JP2589301Y2 - 全自動スクリーン印刷機のワーク固定装置 - Google Patents

全自動スクリーン印刷機のワーク固定装置

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JP2589301Y2
JP2589301Y2 JP1991096360U JP9636091U JP2589301Y2 JP 2589301 Y2 JP2589301 Y2 JP 2589301Y2 JP 1991096360 U JP1991096360 U JP 1991096360U JP 9636091 U JP9636091 U JP 9636091U JP 2589301 Y2 JP2589301 Y2 JP 2589301Y2
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重一 酒井
克己 石井
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東海商事株式会社
東海精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として、プリント
基板等にレジスト等を塗布印刷するに際し、プリント基
板たるワークの投入、塗布印刷位置に対応した整合位置
合せ、塗布印刷、排出等の一連の作業を自動的に行なう
全自動スクリーン印刷機において、印刷時のワークを確
実に固定支持し、スルーホール、反り、歪みがあるワー
クでもレジスト等を確実に塗布印刷できる全自動スクリ
ーン印刷機のワーク固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント基板(ワーク)にレ
ジスト等を塗布するに際し、投入されたワークを所定の
塗布印刷位置に対応させて位置決めさせる整合テーブル
を備えた全自動によるスクリーン印刷機が提供されてい
る。その整合は、整合テーブル上に投入セットされた
後、例えばカメラによってワーク上の位置合せマークを
読み取り、整合テーブルをワークの搬送方向であるX方
向、これにほぼ直交する方向であるY方向、搬送方向に
対する傾斜角度であるθ角度の各方向で移動調整するこ
とで正位置との相対的な位置ずれを矯正する。そして、
整合後に搬送テーブルにより、バキュームに固定された
状態のワークを印刷装置まで搬送し、印刷装置では、送
り入れられたワークをバキュームによって印刷テーブル
上面に吸着固定した後、印刷を行なう。
【0003】すなわち、こうした従来の全自動式のスク
リーン印刷機においては、本出願人が既に出願している
特願平2−310621号明細書にあるように、印刷時
における印刷テーブル上のワークの固定は、ワークの下
方から空気吸引して印刷テーブル面に吸着させるバキュ
ーム構造の固定支持手段を採用しているものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、プリント基
板(産業基板)の場合、ワークには多数のスルーホール
が開穿されているために、バキュームによっての固定が
不十分になり、印刷途中で位置ずれを生じる場合があっ
た。このように、印刷テーブル上でワークの位置決めが
固定的に行なわれていないと、ワークの位置合せマーク
の読み取りによって既に実施した整合作業は全く無意味
なものとなり、スクリーン印版位置と合致せずに印刷ず
れを生ずるものである。
【0005】そればかりでなく、スルーホールがない片
面基板においては何らの問題もなく印刷できるもので
も、スルーホールが形成されている両面基板では、その
レジスト印刷時にあって、バキュームの吸引は、ワーク
のスルーホール中にインクを吸い込ませ、滲み、ダレが
生じ、印刷パターンを不正確なものとする。また、基板
に、反りや歪みが生じていて、それらが大きいものであ
ると、吸着固定が著しく困難なものとなり、塗布印刷が
できないものもあった。
【0006】そこで、この考案は、叙上のような従来存
した諸事情に鑑み案出されたもので、ワークの投入、位
置合せ、レジスト等の塗布印刷、排出等の一連の作業を
自動的に行なうに際し、整合終了後のワークを印刷装置
に搬入し、印刷させるとき、ワークに位置ずれを生じさ
せることなく印刷装置内で所定位置に確実に固定されて
いるようにした全自動スクリーン印刷機のワーク固定装
