JP4753736B2 - 薄膜ガスセンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池駆動を念頭においた低消費電力型の薄膜ガスセンサおよびその製造方法に関する。
一般的にガスセンサは、ガス漏れ警報器などの用途に用いられており、ある特定ガス、例えば、一酸化炭素(CO)、メタンガス(CH)、プロパンガス(C)、エタノール蒸気(COH)等に選択的に感応するデバイスであり、その性格上、高感度、高選択性、高応答性、高信頼性、低消費電力が必要不可欠である。
ところで、家庭用として普及しているガス漏れ警報器には、都市ガス用やプロパンガス用の可燃性ガス検知を目的としたもの、燃焼機器の不完全燃焼ガス検知を目的としたもの、または、両方の機能を合わせ持ったものなどがあるが、いずれもコストや設置性(ガス検知が必要であるが電源供給不能の箇所である点)の問題から普及率はそれほど高くない。そこで、普及率の向上を図るべく、設置性の改善、具体的には、電池駆動によるガス漏れ警報器としてコードレス化することが望まれている。
ガス漏れ警報器の電池駆動を実現するためにはガスセンサの低消費電力化が最も重要である。しかしながら、接触燃焼式や半導体式のガスセンサを動作させるためには、ガスセンサのガス感知層を100℃〜450℃の高温に加熱する必要があり、この加熱が電力を消費する要因である。SnOなどの粉体を焼結して作製したガス感知層によるガスセンサでは、スクリーン印刷等の方法を用いてガス感知層の厚みを可能な限り薄くしてガス感知層の熱容量を小さくしているが、薄膜化には限界があって充分に薄くできない。このため、電池駆動するにはガス感知層の熱容量が大きすぎることとなり、これを高温に加熱するには大きい電力が必要で電池の消耗が大きくなってしまい、ガス感知層を電池駆動するガスセンサは実用化が困難であった。
そこで、微細加工プロセスにより高断熱・低熱容量のダイヤフラム構造として、実用上許容しうる低消費電力の薄膜ガスセンサが開発実用化されて現在に至っている。続いてこのような薄膜ガスセンサについて説明する。図5は従来技術の薄膜ガスセンサを概略的に示す縦断面図、図6は通常のガス感知層の拡大図、図7が剥離を起こしたガス感知層の拡大図である。
この従来技術の薄膜ガスセンサ1000は、シリコン基板(以下Si基板)11、熱絶縁支持層12、ヒーター層13、電気絶縁層14、ガス感知層15を備える。熱絶縁支持層12は、詳しくは、SiO層121、CVD−SiN層122、CVD−SiO層123の三層構造となっている。また、ガス感知層15は、詳しくは、感知電極層151、感知層152、ガス選択燃焼層153を備える。この感知層152は二酸化スズ層(以下、SnO感知層)であり、ガス選択燃焼層153はパラジウム(Pd)、白金(Pt)の少なくとも一つを触媒として担持したアルミナ焼結材(触媒担持Al焼結材)によるフィルター層である。
感知電極層151の材料としては各種貴金属材料を用いるのが一般的であるが、ここで説明する従来技術ではPtであるとして説明する。感知電極層151は、詳しくは接合層を介して形成される。接合層はSiO絶縁層である電気絶縁層14との密着性に優れ、しかも、Ptとも密着性のよいTa、Ti、Cr等が用いられるが、ここで説明する従来技術ではTaであるとして説明する。この接合層を介してPt感知電極層を成膜し、感知電極層151を形成する。そして電気絶縁層14および感知電極層151を覆うように感知層152であるSnO感知層を形成している。
この従来技術の薄膜ガスセンサ1000は、様々な気体成分と接触することにより酸化物半導体である感知層152の電気抵抗(感知層抵抗)が変化する現象を利用している。100℃〜450℃程度に加熱された金属酸化物半導体は導電率がガス濃度により変化する特性を持ち、空気中では酸素を吸着して高抵抗化するが可燃性ガス中では可燃性ガスを吸着して低抵抗化する。
詳しくは、SnO層などのn型金属酸化物半導体であって100℃〜450℃程度に加熱された感知層152は、空気中では粒子表面に酸素などを活性化吸着するが、酸素は電子受容性が強くて負電荷吸着するため、酸化物半導体粒子表面に空間電荷層が形成され導電率が低下して高抵抗化し、また、可燃性ガスなどの電子供与性の還元性気体が吸着して燃焼反応が起こると表面吸着酸素が消費され、酸素に捕獲されていた電子が半導体内にもどされ、電子密度が増加して導電率が増大して低抵抗化する、というものである。
