JP4762944B2 - テラヘルツアンテナモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、テラヘルツ波を発生又は検出するためのテラヘルツアンテナモジュールに関する。
従来のテラヘルツアンテナモジュールとして、例えば特許文献1には、テラヘルツ光集光レンズとテラヘルツ光検出素子部とがシリコングリース等を用いて接着させられた状態で本体ブロックに支持されたテラヘルツ光検出器が記載されている。このテラヘルツ光検出器においては、テラヘルツ光集光レンズとテラヘルツ光検出素子部とが、本体ブロック、レンズ保持板及び基板保持部材によって位置決めされ、テラヘルツ光検出素子部の電極部に銀ペーストを介して導電部材が配置された状態で、押し付け部材によって本体ブロックに固定されている。
特開2004−207288号公報
しかしながら、特許文献1記載のテラヘルツ光検出器には、テラヘルツ光集光レンズとテラヘルツ光検出素子部との位置決めや、テラヘルツ光検出素子部に対する電気信号の伝送の実現に、緻密な部品が多数使用されているため、構造の複雑化という問題がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、構造を単純化することができるテラヘルツアンテナモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールは、テラヘルツ波を発生又は検出するためのテラヘルツアンテナモジュールであって、凹部、及び凹部の底面に形成された開口を有し、電気信号入出力用ピンを有する電気信号入出力ポートが取り付けられたベースと、凹部の内面に接触した状態で開口を包囲するように凹部に配置された緩衝部材と、緩衝部材に球面部が接触した状態で凹部に配置され、テラヘルツ波を透過させる半球状レンズと、所定の波長の光を通過させる基板、及び電気信号を伝送する信号配線を有し、凹部に配置された配線基板と、半球状レンズの平面部に接触した状態で所定の波長の光が光導電アンテナ部に照射されるように配線基板に固定され、信号配線と電気的に接続された光導電アンテナ素子と、ベースに取り付けられ、配線基板、光導電アンテナ素子及び半球状レンズを緩衝部材に対して押圧すると共に、配線基板を電気入出力用ピンに対して押圧するカバーと、を備え、凹部は、開口側の第1の部分及びカバー側の第2の部分を含み、第2の部分は、開口側から見て第1の部分よりも拡幅されており、第1の部分には、少なくとも緩衝部材が配置され、第2の部分には、少なくとも配線基板が、第2の部分の側面に配線基板の側面が沿う状態で配置されており、半球状レンズの光軸が光導電アンテナ部を通るように、第2の部分によって配線基板が位置決めされ、緩衝部材によって半球状レンズが位置決めされていることを特徴とする。
このテラヘルツアンテナモジュールでは、光導電アンテナ素子が配線基板に固定され、配線基板の信号配線と電気的に接続されている。また、緩衝部材、半球状レンズ、光導電アンテナ素子及び配線基板がベースの開口側からこの順序でベースの凹部に配置され、ベースへのカバーの取付けによって、配線基板、光導電アンテナ素子及び半球状レンズが緩衝部材に対して押圧されている。これらにより、単純な構造でありながら、配線基板の信号配線を介して光導電アンテナ素子に対する電気信号の伝送を実現することができ、また、少なくとも半球状レンズの光軸方向において半球状レンズと光導電アンテナ素子とを位置決めすることができる。
また、凹部は、開口側の第1の部分及びカバー側の第2の部分を含み、第2の部分は、開口側から見て第1の部分よりも拡幅されており、第1の部分には、少なくとも緩衝部材が配置され、第2の部分には、少なくとも配線基板が配置されている。更に、半球状レンズの光軸が光導電アンテナ部を通るように、凹部によって配線基板が位置決めされ、緩衝部材によって半球状レンズが位置決めされている。これらによれば、単純な構造で、半球状レンズの光軸方向と直交する方向において半球状レンズと光導電アンテナ素子とを位置決めすることができる。
本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールにおいては、緩衝部材は、球面部の直径よりも小さい内径を有する円環状に形成されていることが好ましい。これによれば、半球状レンズの破損を防止しつつ、半球状レンズの保持及び位置決めを確実化することができる。
本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールにおいては、信号配線は、基板において光導電アンテナ素子側の面からその反対側の面にスルーホールを介して引き出されていてもよい。これによれば、配線基板の信号配線に対するアクセスを容易化することができる。
