JP4770630B2 - コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、接地極付きのプラグに対応したコンセントに関するものである。
従来から、接地極付きのプラグに対応したコンセントとして、図13に示すようなものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。このコンセントは、充電部を収納したハウジング1を備える。ハウジング1は、比較的に耐トラッキング性の高い熱硬化性樹脂で形成されている。
上下左右は図13を基準として説明すると、ハウジング1には、3個1組の栓刃挿入口10が上下に並べて2組設けられている。各栓刃挿入口10はそれぞれ、電圧側極の栓刃が挿入される上下に長い電圧側栓刃挿入口10aと、電圧側栓刃挿入口10aの左側に設けられ電圧側栓刃挿入口10aよりも上下に長く接地側極の栓刃が挿入される接地側栓刃挿入口10bと、電圧側栓刃挿入口10aと接地側栓刃挿入口10bとに挟まれた位置の下側に設けられ接地極の栓刃が挿入される接地栓刃挿入口10cとからなる。
また、ハウジング1の前面において下側の接地栓刃挿入口10cの下側には、接地線(図示せず)が接続される接地端子(図示せず)が収納された接地端子収納凹部12が設けられている。ハウジング1には、扉体3が接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間でハウジング1に対して変位可能に取り付けられている。
特開平10−134894号公報
上記従来のコンセントでは、下側の接地栓刃挿入口10cと接地端子収納凹部との間の壁が薄くなっていた。このため、下側の栓刃挿入口10からプラグの栓刃を抜く際にプラグが下方へ引かれる(ずぼら抜きされる)と、プラグの接地栓刃によりハウジング1において下側の接地栓刃挿入口10cと接地端子収納凹部との間の壁が破損しやすかった。
本願発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ハウジングの破損が発生しにくいコンセントを提供することにある。
請求項1の発明は、導電材料からなり接地線が接続される接地端子と、熱硬化性樹脂からなり、接地側極の栓刃が挿入される接地側栓刃挿入口、電圧側極の栓刃が挿入される電圧側栓刃挿入口、接地側栓刃挿入口及び電圧側栓刃挿入口が設けられた面と同じ側の面に設けられて接地端子が収納される接地端子収納凹部、並びに、接地端子収納凹部の内側に設けられて接地極の栓刃が挿通される接地栓刃挿入口を有するハウジングと、熱可塑性樹脂からなり、ハウジングに対して接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で変位自在に取り付けられた扉体とを備え、扉体は、閉位置にあるときに接地栓刃挿入口に対して少なくとも接地側栓刃挿入口と電圧側栓刃挿入口との反対側に位置して接地極の栓刃を接地栓刃挿入口にガイドするガイド部を有することを特徴とする。
この発明によれば、接地栓刃挿入口を接地端子収納凹部の外側に設ける場合に比べ、接地端子と接地栓刃挿入口との距離が小さくなるから小型化が可能となる。また、接地端子収納凹部と接地栓刃挿入口とを仕切る壁が存在しないことにより、プラグの挿抜の際に接地極の栓刃によるハウジングの破損が発生しにくい。さらに、扉体にガイド部を設けたことにより、プラグの挿抜の際に接地極の栓刃が接地端子収納凹部の内面や接地端子に引っかかりにくい。また、熱硬化性樹脂に比べて弾性に富む熱可塑性樹脂で扉体を構成して破損を抑制する一方、熱可塑性樹脂に比べて弾性が乏しいものの耐トラッキング性の高い熱硬化性樹脂でハウジングを構成してトラッキングを抑制している。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、扉体には、ガイド部として、扉体の他の部位であって接地端子を覆う部位に比べて接地栓刃挿入口に栓刃が挿入される方向へ突出したガイド突起が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ガイド突起を設けない場合に比べ、接地極の栓刃が接地栓刃挿入口に挿入される際にガイド突起によってガイドされる距離が長くなるから、接地極の栓刃の引っかかりがより発生しにくくなる。