JPH08327591A - 濃淡電池型炭酸ガスセンサ - Google Patents

濃淡電池型炭酸ガスセンサ

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JPH08327591A
JPH08327591A JP8071386A JP7138696A JPH08327591A JP H08327591 A JPH08327591 A JP H08327591A JP 8071386 A JP8071386 A JP 8071386A JP 7138696 A JP7138696 A JP 7138696A JP H08327591 A JPH08327591 A JP H08327591A
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JP
Japan
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solid electrolyte
electrolyte plate
carbon dioxide
metal carbonate
electrode
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JP8071386A
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English (en)
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Hideki Matsubara
英樹 松原
Masamichi Yamada
正通 山田
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃淡電池型炭酸ガスセンサであって、短時間
で出力が安定し、且つ長期間使用しても出力の変動が少
なく、しかも固体電解質板と炭酸塩膜との剥離を生ずる
ことがない濃淡電池型炭酸ガスセンサを提供する。 【解決手段】 アルミナ基板等からなるヒータの表面
に、金ペーストを厚膜印刷した基準電極を形成し、その
上にナトリウムイオン系、リチウムイオン系等の固体電
解質板を乗せた。その後、この板の表面に、金ペースト
等を用いて格子状の検知電極を厚膜印刷し、また場合に
よってこの電極の上に更に金属網状体からなる電極を配
置し、次いで、固体電解質板の全周囲を無機系接着剤に
よってシールする。その後、炭酸リチウム、炭酸カルシ
ウム等からなるペーストを検知電極が形成された面に塗
布し、乾燥後、焼成して金属炭酸塩膜を形成し、濃淡電
池型炭酸ガスセンサを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気相中の炭酸ガス
濃度を測定するための、固体電解質を用いた濃淡電池型
炭酸ガスセンサに関する。本発明の濃淡電池型炭酸ガス
センサは、環境制御、医療技術、施設園芸、醗酵工業等
広い技術分野において、炭酸ガス濃度の測定及びその測
定結果に基づく濃度制御などに使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、NASICON(Na1+x
2 Six 3-X 12、0≦x≦3)素子を使用した濃
淡電池型炭酸ガスセンサは知られている。例えば特開平
4−344457号公報には、基準電極についての説明
ではあるが、金ペーストに酸化触媒粉末を添加した混合
ペーストをスクリーン印刷し、若しくは塗布し、乾燥後
焼成したものを使用することが記載されている。
【0003】また、特開平6−160348号公報に
は、検知電極として、イオン導電性固体電解質の表面
に、白金をスパッタ法によって格子状に形成したものが
例示されている。この他、100メッシュの金の網を検
知電極とし、これを固体電解質と金属炭酸塩との間に配
置したセンサも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金ペー
スト等により形成された従来の検知電極では、金属ペー
ストを平面状にべたに印刷したものが多い。そのため広
い面積で電極と接触している金属炭酸塩が、長期間の使
用により界面での接触状態に変化を生じて、出力の低下
或いは変動をきたすことがある。また、検知電極及び金
属炭酸塩の劣化により、センサの耐衝撃性が低下する等
の問題もある。
【0005】更に、上記のように固体電解質の表面に格
子状の検知電極を直接形成することも知られている。し
