JP5548530B2 - 工具、および工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械に対して高荷重が付加された場合に、荷重から各部品を保護する保護機能を備えた工具、およびこの工具を備えた工作機械に関する。
従来、2つの部材を接合する方法として、先端に突起状のプローブがあるツールを高速回転させながら2部材の接合箇所に押し込み、これらの2部材を摩擦熱により軟化、攪拌させて接合する摩擦攪拌接合(FSW:Friction Stir Welding)が知られており、この摩擦攪拌接合を利用して部材を接合する工作機械が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この特許文献1に記載の装置は、攪拌用モーターの出力軸に回転ピンが固定され、出力軸は、アンギュラベアリングにより軸受されている。
ところで、このような特許文献1のような装置は、摩擦攪拌接合を実施するための専用装置であり、ワークに対してその他の加工作業を実施することができず、汎用性に乏しいという問題がある。
これに対して、特許文献2に記載の摩擦攪拌接合装置では、支持フレーム内の駆動軸に接続される回転基台に回転ツール装着具が装着され、この回転ツール装着具には、摩擦攪拌部を有する回転ツールが装着された回転ツール保持具が保持されている。そして、この摩擦攪拌接合装置では、駆動軸を回転させることで、摩擦攪拌部が回転され、この摩擦攪拌部を接合箇所に押し付けて回転ツールを回転させることで、摩擦攪拌接合を実施することが可能となっている。また、この摩擦攪拌接合装置の支持フレームは、上下にスライド移動可能な支持筐体を備え、この支持筐体と回転基台との間にボールベアリングで構成される軸受部が設けられている。
この特許文献2の摩擦攪拌接合装置では、回転ツール保持具や回転ツールの着脱が可能であり、例えば、ドリルなどのその他の工具に取替えが可能な構成となっている。
特開2005−111535号公報 特開2009−190038号公報
ところで、特許文献2のような摩擦攪拌接合装置では、軸受部としてボールベアリングが用いられているが、この軸受部に、特許文献1に記載のようなアンギュラベアリングを用いることで、駆動軸のスラスト方向およびラジアル方向の双方に対して、大きな荷重が加わった場合でも、駆動軸への影響を弱めることができる。
しかしながら、この特許文献2に記載の摩擦攪拌接合装置では、高荷重が付加される回転ツールから離れた回転基台と支持筐体との間にベアリングが設けられている。このため、駆動軸への高荷重付加の影響は抑えられるが、回転ツールや回転ツール保持具は、荷重付加の影響を受ける。したがって、例えば、回転ツール保持具と回転基台との接続部に荷重が集中して接続が外れたり、回転軸がはずれたりする場合がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて、高荷重が付加された場合でも、荷重の影響を低減できる工具、およびこの工具を備えた工作機械を提供することを目的とする。
本発明の工具は、フレームに回転可能に保持される主軸を備えた工作機械の、前記主軸に着脱可能な工具であって、前記主軸に接続される回転体と、前記回転体を回転可能に保持し、かつ、前記フレームに固定されるケーシングと、前記回転体、および前記ケーシングの間に設けられ、前記主軸のスラスト方向およびラジアル方向の荷重を受ける軸受部と、を備え、前記回転体は、前記主軸に着脱可能な主軸装着部と、ワークを加工する替刃と、を備え、前記回転体の回転軸を通る平面で断面した断面視において、前記軸受部と前記回転軸との間を通り、前記回転体を冷却する冷却媒体を導入可能な流体流路が設けられ、前記流体流路は、前記回転体のうち前記主軸装着部に設けられて、前記冷却媒体が導入される流体導入路と、前記流体導入路から前記替刃に向かって延びた後、前記軸受部に対応する位置から前記主軸側に折り返す主軸側冷却部と、この主軸側冷却部から前記軸受部に対応する位置よりも前記替刃側に伸びる替刃側冷却部と、を備えることを特徴とする。
