JP2002167530A - 個人識別用dnaインク及び個人識別システム - Google Patents

個人識別用dnaインク及び個人識別システム

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JP2002167530A
JP2002167530A JP2000363151A JP2000363151A JP2002167530A JP 2002167530 A JP2002167530 A JP 2002167530A JP 2000363151 A JP2000363151 A JP 2000363151A JP 2000363151 A JP2000363151 A JP 2000363151A JP 2002167530 A JP2002167530 A JP 2002167530A
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Noriyuki Kishii
典之 岸井
Kenichi Kurihara
研一 栗原
Takeshi Kobayashi
健 小林
Hiroshi Iwamoto
岩本  浩
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寿憲 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造されることのない個人識別のための表面
模様を有する薄膜を作製可能な個人識別用DNAインク
および個人識別用媒体を提供する。 【解決手段】 DNA分子の水溶液とカチオン性界面活
性剤とを混合し、DNA分子のリン酸基とカチオン性界
面活性剤の酸性基との反応によって、DNA・カチオン
性界面活性剤のポリイオンコンプレックス化合物を作製
し、有機媒質に溶解してDNAインクとし、DNAイン
クを基板上にキャストしてDNA・カチオン性界面活性
剤のポリイオンコンプレックス化合物の薄膜を形成す
る。この薄膜表面の表面パターン模様は、複雑なパター
ン模様となり、このDNAインクによると、偽造される
ことのない個人識別のための表面模様を有する薄膜を作
製することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DNA(deoxyrib
onucleic acid )分子を含有する個人識別用DNAイン
クと、DNAインク薄膜を識別素子とする個人識別用媒
体および個人識別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年はカード社会と言われるように、金
融機関のATM(Automatic Teller'sMachine)やCD
(Cash Dispenser)に使用されるキャッシュカード、デ
パート、ホテルなどで使用されるクレジットカードなど
の他にも、本人確認の身分証ともなる運転免許証、パス
ポート、社員証などのカードも広く使用されている。こ
れらのカードとしては磁気カードやICカードが使用さ
れ、磁気カードでは磁気ストライブ部分にICカードで
は個人識別部分に、例えばパスワードが個人識別データ
として書き込まれており、本人がカード使用時に提示す
るパスワードとの一致を判定して本人の確認を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種のカー
ドを、店舗などの取引現場やネットワーク上で使用する
際に、個人識別情報であるパスワードが盗み取られるこ
とがあり、盗み取られたパスワードを使用して偽造カー
ドが製造利用される問題が発生している。この防止策と
して、本人の顔写真をカードに記録する方法が取られて
いるが、本人の顔写真は、盗撮などの手段で入手するこ
とも可能であり、この方法でカード偽造を完全に防止す
ることはできない。
【0004】本発明は、前述したようなこの種のカード
の偽造の現状に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的は、DNA分子に基づき作成され、偽造されること
なく個人識別に使用されるインク薄膜を形成するDNA
インクを提供することにある。また、本発明の第2の目
的は、DNA分子に基づき作成されるDNA薄膜の表面
パターン模様に基づいて、個人識別を行う個人識別用媒
体、該個人識別用媒体が設けられたICカード、及び該
