JP4552620B2 - 半導体レーザー装置及び半導体レーザー装置の光軸調整方法 - Google Patents

半導体レーザー装置及び半導体レーザー装置の光軸調整方法 Download PDF

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本発明は、光ピックアップや光通信装置などの光源として用いられる半導体レーザーの光軸を、光学ベースに設定された光学系の光軸に一致させるための半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法に関するものである。
一般的に、レーザービームを出射する半導体レーザーは小型軽量であるために、光ディスク上で情報信号を記録再生するための光ピックアップの光源とか、情報信号を伝送するための光通信装置の光源などに多用されている。
この種の半導体レーザーを光ピックアップや光通信装置に設けられた光学ベースに取り付けるにあたって、光学ベース中で半導体レーザーを取り付けるためのレーザー取り付け基準面に直接取り付けた場合に、半導体レーザーから出射したレーザービームの光軸が、光学ベースのレーザー取り付け基準面に対して直交して設定された光学系の光軸(基準光軸)に対してズレている場合があるために、半導体レーザーの光軸を前記した光学系の光軸と一致するように光学ベースのレーザー取り付け基準面に対して予め調整している(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−81693号公報(第3−4頁、図1)。
図6は従来の光ヘッドおける半導体レーザーの光軸調整構造を示した断面図である。
図6に示した従来の光ヘッドおける半導体レーザーの光軸調整構造100は、上記した特許文献1(特開平5−81693号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図6に示した如く、従来の光ヘッドおける半導体レーザーの光軸調整構造100では、光ヘッドの光学ベース101の一つの側面101aに孔101bが貫通して穿設されており、この孔101bの略中心を通って一つの側面101aと直交する線上に光学系の光軸Kが設定されている。
また、光学ベース101の側面101aの内側にコリメーターレンズ102が光学系の光軸Kを中心に直交して設置されていると共に、光学ベース101の側面101aの外側に孔101bを中心にして球面接触部103aを凹状に形成した板状の固定座103が固定されている。
また、固定座103に凹状に形成した球面接触部103a内には、この球面接触部103aに対して球面形状を反転させた球面接触部104aを凸状に形成した可動座104が嵌め込まれている。
また、可動座104の中心部位に貫通して穿設した段付き孔104b内に半導体レーザー105が嵌め込まれており、この半導体レーザー105から出射したレーザービームLBは光学ベース101の側面101aに穿設した孔101bを通過してコリメーターレンズ102で平行光に変換されるようになっている。
更に、光学ベース101の側面101aの外側には、逆L字状のアーム106が突設されており、このアーム106に例えば3個のマイクロメータ107(この図では1個のみ図示)がその先端を可動座104に当接するように取り付けられている。
そして、上記のように構成した半導体レーザーの光軸調整構造100における光軸調整作業は、アーム106上に3等分配置した3個のマイクロメータ107により可動座104の姿勢を微調整し、半導体レーザー105から出射したレーザービームLBの光軸LBKと、光学ベース101に設定した光学系の光軸(基準光軸)Kとが一致するように、レーザービームLBの光軸LBKの傾きを調整した後に、可動座104を固定座103に接着剤108を介して固定している。
ところで、光学ベース101に設定した光学系の光軸Kの方向をZ軸方向とし、このZ軸方向に直交した水平方向をX軸方向とし、且つ、Z軸方向に直交した垂直方向をY軸方向(紙面に垂直)とした場合に、従来の光ヘッドおける半導体レーザーの光軸調整構造100によれば、固定座103に凹状に形成した球面接触部103aと、可動座104に凸状に形成した球面接触部104aとがボールジョイントとして機能するために、固定座103に対して可動座104がX軸方向及びY軸方向に位置調整ができると共に、X軸,Y軸,Z軸回りの回転調整ができるものの、固定座103と可動座104の2部品が必要なために、半導体レーザーの光軸調整構造100に対して小型化及び薄型化を図ることが困難であり、更に、ボールジョイント構造であるために位置調整方向が上記したように多く最良な方向を探し出すまでに調整時間がかかるなどの問題点がある。
