JP4762389B2 - 中空フィラー含有シリコーンゴム組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量化が進む輸送機、OA機器、家電などの各種の分野におけるゴム材料として好適な中空フィラー含有シリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ゴム材料は一般に金属、プラスティック等に比べ衝撃吸収力が優れているが、中でもシリコーンゴムはその耐熱性、耐候性、電気絶縁性などの良さから多方面への利用が可能である。しかし、ゴム材料は粘弾性による歪みで主として衝撃エネルギーを吸収するため、衝撃力方向の材料の厚みが必要となり、重量が必要となってしまう。輸送機、OA機器、家電などの各種の分野において軽量化が進む流れの中で、軽量で十分な弾性を有し、多量の成型品の製造が可能な材料が望まれていた。
【0003】
かかる材料としてシリコーンゴム発泡体があり、熱分解型発泡剤を添加する方法や硬化時に副生する水素ガスにより発泡体を成形する方法などがある。ところが、熱分解型発泡剤を添加する方法は、その分解ガスの毒性や臭いが問題点とされており、また、硬化触媒に白金触媒を使用するものでは、発泡剤による硬化阻害が問題とされていた。また、硬化時に副生する水素ガスを利用する方法においては、水素ガスの爆発性、未硬化物の保存時の取り扱いに注意を要するなどの問題があった。
【0004】
更に、射出成形のように金型内で発泡させる成形法もあるが、この方法は、微小かつ均一なセルを有するシリコーンゴム発泡体を得ることが難しいという問題があった。
【0005】
従って、本発明は、シリコーンゴム本来の耐候性、耐寒性、耐熱性等の特性を有し、かつ高い衝撃吸収性を有して圧縮特性に優れた硬化物を与える中空フィラー含有シリコーンゴム組成物を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の別の目的は、十分な軽量化が可能であり、かつ、成形時の中空フィラーの破壊が少なく、良好な耐衝撃性を有する硬化物を与える中空フィラー含有シリコーンゴム組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有し、平均重合度が1200以下であるオルガノポリシロキサンと、下記平均組成式(1)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、付加反応触媒を含有する付加硬化型シリコーンゴム組成物に、平均粒径が30〜60μmの微小中空フィラーを配合することにより、十分な軽量化が可能であり、軽量で良好な弾性を有し、成形時にほとんど破壊することなく良好に成形でき、優れた耐衝撃性を有する硬化物を与え、輸送機、OA機器、家電等の各種分野における軽量化に十分対応できる材料となり得る中空フィラー含有シリコーンゴム組成物が得られることを知見した。
【0008】
従って、本発明は、
(1)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有し、平均重合度が1200以下であるオルガノポリシロキサン 100重量部
(2)下記平均組成式(1)
RbHcSiO(4-b-c)/2 (1)
(式中、Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示される、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
(3)付加反応触媒 触媒量
(4)平均粒径が30〜60μmで、かつ弾性特性が15〜45%の熱可塑性樹脂製微小中空フィラー 0.5〜10重量部
(5)室温(25℃)において液状のチキソトロピック性付与剤に固体材料のチキソトロピック性付与剤を併用してなるチキソトロピック性付与剤
0.01〜30重量部
を含有してなり、ボーイング・フロー・ジグ試験による1分後の垂れが2.54cm(1インチ)以下のチキソトロピック性を有することを特徴とする中空フィラー含有シリコーンゴム組成物を提供する。
【0009】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明において、中空フィラー含有シリコーンゴム組成物に配合する中空フィラーは、硬化物内に気体部分を持つことでスポンジゴムのように衝撃吸収を可能にするものである。このような中空フィラー材料としては、例えばフェノール樹脂バルーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン等のプラスティックバルーンなど各種のものが挙げられる。
【0010】
このような中空フィラーの材質としては、特に中空フィラー自体が弾性を持つもの、即ち、熱可塑性樹脂製中空バルーン、特に塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの重合物、あるいはこれら2種以上の共重合物が好適である。これらを使用することにより、効果的な衝撃吸収力を得ることができる。これは、中空フィラー自体が弾性を持つことにより小さな力でも変形することができ、衝撃を吸収できるためである。
【0011】
