JP2006281729A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキージの助走距離を長く確保できる印刷装置を提供する。
【解決手段】 本発明の印刷装置は、基板Wを両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片31a,31bと、クランプ片により基板が保持される際に基板上に配置可能な押圧手段41a,41bと、基板上から押圧手段41a,41bを側方に退避させた状態で一対のクランプ片31a,31bにより保持した基板上に配置されるステンシル51と、ステンシル上を摺動させることによりステンシル上のペーストSを拡張して基板Wに塗布するスキージ61と、を備える。退避状態の押圧手段上にステンシル51が載置されるよう構成されるとともに、その載置領域にスキージ61が摺動されるよう構成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、クリーム半田などのペーストを基板に対して印刷するようにした印刷装置および印刷方法に関する。
従来、印刷ステージにセットした基板にスクリーン印刷用のステンシル(マスク)を重装し、ステンシル上に供給したクリーム半田などのペーストをスキージにより拡張させることにより、ステンシルに形成された開口部(パターン孔)を介して基板の所定位置にペーストを印刷(塗布)するようにしたスクリーン印刷装置は周知である。
このような印刷装置に用いられるクリーム半田はチキソ性を有しており、与えられるストレスによって粘度が変動する。このためクリーム半田を塗布する際には、事前にローリング(混練)してストレスを与えて粘性を低下させた状態で基板上に塗布することが望まれる。
例えば特許文献1に示すスクリーン印刷装置においては、基板を両側から保持するクランプをステンシルの下受け機構とし、クランプ上面のステンシル領域をスキージの助走エリアとして構成する。そしてその助走エリアにおいてスキージを助走させることにより、クリーム半田をローリングさせて適度な粘性に調整してから、ステンシルの印刷エリア上で拡張させるようにしている。
特許第3298395号(請求項1、2)
上記特許文献1に示すスクリーン印刷装置において、クリーム半田を事前に十分混練するには、スキージによる半田ローリング用の助走距離を十分長く設定することが好ましい。しかしながら一般に、印刷装置は、クランプ回りに多くの機器が密集して配置されるため、スペース的に制約されて、クランプ幅を大きくできず、スキージの助走距離を長く確保できないという問題があった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、スキージによるペースト混練用助走距離を長く確保できる印刷装置および印刷方法を提供することを目的とする。
本発明は下記の手段を提供する。
[1] 基板を両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片と、
前記クランプ片により基板が保持される際に基板上に配置可能な押圧手段と、
基板上から前記押圧手段を側方に退避させた状態で前記一対のクランプ片により保持した基板上に配置されるステンシルと、
前記ステンシル上を摺動させることによりステンシル上のペーストを拡張して基板に塗布するスキージと、を備え、
退避状態の前記押圧手段上に前記ステンシルが載置されるよう構成されるとともに、
その載置領域に前記スキージが摺動されるよう構成されたことを特徴とする印刷装置。
[2] 前記押圧手段は、退避状態において上面が前記クランプ片の上面に対し同一平面内に配置される前項1に記載の印刷装置。
[3] 前記押圧手段の退避位置に、前記押圧手段に加わるスキージの押圧力を支持するための支持部材が設けられる前項1または2に記載の印刷装置。
[4] 前記押圧手段は、その上面に前記ステンシルを吸着する押圧手段側吸着手段が設けられる前項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
[5] 前記クランプ片は、その上面に前記ステンシルを吸着するクランプ側吸着手段が設けられる前項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
[6] 前記押圧手段は、退避状態において、前記一対のクランプ片の両側に位置する一対の押圧板によって構成される前項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
[7] 基板をその上に押圧手段を配置させつつ、両側から一対のクランプ片により挟み込んで保持し、その後、前記押圧手段を基板上から側方に退避させてから、基板上にステンシルを配置して、そのステンシル上に供給したペーストをスキージにより拡張させることにより、基板にペーストを印刷するようにした印刷方法であって、