かし、この場合も、検知電極の形状又は検知電極と固体
電解質及び金属炭酸塩との接触状態等についての詳細な
記載はまったくない。検知電極として100メッシュの
金の網を使用した場合も、同様に金属炭酸塩と固体電解
質との接触面積については一切記載はない。また、検知
電極が固体電解質に直接接触しているか否かについても
説明がない。
【0006】尚、この検知電極が固体電解質とは直接接
触せず、金属炭酸塩の内部に埋設された状態で配置され
た場合は、センサの出力安定に長時間を要するという問
題がある。即ち、金属炭酸塩と固体電解質との反応が進
み、検知電極表面近傍の組成が安定化するまでの間、セ
ンサから得られる出力電位は不安定となり、稼働初期の
出力安定のためのエージング時間が長くなる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、金属炭酸塩膜と固体電解質板、更に検知電極と金属
炭酸塩膜及び固体電解質板とを、少なくともその一部で
直接接触させ、強固に密着させてなる濃淡電池型炭酸ガ
スセンサを提供することを目的とする。本発明のセンサ
では、稼働開始後、短時間で出力が安定し、且つ使用初
期から長期使用後に渡って安定して金属炭酸塩と固体電
解質との反応が維持される。また、長期間の連続的な測
定が可能であって、感度、精度等の経時的な変化が少な
く、しかも強度、耐衝撃性等にも優れている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明の濃淡電池型炭
酸ガスセンサは、ヒータ、基準電極、固体電解質板、検
知電極及び金属炭酸塩膜がこの順に積層され、形成され
る炭酸ガスセンサにおいて、上記検知電極は網状であっ
て、上記固体電解質板の表面に直接接触して形成されて
おり、且つ上記金属炭酸塩膜と上記固体電解質板とは、
上記固体電解質板の上記検知電極が形成されている面の
全表面積の10〜95%の部分において、直接接触し、
接合されていることを特徴とする。
【0009】また、第2発明の濃淡電池型炭酸ガスセン
サは、ヒータ、基準電極、固体電解質板及び金属炭酸塩
膜がこの順に積層され、該金属炭酸塩膜と該固体電解質
板との間に検知電極が配置されてなる炭酸ガスセンサに
おいて、上記検知電極は金属網状体からなり、少なくと
もその一部は上記金属炭酸塩膜及び上記固体電解質板に
直接接触しており、且つ上記金属炭酸塩膜と上記固体電
解質板とは、上記固体電解質板の上記検知電極が配置さ
れている側の全表面積の10〜95%の部分において、
直接接触し、接合されていることを特徴とする。
【0010】更に、第3発明の濃淡電池型炭酸ガスセン
サは、ヒータ、基準電極、固体電解質板、検知電極及び
金属炭酸塩膜がこの順に積層され、形成される炭酸ガス
センサにおいて、上記検知電極は、上記固体電解質板の
表面に直接接触して形成されている網状の第1電極と、
該網状の電極上に配置された金属網状体からなる第2電
極とによって構成されており、且つ上記金属炭酸塩膜と
上記固体電解質板とは、上記固体電解質板の上記検知電
極が形成されている面の全表面積の5〜95%の部分に
おいて、直接接触し、接合されていることを特徴とす
る。
【0011】上記「ヒータ」としては、センサ全体を2
00〜800℃程度の範囲の温度に均一に保つことがで
きる面状ヒータ等を使用でき、例えばアルミナなどのセ
ラミックからなるヒータを用いることができる。また、
このヒータとしては、絶縁材料からなるシートの片面
に、白金、ロジウム、白金−ロジウム合金、ニッケル−
クロム合金、タングステン、モリブデンなどを、スパッ
タ法、蒸着法、メッキ法、ペースト焼き付け法などによ
って長尺の帯状に形成し、その上から絶縁材料を積層し
たものを使用することもできる。尚、このヒータはセン
サ全体の強度を支えるものでもあり、比較的剛性の高い
アルミナ等のセラミックヒータが好適である。
【0012】上記「基準電極」は、固体電解質板の片面
に、例えば市販の金ペーストを印刷し、900℃程度の
温度で10分間焼成する等の方法により形成できる。こ
の基準電極は白金でもよく、印刷法の他に蒸着法、スパ
ッタ法などにより形成してもよく、塗布焼き付け法によ
り厚膜に形成してもよい。
【0013】また、上記「固体電解質板」を形成する固
体電解質は、導電種がアルカリ金属イオン又はアルカリ
土類金属イオンいずれであってもよい。ナトリウムイオ
ン導電性固体電解質の場合、NASICON、β−アル
ミナ等が一般的であるが、NaAlSi3 10、NaA