また、中空フィラーの平均粒径は本発明が目的とする、例えば射出成形などの成形時に破壊されることがなく、優れた耐衝撃性を有する硬化物を与えるという観点からは、30〜60μm、好ましくは30〜50μm、より好ましくは30〜40μmの微小中空フィラーを選択して使用することが必要であり、平均粒径が20μm未満では小さすぎて衝撃吸収性能が不十分となり、60μmを超えると射出成形など高圧がかかる条件では中空フィラーが破壊されやすくなってしまう。なお、この平均粒径は、例えば、レーザー光回折法等による粒度分布測定装置を用いて、重量平均値(又はメジアン径)などとして求めることができる。
【0012】
本発明では、中空フィラーとして下記方法で測定される弾性特性が15%以上であるものを使用する。弾性特性が10%未満であると中空フィラー自体が剛いため十分な衝撃吸収特性が得られない。なお、この弾性特性の上限は45%程度でよい。
【0013】
弾性特性の測定方法:
弾性特性とは、バルーンが破壊されることなく可逆的に、あるいは繰り返し変形できる範囲をいい、次のように測定する。
【0014】
中空フィラーと25℃での粘度が1000csのシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン)をその体積比が50:50になるように混合し、これを5.0ccのシリンジ(断面積:1cm2)に3.0cc注入後、先端を封鎖し、20kgfの力(即ち、20kgf/cm2の圧力)を加えた時の変形率を測定する。例えば3.0cc→2.4ccとなった時の変形率を(1−2.4/3.0)×l00=20%とする。但し、20kgfの力をはずした時、3.0ccまで復元しなければならない。
【0015】
更に、このような衝撃吸収能力を十分に発揮するには、中空フィラーの真比重が0.01〜0.2、特に0.015〜0.1であることが好ましい。真比重が0.01より小さいと、配合・取り扱いが難しいばかりか中空フィラーの強度が不十分で成型時に破壊してしまい、衝撃吸収能力が不十分になってしまう場合があり、0.2より大きいと中空フィラーの材質部分(即ち、壁材部分)の占める割合が大きくなり、衝撃吸収能力が不十分であったり、シリコーンゴム硬化物のゴム物性に悪影響を及ぼす場合がある。
【0016】
また、これら中空フィラーは、弾性を著しく損なわない範囲において、強度アップ、耐熱性向上、分散性改良などの目的で、その表面を炭酸カルシウム、タルク、酸化チタンなどで処理してもかまわない。
【0017】
本発明において、硬化性オルガノポリシロキサン組成物としては、下記組成の付加反応硬化型のオルガノポリシロキサン組成物が用いられる。
(1)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有し、平均重合度が1200以下のオルガノポリシロキサン 100重量部
(2)下記平均組成式(1)
RbHcSiO(4-b-c)/2 (1)
(式中、Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示される、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
(3)付加反応触媒 触媒量
【0018】
ここで、第1成分の1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(2)で示されるものを用いることができる。
R1 aSiO(4-a)/2 (2)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数である。)
【0019】
上記R1で示されるケイ素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられる。
【0020】
この場合、R1のうち少なくとも2個はアルケニル基(特に炭素数2〜8のものが好ましく、更に好ましくは2〜6である)であることが必要である。なお、アルケニル基の含有量は、ケイ素原子に結合する全有機基中(即ち、前記平均組成式(2)におけるR1としての非置換又は置換の一価炭化水素基中)0.01〜20モル%、特に0.1〜10モル%とすることが好ましい。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合していても、両者に結合していてもよいが、組成物の硬化速度、硬化物の物性等の点から、本発明で用いるオルガノポリシロキサンは、少なくとも分子鎖末端のケイ素原子に結合したアルケニル基を含んだものであることが好ましい。
【0021】
上記オルガノポリシロキサンの構造は、通常は、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された基本的には直鎖状構造を有するジオルガノポリシロキサンであるが、部分的には分岐状の構造、環状構造などであってもよい。平均重合度(重量平均重合度)は50以上1200以下、特に100以上850以下の室温(25℃)で液状のものが好ましく、50未満では硬化物としてのゴム物性が不十分となる場合があり、1200を超えると中空バルーンの配合が難しいだけでなく、配合中にバルーンが破壊してしまうという問題が生ずる場合がある。
【0022】
第2成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、下記平均組成式(1)
RbHcSiO(4-b-c)/2 (1)
で示され、1分子中に少なくとも2個、好ましくは2〜200個、より好ましくは3〜100個のケイ素原子結合水素原子(即ち、SiH基)を有することが必要である。