退避状態の前記押圧手段に前記ステンシルを載置させ、その載置領域を前記スキージによりペーストを事前にローリングさせるための助走エリアとして利用したことを特徴する印刷方法。
上記発明[1]にかかる印刷装置によると、退避状態の押圧手段によって、クランプ片の側方に、スキージのペースト混練用助走エリアを形成することができ、スキージの助走距離を長く確保することができる。
上記発明[2]にかかる印刷装置によると、押圧手段からクランプ片にかけて滞りなくペーストをローリングさせて混練することができる。
上記発明[3]にかかる印刷装置によると、ステンシルを押圧手段に吸着固定することができるため、ステンシルの位置ずれを防止することができる。
上記発明[4]にかかる印刷装置によると、ステンシルをクランプ片によっても吸着固定することができるため、ステンシルの位置ずれをより確実に防止することができる。
上記発明[5]にかかる印刷装置によると、スキージ助走時に押圧手段に加わる圧力を、支持部材を介して確実に受け止めることができるため、押圧手段上の領域を助走エリアとして、確実に利用することができる。
上記発明[6]にかかる印刷装置によると、一対のクランプ片の両側に、スキージの助走エリアを形成することができる。
上記発明[7]によると、上記発明と同様の作用効果を有する印刷方法を提供できる。
図1は本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷装置の側面図、図2はその装置の正面図、図3はその装置の平面図、図4はその装置における主要部(印刷ステージ10)の斜視図である。これらの図に示すように、このスクリーン印刷装置の基台2上には、印刷ステージ10が設けられ、この印刷ステージ10を挟んで両側にプリント基板Wを印刷ステージ10上に搬入および搬出するための上流側コンベア11および下流側コンベア12がX軸方向(搬送方向)に沿って配置されている。
さらにこの印刷装置は、プリント基板Wをクランプするためのクランプユニット3と、基板Wをクランプする際に基板上面側を押圧するための押圧ユニット4と、印刷ステージ10の上方に設けられるステンシル保持ユニット5およびスキージユニット6とを備え、後述するようにクランプユニット3によりクランプされた基板Wがステンシル保持ユニット5のステンシル51に重装され、その状態で、スキージユニット6のスキージ61によってスクリーン印刷が施されるようにしている。
図1および図2に示すように、基台2上には、水平面内においてX軸方向と直交するY軸方向に沿ってレール211が配設されるとともに、このレール211にY軸テーブル21がY軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにY軸テーブル21および基台2間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってY軸テーブル21が基台2に対しY軸方向に移動するよう構成されている。
Y軸テーブル21の上にはX軸方向に沿ってレール221が配設されるとともに、このレール221にX軸テーブル22がX軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにX軸テーブル22およびY軸テーブル21間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってX軸テーブル22がY軸テーブル21に対しX軸方向に移動するよう構成されている。
X軸テーブル22には回転ユニット231を介して鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在にR軸テーブル23が設けられている。このR軸テーブル23は、図示しない回転駆動手段によってZ軸回りに回転駆動するよう構成されている。
R軸テーブル23の四隅にはスライド支柱241が上下方向(Z軸方向)に沿ってスライド自在に取り付けられるとともに、このスライド支柱241の上部には昇降テーブル24が取り付けられ、スライド支柱241のスライドによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向に昇降自在に取り付けられる。さらに昇降テーブル24およびR軸テーブル23間にはボールねじ機構243が設けられており、このボールねじ機構243が駆動することによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向(上下方向)に移動するよう構成されている。
昇降テーブル24上にはX軸方向に沿って一対のメインコンベア20が設けられている。このメインコンベア20は、昇降テーブル24が降下した状態においては、上流側端部および下流側端部が上記上流側コンベア11の端部および下流側コンベア12の端部にそれぞれ対向して配置される。なおこの対向状態において、メインコンベア20と両側コンベア11,12との隙間は、5mm程度と小さく設定されており、本実施形態において、メインコンベア20は、両側コンベア11,12との干渉を避けるために、降下状態においては、X軸およびY軸テーブル21,22の移動による水平方向(X軸およびY軸方向)の移動が規制されている。