この感知層152は、多様なガスの検知が可能である反面、特定のガスを選択的に検知することは困難であった。そこでガス感知層15は、電気絶縁層14、一対の感知電極層151,151、および、SnO感知層である感知層152の表面を、ガス選択燃焼層153が覆う構造としている。このようにガス感知層15は、触媒を担持した焼結材で構成されたガス選択燃焼層153で感知層152の全体を覆うように構成したため、検知する目的ガスよりも酸化活性の強いガスを燃焼させ、検知する目的ガス(特にメタンやプロパン)のみの感度を向上させるとともに、そのセンサ部の大きさや膜厚、ダイヤフラム径との比などを工夫することで、検知したい目的ガスのガス選択性を高め、消費電力の低減化を可能とする。
このようなダイヤフラム構造などの超低熱容量構造とした低消費電力薄膜ガスセンサを適用したガス漏れ警報器においても、電池の交換無しで5年以上の寿命を持たすためには薄膜ガスセンサのパルス駆動が必須となる。そして、パルス駆動の薄膜ガスセンサにおいても、更なる低消費電力化のためには、検出温度の低温化、検出時間の短縮、検出サイクルの長期化(通常offにする時間を長くする)が重要である。
薄膜ガスセンサ1000における検出温度はガス種に対する検出感度などからCOセンサでは〜100℃、CHセンサでは〜450℃、検出時間はセンサの応答性から〜500msec、検出サイクルはCHセンサでは30秒、COセンサでは150秒とされる。つまり、通常、ガス漏れ警報器は30秒〜150秒の一定周期に一回の検知が必要であり、この周期に合わせガス感知層15を室温から100℃〜450℃の高温に加熱する。
またoff時間にセンサ表面に付着する水分その他の吸着物を脱離させSnO感知層の表面をクリーニングすることが、電池駆動(パルス駆動)の薄膜ガスセンサの経時安定性を向上する上で重要であり、検出前に一旦センサ温度を〜450℃に加熱(時間から100msec)し、その直後に、それぞれのガスの検出温度でガス検知を行っている。
薄膜ガスセンサ1000はこのようなものである。
さて、このような従来技術であるダイヤフラム構造の薄膜ガスセンサ1000では、熱絶縁支持層12、ヒーター層13、電気絶縁層14、感知電極層151、感知層152、ガス選択燃焼層153の積層構造となっている。これら積層した各層の膨張係数は異なっているため、ヒーター層13をパルス駆動させて昇降温を繰り返すと、熱膨張/収縮により、数μmであるが、上下に振動する。この振動は微小ではあるが、仮に10秒に1回の検知周期でセンサを6年間駆動させると約2000万回に達する。しかも室温から450℃まで昇温時間50〜100msecで昇温し、また、数100msecという短時間の降温時間で降温するというものであり、SnO感知層である感知層152には厳しい熱衝撃が加わる。
通常は図6で示すように感知電極層(Pt感知電極層)151と感知層(SnO感知層)152とが密接しているにも拘らず、この熱衝撃と微小な振動とが起こるため、図7で示すように感知電極層(Pt感知電極層)151と感知層(SnO感知層)152との間で剥離部154が生じ、センサ抵抗値が上昇するなどの変動を生じることがある。抵抗値によりガス検知を行う薄膜ガスセンサ1000においては当然、抵抗値の変動/導通不良はガス検知精度上大きな問題になる。このような剥離によって、薄膜ガスセンサ1000の特性であるガス検知精度が低下したり、極端な場合には、ガス検知が不能になるような重大な影響を与える場合がある。そこで、薄膜ガスセンサ1000ではこのような剥離を起こさないように対策を施す必要であった。
一対の感知電極層(Pt感知電極層)151,151間の感知層(SnO感知層)152は下地の電気絶縁層(SiO絶縁層)14と接合することとなるが、両方共酸化物でありSn−O−Siの強固な化学結合により強固な接合が保たれる。ところが、感知電極層(Pt感知電極層)151と感知層(SnO感知層)152との接合部は、PtとSnOの密着性が弱く、剥離が生じやすいものであった。
そこで、従来技術では、感知電極層(Pt感知電極層)151形成後で感知層(SnO感知層)152の形成前に感知電極層(PT感知電極層)151の表面を前処理することで剥離部発生を防止する技術が開示されている。
例えば、特許文献1(特開平10−300707号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサの製造方法」)では、Pt感知膜電極作成後に、SnO感知膜のスパッタ成膜前に真空処理するか、あるいは、逆スパッタ処理などによりPt感知膜電極表面のクリーニング処理により密着性の向上を狙った製造方法が開示されている。
