JP4768709B2 - 低摩擦コーティングを備えた弁 - Google Patents

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Description

本出願は、2004年3月5日に出願の米国特許仮出願第60/550782号の優先権を主張する。参照によりこの出願の内容を本明細書に組み込む。
本発明は、弁、特に弁が開放と閉鎖のサイクルの繰り返し、ならびに過激な溶媒に晒される、化学分析機器で使用する高圧弁に関する。
本発明は、荷重下で移動する部品を有する弁に関する。これらの部品は、多くの場合、流体の完全性を保持しなければならない。即ちこのような部品は、流体を漏洩してはならない。しかし弁が、開放位置と閉鎖位置の間で循環されるにつれて、移動部品にかかる荷重が摩耗を引き起こす。分析機器で使用される弁の移動部品、一般的には固定子と回転子への荷重は、相当の大きさになる可能性がある。高性能クロマトグラフィー(HPLC)ポンプなどの分析機器は、一般的に約21MPa(1平方インチ当たり最高3000ポンド(psi)で動作する。さらに高い圧力での動作にも大きな興味が集まっている。本明細書は、「超」という言葉を、約28MPa(約4000psiを超える圧力を指すものとして使用する。しかし、約0.69MPa〜数MPa(100〜数百psiの低圧力で動作して、大きなサイクル数を示す多くの流体構成要素が存在する。
システムの圧力が増大するにつれて、弁の移動部品の摩耗も増大し、弁が耐えることのできるサイクル数が低下する。一般的な弁は、こうした超高圧力では150,000サイクルしか耐えられない。
高圧力で動作する能力があり、150,000回を超えても耐久力を示す弁が極めて望ましい。
本発明の実施形態は、流体の流れを制御する方法および装置を特徴とする。流体の流れを制御する装置の一実施形態は、回転子、固定子、および圧縮手段を備える。回転子は、回転子流体連通手段と、少なくとも1つの回転子負荷支持面とを有する。回転子負荷支持面は、固定負荷支持面と密封可能に係合する。回転子は、回転によって第1の位置と第2の位置をとることが可能である。固定子は、固定子流体連通手段を有する固定負荷支持面を有する。固定負荷支持面は、回転子負荷支持面と密封可能に係合し、回転子が、固定子に対して回転できるようにする。回転子の回転は、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段とが、流体の流れを防止する第1の位置と、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段とが、流体を流れるようにする第2の位置とをもたらす。回転子負荷支持面と前記固定負荷支持面のうち少なくとも一方は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。圧縮手段は、固定子と回転子を保持する。固定子と回転子は、回転子負荷支持面と固定負荷支持面が密封可能に係合された状態で保持される。ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、低摩擦および硬度増大をもたらして、前記第1の位置と第2の位置の間との繰り返し移動を可能にする。
実際、本発明の実施形態は、900,000サイクルを超えることが可能である。このサイクル数は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングのない弁が過去に達成した数の6倍を越える。これらの結果は、驚くべきであり、予想外のものである。
圧縮手段は、ハウジングであることが好ましい。一般的な弁ハウジングは、前記回転子を受けとるチャンバと、少なくとも1つの固定子を保持する手段とを有する。固定子を保持する手段は、当技術で知られており、締具と、ねじと、固定子およびハウジングの協働ねじ山とを備えることができる。
固定子流体連通手段は、前記固定子に少なくとも1つの固定子開口部を備えることができる。固定子開口部は、導管と流体連通するように配置される。固定子は、2つの固定子開口部を有することが好ましく、その一方は流入導管と連通し、他方は排出導管と連通する。代替方法として、ハウジングが、流体を導管と連通するように配置する開口部と、回転子流体連通手段とを有することもできる。回転子流体連通手段は、少なくとも1つの開口部と、2つ以上の固定子開口部を流体連通するように配置するチャネルとを備える。
ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、40%〜90%の炭素と、20%〜40%の水素と、0.01%〜5%のシリカ炭素とであることが好ましいが、50%〜80%の炭素と、25%〜35%の水素と、0.1%〜5%のシリカ炭素基とであることがより好ましい。好ましいダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、(アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 アレンタウンの)Morgan Advanced Ceramics,Inc.から入手可能なDLCコーティングである。
回転子と固定子のうち少なくとも一方は、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから選択された材料から構成されることが好ましい。ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの好ましい混合物は、50%〜90%のポリエーテルエーテルケトンと、10%〜50%のテトラフルオロエチレンとを有する。より好ましくは、混合物は、60%〜80%のポリエーテルエーテルケトンと、20%〜40%のテトラフルオロエチレンとを有する。