置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この考案にあっては、投入されたワークWを整合
装置3によって整合テーブル4上で印刷位置に対応整合
させ、次いで搬送装置5によって印刷装置6に送り入
れ、印刷テーブル7上での印刷終了後は排出装置9へ搬
出する全自動スクリーン印刷機において、印刷装置6の
印刷テーブル7に、この印刷テーブル7上に送り入れら
れて印刷位置に載置されたワークWの印刷方向の前後部
を印刷テーブル7上面に押付け固定するクランプ手段1
0と、アジャストモータ18の正逆動によって回転され
るアジャスト送りネジ19によって、ワークWの大小に
対応してクランプ手段10の初期作動位置を予め調整設
定するアジャスト機構15とを備えたものである。
【0008】クランプ手段10は、印刷方向の前後で分
割された印刷テーブル7夫々に対称的に構成されてい
て、印刷テーブル7の中央間隙部分に対して、印刷方向
の前後で進退し、また、印刷テーブル7上面に対して上
下に昇降して、ワークWの前後部を夫々のクランププレ
ート11が各別に押付け固定するように構成してある。
【0009】また、クランプ手段10自体は、印刷テー
ブル7下方で、クランプベースプレート30に付設固定
した進退シリンダ31のシリンダロッドに、印刷テーブ
ル7裏面に印刷方向の前後に沿って固定したガイドベー
ス16の側面に固着敷設したクランプガイドレール32
に噛み合うクランプガイド33が固着されているスライ
ドベースブロック34を連繋し、スライドベースブロッ
ク34には、このスライドベースブロック34に付設固
定した昇降シリンダ36のシリンダロッドを、同じくス
ライドベースブロック34に敷設形成した昇降ガイド3
7によって案内されるブリッジプレート38に連繋固定
し、このブリッジプレート38自体は、印刷テーブル7
における印刷方向の前後端部に印刷方向に沿って長く開
穿されたスライド長孔39に貫挿していて、このブリッ
ジプレート38の上端にクランププレート11を架装固
定して構成することができる。
【0010】このクランプ手段10は、ワークWの大小
に対応してその初期作動位置がアジャスト機構15によ
って予め調整設定できるようになっている。
【0011】そのためのアジャスト機構15は、ワーク
Wの搬送方向に沿う前後である印刷テーブル7の裏面左
右に印刷方向に沿ってガイドベース16を付設し、この
ガイドベース16の側面にアジャストガイドレール17
を固着敷設する一方、アジャストモータ18の駆動によ
って従動回転するアジャスト送りネジ19を印刷方向に
沿った状態で印刷テーブル7裏面に支承し、このアジャ
スト送りネジ19の回転によって進退するアジャストブ
ロック21をアジャスト送りネジ19に捩じ込み配装
し、このアジャストブロック21には左右に延びるアジ
ャストベースパイプ22を固定し、このアジャストベー
スパイプ22両端を、前記アジャストガイドレール17
に噛み合う左右のアジャストガイド23にアジャストガ
イドオンプレート24を介して連繋し、更に、このアジ
ャストガイドオンプレート24に前記クランプベースプ
レート30を連繋固定して構成することができる。
【0012】
【作用】この考案に係る全自動スクリーン印刷機のワー
ク固定装置にあっては、整合後のワークWが搬送装置5
によって整合装置3から印刷装置6に送り入れられる
と、印刷方向の前後で分割構成された印刷テーブル7に
おける中央間隙部分を跨いで印刷テーブル7上にワーク
Wが停止される。
【0013】印刷テーブル7上で停止セットされたワー
クWに対し、クランプ手段10が作動する。すなわち、
印刷テーブル7下方にあるクランプベースプレート30
に付設の進退シリンダ31が作動して、印刷方向の前後
に沿うクランプガイドレール32、クランプガイド33
によって案内されることでスライドベースブロック34
をワークW側に前進させる。スライドベースブロック3
4の前進は、ブリッジプレート38を印刷テーブル7に
開穿したスライド長孔39内で同じく前進させ、ワーク
W端縁位置で停止させる。
【0014】次いで、昇降シリンダ36が作動して、昇
降ガイド37によって案内させることでブリッジプレー
ト38自体が下降されると、ブリッジプレート38上端