また、特許文献2(特開2001−183327号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサの製造方法」)では、Pt感知膜電極表面のクリーニング処理としてSnO感知膜のスパッタ成膜前に紫外線照射を行う製造方法が開示されている。
しかしながら特許文献1,2で開示されたようなPt感知膜電極表面のクリーニング処理のみでは、密着性の良いPt感知膜電極/SnO感知膜構造を再現性良く得ることは困難であった。
そこで剥離発生を防止する他の従来技術として、感知電極層(Pt感知電極層)151と感知層(SnO感知層)152との間に、金属であるPtと密着性が良く、かつ酸化物であるSnO感知膜との密着性も良い中間層(図5には図示せず)を設けることで剥離部154を発生を防止する技術も開示されている。
例えば、特許文献3(特開2003−279523号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサ」)では、Pt感知膜電極とSnO感知膜の間に中間層として、Ptとは金属同士で接合性が良く、かつ表面に酸化膜を作りやすい性質を有していることからSnO感知膜とも良好な接合が行えるTa,Cr,Ti等の金属を採用するものである。しかしながら、この中間層では良好な接合が行えるがTa,Cr,Ti等がセンサ駆動を行っていると徐々に酸化が進行しPt感知膜電極とSnO感知膜との間の中間層が絶縁物化するため、センサ抵抗が徐々に上昇するという問題が発生する。
また、特許文献4(特開2005−37349号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサおよびその製造方法」)では、中間層の酸化を抑止するため、Pt感知膜電極とSnO感知膜との間の中間層にPt/SnO混合物を取り入れることで、アンカー効果により両方の膜と接合性に優れ、しかもセンサ駆動を行っても酸化が進行することなくセンサ抵抗の変動がないセンサ構造としている。
また、特許文献5(特開2005−37236号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサおよびその製造方法」)では、Pt感知膜電極をSnO感知膜中に挟み込むことで同じ効果を狙った構造が開示されている。
また、特許文献6(特開2005−98798号公報,発明の名称「薄膜ガスセンサおよびその製造方法」)では、中間層にAu−Sn,Ni−Snの金属間化合物を用いた構造が開示されている。
しかしながら特許文献3〜6で開示されたような薄膜ガスセンサでは、剥離部発生の抑止については一定の効果が認められるが、第3金属のSnO感知膜への拡散に伴う信頼性低下、製造工程が複雑化するためコストアップするなどの欠点を有している。
特開平10−300707号公報 特開2001−183327号公報 特開2003−279523号公報 特開2005−37349号公報 特開2005−37236号公報 特開2005−98798号公報
先に述べたように、上記問題の端緒となる感知層(SnO感知層)152の剥離部154の発生は、感知電極層(Pt感知電極層)151,151上で発生しており、電気絶縁層14上では発生していない。これは、SnOとPtの密着性が、SnOとSiOの密着性よりも低いためであると推察される。そこで、SiO絶縁層とSnO感知層との間の密着性が高いことを利用してSnOとPtとを強固に密着させるようにして、強度を増すようにする。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な工夫にて感知電極層と感知層との間で剥離部が発生する事態を抑止し、信頼性を向上させた薄膜ガスセンサおよびその製造方法を提供することにある。
このような本発明の請求項1に係る薄膜ガスセンサは、
貫通孔を有するSi基板と、
この貫通孔の開口部に張られるダイアフラム様の熱絶縁支持層と、
熱絶縁支持層上に設けられるヒーター層と、
熱絶縁支持層およびヒーター層を覆うように設けられる電気絶縁層と、
電気絶縁層上に設けられる一対の感知電極層と、一対の感知電極層を渡されるように電気絶縁層上に設けられる感知層と、感知層を覆うように設けられ、触媒を担持した焼結材のガス選択燃焼層を備える薄膜ガスセンサであって、
感知電極層は、複数箇所に散在する複数の貫通孔を有し、これら複数の貫通孔内に感知層が充填されて、感知電極層内に感知層と電気絶縁層とが接する固定部を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る薄膜ガスセンサは、
請求項1に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