そこで、半導体レーザーの光軸の調整構造を1部品で構成でき、且つ、半導体レーザーの光軸を短時間で調整できる半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、ホルダー本体と、楕円状の光強度分布を有するレーザービームを前記ホルダー本体の一面側に出射するよう前記ホルダー本体に取り付けられた半導体レーザーと、前記レーザービームの光軸を挟み前記楕円状の光強度分布の長軸に沿って稜線状又は複数の点状で前記一面側に突出するよう形成された一対の凸部と、を有するホルダーと、
前記ホルダー本体の前記一面側に配置されると共に前記一対の凸部が当接した一平面からなる基準面を有する光学ベースと、
前記光学ベースと前記ホルダーとの間に充填されて両者を固定した充填材と、
を備えたことを特徴とする半導体レーザー装置である。
また、請求項2記載の発明は、所定の光軸に直交する基準平面を有する光学ベースに対し、楕円状の光強度分布を有するレーザービームを出射する半導体レーザーが取り付けられたホルダーを、前記レーザービームの光軸と前記所定の光軸とを一致させるよう調整して固定する半導体レーザー装置の光軸調整方法において、
前記半導体レーザーは前記ホルダーの一面側に出射するよう前記ホルダーに取り付けられており、
前記ホルダーは、前記レーザービームの光軸を挟み前記楕円状の光強度分布の長軸に沿って稜線状又は複数の点状で前記一面側に突出するよう形成された一対の凸部と、他面側において前記レーザービームの光軸を挟み前記光強度分布の短軸に沿って形成された一対の孔と、を有し、
前記他面側の外方から前記一対の孔それぞれに調整ピンを嵌合して前記一面側に押圧することにより前記一対の凸部を前記光学ベースの前記基準面に当接させる当接ステップと、
前記一対の凸部を前記基準面に当接させた状態で前記一対の凸部を前記基準面上で摺動させると共に前記調整ピンの押圧力を調整して前記ホルダーの前記光学ベースに対する角度を調整して前記レーザービームの光軸と前記所定の光軸とを一致させる光軸調整ステップと、
前記光軸調整ステップの後に、前記ホルダーと前記光学ベースとの間に充填材を充填して両者を固定する固定ステップと、
を含むことを特徴とする半導体レーザー装置の光軸調整方法である。
本発明に係る半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法によると、とくに、ホルダーの光学ベースと対向する面に、楕円状の光強度分布の長軸に沿って突出する稜線状の回動支点部、又は、楕円状の光強度分布の長軸に沿って離隔して突出する複数の点状の回動支点部を備え、回動支点部を光学ベースに当接させつつ、ホルダーを、光学ベース上で摺動させると共に回動支点部を回動中心として回動させているので、レーザービームの光軸と光学ベースの光軸とを一致させることができ、半導体レーザー装置へのコストダウンを図ることができる。また、半導体レーザーを取付けたホルダーを光学ベース上で摺動させる位置調整と、楕円状の光強度分布の長軸に対応した半導体レーザーの光軸の傾き調整とを行うものの、この楕円状の光強度分布の短軸に対応した半導体レーザーの光軸の傾き調整を行わなくても良いので、半導体レーザーへの光軸調整時間も短縮できる。
以下に本発明に係る半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法の一実施例を図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
本発明に係る半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法は、光ピックアップや光通信装置などの光源として用いられる半導体レーザーの光軸を、光学ベースに設定された光学系の光軸(基準光軸)に一致させるためのものであるが、この半導体レーザー装及び半導体レーザー装置の光軸調整方法を光ピックアップに適用した場合について以下説明する。
図1は本発明に係る半導体レーザー装置及びこの半導体レーザー装置を備えた光ピックアップを説明するために模式的に示した構成図である。
図1に示した如く、本発明に係る半導体レーザー装置10は、例えば、光ディスクD上に情報信号を記録再生するための光ピックアップ15に適用されており、この光ピックアップ15内に一体的に取付けられている。
この半導体レーザー装置10は、光ピックアップ15の基台となる光学ベース11と、後述するように楕円状光の強度分布(以下、楕円状光強度分布と記す)を持ったレーザービームLBを出射する半導体レーザー12と、この半導体レーザー12を光軸調整可能に取り付けるための一つのホルダー13と、半導体レーザー12の光軸調整が終了した後にホルダー13を光学ベース11に固着するための接着材14とで構成されており、この半導体レーザー装置10の詳細については後で詳述する。
