JP7252235B2 - コレットホルダと工具アダプタとの間のインタフェース - Google Patents

コレットホルダと工具アダプタとの間のインタフェース Download PDF

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Description

コレットを用いて、回転工具に極めて高精度に密接してテンションを加えることができる。
しかし、コレット内ですべての工具にテンションを加えることができることはないので、駆動式又は静止式工具向けのコレットと工具アダプタとの両方を入れることが可能なコレットホルダを提供する必要がある。
DE10219600C5により、コレットの代わりとして工具アダプタを用いることができる、コレットホルダ付きの工具搬送器が知られている。前記工具アダプタはフランジプレートを有する。前記工具アダプタは、前記フランジプレートの前側に配置される4つのネジを用いて前記フランジプレートを介してコレットホルダに取り付けられる。
本出願人のDE102009060678B4により、コレットホルダ付きの工具搬送器とこのような工具搬送器に用いられる工具インサートとが知られている。前記工具搬送器には、前記工具搬送器にコレットと工具アダプタとの双方を固定するために内ネジが切られたテンションナットが螺合される外ネジが切られている。
同様の解決手段がDE202009012087U1により知られている。本文献においても、コレットと工具アダプタとの双方がテンションナットを用いてコレットホルダに固定される。
工具にテンションを加える器具がDE102004029047A1により知られている。このインタフェースでは、工具アダプタの外側円錐部の先で軸方向に環状のショルダ及び周方向溝が形成されている。相手となるスピンドルのテンションピンを前記周方向溝に螺合することができ、このようにして、前記スピンドルとともに工具アダプタに対して軸方向にテンションを加えることができる。この解決手段では設置空間を追加する必要があったり、工具アダプタの外側円錐部が短縮されたりする。このことは、工具アダプタにおいてテンションが加えられる工具の同心度に悪影響を与える。
工具搬送器と工具アダプタとの間のインタフェースがDE102009042665A1により知られている。このインタフェースにはコレットを一切挿入することができない。このインタフェースでは、工具アダプタと工具マウントとのバヨネット接続のように形状ロック接続が最初に確立される。その後、前記接続は目的の弾性変形によって固定される。このインタフェースは極めて小さい製造許容誤差を要するので、摩耗及び汚れに敏感である。製造コストも高くなる。
先行技術により知られているこれらの解決手段は多くの用途で認められている。しかし、これらの解決手段は、工作機械の作業空間に工具アダプタを交換するための空間がほとんどない場合に特に重大な不利である。
DE10219600C5により知られている解決手段では、4つのネジを端面からフランジプレートに挿通させてコレットホルダ内まで至らせて螺合させなければならない。このことは、工具アダプタが用いられる場合にコレットホルダの前方からアクセスする必要を意味する。さらに、工具アダプタを固定するために、4つのネジをねじ込まなければならない。
DE29913650U1により、工具アダプタとスピンドルインサートとの間のインタフェースが知られている。前記スピンドルインサートは斜めにされる2つのテンションネジを有する。前記工具アダプタは2つの縦溝と、溝の縁が傾斜した周方向溝とを有する。前記テンションネジが協働すると、バヨネットのように素早く外れる。
US3762731により、コレットのテンションナットを用いて工具アダプタをコレットホルダに圧入することができるコレットホルダが知られている。前記工具アダプタには径方向に配列され、クランプボルトを受ける凹所が設けられている。前記コレットホルダは、テンションピンをともなって径方向に配列された雌ネジを有する。テンションピンを回すことによって、テンションボルトが前記工具アダプタで取り囲まれた工具のシャンクに押し当てられ、工具が前記工具アダプタ内で保持される。米国特許第4437801号にはよく似たシステムが記載されている。主な違いは、テンションピンが工具アダプタで取り囲まれた工具のシャンクに直接押し当てられることである。
テンションナットを有する先行技術により知られている解決手段では、コレットホルダを回転に抗して固持しなければならず、また、コレットや工具アダプタを交換するためにテンションナットを緩めたり締めたりするキーを用いなければならない。空間が限られる状況では、スイス型自動旋盤の場合によくあることだが、これのための十分な空間がない。
本発明は、その目的として、限られた空間であっても、工具アダプタを単純な仕方でコレットホルダに挿入して確実に固定し、かつ再現性の高い固定を行なうことが可能であるコレットホルダと、相手となる工具アダプタとを提供する。
この目的は、コレットホルダと工具アダプタとの間のインタフェースであって、前記コレットホルダは、内側円錐部と、平坦面と、テンションナットのための外ネジとを備えており、前記工具アダプタは、前記内側円錐部と組み合う外側円錐部を備えており、前記コレットホルダは、前記外ネジ及び前記テンションナットと独立している前記工具アダプタのための固定手段を有しており、本発明によれば、前記独立している固定手段は、径方向又は斜めに配置されている1又は複数の内ネジと、各内ネジ内のテンションピンとを備えており、前記テンションピンと協働する1又は複数の凹所が前記工具アダプタに設けられていることで達成される。
本発明に係る解決手段では、コレットホルダの外ネジ及びテンションナットによってコレットホルダ内で工具アダプタが固定されるのではなく、径方向又は斜めに配置されるテンションピンの形態の独立している固定手段によって固定される。前記テンションピンがねじ込まれて、その先端が工具アダプタの組み合う凹所内に入る。
本発明に係るコレットホルダ内で工具アダプタにテンションを加えるには、ドライバを側方すなわち径方向から届かせることが容易であるだけでよい。反動保持のための第2の工具の形態のトルク支持器は、本発明に係るインタフェースでは必要ない。これにより、本発明に係る工具アダプタの交換及び締め付けが一層単純になる。また、1つのテンションピンを緩めたり締めたりするので十分である。これは、他の既知の解決手段と比較して工具アダプタを交換するときに多くの時間も節約する。
ドライバは、機械の作業領域で空間が制限される場合であっても工具アダプタに単純な仕方でテンションを加えたり緩めたりすることを可能にする極めて細い安価な工具である。
前記凹所は円錐台形であり、いずれの場合も中心軸に対して回転対称であるので、テンションを加える軸方向の力とトルクとがテンションピン及び凹所を介して伝達されることが可能である。さらに、前記凹所を工具アダプタの外側円錐部に形成することができるので、設置空間を一切追加する必要がない。
本発明に係るインタフェースは、特に、小径の工具に対応する高速の工具が用いられる場合に用いられる。このことは、コレットホルダと工具アダプタとの間で伝達されるトルクが比較的小さいことを意味する。したがって、多くの場合で、コレットホルダと工具アダプタとの間の前記トルク伝達がテンションピンを介して起こる場合には十分である。