前記感知電極層の複数の貫通孔は複数行複数列に並べられた状態で散在することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る薄膜ガスセンサは、
請求項2に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
前記感知電極層の貫通孔は角孔であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る薄膜ガスセンサは、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
前記貫通孔がない感知電極層と電気絶縁層との接触面積を100%としたとき、前記貫通孔内の固定部が電気絶縁層に接触する接触面の総和である総和接触面積を20%以上80%以下の面積とすることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る薄膜ガスセンサは、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
前記電気絶縁層はSiOからなるSiO絶縁層であり、前記感知層はSnOからなるSnO感知層であり、また、前記感知電極層はPtからなるPt感知電極層であることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る薄膜ガスセンサの製造方法は、
Si基板、熱絶縁支持層、ヒーター層、および、電気絶縁層を形成し、この電気絶縁層上にレジストリフトオフ法により複数箇所に貫通孔が散在する一対の感知電極層を形成し、次いで、貫通孔内に充填された状態で一対の感知電極層を覆う感知層、および感知層を覆う選択燃焼層、を形成することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る薄膜ガスセンサの製造方法は、
請求項6に記載の薄膜ガスセンサの製造方法において、
前記貫通孔がない感知電極層と電気絶縁層との接触面積を100%としたとき、前記貫通孔内の固定部が電気絶縁層に接触する接触面の総和である総和接触面積を20%以上80%以下の面積とすることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る薄膜ガスセンサの製造方法は、
請求項6または請求項7に記載の薄膜ガスセンサの製造方法において、
前記電気絶縁層はSiOからなるSiO絶縁層であり、前記感知層はSnOからなるSnO感知層であり、また、前記感知電極層はPtからなるPt感知電極層であることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、簡易な工夫にて感知電極層と感知層との間で剥離部が発生する事態を抑止し、信頼性を向上させた薄膜ガスセンサおよびその製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の薄膜ガスセンサについて図を参照しつつ説明する。図1は本形態の薄膜ガスセンサを概略的に示す縦断面図である。図2は感知電極層の平面図である。図3はA−A線断面図である。図4はガス感知層の拡大図である。
本形態の薄膜ガスセンサ1は、図1で示すように、ガス感知層10、シリコン基板(以下Si基板)11、熱絶縁支持層12、ヒーター層13、電気絶縁層14を備える。ここで熱絶縁支持層12は、詳しくは、SiO層121、CVD−SiN層121、CVD−SiO層123の三層構造となっている。また、ガス感知層10は、詳しくは、感知電極層101、感知層102、ガス選択燃焼層103、貫通孔104を備える。
この感知層102は、二酸化スズ層(以下、SnO感知層)であり、ガス選択燃焼層103はパラジウム(Pd)または白金(Pt)の少なくとも一つを触媒として担持したアルミナ焼結材(以下、触媒担持Al焼結材)によるフィルター層である。
ガス感知層10は、一対の感知電極層101,101をSnO感知層である感知層102が覆い、さらにこの感知層102の表面全体を、ガス選択燃焼層103が覆う構造としている。
続いて各部構成について説明する。
Si基板11は、シリコン(Si)により、貫通孔を有するように形成される。
熱絶縁支持層12は、この貫通孔の開口部に張られてダイアフラム様に形成されており、Si基板11の上に設けられる。
熱絶縁支持層12は、詳しくは、SiO層121、CVD−SiN層122、CVD−SiO層123の三層構造となっている。
