JP4770794B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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本発明は、光ピックアップ、特に、光ピックアップの取付台に接着剤で光検出器を接合固定する場合に、接着剤の膨張収縮特性の影響を受けて光検出器がフォーカス方向に位置ずれすることを防ぐ対策を講じてある光ピックアップに関する。
従来、光ピックアップのハウジングに光検出器を装備させる場合に、紫外線硬化型の接着剤を用いて光検出器をハウジングに接合固定すること、光検出器を、光検出素子(PDIC)を搭載したフレキシブル基板(FPC)を、固定板としてのプレートに重なり状に取り付けることによって構成すること、などが知られていた(たとえば、特許文献1参照)。また、この特許文献1には、上記プレートの表面とハウジングに設けた突出部の端面との間に接着剤を橋渡すようにして塗布することが記載されている。
一方、図5は光ピックアップPがディスクDの記録面を光学的に処理するときの光学系の光路図を説明的に示している。同図のように、光ピックアップPは、樹脂成形体でなる取付台10に、レーザダイオードでなる発光素子20や光検出器30のほか、回折格子(グレーチング)40、ハーフミラー50、コリメータレンズ60、対物レンズ70などの必要な光学部品を装備している。この光ピックアップPでは、発光素子20からの投射光が回折格子40、ハーフミラー50、コリメータレンズ60及び対物レンズ70を経てディスクDの記録面に照射され、その反射光が、対物レンズ70、コリメータレンズ60及びハーフミラー50を経て光検出器30に導かれる。したがって、このような光学系を有する光ピックアップPでは、ディスクDの記録面に対する光学的処理性能、言い換えると記録再生性能の良否が、上記した光学部品によって形成される光路が適正に形成されているか否かによって影響を受けるほか、光検出器30についてのフォーカス方向の位置ずれの有無や位置ずれの程度によっても影響を受ける。
図6は光ピックアップの従来例で採用されている取付台10と光検出器30との接合固定構造を概略側面図によって説明的に示したものであり、図7は同接合固定構造を概略正面図によって説明的に示したものである。
図6又は図7のように、この従来例に採用されている上記接合固定構造では、光検出器30が光検出素子31とその光検出素子31を装備している板片状の取付片32とを備えていて、取付片32の表面33と取付台10に設けたリブ81,81の頂面によって形成されている接合面81a,81aとが接着剤90によって接合されていた。
特開2007−35238号公報(0004、図2、図3)
しかしながら、図6又は図7を参照して説明した構造によって取付台10に光検出器30が接着剤90で接合固定されていると、接着剤90の塗布工程で光検出器30をフォーカス方向(図5矢印F参照)で正確に位置しておいたとしても、塗布工程後の温度や湿度の変化によって接着剤90に収縮又は膨張などの体積変化が生じたときに、光検出器30の取付片32が接着剤90との接合箇所では、図6に矢印a,bで示したように、リブ81側に引き寄せられたり離されたりして、光検出素子31がフォーカス方向(光軸方向:図5矢印F)に位置ずれしたり、光検出素子31の向きが光軸に対して傾斜したりするという事態が起こり得る。そして、そのように事態が起こると、光ピックアップの光学的処理性能ひいては記録再生性能が低下するという事態を来してしまう。
このような状況は、特許文献1に記載されている光検出器の取付構造、すなわち、プレートの表面とハウジングに設けた突出部の端面との間に接着剤を橋渡すようにして塗布することによって接合固定した場合にも同様に起こり得る。
本発明は以上の状況に鑑みてなされたものであり、光検出器や取付台に余分に部品を追加することなく、取付台に接着剤で接合固定された光検出器が、接着剤の収縮又は膨張の影響を受けても、フォーカス方向に位置ずれしたり、光検出素子の向きが光軸に対して傾斜したりするという事態を生じにくくなる光ピックアップを提供することを目的とする。