本発明の特に有効な実施形態では、コレットホルダが平坦面の領域に1又は複数の(径方向の)溝又は窪みを有し、工具アダプタも鍔部の領域に1又は複数の(径方向の)溝又は窪みを有し、平坦面の領域と鍔部の領域との溝又は窪みに挿入されることが可能な少なくとも1つの形状ロック要素を有する別体のドライバリングがインタフェースに属していることが実現される。言い換えれば、前記鍔部にも前記平坦面にも溝又は窪みしかない。この結果、前記鍔部及び前記平坦面は極めて製造が容易であり、高い精度及び軸方向振れを持つ鍔部及び平坦面を製造することができる。
高精度に位置決めする、すなわち唯一の位置に配置するために(また、所望により正トルク伝達のためにも)設けられる形状ロック要素が別体の構成要素として設計されているドライバリングに組み込まれている。必要な場合、すなわち、工具アダプタがコレットホルダに挿入される場合、このドライバリングは、ドライバリングの形状ロック要素がコレットホルダの溝内に係合するまで、コレットホルダの外ネジと予めねじ込まれたテンションピンとの上で押される。その際、ドライバリングの形状ロック要素が工具アダプタの鍔部の溝に入るように工具アダプタがコレットホルダに挿入されることが可能であるようにテンションピンが位置決めされる。これにより、コレットホルダと工具アダプタとの間の高精度の位置決めが確保される。その後、工具アダプタは上述のように1又は複数のテンションピンによって固定される。さらに、この形状ロック接続はコレットホルダと工具アダプタとの間のトルク伝達に用いられることも可能である。
これに加えて又はこれの代わりに、平坦面と工具アダプタの鍔部との領域や、コレットホルダの内側円錐部の後端の領域(請求項13を参照)や、前端と後端との間の別の箇所での、工具アダプタとコレットホルダとの間の正トルク伝達を行なうことも可能である。
工具アダプタの所望により存在する鍔部はコレットホルダの平坦面と接触する必要はない。この場合、前記工具アダプタは、コレットホルダの内側円錐部と工具アダプタの外側円錐部を介してのみ位置決めされて芯出しされる。
工具アダプタの鍔部がコレットホルダの平坦面に引き寄せられる場合には、工具アダプタの軸方向振れがより一層改善される。
工具アダプタの凹所がコレットホルダのテンションピンと協働するようにのみ工具アダプタをコレットホルダに挿入することを保証することは、たとえば、平坦面の溝の幅が同じでない場合に可能であり、多くの場合に有効でもある。これに対応して、工具アダプタの鍔部の溝の幅についても同様であり、本発明に係るドライバリングの形状ロック要素の幅についても同様である。この結果、工具アダプタがコレットホルダに挿入されることが可能である位置が構造的に既定される。溝の幅に代わるものとして、工具アダプタがコレットホルダに挿入されなければならない位置は、溝の深さと、ドライバリング上の形状ロック要素の関連する寸法とによって指定されたり、平坦面及び鍔部の周にわたる溝と形状ロック要素との(凸凹の)配置によって指定されたりすることも可能である。
コレットホルダと工具アダプタとの互いに対する位置決めが構造的に既定されることで、1又は複数のテンションピンが締められるときに、テンションピンの先端が、組み合うように配置された工具アダプタの凹所内に係合することが確実に行なわれる。したがって、間違った組み立ては不可能である。
コレットホルダ、工具アダプタ及びドライバリングが同じ材料製、たとえばスチール製であれば、溝のこの不均等寸法設定及び/又は不均等配置によっていかなる顕著なバランス異常も起きない。すでに述べたように、テンションを加えることは1又は複数のテンションピンを締めることによって行なわれる。
さらに、形状ロック要素に軸方向の所定の弾性があり、形状ロック要素が工具アダプタの取り出し器として機能するようにリングに形状ロック要素を配置することができる。
テンションを工具アダプタに加えると、この工具アダプタについては、その鍔部が、1又は複数のテンションピンを締めることによって形状ロック要素により発揮されるバネ力に抗してコレットホルダの平面に引き寄せられる。
その後に工具アダプタがコレットホルダから取り外されることになり、そのために1又は複数のテンションピンが緩められる場合、軸方向のプレロードが加わっている形状ロック要素によって工具アダプタの取り出しが能動的に支援される。
これにより、本発明に係るインタフェースの取り扱いがさらに改善される。これは、内側円錐部と外側円錐部とが僅かにセルフロッキング効果を持つ場合や、内側円錐部と外側円錐部とが、付着した冷却潤滑剤によって互いに固着される場合に特に有用である。
前記ドライバリングは、コレットホルダの外ネジをカバーしてテンションナットがねじ込まれて外ネジに被されることがない場合の損傷や汚れから保護することも行なう。
本発明のさらに有効な実施形態では、ドライバリングは、本発明に係るテンションピンを締めたり緩めたりするためにドライバが挿入されることが可能である少なくとも1つの径方向又は斜めの貫通穴を有する。
ドライバリングの少なくとも1つの貫通穴の直径は、
a)テンションピン及びドライバが嵌るか、
b)ドライバのみが嵌るか
する程度に大きいことが可能である。
a)の場合、前記テンションピンが工具アダプタにねじ込まれて、工具アダプタから取り外されることが可能である。
b)の場合、ドライバリングが適所にある限りは、前記テンションピンが取り外されることは可能ではない。この場合、テンションピンによってドライバリングが脱落して喪失することがなくなる。
コレットホルダの平坦面の溝とテンションピンのためのコレットホルダの内ネジとの間にしっかりした空間的な割り当てがあるので、ドライバがドライバリングの貫通穴に挿通されるときにテンションピンの頭部に届くように少なくとも1つの貫通穴がドライバリングに配置されるようにドライバリングを容易に設計することもできる。いくつかのテンションピンがコレットホルダ上に存在する場合、当然ドライバリングはいくつかの貫通開口を有することになる。
本発明に係るさらなる実施形態で、貫通穴の最小直径が、少なくとも1つのテンションピンを締めること及び緩めることを行なうドライバが貫通穴に挿入されることが可能であるのに十分なほどに僅かに大きい場合には、ドライバリングはテンションピンの抜け止め具としても機能する。テンションピンを回し抜き過ぎる場合、テンションピンがドライバリングに当たって、それ以上回し抜くことができない。
貫通穴が段付き穴として設計されており、ドライバリングの内側での段付き穴の直径がドライバリングの外側よりも大きく、ドライバリングの内側での段付き穴の直径が1又は複数のテンションピンの公称直径を僅かに超える場合にも有効である。この場合、前記テンションピンを僅かに回して段付き穴内に向かわせることが可能である。段付き穴の直径が小さくなったときにだけテンションピンはドライバリングに当たり、それ以上回し抜くことができない。この位置で、前記テンションピンは、ドライバリングがコレットホルダから工作機械の作業領域に脱落するリスクなく工具アダプタが交換されることが可能であるようなドライバリングの抜け止め具としても機能する。
さらに、本発明に係るドライバリングには所望により存在する他の機能がある。