個人識別用媒体を使用する個人識別システムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、DNA分子を含有す
ることを特徴とする個人識別用DNAインクを提供す
る。ここで、個人識別用DNAインクは、DNA分子
と、有機アミンまたはカチオン性界面活性剤とを配合す
ることが好ましく、さらに、DNA分子と、有機アミン
またはカチオン性界面活性剤とからなるDNA/有機ア
ミンポリイオンコンプレックス化合物を含有することが
好ましい。
【0006】次に本発明による個人識別用DNAインク
について説明する。本発明の個人識別用DNAインク
は、DNA分子の水溶液に、好ましくは有機アミンまた
はカチオン性界面活性剤を混合する。DNA分子原料と
しては、人に限らず、広くDNAを有する生物体から調
製することができる。あるいはDNA分子水溶液それ自
体であってもよい。
【0007】DNA分子のリン酸基と、有機アミンまた
はカチオン性界面活性剤の極性基とが反応することによ
り、DNA/有機アミンポリイオンコンプレックス化合
物の溶液が形成される。この化合物は水に不溶性なの
で、溶液を濾過した後にトルエンや塩化メチレンなどの
有機溶媒に溶解させることにより個人識別用DNAイン
クが作製される。あるいは、DNA分子と、有機アミン
またはカチオン性界面活性剤とを配合することで直接調
製してもよい。
【0008】このDNAインクをSiやプラスチックの
基板上にキャストすることにより、複雑なパターン模様
を有するDNAインク薄膜が形成される。
【0009】ここで、有機アミンは、下記一般式
(1):
【0010】
【化3】R −NR …(1)
【0011】(式中、R は炭素原子数が5〜25の
アルキル基またはアルケニル基を示し、R およびR
は同一または異なり、H、CH またはCH
を示す。) で表されるものであることが望まし
い。
【0012】DNA分子とポリイオンコンプレックス化
合物を形成する有機アミン類は、DNA分子のリン酸基
とイオン結合することが必要で、このイオン結合のため
に、カチオン性の大きなアミンが使用される。有機アミ
ン酸には、1級、2級、3級の種別があり、級数が増え
るとカチオン性が増大するので、3級アミンを使用する
ことが望ましい。
【0013】また、アミンの立体障害を低減させるため
に、R およびR として大きな原子団は好ましくな
く、−CH 、−CH CH 程度のものが適当で
ある。Rに関しては、炭素数が4以下であると、有機
溶媒への溶解性が非常に低くなり、基板上に薄膜を形成
することができなくなる。さらに、炭素数が26以上に
なると、水への溶解性がなくなり、水溶液中でDNA分
子とポリイオンコンプレックスを形成することができな
くなる。
【0014】本発明で用いられるカチオン性界面活性剤
としては、例えば、下記一般式(2):
【0015】
【化4】 R −N ・X …(2)
【0016】(式中、R は炭素原子数が5〜25の
アルキル基またはアルケニル基を示し、R ,R
よびR は同一または異なり、CH またはCH
CHを示し、Xはハロゲン原子を示す。)で表される
ものが挙げられる。
【0017】さらに前記第2の目的を達成するために、
請求項6記載の個人識別用媒体の発明は、DNA分子を
含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNA
インク薄膜の表面パターン模様が、基板上に個人識別情
報として記録されていることを特徴とするものである。
ここで、DNAインク薄膜の膜厚としては、0.01〜
10μmが適当である。また基板としては、例えばシリ
コン基板、ガラス基板、銀,金等の金属基板、プラスチ
ック基板等が挙げられる。
【0018】このような手段によると、DNAインク薄
膜の表面パターン模様は、遺伝子の本体をなすDNAの
二重螺旋状の塩基対に基づいて、複雑なパターン模様と
なり、この表面パターン模様を個人識別情報として使用
することにより、個人識別用媒体の偽造が完全に防止さ
れる。
【0019】同様に前記第2の目的を達成するために、
請求項7記載のICカードに係る発明は、DNA分子を
含有する個人識別用DNAインクから形成されるDNA
インク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報として
記録された個人識別用媒体がカード上に形成されてなる
ことを特徴とするものである。
【0020】このような手段によると、DNAインク薄
膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様
が個人識別情報として記録された個人識別用媒体がカー
ド上に記録されているので、ICカードの偽造が完全に
防止される。
【0021】同様に前記第2の目的を達成するために、
請求項8記載の個人識別システムに係る発明は、DNA
分子を含有する個人識別用DNAインクから形成される
DNAインク薄膜の表面パターン模様が、個人識別情報
として記録された個人識別用媒体と、該個人識別用媒体
に記録される前記個人識別情報を含む固有情報が予め登
録格納される固有情報格納手段、及び前記個人識別用媒
体に対応する前記固有情報の検索と書き換えの全体制御
を行う制御手段を有するホストコンピュータと、前記個
人識別用媒体の装着によって該個人識別用媒体の個人識
別情報を検出する光学センサ、該光学センサが検出する
検出個人識別情報を前記ホストコンピュータから取込む
個人識別情報と比較照合し、前記検出個人識別情報の真
偽性の判定を行う判定手段、及び前記個人識別用媒体の
記録情報を読み取って、情報の書き換えを行う個人識別
用媒体処理手段を有し、ネットワークを介して前記ホス
トコンピュータに接続されるリーダライタユニットとを
有することを特徴とするものである。
【0022】このような手段によると、DNAインク薄
膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様
が個人識別情報として個人識別用媒体に記録されている
ので、個人識別用媒体の偽造が完全に防止され、個人識
別用媒体と利用者とを正確に対応付けた状態で、ネット
ワークを介して、個人識別用媒体が安全且つ効率的に利
用される。
【0023】同様に前記第2の目的を達成するために、
請求項9記載の個人識別システムに係る発明は、個人識
別用媒体をICカードの形で用いることを特徴とするも
のである。
【0024】このような手段によると、DNAインク薄
膜は複雑なパターン模様となり、この表面パターン模様
が個人識別情報として個人識別用媒体に記録されている
ので、ICカードの偽造が完全に防止され、ICカード
と利用者とを正確に対応付けた状態で、ネットワークを
介して、ICカードが安全且つ効率的に利用される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、図1及び図2
を参照しながら、DNAインクに係る一実施の形態と、
DNAインク薄膜を識別素子とする個人識別システムに
係る一実施の形態とに基づいて説明する。図1は本発明
のDNAインク薄膜を識別素子とする個人識別システム
に係る一実施の形態の構成を示すブロック図、図2は本
実施の形態のDNAインク薄膜表面のDNAパターン模
様の説明図である。
【0026】先ず、DNAインクに係る一実施の形態に
ついて説明する。本実施の形態において、DNAインク
は以下のようにして作製される。本実施の形態では、生
体として鮭を使用し、鮭のDNA分子の水溶液に、後述
する有機アミンあるいはカチオン性界面活性剤を混合し
て、DNA分子のリン酸基と、アミノ基あるいはアンモ
ニウム基の極性基とを反応させ、DNA・有機アミンの
ポリイオンコンプレックス化合物の溶液が形成される。
この化合物は水に不溶性なので、溶液を濾過した後にト
ルエンや塩化メチレンなどの有機溶媒に溶解させること
によりDNAインクが作製される。このDNAインクを
Siやプラスチックの基板上にキャストすることによ
り、DNA・有機アミンのポリイオンコンプレックス化
合物のDNAインク薄膜が形成される。
【0027】個人識別用DNAインク製造の実施例で
は、DNA分子0.5gを水200mlに溶解させてD
NA水溶液を作製し、有機アミン類或いはカチオン性界
面活性剤を4.5mmolの濃度になるように添加す
る。この溶液を超音波洗浄機で、約10分間洗浄すると
沈殿物が生成するので、この沈殿物を濾過するとDNA
ポリイオンコンプレックス化合物が得られる。このDN
Aポリイオンコンプレックス化合物をエタノールなどの
有機溶媒に溶解させて1mmol溶液を調製する。表1
に各実施例で製造に使用した有機アミン類、或いはカオ
チン性界面活性剤を示す。
【0028】
【表1】
【0029】このようにして製造されたDNAインク2
mlをSi基板上に滴下し、約60℃で30分間加熱処
理して媒体を作製する。DNAインク薄膜の膜厚は0.
