JP4763467B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板等の基板にクリーム半田等のペーストを塗布するスクリーン印刷装置に関するものである。
従来から、ステージ上にセットした基板とマスクシートとを重装し、このマスクシート上に供給したクリーム半田、導電ペースト等のペーストをスキージで拡張することにより、マスクシートに形成された開口部を介して基板上の所定位置にペーストを塗布(印刷)するようにしたスクリーン印刷装置が一般に知られている(例えば特許文献1)。
この種のスクリーン印刷装置では、矩形のマスクシート本体を枠体(マスクホルダという)に組付け、例えばマスクホルダのうち一対の対向辺を装置側のマスク支持部で支持し、この支持部に対してマスクホルダを固定することによって印刷装置本体に対してマスクシートをセットするようになっている。
特開平10−757号公報
従来、マスクシート本体は印刷対象となる最大サイズの基板を基準とする定型的な大きさとされ、印刷用開口の形状、数および配置等だけが基板に対応するものとなっていた。そのため、小サイズの基板に対応するマスクシートでは、大型のマスクホルダに組み付けられた大きなマスクシート本体の中央に印刷用開口部が集中した不経済なものとなっていた。
そこで、最近では、経済性を重視し、出来るだけ基板サイズに対応した大きさのマスクシートを用いることが考えられており、ここに次のような課題が生じている。
すなわち、マスクサイズを変更可能にするには、これを支持するマスク支持部の間隔をマスクサイズに応じて変えることが必要となる。他方、この種のスクリーン印刷装置では、例えば搬送用のコンベアから基板を持ち上げ、その基板をその一辺より長目の一対のクランプ片で両側から挟み込むことにより固定し、印刷作業時には、この状態で基板とクランプ片とを一体にマスクシート下面に押し付けることによって基板をマスクシートに対して重装するように構成されているものが多く、そのため、例えばマスクサイズの変更に伴いマスク支持部の間隔を狭めた場合には、マスク支持部とクランプ片とが干渉することが考えられ、このような干渉を未然に回避できるようにすることが求められる。
なお、マスク支持部の間隔の変更に全く影響を受けないように、予めクランプ片の片長を短く設定しておくことも考えられるが、クランプ片はステージに対して基板を位置決めする機能も有するため基板全体を確実に挟み込むことが求められる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、クランプ片により基板全体を確実に挟み込むようにする一方で、マスクサイズの変更に伴う他部材との干渉トラブルを未然に回避できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のスクリーン印刷装置は、特定方向に所定間隔を隔てて並ぶ一対のマスク支持台と、これらマスク支持台上にそれぞれ両端部をクランプされた状態で支持されるマスクシートと、基板を支持するためのステージとを備え、このステージ上に支持された基板が前記両マスク支持台の間の位置で前記マスクシートに重装された状態で印刷が行われるスクリーン印刷装置であって、前記一対のマスク支持台は、それらの間隔を、前記マスクシートの前記特定方向の寸法に応じて変更することが可能となるように当該特定方向に相対的に変位可能とされ、前記ステージは、前記特定方向に互いに平行に延びかつ前記基板を前記特定方向と直交する方向の両側から挟み込むクランプ位置とこの位置から外側に退避したクランプ解除位置とに変位可能な一対のクランプ片を含み、前記クランプ片により基板を挟み込んだ状態で当該基板と前記クランプ片とを一体に前記マスクシートに重装させるものであり、前記クランプ片は、前記特定方向に延びるクランプ片本体とクランプ片の片長を変更することが可能となるように前記クランプ片本体の前記特定方向における少なくとも一端面に着脱可能に継ぎ合わされる継片とを有するものである(請求項1)。
この構成によると、継片をクランプ片本体に対して脱着することによってクランプ片の片長を調整することが可能となる。そのため、マスクシートのサイズ変更に応じてクランプ片の片長を変更することによって、基板全体を確実にクランプ片で挟み込むようにする一方で、マスク支持とクランプ片との干渉を回避することが可能となる。