【0023】
上記式(1)中、Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基であり、このRとしては、上記式(2)中のR1と同様の基を挙げることができる。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数であり、好ましくはbは1.0〜2.0、cは0.01〜1.0、b+cは1.5〜2.5である。
【0024】
1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上含有されるSiH基は、分子鎖末端、分子鎖途中のいずれに位置していてもよく、またこの両方に位置するものであってもよい。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子構造は、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造のいずれであってもよいが、1分子中のケイ素原子の数(又は重合度)は通常2〜300個、好ましくは4〜150個程度の室温(25℃)で液状のものが望ましい。
【0025】
式(2)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして具体的には、例えば、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、(CH3)2HSiO1/2単位と(CH3)3SiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C6H5)3SiO1/2単位とからなる共重合体などが挙げられる。
【0026】
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、第1成分のオルガノポリシロキサン100部(重量部、以下同様)に対して0.1〜50部、特に0.3〜20部とすることが好ましい。また、第2成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、第1成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対して、第2成分中のケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)の量が0.5〜5モル、特に0.8〜2.5モル程度となる量で配合することもできる。
【0027】
第3成分の付加反応触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と1価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒などの白金族金属触媒が挙げられる。なお、この付加反応触媒の配合量は触媒量とすることができ、通常、白金族金属として0.5〜1000ppm、特に1〜500ppm程度とすればよい。
【0028】
本発明は、上記(1)〜(3)成分を必須成分とする付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に上記中空フィラーを配合するものであるが、この場合特には平均粒径が30〜60μm、好ましくは30〜50μm、より好ましくは30〜40μmの微小中空フィラーを選択し、第1成分のオルガノポリシロキサン100部に対して0.5〜10部、好ましくは1〜8部配合することが好ましく、これにより十分な軽量化が可能であり、かつ成形時の破壊が少なく、良好な耐衝撃性を有する硬化物を与えることができる。
【0029】
本発明に係る組成物には、チキソ性(即ち、チキソトロピック性)付与剤を配合することが好ましい。チキソ性付与剤としては、材料の流れ性を抑え、組成物にチキソ性(チキソトロピック性)を付与し得るものであれば如何なるものでもかまわないが、一般的には、固体材料としてヒュームドシリカ、ヒュームド酸化チタン、カーボンなどが例示され、これらはそのままでもヘキサメチルシラザン、トリメチルクロロシラン、ポリメチルシロキサンのような有機ケイ素化合物で表面処理したものでも良い。また、室温(25℃)において液状の材料としては、組成物に対して非相溶なものであれば如何なるものでもよく、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル、あるいはそれらとシロキサンとのブロックポリマー、ジメチルシロキサンとジフェニルシロキサンとの共重合体などが主として用いられる。
【0030】
チキソ性付与剤は、1種類を単独で用いても、2種類以上を併用して用いてもよいが、その配合量は、第1成分のオルガノポリシロキサン100部に対して0.01〜30部、特に0.03〜20部が好ましい。配合量が0.01部より少ないと十分なチキソ性が得られない場合があり、30部を超えると成形性、ゴム物性などに悪影響を与えてしまう場合がある。
【0031】
本発明のシリコーンゴム組成物は、下記に示されるボーイング・フロー・ジグ試験により、1分後の材料の垂れが2.54cm(1インチ)以下、特に0〜2.032cm(0〜0.8インチ)のチキソ性(チキソトロピック性)を有することが好ましい。チキソ性が2.54cm(1インチ)を超えると、保存時に中空フィラーが浮上しやすく経時で分離してしまい、硬化物が部分によって比重の異なるゴムとなってしまう場合がある。