一方、光ピックアップ15は、光学ベース11に設定された光学系の光軸(基準光軸)Kに沿って複数の光学部品が配置されている。
具体的に説明すると、トラッキング方式として3ビームを使用する光ピックアップ15の場合では、半導体レーザー12から出射したレーザービームLBが回折格子16でメインビームと一対のサブビームとによる3ビームに分割され、この3ビームがコリメーターレンズ17で平行光に変換された後に偏光ビームスプリッタ18に入射されている。
上記した偏光ビームスプリッタ18は、3ビームに対してp偏光光を透過させ且つs偏光光を反射させるために偏光性を有する偏光選択性誘電体多層膜18aが膜付けされている。
そして、コリメーターレンズ17を通過した3ビームのうちでs偏光光は偏光選択性誘電体多層膜18aで反射されて半導体レーザー12のレーザーパワーを検出して制御するためのフロントモニター19に入射される。一方、コリメーターレンズ17を通過した3ビームのうちでp偏光光は偏光選択性誘電体多層膜18aをそのまま透過して1/4λ板20を通り円偏光となる。この際、1/4λ板20は3ビームを透過させる時にレーザービームLBの波長λに対して1/4λの位相差を与えるものである。
更に、1/4λ板20を透過した3ビームは、レンズホルダー21内に取り付けた対物レンズ22に入射され、この対物レンズ22で絞り込まれた3ビームは光ディスクDの入射面Daから入射して、この入射面Daから所定距離隔てた位置にある信号面Dbに形成された螺旋状の記録トラック(図示せず)上にメインビームと一対のサブビームがそれぞれスポット状に集光されている。
この際、対物レンズ22はレンズホルダー21内の上方部位に取り付けられていると共に、このレンズホルダー21の外周に対物レンズ22を光ディスクDの信号面Dbに対してフォーカス方向FOとトラッキング方向TRとに制御するためのフォーカスコイル23とトラッキングコイル24とが取り付けられている。
この際、1/4λ板20と、対物レンズ22を取り付けたレンズホルダー21との間に、不図示の立ち上げミラーを介装させることで、回折格子16から1/4λ板20までの各光学部品を光ディスクDに対して略平行に光学ベース11内に配置できるので、光学ベース11の薄型化が可能となると共に、対物レンズ22を取り付けたレンズホルダー21を光ディスクDに対して不図示のアクチュエータ構造を介して略垂直に支持できる。
この後、光ディスクDの信号面Dbで反射された3ビームによる各戻り光は、上記とは逆に、対物レンズ22,1/4λ板20を順に通過して、この1/4λ板20で90°偏光面が変わったs偏光の直線偏光となり、偏光ビームスプリッタ18内の偏光性を有する偏光選択性誘電体多層膜18aで反射されて略90°方向を転じられた後に検出レンズ25を通って集光され、フォーカシング方式として非点収差法を使用する場合は、シリンドリカルレンズ26を通り、3ビームによる各戻り光が複数の光検出部を有する光検出部27上に結像されている。
そして、この光検出部27上に結像された3ビームの各光量を光電変換し、ここで得られた3ビームによる各検出値を不図示のフォーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ回路に供給して、フォーカスコイル23及びトラッキングコイル24を介して対物レンズ22をフォーカス方向FO及びトラッキング方向TRに制御すると共に、メインビームによる検出値を不図示のRF信号処理回路に供給して光ディスクDの信号面Dbに記録された情報信号を読み取っている。
次に、本発明に係る半導体レーザー装置について、図2〜図5を用いて説明する。
図2(a),(b)は本発明に係る半導体レーザー装置の全体構成を示した斜視図,断面図、
図3は半導体レーザーを取り付けるためのホルダーと、半導体レーザーから出射したレーザービームの楕円状光強度分布を示した斜視図、
図4(a),(b)は本発明に係る半導体レーザー装置の光軸調整作業を説明するための斜視図,断面図、
図5は本発明に係る半導体レーザー装置の光軸調整作業を行う時に用いられる光軸検出装置を説明するため構成図である。
図2(a),(b)に示した本発明に係る半導体レーザー装置10において、基台となる光学ベース11はアルミダイキャスト材などを用いて箱状に形成されており、この光学ベース11のうちで一つの側面11aに半導体レーザー12から出射したレーザービームLBを通過させるための丸孔11bがこの一つの側面11aの外側に位置する外側面11a1から内側に位置する内側面11a2に向かって貫通して穿設されている。
また、光学ベース11には、丸孔11bの略中心を通って半導体レーザー12へのレーザー取り付け基準面となる外側面11a1と直交した線上に光学系の光軸(基準光軸)Kが設定されている。この際、光学ベース11に設定した光学系の光軸Kの方向をZ軸方向とし、このZ軸方向に直交した水平方向をX軸方向とし、且つ、Z軸方向に直交した垂直方向をY軸方向(紙面に垂直)として以下説明する。
