JP4759803B2 - 個人識別用dnaインク及び個人識別システム - Google Patents

個人識別用dnaインク及び個人識別システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DNA(deoxyribonucleic acid )分子を含有する個人識別用DNAインクと、DNAインク薄膜を識別素子とする個人識別用媒体および個人識別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年はカード社会と言われるように、金融機関のATM(Automatic Teller's Machine)やCD(Cash Dispenser)に使用されるキャッシュカード、デパート、ホテルなどで使用されるクレジットカードなどの他にも、本人確認の身分証ともなる運転免許証、パスポート、社員証などのカードも広く使用されている。
これらのカードとしては磁気カードやICカードが使用され、磁気カードでは磁気ストライブ部分にICカードでは個人識別部分に、例えばパスワードが個人識別データとして書き込まれており、本人がカード使用時に提示するパスワードとの一致を判定して本人の確認を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種のカードを、店舗などの取引現場やネットワーク上で使用する際に、個人識別情報であるパスワードが盗み取られることがあり、盗み取られたパスワードを使用して偽造カードが製造利用される問題が発生している。
この防止策として、本人の顔写真をカードに記録する方法が取られているが、本人の顔写真は、盗撮などの手段で入手することも可能であり、この方法でカード偽造を完全に防止することはできない。
【0004】
本発明は、前述したようなこの種のカードの偽造の現状に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、DNA分子に基づき作成され、偽造されることなく個人識別に使用されるインク薄膜を形成するDNAインクを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、DNA分子に基づき作成されるDNA薄膜の表面パターン模様に基づいて、個人識別を行う個人識別用媒体、該個人識別用媒体が設けられたICカード、及び該個人識別用媒体を使用する個人識別システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、DNA分子を含有することを特徴とする個人識別用DNAインクを提供する。ここで、個人識別用DNAインクは、DNA分子と、有機アミンまたはカチオン性界面活性剤とを配合することが好ましく、さらに、DNA分子と、有機アミンまたはカチオン性界面活性剤とからなるDNA/有機アミンポリイオンコンプレックス化合物を含有することが好ましい。
【0006】
次に本発明による個人識別用DNAインクについて説明する。
本発明の個人識別用DNAインクは、DNA分子の水溶液に、好ましくは有機アミンまたはカチオン性界面活性剤を混合する。DNA分子原料としては、人に限らず、広くDNAを有する生物体から調製することができる。あるいはDNA分子水溶液それ自体であってもよい。
【0007】
DNA分子のリン酸基と、有機アミンまたはカチオン性界面活性剤の極性基とが反応することにより、DNA/有機アミンポリイオンコンプレックス化合物の溶液が形成される。この化合物は水に不溶性なので、溶液を濾過した後にトルエンや塩化メチレンなどの有機溶媒に溶解させることにより個人識別用DNAインクが作製される。あるいは、DNA分子と、有機アミンまたはカチオン性界面活性剤とを配合することで直接調製してもよい。
【0008】
このDNAインクをSiやプラスチックの基板上にキャストすることにより、複雑なパターン模様を有するDNAインク薄膜が形成される。
【0009】
ここで、有機アミンは、下記一般式(1):
【0010】
【化3】
−NR …(1)
【0011】
(式中、R は炭素原子数が5〜25のアルキル基またはアルケニル基を示し、R およびR は同一または異なり、H、CH またはCH CH を示す。) で表されるものであることが望ましい。
【0012】
DNA分子とポリイオンコンプレックス化合物を形成する有機アミン類は、DNA分子のリン酸基とイオン結合することが必要で、このイオン結合のために、カチオン性の大きなアミンが使用される。有機アミン酸には、1級、2級、3級の種別があり、級数が増えるとカチオン性が増大するので、3級アミンを使用することが望ましい。
【0013】
また、アミンの立体障害を低減させるために、R およびR として大きな原子団は好ましくなく、−CH 、−CH CH 程度のものが適当である。Rに関しては、炭素数が4以下であると、有機溶媒への溶解性が非常に低くなり、基板上に薄膜を形成することができなくなる。さらに、炭素数が26以上になると、水への溶解性がなくなり、水溶液中でDNA分子とポリイオンコンプレックスを形成することができなくなる。