lSi4 10等のナトリウムイオン導電率がそれほど高
くない固体電解質を使用することもできる。固体電解質
としては、リチウムイオン系のものも好適である。例え
ばLISICON、LiAlSiO4 、LiLnSiO
4 (Ln;ランタニド元素、例えばSm、La、Ndな
ど)、Li3.6Si0.6 0.4 4 及びLiTi2 (P
4 3 などを用いることができる。
【0014】上記「検知電極」は、第1発明の場合、上
記固体電解質板の表面に金、白金等のペーストを印刷し
たり、或いはそれらの金属を使用してスパッタ、又は蒸
着することにより「網状」に形成されたものである。こ
の網状としては、通常、図1に示すような格子状とする
ことが電極形成操作上も好ましい。
【0015】また、第4発明のように、上記網状の検知
電極の網部の幅(格子状である場合は格子部の幅)が、
空間部の幅未満、特に網部の幅(格子部の幅)が空間部
の幅の1/10〜1/2程度と狭いものであることが好
ましい。このようにすれば電極の各網部の周囲におい
て、金属炭酸塩膜と固体電解質板とが密着し得るため、
金属炭酸塩膜が固体電解質板と確実に且つ強固に接合さ
れた濃淡電池型炭酸ガスセンサを作製することができ
る。
【0016】更に、第1発明において、金属炭酸塩膜の
固体電解質板表面への接触、接合の面積割合(以下、接
触面積率という。)が、固体電解質板の検知電極が形成
されている側の表面に対して10%未満である場合は、
両者の密着強度が小さく剥離し易くなる。例えば金属炭
酸塩の焼き付け工程後或いは濃淡電池型炭酸ガスセンサ
稼働時に外部からの衝撃によって容易に剥離してしまう
ことがある。
【0017】また、第2発明では、検知電極は「金属網
状体」からなる。その形状については、第1発明同様、
第4発明にあるように、網部(格子部)の幅が、空間部
の幅未満、特に網部の幅が空間部の幅の1/10〜1/
2と狭いものであることが好ましい。そのようにすれ
ば、金属炭酸塩膜と固体電解質板とが各網部の周囲で密
着し、金属炭酸塩膜と固体電解質板との接触、接合の状
況において、第1発明と同様の効果が奏される。尚、接
触面積率についても、第1発明と同様のことが言える。
【0018】更に、第3発明では、検知電極は、第1発
明の検知電極である網状の第1電極の上に、第2発明の
検知電極である金属網状体が第2電極として配置された
構成になっている。この検知電極では、特に検知電極と
金属炭酸塩膜との接触面積が大きくなり、両者が物理的
に強固に結合され、剥離し難くなる。このことは同時に
金属炭酸塩膜と固体電解質板との接合強度を向上させる
効果をも奏する。そのため接触面積率が第1及び第2発
明の下限、10%を下回って5%までは、金属炭酸塩膜
と固体電解質板とが剥離することがない。
【0019】また、この第3発明の場合も、第1及び第
2発明の場合と同様、第4発明にあるように、網部(格
子部)の幅が、空間部の幅未満、特に網部の幅が空間部
の幅の1/10〜1/2と狭いものであることが好まし
い。それによって金属炭酸塩膜と固体電解質板との接
触、接合の状況及び接触面積率について、第1及び第2
発明と同様のことが言える。
【0020】尚、上記「金属炭酸塩膜」は、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属
又はアルカリ土類金属の炭酸塩を用いて形成することが
できる。具体的には、必要であればこれら炭酸塩を適宜
混合してペースト状とし、或いは水、アルコール等の溶
媒と適宜混合した溶液とし、その後、固体電解質板の検
知電極が形成され、若しくは配置された面に塗布し、乾
燥した後、所要温度にて焼成することにより形成するこ
とができる。
【0021】更に、第1及び第2発明の濃淡電池型炭酸
ガスセンサにおいては、検知電極と固体電解質板とは、
通常、その少なくとも一部が直接接触している。例えば
固体電解質板の検知電極側の表面の5〜90%の部分に
おいて、直接接触し、接合されている。
【0022】この検知電極の固体電解質板表面への接
触、接合の面積割合が、固体電解質板の検知電極側の表
面の5%未満では、金属炭酸塩と固体電解質との反応が
進んで安定化するまでの間、出力電位が不安定となる。
そのためセンサの使用初期のエージングに要する時間が
長くなり好ましくない。また、90%を越える場合は、
相対的に金属炭酸塩膜の固体電解質板表面への接触、接
合の面積割合が10%未満となり、両者の密着強度が小
さくなって剥離し易くなる。