この発明では、工具は、主軸に着脱可能であり、主軸に取り付けられた状態では、主軸の回転駆動により工具も回転される。また、この工具は、回転体と、ケーシングとを備え、これらの回転体とケーシングとの間にスラスト方向およびラジアル方向の双方に対する荷重を受けることができる軸受部が設けられている。
このため、ワークを加工する際、例えば工具をワーク側に押圧などすることで、工具および主軸にスラスト方向の荷重が加わった場合でも、軸受部からフレーム側にその荷重を逃がすことができる。また、工具を回転軸に対して交差する方向に移動させるなどして、工具にラジアル方向の荷重が加わった場合でも、軸受部からフレーム側にその荷重を逃がすことができる。したがって、主軸や、工具および主軸の接続部位に直接高荷重が加わることがなく、荷重の影響を低減することができる。よって、主軸の回転駆動部分の焼きつきなどの不都合や、工具が主軸から抜け落ちる不都合、主軸の回転軸と工具の回転軸とがずれる軸ズレなどの不都合などを回避することができる。
また、この発明では、軸受部と、回転体の回転軸との間に冷却媒体が流動する流体流路が設けられている。
このため、回転体が回転し、回転体とワークとの間に摩擦熱などの熱が発生した場合でも、摩擦熱の軸受部の熱伝達を冷却媒体により抑制することができる。したがって、軸受部が熱変形することがなく、荷重を受ける機能が低下しない。よって、工具を長期使用し、摩擦熱が発生する場合であっても、軸受部により、主軸および工具の接続部や、主軸へ荷重を低減させることができ、工具の性能を長期維持することができる。
さらに、この発明では、流体導入口から導入された冷却媒体は、まず主軸側冷却部により回転体の主軸側を冷却し、その後、替刃側冷却部により回転体の替刃側を冷却する。回転体において替刃側は、例えば摩擦攪拌接合を実施するなど、主軸側よりもはるかに高熱となる場合が多い。ここで、替刃側を先に冷却すると、冷却媒体にその熱が伝達され、主軸側での冷却効率が低下したり、回転体の主軸側や軸受部に熱を伝えてしまったりするおそれがある。これに対して、回転体の主軸側および軸受部を先に冷却することで、主軸への熱の伝達を確実に防止することができ、かつ、主軸側を冷却した冷却媒体を替刃側に送った場合でも、上記のように替刃側はより高温となっているため、送られた冷却媒体で十分に替刃側を冷却することができる。
また、主軸側冷却部は、流体導入路から替刃に向かって延びた後、軸受部に対応する位置から前記主軸側に折り返す2重構造となっており、より確実に主軸側および軸受部を冷却することができる。
本発明の工具では、前記回転体は、前記主軸に着脱可能な主軸装着部と、ワークを加工する替刃と、前記主軸装着部および前記替刃を連結する連結部と、を備え、前記流体流路は、前記主軸装着部および前記連結部に沿って前記冷却媒体を流動可能に形成されることが好ましい。
ここで、替刃とワークとの間に摩擦熱を発生させ、この摩擦熱を用いてワークを加工する工具がある。例えば、摩擦攪拌接合用の工具では、替刃によりワークを摩擦して軟化させ、軟化されたワークを攪拌することで接合する。
このような工具では、替刃が冷却媒体により過度に冷却されると、ワークの摩擦効率が低下し、加工効率が低下してしまう。
これに対して、本発明では、流体流路は、主軸装着部と連結部とに沿って冷却媒体が流動可能な状態に流体流路が形成されている。なお、この冷却媒体が流動可能な状態に流体流路が形成されるとは、替刃に沿って流体流路が形成されない構成に加え、替刃に沿って流体流路が形成されるが、その流体流路の替刃に沿う替刃対応位置には、冷却媒体が導入されていない場合、または替刃対応位置に冷却媒体はあるが、流動していないため、冷却効果をほぼ有さない場合を含むものとする。このような場合では、冷却媒体により替刃が冷却されないため、替刃とワークとの摩擦効率を低減させることがないため、加工効率も低下しない。したがって、工具による加工効率を維持した状態で、軸受部の過熱を防止でき、主軸に加わる荷重の低減、主軸および工具の接続部分に加わる荷重の低減を、長時間持続させて図ることができる。
本発明の工具では、前記回転体は、ワークを加工する替刃を備え、前記替刃および前記ケーシングの間に、エアーを導入可能なエアー導入路が設けられることが好ましい。