【0014】
本発明で用いられるカチオン性界面活性剤としては、例えば、下記一般式(2):
【0015】
【化4】
−N ・X …(2)
【0016】
(式中、R は炭素原子数が5〜25のアルキル基またはアルケニル基を示し、R ,R およびR は同一または異なり、CH またはCH CH を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
で表されるものが挙げられる。
【0017】
さらに前記第2の目的を達成するために、請求項6記載の個人識別用媒体の発明は、DNA分子を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、基板上に個人識別情報として記録されていることを特徴とするものである。ここで、DNAインク薄膜の膜厚としては、0.01〜10μmが適当である。また基板としては、例えばシリコン基板、ガラス基板、銀,金等の金属基板、プラスチック基板等が挙げられる。
【0018】
このような手段によると、DNAインク薄膜の表面パターン模様は、遺伝子の本体をなすDNAの二重螺旋状の塩基対に基づいて、複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様を個人識別情報として使用することにより、個人識別用媒体の偽造が完全に防止される。
【0019】
同様に前記第2の目的を達成するために、請求項7記載のICカードに係る発明は、DNA分子を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体がカード上に形成されてなることを特徴とするものである。
【0020】
このような手段によると、DNAインク薄膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様が個人識別情報として記録された個人識別用媒体がカード上に記録されているので、ICカードの偽造が完全に防止される。
【0021】
同様に前記第2の目的を達成するために、請求項8記載の個人識別システムに係る発明は、DNA分子を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体と、
該個人識別用媒体に記録される前記個人識別情報を含む固有情報が予め登録格納される固有情報格納手段、及び前記個人識別用媒体に対応する前記固有情報の検索と書き換えの全体制御を行う制御手段を有するホストコンピュータと、
前記個人識別用媒体の装着によって該個人識別用媒体の個人識別情報を検出する光学センサ、該光学センサが検出する検出個人識別情報を前記ホストコンピュータから取込む個人識別情報と比較照合し、前記検出個人識別情報の真偽性の判定を行う判定手段、及び前記個人識別用媒体の記録情報を読み取って、情報の書き換えを行う個人識別用媒体処理手段を有し、ネットワークを介して前記ホストコンピュータに接続されるリーダライタユニットと
を有することを特徴とするものである。
【0022】
このような手段によると、DNAインク薄膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様が個人識別情報として個人識別用媒体に記録されているので、個人識別用媒体の偽造が完全に防止され、個人識別用媒体と利用者とを正確に対応付けた状態で、ネットワークを介して、個人識別用媒体が安全且つ効率的に利用される。
【0023】
同様に前記第2の目的を達成するために、請求項9記載の個人識別システムに係る発明は、個人識別用媒体をICカードの形で用いることを特徴とするものである。
【0024】
このような手段によると、DNAインク薄膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様が個人識別情報として個人識別用媒体に記録されているので、ICカードの偽造が完全に防止され、ICカードと利用者とを正確に対応付けた状態で、ネットワークを介して、ICカードが安全且つ効率的に利用される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、図1及び図2を参照しながら、DNAインクに係る一実施の形態と、DNAインク薄膜を識別素子とする個人識別システムに係る一実施の形態とに基づいて説明する。
図1は本発明のDNAインク薄膜を識別素子とする個人識別システムに係る一実施の形態の構成を示すブロック図、図2は本実施の形態のDNAインク薄膜表面のDNAパターン模様の説明図である。
【0026】
先ず、DNAインクに係る一実施の形態について説明する。
本実施の形態において、DNAインクは以下のようにして作製される。