【0023】更に、第3発明では、検知電極と固体電解
質板とは、固体電解質板の検知電極側の表面の5〜95
%の部分において、直接接触し、接合されている。そし
てこの面積割合が5%未満或いは95%を越える場合
は、第1及び第2発明の場合と同様の問題を生ずる。
【0024】本発明の濃淡電池型炭酸ガスセンサは、通
常、固体電解質板の表面に検知電極を印刷等の方法によ
り設け(第1発明)、又は固体電解質板表面に金属網状
体を配置し(第2発明)、或いは両者を併用し(第3発
明)、その上に金属炭酸塩を塗布、乾燥し、焼成するこ
とにより作製される。従って、好ましくは固体電解質板
の一表面の全面において、検知電極又は金属炭酸塩膜が
直接接触するのがよく、両者の固体電解質板表面への接
触、接合の面積割合の和は100%となるのが望まし
い。
【0025】検知電極を第1〜3発明の構成とすること
により、固体電解質板と検知電極とは強固に接合され、
長期の使用においても電極が固体電解質板から剥離する
ことがない。特に第3発明では、検知電極と金属炭酸塩
膜との密着性も向上する。また、本発明の濃淡電池型炭
酸ガスセンサにおいては、その基本動作原理を司る検知
電極側の化学反応現場である固体電解質板−金属炭酸塩
膜−検知電極−気相の4相の界面が、極めて小さな領域
に形成される。それによりセンサの初期の出力安定に必
要なエージング時間を短縮する効果と、長期間使用時の
出力安定性が確保される効果とが奏される。
【0026】更に、第2発明のように、金属網状体を検
知電極として使用することは従来より知られている。し
かし、これまでは固体電解質板と検知電極との界面の状
況については特に注意が払われていない。また、場合に
よっては、検知電極が金属炭酸塩中に埋設された状態で
保持され、固体電解質板と検知電極とがまったく接触し
ないこともあった。
【0027】上記のような状態では、厳密な意味での上
記4相の界面は形成されず、金属炭酸塩膜を介しての界
面の形成となり、センサ出力安定化のためのエージング
時間が長くなる。しかも検知電極の近傍の金属炭酸塩が
反応によって消失した場合には、検知電極と金属炭酸塩
膜との間に部分的に空隙を生じ、センサのオンオフの繰
り返しによる熱応力によって検知電極が剥がれ落ちるこ
とも有り得る。しかし、本発明では、検知電極の一部が
固体電解質板と直接接触し、接合されているため上記の
ような問題は解決される。
【0028】尚、本発明の濃淡電池型炭酸ガスセンサの
作動は、前記のように固体電解質板、検知電極、金属炭
酸塩膜及び気相の4相の界面における化学反応によるも
のである。従って、固体電解質板と金属炭酸塩膜及び検
知電極とは直接接触していることが必要である。本発明
のセンサのように検知電極が網状であれば、検知電極と
固体電解質板とが接触している部分の接触境界線の非常
に多くの部分で、更に金属炭酸塩膜が接触することとな
る。このように上記3部材が会する部分が多いほどセン
サの性能は向上するものと考えられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって詳
しく説明する。また、表1〜2及び図1〜3に基づきそ
の結果を説明する。図1は本発明の濃淡電池型炭酸ガス
センサの一例の斜視図である。
【0030】図1の炭酸ガスセンサは、アルミナ基板か
らなるヒータ1、その表面に形成された基準電極2、そ
の上に載置された固体電解質板3、その表面に形成され
た格子状の検知電極4、検知電極4を覆うようにして設
けられた金属炭酸塩膜5を基本的な構成とする。更に、
基準電極2と被検ガスとの接触を防止するため、固体電
解質板3の周囲を無機系接着剤により密封したシール部
6、並びにそれぞれ基準電極2及び検知電極4に接続さ
れた出力取り出し電極7、図示はしていないが信号取り
出し部に固着されたリード線からなる。
【0031】(1) ナトリウムイオン系の固体電解質を用
いた濃淡電池型炭酸ガスセンサの、起電力と炭酸ガス濃
度及び起電力と稼働時間との相関 実施例1 アルミナ基板からなるヒータ1の表面に、金ペーストを
用いて厚膜印刷により基準電極2を形成した。その上に
固体電解質板としてNASICON(Na1+xZr2
x 3-X 12、0≦x≦3)からなる板を載置した。
そしてこの板の表面に、金ペーストを用いて厚膜印刷に
よって格子状の検知電極4を形成した。この検知電極4
の格子部の幅は0.20mm、空間部の幅は0.25m
mであった。
【0032】その後、基準電極2と被検ガスとの接触を