テンションピンを緩める/回し抜くことによって工具アダプタの取り出しを能動的に支援することもできる。これは、ドライバリングの1又は複数の貫通穴の適切な設計及び/又はコレットホルダの1又は複数の内ネジに対するドライバリングの1又は複数の貫通穴の適切な位置決めによって実現することができる。双方の代替例の結果、テンションピンを緩めることによって、テンションピンによって工具アダプタ上のドライバリングに軸方向の力が間接的に及ぼされ、前記軸方向の力によって取り出しが支援される。
たとえば、ドライバリングの貫通穴や、貫通穴の面取り部や丸みがテンションピンに対して軸方向にオフセットされて配置される場合、テンションピンは貫通穴の大内径から小内径に至る移行部で縁や面取り部に対して軸方向にオフセットされて当たる。前記テンションピンのこのオフセット押圧により工具アダプタが取り出されたり、このオフセット押圧が取り出しの補助として機能したりする。
これの代わりに、内ネジの長手方向軸から軸方向に僅かにオフセットされる、円錐部よりも大きい直径を持つ貫通穴の内側部分を形成することができる。
形状ロック接続の代替の構成では、コレットホルダが平坦面の領域に1又は複数の突起を有し、工具アダプタの鍔部の領域が、前記突起と組み合う1又は複数の凹所又は窪みを有することが実現される。
これの代わりに、工具アダプタが鍔部の領域に1又は複数の突起を有し、コレットホルダが、平坦面の領域で前記突起と組み合う凹所又は窪みを有することも可能である。前記突起は挿入されたすべりブロックや挿入されたピンであることも可能である。これらの代替例では、ドライバリングは必要ない。
代替構成又はさらなる構成では、工具アダプタとコレットホルダとが平坦面の反対側の内側円錐部の端で互いに形状ロック方式で接続されることが可能であることが実現される。このような形状ロック接続は、たとえば、工具アダプタとコレットホルダとの間の多角形部接続であることが可能である。
代替例として、又はこれに加えて、コレットホルダ又は工具アダプタに複数の軸方向溝が形成され、前記軸方向溝が正トルク伝達の意味で工具アダプタ又はコレットホルダ上の突起と協働することも可能である。
別の代替例では、トルクがコレットホルダと工具アダプタとの間の噛合継手によって伝達されることが実現される。
「工具マウントと工具アダプタとの位置決め」の機能と「工具マウントから工具アダプタへのトルク伝達」の機能とは、平坦面と鍔部との領域での形状ロック接続によって実現されたり、工具マウントの反対側の端での形状ロック接続によって実現されたりすることが可能である。
一方で、「工具マウントと工具アダプタとの位置決め」機能が平坦面と鍔部との領域での形状ロック接続によって実現され、「工具マウントから工具アダプタへのトルク伝達」機能が工具ホルダの反対側の端で実施されることも可能である。機能の逆の割り当ても可能である。
この「仕事の分担」は、回転遊びと、双方の形状ロック接続の軸方向の配置とによって構成的に実現される。大きい方の回転遊びがある形状ロック接続は、工具アダプタが挿入されて位置決めを担うときに作用状態になるように軸方向に配置され、他方の形状ロック接続は「トルク伝達」機能を担う。
テンションナットのための外ネジの公称直径が、内側円錐部の最大直径Dmaxよりも少なくとも1.4倍大きく、好ましくは1.5倍~1.8倍大きい場合に特に有効であることも分かっている。
内側円錐部と外ネジとの間のコレットホルダの壁厚を増すことで、内ネジの弾力性が増すように内ネジは長尺になる。さらに、1又は複数のテンションピンに長尺設計を施すことができ、このことは、工具アダプタにテンションが加えられるときに生じる側方の力をテンションピンが一層吸収することができることを意味する。この結果、極めて強靭で安定したコレットホルダも得られる。
本発明に係るインタフェースは、駆動式工具マウント、特にスイス型自動旋盤用の駆動式工具マウント又は静止式工具マウントに組み込まれることが可能である。
本発明に係るインタフェースのさらなる発展例では、工具アダプタの外側円錐部上にいくつかの溝がある。前記溝は周方向に延びることが好ましい。前記溝は一般的には外側円錐部上の任意の箇所で延びることができ、たとえば軸方向に延びることができる。ただし、製造上の理由から円形や螺旋形の設計が好ましい。前記溝により、スピンドルに工具アダプタを挿入してテンションを加えるときに、冷却潤滑剤がスピンドルの内側円錐部と工具アダプタの外側円錐部との領域に存在する状態に冷却潤滑剤を保つ僅かな貯留容積が提供される。同じテンションを加える力を想定すると、これにより、スピンドルの内側円錐部と外側円錐部との間の接触面上の冷却潤滑剤の膜の厚さが激減する。この結果、工具アダプタの同心度がさらに改善される。
溝を配置する場合、途切れることがない十分な封止領域を形成するために2つの円錐部の一方が終端する少なくとも前に溝が余裕を持って延び止まることを確実にすることが重要である。冷却潤滑剤が工具ホルダの内部から螺旋形溝を通じて偶発的に漏れることがないように、この封止領域は必要である。
本発明のさらに有効な実施形態では、1又は複数のテンションピンは円錐台形の先端を有する。これに加えて又はこれの代わりに、1又は複数のテンションピンがテンションピンの外ネジに対して偏心配置されている先端を有することも可能である。この先端は円錐台形や円柱形であることが可能である。この場合、前記テンションピンは偏心テンションピンとして働く。
本発明のさらなる効果と効果を奏する実施形態とを以下の図面、その説明及び請求項に見ることができる。図面、その説明及び請求項で説明されている特徴のすべてが個別でも互いとの任意の組み合せでも本発明に必須である場合がある。
コレット及びテンションナットが付けられていない本発明に係るコレットホルダを有する工具ホルダの断面E-Eを示す。 コレット及びテンションナットが付けられている本発明に係るコレットホルダを有する工具ホルダの断面E-Eを示す。 図1bの工具ホルダの斜視図を示す。 図1bの側面図を示す。 図6、図7及び図8に対応する本発明に係る工具アダプタを有する工具ホルダの斜視図を示す。 図6、図7及び図8に対応する側面図を示す。 工具アダプタが付けられた工具ホルダの断面G-G(回転されている)を示す。 テンションが加えられている位置にあるテンションピン210を有する、工具アダプタが付けられた工具ホルダの断面F-Fを示す。 解放位置にあるテンションピン210を有する、工具アダプタが付けられた工具ホルダの断面FFを示す。 図6、図7、図8の工具アダプタに対応する工具ホルダの分解図を示す。 図1bに係るコレットを1回装着し、図6、図7及び図8に係る工具アダプタを2回装着した、3つの工具ホルダが付けられた駆動式角度付き工具マウントを示す。 工具ホルダを付けて、図6、図7及び図8に係る工具アダプタを装着した駆動式ストレート工具マウントを示す。 工具ホルダを付けて、コレット及び図1bに係るテンションナットを装着した駆動式ストレート工具マウントを示す。 本図ではコレットホルダ付きの例として示されている、工具ホルダ付きの本発明に係る工具アダプタを示す。 本図ではドリルとしての例として示されている切削工具が一体化された本発明に係る工具アダプタを示す。 プラグとして設計されている工具アダプタを示す。 旋削作業用の刃先交換インサートホルダ付きの本発明に係る工具アダプタを示す。 本図では組み上げられた工具ホルダが付けられた四角形の凹所としての、刃先交換インサート用の工具アダプタが装着された本発明に係る工具マウントを示す。 本図では組み上げられた工具ホルダが付けられた円筒形の受け体としての、図13の工具アダプタが1回装着され、図16の工具アダプタが1回装着された本発明に係る2つの工具マウントを示す。 本発明に係る工具アダプタ上にあるトルク伝達のための多角形部を示す。 本発明に係る工具アダプタ上にあるトルク伝達の別の実施形態を示す。 図21に係る発明性のある工具アダプタ及び本発明に係るコレットホルダ上でのトルク伝達の協働を断面で示す。 工具にテンションを加えるコレットホルダ付きの本発明に係る工具アダプタと、工具と、スピンドルとを縦断面で示す。 2つの図でスピンドルを示す。 テンションピン210を有し、テンションが加えられている位置にある別の実施形態の図7と同様の断面を示す。 工具アダプタを押圧することをテンションピン210が担う、図24と同様の断面を示す。