01μmから10μmとした。このようにして形成され
るポリイオンコンプレックス化合物のDNAインク薄膜
の表面には、遺伝子の本体をなすDNAの二重螺旋状の
塩基対に基づき、表2に示すように、各実施例ではいず
れも複雑なパターン模様が形成されていた。
【0030】
【表2】
【0031】この場合、DNAインク薄膜の表面に白色
光を照射して、薄膜表面からの反射光を検出して、DN
Aパターン模様を画像表示させると、例えば図2に示す
ようなDNAパターン模様が得られる。このDNAパタ
ーン模様は、単位領域として、例えば、図2でX座標
(Xn〜Xn+α)、Y座標(Ym〜Ym+β)の単位
領域を選択し、その部分パターン模様25を検出する
と、座標値を変えた何れの位置から選択される単位領域
の部分パターン模様も互いに異なるパターン模様とな
り、同一の部分パターン模様が抽出されることはないと
いう特性がある。
【0032】このようにして、本実施の形態で得られる
DNAインク薄膜表面のDNAパターン模様は、遺伝子
の本体をなすDNAの二重螺旋状の塩基対に基づく複雑
な模様となり、このDNAパターン模様から選択した単
位領域の部分パターン模様は、選択位置で互いに異なっ
た部分パターン模様となるので、各選択位置の部分パタ
ーン模様を、それぞれの個人の識別情報に対応付けるこ
とにより、偽造されることのない個人識別情報として利
用することが可能になる。
【0033】次いで、DNAインク薄膜を個人識別素子
とする個人識別システムに係る一実施の形態について説
明する。本実施の形態では、図1に示すように、装着さ
れるICカード1の個人識別用媒体2から個人情報を検
出し、さらに、ICカード1のEEPROM(Electric
ally Erasable Programmable Read Only Memory)3に
対するデータの読出、消去及び書込を行うリーダライタ
6が設けられ、このリーダライタ6に、ICカードから
検出した個人識別データと、ホストコンピュータ8に登
録されている個人識別データとを照合判断して、ICカ
ードの個人識別データの真偽を判定する個人識別判定器
7が接続されている。本実施の形態では、リーダライタ
6と個人識別判定機7がリーダライタユニットAを構成
し、個人識別判定器7が、ネットワークを介して、全体
動作の制御を行うホストコンピュータ8に接続されてい
る。
【0034】ICカード1には、制御動作を行うCPU
5、データの読出・書込と消去とが行われるEEPRO
M3、及び個人識別データの検出が行われる個人識別用
媒体2が設けられ、個人識別用媒体2の表面には、すで
に説明したDNAインクの薄膜が形成されている。この
DNAパターン模様は、極めて複雑で単位面積の微小領
域の部分パターン模様を抽出した場合に、抽出される単
位領域の位置に応じて、部分パターン模様はそれぞれ異
なり、同一の部分パターン模様が抽出される確率は0に
限りなく近い。
【0035】この特性を利用して、本実施の形態では、
図2に示すDNAパターン模様24が、単位領域ごとに
複数の利用者にそれぞれ対応付けられ、各個人情報を示
す部分パターン模様として、登録時にホストコンピュー
タ8に格納されており、例えば、同図に示すように、X
座標がXn〜Xn+αで、Y座標がYm〜Ym+βの単
位領域の部分パターン模様25が、利用者Aの個人情報
に選択されている。そして、個人識別用媒体2の表面に
は、利用者Aの部分パターン模様25のDNAインク薄
膜が形成され、ホストコンピュータ8には利用者Aの個
人情報として、部分パターン模様25の画像データが格
納されている。
【0036】図1に戻って、リーダライター6には、I
Cカード1の個人識別用媒体2から個人識別データを検
出する光学センサ10が設けられ、光学センサ10には
検出信号を出力する検出信号出力回路11が接続され、
さらにリーダライター6には、ICカード1に対して、
データの読出・書込動作と消去動作とを制御するリード
ライトコントローラ12が設けられている。また、個人
識別判定器7には、個人識別用媒体2のDNAインク薄
膜表面の部分パターン模様に基づいて、識別パターンを
再生する識別パターン再生回路13、再生された識別パ
ターンとホストコンピュータ8に格納されている個人識
別データである部分パターンの画像データとを比較照合
し、個人識別用媒体2に記録されている部分パターン模
様の真偽の判定を行う判定回路14、判定結果を表示す
る表示器15、ホストコンピュータ8とのインタフェー
ス動作を行うインタフェース16が設けられいる。そし
て、識別パターン再生回路13の出力端子が、判定回路
