JPH07178607A - スピンドル装置 - Google Patents

スピンドル装置

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JPH07178607A
JPH07178607A JP5322779A JP32277993A JPH07178607A JP H07178607 A JPH07178607 A JP H07178607A JP 5322779 A JP5322779 A JP 5322779A JP 32277993 A JP32277993 A JP 32277993A JP H07178607 A JPH07178607 A JP H07178607A
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晋哉 中村
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喜代春 丸田
Masaki Matsuoka
雅樹 松岡
Koji Nishii
幸司 西井
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    • B23B31/24Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工具ホルダの端面とスピンドル軸の端面との間
のすき間を管理する必要がなくて工具ホルダの互換性が
良好であり、しかも高い工具保持剛性が得られるスピン
ドル装置を提供する。 【構成】軸端にテーパ穴2を有するスピンドル軸1の外
面に小径部30と大径部31を形成して、その外面に外
部に貫通する流体通路34を設けたスリーブ33を締め
代をもって嵌合する。一方、工具ホルダ3のテーパシャ
ンク4の根元にはテーパシャンク4より大径とされたフ
ランジ部3fを設ける。スリーブ33の流体通路34に
流体圧を加えることによりスリーブ33をスピンドル軸
1に嵌合した工具ホルダ3のフランジ部3fに当接さ
せ、しかる後、流体圧を除いてスリーブ33をスピンド
ル軸1に固定して工具ホルダ3を高剛性に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械のスピンド
ル装置に係り、特に工具取付け部における工具取付け性
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば工具自動交換装置(ATC)を備
えたマシニングセンタ(MC)などの工作機械では、図
6に示すように、スピンドル軸1の先端に工具取付け用
のテーパ穴2を有し、このテーパ穴2に工具ホルダ3の
テーパシャンク部4を嵌合させて所定の工具を装着する
ようにしている。この種のテーパシャンク部4の種類に
は、JIS規格により定められているロングテーパを有
するBTタイプと、DIN規格により定められているシ
ョートテーパタイプのものがある。図6はBTタイプの
例である。このものは工具ホルダ3がテーパシャンク部
4部分でのみスピンドル軸1に保持されており、剛性は
あまり高いとは言えず、テーパ穴2とテーパシャンク部
4との当たり具合も全面が正しい当たりとなるものでも
ないこともあって重切削が困難であり、また仕上げ切削
の場合にも良好な切削面が得られ難いという現象があっ
た。
【0003】しかして、最近、このような問題を解決す
るべく図7に示すような新しいタイプのスピンドル装置
が提案されるに至った。これは、工具ホルダ3の保持を
テーパシャンク部4とテーパ穴2との当たりのみではな
く、工具ホルダ3の端面3aとスピンドル軸1の端面1
aとの間にも当たりをとってテーパ,端面両当たり方式
としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなテーパ,端面両当たり方式としたスピンドル軸の場
合は、テーパ面とこれに交叉する軸端面とを同時に接触
させることは実際問題として非常に困難である。その場
合、効果的な工具保持力を確保するために、テーパ穴2
とテーパシャンク部4とが当たった状態で、更に工具ホ
ルダ3の端面3aとスピンドル軸1の端面1aとの間の
すき間δの大きさを負にして予圧を与えなければなら
ず、しかもその大きさは2μm程度と極めて厳しい範囲