のクランププレート11を下降させ、ワークWにおける
印刷方向の前後端部を印刷テーブル7に押付け、印刷テ
ーブル7と共に挟み込む。
【0015】このクランププレート11のクランプ作動
に先立つアジャスト機構15の調整制御作動は、ワーク
Wの大小に対応してクランププレート11の初期作動位
置を設定する。それは、アジャストモータ18の正逆動
によって回転されるアジャスト送りネジ19が、両端に
スライドベースブロック34を固定してあるアジャスト
ベースパイプ22と一体のアジャストブロック21をネ
ジ送りし、これに伴ない進退するクランプベースプレー
ト30によって、クランプ手段10自体が移動調整さ
れ、クランププレート11の作動開始位置に移動調整す
る。
【0016】スクリーン印刷が終了すると、クランプ手
段10において、クランププレート11が昇降シリンダ
36の作動で上昇し、次いで進退シリンダ31の作動で
後退退避し、次動作に備える。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の一実施例を
説明するに、図7、図8に示すように、この考案ワーク
固定装置が組み入れられる全自動スクリーン印刷機は、
塗布印刷が予定される例えばプリント基板であるワーク
Wを投入装置1によって整合装置3内に投入して、この
整合装置3に組み込まれている予備整合装置2によって
予備整合を行ない、次いで、整合装置3自体によって本
整合を行なう。本整合が終了すると、搬送装置5によっ
て整合後のワークWを印刷装置6に送り入れると同時
に、この考案固定装置に係るクランプ手段10によっ
て、ワークWを印刷テーブル7上にしっかり固定し、こ
の間、ワークWの搬送方向にほぼ直交して走行するスキ
ージユニット8によって塗布印刷が行なわれる。そし
て、その印刷が終了すると、ワークWを印刷装置6から
排出装置9へ搬出するようになっており、これらの各装
置1,2,3,6,8がワークWの搬送方向に沿って順
次配列されている。
【0018】また、整合装置3における整合テーブル
4、印刷装置6における印刷テーブル7夫々は、ワーク
Wの搬送方向に沿う左右部分に分割構成されている。そ
して、それらの左右部分夫々の中央間隙部分内で、搬送
装置5の搬入テーブル5A、搬出テーブル5Bが同期し
て進退走行し、搬入テーブル5Aは整合装置3と印刷装
置6との間で、搬出テーブル5Bは印刷装置6と排出装
置9との間で、その進退に関連して昇降されながら往復
走行する。
【0019】この考案に係るワーク固定装置は、上記し
たように、印刷装置6において行なわれるレジストの塗
布印刷時に、印刷テーブル7上に送り入れられて印刷位
置に載置されたワークWの印刷方向の前後部を印刷テー
ブル7上面に押付け固定するクランプ手段10を備えた
もので、ワークWを印刷テーブル7上に押付けるように
固定し、ワークWにおける印刷方向の前後部を、進退、
昇降するクランププレート11によって印刷テーブル7
と共に挟み込むようになっている。
【0020】すなわち、クランプ手段10は、左右に分
割された印刷テーブル7夫々に対称的に構成されていて
(図1、図2参照)、印刷テーブル7の中央間隙部分に
対して、印刷方向の前後で進退し、また、印刷テーブル
7上面に対して上下に昇降して、ワークWの前後部を夫
々のクランププレート11が各別に押付け固定するよう
になっており、図2乃至図6において、そのいずれか一
方の構造の詳細が示されている。
【0021】このクランプ手段10は、図に示すよう
に、印刷テーブル7下方において、クランプベースプレ
ート30に対してスライドベースブロック34を前後に
進退させ、また、このスライドベースブロック34に対
して、印刷テーブル7を貫挿して上下動するブリッジプ
レート38,44上端にクランププレート11を装着し
たものであり、また、このクランプ手段10自体は、ワ
ークWの大小に対応してその初期作動位置がアジャスト
機構15によって予め調整設定できるようになってい
る。
【0022】しかして、アジャスト機構15は、図2、
図3に示すように、ワークWの搬送方向に沿う前後であ
る印刷テーブル7の裏面左右に、印刷方向に沿ってガイ
ドベース16を付設し、このガイドベース16相互の内
側面にアジャストガイドレール17を固着敷設してお
く。一方、例えば印刷装置6フレームに固定されたアジ