本実施の形態では、生体として鮭を使用し、鮭のDNA分子の水溶液に、後述する有機アミンあるいはカチオン性界面活性剤を混合して、DNA分子のリン酸基と、アミノ基あるいはアンモニウム基の極性基とを反応させ、DNA・有機アミンのポリイオンコンプレックス化合物の溶液が形成される。この化合物は水に不溶性なので、溶液を濾過した後にトルエンや塩化メチレンなどの有機溶媒に溶解させることによりDNAインクが作製される。
このDNAインクをSiやプラスチックの基板上にキャストすることにより、DNA・有機アミンのポリイオンコンプレックス化合物のDNAインク薄膜が形成される。
【0027】
個人識別用DNAインク製造の実施例では、DNA分子0.5gを水200mlに溶解させてDNA水溶液を作製し、有機アミン類或いはカチオン性界面活性剤を4.5mmolの濃度になるように添加する。この溶液を超音波洗浄機で、約10分間洗浄すると沈殿物が生成するので、この沈殿物を濾過するとDNAポリイオンコンプレックス化合物が得られる。このDNAポリイオンコンプレックス化合物をエタノールなどの有機溶媒に溶解させて1mmol溶液を調製する。
表1に各実施例で製造に使用した有機アミン類、或いはカオチン性界面活性剤を示す。
【0028】
【表1】
Figure 0004759803
【0029】
このようにして製造されたDNAインク2mlをSi基板上に滴下し、約60℃で30分間加熱処理して媒体を作製する。DNAインク薄膜の膜厚は0.01μmから10μmとした。
このようにして形成されるポリイオンコンプレックス化合物のDNAインク薄膜の表面には、遺伝子の本体をなすDNAの二重螺旋状の塩基対に基づき、表2に示すように、各実施例ではいずれも複雑なパターン模様が形成されていた。
【0030】
【表2】
Figure 0004759803
【0031】
この場合、DNAインク薄膜の表面に白色光を照射して、薄膜表面からの反射光を検出して、DNAパターン模様を画像表示させると、例えば図2に示すようなDNAパターン模様が得られる。このDNAパターン模様は、単位領域として、例えば、図2でX座標(Xn〜Xn+α)、Y座標(Ym〜Ym+β)の単位領域を選択し、その部分パターン模様25を検出すると、座標値を変えた何れの位置から選択される単位領域の部分パターン模様も互いに異なるパターン模様となり、同一の部分パターン模様が抽出されることはないという特性がある。
【0032】
このようにして、本実施の形態で得られるDNAインク薄膜表面のDNAパターン模様は、遺伝子の本体をなすDNAの二重螺旋状の塩基対に基づく複雑な模様となり、このDNAパターン模様から選択した単位領域の部分パターン模様は、選択位置で互いに異なった部分パターン模様となるので、各選択位置の部分パターン模様を、それぞれの個人の識別情報に対応付けることにより、偽造されることのない個人識別情報として利用することが可能になる。
【0033】
次いで、DNAインク薄膜を個人識別素子とする個人識別システムに係る一実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図1に示すように、装着されるICカード1の個人識別用媒体2から個人情報を検出し、さらに、ICカード1のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)3に対するデータの読出、消去及び書込を行うリーダライタ6が設けられ、このリーダライタ6に、ICカードから検出した個人識別データと、ホストコンピュータ8に登録されている個人識別データとを照合判断して、ICカードの個人識別データの真偽を判定する個人識別判定器7が接続されている。本実施の形態では、リーダライタ6と個人識別判定機7がリーダライタユニットAを構成し、個人識別判定器7が、ネットワークを介して、全体動作の制御を行うホストコンピュータ8に接続されている。
【0034】
ICカード1には、制御動作を行うCPU5、データの読出・書込と消去とが行われるEEPROM3、及び個人識別データの検出が行われる個人識別用媒体2が設けられ、個人識別用媒体2の表面には、すでに説明したDNAインクの薄膜が形成されている。
このDNAパターン模様は、極めて複雑で単位面積の微小領域の部分パターン模様を抽出した場合に、抽出される単位領域の位置に応じて、部分パターン模様はそれぞれ異なり、同一の部分パターン模様が抽出される確率は0に限りなく近い。
【0035】
この特性を利用して、本実施の形態では、図2に示すDNAパターン模様24が、単位領域ごとに複数の利用者にそれぞれ対応付けられ、各個人情報を示す部分パターン模様として、登録時にホストコンピュータ8に格納されており、例えば、同図に示すように、X座標がXn〜Xn+αで、Y座標がYm〜Ym+βの単位領域の部分パターン模様25が、利用者Aの個人情報に選択されている。
そして、個人識別用媒体2の表面には、利用者Aの部分パターン模様25のDNAインク薄膜が形成され、ホストコンピュータ8には利用者Aの個人情報として、部分パターン模様25の画像データが格納されている。