回転子と固定子のうち少なくとも一方は、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから作られ、前記回転子と固定子のうちの少なくとも一方は、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、およびポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物から構成されることが好ましい。回転子と固定子は、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから構成され、好ましくはダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。
本発明の別の実施形態は、流体の流れを制御する方法を含む。この方法は、回転子、少なくとも1つの固定子、および圧縮手段を有する装置を提供するステップを含む。回転子は、回転子流体連通手段と、少なくとも1つの回転子負荷支持面とを含み、この回転子負荷支持面は、固定負荷支持面と密封可能に係合する。回転子は、回転によって第1の位置と第2の位置をとることが可能である。固定子は、固定子流体連通手段を有する固定負荷支持面を有する。固定負荷支持面は、密封可能に係合する。回転子が第1の位置にある時、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段とが、流体の流れを防止する。回転子が第2の位置にある時、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段は、流体を流れるようにする。回転子負荷支持面と固定負荷支持面のうち少なくとも一方は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。圧縮手段は、回転子負荷支持面と固定負荷支持面を密封可能に係合した状態で、固定子と回転子を保持する。ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、低摩擦をもたらし、それが塗布された表面の硬度を増大させて、第1の位置と第2の位置との間の繰り返し移動を可能にする。この方法は、回転子を第1の位置と第2の位置の一方から他方の位置に回転させて、流体の流れを制御するステップをさらに含む。
この方法および装置の実施形態は、流体の流れを制御する装置、即ち弁を、300,000サイクル〜900,000サイクル、またそれを超えて循環させることを可能にする。これらおよび他の特徴および利点は、以下の図面と詳しい記述を検討すれば、個々の当業者に明らかとなろう。
本発明の特徴の実施形態を、流体の流れを制御する方法および装置に関して詳しく説明する。しかし、当業者は、本発明の特徴を、他の装置にも同様に適用できることを認識するであろう。本発明の実施形態は、圧力下の流体を含む必要のあり得る任意の用途の移動部品として使用できる。
次に図1を参照すると、全体を符号11で示す、流体の流れを制御する装置を分解図でここに表す。装置11は、回転子13、固定子15、および圧縮手段17を備える。
図2で最もよく分かるように、回転子13は、チャネル21の形態の回転子流体連通手段と、少なくとも1つの回転子負荷支持面23とを有する。回転子負荷支持面23は、固定子15に関して述べる固定負荷支持面25と密封可能に係合する。回転子13は、回転によって、固定子15に対して第1の位置と第2の位置をとることができる。回転子13は、支持面として機能する環状壁27を有する。回転子13は、楕円形溝29を有する。楕円形溝29はシグナリングフラグ31と協働する。シグナリングフラグ31は、楕円形溝29に乗る指部33を有する。シグナリングフラグ31は、回転子13の位置に応じて固定子15から突出し、または固定子15に向かって引き込まれる。
次に図1および図3を参照すると、固定子15は、2つの開口部39aおよび39bの形態の固定子流体連通手段を有する固定負荷支持面25を有する。固定負荷支持面25は、回転子負荷支持面23と密封可能に係合し、回転子13が固定子15に対して回転できるようにする。
固定子15は、シグナリングフラグ31を保持する、また滑動可能にそれと係合する、フラグチャネル41aを有する。支持チャネル41bは、固定負荷支持面25を取り囲んで、回転子13の位置合わせをし易くする。
回転子13の回転は、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段とが、流体の流れを防止する第1の位置をもたらす。回転子13の回転は、回転子流体連通手段と固定子流体連通手段とが、流体を流れるようにする第2の位置をもたらす。即ち、一方の位置で、チャネル21は、固定子15の開口部39aおよび39bと流体連通するように位置合わせされ、一方の位置では、チャネル21は、開口部39aおよび39bのうちの一方または両方と位置合わせされない。当然ながら、当業者は、弁が2つより多くの位置を有することができることを認識するであろう。「第1の位置」と「第2の位置」は、1つよりも大きい任意の数を含むように意図している。
代替方法では、回転子13は、固定子15の開口部39aおよび39bなどの、1つまたは複数の開口部と協働する(図示しない)1つまたは複数の開口部を有することができる。この実施形態では、(図示しない)第2の固定子を使用して、回転子13の開口部と協働させる。この第2の固定子は、固定子15のようにさらに開口部を有し、または回転子13のように1つまたは複数のチャネルを有する。
固定子15と回転子13は、回転子負荷支持面23と固定負荷支持面25が密封可能に係合した状態で保持される。回転子負荷支持面23と前記固定負荷支持面25のうちの少なくとも一方が、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、低摩擦および硬度増大をもたらし、前記第の1位置と第2の位置との間の繰り返し移動を可能にする。
ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、40%〜90%の炭素と、20%〜40%の水素と、0.01%〜5%のシリカ炭素とであることが好ましいが、50%〜80%の炭素と、25%〜35%の水素と、0.1%〜5%のシリカ炭素基とであることがより好ましい。好ましいダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、(アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 アレンタウンの)Morgan Advanced Ceramics,Inc.から入手可能なDLCコーティングである。ダイアモンド状のシリカコーティングと、そのようなコーティングを、固定負荷支持面25および回転子負荷支持面23のような表面に塗布する方法とを、以下の米国特許、すなわち、米国特許第4382100号、米国特許第5135808号、米国特許第5190807号、米国特許第5268217号、米国特許第5506038号、米国特許第5508092号、米国特許第5508368号、米国特許第5527596号、米国特許第5618619号、米国特許第5635245号、米国特許第5643423号、米国特許第5653812号、米国特許第5679413号、および米国特許第5844225号で教示している。
回転子13と固定子15のうち少なくとも一方は、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから選択された材料から構成されることが好ましい。ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの好ましい混合物は、50%〜90%のポリエーテルエーテルケトンと、10%〜50%のテトラフルオロエチレンとを有する。より好ましくは、混合物は、60%〜80%のポリエーテルエーテルケトンと、20%〜40%のテトラフルオロエチレンとを有する。
回転子13と固定子15のうちの少なくとも一方は、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから作られ、前記回転子13と固定子15のうちの少なくとも一方は、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、およびポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物から構成されることが好ましい。回転子13と固定子15は、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから構成され、好ましくはダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。図示するように、回転子13は、ステンレススチールから作られ、回転子負荷支持面23は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。
回転子13を第1の位置および/または第2の位置へと回転し易くするために、回転子13は、軸55に連結または結合される。軸55の回転は、回転子13の対応する回転を引き起こす。装置11の一般的な用途では、軸55は、(図示しない)モータに結合されることになる。
固定子15と回転子13を保持する圧縮手段17は、ハウジング61aおよび61b、回転子軸受63、回転子輪65、ばね67、および軸受アセンブリ69を備える。
ハウジング61aおよび61bは、下方ハウジングユニット61aと上方ハウジングユニット61bを有する。下方ハウジングユニット61aは、固定子15を受け、ねじ71または(図示しない)ピン、(図示しない)締具、あるいは他の適切な保持装置などの適切な手段によって固定される。下方ハウジングユニット61aおよび固定子15は、一体的な構造物として作ることができる。下方ハウジングユニット61aは、平面75から延びる突起部73aおよび73bを有する。突起部73aおよび73bは、圧縮手段17の他の部品を収容する空間を提供する。
下方ハウジングユニット61aは、回転子軸受63を受ける軸受開口部77を有する。回転子軸受63は、回転子開口部79を有する。回転子13は、回転子軸受63の回転子開口部79に保持され、回転子軸受63は、軸受開口部77に保持されて、回転子13が下方ハウジング41a内で回転するのを可能にする。回転子13または回転子軸受63は、固定子15の軸受通路41に入れ子状に入って、回転子13を位置決めし易くする。
回転子輪65は、回転子13に合わされ、組み合わされた際に目で見え、下方ハウジングユニット61aの突起部73aと73bの間の空間から突出して、手動操作が可能である。回転子輪65は、回転子13を手で回す手段を提供し、(図示しない)コンピュータ手段と通信する(図示しない)光センサによって読み取られるように、(図示しない)光学コードを配置する手段を提供する。
ばね67は、固定子15に対して回転子13および回転子輪65にバイアスをかける。ばね67は、回転子軸55の周りに配置され、軸受アセンブリ69による組合せと同時に圧縮される。軸保持クリップ81は、軸55を上方ハウジングユニット61b内で保持する。また、上方ハウジングユニット61bは、ねじ83、ピン、締具、および他の適切な手段によって、下方ハウジングユニット61aに固定される。
本発明の別の実施形態は、流体の流れを制御する方法を含む。この方法を、装置11の動作に関して述べる。この方法は、回転子13、少なくとも1つの固定子15、および圧縮手段17を有する装置11を提供するステップを含む。回転子13は、チャネル21および少なくとも1つの回転子負荷支持面23を有し、その回転子負荷支持面23は、固定負荷支持面25と密封可能に係合する。回転子13は、回転によって第1の位置と第2の位置をとることが可能である。固定子15は、開口部39aおよび39bを有する固定負荷支持面25を有する。固定負荷支持面25は、回転子負荷支持面23と密封可能に係合する。回転子13は、回転によって少なくとも2つの位置を有する。回転子13が第1の位置にある時、チャネル21と開口部39aおよび39bとは位置合わせされず、流体の流れが防止される。回転子13が第2の位置にある時、チャネル21と開口部39aおよび39bとは位置合わせされ、流体が流れるようになる。