ャストモータ18の駆動によってベルト等を介して従動
回転するアジャスト送りネジ19を、印刷方向に沿った
状態で印刷テーブル7裏面に支承し、このアジャスト送
りネジ19の回転によって進退するアジャストブロック
21をアジャスト送りネジ19に捩じ込み配装する。こ
のアジャストブロック21には左右に延びるアジャスト
ベースパイプ22を固定し、このアジャストベースパイ
プ22両端を、前記アジャストガイドレール17に噛み
合う左右のアジャストガイド23にアジャストガイドオ
ンプレート24を介して連繋し、更に、このアジャスト
ガイドオンプレート24に前記クランプベースプレート
30を連繋固定して成る。
【0023】今、ここで、アジャストモータ18が正逆
方向に回転駆動されると、アジャスト送りネジ19のネ
ジ送り作用によってアジャストブロック21が印刷方向
で進退走行し、アジャストベースパイプ22両端の左右
のアジャストガイドオンプレート24を印刷方向に沿う
所定の前後位置に調整設定させる。
【0024】そして、クランプ手段10自体は、このア
ジャスト機構15によって位置調整されるアジャストガ
イドオンプレート24に関連配装されるものとしてあ
る。すなわち、図示のように、このアジャストガイドオ
ンプレート24に連繋固定され、前記ガイドベース16
下方に位置するクランプベースプレート30裏面に付設
固定した進退シリンダ31のシリンダロッドに、前記ガ
イドベース16の外側面に固着敷設したクランプガイド
レール32に噛み合うクランプガイド33が固着されて
いるスライドベースブロック34を、フローティングア
ングル35を介して連繋しておく。スライドベースブロ
ック34には、このスライドベースブロック34に付設
固定した昇降シリンダ36のシリンダロッドを、同じく
スライドベースブロック34に敷設形成した昇降ガイド
37によって案内されるブリッジプレート38に連繋固
定する。このブリッジプレート38自体は、印刷テーブ
ル7における印刷方向の前後端部に、印刷方向に沿って
長く開穿されたスライド長孔39に貫挿していて、ま
た、印刷方向に沿う左右に配されるもので、左右のブリ
ッジプレート38の上端相互間には、クランププレート
11を架装固定して成るものである。
【0025】また、左右のブリッジプレート38相互間
は、下面に固着されたリブプレート41によって補強さ
れたクランプロアプレート42によって連繋されること
で、左右のブリッジプレート38が一体的に進退するよ
うにしてある。更に、このクランプロアプレート42上
面にジョイントブロック43を介して相互間に適宜間隔
で補助ブリッジプレート44を立設固定し、この補助ブ
リッジプレート44上端を印刷テーブル7に貫挿させて
クランププレート11下面に連結してあることで、クラ
ンププレート11自体に生じる煽り、反り等を防止する
ようにする。
【0026】このクランプ手段10自体において、その
クランプベースプレート30に付設の進退シリンダ31
が作動し、スライドベースブロック34を印刷テーブル
7の中央間隙部分側へ前進させると、クランププレート
11はスライド長孔39に沿って移動し、また、昇降ガ
イド37が作動し、印刷テーブル7上面に対してクラン
ププレート11を下降させると、印刷テーブル7上のワ
ークWを押付けるものとなる。
【0027】なお、図示にあっては、ガイドベース16
の左右両外側面に固着敷設したアジャストガイドレール
17、クランプガイドレール32夫々は、前者17を内
側に、後者32を外側に配してあるも、場合によって
は、これを逆に配して、アジャスト機構15が、ガイド
ベース16の外側で案内走行されるように構成すること
も可能である。
【0028】また、図中符号50は、ワークリフト機構
であり、印刷装置6における印刷テーブル7上に載置さ
れているワークW下方からの搬送装置5における搬入テ
ーブル5Aの後退退避及び同じく搬出テーブル5Bの後
退進入夫々を円滑にさせるため、印刷テーブル7上に載
置されている印刷終了後のワークWを持ち上げるもの
で、印刷テーブル7における中央間隙部分に組み込まれ
ている。
【0029】このワークリフト機構50は、図1、図3
に示すように、分割構成された前後の印刷テーブル7内
側面夫々のワークWの搬送方向前端を支点として上下方
向に揺動されるようにワークリフト51を支承してお