また、ガイド突起を設けない場合に比べて扉体の機械的強度が向上する。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、扉体は、ハウジングに対して固定される固定部と、接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で固定部に対して回動可能に連結された本体部と、本体部において閉位置で接地端子収納凹部の底面に向けられる面にそれぞれ突設された結合凸部及び被制限凸部とを有し、接地端子収納凹部の内面には、本体部が閉位置にあるときに結合凸部に対して着脱自在に結合して本体部の開位置への変位を禁止する結合部と、扉体が閉位置にあるときの被制限凸部に対して接地端子収納凹部の深さ方向に交差する方向に近接し該方向への扉体の変位を制限する制限部とが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、被制限凸部を結合凸部とは別途に設けたことにより、扉体が接地端子収納凹部の深さ方向に交差する方向の力を受けたときに結合凸部にかかる応力が軽減される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、被制限凸部は被制限凸部の突出方向から見てL字形状であることを特徴とする。
この発明によれば、被制限凸部を直方体形状とする場合に比べ、機械的強度を確保しつつも、扉体の成型時のヒケの発生を抑制することができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、扉体は、ハウジングに対して固定される固定部と、接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で固定部に対して回動可能に連結された本体部とを有し、本体部は電圧側栓刃挿入口と接地側栓刃挿入口とに近い側の端において固定部に連結されており、接地栓刃挿入口に挿入される接地極の栓刃が挿通され内面がガイド部となる貫通穴である接地栓刃挿通穴が扉体の本体部に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、接地栓刃挿入口を避けるように扉体の本体部の外周を切り欠く場合に比べ、本体部と固定部との連結部分の幅を大きくとって機械的強度を確保しやすい。
この発明によれば、接地栓刃挿入口を接地端子収納凹部の内側に設けているので、接地栓刃挿入口を接地端子収納凹部の外側に設ける場合に比べ、接地端子と接地栓刃挿入口との距離が小さくなるから小型化が可能となる。また、接地端子収納凹部と接地栓刃挿入口とを仕切る壁が存在しないことにより、プラグの挿抜の際に接地極の栓刃によるハウジングの破損が発生しにくい。さらに、扉体にガイド部を設けたことにより、プラグの挿抜の際に接地極の栓刃が接地端子収納凹部の内面や接地端子に引っかかりにくい。また、熱硬化性樹脂に比べて弾性に富む熱可塑性樹脂で扉体を構成して破損を抑制する一方、熱可塑性樹脂に比べて弾性が乏しいものの耐トラッキング性の高い熱硬化性樹脂でハウジングを構成してトラッキングを抑制している。
また、請求項2の発明は、扉体には、ガイド部として、扉体の他の部位であって接地端子を覆う部位に比べて接地栓刃挿入口に栓刃が挿入される方向へ突出したガイド突起を設けたので、ガイド突起を設けない場合に比べ、接地極の栓刃が接地栓刃挿入口に挿入される際にガイド突起によってガイドされる距離が長くなるから、接地極の栓刃の引っかかりがより発生しにくくなる。また、ガイド突起を設けない場合に比べて扉体の機械的強度が向上する。
さらに、請求項3の発明は、接地端子収納凹部の深さ方向に交差する方向への扉体の変位を制限するための被制限凸部を、扉体を閉位置に保持するための結合凸部とは別途に設けたことにより、扉体が接地端子収納凹部の深さ方向に交差する方向の力を受けたときに結合凸部にかかる応力が軽減される。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明における被制限凸部を被制限凸部の突出方向から見てL字形状としたので、被制限凸部を直方体形状とする場合に比べ、機械的強度を確保しつつも、扉体の成型時のヒケの発生を抑制することができる。