この発明では、エアーにより替刃を冷却することが可能となる。上述したように、摩擦攪拌接合などのように、替刃とワークとの間に摩擦熱を発生させる場合、替刃が直接冷却されると、加工効率が低下する場合がある。一方、エアーによる冷却では、加工効率を低下させることがなく、工具や主軸を熱から守ることが可能となる。
本発明の工具では、前記回転体は、ワークを加工する替刃を備え、この替刃は、基部と、この基部から前記回転体の回転軸上に突出する摩擦攪拌ピンと、を備えることが好ましい。
このような、工具では、摩擦攪拌ピンを例えば接合したい2つのワーク間に挿入して回転駆動させることで、ワーク同士を摩擦攪拌接合することができる。このような摩擦攪拌接合用の工具では、ワークに高圧力で押し付ける必要があり、スラスト方向に大きな荷重が加わる、また、接合部分に沿ってワークまたは工具を相対移動させる場合では、ラジアル方向に対しても大きな荷重が加わる。このように、摩擦攪拌接合を実施する工具では、特に、スラスト方向およびラジアル方向に対する荷重が大きくなるが、上記発明と同様に、回転体と、ケーシングとの間に軸受部を設けることでその荷重の影響を低減させることができる。
本発明の工作機械は、回転駆動可能な主軸と、この主軸を回転可能に保持するフレームと、前記主軸に着脱可能な上述したような工具と、を具備したことを特徴とする。
この発明では、上記発明と同様に、工具の回転体およびケーシングの間にスラスト方向およびラジアル方向に対して応力を受けることができる軸受部が設けられている。このため、工具および主軸の接続部分、および工作機械の主軸の双方に加わる荷重を低減させることができる。
本発明に係る一実施形態の工作機械の一例を示す概略図。 本実施形態の工作機械に装着可能な摩擦攪拌用の工具を示す断面図。 他の実施形態の摩擦攪拌用の工具を示す断面図。
以下、本発明に係る一実施形態について、図面に基づいて説明する。
〔1.工作機械の構成〕
図1は、本実施形態の工作機械の一例を示す概略図である。
図1において、工作機械20は、門型工作機械であって、左コラム22、右コラム23、および、横桁24を含んで構成され、これらが機械的な剛性を高めるよう鋳物にて一体に構成されている。
横桁24には、主軸頭25がサーボモータ等によりX軸として図で左右方向へ移動可能に組み付けられている。主軸頭25には、ラム26により、フレーム30がZ軸として図で上下方向へ移動可能に組み込まれている。また、このフレーム30の内部には、スピンドル31が設けられ(図2参照)、スピンドル31は、連続回転、および、C軸(Z軸と平行な回転軸)として回転位置決めもできるよう、回転位置検出されるサーボモータを有して構成される。
左コラム22および右コラム23の間のベッド29の上面には、ワークを載置するテーブル28がY軸として図で前後方向(図1における紙面に直交する方向)へ移動可能に設けられている。従って、ワークを載置するテーブル28と主軸を構成するスピンドル31とは、図示省略の相対移動機構により、X、Y、Z軸方向の三次元方向へ移動可能に構成されている。
テーブル28の一部には、図示しない工具マガジンや自動工具交換装置が付設されている。工具マガジンには、主軸であるスピンドル31に装着される摩擦攪拌接合用の工具10や、その他の多数の加工用工具が収納されている。自動工具交換装置は、工具マガジンに収納された各工具の中から指定されたいずれかの工具を主軸であるスピンドル31に装着するとともに、スピンドル31に装着されている工具を工具マガジンに回収するよう動作される。つまり、工具マガジンと主軸であるスピンドル31との間で工具交換を行う。
〔2.摩擦攪拌接合用工具の構成〕
図2は、摩擦攪拌接合用工具10の概略構成を示す図であり、回転軸に沿って当該摩擦攪拌接合用工具10を断面した断面図である。
図2に示すように、摩擦攪拌接合用工具10は、主軸装着部11、連結部12、替刃13、ケーシング14、および軸受部15を備えている。ここで、主軸装着部11、連結部12、および替刃13により、本発明の回転体が構成されている。