図1〜5に示すように、昇降テーブル24に設けられるクランプユニット3は、一対のメインコンベア20の上方にX軸方向に沿って配置される一対の帯板状のクランプ片31a,31bを具備している。一方側クランプ片31aは、昇降テーブル24の構造材25(図5参照)上に固定されるとともに、他方側クランプ片31bは、昇降テーブル24の構造材25に対し、Y軸方向にスライド自在に取り付けられ、一方側クランプ片31aに対し接離自在に構成されている。
さらに他方側クランプ31bには、ブラケット26bが設けられ、このブラケット26bと構造材25との間にはエアシリンダー33が設けられている。そしてこのシリンダー33が進出駆動(伸張駆動)することにより、他方側クランプ片31bがY軸方向に沿って一方側クランプ片31aに対し遠ざかる方向に移動して、クランプ片31a,31bが開くとともに、シリンダー33が後退駆動(短縮駆動)することにより、他方側クランプ31bがY軸方向に沿って一方側クランプ片31aに対し近づく方向に移動して、クランプ片31a,31bが閉じるよう構成されている。こうして一対のクランプ片31a,31bが開閉することにより、後述するように基板Wが保持/解除されるよう構成されている。
図3,4に示すように両クランプ片31a,31bの上面には、複数の吸引孔35が設けられている。各吸引孔35は、図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。そして後述するようにクランプ片31a,31b上にステンシル51が重装された状態において、各吸引孔35が負圧に設定されることにより、ステンシル51がクランプ片31a,31bの上面に吸着保持されるよう構成されている。ここで本実施形態においては、吸引孔35によってクランプ側吸着手段が構成されている。
図5に示すように昇降テーブル24に設けられる押圧手段としての押圧ユニット4は、両クランプ片31a,31bにそれぞれ対応して配置される一対の帯板状の押圧板41a,41bを具備している。一方側押圧板41aは、構造材25に平行リンク機構42を介して設けられるとともに、他方側押圧板41bは、上記ブラケット26bに平行リンク機構42を介して設けられている。そして、平行リンク機構42,42の回転を伴って、両押圧板41a,41bは、水平姿勢を保ったまま、図6(a)および図7の実線に示すように一対のクランプ片31a,31bの両側に配置される退避位置と、図6(b)および図7の想像線に示すように一対のクランプ片31a,31bの上側に配置される位置決め位置との間で変位自在に構成される。さらに両押圧板41a,41bは、退避位置においてはその上面が一対のクランプ片31a,31bの上面に対し同一水平面内に配置されるとともに、位置決め位置においては下端面の一部が一対のクランプ片31a,31bよりも内側に突出するように配置される。
また昇降テーブル24およびブラケット26bには、両平行リンク機構42を駆動するためのシリンダー43が設けられており、シリンダー43が進出駆動(伸張駆動)することにより、一対の押圧板41a,41bが内側に進出して位置決め位置に移動されるとともに、後退駆動(短縮駆動)することにより、一対の押圧板41a,41bが開放されて退避位置に移動されるよう構成されている。
図4に示すように昇降テーブル24の四隅には、押圧板支持用の支持部材としての支柱44が立設されている。そして押圧板41aが退避位置に配置された状態(退避状態)では、押圧板41a,41bが支柱44に支持されることにより、後述するようにスキージ61によるペースト拡張時の印圧を支持できるよう構成されている。
図4および図7に示すように、押圧板41a,41bには、複数の吸引孔45が設けられている。また退避状態の押圧板41a,41bにおける各吸引孔45に対応して、昇降テーブル24には複数の吸引パイプ46が立設されるとともに、各吸引パイプ46の上端開口縁部にはOリング47が設けられている。そして押圧板41a,41bが退避した際には、各吸引孔45が吸引パイプ46にOリング47を介して気密状態に連通接続されるよう構成されている。さらに吸引パイプ46は、図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。これにより後述するように押圧板41a,41b上にステンシル51が重装された状態において、各吸引パイプ46を介して吸引孔45が負圧に設定されることにより、ステンシル51が押圧板41a,41bの上面に吸着保持されるよう構成されている。ここで本実施形態においては、吸引孔45および吸引パイプ46などによって押圧手段側吸着手段が構成されている。