き、また、ワークWの搬送方向後部における印刷テーブ
ル7裏面にシリンダブラケット52を介して配装したリ
フトシリンダ53のシリンダロッドを、第1リンクプレ
ート54、印刷テーブル7に付設のベースブロック55
に支承されたリンクシャフト56、第2リンクプレート
57を介してワークリフト51に連繋し、リフトシリン
ダ53の作動によってワークリフト51を印刷テーブル
7面に対し揺動出没させるようにして成るものである。
【0030】そして、これの作動は、印刷装置6におけ
る印刷作動の終了後で、搬送装置5における搬入テーブ
ル5A及び搬出テーブル5Bが後退走行する直前に作動
し、ワークWの搬送方向における後部側を持ち上げる。
その結果、ワークW下方において、搬送装置5における
搬入テーブル5Aは、ワークWを残したままで整合装置
3側に後退退避し、また、同じく搬出テーブル5Bは、
ワークWを搬出させるべくその下方に後退進入するので
あり、これらが円滑に行なわれるのである。
【0031】また、印刷テーブル7には、図2に示すよ
うに、ワークWを固定するための吸引機構60も設けら
れており、この吸引機構60は、印刷テーブル7上面
に、ワークWの搬送方向にほぼ直交させて列設開穿した
多数の吸引孔61に連通させた吸引パイプ62を真空ポ
ンプ(図示せず)等に接続したものである。
【0032】なお、この吸引孔61は、ワークWの搬送
方向にほぼ直交させられて配列されている夫々が一群の
ものとして、夫々の吸引パイプ62に連通されており、
夫々の吸引パイプ62におけるバルブ63の開閉によっ
て、ワークWの大小によって不必要な吸引孔61におけ
る吸引作動が停止されるように配慮されている。
【0033】前記のスキージユニット8は、ワークWの
搬送方向に対しほぼ直交する方向で走行し、走行方向左
右に配したキャリッジブロック81相互間に架設したス
キージパイプ82にはスキージ83が、同じくドクター
パイプ84にはドクター85が夫々固定される。そし
て、これらのスキージ83及びドクター85は、夫々を
制御させる所定の上下動機構によって、その走行中で走
行方向が前方或いは後方に変換されるとき、印刷時では
スキージ83が下降してスクリーン印版S上で擦動して
印刷テーブル7及び搬入テーブル5A上のワークWに塗
布印刷を施し、非印刷時ではドクター85が下降して同
じくスクリーン印版S上で接触走行して塗布印刷中に偏
位したレジストインクの濃淡を均一にする。
【0034】なお、図中符号70は、スキージユニット
8を走行方向で偏位調整させるバイアス機構であり、9
0は、スキージ83によっての塗布印刷時でのスクリー
ン印版SとワークWとの間での版離れを行なわせるオフ
コン機構である。
【0035】次に、この考案ワーク固定装置の作動の一
例を説明するに、投入装置1によって整合装置3内に投
入されたワークWは、予備整合装置2によって整合テー
ブル4上に停止載置され、セット停止されると、整合装
置3の作動によってX、Y、θの各方向で移動調整し、
所定の印刷位置にワークWを精確に位置決めさせる。
【0036】整合固定が終了すると、搬送装置5が作動
し、その搬入テーブル5Aが一旦上位置に上昇された状
態で印刷装置6の印刷位置に前進走行してワークWを搬
入し、印刷方向の前後で分割構成された印刷テーブル7
における中央間隙部分を跨いで印刷テーブル7上にワー
クWが停止された後にスクリーン印刷が行なわれる。
【0037】このとき、ワークWの大小に対応して予め
アジャスト機構15に対する制御作動によってクランプ
プレート11の初期作動位置が設定させておくのであ
り、スクリーン印刷に先立ち作動するクランプ手段10
がワークWを印刷テーブル7上にしっかり固定する。す
なわち、ワークWが搬入テーブル5A上で固定されたま
まで印刷テーブル7上に搬入され、印刷テーブル7と同
一レベルの下位置に下降されると、印刷テーブル7下方
のクランプベースプレート30に付設の進退シリンダ3
1が作動し、クランプガイドレール32、クランプガイ
ド33によって案内させることでスライドベースブロッ
ク34をワークW側に前進させる。これに伴ない、ブリ
ッジプレート38は、スライド長孔39内でこれに沿っ
て同じく前進し、ワークW端縁位置で停止する。次い
で、昇降シリンダ36が作動し、昇降ガイド37によっ
て案内させることでブリッジプレート38自体を下降さ