【0032】
ボーイング・フロー・ジグ試験:
組成物の垂れ落ち抑制の量を定めるためのテストで、組成物をボーイング・フロー・ジグのボウル部分に入れ、次いで、水平試験ジグをとり、これを一端を下にして立てて、組成物がスケール上のボウルから鉛直下方に流れるようにする。重力の作用により下に流れる量を60秒後に流れの長さ(インチ)として測定する。通常は35秒後に測定するが、本材料ではその差を明確にするため60秒後とした。
【0033】
本発明に係るシリコーンゴム組成物には、上記必須成分に加え、成形品の機械的強度を向上させるため、耐熱性を向上させるため、難燃性を向上させるためなどの理由で、本発明の効果を損なわない範囲で充填剤を配合しても良い。充填剤としては、例えば沈殿シリカ、焼成シリカのような補強性充填剤、粉砕石英、ケイ藻土、アスベスト、アミノケイ酸、酸化鉄、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化セリウムのような非補強性充填剤が例示され、そのままでもヘキサメチルシラザン、トリメチルクロロシラン、ポリメチルシロキサンのような有機ケイ素化合物で表面処理したものでも良い。
【0034】
本発明に係るシリコーンゴム組成物には、上記必須成分に加え、必要に応じ任意成分として難燃化剤、耐火性向上剤、増感剤、着色剤、耐熱向上剤、還元剤等の各種添加剤やエチニルシクロヘキサノール等の反応制御剤、離型剤あるいは充填剤用分散剤などを添加することができる。なお、この充填剤用分散剤として使用される各種アルコキシシラン、カーボンファンクショナルシラン、シラノール基含有低分子シロキサンなどは、本発明の効果を損なわないように最小限の添加量に止めることが好ましい。
【0035】
本発明に係るシリコーンゴム組成物は、上記した成分を二本ロール、バンバリーミキサー、ドウミキサー(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合して、必要に応じて加熱処理を施すことにより得ることができる。この場合、例えば第1成分のオルガノポリシロキサンの一部又は全部とシリカ等の無機質充填剤とを必要に応じて表面処理剤と共に予め混合してベースコンパウンドを調製しておき、これに残りの第1成分のオルガノポリシロキサン、第2成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン、第3成分の付加反応触媒、中空フィラーとその他の任意成分を混合しても差し支えない。
【0036】
このようにして得られたシリコーンゴム組成物は、射出成形、注型成形、金型加圧成形、押し出し成形などの種々の成形法によって必要とされるシリコーンゴムに成形することができるが、特に射出成形が好適に採用できる。
【0037】
なお、硬化条件は適宜調整することができるが、例えば金型加圧成形の場合は120〜220℃で5分〜1時間程度とすることが好適である。射出成形の場合は80〜220℃で10秒〜10分間程度とすることが好適である。
【0038】
【発明の効果】
本発明の中空フィラー含有シリコーンゴム組成物は、軽量で十分な弾性を有し、成形時に破壊がほとんどなく、良好な成形性を有し、衝撃エネルギーの吸収性に優れた硬化物を与えることができるもので、輸送機、OA機器、家電等の各種分野における軽量化に十分対応できる材料である。
【0039】
【実施例】
以下、参考例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、ここで記載される部は、いずれも重量部を表す。
【0040】
〔参考例1〕
25℃での粘度が5000cs(センチストークス、以下同様)である両末端ビニルジメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450)80部、25℃での粘度が5000csの側鎖ビニル基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450、ビニル価0.0003mol/g)20部、比表面積が110m2/gである疎水化処理されたヒュームドシリカ(日本アエロジル社製R−972)8部、真比重0.04、平均粒径40μmで上記方法で測定した弾性特性が38%である中空フィラー(エクスパンセル社製Expancel 551DE、アクリロニトリル・メタクリロニトリル・塩化ビニリデンの共重合体)4部(組成物全体に対して48容量%)をプラネタリーミキサーに入れ、30分攪拌を続けた後、更に下記式(3)で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン4.7部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分攪拌を続けてできあがった組成物をシリコーンゴム組成物(1)とした。
【0041】
【化1】
【0042】
この組成物112部に塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1部添加し、攪拌・脱泡後、150℃のオーブンで30分キュアさせ、30mm×30mm×20mm(厚さ)の試験片を切り出し、20kgの重りを乗せた時の1分後の厚さを測定し、次の式により算出した値を圧縮特性とした。また、この組成物を150℃のオーブンで30分硬化させて作成した厚さ2mmのシートについてJIS−K6301に基づいてゴム硬度(JIS−A硬度)を測定した。ゴム硬度、圧縮特性についてそれぞれ結果を表1に示す。