SiO層121は熱絶縁層として形成され、ヒーター層13で発生する熱をSi基板11側へ熱伝導しないようにして熱容量を小さくする機能を有する。また、このSiO層121はプラズマエッチングに対して高い抵抗力を示し、後述するがプラズマエッチングによるSi基板11への貫通孔の形成を容易にする。
CVD−SiN層122は、SiO層121の上側に形成される。
CVD−SiO層123は、ヒーター層13との密着性を向上させるとともに電気的絶縁を確保する。CVD(化学気相成長法)によるSiO層は内部応力が小さい。
ヒーター層13は、Ta/PtW/Taヒータであって、熱絶縁支持層12の上面に設けられる。また、図示しない電源供給ラインも形成される。
電気絶縁層14は、電気的に絶縁を確保するSiO絶縁層からなり、熱絶縁支持層12およびヒーター層13を覆うように設けられる。ヒーター層13と感知電極層101との間に電気的な絶縁を確保する。
感知電極層101は、電気絶縁層14の上に設けられるPt膜による感知電極層であり、感知層102の感知電極となるように左右一対に設けられる。なお、感知電極層101の詳しい構造については後述する。この感知電極層101と電気絶縁層14との間には、接合強度を高める機能を有するTa膜(タンタル膜)またはTi膜(チタン膜)による接合層を介在させるようにしても良い。本形態では、Ta膜による接合層を介在させてPt膜を形成している。
ガス感知層102は、SnO感知層からなり、一対の感知電極層101,101の間を渡されるように電気絶縁層14の上に形成される。
ガス選択燃焼層103は、先に説明したように触媒担持Al焼結材などのフィルター層である。主成分であるAlは多孔質体であるため、孔を通過する検知ガスが触媒(Pd,Pt)に接触する機会を増加させて燃焼反応を促進させる。
このような薄膜ガスセンサ1はダイアフラム構造により高断熱,低熱容量の構造としている。薄膜ガスセンサ1の構成はこのようなものである。
続いて本発明の特徴部分である感知電極層101について更に説明する。
図2の感知層(SnO感知層)102形成前の感知電極層101,101の平面図や、図3の感知層(SnO感知膜)102形成前の感知電極層101,101のA−A模式断面図で示すように、この感知電極層101,101には複数の貫通孔104が形成されている。この貫通孔104には感知層102の一部が固定部として充填され、感知層102(の固定部)と電気絶縁層14とが直接接触して結合することとなる。
図2で示すように、電気絶縁層14は、60μm×60μm(以下、単に「60μm□」という。)の面積を有し、このような電気絶縁層14上に一対の感知電極層101,101が形成される。
この一個の感知電極層101の幅は13μmであり、さらに幅方向に2個、長手方向に9個の計18個の3μm□の貫通孔104が等間隔に並んで複数行複数列に並べられた状態で散在している。これら貫通孔104では、上から見て感知電極層101のPt膜がなく、図3でも明らかなように、下地である電気絶縁層(SiO絶縁層)14が剥き出たままになっている。
なお、図2では貫通孔104は全て角孔であるとして図示しているが、丸孔であっても、感知電極層101(Pt感知電極層)の電気的な導通が確保されるとともに、感知層102(の固定部)と電気絶縁層14とが接合すれば良い。
さらに、図2では貫通孔104を10行2列としたが、行数、列数自体に制約があるわけではなく任意の行数、列数で複数行複数列に並べて散在する構成とすれば良い。さらに特に規則性なくランダムに散在するように構成しても良い。
このように感知電極層101では、図4で示すように接合強度の高いSiO−SnO部による固定部が感知電極層101内に多数点在する構造となっている。すなわち、接合強度が低いPt−SnO部を接合強度の高いSiO−SnO部が取り囲むような構成にしてありPt−SnO部が剥離しないように押さえつけ、抑制する構造が作りつけられている。一個の感知電極層(Pt感知膜電極)101上は電気的には同電位が保たれており、センサ特性には全く影響を与えることなく、Pt感知膜電極/SnO感知膜間の剥離防止を可能にしている。
続いて、感知電極層101に貫通孔104をどれくらい形成すれば良いかについて説明する。実際は感知電極層101が電気絶縁層14に接触する面積と、貫通孔104内の固定部が電気絶縁層に接触する接触面を固定部の数だけ加算して算出した総和接触面積(以下、単に固定部の総和接触面積という。)と、により決定される。具体的には、貫通孔104が全くない感知電極層101が電気絶縁層14に接触する面積を100%とすると、固定部の総和接触面積が20%未満では押さえつけ力が小さいために、Pt−SnO部の剥離抑止効果が少なく、また、固定部の総和接触面積が80%を超えると今度はセンサ電極の抵抗値の上昇、断線などの問題が発生してやはり好ましくない。