14とインタフェース16の入力端子に接続され、判定
回路14の出力端子が表示器15の入力端子に接続さ
れ、リーダライター6のリードライトコントローラ12
の出力端子が、インタフェース16の他の入力端子に接
続されている。
【0037】一方、ホストコンピュータ8では、全体の
動作を制御するCPU17が、バスBを介して、制御プ
ログラムが格納されるROM18、制御動作時に各種の
データの書込・読出が行われるRAM20、利用者の個
人識別データを含む固有情報が格納される個人データメ
モリ21、動作時に各種の演算を行う演算回路22、及
び個人識別判定器7とのインタフェース動作を行うイン
タフェース23に接続されている。そして、個人データ
メモリ21には、利用者の単位領域に対応する部分パタ
ーン模様の画像データが格納されており、インタフェー
ス16の出力端子が、ネットワークを介して、インタフ
ェース23の入力端子に接続され、インタフェース23
の入出力端子が、ネットワークを介して、判定回路14
の入出力端子に接続されている。
【0038】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。図2に示す部分パターン模様25が、個人識別
データとして登録されている利用者Aが、ICカード1
をクレジットカードとして利用して店舗での買物の清算
をする場合で説明すると、買物を済ませた利用者のIC
カード1が店舗に配置されているリーダライタ6の装着
口に挿入装着されると、光学センサ10の発光部10a
から白色光が、個人識別用媒体2の表面に照射される。
この照射光によって、個人識別用媒体2の表面のDNA
インク薄膜が照射されると、DNAインク薄膜の部分パ
ターン模様からの反射光が、光学センサ10の受光部1
0bに入射し、受光部10bが受光する部分パターンの
光像が、光学センサ10で電気信号に光電変換され、光
学センサ10から受光光像に対応する部分パターンの画
像信号が出力され、検出信号出力回路11で波形整形さ
れ、個人IDが付加されて、個人識別用媒体2の識別パ
ターン再生回路13に入力される。
【0039】識別パターン再生回路13では、入力され
る部分パターンの画像信号から個人IDを検出し、イン
タフェース16からネットワークを介してホストコンピ
ュータ8に送信すると共に、入力される画像信号に基づ
く部分模様データを判定回路14に入力する。個人識別
判定器7からの個人IDは、ホストコンピュータ8のイ
ンタフェース23に入力され、CPU17の指令によつ
て作動する演算回路22により、入力された個人IDに
対応する個人識別データが、個人データメモリ21から
検索され、検索された個人識別データは、インタフェー
ス23から、ネットワークを介して個人識別判定器7に
送信され判定回路14に入力される。
【0040】判定回路14では、ホストコンピュータ8
から入力される個人識別データと、識別パターン再生回
路13からの部分模様データとを比較照合して、部分模
様データが個人識別データに一致するか否かの判定を行
う。この判定によつて、個人識別データと部分模様デー
タとが一致すると判定されると、利用者AのICカード
に記録されている部分パターン情報が、ホストコンピュ
ータ8に予め登録されている図2の部分パターン情報2
5に一致することになり、判定回路14からホストコン
ピュータ8に、識別一致信号が送信されると共に、個人
識別判定器7の表示器15に識別一致のメッセージが表
示される。
【0041】ここで、店舗の店員は表示器15の識別一
致のメッセージを確認して、利用者Aの個人識別が無事
に済んだことを知り、ICカード1に対してリーダライ
タ6を操作して、利用者Aの買物の請求処理を行い、ホ
ストコンピュータ8に利用者AのICカード1の残金確
認を行った後に清算処理を行い、ICカード1のEEP
ROM3の金銭記録情報が書き換えられ、利用者Aに購
入商品の引渡しが行われる。一方、判定回路14によっ
て、ICカード1の部分模様データと、ホストコンピュ
ータ8に記録されている個人識別データとが一致しない
と判定されると、表示器15に識別不一致の警報メッセ
ージが表示される。この警報メッセージを確認すること
により、店舗の店員は現在利用者が提示したICカード
が利用不能なことを知り、その旨を利用者に説明して商
品の引渡しを中止する。
【0042】このように、本実施の形態に係る個人識別
システムで利用されるICカード1の個人識別用媒体2
の表面には、DNAインク薄膜が形成され、このインク
薄膜表面のDNAパターン模様の選択された単位領域の
部分パターン模様が、ICカード1の利用者に対応付け