本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールにおいては、基板は、所定の波長の光が通過する光通過孔を有していてもよいし、基板は、所定の波長の光を透過させる材料からなっていてもよい。これらによれば、所定の波長の光を励起光として光導電アンテナ素子の光導電アンテナ部に照射することができる。
本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールにおいては、カバーは、板バネとして配線基板、光導電アンテナ素子及び半球状レンズを緩衝部材に対して押圧することが好ましい。これによれば、配線基板、光導電アンテナ素子及び半球状レンズを緩衝部材に対して確実且つ容易に押圧することができる。
本発明によれば、構造を単純化することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び2に示されるように、テラヘルツアンテナモジュール1は、テラヘルツ波を発生して前方(図2において下方)に出射したり、或いは前方(図2において下方)から入射したテラヘルツ波を検出したりするためのものである。テラヘルツアンテナモジュール1は、金属からなる直方体状のベース2を備えている。ベース2は、プラスチックやセラミックからなる母体の表面に金属膜が形成されたものであってもよい。
ベース2は、その後面2bに形成された凹部3を有している。凹部3は、ベース2の後面2bに形成された断面矩形状の凹部(第2の部分)4、及び凹部4の底面4aに形成された断面円形状の凹部(第1の部分)5を含んでいる。更に、ベース2は、凹部5の底面5a(すなわち、凹部3の底面)に形成された開口6を有している。開口6は、凹部5の底面5aからベース2の前面2aに貫通している。なお、凹部4は、開口6側から見て(すなわち、前方から見て)凹部5よりも拡幅されている。更に、ベース2は、後述する半球状レンズ8の先端を保護するために、前面2aの周囲に枠を設けてあることが好ましい。
凹部5には、バネ性や弾性を有する材料からなる円環状の緩衝部材7が、凹部5の底面5a及び側面5bに接触した状態で開口6を包囲するように配置されている。緩衝部材7の材料としては、ビニール、プラスチック、テフロン(登録商標)等を用いることができるが、入手性が容易な緩衝部材7としてOリングを用いることができる。
更に、凹部5には、緩衝部材7に球面部8aが接触した状態で、テラヘルツ波を透過させる半球状レンズ8が配置されている。つまり、緩衝部材7の内径は、球面部8aの直径よりも小さくなっている。半球状レンズ8の平面部8bは、凹部4の底面4aと略平行になっており、球面部8aの頂部は、開口6を介して外部に臨んでいる。半球状レンズ8の材質としては、テラヘルツ波に対して高い透過性を有する高抵抗のシリコンを用い、また、半球状レンズ8の形状としては、テラヘルツ波を効率良く放射又は集光するために超半球形のレンズとすることが好ましい。
凹部4には、凹部4の側面4bに側面9bが沿う状態で、矩形状の配線基板9が配置されている。図3に示されるように、配線基板9は、セラミックやガラス入りエポキシ樹脂等、絶縁性を有する材料からなる矩形状の基板11を有している。基板11の中央部分には、後方(図2において上方)から入射した可視乃至赤外光(所定の波長の光)が通過する断面円形状の光通過孔12が形成されている。これにより、基板11は、可視乃至赤外光を通過させる。また、光通過孔12には、ガラスや石英等、可視乃至赤外光を透過させる材料からなる光透過部材13が嵌められていることが好ましい。これにより、後述する光導電アンテナ素子17の表面を保護することができる。
基板11の前面11aには、金属からなる信号配線14及び接地配線15が、光通過孔12を挟んで対向するように形成されている。信号配線14は、電気信号を伝送する配線であって、後述する電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24に電気的に接続されている。接地配線15は、接地をとるための配線であって、導電性を有するベース2に電気的に接続されている。
図2に示されるように、配線基板9には、半球状レンズ8の平面部8bに接触した状態で矩形薄板状の光導電アンテナ素子17が固定されている。図4に示されるように、光導電アンテナ素子17は、半絶縁性GaAs基板18、半絶縁性GaAs基板18上に低温MBE(分子線エピタキシ成長法)によって形成されたGaAs層19、GaAs層19上に形成された一対のオーミック電極21,21を有している。一対のオーミック電極21,21は、光導電アンテナ素子17の中央部分においてアンテナ形状とされ、光導電アンテナ部22を形成している。