なお吸引パイプ46は位置固定状態に取り付けられており、押圧板41a,41bが位置決め位置に移動した際には、押圧板41a,41bが吸引パイプ46から離脱するよう構成されている。
図1〜5に示すように昇降テーブル24には、一対のメインコンベア20間に対応し、スライド支柱291を介して上下方向に昇降自在に載置テーブル29が設けられている。さらにこの載置テーブル29および昇降テーブル24間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによって載置テーブル29が昇降テーブル24に対し上下方向に移動するよう構成されている。この載置テーブル29は、基板Wを載置可能な載置手段として構成されており、上昇することによってメインコンベア20上の基板Wが載置テーブル29上に移載されて上方へ移動されるとともに、下降することによって載置テーブル29上の基板Wがメインコンベア20側に移載されるよう構成されている。
印刷ステージ10の上方に設けられるステンシル保持ユニット5は、半田塗布部分に開口部(パターン孔)を有するステンシル51を水平配置で張り渡した状態に保持できるよう構成されている。
ステンシル保持ユニット5の上側に設けられるスキージユニット6は、Y軸方向に沿って移動自在なスキージホルダー62を有し、このスキージホルダー62に一対のスキージ61,61がそれぞれ昇降自在に設けられている。そして一方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向一方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向一方側に向けてローリング(混練)させつつ拡張できるとともに、他方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向他方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向他方側に向けてローリングさせつつ拡張できるよう構成されている。
この構成のスクリーン印刷装置は、以下のような動作が行われる。なお初期状態としては、昇降テーブル24および載置テーブル29はそれぞれ降下状態にあり、メインコンベア20は、上流側コンベア11および下流側コンベア12に対応する位置に配置されている。さらにクランプユニット3のクランプ片31a,31bは開放状態にあり、押圧ユニット4の押圧板41a,41bは退避状態にある。
この状態から、上流側コンベア11からプリント基板Wがメインコンベア20に搬入され、図8(a)に示すようにその基板Wがメインコンベア20によって所定位置まで搬送される。
その後、同図(b)に示すように押圧ユニット4の押圧板41a,41bが内側に移動して、位置決め位置に配置されてから、同図(c)に示すように載置テーブル29が上昇していく。そして基板Wの上面が押圧板41a,41bの下面(基準面)に当接係止して、クランプ片31a,31bの上面に対し同一平面内に配置されたところで、同図(d)に示すようにクランプ片31a,31bが閉じることにより、クランプ片31a,31bにより基板Wが挟み込まれて保持される。
続いて図9(a)に示すように、押圧板41a,41bが外側に移動して退避位置に配置される。このとき押圧板41a,41bの上面およびクランプ片31a,31bの上面は同一平面内に配置されるとともに、既述したように、クランプ片31a,31bの上面および基板Wの上面は同一平面内に配置される。
なお本実施形態においては、降下状態の印刷ステージ10とステンシル保持ユニット5との間には図1に示すように、水平方向に移動自在なカメラ7と、Y軸方向に移動自在なクリーナー8が設けられている。そしてカメラ7によって、基板Wの位置や種類(品番)およびステンシル51の位置や種類などが識別されて、その識別情報に基づいて、後述するように個体差などに起因する位置の微調整(補正)などが行われるよう構成されている。さらにクリーナー8によって、所定枚数の基板Wを処理する毎などにステンシル51がクリーニングされるよう構成されている。
次に同図(b)に示すように昇降テーブル24が少量上昇して、メインコンベア20が両側コンベア11,12の上方に抜け出したところで、必要に応じて、Y軸テーブル21、X軸テーブル22およびR軸テーブル23が適宜、Y軸、X軸およびR軸方向に移動し、基板Wのステンシル51に対する水平方向の位置が微調整(補正)される。
こうして位置が補正されると、同図(c)に示すように昇降テーブル24が上昇し、押圧板41a,41b、クランプ片31a,31bおよび基板Wの上面がステンシル保持ユニット5のステンシル51の下面に重ね合わされるように重装される。続いてクランプ片31a,31bの吸引孔35および押圧板41a,41bの吸引孔45が負圧に設定されて、クランプ片31a,31bおよび押圧板41a,41bにステンシル51が吸着固定される。