本発明に係る光ピックアップでは、略矩形に形成されている板片状の取付片に光検出素子が装備されてなる光検出器が、取付台に接着剤を用いて接合固定されている光ピックアップにおいて、上記取付片の4箇所の隅部に形成された湾曲状の凹入面でなる外周囲端面と、それぞれの上記外周囲端面に対峙する姿勢で上記取付台に一体に樹脂で成形されたリブ状の突出片の表面によって形成された、上記凹入面に沿う形状の湾曲した凸面でなる接合面と、の隙間に装填された上記接着剤を介して光検出器が取付台に接合固定されている。
この構成であると、取付片の外周囲端面と接合面との隙間に接着剤を装填した後で、その接着剤が収縮又は膨張を起こしても、その収縮又は膨張の方向が光軸方向に一致することがないか、あるいは、一致しにくくなる。そのため、接着剤の収縮又は膨張の影響によって、光検出器の光検出素子がフォーカス方向に位置ずれしたり、光検出素子の向きが光軸に対して傾斜したりするという事態を生じにくい。
また、取付台に設けられる接合面が、取付台に一体に樹脂で成形されたリブ状の突出片の表面によって形成されているために、光検出器や取付台に余分に部品を追加する必要がない。
また、取付片の外周囲端面が、略矩形に形成されている板片状の取付片の4隅部に形成された凹入面でなり、接合面が、上記外周囲端面に対峙する姿勢で上記取付台に一体に樹脂で成形されたリブ状の突出片の表面によって形成されて上記凹入面に沿う形状の湾曲した凸面でなる、という構成を採用したので、取付片の4隅部の外周囲端面を形成している凹入面や、突出片に形成されて接合面を形成している湾曲した凸面が、接着剤の接合面積を拡げることに役立ち、接着剤による接合強度がそれだけ大きく確保されるようになる。
以上のように、本発明によれば、接着剤が収縮又は膨張したとしても、光検出器の光検出素子がフォーカス方向に位置ずれしたり、光検出素子の向きが光軸に対して傾斜したりするという事態を生じにくいため、光検出素子がフォーカス方向に位置ずれしたり光軸に対して傾斜したりして光学的処理性能ひいては記録再生性能が低下するという事態が起こらなくなる。特に、本発明では、取付片の外周囲端面が、略矩形に形成されている板片状の取付片の4隅部に形成された凹入面でなり、接合面が、上記外周囲端面に対峙する姿勢で上記取付台に一体に樹脂で成形されたリブ状の突出片の表面によって形成されて上記凹入面に沿う形状の湾曲した凸面でなる、という構成を採用したので、取付片の4隅部の外周囲端面を形成している凹入面や、突出片に形成されて接合面を形成している湾曲した凸面が、接着剤の接合面積を拡げることに役立ち、接着剤による接合強度がそれだけ大きく確保されるようになる、という効果が奏される。
図1は本発明の実施形態に係る光ピックアップで採用されている取付台10と光検出器30との接合固定構造を概略側面図によって説明的に示したものであり、図2は同接合固定構造を概略正面図によって説明的に示したものである。また、図3及び図4は異なる種類の光検出器30を概略側面図で説明的に示したものである。
図3の光検出器30は、光検出素子31を搭載したFPC35を板片状の金属製の取付片32の片面に重ね合わせて固定した構造を有している。また、図4の光検出器30は、光検出素子31を搭載した配線基板を板片状の取付片32として利用することができるようになっていると共に、その取付片32としての配線基板にFPC35を接続してある。そして、図3又は図4のいずれの構造の光検出器30においても、取付片32が取付台に接着剤で接合固定される。
図1のように、本発明に係る光ピックアップにおいて、光検出器30は、板片状の取付片32に光検出素子31が装備されてなり、この光検出器30には図3又は図4に示したものを採用することが可能である。また、光検出器30は、取付台10に接着剤90を用いて接合固定される。具体的には、図1によって明らかなように、取付片32の外周囲端面34と、その外周囲端面34に対峙する姿勢で取付台10に設けられた接合面85との隙間に装填された上記接着剤90を介して光検出器30が取付台10に接合固定されている。