図5に示されるように、光導電アンテナ素子17は、基板11の光通過孔12に光導電アンテナ部22が対向するように(すなわち、基板11を通過した可視乃至赤外光が光導電アンテナ部22に照射されるように)、配線基板9にフリップチップボンディングによってマウントされている。ボンディングには、Auや半田のバンプ、或いはAgペーストや導電性エポキシ樹脂等が用いられ、光導電アンテナ素子17の一方のオーミック電極21は、配線基板9の信号配線14と電気的に接続されており、光導電アンテナ素子17の他方のオーミック電極21は、配線基板9の接地配線15と電気的に接続されている。なお、一方のオーミック電極21を信号配線14に位置決めし、他方のオーミック電極21を接地配線15に位置決めすることで、光通過孔12に光導電アンテナ部22が対向させられる。
図1及び2に示されるように、ベース2には、電気信号入出力用ポート23がネジ等によって取り付けられている。電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24は、配線基板9において基板11の前面11aに形成された信号配線14に電気的に接続されている。電気信号入出力用ポート23としては、コンパクトであり且つ汎用的なSMAやBNC等の同軸コネクタを用いることができる。
ベース2の後面2bには、矩形薄板状のカバー25がネジ26によって取り付けられている。カバー25には、配線基板9の光通過孔12を囲むように光通過孔27が形成されている。カバー25は、配線基板9、光導電アンテナ素子17及び半球状レンズ8を緩衝部材7に対して押圧していると同時に、配線基板9を電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24及びベース2の凹部4の底面4aに対して押圧している。カバー25の材料としては、カバー25が配線基板9等を緩衝部材7に対して確実且つ容易に押圧し得る板バネとして機能するよう金属を用いることが好ましいが、セラミックやプラスチック等を用いてもよい。なお、先述の光通過孔12に嵌められた光透過部材13に換えて、光通過孔27に光透過部材が嵌められてもよく、光通過孔12,27のいずれに光透過部材が嵌められた場合にも、光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22を保護することができる。
カバー25によって、配線基板9、光導電アンテナ素子17及び半球状レンズ8が緩衝部材7に対して押圧された状態においては、半球状レンズ8の光軸OAが光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22を通るように、凹部4によって配線基板9が位置決めされ、緩衝部材7によって半球状レンズ9が位置決めされている。このとき、緩衝部材7の内径が半球状レンズ8の球面部8aの直径よりも小さい円環状に形成されているため、半球状レンズ8がベース2に直接接触して破損するような事態を防止しつつ、半球状レンズ8の保持及び位置決めを確実化することができる。また、光導電アンテナ素子17をベース2に直接固定しないため、光導電アンテナ素子17の破損を防止することができる。また、これにより、光導電アンテナ素子17の裏面が、半球状レンズ8の平面部8bに直に密着して固定されるため、シリコングリースなどで接着する方法に比べて、テラヘルツ波の特定の周波数成分が吸収されるような事態を防止することができる。
以上のように構成されたテラヘルツアンテナモジュール1の動作について説明する。
テラヘルツアンテナモジュール1がテラヘルツ波発生モジュールとして使用される場合、電気信号入出力用ポート23及び配線基板9の信号配線14を介して光導電アンテナ素子17の一対のオーミック電極21,21間にバイアス電圧が印加されると共に、配線基板9の光通過孔12を介して光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22に可視乃至赤外光が励起光として照射される。これにより、光導電アンテナ素子17のGaAs層19で励起された自由キャリアがバイアス電圧による電場で加速されて一対のオーミック電極21,21間に電流が流れる。この電流の変化によってテラヘルツ波が発生し、半球状レンズ8を介して前方に出射される。
テラヘルツアンテナモジュール1がテラヘルツ波検出モジュールとして使用される場合、配線基板9の光通過孔12を介して光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22に可視乃至赤外光が励起光として照射され、光導電アンテナ素子17のGaAs層19で自由キャリアが励起される。このとき、前方から半球状レンズ8を介して光導電アンテナ部22にテラヘルツ波が入射すると、GaAs層19で励起された自由キャリアがテラヘルツ波による電場で加速されて光導電アンテナ素子17の一対のオーミック電極21,21間に電流が流れる。この電流が配線基板9の信号配線14及び電気信号入出力用ポート23を介して検出される。
次に、テラヘルツアンテナモジュール1の組立方法について説明する。