また、光学ベース11の内側面11a2側に回折格子16が光学系の光軸Kを中心に直交して設置されている。
一方、光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1と対向して本発明の要部となる一つのホルダー13が後述するように半導体レーザー12を位置決めして嵌め込んだ状態で光軸調整可能に設けられている。
上記した一つのホルダー13は、アルミダイキャスト材などを用いて一体的に略直方体形状に成形されており、光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1と対向し、且つ、レーザービームLBの出射側となる面を前面13aと呼称すると、この前面13aの反対側の面が後面13bとなっている。
また、ホルダー13の中心部には、半導体レーザー12を嵌め込むためのレーザー取り付け用段付き孔13cが光学ベース11の一つの側面11aに穿設した丸孔11bと対向して前面13aと後面13bとの間に貫通して段付き状に穿設されており、レーザー取り付け用段付き孔13cのうちで後面13b側に大径に形成した大径孔13c1内には半導体レーザー12のフランジ部12aが下記するように位置決めして嵌め込まれ、且つ、レーザー取り付け用段付き孔13cのうちで前面13a側に大径孔13c1よりも一回り小径に形成した小径孔13c2内に半導体レーザー12のカップ部12bが余裕を持って挿入されている。
この際、半導体レーザー12のフランジ部12aの外周部位には、このフランジ部12aの中心を通るY軸上で下方部位に位置決め用角状凹部12a1が凹状に形成され、且つ、フランジ部12aの中心を通るX軸上の左右に位置決め用三角状凹部12a2,12a3が凹状に一対形成されており、位置決め用角状凹部12a1は図3に示したように半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸に対して位置決めする機能を備え、且つ、位置決め用三角状凹部12a2,12a3はレーザービームLBの楕円状光強度分布の短軸に対して位置決めする機能を備えているが、レーザー取り付け用段付き孔13cは半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸が所定の方向として例えばY軸と対応するように位置決めできるならば、上記した合計3箇所の位置決めに対して少なくともいずれか1箇所の位置決めを設けるだけでも良い。
上記に伴って、ホルダー13の後面13b側に形成したレーザー取り付け用段付き孔13cの大径孔13c1の内周部位には、位置決め用角状凸部13d1及び位置決め用三角状凸部13d2,13d3が半導体レーザー12のフランジ部12aの外周部位に形成した位置決め用角状凹部12a1及び位置決め用三角状凹部12a2,12a3に合わせて凸状に形成されているので、半導体レーザー12をレーザー取り付け用段付き孔13c内に位置決めして嵌合させることができる。
従って、ホルダー13のレーザー取り付け用段付き孔13c内に位置決めして嵌め込まれた半導体レーザー12からのレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸を、レーザー取り付け用段付き孔13cの中心を通るY軸に略沿わせて設定している。
また、図3にも示した如く、ホルダー13の前面13aには、本発明の要部となる回動支点となる2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2が、半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸と略合わせて設定したレーザー取り付け用段付き孔13cの中心を通るY軸上にこのレーザー取り付け用段付き孔13cを挟んで上下に分かれて対称に突出形成されている。この際、2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2は、レーザー取り付け用段付き孔13cを挟んで上面13h及び下面13iに達する長さを持って前面13aよりも前方に向かって半円弧稜線状又は三角稜線状に突出形成されて、光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1に当接可能になっている。尚、この実施例では、2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2は、所定の長さを持っているが、これに限ることなく、略同じ高さで少なくとも2箇所以上離隔して長さを持たない点状の回動支点部を突出させたものであっても良い。