この装置において、前記継片とクランプ片本体とは互いにボルトで固定されるものであってもよいが、前記継片およびクランプ片本体は、これらの継面のうち少なくとも一方側に磁石を備え、継ぎ合わせ状態において前記継片が前記クランプ片本体に対して磁力で固定されるものであるのが好適である(請求項2)。
この構成によれば、継片の脱着作業をワンタッチで簡単に行うことが可能となり、クランプ片の片長を速やかに変更することが可能となる。
また、前記継片およびクランプ片本体は、これらの継面に互いに嵌合して継片とクランプ片本体とを位置決めする位置決め部を有するものであるのが好適である(請求項3)。
この構成によれば、位置決め部において互いを嵌め合わすことにより、クランプ片本体に対して継片を速やかに位置決めすることができるため、クランプ片に対する継片の取付けをより正確、かつ速やかに行うことが可能となる。
なお、前記継片は、前記クランプ片本体への継面とは反対側の面にさらに別の前記継片が継ぎ合わせ可能に構成されているものであるのが好ましい(請求項4)。
この構成によると、クランプ片本体に対して複数の継片を連続的に継ぎ合わせることが可能となるので、クランプ片の片長の自由度が向上する。
本発明のスクリーン印刷装置によると、印刷作業時に基板をクランプするクランプ片の片長を容易に変更することが可能となるため、マスクシートのサイズ変更に伴うマスク支持台の間隔変更の際にクランプ片の片長を変更することで、基板全体を確実にクランプ片で挟み込んだ状態で印刷作業を進める一方で、マスク支持とクランプ片との干渉を未然に回避することができるようになる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1、2は、本発明に係るスクリーン印刷装置を概略的に示しており、図1はカバーを取外した状態の側面図で、図2は正面図でそれぞれスクリーン印刷装置を示している。
これらの図に示すように、スクリーン印刷装置(以下、印刷装置と略す)の基台1上には、印刷ステージ13が設けられ、この印刷ステージ13を挟んで両側にプリント基板P(以下、基板Pと略す)を印刷ステージ13上に搬入および搬出するための上流側コンベア12Aおよび下流側コンベア12Cが配置されている。なお、以下の説明では、これらコンベア12A、12Cによる基板Pの搬送方向をX軸方向、これと水平面上で直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることにする。
印刷ステージ13は、基板Pを保持してこれを後記マスクシート35に対してその下側から位置決めするもので、主に後述するメインコンベア12B、昇降テーブル28および基板クランプ機構14等により構成されている。
この印刷ステージ13は、4軸ユニット20に支持されており、同ユニット20の作動によりX軸、Y軸、Z軸およびR軸(Z軸回りの回転)に移動するようになっている。
詳しく説明すると、基台1上には、水平面内においてY軸方向に沿ってレール21が配設されるとともに、このレール21にY軸テーブル22がスライド自在に取り付けられている。そして、基台1上に設けられたボールねじ機構(図示省略)がY軸テーブル22に連結され、このボールねじ機構が駆動されることによりY軸テーブル22が基台1に対しY軸方向に移動するように構成されている。
Y軸テーブル22上にはX軸方向に沿ってレール23が配設されるとともに、このレール23にX軸テーブル24がスライド自在に取り付けられる。そして、Y軸テーブル22上に設けられたボールねじ機構(図示省略)がX軸テーブル24に連結され、このボールねじ機構が駆動されることによりX軸テーブル24がY軸テーブル22に対しX軸方向に移動するように構成されている。
X軸テーブル24にはR軸テーブル26が鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在に設けられており、このR軸テーブル26が図外の駆動手段によりX軸テーブル24に対してZ軸回りに回転駆動されるようになっている。
R軸テーブル26にはスライド支柱27が上下方向(Z軸方向)に沿ってスライド自在に取り付けられるとともに、このスライド支柱27の上部に昇降テーブル28が取り付けられている。そして、昇降テーブル28とR軸テーブル26との間にボールねじ機構29が設けられ、このボールねじ機構29が駆動されることにより昇降テーブル28がスライド支柱27によりガイドされながらR軸テーブル26に対しZ軸方向(上下方向)に移動するよう構成されている。