て、個人識別情報として登録されている。この部分パタ
ーン模様は、DNAパターン模様の選択された単位領域
の部分模様であり、DNAパターン模様は、選択される
単位領域の部分パターン模様がそれぞれ異なる模様とな
るという特性を持っているので、個人識別用媒体2の偽
造は完全に不可能になる。そして、この部分パターン模
様の画像データが、個人識別データとしてホストコンピ
ュータ8の個人データメモリ21に格納されており、I
Cカード1の利用時には、個人識別判定器7でICカー
ド1の個人識別用媒体2の部分パターン模様データと、
ホストコンピュータ8の個人データメモリ21に登録格
納されている個人識別データとの一致が判定されるの
で、ICカード1が偽造されることがなく、ICカード
を利用者に適確に対応付けて安全に利用することが可能
になる。
【0043】なお、DNAインクに係る実施の形態で
は、鮭のDNAを利用してDNAインクを製造する場合
を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるも
のではなく、他の生体のDNAを使用することが可能で
あり、場合によっては利用者自体のDNAを使用するこ
とも可能である。また、DNAインク薄膜を個人識別素
子とする個人識別システムに係る実施の形態では、IC
カードが、店舗で使用される接触型のクレジットカード
の場合を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定さ
れるものではなく、非接触型ICカードを使用し、例え
ば、高速道路の料金支払いゲートで自動的に料金の支払
いを行うETC(ノンストップ自動料金収受システム)
に利用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明に係る個人識別
用DNAインクによると、このインクを用いて形成され
るDNAインク薄膜の表面パターン模様が、複雑なパタ
ーン模様となり、この表面パターン模様を個人識別情報
として使用することが可能になる。
【0045】請求項6記載の発明に係る個人識別用媒体
には、DNAインク薄膜の複雑な表面パターン模様が個
人識別情報として使用されるので、個人識別用媒体の偽
造を完全に防止することが可能になる。
【0046】請求項7記載の発明に係るICカードは、
個人識別用媒体がカード上に形成されているので、上記
の個人識別用媒体の作製が容易で、かつ使用性も良いも
のとなる。
【0047】請求項8記載の発明に係る個人識別システ
ムによると、個人識別用媒体には、DNA分子を使用し
て作製されるDNAインクで形成されるDNAインク薄
膜の表面パターン模様が、個人識別情報として記録され
ており、ホストコンピュータにおいては、固有情報格納
手段に個人識別用媒体に記録される個人識別情報を含む
固有情報が予め登録格納されており、制御手段によつ
て、個人識別用媒体に対応する固有情報の検索と書き換
えの全体制御が行われる。この場合、ホストコンピュー
タにネットワークを介して接続されるリーダライタユニ
ットにおいては、個人識別用媒体の装着によって、光学
センサが個人識別用媒体の個人識別情報を検出し、判定
手段が検出個人識別情報を、ホストコンピュータから取
込む個人識別情報と比較照合して、検出個人識別情報の
真偽性の判定を行い、個人識別用媒体処理手段が、個人
識別用媒体の記録情報を読み取って情報の書き換えを行
う。
【0048】このような個人識別用媒体の固有情報の判
定と書き換えの過程において、DNAインク薄膜の表面
パターン模様は、複雑なパターン模様となり、この表面
パターン模様が個人識別情報として個人識別用媒体に記
録されているので、偽造を完全に防止することが可能に
なり、さらに、個人識別用媒体と利用者とを正確に対応
付けた状態で、ネットワークを介して、個人識別用媒体
を安全且つ効率的に利用することが可能になる。
【0049】請求項9記載の発明に係る個人識別システ
ムは、個人識別用媒体がカード上に形成されたICカー
ドとなっているので、上記の個人識別システムの操作性
が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDNAインク薄膜を識別素子とする個
人識別システムに係る一実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同実施の形態のDNAインク薄膜表面のDNA
パターン模様の説明図である。
【符号の説明】
1・・ICカード、2・・個人識別用媒体、6・・リー
ダライタ、7・・個人識別判定器、8・・ホストコンピ