遮断するため、固体電解質板3の全周囲を無機系接着剤
によってシールした。次いで、炭酸リチウムと炭酸カル
シウムとの混合物からなるペーストを調製し、固体電解
質板3の検知電極4が形成された側の面に塗布し、乾燥
した後、焼成して金属炭酸塩膜5を形成した。その後、
出力取り出し電極7を取り付けた。この試験例1のセン
サの接触面積率は、固体電解質板3の検知電極4が形成
された側の表面の25%であった。
【0033】尚、上記の実施例1において、検知電極4
を平面状のべたとし、しかも固体電解質板3の検知電極
4が形成された側の表面全体に渡って形成し、試験例2
のセンサを作製した。このセンサでは検知電極4はその
全面が固体電解質板3と接触するため、金属炭酸塩膜5
と固体電解質板3との接触、接合の面積割合、即ち接触
面積率は0となる。
【0034】上記のようにして得られた試験例1及び試
験例2の濃淡電池型炭酸ガスセンサを炭酸ガス濃度50
〜10000ppmの雰囲気中に置いた。そしてアルミ
ナ基板からなるヒータの表面温度を500℃として、濃
淡電池型炭酸ガスセンサの起電力の変化を測定した。そ
れぞれの炭酸ガス濃度における起電力値を、炭酸ガス濃
度の対数に対してプロットした結果を図2に示す。
【0035】図2によれば、上記の炭酸ガス濃度範囲に
おいては、検知電極の形状及び接触面積率にかかわりな
く、○で示す試験例1、△で示す試験例2いずれの濃淡
電池型炭酸ガスセンサであっても、起電力と炭酸ガス濃
度との間にはNernstの式に従った良好な直線関係
があることが確認された。
【0036】また、試験例1及び試験例2の濃淡電池型
炭酸ガスセンサについて、炭酸ガス濃度1000ppm
の雰囲気下、室温において3000時間連続使用した場
合の起電力の経時変化を測定した。稼働時間を横軸と
し、起電力を縦軸として、変化の様子を図3に示す。。
【0037】図3によれば、○で表した試験例1の濃淡
電池型炭酸ガスセンサでは、稼働開始後短時間で起電力
が安定している。しかも全時間範囲に渡って起電力の変
動が非常に小さい。このように、本発明の濃淡電池型炭
酸ガスセンサは長期間使用しても、その出力の変動がた
いへん小さいことが分かる。これに対して、△で表した
試験例2の濃淡電池型炭酸ガスセンサでは、その起電力
は、1000時間辺りまで時間とともに低下し、その後
上昇に転じ、3000時間までそのまま増加し続けるこ
とが確認された。
【0038】(2) 上記(1) において接触面積率を変化さ
せた場合の性能評価 実施例2 実施例1において、検知電極4の格子部の幅と空間部の
幅を変化させ、それによって金属炭酸塩膜5と固体電解
質板3との接触面積率を表1のように5〜100%まで
変化させた他は、実施例1と同様にして試験例3〜7の
濃淡電池型炭酸ガスセンサを作製した。
【0039】上記の濃淡電池型炭酸ガスセンサを用いて
実施例1と同様の炭酸ガス濃度下、室温で連続使用し、
出力安定に要する時間を測定し、また720時間稼働後
の金属炭酸塩膜5の剥離の有無を確認した。結果を表1
に示す。尚、上記接触面積率100%の濃淡電池型炭酸
ガスセンサでは、検知電極4は金属炭酸塩膜5中に埋設
され、形成されている。
【0040】(3) 上記(1) において、検知電極を厚膜印
刷から金属網状体に変えた場合の性能の評価 実施例3 実施例1において、検知電極4として白金ワイヤからな
る金属網状体(80メッシュ、網部の幅;0.06m
m、空間部の幅;0.26mm)を使用した他は実施例
1と同様にして試験例8の濃淡電池型炭酸ガスセンサを
作製した。この濃淡電池型炭酸ガスセンサの接触面積率
は80%であった。また、上記金属網状体を金属炭酸塩
膜中に埋設し(接触面積率は100%である。)、実施
例1と同様にして試験例9の濃淡電池型炭酸ガスセンサ
を得た。
【0041】上記の濃淡電池型炭酸ガスセンサを用いて
実施例1と同様の炭酸ガス濃度下、室温で連続使用し、
出力安定に要する時間を測定し、また720時間稼働後
の金属炭酸塩膜の剥離の有無を確認した。結果を表1に
示す。尚、表1には試験例1〜2の結果も併せて記載し
た。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果によれば、接触面積率が10〜
95%の試験例1及び4〜6では、いずれの場合も出力
安定に要する時間は100時間未満と、非常に短時間で
出力が安定している。また、長時間稼働後も金属炭酸塩
膜の剥離はまったくみられないことが分かる。一方、接
触面積率が0%及び5%と低い試験例2、3の場合は、