図1a、図1b、図2及び図3は、スピンドル100に組み込まれる本発明に係るコレットホルダ300の実施形態を示す。前記スピンドル100は、たとえば、図10、図11及び図12に係る駆動式工具マウントに組み込むことができる。駆動式工具マウントの場合、スピンドルが工具マウントに回転可能に取り付けられ、機械加工中に回転する。
これの代わりに、図17及び図18を参照して示されているように、また、以降でさらに詳細に説明されるように、スピンドルを固定式工具マウントに組み込んだり、固定式工具マウントとして設計したりすることも可能である。
本コレットホルダ300は図1a及び図1bではスピンドル100の左端に位置する。本発明に係るコレットホルダ300は、内側円錐部310、平坦面311及び外ネジ230を備える。前記内側円錐部310は、本発明に係るコレットホルダ300に標準コレット400を用いることができるようにDIN ISO 15488に対応することができる。
前記スピンドル100の外ネジ230にテンションナット401がそれ自体も周知の仕方で螺合される(図1bを参照)。前記テンションナット401が締められると、テンションナット401によって内側円錐部310にコレット400(図1bを参照)が圧入される。この結果、円柱形のシャンク(図1~図3に図示されていない)を有する工具にテンションがコレット400内で加えられる。
前記内側円錐部310は前端312及び後端313を有する。図1a及び図1bでは、前記前端312は左に配置されている。前記前端312で、前記内側円錐部310はその最大直径Dmaxを持つ。
前記後端313で、前記内側円錐部はその最小直径Dminを持つ。この例示的な実施形態では、前記内側円錐部310は、313で円柱穴314に合流する。所望により存在する円柱穴314により、コレット400(図示せず)内でテンションが加えられる工具のシャンクを、コレット400を介して円柱穴314の方向に押すことが可能になる。この結果、前記工具の1又は複数のカッティングエッジと平坦面311との間の軸方向距離をセッティングすることができる。その目的は、工具に可能な限り一定のテンションを加えることを実現するために、この距離を可能な限り短くしておくことである。これにより、工具の機械加工正確度、切削実行可能性及び耐用年数が改善される。図1~図3に示されている構成では、工具の1又は複数のカッティングエッジと平坦面311との間の軸方向距離が工作機械の作業空間内でセッティングされることしか可能ではない。これにより、工作機械のダウンタイムが比較的長く、非生産的になり、セッティングの再現性が低いので、好ましくない。
外ネジ230の公称直径Dnennは、内側円錐部310の前端312の直径Dmaxよりも大幅に大きい。実施上、外ネジ230の公称直径Dnominalが内側円錐部310の最大直径Dmaxよりも少なくとも1.4倍大きい場合に有効であることが分かっている。この場合、外ネジ230と内側円錐部310との間の壁厚は、ネジプラグ402又はテンションピン210をねじ込むことができる径方向や斜めに延びる内ネジ315を設けるのに十分である。前記内ネジの径方向の外側の端には円錐台形のさら穴(参照番号は付されていない)がある。
図示されている径方向の経路に代わるものとして、内ネジ315は、内側円錐部310の長手方向軸と内ネジ315の長手方向軸との間の角度αが90°を超えるように、好ましくは105°や120°を超えるように、斜め(図示せず)に延びることも可能である。
コレット400及びテンションナット401が工具にテンションを加えるのに用いられるときに止めネジ402が内ネジ315にねじ込まれる。
前記止めネジ402は、内ネジ315の円錐さら穴と協働して内ネジ315を封止する円錐台形の上端を有する。このことにより、コレット400内でテンションが加えられる工具に供給される冷却潤滑剤が内ネジ315を通って無秩序に環境に出ることが防止される。さらに、止めネジ402によって損傷や混入から内ネジ315が保護される。
図2及び図3では、異なる視点でスピンドルが示されている。止めネジ402を図2で明確に見ることができる。外ネジ230は図2には図示されていない。図示せずに、円柱面のみを前記参照符号230とともに提示している。前記スピンドル100の本発明に係るコレットホルダ300は、テンションナットを有し、DIN ISO 15488にしたがう従来のコレットホルダと同様に、図1b~図3に示されている構成で動作する。
第2の構成が図4~図9に異なる視点で示されている。この構成では、コレット400及びテンションナット401の代わりに、本発明に係る工具アダプタ500がコレットホルダ300の内側円錐部310に挿入される。
図9はこの構成を分解図で示す。前記コレットホルダ300の内ネジ315にテンションピン210が挿入される。図示されている実施形態では、前記内ネジ315は径方向に配置されている。このことは、前記内ネジ315の長手方向軸が径方向に延びかつスピンドル100の長手方向軸と直交して延びることを意味する。前記内ネジ315の前記長手方向軸と前記スピンドル100の前記長手方向軸との間の角度αが90°とは異なることも可能である。たとえば、前記角度は図9に示されているように90°ではなく、105°又は120°であることが可能である。
この例示的な実施形態ではテンションピン210の一端には円錐台部316がある。前記テンションピン210の反対側の端にはドライバ用のドライバ部が形成されている。図9のスピンドル100の左端に平坦面311を明確に見ることができる。前記平坦面311は工具アダプタ500の鍔部321と協働する。
前記平坦面311と前記鍔部321との双方には、凹所とも称する場合がある溝221及び223が形成されている。この例示的な実施形態では、前記溝221及び223は径方向に延びており、工具アダプタ500がスピンドル100に挿入されるときに溝221及び223が互いに対向するように配置される。
平坦面311及び鍔部321上には一切突起がないので、前記鍔部321及び前記平坦面311を極めて簡単かつ高精度に製造することができる。たとえば、どちらの面も完全に平坦でありかつスピンドル100や工具アダプタ500の長手方向軸に直角であるように研削によって製造することができる。ホローグラインドが施されて協働する平坦面311及び/又は鍔部321の接触面を設けることも可能である。この結果、前記鍔部321と前記平坦面311との間の接触領域が環状領域まで狭まり、僅かな弾性変形により生じるプレロードに抗してテンションピン210を締めることによって工具アダプタ500が内側円錐部310内に軸方向に引き入れられるような所定の弾性がスピンドル100と工具アダプタ500との間で軸方向に存在する。