【0036】
図1に戻って、リーダライター6には、ICカード1の個人識別用媒体2から個人識別データを検出する光学センサ10が設けられ、光学センサ10には検出信号を出力する検出信号出力回路11が接続され、さらにリーダライター6には、ICカード1に対して、データの読出・書込動作と消去動作とを制御するリードライトコントローラ12が設けられている。
また、個人識別判定器7には、個人識別用媒体2のDNAインク薄膜表面の部分パターン模様に基づいて、識別パターンを再生する識別パターン再生回路13、再生された識別パターンとホストコンピュータ8に格納されている個人識別データである部分パターンの画像データとを比較照合し、個人識別用媒体2に記録されている部分パターン模様の真偽の判定を行う判定回路14、判定結果を表示する表示器15、ホストコンピュータ8とのインタフェース動作を行うインタフェース16が設けられいる。
そして、識別パターン再生回路13の出力端子が、判定回路14とインタフェース16の入力端子に接続され、判定回路14の出力端子が表示器15の入力端子に接続され、リーダライター6のリードライトコントローラ12の出力端子が、インタフェース16の他の入力端子に接続されている。
【0037】
一方、ホストコンピュータ8では、全体の動作を制御するCPU17が、バスBを介して、制御プログラムが格納されるROM18、制御動作時に各種のデータの書込・読出が行われるRAM20、利用者の個人識別データを含む固有情報が格納される個人データメモリ21、動作時に各種の演算を行う演算回路22、及び個人識別判定器7とのインタフェース動作を行うインタフェース23に接続されている。そして、個人データメモリ21には、利用者の単位領域に対応する部分パターン模様の画像データが格納されており、インタフェース16の出力端子が、ネットワークを介して、インタフェース23の入力端子に接続され、インタフェース23の入出力端子が、ネットワークを介して、判定回路14の入出力端子に接続されている。
【0038】
このような構成の本実施の形態の動作を説明する。
図2に示す部分パターン模様25が、個人識別データとして登録されている利用者Aが、ICカード1をクレジットカードとして利用して店舗での買物の清算をする場合で説明すると、買物を済ませた利用者のICカード1が店舗に配置されているリーダライタ6の装着口に挿入装着されると、光学センサ10の発光部10aから白色光が、個人識別用媒体2の表面に照射される。
この照射光によって、個人識別用媒体2の表面のDNAインク薄膜が照射されると、DNAインク薄膜の部分パターン模様からの反射光が、光学センサ10の受光部10bに入射し、受光部10bが受光する部分パターンの光像が、光学センサ10で電気信号に光電変換され、光学センサ10から受光光像に対応する部分パターンの画像信号が出力され、検出信号出力回路11で波形整形され、個人IDが付加されて、個人識別用媒体2の識別パターン再生回路13に入力される。
【0039】
識別パターン再生回路13では、入力される部分パターンの画像信号から個人IDを検出し、インタフェース16からネットワークを介してホストコンピュータ8に送信すると共に、入力される画像信号に基づく部分模様データを判定回路14に入力する。
個人識別判定器7からの個人IDは、ホストコンピュータ8のインタフェース23に入力され、CPU17の指令によつて作動する演算回路22により、入力された個人IDに対応する個人識別データが、個人データメモリ21から検索され、検索された個人識別データは、インタフェース23から、ネットワークを介して個人識別判定器7に送信され判定回路14に入力される。
【0040】
判定回路14では、ホストコンピュータ8から入力される個人識別データと、識別パターン再生回路13からの部分模様データとを比較照合して、部分模様データが個人識別データに一致するか否かの判定を行う。この判定によつて、個人識別データと部分模様データとが一致すると判定されると、利用者AのICカードに記録されている部分パターン情報が、ホストコンピュータ8に予め登録されている図2の部分パターン情報25に一致することになり、判定回路14からホストコンピュータ8に、識別一致信号が送信されると共に、個人識別判定器7の表示器15に識別一致のメッセージが表示される。
【0041】
ここで、店舗の店員は表示器15の識別一致のメッセージを確認して、利用者Aの個人識別が無事に済んだことを知り、ICカード1に対してリーダライタ6を操作して、利用者Aの買物の請求処理を行い、ホストコンピュータ8に利用者AのICカード1の残金確認を行った後に清算処理を行い、ICカード1のEEPROM3の金銭記録情報が書き換えられ、利用者Aに購入商品の引渡しが行われる。
一方、判定回路14によって、ICカード1の部分模様データと、ホストコンピュータ8に記録されている個人識別データとが一致しないと判定されると、表示器15に識別不一致の警報メッセージが表示される。この警報メッセージを確認することにより、店舗の店員は現在利用者が提示したICカードが利用不能なことを知り、その旨を利用者に説明して商品の引渡しを中止する。
