JP4755160B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両のサイドドア等のドア構造に関するものである。
車体のドア開口部にドア本体を組付けた後に塗装を行う場合には、ドア本体の車室内側面への塗装液の回り込みを良好にするためと車体とドアの接触防止のために、ドア本体をドア開口部に対して5〜50mmほど開いた状態に維持し、その状態のまま車体全体を塗装液に浸漬または塗装材を噴霧吹付けした後に、乾燥炉において乾燥を行う(例えば、特許文献1参照)。
この塗装の工程で、ドア本体を開き状態に維持するために用いられるストッパ治具は、車体のドア開口部の端縁に係止される二股状の車体側係止部と、ドア本体のインナパネルの車内側面に当接する棒状の凸部と、を備え、車体側係止部をドア開口部の端縁に取り付けた状態で凸部をインナパネルに当接させることによってドア本体の閉じ作動を規制するようになっている。
特開2006−44604号公報
しかし、従来のドア構造においては、ストッパ治具の当接部位に対して特別に配慮をしていないため、インナパネルのうちのストッパ治具の当接する部位に塗装膜の剥離が生じたり、塗装膜の剥離くずや、ストッパ治具の凸部に付着していたごみがドア開口部(ステップ部)に落下したりすることがある。そして、このようなインナパネルの塗装膜の剥離や、ドア開口部に対する剥離くずやごみ等の落下は、ドア本体や車体の塗装不良の原因となり易い。
そこで、この発明は、塗装面の外観品質の向上を図ることのできる車両のドア構造を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、アウタパネル(例えば、後述の実施形態におけるアウタパネル5)の車室内側にインナパネル(例えば、後述の実施形態におけるインナパネル6)を接合して成るドア本体(例えば、後述の実施形態におけるドア本体4)が、車体側のドア開口部(例えば、後述の実施形態におけるドア開口部3)に開閉可能に取り付けられた車両のドア構造において、前記インナパネルに、塗装工程でドア本体を開き状態に維持するための、ストッパ治具(例えば、後述の実施形態におけるストッパ治具10)の凸部が挿入される治具挿入孔(例えば、後述の実施形態における治具挿入孔9)を形成し、前記アウタパネルと前記インナパネルに囲まれた空間内の前記治具挿入穴と対面する位置に設けられると共に前記ドア本体に取り付けられた部材に、前記ストッパ治具の凸部が突き当てられる当接壁(例えば、後述の実施形態におけるサッシュスチフナ8)を設けたことを特徴とする。
これにより、塗装工程でドア本体を開いた状態に維持する場合には、車体のドア開口部とドア本体の間にストッパ治具を介装し、ストッパ治具の凸部をインナパネルの治具挿入孔に挿入して背部の当接壁に突き当てることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両のドア構造において、前記当接壁は、前記ドア本体の内部に設けられると共に前記ドア本体に取り付けられた補強部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両のドア構造において、前記ドア本体の上部にドアウインドウガラスの周縁部を保持するドアサッシュが一体に取り付けられ、前記補強部材は、前記ドアサッシュの下縁を補強するサッシュスチフナであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両のドア構造において、前記当接壁のうちの、前記ストッパ治具の凸部と当接する面は、略偏平面とされていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、塗装工程でドア本体を開き状態に維持する際に、ストッパ治具の凸部をインナパネルの治具挿入孔に挿入してアウタパネルとインナパネルに囲まれた空間内の当接壁に突き当てることができるため、塗装工程において、ストッパ治具の凸部が当接する部位に塗装膜の剥離が生じたり、剥離くずやごみ等がストッパ治具の凸部から下方に落下したりすることがあっても、塗装膜の剥離する部位や、剥離くずやごみ等の落下する部位が外側から目につかなくなる。したがって、この発明によれば、簡単な構造により塗装面の外観品質を確実に向上させることができる。
請求項2,3に記載の発明によれば、ストッパ治具の当接する当接壁を、ドア本体の内部の補強部材によって構成したため、ストッパ治具の当接による当接壁の変形や傷つき等を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、当接壁のストッパ治具との当接面を略偏平にしたため、ストッパ治具によるドア本体の支持を安定化させることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明にかかるドア構造を採用した車両の塗装時における外観を示すものであり、同図において、1は、車体2の側部のドア開口部3に開閉可能に取り付けられたサイドドアである。