テンションピン210を緩めて工具アダプタとコレットホルダ300との接続を緩める場合、工具アダプタ500は弾性復帰して前記接続は緩められる。この軸方向の変形は通常0.03mm未満である。
スピンドル100とアダプタ500との間には本発明に係るドライバリング220が設けられる。前記ドライバリング220は、平坦面311の溝221及び鍔部321の溝223と適合する2つの形状ロック要素222を備える。この説明における適合は、ドライバリング220がスピンドル100上に配置されて工具アダプタ500が工具ホルダすなわちスピンドル100に挿入されるときに形状ロック要素222が溝221及び溝223に没入することを意味する。
前記ドライバリング220は、前記形状ロック要素222を互いにつないで、外ネジ230のカバーとしても機能する管状部224を備える。前記管状部224には貫通穴225が形成されている。前記貫通穴225は、ドライバリング220の形状ロック要素222がスピンドル100すなわちコレットホルダ300の溝221に挿入されるときに前記貫通穴225が内ネジ315に被さったりテンションピン210に被さったりするように位置決めされる。スピンドル100が内ネジ315しか有さず1つだけテンションピン210を有する場合には、そのことは、溝221.1と溝221.2とで、たとえば幅や深さが異なる場合に特に有効である。これに対応させると、形状ロック要素222.1及び222.2は幅や深さが異なる要素である(図23及びその説明も参照)。これにより、ドライバリング220を唯一の位置にのみ設置でき、貫通穴225が内ネジ315上やテンションピン210上にのみ配置されるようドライバリング220を設置することが保証される。
形状ロック要素222.1及び222.2と鍔部321の溝223.1,223.2とについても同様である。図9には1つの溝223.1しか見られない。鍔部321によって反対側に配置されている溝223.2が隠されている。
図4及び図5は、図9に示されている例示的な実施形態を組み立て状態で示している。図4からドライバリング220がスピンドル100すなわちコレットホルダ300の外ネジ230をカバーしていることが明確である。ドライバ(図示せず)をテンションピン210のドライバ要素に挿入することができ、前記テンションピン210を回転させることができる程度まで、貫通穴225によって前記テンションピン210が露出する。
図5は図4に係る構成の側面図を示す。
図6は、スピンドル100、本発明に係る工具アダプタ500及びドライバリング220の線G‐Gで切断した断面を示す。この図では、形状ロック要素222を用いたスピンドル100と工具アダプタ500との間の形状ロックを明確に見ることができる。
この例示的な実施形態では、外ネジ及びテンションナットとともに工具アダプタ500が小型のコレットホルダの役割を果たす。これにより、コレット内で小シャンク径の工具にテンションを加えることが可能である。さらに、テンションが加えられた工具のカッティングエッジとコレットホルダ300の平坦面311との間の工作機械外での軸方向距離をその通りにセッティングすることができる。
図7は、テンションピン210が工具アダプタ500の外側円錐部320の凹所317にねじ込まれる様子を示す。
図7及び図8から分かるように、前記凹所317は円錐台形である。前記凹所317の円錐角度とテンションピン210の円錐台部316の円錐角度とは同じである。図7及び図8から分かるように、前記凹所317の中心軸からテンションピン210の中心軸すなわち内ネジ225の中心軸が若干オフセットされている(軸方向に若干オフセットされている前記テンションピン210及び前記凹所317の一点鎖中心線を参照)。前記オフセットは、テンションピン210を凹所317内にねじ込むことによって工具アダプタ500の外側円錐部320が内側円錐部310内に引き込まれるように選択される。この結果、前記工具アダプタ500の鍔部321が平坦面311に引き寄せられる。この結果、スピンドル100、すなわち内側円錐部310及び平坦面311において許容誤差が極小でかつ再現性が高いアライメントが前記工具アダプタ500に対して行なわれる。言い換えれば、前記工具アダプタ500内でテンションが加えられる工具の同心度及び振れは極めて優れている。
一方で、工具アダプタ500の鍔部321がスピンドル100の平坦面311と接触しない設計も可能である。この場合、前記工具アダプタは円錐部をオーバーした状態で位置決めされて芯出しされる。
凹所317は円錐台形であり、いずれにしても中心軸に対して回転対称であるので、軸方向(すなわち、スピンドル100の回転軸の方向)のテンションを加える力がテンションピン210及び凹所317によって伝達されることが可能であるだけでなく、トルク、すなわち力が周方向にも伝達される。さらに、前記凹所317を工具アダプタの外側円錐部320に形成することができるので、設置空間を一切追加する必要がない。
図8は、工具アダプタ500が内側円錐部310から取り外されることが可能であるようにテンションピン210が凹所317から回し抜かれている様子を示す。
図8で、ドライバリング220がロールピン210の抜け止め具として機能することも明確に見ることができる。前記テンションピン210が前記ドライバリング220に当接するので、前記テンションピン210を内ネジから完全に回し抜くことはできない。
ドライバリング220の穴225が図8に示されているように段付き穴として設計される場合、テンションピン210を完全に回し抜くことはできず、同時に、ドライバリング220をスピンドル100すなわち工具ホルダ300から、取り外すことができない。これは、ドライバリングがテンションピン210によってスピンドル100すなわち工具ホルダ300から抜けることが止められているからである。この場合、前記テンションピン210は、ドライバリングの抜け止め具として機能する。
円錐台部316が工具アダプタ500の凹所317にこれ以上食い込まないところまで前記テンションピン210を回すことができる。
本発明に係るインタフェースは、再現性が高く径方向振れ偏差及び軸方向振れ偏差が極めて低い形状ロック方式でコレットホルダ300に工具アダプタ500~504を収容する状態になり顕著な効果を奏する。
さらに、本発明に係る工具アダプタは限られた空間でも用いることができ、容易かつ迅速に交換することができる。
ドライバリングがなく、平坦面311や鍔部321の溝221及び223がない本発明に係るインタフェースを設計することができる。この場合、正トルク伝達が少なくとも1つのテンションピン210によって行なわれる。
これの代わりに、工具アダプタ500とスピンドル100との間の正トルク伝達を内側円錐部310すなわちコレットホルダ300の後端313で実施することもできる。これのために、例示的な実施形態が図19、図20及び図21に関連して以降でさらに説明されている。
図10は本発明に係るインタフェースの適用例を示す。本例は、3つのスピンドルが付けられた駆動式角度付き工具マウント600である。このような工具マウント600はたとえばスイス型自動旋盤で用いられる。本例では旋削直径が比較的小さいワークピースが機械加工される。工具アダプタやコレット内でテンションが加えられる工具を交換する空間が作業領域に僅かしかない。