〔2−1.主軸億着部の構成〕
主軸装着部11は、一般のドリルやカッターなどの切削用の刃を有する加工工具と同様に、工作機械のスピンドル31に装着可能になっている。具体的には、主軸装着部11は、スピンドル31に挿入されるテーパシャンク111と、このテーパシャンク111の小径部側に設けられたチャック用トップ112と、テーパシャンク111の大径部側に設けられた工具把持リング部113と、テーパシャンク111の大径部側に連続して設けられる連結胴部114と、を備えている。
また、主軸装着部11は、回転軸に沿う、軸孔115を備えている。この軸孔115は、チャック用トップ112を装着する第一軸孔部115Aと、第一軸孔部115Aと連通する本発明の流体流路の一部を構成する第二軸孔部115Bと、第二軸孔部115Bに連通する連結装着孔115Cと、連結装着孔115Cに連通する替刃装着孔115Dと、を有して構成されている。
第一軸孔部115Aには、チャック用トップ112が装着されており、このチャック用トップ112には、回転軸に沿って、流体導入路112Aが設けられている。この流体導入路112Aは、スピンドル31に設けられた図示しない流体導入手段、および第二軸孔部115Bに連通している。
第二軸孔部115Bは、上記のように、チャック用トップ112の流体導入路112Aに連通するとともに、後述する連結部12の内部流路孔121に連通する。
連結装着孔115Cには、連結部12が固定されており、この連結部12に替刃13が固定されている。また、替刃装着孔115Dには、連結部12に固定された替刃13が挿通する。
主軸装着部11の連結胴部114には、外周面のテーパシャンク111側の一端側に、周方向に沿って凹状となる第一環状凹部114Aが形成されている。また、主軸装着部11の連結胴部114の他端側、より具体的には、軸孔115に替刃装着孔115Dが形成される部分のうちの、上部側(テーパシャンク111側)には、外周面に、周方向に沿って凹状となる第二環状凹部114Bが形成されている。
第一環状凹部114Aは、後述のケーシング14との間で、本発明の流体流路の一部であり上部環状流路117Aを形成する。
また、主軸装着部11には、断面がコ字状で、かつ第二環状凹部114Bの全周を覆う環状の固定部材114Cが固定されている。そして、第二環状凹部114Bの溝内、および固定部材114Cの内周枠内により、本発明の流体流路の一部である下部環状流路117Bが形成される。
また、主軸装着部11は、第一環状凹部114Aおよび第二環状凹部114Bの間に、軸受部15を固定するための固定段差116が形成されている。そして、この固定段差116と、固定部材114Cとに挟持されることで、後述する軸受部15が主軸装着部11に固定されている。
そして、主軸装着部11の連結胴部114の壁内、すなわち、連結装着孔115Cと外周面との間の壁内、および替刃装着孔115Dと外周面との間の壁内には、回転軸と平行して、本発明の流体流路の一部を形成する第一流路118Aおよび第二流路118Bが形成されている。第一流路118Aは、連結胴部114のテーパシャンク111側の一端部において、連結装着孔115Cに連通し、第二環状凹部114Bの形成位置で、外周側の下部環状流路117Bに連通する。また、第二流路118Bは、第二環状凹部114Bの形成位置で、外周側の下部環状流路117Bに連通し、第一環状凹部114Aの形成位置で、外周側の上部環状流路117Aに連通する。
なお、本発明の流体流路に関する説明は後述する。
〔2−2.連結部の構成〕
連結部12は、図2に示すように、略円柱状部材であり、円柱端部12A,12Bが円柱中央部12Cよりも径大に形成されている。また、円柱端部12A,12Bには、連結装着孔115Cの内周面との間に、パッキンなどの防水リングが装着されている。したがって、連結部12の円柱中央部12Cの外周面と、連結装着孔115Cとの間には、微小隙間寸法の空間(流路空間123)が形成されている。