内でテーパ同士の当たりを管理する必要がある。ところ
が工具ホルダ3は工具の種類が異なる毎に交換されるた
め、多数の工具ホルダ3を使用することが必要で、それ
らの全ての工具ホルダ3についてスピンドル軸1とのす
き間を厳しく管理することはかなり難しいことから、工
具ホルダ3の互換性が良くないという未解決の問題点が
ある。
【0005】そこでこの発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、工具ホルダの端面と
スピンドル軸の端面との間のすき間を管理する必要がな
く、したがって工具ホルダの互換性に何らの問題はな
く、しかも高い保持剛性が得られるスピンドル装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明は、軸端に工具取付け用のテーパ穴を有しかつ当
該軸端部外面を小径として外面に小径部と大径部を形成
したスピンドル軸と、該スピンドル軸のテーパ穴に嵌合
するテーパシャンク部を有しかつ該テーパシャンク部よ
り大径とされたフランジ部を有する工具ホルダと、前記
スピンドル軸の小径部と大径部にそれぞれ締め代をもっ
て嵌合すると共に小径部と大径部の接続部には外部に貫
通する流体通路を設けた固定用スリーブとを備え、該ス
リーブの流体通路に流体圧を加えることにより前記スリ
ーブを前記スピンドル軸に嵌合された工具ホルダのフラ
ンジ部に当接させ流体圧を除いて前記スリーブを前記ス
ピンドル軸に固定することにより前記工具ホルダを支持
するように構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】スピンドル軸のテーパ穴に工具ホルダのテーパ
シャンク部を嵌合して当てた状態で、スピンドル軸の軸
端面と工具ホルダの端面との間にはすき間が介在してい
る。しかし、工具ホルダのテーパシャンク部より大径の
フランジ部はスピンドル軸に締め代を有して緊迫され固
定されたスリーブの端面に常に所定の押圧力により当接
されるので工具ホルダの支持剛性が大にでき、しかもそ
の支持が安定している。そのような安定した工具ホルダ
の支持は、スピンドル軸に嵌合させた段付きのスリーブ
の流体通路に流体圧を加えると、そのスリーブ内周面に
内圧が作用してスリーブの内外径が拡張され、軸端部の
締め代が開放される。と同時に、スリーブ内径面の段差
にも内圧が作用してスリーブは押し出され、その端面が
工具ホルダのフランジ面に所定の押圧力で押しつけられ
当接する。次に流体圧を除くと内圧が除去されて拡張し
たスリーブ内外径面はもとに戻りスピンドル軸端部に締
めつけられ固定される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。なお、従来と同一または相当部分には同一の符
号を付してある。先ず、構成を説明すると、図1は、こ
の発明の一実施例の縦断面図で、スピンドル装置のスピ
ンドル軸1は、複数個(図では4個)の玉軸受6と一個
のころ軸受7とを介してハウジング8内に回転自在に水
平に支承されている。ハウジング8は、軸受6,7の外
周を取巻く円筒体であって外側面に取付け用フランジ9
を有する外筒10と、この外筒10の前端面にボルトB
1で固着された前蓋11および後端面にボルトB2で固
着された後蓋12とで構成されている。
【0009】Eはボアにスピンドル装置を取り付けた場
合、ボアの内面との間に螺旋状の通路を形成するもの
で、この螺旋状の通路は冷却流体を流通させスピンドル
装置を冷却するためのものである。前蓋11は、複数個
の玉軸受6の外輪6aを外間座13を介してハウジング
8の内面に固定している。同玉軸受6の内輪6bは、内
間座14を介して押さえリング15によりスピンドル軸
1の外周面に固定されている。一方、後蓋12はころ軸
受7の外輪7aをハウジング8の内面に固定している。
同ころ軸受け7の内輪7bは、リング状の内輪押さえ蓋
16を介してこの内輪押さえ蓋16に当接させたプーリ
17によりスピンドル軸1の外周面に固定されている。
プーリ17はスピンドル軸1の外周面に締まりばめとさ
れて取り付けられている。Fはプーリ17を着脱する場
合に嵌合面に圧力を加える流体圧供給口である。
【0010】このようにして回転自在に支承されている