図1~図3の例示的な実施形態に対応するテンションナット401を有するコレット400が1つ目のスピンドルに挿入されている。工具の挿入と、工具のカッティングエッジとコレットホルダ300との間の軸方向距離の高精度のセッティングとがそれぞれの限られた空間では困難であり時間を要することが容易に推測される。
図4~図9に係る工具アダプタ500が他の2つのスピンドルに挿入されている。貫通穴225を有するドライバリング220と、奥にあるテンションピン210とを明確に見ることができる。
図10は、ドライバリング220の貫通穴225を通じてドライバをテンションピン210の取り付け要素に容易に届かせることができることも明確に示している。
前記テンションピン210にドライバを側部から容易に届かせることができるので、本発明に係る工具アダプタ500を、制限のある工具アダプタ設置状態でさえ容易に交換することができる。別の工具とそれをあてがう機械操作者のもう一方の手とが必要ない。
図11及び図12は、本発明に係る工具マウント600の第2の例示的な実施形態を示す。この実施形態では1つのスピンドルのみがある。図11では、前記スピンドル上にドライバリング220を有する工具アダプタ500が配置されている。
図12では、図1~図3に対応するテンションナット401付きのコレットが同じ工具マウントで用いられている。
工具アダプタ500~504の様々な例示的な実施形態が図13~図16の例として示されている。図13は、図4~図9に係るコレットを有する工具アダプタを再び示す。
図14に係る例示的な実施形態では、切削工具(ここではドリルとして示されている)と工具アダプタ502とが一体形成されている。一体形成は、たとえば、本工具アダプタ502内に硬質金属ドリルをはんだ付けすることによって行なうことができる。
図15は、封止プラグの機能を持つ工具アダプタ503を示す。この工具アダプタ503は、スピンドルを要さない場合に、このスピンドルの内側円錐部311が汚れ、かつ/又は冷却潤滑剤が無秩序に前記内側円錐部を通って機械室内に漏れるのを防ぐ目的で常に用いられる。
図16は、工具アダプタが旋削工具の役割を果たす工具アダプタ504を示す。この旋削工具を固定式工具マウント700に入れることができる(図17及び図18を参照)。前記旋削工具を駆動式工具マウントに挿入することもできる。この場合、この旋削工具は、中ぐり加工穴をあけ広げることができるカッターの機能を持つ。
駆動式ではない工具マウント700が図17に概略的に示されている。本図の駆動式ではない工具マウント700の一端には四角形のシャンクと本発明に係るインタフェースとがある。たとえば、本発明に係るこのインタフェースには工具アダプタ501を挿入することができる。前記工具アダプタ501はテンションピン210を用いて工具マウント700に接続することができる。この場合、この固定式工具アダプタ700を旋削工具として用いることができる。必要に応じて、たとえば工具アダプタ504(図16を参照)などの他の工具アダプタを用いることができる。
図18は、並列配置されている2つの固定式工具マウント700(本図では円柱形のシャンクとテンションを加える面とを有する)を示す。工具マウント700内で上述の旋削工具504にテンションが加えられる。コレットを有する工具アダプタ500を用いて他の工具マウント内でドリル505にテンションが加えられる。
さらに、スイス型自動旋盤又は別の工作機械の一部であるガイド内で工具マウント700にテンションが加えられる。
図19及び図20は、内側円錐部310の後端で正トルクを伝達したり本発明に係る工具アダプタ500の外側円錐部320の後端で正トルクを伝達したりすることをどのように実現することができるかについての2つの例を示す。
図19に示されている例示的な実施形態では、前記外側円錐部320の前記後端に多角形部322が形成されている。相手となるコレットホルダ300(図示せず)には、組み合う多角形部が形成されている。この結果、前記コレットホルダ300から工具アダプタ500~504にトルクが伝達されることが可能である。
図20及び図21に示されている例示的な実施形態では、外周に分散されている複数の径方向突起323が外側円錐部320の後端に形成されている。組み合う軸方向溝325を、相手となるコレットホルダ300に見ることができる(図21を参照)。前記突起323及び前記軸方向溝325を用いてコレットホルダ300から工具アダプタ500~504にトルクが伝達されることが可能である。
図22は、工具505(本図ではツイストドリル)にテンションを加えるコレットホルダ340が付けられた本発明に係る工具アダプタ500と、本発明に係るコレットホルダ300を有するスピンドル100との縦断面を示す。この図から、円柱形のシャフトを有する工具505をコレットホルダ内に深く押し込んだり浅く押し込んだりすることによって工具アダプタ500に対して工具505の軸方向位置を調節することができることが明らかである。この調節プロセスは極めて正確にかつ工作機械を停止させることなく工作機械外で行なわれる。
工具を予めセットした本発明に係るこのような工具アダプタ500を、工作機械の作業空間にある工具マウントのコレットホルダ300に挿入する場合、挿入は、テンションピン210を緩め、予めセットされた工具アダプタ500を挿入し、テンションピン210を締めるだけで済む。これは極めて迅速であり、また、技能に乏しい機械操作者による誤りを起こさずに実行することもできる。
図23は、工具アダプタ500~504の凹所がコレットホルダ300のテンションピン210と協働するようにのみ工具アダプタ500~504をコレットホルダ300に挿入することを単純な仕方でどのように保証することができるかを示す。図23の視点から分かるように、コレットホルダ300の溝221.1及び221.2の幅X,Yは異なることが可能である。これに対応して、工具アダプタ500の鍔部321の溝223.1及び223.2の幅(図23には図示されていない)についても同様であり、また、本発明に係るドライバリング220の形状ロック要素222.1及び222.2の幅(図23には図示されていない)についても同様である。
溝221.1及び221.2の深さV,Wが異なる場合には同じ効果を奏することが可能である。これに対応して、工具アダプタ500の鍔部321の溝223.1及び223.2の深さ(図23には図示されていない)についても同様であり、また、本発明に係るドライバリング220の形状ロック要素222.1及び222.2の高さ(図23には図示されていない)についても同様である。この結果、工具アダプタがコレットホルダに挿入されることが可能である位置が構造的に既定される。
本発明に係るインタフェースは製造技術の点で制御するのが極めて容易である。通常のコレットと同様の最初の工程でインタフェースを用いることが可能であることに本発明に係るインタフェースの別の効果を見ることができる。その後、止めネジ402で内ネジ315を塞ぐ。
その後に本発明に係るインタフェースに工具アダプタ500,501,502,503又は504を装着する必要が生じた場合、そのときに必要な工具アダプタ500,501,502,503又は504を入手して使用することができる。したがって、最初にコレットのみが用いられる場合には本発明に係るインタフェースによって最小の投資コストが実現される。同時に、本発明に係る解決手段の「上位互換性」により、その後の時点に、駆動式工具マウントを改変することを必要とせずに本発明に係る工具アダプタを入手して使用することができることが保証される。先行技術により知られている一切のインタフェースがこれらの効果を奏さない。