そこで、貫通孔104がない感知電極層101と電気絶縁層14との接触面積を100%としたとき、固定部の総和接触面積は、20%以上80%以下となるようにすることが好ましい。本形態では一個の感知電極層101の面積は13×57=741(μm)であり、固定部の総和接触面積は3×3×18=162(μm) である。つまり、感知電極層101の面積を100%としたときに、固定部の総和接触面積は約21.9%となり、センサ電極の抵抗値の上昇、断線などが極力発生しないようにしつつ、押さえつけ力を確保した構成としている。なお、本形態における押さえつけ力の向上については後述する。
続いて、本形態の薄膜ガスセンサの製造方法について概略説明する。
まず、板状のシリコンウェハー(図示せず)に対して熱酸化法により表裏両面に熱酸化を施して厚さ0.3μmの熱酸化膜を形成する。一方の面はSiO層121となる。
そして、SiO層121を形成した面にCVD−SiN膜をプラズマCVD法にて堆積して厚さ0.15μmのCVD−SiN層122を形成する。そして、このCVD−SiN層122の上面にCVD−SiO膜をプラズマCVD法にて堆積して厚さ1μmのCVD−SiO層123を形成する。これらCVD−SiN層122とCVD−SiO層123とは、ダイアフラム構造の支持層となる。
さらに、CVD−SiO層123の上面にTa/PtW/Taヒータであるヒーター層13を形成する。
ヒーター層13の形成についてであるが、まず、CVD−SiO層123の上に接合層としてTaを0.05μm形成する。次に、ヒーター層13となるPtW(Pt+4Wt%W)膜を0.5μm形成する。さらに、上側の面にも接合層としてTaを0.05μm形成する。このような、Ta/PtW/Ta層に対して微細加工によりヒータパターンを形成することとなる。ヒータパターンの形成では、ウェットエッチングのエッチャントとしてTaには水酸化ナトリウムと過酸化水素混合液を、また、Ptには王水を、それぞれ90℃に加熱して用いた。
そして、このCVD−SiO層123とヒーター層13との上面にスパッタSiO膜をスパッタリング法により蒸着して、厚さ1.0μmのスパッタSiO層である電気絶縁層14を形成する。そして、導通の確保とワイヤボンディング性とを向上させるため、微細加工によりヒーター層13の電極パッド部分(図示せず)をHFにてエッチングして窓開け後、上側の接合層であって外界へ露出されているTaを水酸化ナトリウムと過酸化水素混合液とで除去し、ヒーター層13のPtWを外部へ露出させる。
このような電気絶縁層14の上に感知電極層101と、この感知電極層101に接続される検出線パターンをレジストリフトオフ法により形成する。具体的には以下のような工程で形成する。
まず、電気絶縁層14上にレジストを塗布して一面のレジスト層を形成する。レジスト層の厚みは3μmとした。そして、このレジスト層に対して微細加工を施し、レジスト層から感知電極層101を形成したい箇所を除去して開口したパターンにレジスト層を加工する。開口パターンは、例えば、図2の感知電極層(Pt感知電極層)と同じパターンとなる。
そして成膜を行う。成膜はRFマグネトロンスパッタリング装置を用い、通常のスパッタリング法によって行う。まず、厚さ0.05μm接合層(Ta)を形成し、この接合層の上に、厚さ0.2μmの感知電極層(Pt感知電極層)101を形成する。成膜条件は共に、Arガス(アルゴンガス)圧力1Pa、成膜温度100℃、100Wである。
Pt薄膜を成膜後、レジスト剥離液でレジストを除去すると、図2,図3に示すような感知電極層(Pt感知膜電極)101,101が形成される。成膜前にレジストで被覆されていた部分(貫通孔形成箇所)にはPt感知膜電極は成膜されない。
このような一個の感知電極層(Pt感知膜電極)101は、図2からわかるようにPt感知膜電極幅は13μmであり、Pt感知膜電極内には3μm□の孔104が形成される。この孔104では図3からも明らかなようにPt感知電極層が形成されておらず、下地の電気絶縁層(SiO絶縁層)14が剥き出たままになっている。このような貫通孔104はアイランド状(飛地状)に多数構成されるものであり、本形態では等間隔に幅方向に2個、長手方向に9個(全ては図示していない)の計18個が並ぶ。一対のPt感知膜電極101,101の間は22μmである。
次に、これら一対の感知電極層101,101の間に渡されるように電気絶縁層14の上にSnO感知層がスパッタリング法により蒸着され、感知層102が形成される。
