方向に向けて噴出する。
ロックナット131を用いた工具ホルダによれば、先端開口部132に螺合してテーパコレット21の先端部28に対向しつつ先端開口部132を封止する蓋部材71をさらに備え、蓋部材71は、シャンク部101が貫通する工具貫通孔72と、蓋部材71の後端側端面から先端側端面まで延在し切削工具100の先端方向に向けて切削液を噴出する溝75とを有することから、切削工具100が切削液用貫通穴を具備しない一般的な工具の場合、ワークを加工する切削工具100の先端を効率よく冷却することができる。また、従来のようにスチールカバーを工具ホルダの先端に装着するという工数をかけることなく、工具ホルダの防塵機能を発揮させることができる。また、切削工具100をシャンク部101の外径が異なる工具に取り替える場合であっても、工具貫通孔72の内径が異なる蓋部材71を用いればよいことから、汎用性が高く経済的である。
なお溝75に代えて、図示はしなかったが、蓋部材71は、蓋部材71の後端側の端面から先端側の端面まで延在する貫通孔など、切削工具100の先端方向に向けて切削液を噴出する切削液通路を有してもよい。
次に本発明のさらに他の実施例を説明する。図6はさらに他の実施例のロックナットを分解して示す縦断面図であり、図7は、さらに他の実施例の蓋部材を先端側からみた状態を示す正面図である。さらに他の実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。さらに他の実施例におけるロックナット131は、上述した他の実施例のロックナット131と同一であるが、蓋部材71は溝75に代えてシール部材77を有する。
シール部材77は、工具貫通孔72の内周に装備されたOリングであり、シャンク部101の外周と密に接触し、工具貫通孔72の内周およびシャンク部101の外周間の隙間を閉じる。
さらに他の実施例のロックナットを用いた工具ホルダによれば、蓋部材71の工具貫通孔72の内周および切削工具100のシャンク部101の外周間の隙間を閉じるシール部材77を有することから、切削液が工具貫通孔72の内周および切削工具100のシャンク部101の外周間の隙間から先端へ向かって流出することがなく、シャンク部101を液密に封止することが可能になる。したがってさらに他の実施例の工具ホルダは、切削工具100が切削液用貫通穴を内部に具備する切削液用貫通穴付工具の場合、有利に適用される。切削液用貫通穴は、工具の内部に設けられてシャンク部から工具先端まで延び工具先端に切削液を供給するところ、さらに他の実施例の蓋部材71によれば、シャンク部101が液密に封止され、切削液が隙間から漏出することなくシャンク部101に切削液を供給することができる。
次に本発明のさらに他の実施例を説明する。図8はさらに他の実施例のロックナットを分解して示す縦断面図である。さらに他の実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。さらに他の実施例では、先端テーパ部材41の環状平面45とロックナット31の後端側平面34kとの間にプレーンベアリング51が介挿されず、その代わりに環状平面45は摩擦係数を下げるよう表面処理が施されている。そのような表面処理の例として、コーティング処理あるいは磨き処理が挙げられる。具体的には例えば、窒化チタン(TiN)膜を環状平面45の表面に成膜する処理、あるいはイオン窒化処理、あるいはDLC(Diamond Like Carbon)コーティング処理、あるいは鏡面状ラッピング処理等が挙げられる。
図8に示す実施例によれば、環状平面45が低摩擦に表面処理されることから、互いに対面して接触する環状平面45と後端側平面34kとの摩擦抵抗を大幅に低減できる。したがって、ロックナット31の締め付けによるテーパコレット21への押し込み力は均一になるとともに、テーパコレット21にロックナット31の回転に伴うねじり力は伝達されない。この結果、ロックナット31を強い力で締め付けても、環状平面45の低摩擦作用により先端テーパ部材41は軸線直角方向に変位することが可能になり、先端テーパ部材41はテーパコレット21とともにコレットチャック本体11のテーパ穴18に倣いながら締め付けられる。