ュータ、10・・光学センサ、14・・判定回路、21
・・個人データメモリ、24・・DNAパターン模様、
25・・部分パターン模様。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 研一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小林 健 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 岩本 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坪井 寿憲 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA03 MB08 SA03 SA05 SA30 TA22 4B024 AA20 CA01 4J039 BE12 BE22 FA01 FA02 FA04 5B035 AA14 BB09 BC01 CA11 5B058 CA01 KA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DNA分子を含有することを特徴とする
    個人識別用DNAインク。
  2. 【請求項2】 DNA分子と、有機アミンまたはカチオ
    ン性界面活性剤とを配合してなることを特徴とする個人
    識別用DNAインク。
  3. 【請求項3】 DNA分子と、有機アミンまたはカチオ
    ン性界面活性剤とからなるDNA/有機アミンポリイオ
    ンコンプレックス化合物を含有することを特徴とする個
    人識別用DNAインク。
  4. 【請求項4】 有機アミンが下記一般式(1): 【化1】R −NR …(1) (式中、R は炭素原子数が5〜25のアルキル基ま
    たはアルケニル基を示し、R およびR は同一また
    は異なり、H、CH またはCH CH を示
    す。) で表されることを特徴とする請求項1記載の個
    人識別用DNAインク。
  5. 【請求項5】 カチオン性界面活性剤が下記一般式
    (2): 【化2】 R −N ・X …(2) (式中、R は炭素原子数が5〜25のアルキル基ま
    たはアルケニル基を示し、R ,R およびR
    同一または異なり、CH またはCH CHを示
    し、Xはハロゲン原子を示す。)で表されることを特徴
    とする請求項1記載の個人識別用DNAインク。
  6. 【請求項6】 DNA分子を含有する個人識別用DNA
    インクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン
    模様が、基板上に個人識別情報として記録されているこ
    とを特徴とする個人識別用媒体。
  7. 【請求項7】 DNA分子を含有する個人識別用DNA
    インクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン
    模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体
    がカード上に形成されてなることを特徴とするICカー
    ド。
  8. 【請求項8】 DNA分子を含有する個人識別用DNA
    インクから形成されるDNAインク薄膜の表面パターン
    模様が、個人識別情報として記録された個人識別用媒体
    と、 該個人識別用媒体に記録される前記個人識別情報を含む
    固有情報が予め登録格納される固有情報格納手段、及び
    前記個人識別用媒体に対応する前記固有情報の検索と書
    き換えの全体制御を行う制御手段を有するホストコンピ
    ュータと、 前記個人識別用媒体の装着によって該個人識別用媒体の
    個人識別情報を検出する光学センサ、該光学センサが検
    出する検出個人識別情報を前記ホストコンピュータから
    取込む個人識別情報と比較照合し、前記検出個人識別情
    報の真偽性の判定を行う判定手段、及び前記個人識別用
    媒体の記録情報を読み取って、情報の書き換えを行う個
    人識別用媒体処理手段を有し、ネットワークを介して前
    記ホストコンピュータに接続されるリーダライタユニッ
    トとを有することを特徴とする個人識別システム。
  9. 【請求項9】 個人識別用媒体をICカードの形で用い
    ることを特徴とする請求項8記載の個人識別システム。
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