さらに、請求項5の発明は、接地栓刃挿入口に挿入される接地極の栓刃が挿通され内面がガイド部となる貫通穴である接地栓刃挿通穴が扉体の本体部に設けられているので、接地栓刃挿入口を避けるように扉体の本体部の外周を切り欠く場合に比べ、本体部と固定部との連結部分の幅を大きくとって機械的強度を確保しやすい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。方向の表記については、上下左右は図1(a)を基準とし、図1(b)の右左方向を前後方向と呼ぶ。つまり、図2の上下方向を前後方向と呼び、図2の左上−右下方向を左右方向と呼び、図2の右上−左下方向を上下方向と呼ぶ。
本実施形態は、図2に示すように、充電部が収納される収納凹部11が前面に設けられたボディ1aと、3個1組の栓刃挿入口10が前面に上下に並べて2組設けられボディ1aの前側に結合して収納凹部11を覆うカバー1bとで構成されたハウジング1を備える。また、カバー1bの下端部には、後側の開口をボディ1aに閉塞されて端子収納凹部12を構成する接地端子穴12bが前後に貫設されている。さらに、端子収納凹部12に収納されて接地線(図示せず)が接続される接地端子2を備える。また、ハウジング1には、端子収納凹部12を開閉する扉体3が取り付けられている。
ボディ1aとカバー1bとは、それぞれ例えばユリア樹脂のような熱硬化性樹脂からなり、施工面(図示せず)への取付のための取付枠を兼ねた組立枠4により結合されている。組立枠4は、JIS C 8375に規定された取付枠に準じた寸法及び形状に形成され、3個モジュール寸法に形成された露出穴41を有する。露出穴41の左右には、それぞれ係合穴42aが左右に貫設されてU字形状に形成された結合片42が、上下に並べて2個ずつ後方へ突設されている。また、係合穴42aの内周の前端には、当接突起43が後方へ突設されている。ボディ1a及びカバー1bの左右の側面には、それぞれ結合突起13a,13bが上下に並べて2個ずつ突設されていて、カバー1bの結合突起13bの前面には凹部13cが設けられている。そして、各結合突起13a,13bが組立枠4の係合穴42aに挿入され、組立枠4の当接突起43がカバー1bの結合突起13bの凹部13cに挿入されるとともにボディ1aの結合突起13aの後面が組立枠4の結合片42に係止されることによって、カバー1bの前面が露出穴41から露出する形でボディ1aとカバー1bとは結合している。さらに、既に述べたように組立枠4は施工面への取付用の取付枠を兼ねているので、組立枠4の上下両端部にはそれぞれ施工面への取付用の取付片44が設けられている。各取付片44には、それぞれ施工面に埋込配設される周知の埋込ボックス(図示せず)への取付用のボックスねじが挿通される左右に長い長円形状のボックス穴44aと、ボックス穴44aの左右にそれぞれ位置し、施工面がパネル材で構成されている場合にそのパネル材を取付片との間で挟む周知のはさみ金具(図示せず)が取り付けられるL字形状のはさみ穴44bと、ボックス穴44aの上下のうち外側に位置し、前方から見て組立枠4を覆うプレート枠(図示せず)を取り付けるためのねじが挿通されるプレート穴44cと、プレート穴44cの左右にそれぞれ位置し、施工面を構成する壁材に螺合する直付け用のねじが挿通される直付け穴44dとが、それぞれ前後に貫設されている。
各栓刃挿入口10は、それぞれJIS C 8303に規定された定格125V、15A用の接地極付きプラグ(図示せず)に対応した形状であって、電圧側極の栓刃が挿入される上下に長い電圧側栓刃挿入口10aと、電圧側栓刃挿入口10aの左側に設けられ電圧側栓刃挿入口10aよりも上下に長く接地側極の栓刃Pb(図7(a)参照)が挿入される接地側栓刃挿入口10bと、電圧側栓刃挿入口10aと接地側栓刃挿入口10bとに挟まれた位置の下側に設けられ接地極の栓刃Pc(図7(a)参照)が挿入される接地栓刃挿入口10cとからなる。本実施形態においては、下側の栓刃挿入口10の接地栓刃挿入口10cは、接地端子収納凹部12の内側において、接地端子穴12bの上端に設けられ前後に開放された逆U字形状の接地栓刃挿通凹部10dと接地端子2との間に構成されている。