回転子負荷支持面23と固定負荷支持面25のうち少なくとも一方は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する。圧縮手段17は、固定子15と回転子13を、回転子負荷支持面23と固定負荷支持面25が密封可能に係合された状態で保持する。ダイアモンド状の炭素シリカコーティングは、低摩擦をもたらし、それが塗布される表面の硬度を増大させて、第1の位置と第2の位置との間の繰り返し移動を可能にする。この方法は、流体の流れを制御するために、回転子13を第1の位置と第2の位置の一方から他方の位置に回転させるステップをさらに含む。
本発明の方法および装置の実施形態は、流体の流れを制御する装置、即ち弁が、300,000〜900,000サイクル、またそれを超えて循環させることを可能にする。実際、本発明の実施形態は、900,000サイクルを超えることが可能である。このサイクル数は、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングのない弁によって過去に達成された数の6倍を越える。これらの結果は驚くべきであり、予想外のものである。
このように、本発明の実施形態を、以上に記述したが、それは、その記述が、本発明を製造し、使用するについての好ましい実施形態、および最良の態様についての記述であるという理解のもとで行った。当業者は、本明細書で述べた特徴を、さらに修正し、変更できること、したがって本発明をそのように限定するべきではなく、特許請求の範囲の主題を包含すべきであることを認識するであろう。
本発明の特徴を具体化する装置の分解図である。 本発明の特徴を具体化する回転子を示す図である。 本発明の特徴を具体化する固定子を示す図である。

Claims (12)

  1. 流体の流れを制御する装置であって、
    a.回転子流体連通手段と、少なくとも1つの回転子負荷支持面とを有する回転子を備え、前記少なくとも1つの回転子負荷支持面が、固定負荷支持面と密封可能に係合し、前記回転子が、回転によって第1の位置と第2の位置をとることが可能であり、前記装置がさらに、
    b.固定子流体連通手段を有する前記固定負荷支持面を有する少なくとも1つの固定子を備え、前記固定負荷支持面が、前記回転子負荷支持面と密封可能に係合し、前記回転子が前記固定子に対して回転できるようにし、前記第1の位置で、前記回転子流体連通手段と前記固定子流体連通手段とが、流体の流れを防止し、前記第2の位置で、前記回転子流体連通手段と前記固定子流体連通手段とが、流体を流れるようにし、前記回転子負荷支持面と前記固定負荷支持面とのうち少なくとも一方が、ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有し、前記装置がさらに、
    c.前記少なくとも1つの固定子と前記回転子を、前記回転子負荷支持面と前記固定負荷支持面が密封可能に係合された状態で保持する圧縮手段を備え、前記ダイアモンド状の炭素シリカコーティングが、低摩擦および硬度増大をもたらして、前記第1の位置と前記第2の位置との間の繰り返し移動を可能にする、装置。
  2. 前記圧縮手段が、ハウジングであり、前記ハウジングが、前記回転子を受けるチャンバと、前記少なくとも1つの固定子を保持する手段とを有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記固定子流体連通手段が、前記固定子の少なくとも1つの固定子開口部であり、前記少なくとも1つの固定子開口部が、導管と流体連通するように配置される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記回転子流体連通手段が、少なくとも1つの開口部を備える、請求項1に記載の装置。
  5. 前記回転子流体連通手段が、2つ以上の固定子開口部を流体連通するように配置するチャネルを有する、請求項3に記載の装置。
  6. 前記ダイアモンド状の炭素シリカコーティングが、40%〜90%の炭素と、20%〜40%の水素と、0.0%〜5%のシリカ炭素である、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ダイアモンド状の炭素シリカコーティングが、DLCコーティングである、請求項6に記載の装置。
  8. 前記回転子と前記固定子のうちの少なくとも一方が、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから選択される材料から構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物の1つが、50%〜90%のポリエーテルエーテルケトンと、10%〜50%のテトラフルオロエチレンとを有する、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物の1つが、60%〜80%のポリエーテルエーテルケトンと、20%〜40%のテトラフルオロエチレンとを有する請求項8に記載の装置。
  11. 前記回転子と前記固定子のうちの少なくとも一方が、ステンレススチール、チタニウム、およびアルミニウムから構成され、前記回転子と前記固定子のうちの少なくとも一方が、ポリエーテルエーテルケトン、テトラフルオロエチレン、およびポリエーテルエーテルケトンとテトラフルオロエチレンの混合物から構成され、前記回転子と前記固定子が、ステンレススチール、チタニウム、アルミニウムから構成され、前記ダイアモンド状の炭素シリカコーティングを有する、請求項8に記載の装置。
  12. 前記回転子が、3つ以上の位置をとることが可能である、請求項1に記載の装置。
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