その後、スキージユニット6の一方側スキージ61が降下して、ステンシル51上に沿ってY軸方向に移動することにより、ステンシル51上に供給されたペーストとしてのクリーム半田Sが拡張されて、クリーム半田Sが、ステンシル51のパターン孔を介して基板Wの所定位置に印刷(塗布)される。
ここで本実施形態において半田塗布を行う際には、スキージ61は、例えば一方側押圧板41aおよび一方側クランプ片31aに対応するステンシル51上の領域(一方側助走エリア)を助走した後、基板Wの上方に対応するステンシル51上の領域(印刷エリア)上を摺動するため、基板Wにクリーム半田Sを塗布する前に、助走エリアにおいてクリーム半田Sは、ローリング(混練)されて粘度が低下する。これによりクリーム半田Sがステンシル51のパターン孔に確実に充填されて、基板Wに精度良く塗布される。
特に実施形態においては、押圧板41aの上方領域に加えて、クランプ片31aの領域も助走エリアとして用いるものであるため、助走エリアを十分に長く確保でき、半田Sを事前に十分に混練でき、より一層精度良く半田Sを基板Wに塗布することができる。
基板Wにクリーム半田Sが塗布された後、昇降テーブル24が少量降下して基板Wがステンシル51から離脱(版離れ)する。その後必要に応じて、Y軸テーブル21、X軸テーブル22およびR軸テーブル23が適宜、Y軸、X軸およびR軸方向に移動し、基板Wの水平位置が元の位置に戻される。
続いて昇降テーブル24が降下すると同時に、クランプ片31a,31bが開放されて基板Wへの保持が解除される。そして昇降テーブル24が初期の降下位置まで降下しつつ、載置テーブル29が降下して、載置テーブル29上から基板Wがメインコンベア20に移載される。
次に、メインコンベア20によって基板Wが下流側コンベア12に搬送されて、下流側コンベア12を介して次工程に送り出される。
こうして基板Wが下流側コンベア12に搬出される一方、次の基板Wが上流側コンベア11によってメインコンベア20に搬送されて、上記と同様の印刷処理が行われる。こうして、基板Wが順次送り込まれて順次印刷処理される。
なお本実施形態においては、印刷処理される基板W毎に、一方側および他方側スキージ61,61を交互に用いるものである。すなわち一方側スキージ61を一方側助走エリアから印刷エリアに向けて摺動させて基板Wに半田Sを塗布する一方向移動の印刷処理と、他方側スキージ61を、他方側押圧板41bおよび他方側クランプ片31bに対応するステンシル51上の領域(他方側助走エリア)から印刷エリアに向けて摺動させて基板Wに半田Sを塗布する他方向移動の印刷処理とが、処理される基板W毎に交互に行われるものである。
以上のように本実施形態の印刷装置によれば、押圧板41a,41bおよびクランプ片31a,31bに対応するステンシル51上の領域を、スキージ61の助走エリアとして用いるものであるため、スキージ61の助走距離を十分に長く確保することができる。このため、助走エリアにおいてスキージ61によりクリーム半田Sをローリングさせて粘度を十分に低下させた後、印刷エリアにおいてステンシル51のパターン孔に充填できるため、クリーム半田Sを基板W上に精度良く印刷することができる。
しかも本実施形態においては、押圧板41a,41bの上面をクランプ片31a,31bの上面に対し面一に配置しているため、押圧板41a,41b上からクランプ片31a,31b上にかけて、クリーム半田Sを滞りなくスムーズにローリングさせることができ、全体をバランス良く均質に混練できて、クリーム半田Sを安定した低粘度状態に調整でき、より一層精度良く印刷することができる。
さらに本実施形態においては、クランプ片31a,31bおよび押圧板41a,41bに、ステンシル51を吸着固定するための吸引孔35,45を設けて、クランプ片31a,31bおよび押圧板41a,41b上の領域を、ステンシル51を吸着保持するための吸着領域に形成しているため、ステンシル吸着領域を十分に大きく確保することができる。このため吸着領域においてステンシル51を確実に保持することができ、印刷時にスキージ61をステンシル51に沿って摺動させる際に、その摺動抵抗によってステンシル51が位置ずれするのを確実に防止でき、より一層印刷精度を向上させることができる。
さらに本実施形態においては、押圧板41a,41bの上面を、クランプ片31a,31bの上面に対し面一に配置しているため、ステンシル51をクランプ片31a,31bから押圧板41a,41bにかけて隙間なく重装でき、ステンシル51をより一安定状態に吸着保持できて、印刷精度をさらに向上させることができる。
また本実施形態においては、昇降テーブル24に、退避状態の押圧板41a,41bを支持するための支柱44を取り付けているため、スキージ61の助走時に押圧板41a,41bに加わる押圧力(荷重)を、支柱44を介して昇降テーブル24により確実に受け止めることができる。このため、押圧板41a,41b上の領域を助走エリアとして、確実に利用でき、より高い印刷精度を得ることができる。