安定するのに1000時間を越える時間を要し、しかも
長時間稼働後には金属炭酸塩膜の剥離がみられた。更
に、接触面積率が100%の試験例7では、金属炭酸塩
膜の剥離はなかったが、出力安定には500〜1000
時間の長時間を要し、検知電極が固体電解質板にまった
く接触しない場合は、性能が低いことが分かる。
【0044】更に、検知電極として白金ワイヤを使用し
た場合も、接触面積率が80%の試験例8では、出力は
100時間未満で安定し、金属炭酸塩膜の剥離もまった
くみられず、非常に優れた性能を有することが確認され
た。しかし、接触面積率が100%の試験例9の場合
は、電極が印刷によって形成された場合と同様、金属炭
酸塩膜の剥離はなかったものの、出力の安定には500
時間を越える時間を要し、性能の劣るものであることが
分かる。
【0045】(4) リチウムイオン系の固体電解質を用い
た濃淡電池型炭酸ガスセンサの、起電力と炭酸ガス濃度
及び起電力と稼働時間との相関 実施例4 実施例1において、固体電解質としてLiSmSiO4
を使用し、炭酸リチウムからなるペーストを用いた以外
は実施例1と同様にして濃淡電池型炭酸ガスセンサを作
製した。このセンサを試験例10とする。その接触面積
率は40%であった。また、実施例1の場合と同様、検
知電極を平面状のべたとし、しかも固体電解質板の検知
電極が形成された側の表面全体に渡って形成し、試験例
11の濃淡電池型炭酸ガスセンサを作製した。試験例2
と同様にこのセンサの接触面積率は0%となる。
【0046】上記のようにして得られた試験例10及び
試験例11の濃淡電池型炭酸ガスセンサを炭酸ガス濃度
50〜5000ppmの雰囲気中に置いた。そしてアル
ミナ基板からなるヒータの表面温度を450℃として、
濃淡電池型炭酸ガスセンサの起電力の変化を測定した。
それぞれの炭酸ガス濃度における起電力値を、炭酸ガス
濃度の対数に対してプロットした結果を図2に併記す
る。
【0047】図2によれば、上記の炭酸ガス濃度範囲に
おいては、検知電極の形状及び接触面積率にかかわりな
く、●で示す試験例10、▲で示す試験例11いずれの
濃淡電池型炭酸ガスセンサであっても、実施例1の試験
例1、2の場合と同様、起電力と炭酸ガス濃度との間に
はNernstの式に従った良好な直線関係があること
が確認された。尚、このリチウム系の固体電解質を使用
した場合は、炭酸ガスの全濃度範囲に渡り、ナトリウム
系の固体電解質を使用した場合より、起電力が大きくな
る。
【0048】また、試験例10及び試験例11の濃淡電
池型炭酸ガスセンサについて、炭酸ガス濃度1000p
pmの雰囲気下、室温において2400時間連続使用し
た場合の起電力の経時変化を測定した。稼働時間を横軸
とし、起電力を縦軸として、変化の様子を図3に併記す
る。
【0049】図3よれば、●で表した試験例10の濃淡
電池型炭酸ガスセンサでは、実施例1の試験例1のセン
サ同様、稼働開始後短時間で起電力が安定し、しかも長
期間に渡ってその変動が小さいことが分かる。これに対
して、▲で表した試験例11の濃淡電池型炭酸ガスセン
サでは、その起電力は、1000時間辺りから低下し始
め、2400時間までそのまま低下し続けることが確認
された。
【0050】(5) 上記(4) において接触面積率を変化さ
せた場合の性能評価 実施例5 実施例4において、実施例2と同様にして接触面積率を
変化させ、試験例12〜15の濃淡電池型炭酸ガスセン
サを作製した。これらの濃淡電池型炭酸ガスセンサを用
いて、実施例2と同様の炭酸ガス濃度下、室温で連続使
用し、出力安定に要する時間を測定した。また、240
0時間稼働後の金属炭酸塩膜の剥離の有無を確認した。
結果を表2に示す。尚、上記接触面積率100%の濃淡
電池型炭酸ガスセンサでは、検知電極は金属炭酸塩膜中
に埋設され、形成されている。
【0051】(6) 上記(4) において、検知電極を厚膜印
刷からスパッタ又は金属網状体に変えた場合の性能の評
価 実施例6 実施例4において、検知電極として金−パラジウムスパ
ッタ電極、白金ワイヤからなる金属網状体(80メッシ
ュ、網部の幅;0.076mm、空間部の幅;0.23
mm)、及び金ワイヤからなる金属網状体(60メッシ
ュ、網部の幅;0.12mm、空間部の幅;0.29m
m)を使用した他は実施例2と同様にして試験例16〜
18の濃淡電池型炭酸ガスセンサを作製した。
【0052】上記の濃淡電池型炭酸ガスセンサを用いて
実施例2と同様の炭酸ガス濃度下、室温で連続使用し、