SnO感知層は感知電極層101,101と同様にレジストリフトオフ法により形成する。具体的には以下のような工程で形成する。
まず、レジストを全面に塗布する。
次に微細加工で一対の感知電極層101,101上およびその一対の感知電極層101,101間の感知層102を形成する部分のレジストを除去/開口する。SnOを成膜する開口部は図2で示すように60μm□であり感知電極層(Pt感知膜電極)101,101を完全に被覆するように形成する。
次に感知層102(SnO感知層)をスパッタ成膜により0.5μm膜厚で形成する。SnO感知層の成膜条件は100W、1Pa、Ar+O中、成膜温度100℃である。成膜後レジストのリフトオフを行う。レジスト剥離液でレジストを除去すると図4で示すように、感知層(SnO感知層)102が形成される。感知層(SnO感知層)102は、感知電極層(Pt感知電極層)101を完全に被覆し、感知電極層(Pt感知電極層)101内の3μm□の貫通孔104にも堆積している。
そして、感知層102の表面には、ガス選択燃焼層103が形成される。このガス選択燃焼層103は、触媒(PdまたはPtの少なくとも一つ)を担持したアルミナ粉末、アルミゾルバインダおよび有機溶剤を混合調製した印刷ペーストをスクリーン印刷で印刷し、室温で乾燥後、500℃で1時間焼き付けして約30μm厚の選択燃焼層(触媒フィルター)を形成している。このガス選択燃焼層103の大きさは、感知層102を十分に覆えるようにする。このようにスクリーン印刷により厚みを薄くしている。このガス選択燃焼層103により、ガスセンサの感度、ガス種選択性、信頼性が向上する。
最後にシリコンウェハー(図示せず)の裏面から微細加工プロセスとしてドライエッチングによりシリコンを除去して貫通孔を形成してSi基板11とし、400μm径の貫通孔および開口部が形成されたダイヤフラム構造の薄膜ガスセンサを形成する。そして、ヒーター層13および感知電極層101、101は図示しない駆動・処理部と電気的に接続される。
薄膜ガスセンサ1の製造方法はこのようになる。
続いて、本発明の薄膜ガスセンサが剥離発生を抑止する点の実験による検証について説明する。検証のため、図1〜図4を用いて説明した本発明の薄膜ガスセンサ1(以下素子Aという)と、図5〜図7で示した従来技術の薄膜ガスセンサ1000(以下素子Bという)とを同じ条件で動作させて素子A,B間で比較を行った。比較結果を次表に示す。
Figure 0004753736
表1は本発明の薄膜ガスセンサ1(素子A)と従来技術の薄膜ガスセンサ1000(素子B)を各5個ずつ大気中でパルス通電(試験条件3V/50mW、通電100msec ON/1secOFF(通電時ヒーター温度450℃))を500,1000,2000万回繰り返した後の20℃、60%RHでの2000ppmCH/空気中において、センサ温度450℃に加熱したときの感知層(SnO感知膜)102の抵抗値の変化を示したものである。
表1からも明らかなように、本発明の素子Aセンサは5個とも2000万回繰り返し後も2000ppmCH/空気中における感知層(SnO感知膜)102の抵抗値(センサ温度450℃)がほとんど変化していないことが分かる。
一方、従来技術の感知層(SnO感知膜)152においては、センサの抵抗値の変化が大きい素子が発生し、抵抗値が2桁変化している素子もあることが分かる。
このように、2000万回のon−off繰り返し後でも、感知電極層101の押さえ込み機能を有する素子Aではセンサ抵抗変化がほとんどなく高い信頼性を有することが分かる。
さらに、FIB(中性集束イオンビーム)による断面加工を行い、本発明の素子と従来素子で抵抗変化が大きく変化した素子についてSnO感知膜とPt感知膜電極の接合部をFIB2次電子像で評価した。
本発明の素子AではPt感知膜電極/SnO感知膜の断面に何ら剥離による痕跡が認められなかったが、抵抗値が大きく上昇した従来技術では図7の模式図のように、Pt感知膜電極/SnO感知膜の断面に剥離から生じたと考えられる空隙が部分的に認められた。
以上、本発明の薄膜ガスセンサ1について説明した。本発明では感知電極層(Pt感知電極層)101,101に貫通孔104を多数設けて、部分的に下地の電気絶縁層(SiO絶縁層)14が剥き出た部分を存在させることで、接合強度の高いSiO−SnO部が感知電極層(Pt感知電極層)101,101内に点在するような構成になる。すなわち本発明では、接合強度が低いPt−SnO部を、感知電極層(Pt感知電極層)101,101内に無数に作りつけたミクロな接合強度の高いSiO−SnO部が取り囲むような構成にしてあり、Pt−SnO部の剥離を押さえつけ、抑制する構造が作りつけられている。感知電極層(Pt感知電極層)101,101上には電気的には同電位が保たれており、センサ特性には全く影響を与えることなく、感知電極層(Pt感知電極層)と感知層(SnO感知層)との間の剥離防止を可能にしている。長期間パルス駆動しても安定したセンサ抵抗/特性がえられ、信頼性の高い薄膜ガスセンサ1を得ることができる。