これにより、テーパコレット21の主テーパ面22は、傾くことなくテーパ穴18に倣ってテーパ穴18内に確実に押し込まれるとともに、ロックナット31の締付時におけるテーパコレット21の傾きがなくなる。この結果、シャンク部101をコレットチャック本体11の軸線に対し傾けることなくコレットチャック本体11にチャッキングすることができ、テーパコレット21に把持された切削工具100の振れ回転をなくして振れ精度を安定させることができる。
また、図8に示す実施例では、先端テーパ部材41がテーパコレット21の外周を包囲するリング形状であって、先端テーパ部材41の内周にリング突条43が設けられる。リング突条43は、内径方向に突出し周方向に延びる。そして、リング突条43における内周縁の輪郭形状が、先端テーパ部材41の軸心Oから偏心した円を形成する。このため、偏心側の内周縁43aから軸心Oまでの距離が、軸心Oを挟んで反対側の内周縁43bから軸心Oまでの距離よりも長くなる。
図8に示す実施例によれば、先端テーパ部材41の内周に形成されて内径方向に突出し周方向に延びるリング突条43がテーパコレット21のリング溝24に確りと係合する。これにより、ロックナット31を回転させて雌ねじ32の螺合を緩めることによりテーパ穴18からテーパコレット21を引き抜くことができる。
さらに図8に示す実施例によれば、リング突条43における内周縁の輪郭形状が、先端テーパ部材41の軸心Oから偏心した円を形成することから、偏心側の内周縁から軸心までの距離が内周縁の半径よりも長くなる。また、軸心Oを挟んで偏心側と反対側に位置する内周縁から軸心までの距離が内周縁の半径よりも短くなる。これにより、先端テーパ部材41内側のうち偏心側の内空領域を大きくすることができる。
したがって、工具ホルダ10によるシャンク部101のチャッキングを解除するべく、コレットチャック本体11からロックナット31を分離し、テーパコレット21の工具挿入孔23から工具100を抜き去った後において、テーパコレット21を僅かに縮径させつつ軸心Oに対し傾斜させて偏心側の内周縁43aへ寄せることにより、先端テーパ部材41の内空領域からテーパコレット21を容易に取り外すことが可能となる。しかも、逆の手順により、テーパコレット21を先端テーパ部材41の内空領域に容易に挿入することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる工具ホルダは、切削工具を把持してワークを加工する工作機械において有利に利用される。
10 工具ホルダ、11 コレットチャック本体、12 貫通孔、15 工具取付部、17 雄ねじ、18 テーパ穴、21 テーパコレット、22 主テーパ面、23 工具挿入孔、24 リング溝、25 テーパ面、26 スリ割り、27 先端テーパ面、28
先端部、31 ロックナット、32 雌ねじ、33 筒状部、34 内向きフランジ部、34k 後端側平面、36 係合溝、41 先端テーパ部材、42 テーパ状当接面、43 リング突条、44 テーパ状当接面、45 環状平面、51 プレーンベアリング、61 スナップリング、71 蓋部材、72 工具挿入孔、73 フランジ部、74 雄ねじ、75 溝、77 シール部材、100 切削工具、101 シャンク部、131 ロックナット、132 先端開口部、133 雌ねじ、134 凹部。

Claims (8)

  1. 先端部に軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ穴を有するコレットチャック本体と、
    軸線方向に延びる工具挿入孔と、前記テーパ穴に嵌合する主テーパ面と、前記主テーパ面よりも軸線方向先端側に位置し軸線方向先端に向かって先細りとなる先端テーパ面とを有するテーパコレットと、