このように4軸ユニット20は、上記各テーブル22,24,26,28を個別に駆動することにより印刷ステージ13をX軸、Y軸、Z軸およびR軸(Z軸回りの回転)に移動させるように構成されている。
昇降テーブル28上には、X軸方向に沿って一対のメインコンベア12Bが設けられるとともに、基板クランプ機構14、位置決め機構15および載置テーブル30等が設けられている。そして、上記の通り昇降テーブル28、メインコンベア12B等により、基板Pを保持するための上記印刷ステージ13が構成されている。
メインコンベア12Bは、昇降テーブル28の昇降に伴いこれと一体に移動し、昇降テーブル28が所定のホームポジション(下降端位置であって、かつX軸、Y軸およびR軸方向の予め定められた原点位置)にセットされた状態で、上流側コンベア12Aおよび下流側コンベア12Cに対してX軸方向に並ぶように構成されている。そして、このように昇降テーブル28がホームポジションにセットされることにより上流側コンベア12Aから印刷ステージ13(メインコンベア12B)への基板Pの搬入、および印刷ステージ13から下流側コンベア12Cへの基板Pの搬出が行われるようになっている。
なお、このメインコンベア12Bを含め、各コンベア12A〜12Cは、基板Pの両端をそれぞれ支持する前後一対のベルトコンベア121から構成されている。これら一対のベルトコンベアは、それぞれサーボモータを駆動源とする図外の可変機構によりその間隔が変更可能に構成されている。当実施形態では、正面側となる前側のベルトコンベア121(図1では右側に位置するベルトコンベア121)を基準として、この前側ベルトコンベア121に対して後側ベルトコンベア121を接離移動させるように可変機構が構成されており、これによってサイズの異なる基板Pを搬送し得るように各コンベア12A〜12Cが構成されている。
基板クランプ機構14は、作業中、基板Pを固定的に保持するもので、X軸方向(本発明の特定方向に相当する)に略平行に延び、かつY軸方向に接離可能な一対のクランプ片140を有し、これらクランプ片140により基板Pをその両側から挟み込むことにより固定するように構成されている。
各クランプ片140は、図1および図5に示すように、メインコンベア12Bを構成する前後ベルトコンベア121のうち、前側のベルトコンベア121のフレーム122上面に後記クランプ片本体14aがボルトで固定されることにより取付けられている。また、後側のベルトコンベア121のフレーム122に、図外のエアシリンダを駆動源としてY軸方向に進退する可動部124が設けられ、この可動部124の上端面にクランプ片本体14aがボルト固定されることにより取付けられている。そして、前記エアシリンダの作動により可動部124と一体に後側のクランプ片140が前側のクランプ片140に接近したクランプ状態と、前側のクランプ片140に対して離間したクランプ解除状態とに切換えられ、上記クランプ状態で基板Pをその両側から挟み込むように構成されている。
各クランプ片140は、クランプ片本体14aとその両側に着脱可能に連結される継片14bとから構成されており、クランプ片本体14aに対して継片14bを脱着することによって後述するマスク支持台36の間隔変更に応じてクランプ片140の片長(X軸方向の寸法)を変更できるようになっている。
より具体的に説明すると、図6に示すように、継片14bの端面(継面)には、その中央に磁石141が埋め込み固定されるとともに、この磁石141の両側(Y軸方向両側)にそれぞれノックピン142が突設されている。一方、クランプ片本体14aの端面(継面)には、ノックピン142に対応する一対のノック孔144が穿設されている。そして、各ノック孔144にノックピン142を嵌入しつつクランプ片本体14aの端面に継片14bを隙間無く付き合わせることにより、継片14bがクランプ片本体14aの端面に対して位置決めされ、かつ前記フレーム122により下側から支持された状態で前記磁石141の磁力により固定されるようになっている。
図1および図2に戻って、位置決め機構15は、上記基板クランプ機構14により基板Pをクランプするのに先立ち、基板Pの撓み等を規制して基板Pを位置決めするものである。この機構は、詳しく図示していないが、位置決め位置(作業位置)において載置テーブル30の上昇押圧に抗するように、基板Pにその上側から反力を作用させる位置決め部材15aと、この位置決め部材15aを、基板P上面に圧接する作動位置と両クランプ片140外側の退避位置(図1に示す位置)とに亘って変位させる駆動機構とから構成されており、前記基板クランプ機構14によるクランプ前に位置決め部材15aを作動位置に変位固定させ、この状態で載置テーブル30を上昇させて基板Pを押圧することにより基板Pの撓みを矯正するようになっている。