また、連結部12は、第二軸孔部115B側の端面から、軸心(回転軸)に沿って内部流路孔121が形成されている。この内部流路孔121は、第二軸孔部115B側の端面から、連結部12の円柱軸方向長さの例えば略半分程度の長さ位置(内部流路端部121A)まで形成されている。また、連結部12は、円柱中央部12Cの替刃13側の外周面から、内部流路端部121Aまで延びる流路分岐孔122を複数(例えば2つ)備えている。
〔2−3.替刃の構成〕
替刃13は、連結部12に固定され、替刃装着孔115Dを挿通して配設されている。ここで、この工具10における替刃13は、摩擦攪拌接合用の替刃であり、したがって、図2に示すように、円筒形状の基部131と、基部131から回転軸に沿ってワーク側に突出する摩擦攪拌ピン132とを備えている。このような替刃13では、摩擦攪拌ピン132を、例えば2つのワークの接合部分に対して高荷重で押圧し、例えば2000rpmなどの速度で高速回転されることで、ワークの接合部分を軟化させ、かつ軟化された接合部分を攪拌させて接合させることが可能となる。
〔2−4.ケーシング及び軸受部の構成〕
ケーシング14は、図2に示すように、工作機械20のフレーム30に固定され、主軸装着部11を回転可能に保持する第一ケーシング141と、第一ケーシング141のスピンドル31とは反対側(テーブル28側)に固定される第二ケーシング142と、を備えている。
第一ケーシング141は、筒状に形成され、筒内周面のうち上部側(主軸側)には、主軸装着部11の第一環状凹部114Aに対向して、内周円筒形状の流路形成面143が設けられ、これらの第一環状凹部114Aおよび流路形成面143により、上部環状流路117Aが形成されている。また、この流路形成面143の上下端部には、それぞれ防水金具143Aが嵌合されている。これらの防水金具143Aは、円筒状に形成され、円筒外周壁が流路形成面143に密着固定されており、円筒外周壁から内周側に突出するリング状の突出片143A1の先端部が連結胴部114の外周面に押圧され、上部環状流路117Aの防水性が確保されている。また、第一ケーシング141は、第一環状凹部114Aの一部から、第一ケーシング141の外周側に連通する吐出路144が形成されている。
第一ケーシング141の下部側には、段差部145が形成され、この段差部145と主軸装着部11との間に、軸受部15が設けられている。
また、第一ケーシング141の上端面には、回り止め部材149が固定されている。そして、第一ケーシング141は、この回り止め部材149を介して、工作機械20のフレーム30に固定されている。
第二ケーシング142は、第一ケーシング141に例えばネジ止めなどにより、固定される。この時、第二ケーシング142、軸受押え部146を介して第一ケーシング141に固定される。ここで、軸受部15は、この軸受押え部146および第一ケーシング141に設けられる段差部145により挟持されることで、ケーシング14に固定される。
また、第二ケーシング142は、回転軸を中心とした替刃挿通孔147を備えている、この替刃挿通孔147は、替刃13の基部131の断面系寸法よりも径大に形成され、基部131との間にエアーが流通可能な隙間が形成されている。
そして、ケーシング14には、第二ケーシング142と、主軸装着部11との間、より具体的には、主軸装着部11の連結胴部114のうち、替刃装着孔115Dが形成されている部分の外周面と、第二ケーシングとの間に形成されるエアー流通空間148Dに、エアーを流通させるエアー供給路148が形成されている。このエアー供給路148は、第一ケーシング141の外周部に形成されるエアー供給口148A、エアー供給口148Aに連通し、第一ケーシング141の内部に形成される第一エアー流路148B、軸受押え部146および第二ケーシング142に形成され、第一エアー流路148Bおよびエアー流通空間148Dに連通する第二エアー流路148C、エアー流通空間148D、および第二ケーシング142と替刃13の基部131との間に形成される隙間148Eにより形成されており、基部131を冷却する。