このような薄膜ガスセンサ1では、感知電極層101と感知層102とを押さえ込み効果により確実に密接させて、剥離部の発生を防止したため、超寿命化・信頼性を向上させた薄膜ガスセンサを得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態の薄膜ガスセンサを概略的に示す縦断面図である。 感知電極層の平面図である。 A−A線断面図である。 ガス感知層の拡大図である。 従来技術の薄膜ガスセンサを概略的に示す縦断面図である。 通常のガス感知層の拡大図である。 剥離を起こしたガス感知層の拡大図である。
符号の説明
1:薄膜ガスセンサ
10:ガス感知層
101:感知電極層(Pt感知電極層)
102:感知層(SnO感知層)
103:ガス選択燃焼層
104:貫通孔
11:Si基板
12:熱絶縁支持層
121:SiO
122:CVD−SiN層
123:CVD−SiO
13:ヒーター層(Ta/PtW/Taヒータ)
14:電気絶縁層(SiO絶縁層)

Claims (8)

  1. 貫通孔を有するSi基板と、
    この貫通孔の開口部に張られるダイアフラム様の熱絶縁支持層と、
    熱絶縁支持層上に設けられるヒーター層と、
    熱絶縁支持層およびヒーター層を覆うように設けられる電気絶縁層と、
    電気絶縁層上に設けられる一対の感知電極層と、一対の感知電極層を渡されるように電気絶縁層上に設けられる感知層と、感知層を覆うように設けられ、触媒を担持した焼結材のガス選択燃焼層を備える薄膜ガスセンサであって、
    感知電極層は、複数箇所に散在する複数の貫通孔を有し、これら複数の貫通孔内に感知層が充填されて、感知電極層内に感知層と電気絶縁層とが接する固定部を形成したことを特徴とする薄膜ガスセンサ。
  2. 請求項1に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
    前記感知電極層の複数の貫通孔は複数行複数列に並べられた状態で散在することを特徴とする薄膜ガスセンサ。
  3. 請求項2に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
    前記感知電極層の貫通孔は角穴であることを特徴とする薄膜ガスセンサ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
    前記貫通孔がない感知電極層と電気絶縁層との接触面積を100%としたとき、前記貫通孔内の固定部が電気絶縁層に接触する接触面の総和である総和接触面積を20%以上80%以下の面積とすることを特徴とする薄膜ガスセンサ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の薄膜ガスセンサにおいて、
    前記電気絶縁層はSiOからなるSiO絶縁層であり、前記感知層はSnOからなるSnO感知層であり、また、前記感知電極層はPtからなるPt感知電極層であることを特徴とする薄膜ガスセンサ。
  6. Si基板、熱絶縁支持層、ヒーター層、および、電気絶縁層を形成し、この電気絶縁層上にレジストリフトオフ法により複数箇所に貫通孔が散在する一対の感知電極層を形成し、次いで、貫通孔内に充填された状態で一対の感知電極層を覆う感知層、および感知層を覆う選択燃焼層、を形成することを特徴とする薄膜ガスセンサの製造方法。
  7. 請求項6に記載の薄膜ガスセンサの製造方法において、
    前記貫通孔がない感知電極層と電気絶縁層との接触面積を100%としたとき、前記貫通孔内の固定部が電気絶縁層に接触する接触面の総和である総和接触面積を20%以上80%以下の面積とすることを特徴とする薄膜ガスセンサの製造方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の薄膜ガスセンサの製造方法において、
    前記電気絶縁層はSiOからなるSiO絶縁層であり、前記感知層はSnOからなるSnO感知層であり、また、前記感知電極層はPtからなるPt感知電極層であることを特徴とする薄膜ガスセンサの製造方法。
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