載置テーブル30は、メインコンベア12B上の基板Pをその下側から持上げることにより基板Pの撓みを矯正するとともに基板Pを支持するものである。この載置テーブル30は、スライド支柱31により昇降テーブル28上に昇降可能に支持されるとともに、同テーブル30と昇降テーブル28との間に設けられるボールねじ機構(図示省略)に連結されており、このボールねじ機構の駆動により昇降テーブル28に対してZ軸方向(上下方向)に移動するよう構成されている。
一方、印刷ステージ13等の上方には、マスク保持ユニット16およびスキージユニット17等が配置されている。
マスク保持ユニット16は、装置本体に対してマスクシート35を着脱可能に保持するもので、図3および図4に示すように、前記4軸ユニット20を挟んでのその両側(X軸方向両側)に設けられる一対の高架状のフレーム2に組み付けられている。
このマスク保持ユニット16は、各フレーム2に突設されたブラケット2a上に後述するレール42を介してそれぞれ支持され、かつY軸方向に延びる一対のマスク支持台36と、これらマスク支持台36にそれぞれ設けられるマスククランプ機構37とを有しており、マスクシート35の一対の対向片(当実施形態ではX軸方向両端縁部)をマスク支持台36上に載せ、各マスククランプ機構37によりそれぞれクランプすることによりマスクシート35を保持するように構成されている。
マスククランプ機構37は、図4に示すように、マスク支持台36上に設けられる逆L字型のアーム38に、エアシリンダ等のアクチェータ39により上下方向に進退駆動される押圧板40を備えた構成となっている。つまり、マスク支持台36と押圧板40との間にマスクシート35を挿入し、前記アクチェータ39の作動により押圧板40を前進駆動することにより、押圧板40とマスクシート35とによりマスクシート35を上下方向に挟持するように構成されている。
なお、マスクシート35は、例えば印刷用開口が形成されたSUS等の矩形金属板からなるマスクシート本体を、その縁部に沿った矩形の枠体(マスクホルダ)に組み付けた構成となっており、マスク支持台36に対して例えば図外のノックピンにより位置決めされ、マスクシート35のうちこのマスクホルダの部分が前記マスククランプ機構37により挟持されるようになっている。
前記各マスク支持台36は、フレーム2に対してX軸方向にスライド可能に設けられ、サーボモータ45により駆動されるようになっている。具体的には、前記ブラケット2aに、X軸方向に延びるレール42と、これと平行方向に延び、かつサーボモータ45により回転駆動されるボールねじ軸44とが設けられ、このボールねじ軸44がマスク支持台36に組み付けられたナット部材36aに螺合挿入されている。
この構成により、サーボモータ45によりボールねじ軸44が回転駆動されると、その回転に伴いマスク支持台36がレール42に沿ってX軸方向に移動し、該マスク支持台36が図3に示す後退位置と図7に示す前進位置とに変位するとともに、サーボモータ45の静止トルクにより当該位置にマスク支持台36が保持されるように構成されている。
スキージユニット17は、図外のノズルから前記マスクシート35上に供給されるクリームはんだ、導電ペースト等のペーストをマスクシート35上でローリング(混練)させつつ拡張するものである。
図1〜図3に示すように、このスキージユニット17は、前記各フレーム2上にそれぞれ固定され、Y軸方向に延びるレール51と、これらレール51に跨った状態で装着され、図外の駆動機構によりY軸方向に移動するビーム52と、マスクシート35上でペーストを拡張させるための一対のスキージ53,53と、ビーム52に設けられてこれらスキージ53,53を個別に昇降させる昇降機構とを備えており、印刷時には、ビーム52がY軸方向に往復移動しながらこれらスキージ53,53を交互にマスクシート35の表面に沿って摺動させることにより、マスクシート35上でペーストを拡張するように構成されている。
次に、以上のような構成の印刷装置の作用効果について説明する。
まず、この印刷装置において、大型サイズの基板Pに印刷処理を施す場合には、マスク保持ユニット16のマスク支持台36が後退位置にセットされ、当該大サイズの基板Pに対応した大型のマスクシート35がマスク支持台36上セットされてマスククランプ機構37によりクランプされる。また、基板クランプ機構14のクランプ片140は継片14bが継ぎ足された状態とされる(図3及び図5参照)。