まず、図6(a)に示されるように、緩衝部材7が、ベース2の凹部5の底面5a及び側面5bに接触した状態で開口6を包囲するように凹部5に配置される。続いて、図6(b)に示されるように、半球状レンズ8が、緩衝部材7に球面部8aが接触した状態で凹部5に配置される。
その後、図7(a)に示されるように、光導電アンテナ素子17が固定された配線基板9が、ベース2の凹部4の側面4bに側面9bが沿う状態で光導電アンテナ素子17が半球状レンズ8の平面部8bに接触するように凹部4に配置される。このとき、配線基板9の後面(すなわち、基板11の後面11b)がベース2の後面2bから若干突出した状態となる。
続いて、図7(b)に示されるように、カバー25がネジ26によってベース2の後面2bに取り付けられて、配線基板9、光導電アンテナ素子17及び半球状レンズ8が緩衝部材7に対して押圧される。これにより、光導電アンテナ素子17と半球状レンズ8の平面部8bとが確実に密着すると共に、電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24と配線基板9の信号配線14とが確実に接触し、ベース2と配線基板9の接地配線15とが確実に接触した状態となる。
以上説明したように、テラヘルツアンテナモジュール1では、光導電アンテナ素子17が配線基板9に固定され、配線基板9の信号配線14を介して電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24と、また、配線基板9の接地配線15を介してベース2と電気的に接続されている。また、緩衝部材7、半球状レンズ8、光導電アンテナ素子17及び配線基板9がベース2の開口6側からこの順序でベース2の凹部3に配置され、ベース2へのカバー25の取付けによって、配線基板9、光導電アンテナ素子17及び半球状レンズ8が緩衝部材7に対して押圧されている。更に、半球状レンズ8の光軸OAが光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22を通るように、凹部4によって配線基板9が位置決めされ、緩衝部材7によって半球状レンズ8が位置決めされている。これらにより、単純な構造でありながら、配線基板9の信号配線14を介して光導電アンテナ素子17に対する電気信号の伝送を実現することができる。また、単純な構造でありながら、半球状レンズ8の光軸OA方向、及び光軸OA方向と直交する方向において、半球状レンズ8と光導電アンテナ素子17とを位置決めすることができる。
また、光導電アンテナ素子17と半球状レンズ8の平面部8bとの間にシリコングリース等を介在させる必要がないため、シリコングリース等によってテラヘルツ波の特定の周波数成分が吸収されるような事態を防止することができる。
また、上述したようにテラヘルツアンテナモジュール1の構造が単純であることから、テラヘルツアンテナモジュール1を極めて簡単に組み立てることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
図8〜11は、本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールの他の実施形態を示したものである。図8〜11に示されるテラヘルツアンテナモジュール1では、配線基板9において信号配線14が基板11に設けられたスルーホール16を介して基板11の前面11aから基板11の後面11bに引き出されている。この場合には、組み立てる際に、電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24とベース2の後面2bとの隙間に、基板11を滑り込ませるように配置する。その後、電気信号入出力用ポート23の電気信号入出力用ピン24と、配線基板9において基板11の後面11bに引き出された信号配線14とを半田等によって電気的に接続する。このとき、基板11の後面11bに信号配線14が引き出されているため、配線基板9の信号配線14に対して極めてアクセスし易く、電気信号入出力用ピン24と信号配線14との電気的な接続を確実且つ容易に達成することができる。
また、図8に示されるように、カバー25が金属からなる場合には、電気信号入出力用ポート23及び配線基板9の光通過孔12を回避して覆わないように切欠き25aが形成されている。このとき、カバー25がセラミックやプラスチック等の絶縁体からなる場合には、図1に示されるように、光通過孔27を設けるだけでもよい。或いは、カバー25が金属からなる場合であっても、カバー25の前面に絶縁膜を形成するなどの絶縁処理を施せば、切欠き25aに換えて光通過孔27を設けるだけでよい。
また、例えば可視乃至赤外光(所定の波長の光)を励起光として光導電アンテナ素子17の光導電アンテナ部22に照射するために、配線基板9の基板11が、ガラスや石英等、可視乃至赤外光を透過させる材料からなっていてもよい。この場合、光通過孔12や光透過部材13が不要となるため、配線基板9の構造を単純化することができると共に、その厚さが自由に設計できるなど、設計の自由度が増すという利点がある。