図2は、塗装工程前のサイドドア1を車内側から見たものであり、同図に示すように、サイドドア1のドア本体4は、車両外表面を形成するアウタパネル5と、アウタパネル5の車内側に配置されてアウタパネル5の周縁部のヘミング加工によってアウタパネル5と一体化されるインナパネル6と、を備えている。そして、ドア本体4の上部には、図示しないドアウインドウガラスの周縁部を保持するドアサッシュ7が一体に取り付けられ、ドア本体4の前端部(図2中の左側端部)は図示しないドアヒンジを介して車体2のドア開口部3の前縁に取り付けられている。ドアサッシュ7の前後の縦壁7a,7bの下端はアウタパネル5とインナパネル6に挟み込まれるかたちでドア本体4に取り付けられ、後側の縦壁7bの下縁は、正面視が略三角形状の補強部材であるサッシュスチフナ8(当接壁)を介してドア本体4内において補強されている。
インナパネル6の上部側後端部の近傍には、インナパネル6を板厚方向に貫通する略円形状の治具挿入孔9が形成されている。この治具挿入孔9は、インナパネル6のサッシュスチフナ8の偏平面8a(図3参照)に対面する位置に設けられている。
図3は、塗装時にドア本体4を開き状態に維持するためのストッパ治具10を取り付けた状態における断面を示すものである。同図に示すように、ストッパ治具10は、車体パネル11の端部フランジ11aに係止される略U字の車体側係止部12と、この車体側係止部の端部から略直角方向に突出する丸棒状の凸部13と、を備え、車体側係止部12が車体パネル11に係止された状態において、凸部13の先端部がインナパネル6の治具挿入孔9に挿入され、その凸部13の先端部がサッシュスチフナ8の偏平面8aに突き当てられるようになっている。ドア本体4は、これによって設定角度に開いた状態に維持される。
以上の構成において、車体2にサイドドア1を取り付けた状態で塗装を行う場合には、ストッパ治具10を用いて各サイドドア1を若干開いた状態に維持し、その状態においてサイドドア1を含む車体2全体を塗装液に浸漬または塗装材を噴霧吹付けし、その後に乾燥炉において塗装液を乾燥させる。
この間、各ストッパ治具10の凸部13がサッシュスチフナ8に当接することでドア本体4の開度が維持されるが、ドア本体4の微小な回動変位等によって凸部13とサッシュスチフナ8の離接が生じ、サッシュスチフナ8の表面にできた塗装膜が剥離したり、凸部13の先端に付着した剥離くずやごみ等が下方に落下することがある。しかし、このドア構造においては、ストッパ治具10の凸部13が、インナパネル6とアウタパネル5に囲まれた空間内のサッシュスチフナ8に当接することによってドア本体4の回動が規制されるため、サッシュスチフナ8上のストッパ治具10との当接部に若干の塗装膜の剥離が生じても外側から見えることがなく、また、塗装膜の剥離くずやごみ等がストッパ治具10の先端から落下するにしても、その落下部位はドア本体4内の外部から見えない部位となる。
したがって、このドア構造を採用した場合には、インナパネル6や車体2のドア開口部3等の外部から見える部分に、塗装膜の剥離や、剥離くずやごみ等の落下に起因した塗装不良が生じることがなくなり、その結果、塗装面の外観品質が確実に向上する。
また、このドア構造においては、ドア本体の内部に配置される補強部材で、もともと剛性と強度の高いサッシュスチフナ8にストッパ治具10の凸部13を当接させるようになっているため、ストッパ治具10の凸部13に大きな荷重が作用した場合にも、当接部の変形や傷つきが生じることがない。
さらに、この実施形態のドア構造の場合、ストッパ治具10の凸部13をサッシュスチフナ8の偏平面8aに当接させるようになっているため、ストッパ治具10によるドア本体4の支持を安定化させることができるという利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
この発明の一実施形態を示すものであり、塗装工程における車両を示す斜視図。 同実施形態の車両のドアを車室内側から見た正面図。 同実施形態を示す図2のA−A断面に対応する塗装工程での車体とドアの断面図。
符号の説明
1…サイドドア(ドア)
3…ドア開口部
4…ドア本体
5…アウタパネル
6…インナパネル
8…サッシュスチフナ(当接壁,補強部材)
9…治具挿入孔
10…ストッパ治具
13…凸部

Claims (4)

  1. アウタパネルの車室内側にインナパネルを接合して成るドア本体が、車体側のドア開口部に開閉可能に取り付けられた車両のドア構造において、
    前記インナパネルに、塗装工程でドア本体を開き状態に維持するための、ストッパ治具の凸部が挿入される治具挿入孔を形成し、前記アウタパネルと前記インナパネルに囲まれた空間内の前記治具挿入穴と対面する位置に設けられると共に前記ドア本体に取り付けられた部材に、前記ストッパ治具の凸部が突き当てられる当接壁を設けたことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記当接壁は、前記ドア本体の内部に設けられると共に前記ドア本体に取り付けられた補強部材であることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記ドア本体の上部にドアウインドウガラスの周縁部を保持するドアサッシュが一体に取り付けられ、
    前記補強部材は、前記ドアサッシュの下縁を補強するサッシュスチフナであることを特徴とする請求項2に記載の車両のドア構造。
  4. 前記当接壁のうちの、前記ストッパ治具の凸部と当接する面は、略偏平面とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
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