そして、印刷作業が開始されると、基板Pが印刷ステージ13上に搬入され、この基板Pが基板クランプ機構14の前記クランプ片140の表面と同じ高さ位置(図1中破線で示す高さ位置)まで前記テーブル30によって持ち上げられるとともに、この状態で、基板Pがクランプ片140によりクランプされる。この際、クランプ片140は、上記の通りクランプ片本体14aに継片14bが継ぎされて長寸状態となっているので、大型の基板全体がクランプ片140によって確実にクランプされることとなる。
次いで、4軸ユニット20の作動により印刷ステージ13に保持された基板Pがマスクシート35に対してその下側から重装される。この際には、上記のようにマスク支持台36が後退位置にセットされている結果、クランプ片140は、マスク支持台36と干渉を起こすことなく基板Pと一体にマスクシート35の下面に重装されることとなる。
次いで、スキージユニット17の移動に伴いスキージ53が所定の作業開始位置の上方に配置されるとともに、進行方向に対して後側(図1において右方に移動する場合には左側のスキージ53、左方に移動する場合には右側のスキージ53)に位置するスキージ53がマスクシート35に当接する高さ位置にセットされる。
そして、図外の供給装置によりマスクシート35上にペーストが供給された後、スキージユニット17がY軸方向に移動(往動)することにより、マスクシート35上のペーストがスキージ53により拡張され、マスクシート35に形成された印刷用開口を介して基板P上に塗布(印刷)されることとなる。
スキージ53が終端位置に到達すると、当該スキージ53が上昇した後、基板Pの離版、印刷ステージ13に対する基板Pの入れ替え、およびマスクシート35に対する基板Pの重装が行われる。そして、上記と同様にして往動時とは反対側のスキージ53がマスクシート35に当接する高さ位置にセットされた後、スキージユニット17がY軸方向に移動し、この移動(復動)により、マスクシート35上のペーストが拡張される。
以後、このように一対のスキージ53が交互にマスクシート35に当接した状態でマスクシート35に沿って移動することにより、マスクシート35に形成された印刷用開口を介して順次基板Pにペーストが塗布(印刷)されることとなる。
なお、このような印刷作業において、例えばロット切り換え等により基板Pの種類が変更された場合には、これに対応してオペレータがマスクシート35の交換を行う。
具体的には、例えば図外の入力装置(例えばキーボード等)を操作してマスククランプ機構37のクランプ解除指令を入力することにより、前記アクチェータ39を作動させて押圧板40を後退させる。これによりマスククランプ機構37をクランプ解除に切り換え、この状態で、使用済みのマスクシート35を取り外して次ロットに対応したマスクシート35に交換する。そして、再度、入力装置を操作してクランプ指令を入力することによりマスククランプ機構37をクランプ状態に切り換えることによりマスクシート35をクランプする。
なお、以上は、交換前後のマスクシート35のサイズが同じ場合であって、マスクシート35を小サイズのものに変更する場合には、使用済みのマスクシート35を取り外した後、まず、基板クランプ機構14の各クランプ片140から継片14bを取り外してその片長を短縮する。そして、前記入力装置を操作し、前記サーボモータ45によりボールねじ軸44を回転駆動することによりマスク支持台36を前進位置に移動させ、これによりマスク支持台36の間隔を狭間隔に切り換える。
その後、上記同様に、次のマスクシート35をマスク支持台36上にセットした後、マスククランプ機構37をクランプ状態に切り換えてマスクシート35をクランプすることによりマスクシート35の交換が完了する。これにより次ロットの基板Pの印刷作業に移行することが可能となる。
このようにマスクシート35を小サイズのものに変更する場合には、マスク支持台36が前進位置にセットされるが、基板クランプ機構14については、上記の通り継片14bが取り外されてクランプ片140の片長が短縮されている結果、次ロットの印刷作業において基板Pをマスクシート35に重装しても、クランプ片140はマスク支持台36と干渉を起こすことなく基板Pと一体にマスクシート35に重装されることとなる。