スピンドル軸1の軸端の中心には、工具取付け用のテー
パ穴2が形成されると共に、このテーパ穴2の奥からス
ピンドル軸後端に抜ける貫通孔18がスピンドル軸1の
軸心部を通して形成されていて、この貫通孔18に次に
述べる工具着脱機構が内設されている。テーパ穴2には
工具21を保持する工具ホルダ3のテーパシャンク部4
が嵌合される。工具ホルダ3は、そのテーパシャンク部
4の根元にテーパシャンク部分より大径とされたフラン
ジ部3fが設けられている。また、テーパシャンク部4
の頂部には、小径の頸部22aと大径の頭部22bから
なるプルスタッド22が設けられており、スピンドル軸
心の貫通孔18内に嵌入するようになっている。
【0011】前記工具着脱機構は、貫通孔18内に嵌入
された工具ホルダ3のプルスタッド22を把持するため
の複数個のボール23を円周等分に配してラジアル方向
に退避可能に保持したスリーブ24を有し、このスリー
ブ24を前後進駆動させる駆動用のドローバー25が貫
通孔18内を取って後端はスピンドル軸1から突き出し
ている。そのドローバー25の後端は、図外のピストン
により押圧駆動されるようになっている。そして、前記
ピストンによりドローバー25の押圧を解除すると、ド
ローバー25は皿ばね26によって後退するのでスリー
ブ24も後退する。このときボール23は貫通孔18の
比較的大径のスペース18aからより小径のスペース1
8bに移動しつつ孔内周面に押されてスリーブ24の内
径側に突出し、工具ホルダ3のプルスタッド22の頭部
22bに係止する。また、ピストンを駆動しスリーブ2
4を前進させるとボール23は貫通孔18の大径のスペ
ース18a内に移動し、内径の拡大により退避可能とな
ってスリーブ24の内径面から引っ込むようにされ、こ
れにより工具ホルダ3の抜き出しが可能となる。貫通孔
18内部のドローバー25の外周には多数の皿ばね26
が装着されて、ドローバー25を常時後端方向に強く付
勢している。なお、27は皿ばね26の押さえリング、
28はその押さえリング27をスピンドル軸1に固定す
る止めナット、29は工具ホルダ3とスピンドル軸1の
回転方向の位置決めをするドライブキーであり、ボルト
B3でスピンドル軸端面1aに固定して取り付けられて
いる。
【0012】図2に拡大して示すように、スピンドル軸
1の軸端(テーパ穴2を有する側)部外面は小径とし
て、その小径部30とこれに続く大径部31との接続部
分に高さhの段差32が形成されている。そして、その
スピンドル軸1の外面には、スピンドル軸の小径部30
と大径部31とに対してそれぞれ締め代をもつスリーブ
33(以下固定用スリーブという)が嵌合されている。
固定用スリーブ33の当該締め代は、スピンドル軸1の
端部に嵌合された固定用スリーブ33をしっかりと締め
付けて保持するためのものである。この締め代は、工具
ホルダ3を支持する力が加工時に加わる力に充分に対抗
できる大きさとすることが必要であり、実験的に定めら
れる。
【0013】固定用スリーブ33の内周面には、前記ス
ピンドル軸外面の段差32の位置に環状凹部からなる流
体通路34が形成され、この流体通路34は流体圧供給
配管の接続部35により外部に連通している。また、固
定用スリーブ33の先端面33aはスピンドル軸1の軸
端面1aより長さδ(例えば0.5 〜1 mm程度であって
良い)だけ突出させてある。一方、固定用スリーブ33
の後端面33bは凹凸の階段形状とされ、異物の侵入を
防ぐラビリンス構造のすき間36を介してハウジング8
の前蓋11に非接触で対向している。
【0014】ここで、前記スピンドル軸端部の外面の段
差32の高さhは、固定用スリーブ33の内径の段差で
もあり、その段差を利用して流体圧で固定用スリーブ3
3を前進せしめてスピンドル軸1に嵌合された工具ホル
ダ3の端面に当接させるべく機能させるものである。そ
のスリーブ前進力は、段差32の前後における固定用ス
リーブ33の内径断面積の差の大きさと流体圧との積で
定まることから、前記段差の高さhは所要流体圧の設定
値との関連して定められる。
【0015】なお、上記流体圧供給配管の接続部35
は、例えば図3に示すようなシール40を取り付けた接
続継手41ができるだけ少ない動作で、しかも流体圧で
