JPH0248171Y2 - - Google Patents

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JPH0248171Y2
JPH0248171Y2 JP1984154899U JP15489984U JPH0248171Y2 JP H0248171 Y2 JPH0248171 Y2 JP H0248171Y2 JP 1984154899 U JP1984154899 U JP 1984154899U JP 15489984 U JP15489984 U JP 15489984U JP H0248171 Y2 JPH0248171 Y2 JP H0248171Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、エンドミルなどストレートシヤンク
部を有する工具のホルダに関し、このような工具
内を切削液などの液体を貫流させて刃先から噴出
させることにより、刃先の冷却および切削部から
切屑の排出をする所謂クーラントフイード形工具
ホルダの構造に係るものである。
(従来技術と問題点) 従来、クーラントフイード形工具ホルダとして
は実公昭55−15946号に示すような構造が公知に
なつている。しかしこの構造は、テーパシヤンク
部を有する工具について使用する場合は有効であ
るが、エンドミルなどストレートシヤンク部を有
する工具を保持するにはそのままでは不適当であ
り、例えば第3図に示すように工具取付穴aをス
トレート穴に形成すると共に、外周からねじ穴を
半径方向に形成してこのねじ穴へ螺合したねじb
により工具cのシヤンク部をロツクする方法が一
般に実施されている。しかしながらこの方法で
は、ねじcによりシヤンク部を片側へ寄せてしま
うので軸中心に対する工具cのフレが大きくな
り、加工精度が劣化してしまうという欠点を有し
ている。同時にこのねじ穴部分はハウジングdか
ら突き出した位置に形成する必要からホルダ全体
が軸線方向に長くなり、更に軸中心に対する工具
cのフレが大きくなり、前述に加えて更に加工精
度が劣化してしまうという欠点を有している。ま
た、このようなサイドロツク方式では工具を点で
押しているため重切削では加工トルクにより工具
が緩んでしまう恐れがあつた。
(考案の目的) 従つて本考案は、前述したような工具保持構造
そのものに起因する加工精度の劣化と、点接触に
よる工具保持力の低下とを改善することにある。
(考案の要旨) そこで本考案においては、工具内を切削液など
の液体を貫流させて刃先から噴出させることによ
り、刃先の冷却および切削部から切屑の排出をす
るクーラントフイード形工具ホルダにおいて、ホ
ルダ本体のテーパ状の取付穴内へ、外径を該テー
パと合致するテーパ状に形成するとともに、その
中程を小径とした薄肉円筒状スリーブを嵌入し、
ホルダ本体側へ螺合装着したピン部材により固定
し、更にこの取付穴の最奥部へ液体用貫通穴を有
する工具の位置決め手段を装着し、該スリーブの
薄肉部と該取付穴内面との間に形成される空間へ
ホルダ本体外周から前記空間へ流路を形成すると
共に、グリース等の流動体を封入し該流路の開口
側に装着した作動ピストンと、該流路開口部へ装
着され該作動ピストンを押し込む作動ねじとから
成ることを特徴とすることにより、前述の問題点
を解決しようとするものである。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明していく。
本考案による工具ホルダは、第1図に示すよう
に一端に工作機械の主軸端穴Sへ装着するテーパ
シヤンク11と、このテーパシヤンク11に続い
て形成した工具交換マニピユレータ用フランジ1
2と、更にこのフランジ12に続いて形成した円
筒部13とを有するホルダ本体1と、この円筒部
13端面から形成したテーパ状の取付穴14内へ
装着した工具保持手段2と、ホルダ本体1の該円
筒部13外周へ玉軸受3を介して回転自在に装着
した給油ハウジング4と、この給油ハウジング4
の端側へ前記ホルダ本体1の軸線に平行な軸線で
内蔵した給油ピン装置5とを有している。更にホ
ルダ本体1の取付穴14の奥にはねじ穴15が形
成してあり、円筒部13外周から形成した通路1
6がこのねじ穴15の底へ開口している。この通
路16は、給油ハウジング4内に形成した通路4
1と連通して、給油ピン装置5を通つて流入して
くる液体を取付穴14側へ導入する。そしてこの
ねじ穴15へ、工具保持手段2によつて保持した
工具の動きを限定して位置決めをする手段6が螺
合装着されている。この位置決め手段6は中央に
液体用貫通穴6aが形成してあり、工具側には工
具端部と合致する段差状の位置決め部6bが形成
され保持される工具の回り止めをしている。
次に工具保持手段2について説明する。この工
具保持手段2は、テーパ状の該取付穴14へ挿入
した薄肉テーパ円筒状のスリーブ21と、ホルダ
本体の円筒部13へねじこまれ、このスリーブ2
1を該取付穴14の中へ抜け止め固定するピン部
材22と、更に第2図に示すように、ホルダ本体
1のフランジ12部分から円筒部13内を通つて
取付穴14へ開口する流路17内へ装着した作動
ピストン23と、この流路17のフランジ12部
分への開口部へ形成したねじ穴へ螺合したねじ2
4とから構成しており、この流路17内には通常
グリースなどの油が封入されている。スリーブ2
1は、内径21aを工具Tのシヤンク外径より微
小に大きく形成してあり、また外径は取付穴14
のテーパと合致するテーパ部を形成し、その中程
を小径に形成して薄肉円筒部21bを設けてい
る。従つてねじ24を作動させて作動ピストン2
3を押すことにより、流路17内の油を押圧して
スリーブ21の薄肉円筒部21bを内方へ弾性変
形させて工具Tのシヤンク外径を全面で保持する