なお、この装置では、基板PのX軸方向長さが上流側コンベア12Aと下流側コンベア12Cの間の距離よりも小さいことが必要であるが、クランプ片140のX軸方向の長さ(継片14bを取り付けた状態)ついてはこの制約はなく短くても長くでもよい。これは、コンベア12A,12Cとクランプ片140との上下方向(Z軸方向)の位置関係において、常にクランプ片140はコンベア12A〜12Bより上方に位置するからである。
以上のようなスクリーン印刷装置によると、マスク支持台36の間隔をマスクシート35のサイズに応じて変更可能に構成されているが、上記のように継片14bの脱着により前記クランプ片140の片長を変更できるようになっているので、マスクサイズの変更に伴うマスク支持台36の配置変えの際に、上記のようにクランプ片140の片長を変更することにより、基板P全体を確実にクランプ片140で挟み込んで印刷作業を進める一方で、マスク支持台36とクランプ片140との干渉を未然に回避することができる。
特に、継片14bは、ノックピン142をノック孔144に挿入することによりクランプ片本体14aに対して位置決めし、磁石141の磁力によってクランプ片本体14aに組み付けるように構成されているので、クランプ片本体14aに対する脱着をワンタッチで簡単に行うことができる。従って、クランプ片140の片長変更作業を正確に、かつ速やかに行うことができ、マスクサイズの変更に伴う段取り替え作業を効率良く進めることができるという利点がある。
ところで、以上説明した印刷装置は、本発明に係るスクリーン印刷装置の好ましい実施の形態の一例であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば次のような構成を採用するようにしてもよい。
(1)実施形態では、クランプ片本体14aの両側にそれぞれ一つだけ継片14bを継ぎ足すように構成しているが、継片14bに対してさらに別の継片14bを連続的に継ぎ足せるように継片14bを構成してもよい。具体的には、例えば継片14bのうちクランプ片本体14aへの継面とは反対側の面に前記ノックピン142に対応するノック孔を設けるようにすればよい。この構成によれば、クランプ片140の片長の自由度を向上させることができるという利点がある。
例えば、実施形態では、マスク支持台36が広間隔と狭間隔にのみセットされるようになっているが、マスク支持台36の間隔を任意の間隔にセットできるようにしてもよく、この場合には、上記のように継片14bを連続的に継ぎ合わせてクランプ片140の片長を任意の長さに調整できるように構成するのが好適である。
(2)また、実施形態では、継片14bにノックピン142を設ける一方、クランプ片本体14aの端面にノック孔144を設けることにより本発明に係る位置決め部を構成しているが、勿論、位置決め部としてこのようなピン部材を設ける以外に、互いに嵌合して位置決めがなされるように、クランプ片本体14aおよび継片14bの母材そのものを形成するようにしてもよい。
(3)また、実施形態では、継片14bに磁石141を設け、その磁力で継片14bをクランプ片本体14aに固定するようにしているが、勿論、固定手段はボルト等を使ってもよく、また、磁石とボルトを併用するようにしてもよい。
(4)また、実施形態では、クランプ片本体14aに継片14bを継ぎ足すことによりクランプ片140の片長を変更可能にしているが、クランプ片140そのものをマスク支持台36の間隔に対応した片長の別のクランプ片140に交換するようにしてもよい。
この場合には、例えばクランプ片140にノックピンを、その取付け部である前記フレーム122および可動部124に前記ノックピンに対応するノック孔を設けるとともに、クランプ片140又はフレーム122等の何れか一方側に磁石を設けることにより、前記ノックピン等によりクランプ片140を位置決めしつつ磁石の磁力によってフレーム122等に対してクランプ片140を固定するように構成するのが好適である。
この構成によれば、クランプ片140全体をワンタッチで簡単に交換できるため、マスクサイズの変更に伴う段取り替え作業を効率良く進めることができるという利点がある。なお、この構成の場合にも、磁石とボルトを併用してクランプ片140を固定するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、装置本体に設けられる一対のマスク支持台36の双方がX軸方向にレール42に沿ってスライド可能に設けられ、かつサーボモータ45により駆動されるように構成されているが、いずれか一方のみをスライド可能に設けるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、サーボモータ45を用いたいわゆるボールねじ機構によりマスク支持台36を駆動するようにしているが、マスク支持台36を駆動する機構は、エアシリンダや電磁ソレノイド等のアクチェータを用いたその他の機構であってもよい。