軸受部15は、上述したように、固定段差116および固定部材114Cにより挟持されることで、主軸装着部11に固定されるとともに、第一ケーシング141の段差部145および軸受押え部146により挟持されることで、ケーシング14に固定される。この軸受部15は、工具10の回転軸に沿うスラスト方向の荷重、および回転軸に対するラジアル方向の荷重の双方を受け、これらの荷重をケーシング14およびフレーム30に逃がして、工具10の主軸装着部11とスピンドル31との接続部分、およびスピンドル31への荷重付与を軽減させるものである。従って、軸受部15としては、スラスト方向およびラジアル方向の双方への荷重を受けることが可能なアンギュラベアリングを用いることが好ましい。
なお、本実施形態では、図2において、外輪と内輪との間に、錐体形状の回転体が設けられ、外輪と内輪の対向面がラジアル方向に対して傾斜する角度に形成されるアンギュラベアリングを例示するが、これに限定されず、球体状の回転体を外輪および内輪に間に挟持させる構成としてもよい。また、複数のアンギュラベアリングを組み合わせた複列アンギュラベアリングを用いてもよい。
さらには、スラスト方向の荷重を受けるスラストベアリングと、ラジアル方向の荷重を受けるラジアルベアリングとを、それぞれ別体として装着してもよい。
〔2−5.工具の冷却構造〕
本実施形態の工具10では、上述したように、冷却媒体を導入可能な流体流路16が形成されている。具体的には、この流体流路16は、チャック用トップ112の流体導入路112A、第二軸孔部115B、連結部12の内部流路孔121、流路分岐孔122、流路空間123、第一流路118A、下部環状流路117B、第二流路118B、上部環状流路117A、吐出路144により形成され、この順に、冷却媒体が導入可能となっている。ここで、流体導入路112A、第二軸孔部115B、連結部12の内部流路孔121、流路分岐孔122、および連結部12と連結装着孔115Cとの間の流路空間123により、本発明の主軸側冷却部が構成され、第一流路118A、下部環状流路117B、および第二流路118Bにより本発明の替刃側冷却部が構成されている。
これにより、スピンドル31側に設けられる図示しない冷却媒体導入手段から、冷却媒体(クーラント)が導入されると、上記流体流路にクーラントが流通し、工具10を冷却する。これにより、熱がスピンドル31側に伝達されてスピンドル31であるスピンドル31などの部材に影響を与える不都合を回避できる。
この時、第一流路118Aおよび第二流路118Bは、それぞれ、図2に示すように、軸受部15の内側を通るように形成されている。これにより、軸受部15への熱伝達を効果的に抑制することができ、軸受部15の熱による変形や、熱の影響による荷重分散効率の低下を抑制している。
また、本実施形態では、第一流路118Aおよび第二流路118Bにおいて、下部環状流路117Bとの連通部部分よりも先端側(替刃13側)の部分にも冷却媒体が導入可能となっている。しかしながら、この先端部分では、冷却媒体の流動がほぼなく、冷却効果をほとんど有さない。したがって、この先端部分に導入された冷却媒体により替刃13を積極的に冷却することはない。
すなわち、摩擦攪拌接合用工具10では、替刃13を回転させてワークに押し付けることで摩擦熱を発生させてワークを摩擦熱により軟化させる必要がある。このため、ワークの接合部分が冷却されてしまうと、接合効率が著しく低下してしまう。また、ワーク近傍である替刃13の冷却媒体を導入した場合、冷却による結露により水滴がワーク上に付着する場合があり、好ましくない。工具10では、以上のような理由により、上記のように、替刃13の外周側に位置する第一流路118Aおよび第二流路118Bでは、冷却媒体を流動させず、熱交換による冷却を抑制している。そして、熱源である替刃13およびワークの近傍では、エアー供給口148Aから冷却用のエアーを導入することで、替刃13のみが冷却されるように構成されている。
〔3.本実施形態の作用効果〕
上述したように、上記実施形態の工作機械20では、回転駆動可能なスピンドル31、およびスピンドル31を回転可能に保持するフレーム30を備え、このスピンドル31には、ワーク同士を摩擦攪拌接合するための工具10が着脱可能に設けられている。