【0042】
このように、本実施の形態に係る個人識別システムで利用されるICカード1の個人識別用媒体2の表面には、DNAインク薄膜が形成され、このインク薄膜表面のDNAパターン模様の選択された単位領域の部分パターン模様が、ICカード1の利用者に対応付けて、個人識別情報として登録されている。
この部分パターン模様は、DNAパターン模様の選択された単位領域の部分模様であり、DNAパターン模様は、選択される単位領域の部分パターン模様がそれぞれ異なる模様となるという特性を持っているので、個人識別用媒体2の偽造は完全に不可能になる。そして、この部分パターン模様の画像データが、個人識別データとしてホストコンピュータ8の個人データメモリ21に格納されており、ICカード1の利用時には、個人識別判定器7でICカード1の個人識別用媒体2の部分パターン模様データと、ホストコンピュータ8の個人データメモリ21に登録格納されている個人識別データとの一致が判定されるので、ICカード1が偽造されることがなく、ICカードを利用者に適確に対応付けて安全に利用することが可能になる。
【0043】
なお、DNAインクに係る実施の形態では、鮭のDNAを利用してDNAインクを製造する場合を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、他の生体のDNAを使用することが可能であり、場合によっては利用者自体のDNAを使用することも可能である。
また、DNAインク薄膜を個人識別素子とする個人識別システムに係る実施の形態では、ICカードが、店舗で使用される接触型のクレジットカードの場合を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、非接触型ICカードを使用し、例えば、高速道路の料金支払いゲートで自動的に料金の支払いを行うETC(ノンストップ自動料金収受システム)に利用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1〜5記載の発明に係る個人識別用DNAインクによると、このインクを用いて形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様を個人識別情報として使用することが可能になる。
【0045】
請求項6記載の発明に係る個人識別用媒体には、DNAインク薄膜の複雑な表面パターン模様が個人識別情報として使用されるので、個人識別用媒体の偽造を完全に防止することが可能になる。
【0046】
請求項7記載の発明に係るICカードは、個人識別用媒体がカード上に形成されているので、上記の個人識別用媒体の作製が容易で、かつ使用性も良いものとなる。
【0047】
請求項8記載の発明に係る個人識別システムによると、個人識別用媒体には、DNA分子を使用して作製されるDNAインクで形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録されており、ホストコンピュータにおいては、固有情報格納手段に個人識別用媒体に記録される個人識別情報を含む固有情報が予め登録格納されており、制御手段によつて、個人識別用媒体に対応する固有情報の検索と書き換えの全体制御が行われる。この場合、ホストコンピュータにネットワークを介して接続されるリーダライタユニットにおいては、個人識別用媒体の装着によって、光学センサが個人識別用媒体の個人識別情報を検出し、判定手段が検出個人識別情報を、ホストコンピュータから取込む個人識別情報と比較照合して、検出個人識別情報の真偽性の判定を行い、個人識別用媒体処理手段が、個人識別用媒体の記録情報を読み取って情報の書き換えを行う。
【0048】
このような個人識別用媒体の固有情報の判定と書き換えの過程において、DNAインク薄膜の表面パターン模様は、複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様が個人識別情報として個人識別用媒体に記録されているので、偽造を完全に防止することが可能になり、さらに、個人識別用媒体と利用者とを正確に対応付けた状態で、ネットワークを介して、個人識別用媒体を安全且つ効率的に利用することが可能になる。
【0049】
請求項9記載の発明に係る個人識別システムは、個人識別用媒体がカード上に形成されたICカードとなっているので、上記の個人識別システムの操作性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDNAインク薄膜を識別素子とする個人識別システムに係る一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態のDNAインク薄膜表面のDNAパターン模様の説明図である。
【符号の説明】