出力安定に要する時間を測定した。また、2400時間
稼働後の金属炭酸塩膜の剥離の有無を確認した。結果を
表2及び図3に示す。尚、表2及び図3には試験例1
0、11の結果も併せて記載した。また、図3におい
て、●は試験例10、▲は試験例11、□は試験例1
6、■は試験例17及び◎は試験例18を示す。
【0053】(7) 第3発明に対応し、検知電極として厚
膜印刷と金属網状体とを併用した場合の性能評価 実施例7 実施例1において、検知電極を、金ペーストを用いた厚
膜印刷からなる第1電極と、更にこの上に配置された白
金ワイヤからなる第2電極とにより構成した他は、実施
例1と同様にして試験例19〜22の濃淡電池型炭酸ガ
スセンサを作製した。この試験例19〜22のセンサの
金属炭酸塩と固体電解質の接触面積率は5〜95%とし
た。
【0054】尚、接触面積率は、厚膜印刷による電極と
固体電解質板との接触面積率を所定率とし、その上に金
属網状体を接触面積率を減少させないように配置する方
法とした。但し、この接触面積率は、厚膜印刷と金属網
状体がともに固体電解質板と直接接触した状態で調整す
ることもできる。
【0055】上記の濃淡電池型炭酸ガスセンサを用いて
実施例1と同様の炭酸ガス濃度下、室温で連続使用し、
出力安定に要する時間を測定した。また、2400時間
稼働後の金属炭酸塩膜の剥離の有無を確認した。結果を
表2に示す。尚、試験例19のセンサについては図3に
☆印によって出力の経時変化を併せて示す。
【0056】
【表2】
【0057】表2の結果によれば、接触面積率が10〜
95%の試験例10及び13〜14では、いずれの場合
も出力安定に要する時間は100時間未満と、非常に短
時間で出力が安定している。また、長時間稼働後も金属
炭酸塩膜の剥離はまったくみられないことが分かる。一
方、接触面積率が0%及び5%と低い試験例11及び1
2の場合は、安定するのに1000時間を越える時間を
要し、しかも長時間稼働後には金属炭酸塩膜の剥離がみ
られた。また、接触面積率が100%の試験例15で
は、金属炭酸塩膜の剥離はなかったが、出力安定には5
00〜1000時間の長時間を要し、性能が低いことが
分かる。
【0058】更に、検知電極として厚膜印刷以外のもの
を使用した試験例16〜18の場合でも、電極の種類に
はかかわりなく、接触面積率が0%の試験例16では、
試験例11とまったく同様の結果となっている。また、
白金又は金のワイヤを使用し、接触面積率がそれぞれ6
0%及び50%である試験例17、18では、良好な結
果となっている。
【0059】尚、検知電極として厚膜印刷と白金ワイヤ
とを併用した試験例19〜22においても、接触面積率
が25〜95%の範囲である試験例20〜22の結果
は、他の本発明の範囲内の試験例の場合と同様に良好で
ある。しかも、検知電極として厚膜印刷と白金ワイヤ等
をそれぞれ単独で使用した場合と異なり、接触面積率が
5%と低い試験例19の場合も同様に良好な結果となっ
ており、第3発明の効果が裏付けられている。
【0060】また、図3によれば、■で表した試験例1
7、◎で表した試験例18及び接触面積率が5%と低い
☆で表した試験例19の濃淡電池型炭酸ガスセンサで
は、実施例2の試験例10のセンサ同様、稼働開始後短
時間で起電力が安定し、しかも長期間に渡ってその変動
が小さいことが分かる。これに対して、□で表した試験
例16の濃淡電池型炭酸ガスセンサでは、同じく接触面
積率が0%である試験例11と同様に、その起電力は、
1000時間辺りからNernstの式を外れて低下し
始め、直線性が失われている。そして起電力は2400
時間までそのまま低下し続けることが確認された。
【0061】
【発明の効果】第1及び第2発明の濃淡電池型炭酸ガス
センサでは、金属炭酸塩膜と固体電解質板とが強固に接
合され、初期から長期に渡って安定して検知電極におけ
る反応が維持される。そのため、起電力は炭酸ガス濃度
とよい直線関係にあり、使用開始後短時間でその出力が
安定し、しかも長期間稼働させても出力の変動が少ない
濃淡電池型炭酸ガスセンサが得られる。
【0062】また、第3発明の濃淡電池型炭酸ガスセン
サでは、第1及び第2発明に比べて接触面積率の小さい
場合でも、金属炭酸塩膜と固体電解質板とが強固に接合
され、初期から長期に渡って安定して検知電極における
反応が維持される。そのため、第1及び第2発明の場合
と同様の優れた性能の濃淡電池型炭酸ガスセンサが得ら
れる。更に、第4発明のように、網部の幅よりも空間部