抜けないように装着できる構造とする必要がある。具体
的には図1,2に示すようなストレートネジ構造が最も
一般的であるが、ATCで工具交換を行うものではその
交換スピードに対応して殆どワンタッチで自動着脱可能
な継手構造とするのが望ましい。その場合、例えば図3
のように半回転以内で締まる粗い台形ねじとか角ねじ等
の雄ねじ42と雌ねじ43とで構成することが考えられ
るが、その他ねじ方式以外の公知の着脱手段を用いても
良い。
【0016】以上のように構成されたスピンドル装置
は、そのハウジング8のフランジ9を介して工作機械の
スピンドル取付け機台に取付けられる。スピンドル軸1
の後端のプーリ17は図外の駆動モータの出力軸のプー
リとベルトにより連結される。次に作用を説明する。工
具ホルダ3をスピンドル軸1の軸端に装着する際は、工
具着脱機構のドローバー25を図外のピストンの駆動で
皿ばね26の弾性に抗して前進させておく。その状態
で、ATCで運ばれてくる工具ホルダ3のテーパシャン
ク部4をスピンドル軸1のテーパ穴2に挿入する。工具
ホルダ3のフランジ部が固定用スリーブ33に近接した
位置となったとき、固定用スリーブ33の配管接続部3
5に図外の油圧供給装置からの配管の接続継手41を接
続して、流体通路34に油圧Pを供給する。その油圧力
により、固定用スリーブ33の内径面にラジアル方向の
力が作用して固定用スリーブ33の内径が拡張され、固
定用スリーブ33のスピンドル軸1に対する締め代が開
放される。それと同時に、スピンドル軸の外面の段差3
2に対応した固定用スリーブ33内面の段差面には内径
断面積の差に応じたスラスト方向の力が作用して固定用
スリーブ33が前進する結果、固定用スリーブ33の先
端面33aが工具ホルダ3のフランジ部3fの端面に当
てられて密着する。この状態でさらに工具ホルダ3を押
し込む。そして、工具ホルダ3のテーパシャンク部4を
テーパ穴2に嵌合させ、テーパシャンク部4の頂部のプ
ルスタッド22を工具着脱機構の先端のスリーブ24内
に嵌入する。そのとき図外のピストンの駆動を開放する
と、ドローバー25が後退し、スリーブ24が貫通孔1
8の大径スペース18aから小径のスペース18bに移
動すると共にスリーブのボール23が小径のスペース1
8bの内周面に押されてスリーブ24の内側に突き出
し、工具ホルダのプルスタッド22の頭部22bの根元
を引っ張り込むことにより、工具ホルダ3を保持する。
ドローバー25は多数の皿ばね26の強い弾性力で後方
に向けて弾圧付勢されているから、これに引っ張られて
工具ホルダ3のテーパシャンク部4の傾斜面がテーパ穴
2の内面に密着される。
【0017】その後、流体圧を抜き固定用スリーブ33
の内面に加えた流体圧を除去することにより、固定用ス
リーブ33の内径が縮小されてスピンドル軸1の外面を
締め付ける。このとき流体圧を抜くはやさを変えると固
定用スリーブ33が工具ホルダ3のフランジ部3fを押
圧する力を変化させることができるので、流体圧を抜く
早さは 実験により定めた適当な早さを選ぶ。
【0018】このとき、固定用スリーブ33の先端面は
工具ホルダ3のフランジ部3fの端面に密着したままで
あるが、フランジ部3fの端面とスピンドル軸1の軸端
面1aとの間にはすき間δが介在している。装着されて
いる工具ホルダ3をスピンドル軸1から脱着する場合
は、油圧を負荷する必要はなくて、従来通り単に工具着
脱機構のドローバー25を前進駆動させることにより、
テーパ穴2とテーパシャンク部4との嵌合及びボール2
3によるプルスタッド22の把持を解除してやればよ
い。
【0019】かくして、この実施例によれば、スピンド
ル軸1の軸端に工具ホルダ3を自動装着可能であり、工
具ホルダ3はテーパ面と固定用スリーブ面との両当たり
を以て極めて高い剛性で安定した保持をすることができ
ると共に、切削等の加工剛性も従来のBTタイプ工具ホ
ルダに比べて高くなってより高負荷の重加工や精密な仕
上げ加工が簡単な構造ででき、しかも工具ホルダ3のフ
ランジの取付け端面とスピンドル軸1の軸端面との間に
は0.5 〜1 mm程度のすき間δがあっても固定用スリー
ブ33が工具ホルダ3のフランジの位置に合うように固
定されるために、多種にわたる工具ホルダ3の取付け部
の寸法差をも十分に吸収することができて従来問題であ