1・・ICカード、2・・個人識別用媒体、6・・リーダライタ、7・・個人識別判定器、8・・ホストコンピュータ、10・・光学センサ、14・・判定回路、21・・個人データメモリ、24・・DNAパターン模様、25・・部分パターン模様。

Claims (9)

  1. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとを配合してなる個人識別用DNAインク。
  2. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとからなるポリイオンコンプレックス化合物を含有する個人識別用DNAインク。
  3. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとを配合してなる個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、基板上に個人識別情報として記録されている個人識別用媒体。
  4. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとからなるポリイオンコンプレックス化合物を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、基板上に個人識別情報として記録されている個人識別用媒体。
  5. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとを配合してなる個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体がカード上に形成されてなるICカード。
  6. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとからなるポリイオンコンプレックス化合物を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体がカード上に形成されてなるICカード。
  7. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとを配合してなる個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体と、
    該個人識別用媒体に記録される前記個人識別情報を含む固有情報が予め登録格納される固有情報格納手段、及び前記個人識別用媒体に対応する前記固有情報の検索と書き換えの全体制御を行う制御手段を有するホストコンピュータと、
    前記個人識別用媒体の装着によって該個人識別用媒体の個人識別情報を検出する光学センサ、該光学センサが検出する検出個人識別情報を前記ホストコンピュータから取込む個人識別情報と比較照合し、前記検出個人識別情報の真偽性の判定を行う判定手段、及び前記個人識別用媒体の記録情報を読み取って、情報の書き換えを行う個人識別用媒体処理手段を有し、ネットワークを介して前記ホストコンピュータに接続されるリーダライタユニットとを有する個人識別システム。
  8. DNA分子と、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 16 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 14 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 2 、CH 3 (CH 2 12 CH 2 N(CH 3 3 Br、CH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 2 またはCH 3 (CH 2 7 CH=CH(CH 2 7 CH 2 N(CH 3 3 Brとからなるポリイオンコンプレックス化合物を含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体と、
    該個人識別用媒体に記録される前記個人識別情報を含む固有情報が予め登録格納される固有情報格納手段、及び前記個人識別用媒体に対応する前記固有情報の検索と書き換えの全体制御を行う制御手段を有するホストコンピュータと、
    前記個人識別用媒体の装着によって該個人識別用媒体の個人識別情報を検出する光学センサ、該光学センサが検出する検出個人識別情報を前記ホストコンピュータから取込む個人識別情報と比較照合し、前記検出個人識別情報の真偽性の判定を行う判定手段、及び前記個人識別用媒体の記録情報を読み取って、情報の書き換えを行う個人識別用媒体処理手段を有し、ネットワークを介して前記ホストコンピュータに接続されるリーダライタユニットとを有する個人識別システム。
  9. 前記個人識別用媒体をICカードの形で用いる請求項7または8記載の個人識別システム。
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