なお、ボールねじ機構、シリンダや電磁ソレノイドを配置する場合、レール42を配置するのが望ましいが、レール42の無い状態でマスク支持台36を移動可能に保持するようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、サーボモータ45を用いてマスク支持台36を駆動するようにしているが、勿論、サーボモータ45やボールねじ軸44等を省略することによりマスク支持台36を手動でレール42に沿ってスライドさせるように構成してもよい。
この場合には、例えば図8に示すように、マスクシート35のサイズに対応した位置決め孔3を前記ブラケット2aに設けておき、マスク支持台36とこの位置決め孔3とに亘ってノックピン4を挿入することによりマスク支持台36をY軸方向に位置決めするように構成すればよい。なお、このようにノックピン4によりマスク支持台36を位置決めする構成は、上記実施形態や(5)の変形例のようにマスク支持台36を駆動する構成についても、より正確にマスク支持台36を位置決めする上で有効である。
本発明に係るスクリーン印刷装置の一例を示す側面図である。 スクリーン印刷装置を示す正面図である。 スクリーン印刷装置(スキージユニット省略)を示す斜視図である(マスク支持台が後退位置(広幅状態)にある状態)。 マスク保持ユニットの構成を示す斜視概略図である。 メインコンベアおよび基板クランプ機構を示す斜視分解図である。 クランプ片の構造を示すメインコンベアの要部斜視図である。 スクリーン印刷装置(スキージユニット省略)を示す斜視図である(マスク支持台が前進位置(狭幅状態)にある状態)。 マスク支持台の位置決め構造を示すスクリーン印刷装置の要部断面略図である。
符号の説明
2 フレーム
13 印刷ステージ
14 基板クランプ機構
140 クランプ片
14a クランプ片本体
14b 継片
20 4軸ユニット
35 マスクシート
36 マスク支持台
37 マスククランプ機構
42 レール
45 サーボモータ

Claims (4)

  1. 特定方向に所定間隔を隔てて並ぶ一対のマスク支持台と、これらマスク支持台上にそれぞれ両端部をクランプされた状態で支持されるマスクシートと、基板を支持するためのステージとを備え、このステージ上に支持された基板が前記両マスク支持台の間の位置で前記マスクシートに重装された状態で印刷が行われるスクリーン印刷装置であって、
    前記一対のマスク支持台は、それらの間隔を、前記マスクシートの前記特定方向の寸法に応じて変更することが可能となるように当該特定方向に相対的に変位可能とされ、
    前記ステージは、前記特定方向に互いに平行に延びかつ前記基板を前記特定方向と直交する方向の両側から挟み込むクランプ位置とこの位置から外側に退避したクランプ解除位置とに変位可能な一対のクランプ片を含み、前記クランプ片により基板を挟み込んだ状態で当該基板と前記クランプ片とを一体に前記マスクシートに重装させるものであり、
    前記クランプ片は、前記特定方向に延びるクランプ片本体とクランプ片の片長を変更することが可能となるように前記クランプ片本体の前記特定方向における少なくとも一端面に着脱可能に継ぎ合わされる継片とを有することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記継片およびクランプ片本体は、これらの継面のうち少なくとも一方側に磁石を備え、継ぎ合わせ状態において前記継片が前記クランプ片本体に対して磁力で固定されるものであることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記継片およびクランプ片本体は、これらの継面に互いに嵌合して継片とクランプ片本体とを位置決めする位置決め部を有することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のスクリーン印刷装置において、
    前記継片は、前記クランプ片本体への継面とは反対側の面にさらに別の前記継片を継ぎ合わせ可能に構成されていることを特徴とするスクリーン印刷装置
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