せ、ブリッジプレート38上端に装着してあるクランプ
プレート11を下降させてワークWにおける印刷方向の
前後端部を印刷テーブル7に押付け、印刷テーブル7と
共に挟み込むものである。
【0038】一方、アジャスト機構15におけるクラン
プ作動の初期位置設定は、アジャストモータ18を正逆
方向に回転駆動させるものであり、これに伴なうアジャ
スト送りネジ19のネジ送り作用によってアジャストブ
ロック21が印刷方向で進退走行し、アジャストベース
パイプ22両端の左右のアジャストガイドオンプレート
24をを介してクランプベースプレート30を位置調整
させ、クランプ手段10自体の全体位置を設定しておく
のである。そして、このアジャストモータ18に対する
後述する主操作スイッチパネル65における制御操作に
よって、ワークWの大小の変更に対処したアジャスト量
を予め調整できるようになっているのである。
【0039】なお、印刷作動中には、吸引機構60にお
いて、必要があれば、これの作動によってワークWを印
刷テーブル7上面に吸着させる。
【0040】次いで、スキージユニット7によってワー
クWに対してのスクリーン印刷が行なわれ、印刷が終了
すると、印刷テーブル7上では、ワークリフト機構50
によって傾斜状にリフトアップされたワークWが搬出テ
ーブル5Bによって排出装置9に搬出されるものであ
る。
【0041】なお、整合装置3における主操作スイッチ
パネル65において、そのパラメータ設定スイッチ(図
示せず)により、ワークWの大小に対応してのクランプ
プレート11のアジャスト量の変更、例えば1〜4mm
程度のクランプ代の調整、クランプ手段10の使用の要
否、吸引機構60の使用の要否、これら10,60の併
用の有無その他が設定できるようにしてある。
【0042】
【考案の効果】この考案は以上のように構成されてお
り、これがため、全自動スクリーン印刷機によって、ワ
ークWの投入、位置合せ、レジスト等の塗布印刷、排出
等の一連の作業を自動的に行なうとき、例えばプリント
基板等の製作に際するレジスト等を塗布印刷させると
き、ワークWに位置ずれを生じさせることなく印刷装置
6内で、このワークWにスルーホールがあったり、反り
や歪みがあってもこれを所定位置に確実に固定しておく
ことができ、正確な塗布印刷を行なわせることができ
る。
【0043】すなわち、これは、この考案が、印刷装置
6の印刷テーブル7に、この印刷テーブル7上に送り入
れられて印刷位置に載置されたワークWの印刷方向の前
後部を印刷テーブル7上面に押付け固定するクランプ手
段10を備えたからであり、これによって、印刷中のワ
ークWを印刷テーブル7上にしっかりと固定支持するか
らである。
【0044】また、クランプ手段10は、印刷テーブル
7下方で、クランプベースプレート30に付設の進退シ
リンダ31によって進退するよう配装したスライドベー
スブロック34に昇降シリンダ36を設け、これによっ
て印刷テーブル7を貫挿して昇降するブリッジプレート
38上端にクランププレート11を装着して成るから、
クランププレート11のワークWに対する進退、昇降は
極めて円滑に行なわれるものである。すなわち、スライ
ドベースブロック34の進退は、印刷テーブル7裏面に
固定したガイドベース16側面に固着敷設したクランプ
ガイドレール32によって印刷方向に沿ってスムーズに
案内されるのであり、また、ブリッジプレート38は、
スライドベースブロック34に配装した昇降ガイド37
によって印刷テーブル7を貫挿した状態で上下にスムー
ズに昇降されるからである。そればかりでなく、ブリッ
ジプレート38は、印刷テーブル7に開穿したスライド
長孔39に沿って進退されることで、印刷方向に沿う移
動を一層スムーズにしているものである。
【0045】更には、クランプ手段10自体の初期作動
位置は、アジャスト機構15によって制御調整されるよ
うにしてあるから、このアジャスト機構15の作動制御
によってクランプ手段10全体を移動でき、ワークWに
大小があっても、予めこれに対応してその位置を設定調
整することで対応でき、固定作動に要する時間を短縮
し、全体作動の迅速な処理を可能にする。
【0046】以上説明したように、この考案によれば、
印刷中におけるワークの位置ずれを生じさせることなく
印刷装置内の所定位置にワークを確実に固定させること