なお上記実施形態においては、昇降テーブル24を上昇させてテーブル上の基板をステンシル51に重装する印刷装置を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明は、ステンシルを降下させて、ステンシルを印刷ステージ上の基板に重装するようにしたステンシル昇降タイプの印刷装置にも適用することができる。
また上記実施形態では、載置手段としてテーブルタイプのもの(載置テーブル29)を用いるようにしているが、それだけに限られず、本発明は、載置手段として複数のピンからなるピンタイプのものを用いても良い。
また上記実施形態においては、クランプ片31a,31bおよび押圧板41a,41bに設けた吸引孔35,45を負圧に設定して、ステンシル51をクランプ片31a,31bおよび押圧板41a,41bに吸着させるようにしているが、本発明において、吸着手段はそれだけに限られず、例えば電磁石を用いて吸着する等、他の吸着手段を用いるよういしても良い。
この発明の一実施形態にかかる印刷装置の側面図である。 上記印刷装置を示す正面図である。 上記印刷装置を概略的に示す平面図である。 上記印刷装置の主要部を示す斜視図である。 上記印刷装置のクランプユニット周辺を示す側面図である。 上記印刷装置の押圧板のクランプに対する位置関係を示す斜視図であって、同図(a)は押圧板退避位置の斜視図、同図(b)は押圧板位置決め位置の斜視図である。 上記印刷装置における押圧板の吸引孔周辺を拡大して示す断面図である。 上記印刷装置の動作を説明するための側面図であって、同図(a)は基板搬入時の側面図、同図(b)は押圧板進出時の側面図、同図(c)は基板上昇時の側面図、同図(d)は基板クランプ時の側面図である。 上記印刷装置の動作を説明するための側面図であって、同図(a)は押圧板退避時の側面図、同図(b)は昇降テーブル上昇中の側面図、同図(c)は半田拡張時の側面図である。
符号の説明
31a,31b クランプ片
35 吸引孔(クランプ側吸着手段)
4 押圧ユニット(押圧手段)
41a,41b 押圧板
44 支柱(支持部材)
45 吸引孔(押圧手段側吸着手段)
51 ステンシル
61 スキージ
S クリーム半田(ペースト)
W プリント基板

Claims (7)

  1. 基板を両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片と、
    前記クランプ片により基板が保持される際に基板上に配置可能な押圧手段と、
    基板上から前記押圧手段を側方に退避させた状態で前記一対のクランプ片により保持した基板上に配置されるステンシルと、
    前記ステンシル上を摺動させることによりステンシル上のペーストを拡張して基板に塗布するスキージと、を備え、
    退避状態の前記押圧手段上に前記ステンシルが載置されるよう構成されるとともに、
    その載置領域に前記スキージが摺動されるよう構成されたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記押圧手段は、退避状態において上面が前記クランプ片の上面に対し同一平面内に配置される請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記押圧手段の退避位置に、前記押圧手段に加わるスキージの押圧力を支持するための支持部材が設けられる請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記押圧手段は、その上面に前記ステンシルを吸着する押圧手段側吸着手段が設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記クランプ片は、その上面に前記ステンシルを吸着するクランプ側吸着手段が設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記押圧手段は、退避状態において、前記一対のクランプ片の両側に位置する一対の押圧板によって構成される請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 基板をその上に押圧手段を配置させつつ、両側から一対のクランプ片により挟み込んで保持し、その後、前記押圧手段を基板上から側方に退避させてから、基板上にステンシルを配置して、そのステンシル上に供給したペーストをスキージにより拡張させることにより、基板にペーストを印刷するようにした印刷方法であって、
    退避状態の前記押圧手段に前記ステンシルを載置させ、その載置領域を前記スキージによりペーストを事前にローリングさせるための助走エリアとして利用したことを特徴する印刷方法。
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