また、収納凹部11には、収納凹部11を左右に並んだ3個の収納室11a〜11cに仕切る仕切り突起11dが突設されている。右側の収納室11aには電圧側極の充電部となる電圧側導電ブロック5aが収納され、左側の収納室11bには接地側極の充電部となる接地側導電ブロック5bが収納され、中央の収納室11cには接地極の充電部となる接地導電ブロック5cが収納されている。各導電ブロック5a〜5cはそれぞれ金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなる。
電圧側導電ブロック5a及び接地側導電ブロック5bは、上下に並べて2個設けられそれぞれ後向きU字形状の端子部51と、端子部51の上下両側に設けられそれぞれ栓刃挿入口10a,10bから挿入された栓刃を厚さ方向(左右方向)の両側から弾性的に挟持する2個の刃受け部52とを有する。
また、接地導電ブロック5cは、上下に2個並べて設けられそれぞれ接地栓刃挿入口10cから挿入された接地極の栓刃を左右両側から弾性的に挟持する接地刃受け部53と、接地刃受け部53間を連結する刃受け連結部(図示せず)と、刃受け連結部の下端から前方へ突設された端子連結部55と、端子連結部55の左右両端にそれぞれ設けられそれぞれ後向きU字形状の2個の端子部51とを有する。
また、各導電ブロック5a〜5cの端子部51は、ボディ1aに前後に貫設された電線挿入穴(図示せず)から導入された電線(図示せず)が接触導通する部位であって、端子部51の内側に配置されて端子部51の内面との間に上記電線を鎖錠する鎖錠ばね(図示せず)と、鎖錠ばねの鎖錠を解除するための解除釦62とともに速結端子を構成する。
接地端子2は、ねじ穴(図示せず)が前後に貫設された接地端子板21と、接地端子板21のねじ穴に螺合する端子ねじ22と、端子ねじ22の脚部が挿通されるねじ挿通穴(図示せず)が前後に貫設され端子ねじ22の頭部と接地端子板21との間に挟まれ接地線を接地端子板21との間に挟持する座金23とを備える。接地端子板21及び座金23は、それぞれ例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とが施されてなる。接地端子板21は、接地導電ブロック5cに対して下側の刃受け53の下側において、例えばかしめ結合により機械的且つ電気的に接続されている。
また、扉体3は熱可塑性樹脂からなり、図3に示すように、端子収納凹部12を覆う本体部31と、左右に並べて2個設けられそれぞれハウジング1に結合する固定部32と、各固定部32と本体部31との間にそれぞれ介在して他の部位よりも薄肉に形成されて接地端子2を覆う閉位置と接地端子2を露出させる開位置との間で本体部31を固定部32に対して左右方向から見て回動可能に支持する連結部33とを備える。以下、扉体3の形状について、閉位置での方向を基準として詳しく説明する。
本体部31には、左右方向の中央部の上下の寸法を左右両端部よりも小さくする矩形状の切り欠き31bが上端に設けられており、連結部33は切り欠き31bの左右において本体部31に連結されている。すなわち、本体部31は電圧側栓刃挿入口10a及び接地側栓刃挿入口10bに近い側の端部において連結部33に連結されているのであり、本体部31は、図1(a)に示す閉位置から、連結部33に連結された上端を中心としてハウジング1に対し右方から見て時計回りに90度程度回動することにより、接地端子収納凹部12を開放して接地端子2を露出させる開位置に変位する。切り欠き31bの内面(上面)は、接地栓刃挿通穴10cに連通した貫通穴を、ハウジング1の接地栓刃挿通凹部10dとの間に構成する。また、切り欠き31bは、ハウジング1において接地栓刃挿通凹部10dの左右の部位を前方に露出させる。接地端子収納凹部12の形状は扉体3の形状に合わせた形状となっており、扉体3の本体部31が閉位置にあるときには扉体3の本体部31は接地端子収納凹部12に収納されて扉体3の本体部31の前面とハウジング1の前面とが略面一となる。
各固定部32の先部には、それぞれ左右方向であって他方の固定部32に近付く方向に係合爪32aが突設されている。カバー1bにおいて接地端子穴12bの上側には結合穴14が左右に並べて2個、前後に貫設されており、扉体3は結合穴14に固定部32が挿通されて各係合爪32aがそれぞれカバー1bの後面に係合することにより、扉体3はハウジング1に結合している。また、本体部31の下端には、接地端子2に接続された接地線が挿通される穴を端子収納凹部12の下端との間に形成する挿通切り欠き31aが、左右に並べて2個設けられている。