った工具の互換性の点も解決することができる。
【0020】図5は上記実施例の変形例で、固定用スリ
ーブ33の流体通路34に油圧を供給した場合に、その
油圧力により作用するスラスト方向の力で固定用スリー
ブ33がスピンドル軸1から抜けてしまわないように、
固定用スリーブ33の根元部分の外径面の段部33dと
係止させる係合突起33tを内周面に形成したリング状
の抜け落ち防止ストッパSTを、前蓋11の前面にボル
ト止めしたものである。
【0021】なお、上記実施例では、BTタイプ工具ホ
ルダの場合について説明したが、これに限らず、DIN
式のショートテーパタイプの工具ホルダ3Aについても
同様に適用可能である(図4参照)。また、スピンドル
軸1の先端の工具ホルダ取付け構造以外の部分の構造に
ついても、実施例に限定するものではなく、他の公知の
類似構造を任意に適用して良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、軸端に工具取付け用のテーパ穴を有しかつ軸端部外
面に順に小径部と大径部を形成したスピンドル軸と、そ
のスピンドル軸のテーパ穴に嵌合するテーパシャンク部
を有してテーパシャンク部より大径とされたフランジ部
を有する工具ホルダと、スピンドル軸の小径部と大径部
にそれぞれ締め代をもって嵌合すると共に小径部と大径
部の接続部には外部に貫通する流体通路を設けたスリー
ブとを備え、そのスリーブの流体通路に流体圧を加えて
スリーブをスピンドル軸に嵌合された工具ホルダのフラ
ンジ部に当接させ、流体圧を除いてスリーブをスピンド
ル軸に固定することにより工具ホルダを支持する構成と
したため、スピンドル軸の軸端に装着される工具ホルダ
のフランジ部とスピンドル軸の軸端とのすき間の寸法差
を吸収して多種の工具ホルダのフランジ部が固定用スリ
ーブにより安定した支持ができるから工具の互換性も極
めて良好になり、そして両当たり構造の高い剛性で工具
ホルダを保持して安定した重切削等の高負荷加工も可能
となり、また安定した高精度の仕上げ加工も可能となる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドル装置の一実施例の縦断面図
である。
【図2】図1における工具取付け部分の拡大図である。
【図3】流体圧供給配管接続構造の一例を説明する断面
図である。
【図4】本発明をDIN式のショートテーパタイプの工
具ホルダに適用した例を示す拡大断面図である。
【図5】図1に示したものの工具取付け部分の変形例の
拡大図である。
【図6】従来のスピンドル装置における工具取付け部分
の一例の拡大図である。
【図7】従来のスピンドル装置における工具取付け部分
の他の例の拡大図である。
【符号の説明】
1 スピンドル軸 2 テーパ穴 3 工具ホルダ 3f フランジ部 4 テーパシャンク部 30 小径部 31 大径部 33 固定用スリーブ 34 流体通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 雅樹 群馬県前橋市大利根町1−34−1 (72)発明者 西井 幸司 奈良県吉野郡大淀町173

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸端に工具取付け用のテーパ穴を有しか
    つ当該軸端部外面を小径として外面に小径部と大径部を
    形成したスピンドル軸と、該スピンドル軸のテーパ穴に
    嵌合するテーパシャンク部を有しかつ該テーパシャンク
    部より大径とされたフランジ部を有する工具ホルダと、
    前記スピンドル軸の小径部と大径部にそれぞれ締め代を
    もって嵌合すると共に小径部と大径部の接続部には外部
    に貫通する流体通路を設けた固定用スリーブとを備え、
    該スリーブの流体通路に流体圧を加えることにより前記
    スリーブを前記スピンドル軸に嵌合された工具ホルダの
    フランジ部に当接させ流体圧を除いて前記スリーブを前
    記スピンドル軸に固定することにより前記工具ホルダを
    支持するように構成したことを特徴とするスピンドル装
    置。
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