この工具10は、主軸装着部11を備え、この主軸装着部11に連結部12が固定され、この連結部12に替刃13が固定されている。また、工具10は、この主軸装着部11を回転可能に保持するケーシング14を備え、ケーシング14は、フレーム30に固定されている。そして、これらのケーシング14および主軸装着部11の間には、アンギュラベアリングで構成される軸受部15が設けられている。
このため、摩擦攪拌接合を実施するために、工具10をワーク側に強く押圧した際に発生するスラスト方向への荷重、工具10をワークに押圧した状態で、工具をテーブルの面方向に沿って相対移動させた際に発生するラジアル方向への荷重を、軸受部15で受けることができ、工作機械のスピンドル31や、スピンドル31および工具10の接続部分に、大きな荷重が加わらない。このため、スピンドル31が荷重により破損することがなく、また、摩擦攪拌接合中に、工具10が抜け落ちたり、回転軸がずれたりする不都合もなく、効率よくワークを加工(摩擦攪拌接合)することができる。
また、冷却媒体が流通する流体流路16は、軸受部15と回転軸との間を通って形成される第一流路118Aおよび第二流路118Bを含んで形成されている。
したがって、これらの第一流路118Aおよび第二流路118Bに冷却媒体が流通することで、軸受部15への熱伝達を効果的に抑制することができ、熱による軸受部15の変形や、変形に伴う耐荷重機能の低下を防止することができる。
また、本実施形態の流体流路16は、軸中心にクーラントを導入するセンタースルータイプであり、主軸装着部11のチャック用トップに形成される流体導入路112Aから、第二軸孔部115B、連結部12の内部流路孔121、流路分岐孔122、連結部12と連結装着孔115Cとの間の流路空間123、第一流路118A、下部環状流路117B、第二流路118B、上部環状流路117A、吐出路144に到って形成されている。
上記のような構成では、吐出路144にクーラント吐出用のカプラやチューブなどを接続するだけの簡単な構成、および簡単な操作で、工具10を冷却することができる。また、センタースルータイプであるため、工具の中心軸を効果的に冷却することができ、工具10からスピンドル31への熱の伝達を効果的に防止することができる。
また、流体導入路112A、第二軸孔部115B、連結部12の内部流路孔121、流路分岐孔122、および連結部12と連結装着孔115Cとの間の流路空間123により構成される本発明の主軸側冷却部で、工具10の主軸であるスピンドル31に近接する側を確実に冷却した後、第一流路118A、下部環状流路117B、および第二流路118Bで構成される本発明の替刃側冷却部で工具10の替刃13側を冷却する。このため、スピンドル31への熱の伝達を確実に防止することができ、かつ、スピンドル31側を冷却した冷却媒体を替刃側に送った場合でも、上記のように替刃13側はより高温となっているため、送られた冷却媒体で十分に替刃13側を冷却することができる。
また、工具10のケーシング14には、エアー供給路148が形成され、ケーシング14および主軸装着部11の替刃13近傍に形成されるエアー流通空間148Dに冷却用のエアーを供給する。このため、エアー冷却により、摩擦攪拌接合の接合効率を低下させることがなく、工具10や、スピンドル31を熱から守ることができる。
〔その他の実施の形態〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態において、クーラントの導入方式として、スピンドル31から主軸装着部11の中心軸にクーラントを導入するセンタースルータイプを例示したが、図3に示すように、外部からクーラントを導入するアウターインタイプのクーラント導入方式としてもよい。
この場合、例えば、図3に示すように、主軸装着部11の外周には、第一環状凹部114Aと同様の第三環状凹部114Dが設けられ、この第三環状凹部114Dには、第二軸孔部115Bに貫通する孔部114Eが形成されている。また、第一ケーシング141には、第三環状凹部114Dに対応した流路形成面143Bを形成するとともに、第三環状凹部114Dおよび流路形成面143Bの間で形成される第三環状流路117Cに連通するクーラント導入口144Aを形成する。