圧縮特性(%)=[1−変形後の厚さ(mm)/20mm]×100
【0043】
【表1】
【0044】
〔実施例1〕
25℃での粘度が5000csである両末端ビニルジメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450)80部、25℃での粘度が5000csの側鎖ビニル基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度;約700、ビニル価0.0007mol/g)20部、比表面積が110m2/gである疎水化処理されたヒュームドシリカ(日本アエロジル社製R−972)8部、真比重0.04、平均粒径40μmで上記方法で測定した弾性特性が38%である中空フィラー(エクスパンセル社製Expancel 551DE、アクリロニトリル・メタクリロニトリル・塩化ビニリデンの共重合体)4部をプラネタリーミキサーに入れ、30分攪拌を続けた後、更に下記式(3)で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン5.7部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部、ポリエチレングリコール1部を添加し、15分攪拌を続けてできあがった組成物をシリコーンゴム組成物(2)とした。この組成物のボーイング・フロー・ジグ試験によるチキソ性は1.575cm(0.62インチ)であった。
【0045】
この組成物118部に塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1部添加し、攪拌・脱泡後、射出成形(材料計量圧力40kgf/cm2、射出圧力15kgf/cm2、150℃で60秒)により2mmのシートを作成し、その比重を測定すると0.64であった。
【0046】
一方、同じ組成物を150℃×15分でオーブンキュアにより2mmのシートを作成し、比重を測定した結果は0.56であり、射出成形時の比重との差は0.08と小さいものであることから、射出成形による中空バルーンの破壊はごくわずかなものであり、軽量で、かつ圧縮に対しても良好な弾性を有するシリコーンゴム硬化物が得られた。なお、このオーブンキュアにより得られた2mmのシートについて、JIS−K6301に基づいてゴム硬度(JIS−A型硬度)を測定した。結果を表2に示す。
【0047】
【化2】
【0048】
〔実施例2〕
25℃での粘度が5000csである両末端ビニルジメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450)80部、25℃での粘度が5000csの側鎖ビニル基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度;約700、ビニル価0.0007mol/g)20部、比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製アエロジル200)5部、真比重0.06、平均粒径30μmの中空フィラー(エクスパンセル社製Expancel 461DE、アクリロニトリル・メタクリロニトリル・塩化ビニリデンの共重合体)3部をプラネタリーミキサーに入れ、30分攪拌を続けた後、上記式(3)で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン5.7部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部、ポリエチレングリコール1部を添加し、15分攪拌を続けてできあがった組成物をシリコーンゴム組成物(3)とした。この組成物のボーイング・フロー・ジグ試験によるチキソ性は1.651cm(0.65インチ)であった。
【0049】
この組成物114部に塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1部添加し、攪拌、脱泡後、射出成形(実施例1と同条件)により、2mmのシートを作成し、その比重を測定すると0.79であった。
【0050】
一方、同じ組成物を150℃×15分オーブンキュアにより2mmのシートを作成し、比重を測定した結果は0.72であり、射出成形時の比重との差は0.07と小さな値であることから、射出成形による中空バルーンの破壊はごくわずかなものであり、軽量(低比重)であり、かつ、圧縮に対しても良好な弾性を有するシリコーンゴム硬化物が得られた。なお、このオーブンキュアにより得られたシートのゴム硬度(JIS−K6301 A型)を表2に示す。
【0051】
〔比較例1〕
25℃での粘度が5000csである両末端ビニルジメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450)80部、25℃での粘度が5000csの側鎖ビニル基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度;約700、ビニル価0.0007mol/g)20部、真比重0.03、平均粒径70μmの中空フィラー(エクスパンセル社製Expancel 091DE−80、アクリロニトリル・メタクリロニトリル・塩化ビニリデンの共重合体)3部をプラネタリーミキサーに入れ、30分攪拌を続けた後、上記式(3)で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン5.7部、ポリエチレングリコール1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を加えて15分攪拌を続け、できあがった組成物をシリコーンゴム組成物(4)とした。この組成物のボーイング・フロー・ジグ試験によるチキソ性は1.600cm(0.63インチ)であった。