更に、上記に伴って、ホルダー13の前面13aに突出形成した2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2に対して略直交して、レーザー取り付け用段付き孔13cの中心を通るX軸上に2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2がこのレーザー取り付け用段付き孔13cを挟んで左右に分かれて前面13aと後面13bとの間に貫通して穿設されているが、後述するように後面13b側から光軸調整を行うので2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2を貫通させることなく後面13bに光軸調整用有底孔として穿設しても良い。
即ち、ホルダー13の前面13aと反対側の後面13b上で前記した2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2を挟み且つ2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2に対して略直交する線上に、後述するようにホルダー13を支持しつつ半導体レーザー12に対して光軸調整する2本の調整ピン31,32(図4)を嵌合させるための2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2が形成されている。
また、ホルダー13の四隅のコーナ部位に、半導体レーザー12への光軸調整後にホルダー13の前面13aを光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1に接着する時の逃げ用切り欠き13gが合計4箇所形成されている。
そして、図4(a),(b)に示した如く、ホルダー13の後面11b側から2本の調整ピン31,32の先端に形成したテーパ部31a,32aを、ホルダー13に穿設した2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2に挿入している。この際、2本の調整ピン31,32の直径円ΦDを共にホルダー13に穿設した2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13fの孔径Φdよりも太径に形成し、この先端に2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f内に嵌合できるように先細りのテーパ部31a,32aをそれぞれ形成している。また、2本の調整ピン31,32はX軸,Y軸,Z軸方向に移動自在なXYZステージに取り付けられている。
この後、2本の調整ピン31,32でホルダー13を支持しながらホルダー13のレーザー取り付け用段付き孔13c内に位置決めして嵌合させた導体レーザー12のカップ部12bの先端をこれと対向して光学ベース11の一つの側面11aに穿設した丸孔11b{図2(b)}内に挿入すると共に、ホルダー13の前面13aに突出形成した上下2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2を光学ベース11の一つの側面11a中でレーザ取り付け基準面となる外側面11a1に当接させている。
そして、2本の調整ピン31,32でホルダー13を支持しながらこのホルダー13の前面13aに突出形成した上下2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2を光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1に沿ってX軸方向及びY軸方向に摺動(移動)させて半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの光軸LBKに対して光学系の光軸Kと一致するようにX軸方向及びY軸方向の位置調整を行うと共に、2本の調整ピン31,32の一方又は両方を前面13a側に向かってZ軸方向に押圧しながらホルダー13の前面13aに突出形成した上下2箇所の回動支点用稜線部13e1,13e2を支点として回動支点用稜線部13e1,13e2に対して直交する方向に回動させて半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの光軸LBKの傾きが光学系の光軸Kと一致するようにレーザー取り付け用段付き孔13cの中心を通るY軸回り(楕円状光強度分布の長軸周り)の傾き調整をしている。
この際、図4(b)のみに示した如く、半導体レーザー12のカップ部12b内に位置するレーザー発光点12cがホルダー13の前面13aに突出形成した回動支点用稜線部13e1,13e2の頂点部位と略一致するようにしておけば、上記したY軸周りの傾き調整を行った時にレーザー発光点12cのX軸方向への位置が変化せず、これにより短時間で半導体レーザー12の光軸調整を行うことができる。