    前記コレットチャック本体の先端部外周の雄ねじに螺合する雌ねじ、および内径方向に向かって突出する内向きフランジ部を有し、前記内向きフランジ部の後端側には軸線と直交する平坦な後端側平面が形成されている筒状のロックナットと、
    軸線直角方向の微小移動が許容され、前記先端テーパ面に嵌合するテーパ状当接面、および外径方向に向かって突出する外向き突起部を有し、前記外向き突起部には前記後端側平面と向き合う環状平面が形成され、前記ロックナットによって軸線方向後端に向かって押し込まれることにより、前記テーパコレットを前記テーパ穴に押し付けて前記工具挿入孔を縮径させる先端テーパ部材と、
    前記ロックナットの押し込み方向に対して直交する面内に位置し、前記先端テーパ部材が軸線直角方向に変位可能な状態で前記ロックナットの後端側平面と前記先端テーパ部材の環状平面との間に介挿されるプレーンベアリングとを備える、工具ホルダ。
  2. 先端部に軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ穴を有するコレットチャック本体と、
    軸線方向に延びる工具挿入孔と、前記テーパ穴に嵌合する主テーパ面と、前記主テーパ面よりも軸線方向先端側に位置し軸線方向先端に向かって先細りとなる先端テーパ面とを有するテーパコレットと、
    前記コレットチャック本体の先端部外周の雄ねじに螺合する雌ねじ、および内径方向に向かって突出する内向きフランジ部を有し、前記内向きフランジ部の後端側には軸線と直交する平坦な後端側平面が形成されている筒状のロックナットと、
    軸線直角方向の微小移動が許容され、前記先端テーパ面に嵌合するテーパ状当接面、および外径方向に向かって突出する外向き突起部を有し、前記外向き突起部には前記ロックナットの後端側平面と対面し摩擦係数を下げるよう表面処理された低摩擦平面が形成され、軸線直角方向に変位可能な状態で前記ロックナットによって軸線方向後端に向かって押し込まれることにより、前記テーパコレットを前記テーパ穴に押し付けて前記工具挿入孔を縮径させる先端テーパ部材とを備える、工具ホルダ。
  3. 前記テーパコレットは、前記主テーパ面と前記先端テーパ面との間の外周部に形成されて周方向に延びるリング溝をさらに有し、
    前記先端テーパ部材は、前記リング溝と係合する突起をさらに有する、請求項1または2に記載の工具ホルダ。
  4. テーパコレットの前記リング溝の先端側の側壁が軸線方向後端に向かって先細りとなるテーパ面を有し、
    先端テーパ部材の前記突起はリング溝の前記テーパ面と当接するテーパ状当接面を有する、請求項3に記載の工具ホルダ。
  5. 前記先端テーパ部材は前記テーパコレットの外周を包囲するリング形状であって、
    先端テーパ部材の前記突起は、先端テーパ部材の内周に形成されて内径方向に突出し周方向に延びる突条であり、
    前記突条における内周縁の輪郭形状が、先端テーパ部材の軸心から偏心した円を形成する、請求項3または4に記載の工具ホルダ。
  6. 前記ロックナットの内周に取り付けられて前記先端テーパ部材の後端を受け止める保持手段をさらに有する、請求項1〜5のいずれかに記載の工具ホルダ。
  7. 前記ロックナットの先端開口部に取り付けられて前記テーパコレットの先端に対向しつつ前記先端開口部を封止する蓋部材をさらに備え、
    前記蓋部材は、工具のシャンク部が貫通する工具貫通孔と、蓋部材の後端側端面から先端側端面まで延在し工具の先端方向に向けて切削液を噴出する切削液通路とを有する、請求項1〜6のいずれかに記載の工具ホルダ。
  8. 前記ロックナットの先端開口部に取り付けられて前記テーパコレットの先端に対向しつつ前記先端開口部を封止する蓋部材をさらに備え、
    前記蓋部材は、工具のシャンク部が貫通する工具貫通孔と、該工具貫通孔の内周に装備されて工具貫通孔の内周および工具のシャンク部の外周間の隙間を閉じるシール部材とを有する、請求項1〜6のいずれかに記載の工具ホルダ。
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