本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールの一実施形態の背面図である。 図1に示されたII−II線に沿っての断面図である。 図1に示されたテラヘルツアンテナモジュールの配線基板の正面図である。 図1に示されたテラヘルツアンテナモジュールの光導電アンテナ素子の背面図である。 図1に示されたテラヘルツアンテナモジュールの、光導電アンテナ素子が取り付けられた状態での配線基板の正面図である。 図1に示されたテラヘルツアンテナモジュールの組立方法を説明するための断面図である。 図1に示されたテラヘルツアンテナモジュールの組立方法を説明するための断面図である。 本発明に係るテラヘルツアンテナモジュールの他の実施形態の背面図である。 図8に示されたIX−IX線に沿っての断面図である。 図8に示されたテラヘルツアンテナモジュールの配線基板の正面図(a)及び背面図(b)である。 図8に示されたテラヘルツアンテナモジュールの、光導電アンテナ素子が取り付けられた状態での配線基板の正面図である。
符号の説明
1…テラヘルツアンテナモジュール、2…ベース、3…凹部、4…凹部(第2の部分)、5…凹部(第1の部分)、6…開口、7…緩衝部材、8…半球状レンズ、8a…球面部、8b…平面部、9…配線基板、11…基板、12…光通過孔、13…光透過部材、14…信号配線、15…接地配線、16…スルーホール、17…光導電アンテナ素子、18…半絶縁性GaAs基板、19…GaAs層、21…オーミック電極、22…光導電アンテナ部、23…電気信号入出力用ポート、24…電気信号入出力用ピン、25…カバー、26…ネジ、27…光通過孔。

Claims (6)

  1. テラヘルツ波を発生又は検出するためのテラヘルツアンテナモジュールであって、
    凹部、及び前記凹部の底面に形成された開口を有し、電気信号入出力用ピンを有する電気信号入出力ポートが取り付けられたベースと、
    前記凹部の内面に接触した状態で前記開口を包囲するように前記凹部に配置された緩衝部材と、
    前記緩衝部材に球面部が接触した状態で前記凹部に配置され、前記テラヘルツ波を透過させる半球状レンズと、
    所定の波長の光を通過させる基板、及び電気信号を伝送する信号配線を有し、前記凹部に配置された配線基板と、
    前記半球状レンズの平面部に接触した状態で前記所定の波長の光が光導電アンテナ部に照射されるように前記配線基板に固定され、前記信号配線と電気的に接続された光導電アンテナ素子と、
    前記ベースに取り付けられ、前記配線基板、前記光導電アンテナ素子及び前記半球状レンズを前記緩衝部材に対して押圧すると共に、前記配線基板を前記電気入出力用ピンに対して押圧するカバーと、を備え、
    前記凹部は、前記開口側の第1の部分及び前記カバー側の第2の部分を含み、前記第2の部分は、前記開口側から見て前記第1の部分よりも拡幅されており、
    前記第1の部分には、少なくとも前記緩衝部材が配置され、前記第2の部分には、少なくとも前記配線基板が、前記第2の部分の側面に前記配線基板の側面が沿う状態で配置されており、
    前記半球状レンズの光軸が前記光導電アンテナ部を通るように、前記第2の部分によって前記配線基板が位置決めされ、前記緩衝部材によって前記半球状レンズが位置決めされていることを特徴とするテラヘルツアンテナモジュール。
  2. 前記緩衝部材は、前記球面部の直径よりも小さい内径を有する円環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のテラヘルツアンテナモジュール。
  3. 前記信号配線は、前記基板において前記光導電アンテナ素子側の面からその反対側の面にスルーホールを介して引き出されていることを特徴とする請求項1又は2記載のテラヘルツアンテナモジュール。
  4. 前記基板は、前記所定の波長の光が通過する光通過孔を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のテラヘルツアンテナモジュール。
  5. 前記基板は、前記所定の波長の光を透過させる材料からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のテラヘルツアンテナモジュール。
  6. 前記カバーは、板バネとして前記配線基板、前記光導電アンテナ素子及び前記半球状レンズを前記緩衝部材に対して押圧することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のテラヘルツアンテナモジュール。
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