ができ、精確な位置によるレジスト等の印刷を行なわせ
る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案固定装置を組み込んだ印刷装置におけ
る印刷テーブルの一部切欠平面図である。
【図2】同じく側断面図である。
【図3】クランプ手段の一部切欠正面図である。
【図4】同じく要部の平断面図である。
【図5】同じく要部の底面図である。
【図6】同じく要部の側面図である。
【図7】全自動スクリーン印刷機の一部切欠平面図であ
る。
【図8】同じく正面図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−80035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 15/26 B41F 15/08

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたワークを整合装置によって整
    合テーブル上で印刷位置に対応整合させ、次いで搬送装
    置によって印刷装置に送り入れ、印刷テーブル上での印
    刷終了後は排出装置へ搬出する全自動スクリーン印刷機
    において、印刷装置の印刷テーブルに、この印刷テーブ
    ル上に送り入れられて印刷位置に載置されたワークの印
    刷方向の前後部を印刷テーブル上面に押付け固定するク
    ランプ手段と、アジャストモータの正逆動によって回転
    されるアジャスト送りネジによって、ワークの大小に対
    応してクランプ手段の初期作動位置を予め調整設定する
    アジャスト機構とを備えて成り、前記クランプ手段は、
    印刷テーブル下方で、クランプベースプレートに付設固
    定した進退シリンダのシリンダロッドに、印刷テーブル
    裏面に印刷方向の前後に沿って固定したガイドベースの
    側面に固着敷設したクランプガイドレールに噛み合うク
    ランプガイドが固着されているスライドベースブロック
    を連繋し、スライドベースブロックには、このスライド
    ベースブロックに付設固定した昇降シリンダのシリンダ
    ロッドを、同じくスライドベースブロックに敷設形成し
    た昇降ガイドによって案内されるブリッジプレートに連
    繋固定し、このブリッジプレート自体は、印刷テーブル
    における印刷方向の前後端部に印刷方向に沿って長く開
    穿されたスライド長孔に貫挿していて、このブリッジプ
    レートの上端にクランププレートを架装固定してある
    とを特徴とする全自動スクリーン印刷機のワーク固定装
    置。
  2. 【請求項2】 クランプ手段は、印刷方向の前後で分割
    された印刷テーブル夫々に対称的に構成されていて、印
    刷テーブルの中央間隙部分に対して、印刷方向の前後で
    進退し、また、印刷テーブル上面に対して上下に昇降し
    て、ワークの前後部を夫々のクランププレートが各別に
    押付け固定するようにしてある請求項1記載の全自動ス
    クリーン印刷機のワーク固定装置。
  3. 【請求項3】 アジャスト機構は、ワークの搬送方向に
    沿う前後である印刷テーブルの裏面左右に印刷方向に沿
    ってガイドベースを付設し、このガイドベースの側面に
    アジャストガイドレールを固着敷設する一方、アジャス
    トモータの駆動によって従動回転するアジャスト送りネ
    ジを印刷方向に沿った状態で印刷テーブル裏面に支承
    し、このアジャスト送りネジの回転によって進退するア
    ジャストブロックをアジャスト送りネジに捩じ込み配装
    し、このアジャストブロックには左右に延びるアジャス
    トベースパイプを固定し、このアジャストベースパイプ
    両端を、前記アジャストガイドレールに噛み合う左右の
    アジャストガイドにアジャストガイドオンプレートを介
    して連繋し、更に、このアジャストガイドオンプレート
    に前記クランプベースプレートを連繋固定して成る請求
    項1または2記載の全自動スクリーン印刷機のワーク固
    定装置。
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