さらに、本体部31の左右両端部には、下端部から後方へそれぞれ結合凸部としての被係止凸部34が突設され、各被係止突部34の後端には、被係止爪34aが下方へ突設されている。また、図4及び図5に示すように、接地端子穴12bの内面において、左右両端部には、それぞれ係止凸部12cが上方へ突設されている。扉体3の本体部31が閉位置にある状態(扉体3を閉じた状態)では、図6に示すように被係止爪34aが係止凸部12cに係脱自在に係止される(すなわち、被係止爪34aが係止凸部12cの後側に位置する)ことにより、扉体3を開く方向への本体部31の回動が禁止される。係止凸部12cに対する被係止爪34aの係脱は、本体部31に力を加えて被係止凸部34を弾性変形させることにより行う。
また、本体部31の左右両端部において被係止凸部34の上側には、それぞれ後方から見てL字形状の被制限凸部35が突設されている。図4及び図5に示すように、接地端子穴12bの内面には、扉体3を閉じた状態で被係止凸部34が係入する制限凹部12dが設けられている。扉体3の本体部31が閉位置において下向きの力を受けた場合、制限凹部12dの下側の内面に被係止凸部34が当接することにより、ハウジング1に対する本体部31の下方への変位は禁止され、被係止凸部34に応力がかかりにくくなって被係止凸部34の破損が抑制されている。また、被制限凸部35を後方から見てL字形状としたことにより、図7に示すように被制限凸部35を直方体形状とする場合に比べ、被制限凸部35の機械的強度を維持しながらも、扉体3の成型時に被制限凸部35の表面にヒケが生じにくくなっている。
さらに、本体部31の上端部において左右方向の中央部には、ガイド突起36が後方へ突設されている。ガイド突起36は、左右両端部が中央部よりも下方に突出したコ字形状に形成されている。ガイド突起36が設けられていることにより、図8(a)に示すようにプラグPの接続時には接地極の栓刃Pcがガイド突起36によってガイドされるから、図8(b)に示すようにガイド突起36を設けない場合に比べて接地極の栓刃Pcが接地端子収納凹部12の内面や接地端子2に引っかかりにくくなっている。また、ガイド突起36により、扉体3の機械的強度が向上して破損が抑制されている。
上記構成によれば、従来例のように下側の接地栓刃挿入口10cを接地端子収納凹部12の外側に設ける場合に比べ、接地端子2と接地栓刃挿入口10cとの距離が小さくなるから小型化が可能となる。また、接地端子収納凹部12と下側の接地栓刃挿入口10cとを仕切る壁が存在しないことにより、プラグPの挿抜の際に接地極の栓刃Pcによるハウジング1の破損が発生しにくい。さらに、扉体3にガイド突起36を設けたことにより、プラグPの挿抜の際に接地極の栓刃Pcが接地端子収納凹部12の内面や接地端子2に引っかかりにくい。また、熱硬化性樹脂に比べて弾性に富む熱可塑性樹脂で扉体3を構成して扉体3の破損を抑制する一方、熱可塑性樹脂に比べて弾性が乏しいものの耐トラッキング性の高い熱硬化性樹脂でハウジング1を構成してトラッキングを抑制している。
なお、扉体3の形状は本実施形態のものに限られず、例えば図9のように扉体3の本体部31の切り欠き31bの左右の寸法を接地栓刃挿入口10cの左右の寸法と同程度としてもよい。この場合、栓刃挿入口10cの開口縁の下部だけでなく左右も扉体3によって構成される。この構成を採用すれば、図1〜5の構成に比べて連結部33の幅寸法を大きくとって扉体3の機械的強度を向上することができる。
または、図10〜図12に示すように、切り欠き31bを設ける代わりに、扉体3の本体部31を略長方形状とし、下側の接地端子挿入口10cに接続される栓刃が挿通される接地栓刃挿通穴31cを扉体3の本体部31に貫設してもよい。上記の例では、ガイド突起36を接地栓刃挿通穴31cの下側に設けている。この場合、ガイド突起36に加えて接地栓刃挿通穴31cの内面も請求項におけるガイド部となる。この構成を採用すれば、図9の場合よりもさらに連結部33の幅寸法を大きくとって、さらに機械的強度を向上することができる。また、カバー1bの形状を図11のようにして扉体3の形状を図3のようにする場合に比べ、扉体3が重ねられている分だけ下側の接地端子挿入口10cの周縁部の機械的強度が向上している。
