JPH0422678Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0422678Y2 JPH0422678Y2 JP8745385U JP8745385U JPH0422678Y2 JP H0422678 Y2 JPH0422678 Y2 JP H0422678Y2 JP 8745385 U JP8745385 U JP 8745385U JP 8745385 U JP8745385 U JP 8745385U JP H0422678 Y2 JPH0422678 Y2 JP H0422678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- attached
- bar
- board
- inner panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 4
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 4
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車体の塗装ライン等においてドアを
所定開度開いた状態に保持すべく用いられる車両
用ドアの開度保持具に関する。
所定開度開いた状態に保持すべく用いられる車両
用ドアの開度保持具に関する。
(従来の技術)
車体を電着槽に入れて下地塗装を行なう場合、
電着槽からの車体の搬出に際して車室内に残留す
る塗料がドアの隙間から電着槽に排出されるよう
ドアを開いておくが、この場合ドアが勝手に動か
ないように、従来は第4図に示す開度保持具を用
いてドアを所定開度開いた状態に保持するように
している。
電着槽からの車体の搬出に際して車室内に残留す
る塗料がドアの隙間から電着槽に排出されるよう
ドアを開いておくが、この場合ドアが勝手に動か
ないように、従来は第4図に示す開度保持具を用
いてドアを所定開度開いた状態に保持するように
している。
該保持具は、車体のドアトリムフランジ部Aに
ボルトaにより挟圧固定される基板bに、ドアB
側にのびる回動操作自在の操作バーcを設け、該
操作バーcの先端に二股状の係合子d1,d2を取付
けて成るもので、ドアBを所定開度開いた状態で
先端の係合子d1をドアBのインナパネルCに形成
したドアノブ取付孔Dに第4図に仮想線で示す如
く挿入し、次いで該操作バーcを同図に実線示の
如く回動すれば、両係合子d1,d2間にインナパネ
ルCの孔縁部が挟まれて、ドアBは所定開度開い
た状態に保持される。
ボルトaにより挟圧固定される基板bに、ドアB
側にのびる回動操作自在の操作バーcを設け、該
操作バーcの先端に二股状の係合子d1,d2を取付
けて成るもので、ドアBを所定開度開いた状態で
先端の係合子d1をドアBのインナパネルCに形成
したドアノブ取付孔Dに第4図に仮想線で示す如
く挿入し、次いで該操作バーcを同図に実線示の
如く回動すれば、両係合子d1,d2間にインナパネ
ルCの孔縁部が挟まれて、ドアBは所定開度開い
た状態に保持される。
(考案が解決しようとする問題点)
上記のものでは、保持具の着脱に際し、ボルト
aを締緩する必要があって面倒であり、又繰返し
の使用によれば付着塗料によりボルトaの締付け
が困難になり、車体搬送中に基板bがドアトリム
フランジ部Aから脱落してドアBが勝手に開いて
しまうことがあり、又ボルトaの締緩時にその螺
合部に付着した塗料が剥離して車体に付着し勝ち
である等の不都合を伴う。
aを締緩する必要があって面倒であり、又繰返し
の使用によれば付着塗料によりボルトaの締付け
が困難になり、車体搬送中に基板bがドアトリム
フランジ部Aから脱落してドアBが勝手に開いて
しまうことがあり、又ボルトaの締緩時にその螺
合部に付着した塗料が剥離して車体に付着し勝ち
である等の不都合を伴う。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記問題点を解決すべく、車両用ド
アのインナパネルに形成したドアノブ取付孔に係
合する爪片を取付けた基板に、上下方向に揺動操
作自在の操作バーと、該操作バーの下方への揺動
を所定の下動位置で規制するストツパとを設け、
該操作バーに該ドアを所定開度開いた状態での該
操作バーの該下動位置への揺動で車体のドアトリ
ムフランジ部に係合する係合子を取付けたことを
特徴とする。
アのインナパネルに形成したドアノブ取付孔に係
合する爪片を取付けた基板に、上下方向に揺動操
作自在の操作バーと、該操作バーの下方への揺動
を所定の下動位置で規制するストツパとを設け、
該操作バーに該ドアを所定開度開いた状態での該
操作バーの該下動位置への揺動で車体のドアトリ
ムフランジ部に係合する係合子を取付けたことを
特徴とする。
(作用)
ドアインナパネルのドアノブ取付孔に基板を爪
片において係止させ、次いでドアを所定開度開い
た状態で操作バーをストツパで規制される位置ま
で下方に揺動させれば、該操作バーに取付けた係
合子がドアトリムフランジ部に係合され、以後該
操作バーは自重により該位置に存して、ドアを所
定開度開いた状態に保持する。
片において係止させ、次いでドアを所定開度開い
た状態で操作バーをストツパで規制される位置ま
で下方に揺動させれば、該操作バーに取付けた係
合子がドアトリムフランジ部に係合され、以後該
操作バーは自重により該位置に存して、ドアを所
定開度開いた状態に保持する。
ここで、従来の如く基板をドラトリムフランジ
部に取付けるものでは、ボルトによる挟圧固定が
必要となるが、本考案の如く基板をドアインナパ
ネルにドアノブ取付孔を利用して取付けるように
すれば、ボルトによる固定が不要となり、これに
起因した上記問題点も解決される。
部に取付けるものでは、ボルトによる挟圧固定が
必要となるが、本考案の如く基板をドアインナパ
ネルにドアノブ取付孔を利用して取付けるように
すれば、ボルトによる固定が不要となり、これに
起因した上記問題点も解決される。
(実施例)