【0052】
この組成物110部に塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1部添加し、攪拌、脱泡後、射出成形(実施例1と同条件)により、2mmのシートを作成し、その比重を測定すると0.88であった。
【0053】
一方、同じ組成物を150℃×15分オーブンキュアにより2mmのシートを作成し、比重を測定した結果は0.59であり、射出成形時の比重との差は0.29と大きなものであることから、射出成形によるバルーンの破壊が顕著であった。なお、このオーブンキュアにより得られたシートのゴム硬度(JIS−K6301 A型)を表2に示す。
【0054】
〔比較例2〕
25℃での粘度が5000csである両末端ビニルジメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450)60部に沈殿シリカ(日本シリカ工業社製ニプシルLP)30部、ヘキサメチルジシラザン2部、水1部をニーダーミキサーに入れ、1時間室温で攪拌を続けた後、内部温度が150℃になるまで加熱し、更に攪拌を3時間続け、冷却後、シリコーンゴムベースを得た。
【0055】
このシリコーンゴムベース8部に、25℃での粘度が5000csの側鎖ビニル基含有ジメチルポリシロキサン(平均重合度;約450、ビニル価0.0003mol/g)20部、比表面積が110m2/gである疎水化処理されたヒュームドシリカ(日本アエロジル社製R−972)3部、真比重0.02、平均粒径90μmの中空フィラー(松本油脂製薬社製マイクロスフェアーF−80ED、アクリロニトリル・メタクリロニトリル・塩化ビニリデンの共重合体)2部をプラネタリーミキサーに入れ、30分攪拌を続けた後、上記式(3)で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン4.7部、ポリエチレングリコール1部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05部を添加し、15分攪拌を続けてできあがった組成物をシリコーンゴム組成物(5)とした。この組成物のボーイング・フロー・ジグ試験によるチキソ性は1.499cm(0.59インチ)であった。
【0056】
この組成物110部に塩化白金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を0.1部添加し、攪拌、脱泡後、射出成形(実施例1と同条件)により、2mmのシートを作成し、その比重を測定すると0.85であった。
【0057】
一方、同じ組成物を150℃×15分オーブンキュアにより2mmのシートを作成し、比重を測定した結果は0.57であり、射出成形時の比重との差は0.28と大きなものであることから、射出成形によるバルーンの破壊が顕著であった。なお、このオーブンキュアにより得られたシートのゴム硬度(JIS−K6301 A型)を表2に示す。
【0058】
【表2】
Claims (3)
- (1)1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有し、平均重合度が1200以下であるオルガノポリシロキサン 100重量部
(2)下記平均組成式(1)
RbHcSiO(4-b-c)/2 (1)
(式中、Rは炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示される、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部
(3)付加反応触媒 触媒量
(4)平均粒径が30〜60μmで、かつ弾性特性が15〜45%の熱可塑性樹脂製微小中空フィラー 0.5〜10重量部
(5)室温(25℃)において液状のチキソトロピック性付与剤に固体材料のチキソトロピック性付与剤を併用してなるチキソトロピック性付与剤
0.01〜30重量部
を含有してなり、ボーイング・フロー・ジグ試験による1分後の垂れが2.54cm(1インチ)以下のチキソトロピック性を有することを特徴とする中空フィラー含有シリコーンゴム組成物。 - 固体材料のチキソトロピック性付与剤が、ヒュームドシリカ、ヒュームド酸化チタン、カーボンから選ばれる1種又は2種以上であり、液状のチキソトロピック性付与剤が、ポリエーテル、それらとシロキサンとのブロックポリマー、ジメチルシロキサンとジフェニルシロキサンとの共重合体から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の中空フィラー含有シリコーンゴム組成物。
- 射出成形により硬化、成形される請求項1又は2記載の中空フィラー含有シリコーンゴム組成物。
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