また、結合凸部は、ハウジング1に対して着脱自在に結合して扉体3を閉位置に保持する作用があれば、上記実施形態のように係止によってハウジング1に保持される被係止凸部34に限られず、例えば嵌合のような他の周知の手段によってハウジング1に結合するものであってもよい。
(a)は本発明の実施形態を示す正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 同上を示す分解斜視図である。 同上の扉体を示す斜視図である。 同上のカバーを示す斜視図である。 同上のカバーを示す一部破断した斜視図である。 同上の要部を示す断面図である。 同上の比較例における扉体を示す斜視図である。 (a)は同上を示す断面図、(b)は同上の比較例を示す断面図である。 同上の別の形態を示す正面図である。 同上の更に別の形態を示す正面図である。 図10の形態におけるカバーと扉体とを示す斜視図である。 図10の形態における扉体を示す斜視図である。 従来例を示す正面図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 接地端子
3 扉体
10a 電圧側栓刃挿入口
10b 接地側栓刃挿入口
10c 接地栓刃挿入口
12 接地端子収納凹部
12c 係止凸部
12d 制限凹部
31 本体部
31c 接地栓刃挿通穴
32 固定部
33 連結部
34 被係止凸部(請求項における結合凸部)
35 被制限凸部
36 ガイド突起

Claims (5)

  1. 導電材料からなり接地線が接続される接地端子と、
    熱硬化性樹脂からなり、接地側極の栓刃が挿入される接地側栓刃挿入口、電圧側極の栓刃が挿入される電圧側栓刃挿入口、接地側栓刃挿入口及び電圧側栓刃挿入口が設けられた面と同じ側の面に設けられて接地端子が収納される接地端子収納凹部、並びに、接地端子収納凹部の内側に設けられて接地極の栓刃が挿通される接地栓刃挿入口を有するハウジングと、
    熱可塑性樹脂からなり、ハウジングに対して接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で変位自在に取り付けられた扉体とを備え、
    扉体は、閉位置にあるときに接地栓刃挿入口に対して少なくとも接地側栓刃挿入口と電圧側栓刃挿入口との反対側に位置して接地極の栓刃を接地栓刃挿入口にガイドするガイド部を有することを特徴とするコンセント。
  2. 扉体には、ガイド部として、扉体の他の部位であって接地端子を覆う部位に比べて接地栓刃挿入口に栓刃が挿入される方向へ突出したガイド突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 扉体は、ハウジングに対して固定される固定部と、接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で固定部に対して回動可能に連結された本体部と、本体部において閉位置で接地端子収納凹部の底面に向けられる面にそれぞれ突設された結合凸部及び被制限凸部とを有し、
    接地端子収納凹部の内面には、本体部が閉位置にあるときに結合凸部に対して着脱自在に結合して本体部の開位置への変位を禁止する結合部と、扉体が閉位置にあるときの被制限凸部に対して接地端子収納凹部の深さ方向に交差する方向に近接し該方向への扉体の変位を制限する制限部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  4. 被制限凸部は被制限凸部の突出方向から見てL字形状であることを特徴とする請求項3記載のコンセント。
  5. 扉体は、ハウジングに対して固定される固定部と、接地端子を覆う閉位置と接地端子を露出させる開位置との間で固定部に対して回動可能に連結された本体部とを有し、
    本体部は電圧側栓刃挿入口と接地側栓刃挿入口とに近い側の端において固定部に連結されており、
    接地栓刃挿入口に挿入される接地極の栓刃が挿通され内面がガイド部となる貫通穴である接地栓刃挿通穴が扉体の本体部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
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