ここで、半導体レーザー12に対してX軸方向及びY軸方向の位置調整と、Y軸回りの傾き調整とを行う場合には、図5に示した光軸検出装置40を用いている。
具体的には、光ピックアップ15内に対物レンズ22(図1)を取り付ける前に、1/4λ板20と対向して光軸検査装置40の光学部41を光学ベース11に対して位置決めして取り付け、且つ、この光学部41上にビデオカメラ42を設置して、ビデオカメラ42で撮影した画像をワイヤ43を介してモニタTV44で観察している。この際、光学系の光軸Kと対応してモニタTV44の画面44aの中心Oを予め設設定し、画面44a内に円形に表示されたレーザービームスポットLBSPの中心がモニタTV44の画面44aの中心Oに一致し且つ強度中心がレーザービームスポットLBSPの中心と合うよう調整された時に、レーザービームLBの光軸LBKに対するX軸方向及びY軸方向の位置調整と、Y軸回りの傾き調整とが終了して半導体レーザー12への光軸調整が完了する。
そして、半導体レーザー12への光軸調整が完了した後に、ホルダー13の四隅のコーナ部位に接着剤14{図1,図2(b)}を充填して、ホルダー13を光学ベース11の一つの側面11aの外側面11a1に接着固定している。
更にこの後、光ピックアップ15内から光軸検出装置40を取り除いて対物レンズ22(図1)を取り付けると、半導体レーザー12への光軸調整が完了した状態で光ピックアップ15の組み立てが終了する。
ここで、この実施例では、半導体レーザー12に対してX軸方向及びY軸方向の位置調整と、Y軸回り(楕円状光強度分布の長軸周り)の傾き調整を行い、X軸回り(楕円状光強度分布の短軸周り)の傾き調整を省略している。この際、X軸回りの傾き調整を省略している理由を説明すると、先に図3で示したように、半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布は、長軸方向が短軸方向よりも光強度が強く、長軸方向と対応したY軸方向にレーザービームLBの光軸LBKが多少ズレていても有効光束の光強度変化が少ないために、光ディスクD(図1)の記録再生への影響が少ないために、X軸回りの傾き調整を省略しても何らの支障が生じないからである。
この際、先に図1で示した光ピックアップ15において、X軸方向を光ディスクDのラジアル方向に設定し、Y軸方向をラジアル方向に対して直角なタンジエンシャル方向(トラック方向)に設定すると、タンジエンシャル方向が半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布が強い方向になるので、半導体レーザー12に対してY軸回りの傾き調整を行うことによって、光ディスクDの信号面Db上ではラジアル方向に対してレーザービームスポットの解像度を調整することになり、この調整によりトラッキング特性を向上させることができると共に、ジッター特性が良好となる。
更に、半導体レーザー12に対してZ軸回りの傾き調整を省略しているが、この理由は、光ピックアップ15内に設けた偏光ビームスプリッタ18の偏光選択性誘電体多層膜18aの膜特性により偏光方向の精度が低くても、偏光選択性誘電体多層膜18aで反射してフロントモニター19に入射するレーザービームLBと、偏光選択性誘電体多層膜18aを透過して対物レンズ22に入射するレーザービームLBとの間で光量比に大きな変化がないように偏光選択性誘電体多層膜18aの膜付けを設定することで、Z軸回りの傾き調整を省略することができる。
尚、上記した実施例では、半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸をホルダー13に穿設したレーザー取り付け用段付き孔13cの中心を通るY軸に略沿わせて設定しているが、これに限定されるものでもなく、例えば、Y軸とX軸の略中間位置となるようにレーザービームLBの楕円状光強度分布の長軸をX軸又はY軸に対して45°傾けた方向に設定する場合もあり、これに応じて、ホルダー13の前面13aでX軸又はY軸に対して45°傾けた方向に2箇所の回動支点用稜線部(図示せず)をレーザー取り付け用段付き孔13cを挟んで設けても良く、この場合には光デイスDの信号面Db上でラジアル方向とタンジエンシャル方向との中間の方向に対してレーザービームスポットの解像度調整を行うことができる。
以上詳述したように、本発明に係る半導体レーザー装置10及び半導体レーザー装置10の光軸調整方法によれば、とくに、楕円状光強度分布を持ったレーザービームLBを出射する半導体レーザー12を一つのホルダー13に形成したレーザー取り付け孔13c内に位置決めして嵌合させ、且つ、ホルダー13の前面13a上で楕円状光強度分布の長軸と略合わせて設定したレーザー取り付け孔13cの中心を通る線上に長さを持った稜線状又は同じ高さで少なくとも2箇所離れて点状に回動支点部(13e1,13e2)を突出形成したため、従来例に比較して一つのホルダー13による簡単な構造で半導体レーザー12から出射したレーザービームLBの光軸LBKを光学系の光軸Kと一致させることができ、半導体レーザー装置10へのコストダウンを図ることができる。