図24及び図25は、テンションピン210が工具アダプタ500~504を押しずらすように機能するドライバリング220の実施形態を示す。これは、面取りさら穴すなわち円錐台形のさら穴318が前記ドライバリング220の貫通穴225の内側に設けられることで実現される。このさら穴318の中心が内ネジ315の長手方向軸すなわちテンションピン210の長手方向軸に対して若干オフセットされて配置されることが好ましい。図24及び図25では、前記さら穴318の前記中心は、内ネジ315の長手方向軸すなわちテンションピン210の長手方向軸に対して右にオフセットされている。このオフセットは図24及び図25では「V」で示されている。
内側円錐部310内でテンションが加えられた工具アダプタ500~504を内側円錐部310から取り外す場合、この例示的な実施形態においてもテンションピン210を凹所317から回し出す。前記テンションピン210がオフセットされて配置されている円錐台形のさら穴318に達した後に前記テンションピン210を前記凹所317からさらに回し出す場合(図25を参照)、ドライバリング220に軸方向に力が働く(図25では左に働く)。この軸方向の力は形状ロック要素222を介して工具アダプタ500~504の鍔部321に伝達され、鍔部321を内側円錐部310から押し出す。
円錐台形のさら穴318とテンションピン210との間の面圧を下げるために、面取り部319や丸みをテンションピン210に付けることができる。
ドライバリング220の貫通穴225を段付き穴(図7及び図8を参照)として設計して、2つの穴直径の間の移行部を円錐台形のさら穴318として設計することも可能である。この変形例は図に示されていない。それぞれの動作様式は図24及び図25に係る例示的な実施形態の動作様式に対応する。
Vの機能は内ネジ315の長手方向軸すなわちテンションピン210の長手方向軸とさら穴318の長手方向軸との間のオフセット「V」に依存する。
貫通穴225を内ネジ315の長手方向軸と同軸に配置したり、さら穴318と同軸に配置したりすることが可能である。前者では、ユーザから見ればテンションピン210が貫通穴225内で芯出しされるので、若干「精密な」外観を示す。後者では、製造が多少容易である。
100 スピンドル
101 ストレート駆動式工具
102 角度付き駆動式工具
103 工具ホルダ付き旋削用四角形シャンク
104 工具ホルダ付き円形シャンクすなわちスピンドル
200 工具マウントの工具ホルダ
210 テンションピン
220 1又は複数の形状ロック要素を有するドライバリング
221 工具マウントの溝
222 形状ロック要素
223 工具アダプタの溝
224 円筒部
225 貫通穴
230 外ネジ
300 コレットホルダ
310 コレットホルダの内側円錐部
311 コレットホルダの平坦面/平坦方式
312 前端
313 後端
314 円柱穴
315 内ネジ
316 円錐台部
317 凹所
318 円錐台形のさら穴
319 テンションピン210の面取り部
320 工具アダプタの外側円錐部
321 工具アダプタの鍔部/平坦面
322 多角形部
323 突起
325 軸方向溝
326 溝
330 空洞穴
340 工具アダプタの工具ホルダ
400 コレット
401 テンションナット
402 ネジプラグ
500 切削工具ホルダ付き工具アダプタ
501 旋削工具としての工具アダプタ
502 切削工具が一体化された工具アダプタ
503 封止プラグとしての工具アダプタ
504 ドリルロッド工具としての工具アダプタ
505 ツイストドリル
600 駆動式工具マウント
700 固定式工具マウント

Claims (21)

  1. コレットホルダ(300)と工具アダプタ(500~504)との間のインタフェースであって、前記コレットホルダ(300)は、内側円錐部(310)と、平坦面(311)と、テンションナット(401)のための外ネジ(230)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)は、前記内側円錐部(310)と組み合う外側円錐部(320)を備えており、前記コレットホルダ(300)は、前記外ネジ(230)及び前記テンションナット(401)と独立している前記工具アダプタ(500~504)のための固定手段を有しており、前記固定手段は、径方向又は斜めに配置されている1又は複数の内ネジ(315)と、各内ネジ(315)内のテンションピン(210)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)には、前記テンションピン(210)と協働する1又は複数の凹所(317)がある、インタフェースにおいて、前記工具アダプタ(500~504)は鍔部(321)を有しており、前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)とは前記平坦面(311)と前記鍔部(321)との領域で互いに形状ロック方式で接続されることが可能であり、前記コレットホルダ(300)は前記平坦面(311)の前記領域に径方向に延びる1又は複数の溝(221,221.1,221.2)を有しており、前記工具アダプタ(500~504)は前記鍔部(321)の前記領域に径方向に延びる1又は複数の溝(223,223.1,223.2)を有しており、前記インタフェースはドライバリング(220)を備えており、前記ドライバリング(220)は、前記平坦面(311)の前記領域と前記鍔部(321)の前記領域との前記溝(221,221.1,221.2,223,223.1,223.2)と適合する少なくとも1つの形状ロック要素(222)を有していることを特徴とする、インタフェース。
  2. 前記平坦面(311)の前記領域の前記溝(221,221.1,221.2)と前記鍔部(321)の前記領域の前記溝(223,223.1,223.2)との寸法、形状及び/又は位置が異なることを特徴とする、請求項1に記載のインタフェース。
  3. 前記ドライバリング(220)は前記コレットホルダ(300)の前記外ネジ(230)を覆うことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のインタフェース。
  4. 前記ドライバリング(220)は少なくとも1つの径方向の貫通穴(225)又は傾けられた貫通穴(225)を有し、前記少なくとも1つの貫通穴(225)は、ドライバを前記テンションピン(210)に届かせることを可能にするように位置決めされていることを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか一項に記載のインタフェース。
  5. 前記貫通穴(225)の最小直径(Dmin)は、前記少なくとも1つのテンションピン(210)を締めること及び緩めることを行なうドライバが前記貫通穴(225)に挿入されることが可能である程度に大きく、前記貫通穴(225)の前記最小直径(Dmin)は前記少なくとも1つのテンションピン(210)の公称直径未満であることを特徴とする、請求項4に記載のインタフェース。