本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図を参照して、1は車体を搬送するハンガ
を示し、車体を該ハンガ1に載架した状態で図示
しない電着槽に入れて下地塗装を施した後、これ
に中塗り塗装と上塗り塗装とを順次に施すように
した。
を示し、車体を該ハンガ1に載架した状態で図示
しない電着槽に入れて下地塗装を施した後、これ
に中塗り塗装と上塗り塗装とを順次に施すように
した。
この塗装作業に際し、本案保持具2を用いてド
アBを所定開度開いた状態に保持しておくもの
で、これを詳述するに、該保持具2は、第2図及
び第3図に示すように、ドアBのインナパネルC
に形成したドアノブ取付孔Dにその下縁の前後2
箇所において係合する前後1対の爪片3a,3b
を外側面に取付けた側面視Λ形の基板3を備える
ものとし、該基板3の前縁にボスナツト3cを溶
着して、これに前端の把持部4aを有する操作バ
ー4を外方に突設した軸杆4bにおいて上下方向
に揺動自在に軸支させると共に、該基板3の後部
内側面に該操作バー4の下方への揺動を所定の下
動位置で規制するストツパ5を突設して、常時は
該操作バー4が自重で該位置に保持されるように
した。
アBを所定開度開いた状態に保持しておくもの
で、これを詳述するに、該保持具2は、第2図及
び第3図に示すように、ドアBのインナパネルC
に形成したドアノブ取付孔Dにその下縁の前後2
箇所において係合する前後1対の爪片3a,3b
を外側面に取付けた側面視Λ形の基板3を備える
ものとし、該基板3の前縁にボスナツト3cを溶
着して、これに前端の把持部4aを有する操作バ
ー4を外方に突設した軸杆4bにおいて上下方向
に揺動自在に軸支させると共に、該基板3の後部
内側面に該操作バー4の下方への揺動を所定の下
動位置で規制するストツパ5を突設して、常時は
該操作バー4が自重で該位置に保持されるように
した。
そして、詁操作バー4の後端部を内方に折曲げ
て、その折曲部先端に後方にのびる二股状の第1
第2係合子61,62を取付け、ドアBを所定開度
開いた状態で該操作バー4を第2図に仮想線で示
す上動位置から前記下動位置に揺動させれば、該
両係合子61,62間にドアトリムフランジ部Aが
挟まれて、ドアBが所定開度開いた状態に保持さ
れるようにし、この状態で下地塗装を施すように
した。
て、その折曲部先端に後方にのびる二股状の第1
第2係合子61,62を取付け、ドアBを所定開度
開いた状態で該操作バー4を第2図に仮想線で示
す上動位置から前記下動位置に揺動させれば、該
両係合子61,62間にドアトリムフランジ部Aが
挟まれて、ドアBが所定開度開いた状態に保持さ
れるようにし、この状態で下地塗装を施すように
した。
尚、下地塗装後の中塗りや上塗りに際しても、
ドアBを車室内に塗料が侵入しない程度に小さく
開いて、ドアBと車体間に色差が発生しないよう
にすることが望まれ、そこで図示のものでは操作
バー4の前記した後端折曲部の尾端寄りの部分に
後方にのびる第3係合子63を取付けると共に、
基板3の後部内側面に後方にのびる固定係合子7
を取付け、かくて下地塗装後該操作バー4を一旦
上動させてドア開度を小さくした状態で該操作バ
ー4を再度下動位置に揺動させれば、該両係合子
63,7間にドアトリムトランジ部Aが挟まれて、
ドアBが小開度開いた状態に保持されるようにし
た。
ドアBを車室内に塗料が侵入しない程度に小さく
開いて、ドアBと車体間に色差が発生しないよう
にすることが望まれ、そこで図示のものでは操作
バー4の前記した後端折曲部の尾端寄りの部分に
後方にのびる第3係合子63を取付けると共に、
基板3の後部内側面に後方にのびる固定係合子7
を取付け、かくて下地塗装後該操作バー4を一旦
上動させてドア開度を小さくした状態で該操作バ
ー4を再度下動位置に揺動させれば、該両係合子
63,7間にドアトリムトランジ部Aが挟まれて、
ドアBが小開度開いた状態に保持されるようにし
た。
(考案の効果)
以上の如く本考案によるときは、基板をドア側
に取付けて、これに軸設した操作バーに取付けら
れる係合子をドアトリムフランジ部に係合させる
ようにしたもので、基板をドアトリムフランジ部
に取付ける従来の保持具のようにボルトによる挟
圧固定が不要となり、基板をこれに取付けた爪片
においてドアインナパネルのドアノブに取付孔に
単に係止するだけで保持具を取付けられ、その着
脱作業が容易となり、又従来のようにボルトの締
付不良による基板の脱落等の不都合の発生も防止
され信頼性の高い使い勝手の良い保持具が得られ
る効果を有する。
に取付けて、これに軸設した操作バーに取付けら
れる係合子をドアトリムフランジ部に係合させる
ようにしたもので、基板をドアトリムフランジ部
に取付ける従来の保持具のようにボルトによる挟
圧固定が不要となり、基板をこれに取付けた爪片
においてドアインナパネルのドアノブに取付孔に
単に係止するだけで保持具を取付けられ、その着
脱作業が容易となり、又従来のようにボルトの締
付不良による基板の脱落等の不都合の発生も防止
され信頼性の高い使い勝手の良い保持具が得られ
る効果を有する。
第1図は本考案保持具の使用例を示す側面図、
第2図はその要部の拡大側面図、第3図は第2図
の−線截断面図、第4図は従来の保持具の使
用状態の截断平面図である。 A……ドアトリムフランジ、B……ドア、C……
インナパネル、D……ドアノブ取付孔、2……開
度保持具、3……基板、3a,3b……爪片、4
……操作バー、5……ストツパ、61,62,63
……係合子。
第2図はその要部の拡大側面図、第3図は第2図
の−線截断面図、第4図は従来の保持具の使
用状態の截断平面図である。 A……ドアトリムフランジ、B……ドア、C……
インナパネル、D……ドアノブ取付孔、2……開
度保持具、3……基板、3a,3b……爪片、4
……操作バー、5……ストツパ、61,62,63
……係合子。
Claims (1)
- 車両用ドアのインナパネルに形成したドアノブ
取付孔に係合する爪片を取付けた基板に、上下方
向に揺動操作自在の操作バーと、該操作バーの下
方への揺動を所定の下動位置で規制するストツパ