ここで、取付片32の外周囲端面34とは、光検出素子31の光軸に平行な面のことである。すなわち、取付片32が配線基板によって形成されている図4の光検出器30の場合には、光検出素子31が搭載されている板面に直交する面のことである。また、取付片32が板片状金属片によって形成されている図3の光検出器30の場合には、FPC35が固定されている板面に直交する面のことである。
上記したように、取付片32の外周囲端面34と、その外周囲端面34に対峙する姿勢で取付台10に設けられた接合面85との隙間に装填された接着剤90を介して光検出器30が取付台10に接合固定されていると、仮に接着剤90が収縮又は膨張したとしても、その収縮又は膨張によって生じる力が図1に矢印cで示したように、光学系の光軸に直交する方向を向く。そのため、接着剤90の収縮又は膨張の影響によって、図5に示したフォーカス方向Fに光検出器30ひいてはその光検出素子31が位置ずれするという事態や、光検出素子31の向きが光軸に対して傾斜したりするという事態が起こらないか、あるいは、起こりにくい。
この実施形態では、光検出器30や取付台10に余分に部品を追加する必要を無くするために、上記接合面85を、取付台10に一体に樹脂で成形したリブ状の突出片84の表面によって形成してある。
接着剤90による接合面85と取付片32の外周囲端面34との接合箇所は、フォーカス方向F(図5参照)だけでなく、フォーカス方向Fに直交する方向で光検出器30が位置ずれすることをも有効に抑制するために、図2に示したように略矩形の取付片32の4隅(4つの隅部)のそれぞれを接合面85に接着剤90で接合固定している。
また、略矩形の取付片32の4隅のそれぞれを接合面85に接着剤90で接合固定するという構造を採用する場合、その接合強度を十分に大きく確保するために、図2のように、取付片32の外周囲端面34を4隅のそれぞれで湾曲した凹入面とすると共に、接合面85をその凹入面に沿う形状の湾曲した凸面としておき、それらの凹入面と凸面との隙間に接着剤90を充填することによって接合面積を拡げた状態で光検出器30を取付台10に接合固定している。取付片32の外周囲端面34と接合面85との間隔の広さは、接着剤90を充填して光検出器30を取付台10に接合固定したときに、十分に大きな接合強度を得るために、接着剤90の充填量が過不足を生じない程度に定めておくことが望まれる。
なお、図1〜図7では同一又は相応する部分に同一符号を付してある。
本発明の実施形態に係る光ピックアップで採用されている取付台と光検出器との接合固定構造の概略側面図である。 同接合固定構造の概略正面図である。 光検出器の概略側面図である。 他の種類の光検出器の概略側面図である。 光ピックアップの光学系の光路図である。 従来例で採用されている取付台と光検出器との接合固定構造の概略側面図である。 同接合固定構造の概略正面図である。
P 光ピックアップ
10 取付台
30 光検出器
31 光検出素子
32 取付片
34 取付片の外周囲端面
90 接着剤
84 突出片
85 接合面

Claims (1)

  1. 略矩形に形成されている板片状の取付片に光検出素子が装備されてなる光検出器が、取付台に接着剤を用いて接合固定されている光ピックアップにおいて、
    上記取付片の4箇所の隅部に形成された湾曲状の凹入面でなる外周囲端面と、それぞれの上記外周囲端面に対峙する姿勢で上記取付台に一体に樹脂で成形されたリブ状の突出片の表面によって形成された、上記凹入面に沿う形状の湾曲した凸面でなる接合面と、の隙間に装填された上記接着剤を介して光検出器が取付台に接合固定されていることを特徴とする光ピックアップ。
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