の幅の方が大きい特定の検知電極を使用すれば、より優
れた性能の濃淡電池型炭酸ガスセンサを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濃淡電池型炭酸ガスセンサの一例の一
部断面を示す斜視図である。
【図2】検知電極を格子状とした場合と、べたの平面状
とした場合の、起電力の炭酸ガス濃度に対する相関を表
したグラフである。
【図3】検知電極を格子状とした場合、べたの平面状と
した場合、及び検知電極を金−パラジウムスパッタ電
極、白金ワイヤ、金ワイヤ及び厚膜印刷と白金ワイヤと
の併用とした場合の、センサの稼働時間と起電力との相
関を表すグラフである。
【符号の説明】
1;アルミナ基板からなるヒータ、2;基準電極、3;
固体電解質板、4;検知電極、5;金属炭酸塩膜、6;
無機接着剤、7;出力取り出し電極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータ、基準電極、固体電解質板、検知
    電極及び金属炭酸塩膜がこの順に積層され、形成される
    炭酸ガスセンサにおいて、上記検知電極は網状であっ
    て、上記固体電解質板の表面に直接接触して形成されて
    おり、且つ上記金属炭酸塩膜と上記固体電解質板とは、
    上記固体電解質板の上記検知電極が形成されている面の
    全表面積の10〜95%の部分において、直接接触し、
    接合されていることを特徴とする濃淡電池型炭酸ガスセ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 ヒータ、基準電極、固体電解質板及び金
    属炭酸塩膜がこの順に積層され、該金属炭酸塩膜と該固
    体電解質板との間に検知電極が配置されてなる炭酸ガス
    センサにおいて、上記検知電極は金属網状体からなり、
    少なくともその一部は上記金属炭酸塩膜及び上記固体電
    解質板に直接接触しており、且つ上記金属炭酸塩膜と上
    記固体電解質板とは、上記固体電解質板の上記検知電極
    が配置されている側の全表面積の10〜95%の部分に
    おいて、直接接触し、接合されていることを特徴とする
    濃淡電池型炭酸ガスセンサ。
  3. 【請求項3】 ヒータ、基準電極、固体電解質板、検知
    電極及び金属炭酸塩膜がこの順に積層され、形成される
    炭酸ガスセンサにおいて、上記検知電極は、上記固体電
    解質板の表面に直接接触して形成されている網状の第1
    電極と、該網状の電極上に配置された金属網状体からな
    る第2電極とによって構成されており、且つ上記金属炭
    酸塩膜と上記固体電解質板とは、上記固体電解質板の上
    記検知電極が形成されている面の全表面積の5〜95%
    の部分において、直接接触し、接合されていることを特
    徴とする濃淡電池型炭酸ガスセンサ。
  4. 【請求項4】 上記検知電極の網部の幅が、空間部の幅
    未満である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の濃淡
    電池型炭酸ガスセンサ。
JP8071386A 1995-03-28 1996-02-29 濃淡電池型炭酸ガスセンサ Pending JPH08327591A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206020A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 薄膜ガスセンサおよびその製造方法
US9784708B2 (en) 2010-11-24 2017-10-10 Spec Sensors, Llc Printed gas sensor
US10241073B2 (en) 2015-05-26 2019-03-26 Spec Sensors Llc Wireless near-field gas sensor system and methods of manufacturing the same
US10966631B2 (en) 2014-09-12 2021-04-06 Sensirion Ag Breath sampling devices and methods of breath sampling using sensors

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