とを設け、該操作バーに該ドアを所定開度開いた
状態での該操作バーの該下動位置への揺動で車体
のドアトリムフランジ部に係合する係合子を取付
けたことを特徴とする車両用ドアの開度保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8745385U JPH0422678Y2 (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8745385U JPH0422678Y2 (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61203979U JPS61203979U (ja) | 1986-12-22 |
JPH0422678Y2 true JPH0422678Y2 (ja) | 1992-05-25 |
Family
ID=30639684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8745385U Expired JPH0422678Y2 (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422678Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049804A1 (en) * | 2005-10-28 | 2007-05-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Door closure prevention tool and vehicle body coating method using the tool |
JP2009096232A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両のドア構造 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5388347B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-01-15 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車のドア固定治具 |
JP5255546B2 (ja) * | 2009-10-13 | 2013-08-07 | 本田技研工業株式会社 | 車体の移載方法 |
-
1985
- 1985-06-12 JP JP8745385U patent/JPH0422678Y2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049804A1 (en) * | 2005-10-28 | 2007-05-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Door closure prevention tool and vehicle body coating method using the tool |
GB2445510A (en) * | 2005-10-28 | 2008-07-09 | Honda Motor Co Ltd | Door closure prevention tool and vehicle body coating method using the tool |
GB2445510B (en) * | 2005-10-28 | 2010-09-15 | Honda Motor Co Ltd | Door closure prevention tool and vehicle body coating method using the tool |
JP2009096232A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両のドア構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61203979U (ja) | 1986-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4416048A (en) | Toilet seat mounting arrangement | |
JPH0422678Y2 (ja) | ||
JPH11188305A (ja) | 物品の仮止め治具 | |
JP2530878Y2 (ja) | トランクリッド用ストッパ治具 | |
JP3056426B2 (ja) | 左官鏝 | |
JPH0433123Y2 (ja) | ||
JP2517214Y2 (ja) | プリント基板の固定具 | |
JP2747488B2 (ja) | 中空柱と金具の接合方法 | |
JP2531245Y2 (ja) | 蝶番構造 | |
JPH0747111Y2 (ja) | 長押や回縁などの桟板用取付装置 | |
JPH0629173Y2 (ja) | トラクタのカバー着脱装置 | |
JP2529256Y2 (ja) | 車両取付用シート張設金具 | |
JPS621248Y2 (ja) | ||
JPH0617824Y2 (ja) | 屋根パネルの吊り下げ金具 | |
JPH06206170A (ja) | 支承工具 | |
JPH0412894Y2 (ja) | ||
JPH07724Y2 (ja) | 物体の取付具 | |
JPH08270135A (ja) | 天井吊り金具 | |
JP2566385Y2 (ja) | エレベーターのかご用手摺り取付構造 | |
JPH05238323A (ja) | パーセルシェルフボードホルダの取付構造 | |
JPH0319819Y2 (ja) | ||
JPH0344946Y2 (ja) | ||
JPH0247104Y2 (ja) | ||
JP2742456B2 (ja) | 便器の固定方法 | |
JPH11208345A (ja) | 車両用アシストグリップの取付構造 |