ものである。図中7はねじ24を作動させるスパ
ナ、8,9はシール部材を示している。
図に示す給油ピン装置5は、側部に一体にスト
ツパ51を突出装着しており、通常ばね52力に
よりホルダ本体1のフランジ12に形成した溝1
2aと係合してホルダ本体1と給油ハウジング4
とを回転方向に固定している。そしてホルダ本体
1が主軸端穴Sへ装着されると、工作機械の固定
側に取付けられた給油ブロツク10に押されて下
降し両者の係合が解除され、ホルダ本体1即ち工
具側は主軸回転により同時に回転できる状態にな
る。この実施例では、給油ピン装置5内に押し棒
53が装着してあり、前記給油ブロツク10のチ
エツク弁101を押し開くように構成している。
以上のような構成を有する本考案において、更
に作用を説明すると、工具Tのシヤンク部をスリ
ーブ21の内径21aへ挿入して位置決め手段6
で位置決めした後、スパナ7をねじ24のスパナ
穴へ係合して締めつけ方向へ回転させる。それに
より作動ピストン23が前進し通路内の液圧が高
まり、その圧力によつてスリーブ21の薄肉円筒
部21bを内径方向へ押圧して変形させ工具Tの
シヤンク部は、薄肉円筒部の全面で強固に保持さ
れる。
こうして工具Tが保持された状態で、保管装置
(工具マガジン)に保管される。NC装置からの
工具交換指令に基づいてマニピユレータ(図示せ
ず)でフランジ部12を把持された工具ホルダ
は、前述したように主軸端穴Sへ装着されて加工
に供せられるものである。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成したので、工具保
持部分がシヤンクに対して全面で均一に保持でき
ると共に、締めつけ手段をホルダ本体のフランジ
部へ設けたために、ホルダ全体を長手方向(軸線
方向)に短くでき、前述したような従来の工具取
付方法に比べ、フレ精度を2倍以上高められ、更
に工具の回転方向を、実際にシヤンク部を保持す
る部分と別体に設けた位置決め手段で押さえるよ
う構成したので、工具に加わる加工トルクによつ
て工具が緩むことを防止でき、さらにスリーブ外
径をテーパ状にしたので取付け穴開口部側の径よ
りもスリーブ基端側の径が小さいため、組み立て
時においてスリーブ外周面及び取付穴内面に傷が
つきにくくなり、テーパであるので求心性が高ま
り、組立精度が向上し、さらにスリーブは取付穴
に挿着されその締めつけ力と抜け止めのためのピ
ン部材により固定されているが、テーパになつて
いることで深く挿着すると強く締めつけられるこ
とになる。つまり、挿着する深さによつて締めつ
け力が決まるので組立時にその挿着する深さを管
理するだけで所定の締めつけ力を安定的に得るこ
とができるなど実用上優れた作用効果を有するク
ーラントフイード形工具ホルダを提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案による実施例を示す正面断
面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は
従来例を示す部分断面図をそれぞれ示す。 符号の説明、1……ホルダ本体、11……テー
パシヤンク、12……フランジ、13……円筒
部、14……取付穴、15……ねじ穴、16……
通路、17……流路、2……工具保持手段、21
……スリーブ、21a……内径、21b……薄肉
円筒部、22……ピン部材、23……作動ピスト
ン、24……ねじ、3,3……軸受、4……給油
ハウジング、41……通路、5……給油パン装
置、51…ストツパ、52……ばね、53……押
し棒、6……位置決め手段、6a……穴、7……
スパナ、8,9……シール部材、10……給油ブ
ロツク、101……チエツク弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具内を切削液などの液体を貫流させて刃先か
    ら噴出させることにより、刃先の冷却および切削
    部から切屑の排出をするクーラントフイード形工
    具ホルダにおいて、ホルダ本体のテーパ状の取付
    穴内へ、外径を該テーパと合致するテーパ状に形
    成するとともに、その中程を小径とした薄肉円筒
    状スリーブを嵌入し、ホルダ本体側へ螺合装着し
    たピン部材により固定し、更にこの取付穴の最奥
    部へ液体用貫通穴を有する工具の位置決め手段を
    装着し、該スリーブの薄肉部と該取付穴内面との
    間に形成される空間へホルダ本体外周から前記空
    間へ流路を形成すると共に、グリース等の流動体
    を封入し該流路の開口側に装着した作動ピストン
    と、該流路開口部へ装着され該作動ピストンを押
    し込む作動ねじとから成ることを特徴とするクー
    ラントフイード形工具ホルダ。
JP1984154899U 1984-10-13 1984-10-13 Expired JPH0248171Y2 (ja)

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JP1984154899U JPH0248171Y2 (ja) 1984-10-13 1984-10-13

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JPS6171337U JPS6171337U (ja) 1986-05-15
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WO2020231183A1 (ko) * 2019-05-15 2020-11-19 주식회사 탑툴링시스템즈 공작기계용 냉각수 직분사 툴홀더

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