また、半導体レーザー12を光学ベース11のレーザー取り付け基準面11a1に沿って移動させる位置調整と、楕円状光強度分布の長軸に対応した半導体レーザー12の光軸LBKの傾き調整とを行うものの、この楕円状光強度分布の短軸に対応した半導体レーザー12の光軸LBKの傾き調整を行わなくても良いので、半導体レーザー12への光軸調整時間も短縮できる。
更に、ホルダー13の前面13aと反対側の後面13bに、ホルダー13を支持しつつ半導体レーザー12に対して光軸調整する2本の調整ピン31,32を嵌合させるための2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2を形成したため、2本の調整ピン31,32を2箇所の光軸調整用丸孔13f1,13f2内に嵌合させて半導体レーザー12への光軸調整を容易に行うことができる。
本発明に係る半導体レーザー装置及びこの半導体レーザー装置を備えた光ピックアップを説明するために模式的に示した構成図である。 (a),(b)は本発明に係る半導体レーザー装置の全体構成を示した斜視図,断面図である。 半導体レーザーを取り付けるためのホルダーと、半導体レーザーから出射したレーザービームの楕円状光強度分布を示した斜視図である。 (a),(b)は本発明に係る半導体レーザー装置の光軸調整作業を説明するための斜視図,断面図である。 本発明に係る半導体レーザー装置の光軸調整作業を行う時に用いられる光軸検出装置を説明するため構成図である。 従来の光ヘッドおける半導体レーザーの光軸調整構造を示した断面図である。
符号の説明
10…半導体レーザー装置、
11…光学ベース、11a…一つの側面、11b…丸孔、
11a1…外側面(レーザー取り付け基準面)、11a2…内側面、
12…半導体レーザー、12a…フランジ部、12b…カップ部、
12c…レーザー発光点、
13…ホルダー、13a…前面、13b…後面、
13c…レーザー取り付け用段付き孔、13e1,13e2…回動支点用稜線部、
13f1,13f2…光軸調整用丸孔、
14…接着剤、
15…光ピックアップ、
40…光軸検出装置、
K…光学系の光軸、
LB…レーザービーム、LBK…レーザービームの光軸。

Claims (2)

  1. ホルダー本体と、楕円状の光強度分布を有するレーザービームを前記ホルダー本体の一面側に出射するよう前記ホルダー本体に取り付けられた半導体レーザーと、前記レーザービームの光軸を挟み前記楕円状の光強度分布の長軸に沿って稜線状又は複数の点状で前記一面側に突出するよう形成された一対の凸部と、を有するホルダーと、
    前記ホルダー本体の前記一面側に配置されると共に前記一対の凸部が当接した一平面からなる基準面を有する光学ベースと、
    前記光学ベースと前記ホルダーとの間に充填されて両者を固定した充填材と、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザー装置。
  2. 所定の光軸に直交する基準平面を有する光学ベースに対し、楕円状の光強度分布を有するレーザービームを出射する半導体レーザーが取り付けられたホルダーを、前記レーザービームの光軸と前記所定の光軸とを一致させるよう調整して固定する半導体レーザー装置の光軸調整方法において、
    前記半導体レーザーは前記ホルダーの一面側に出射するよう前記ホルダーに取り付けられており、
    前記ホルダーは、前記レーザービームの光軸を挟み前記楕円状の光強度分布の長軸に沿って稜線状又は複数の点状で前記一面側に突出するよう形成された一対の凸部と、他面側において前記レーザービームの光軸を挟み前記光強度分布の短軸に沿って形成された一対の孔と、を有し、
    前記他面側の外方から前記一対の孔それぞれに調整ピンを嵌合して前記一面側に押圧することにより前記一対の凸部を前記光学ベースの前記基準面に当接させる当接ステップと、
    前記一対の凸部を前記基準面に当接させた状態で前記一対の凸部を前記基準面上で摺動させると共に前記調整ピンの押圧力を調整して前記ホルダーの前記光学ベースに対する角度を調整して前記レーザービームの光軸と前記所定の光軸とを一致させる光軸調整ステップと、
    前記光軸調整ステップの後に、前記ホルダーと前記光学ベースとの間に充填材を充填して両者を固定する固定ステップと、
    を含むことを特徴とする半導体レーザー装置の光軸調整方法。
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