  6. 前記少なくとも1つの貫通穴(225)は段付き穴として設計されており、前記段付き穴の直径は前記ドライバリング(220)の外側よりも前記ドライバリング(220)の内側で大きく、前記ドライバリング(220)の前記内側での前記直径は前記テンションピン(210)の公称直径を超えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のインタフェース。
  7. 前記ドライバリング(220)の内側の前記少なくとも1つの貫通穴(225)は、面取りさら穴、丸み付きさら穴又は円錐台形のさら穴(318)を有することを特徴とする、請求項4~請求項6のいずれか一項に記載のインタフェース。
  8. コレットホルダ(300)と工具アダプタ(500~504)との間のインタフェースであって、前記コレットホルダ(300)は、内側円錐部(310)と、平坦面(311)と、テンションナット(401)のための外ネジ(230)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)は、前記内側円錐部(310)と組み合う外側円錐部(320)を備えており、前記コレットホルダ(300)は、前記外ネジ(230)及び前記テンションナット(401)と独立している前記工具アダプタ(500~504)のための固定手段を有しており、前記固定手段は、径方向又は斜めに配置されている1又は複数の内ネジ(315)と、各内ネジ(315)内のテンションピン(210)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)には、前記テンションピン(210)と協働する1又は複数の凹所(317)がある、インタフェースにおいて、前記工具アダプタ(500~504)は鍔部(321)を有しており、前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)とは前記平坦面(311)と前記鍔部(321)との領域で互いに形状ロック方式で接続されることが可能であり、前記コレットホルダ(300)は前記平坦面(311)の前記領域に径方向に延びる1又は複数の突起を有し、前記工具アダプタ(500~504)は前記鍔部(321)の前記領域に、前記突起と組み合う1又は複数の凹所を有することを特徴とするインタフェース。
  9. コレットホルダ(300)と工具アダプタ(500~504)との間のインタフェースであって、前記コレットホルダ(300)は、内側円錐部(310)と、平坦面(311)と、テンションナット(401)のための外ネジ(230)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)は、前記内側円錐部(310)と組み合う外側円錐部(320)を備えており、前記コレットホルダ(300)は、前記外ネジ(230)及び前記テンションナット(401)と独立している前記工具アダプタ(500~504)のための固定手段を有しており、前記固定手段は、径方向又は斜めに配置されている1又は複数の内ネジ(315)と、各内ネジ(315)内のテンションピン(210)とを備えており、前記工具アダプタ(500~504)には、前記テンションピン(210)と協働する1又は複数の凹所(317)がある、インタフェースにおいて、前記工具アダプタ(500~504)は鍔部(321)を有しており、前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)とは前記平坦面(311)と前記鍔部(321)との領域で互いに形状ロック方式で接続されることが可能であり、前記工具アダプタ(500~504)は前記鍔部(321)の前記領域に径方向に延びる1又は複数の突起を有し、前記コレットホルダ(300)は前記平坦面(311)の前記領域に、前記突起と組み合う凹所を有することを特徴とするインタフェース。
  10. 前記平坦面(311)の前記領域の前記突起又は凹所と、前記鍔部(321)の前記領域の前記凹所又は突起とは、異なる寸法に設定され、異なる形状に成形されかつ/又は異なる位置に配置されることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載のインタフェース。
  11. 前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)とは前記平坦面の反対側の前記内側円錐部(310)の端で、形状ロック方式で互いに接続されることが可能であることを特徴とする、請求項1~請求項10のいずれか一項に記載のインタフェース。
  12. 前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)とは多角形部接続によって形状ロック方式で互いに接続されることが可能であることを特徴とする、請求項11に記載のインタフェース。
  13. 前記形状ロック方式の接続は噛合継手のように設計されていることを特徴とする、請求項11に記載のインタフェース。
  14. 前記コレットホルダ(300)と前記鍔部(321)との前記領域での前記形状ロック方式の接続及び/又は前記平坦面(311)の反対側の前記内側円錐部(310)の端での前記形状ロック方式の接続により、前記少なくとも1つの凹所(317)と前記少なくとも1つのテンションピン(210)とが互いに協働するように構成的に前記工具アダプタ(500~504)と前記コレットホルダ(300)との相対位置が既定されることを特徴とする、請求項11~請求項13のいずれか一項に記載のインタフェース。
  15. 前記コレットホルダ(300)と前記鍔部(321)との前記領域での前記形状ロック方式の接続には、前記平坦面(311)の反対側の前記内側円錐部(310)の前記端での前記形状ロック方式の接続よりも大きい回転遊びがあることを特徴とする、請求項11~請求項14のいずれか一項に記載のインタフェース。
  16. 前記コレットホルダ(300)と前記鍔部(321)との前記領域での前記形状ロック方式の接続には、前記平坦面(311)の反対側の前記内側円錐部(310)の前記端での前記形状ロック方式の接続よりも小さい回転遊びがあることを特徴とする、請求項11~請求項14のいずれか一項に記載のインタフェース。
  17. 前記外ネジ(230)の公称直径(Dnominal)は、前記内側円錐部(310)の最大直径(Dmax)よりも少なくとも1.4倍大きいことを特徴とする請求項1~請求項16のいずれか一項に記載のインタフェース。
  18. 前記コレットホルダ(300)はスイス型自動旋盤用の駆動式工具マウント(600)、又は固定式工具マウント(700)に組み込まれることを特徴とする、請求項1~請求項17のいずれか一項に記載のインタフェース。
  19. 前記工具アダプタ(500~504)の前記外側円錐部(320)には1又は複数の溝(326)が存在することを特徴とする、請求項1~請求項18のいずれか一項に記載のインタフェース。
  20. 前記テンションピン(210)は円錐台形の先端(316)を有することを特徴とする、請求項1~請求項19のいずれか一項に記載のインタフェース。
  21. 前記テンションピン(210)は、前記テンションピン(210)の外ネジに対して偏心配置されている先端を有することを特徴とする、請求項1~請求項20のいずれか一項に記載のインタフェース。
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