これにより、クーラント導入口144Aから、第三環状流路117C、孔部114E、第二軸孔部115B、連結部12の内部流路孔121、流路分岐孔122、流路空間123、第一流路118A、下部環状流路117B、第二流路118B、上部環状流路117A、吐出路144に至る流体流路16が形成される。
また、上記実施形態では、ケーシング14が第一ケーシング141および第二ケーシング142により形成される例を示したが、これらの第一ケーシング141および第二ケーシング142が一体形成されたものを用いてもよい。
さらに、回転体として、主軸装着部11、連結部12および替刃13により構成される例を示したが、例えば、主軸装着部11に直接替刃13が固定される構成などとしてもよい。
さらに、上記実施形態では、摩擦攪拌接合用工具10に本発明を適用する例を示したが、これに限定されず、例えば、ワークに孔を開けるドリルなどにおいても、本発明を適用することができる。この場合、上記実施形態の替刃3をワークに穴を形成するためのドリル用替刃に変えることで、穴あけ時のスラスト方向の応力、および振動等によるラジアル方向への応力を軸受部からフレームに逃がすことが可能となる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
本発明は、テーブルと主軸とが三次元方向へ相対移動可能な工作機械に利用できる。
10…工具、11…回転体を構成する主軸装着部、12…回転体を構成する連結部、13…回転体を構成する替刃、14…ケーシング、15…軸受部、16…流体流路、20…工作機械、30…フレーム、31…主軸であるスピンドル、131…基部、132…摩擦攪拌ピン、148…エアー供給路。

Claims (5)

  1. フレームに回転可能に保持される主軸を備えた工作機械の、前記主軸に着脱可能な工具であって、
    前記主軸に接続される回転体と、
    前記回転体を回転可能に保持し、かつ、前記フレームに固定されるケーシングと、
    前記回転体、および前記ケーシングの間に設けられ、前記主軸のスラスト方向およびラジアル方向の荷重を受ける軸受部と、
    を備え
    前記回転体は、前記主軸に着脱可能な主軸装着部と、ワークを加工する替刃と、を備え、
    前記回転体の回転軸を通る平面で断面した断面視において、前記軸受部と前記回転軸との間を通り、前記回転体を冷却する冷却媒体を導入可能な流体流路が設けられ、
    前記流体流路は、前記回転体のうち前記主軸装着部に設けられて、前記冷却媒体が導入される流体導入路と、前記流体導入路から前記替刃に向かって延びた後、前記軸受部に対応する位置から前記主軸側に折り返す主軸側冷却部と、この主軸側冷却部から前記軸受部に対応する位置よりも前記替刃側に伸びる替刃側冷却部と、を備える
    ことを特徴とする工具。
  2. 請求項に記載の工具において、
    前記回転体は、前記主軸に着脱可能な主軸装着部と、ワークを加工する替刃と、前記主軸装着部および前記替刃を連結する連結部と、を備え、
    前記流体流路は、前記主軸装着部および前記連結部に沿って前記冷却媒体を流動可能に形成された
    ことを特徴とする工具。
  3. 請求項1または請求項に記載の工具において、
    前記回転体は、ワークを加工する替刃を備え、
    前記替刃および前記ケーシングの間に、エアーを導入可能なエアー導入路が設けられた
    ことを特徴とする工具。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の工具において、
    前記回転体は、ワークを加工する替刃を備え、
    この替刃は、基部と、この基部から前記回転体の回転軸上に突出する摩擦攪拌ピンと、を備えた
    ことを特徴とする工具。
  5. 回転駆動可能な主軸と、
    この主軸を回転可能に保持するフレームと、
    前記主軸に着脱可能な請求項1から請求項のいずれかに記載の工具と、
    を具備したことを特徴とする工作機械。
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