JP4752500B2 - 曲り管成形用クリップ - Google Patents
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Description
この発明は、成形型における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性樹脂又はゴムより成るチューブを、抜け止め状態に保持する曲り管成形用クリップにおいて、開放部を有する欠環状体により構成されており、前記欠環状体が成形型に外挿された状態において、成形型の長手方向に対して直角方向に欠環状体を一方側から他方側へ移動したときには、開放部が凹み部と対向してチューブが挿脱できる状態から、欠環状体構成壁が凹み部を塞いでチューブが抜け止め状態になるようにしてある。
(請求項2記載の発明)
この発明は、上記請求項1記載の発明に関し、欠環状体の移動方向中央部の内壁面に膨らみ部を設けてあり、前記膨らみ部により、成形型に対する欠環状体の不用意な移動を阻止するようにしてある。
(請求項3記載の発明)
この発明は、上記請求項1又は2に記載の発明に関し、全体が弾性合成樹脂により構成されている。
、図3は前記欠環状体1等をA−Aから見た図を示している。
(この曲り管成形用クリップCPの基本的構成及び用途について)
この曲り管成形用クリップCPは、図1や図2に示すように、成形型9における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性の樹脂チューブ8を、抜け止め状態に保持するものであり、開放部を有する断面略C字型の欠環状体1により構成されている。なお、この実施例の欠環状体1は滑りが良好なフッ素樹脂(PTFE)等の弾性合成樹脂により構成されている。
(樹脂チューブ8について)
樹脂チューブ8は、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂により形成されており、弾力性に富むと共に折曲部分における断面形状が大きく変化しないものとしてある。
(成形型9について)
成形型9は、図1や図3に示すように、断面略U字状の凹み部90を有するものであり、前記凹み部90の幅は樹脂チューブ8の直径よりも僅かに大きく設定してあると共に底部分は樹脂チューブ8の半径よりも僅かに大きな半径の円弧状に形成してある。前記構成により、樹脂チューブ8が成形型9にほとんどガタつきなくしっかりと位置決め固定できるようにしてある。
(曲り管成形用クリップCPについて)
この曲り管成形用クリップCPは、図1や図2に示すように、開放部10を有する断面C字型の欠環状体1により構成されており、前記欠環状体1が成形型9に外挿された状態において、成形型9の長手方向に対して直角方向に欠環状体1を一方側から他方側へ移動したときには、開放部10が凹み部90と対向して樹脂チューブ8が挿脱できる図2(a)の状態から、欠環状体1の構成壁が凹み部90を塞いで樹脂チューブ8が抜け止めとなる図2(c)の状態になるようにしてある。
(この曲り管成形用クリップCPの使用態様について)
この曲り管成形用クリップCPを使用して、成形型9に対して樹脂チューブ8を固定する場合、以下のようにすればよい。
(この曲り管成形用クリップCPの使用した場合の効果について)
「作業者の負担が小さい」という効果について
作業者が、樹脂チューブ8を成形型9の形状に倣わせる作業は、図2(a)に示す如く成形型9に欠環状体1を取り付け、開放部10を介して樹脂チューブ8を成形型9の凹み部90に押し込んだ後に図2(c)の状態に欠環状体1を移動させるだけである。また、加熱成形作業が終了すると、図2(a)に示す如き欠環状体1を移動させ、成形型9より形付けられた樹脂チューブ8を、開放部10を介して成形型9から抜き外すだけである。
この曲り管成形用クリップCPでは、欠環状体1は滑りが良好なフッ素樹脂(PTFE)等の弾性合成樹脂により構成されているから、欠環状体1の移動時において樹脂チューブ8に傷が付きにくい。
曲り管成形用クリップCPである欠環状体1は成形型9に対して任意の位置に取り付けることができる。つまり、成形型9に対する樹脂チューブ8の支持位置を変えることができる。
(その他)
上記成形型9では、その外面の大部分を円弧部91で構成してあるが、これに限定されることはない。
上記実施例では、二次元又は三次元に形成されるチューブとして熱可塑性樹脂を採用しているが、柔軟性の点から二次元又は三次元に曲がったゴム製(エラストマー)のチューブを成形してもよい。
1 欠環状体
10 開放部
8 樹脂チューブ
9 成形型
90 凹み部
91 円弧部
92 平坦面
Claims (3)
- 成形型における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性樹脂又はゴムより成るチューブを、抜け止め状態に保持する曲り管成形用クリップにおいて、開放部を有する欠環状体により構成されており、前記欠環状体が成形型に外挿された状態において、成形型の長手方向に対して直角方向に欠環状体を一方側から他方側へ移動したときには、開放部が凹み部と対向してチューブが挿脱できる状態から、欠環状体構成壁が凹み部を塞いでチューブが抜け止め状態になるようにしてあることを特徴とする曲り管成形用クリップ。
- 欠環状体の移動方向中央部の内壁面に膨らみ部を設けてあり、前記膨らみ部により、成形型に対する欠環状体の不用意な移動を阻止するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の曲り管成形用クリップ。
- 全体が弾性合成樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の曲り管成形用クリップ。
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JP2005377103A JP4752500B2 (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | 曲り管成形用クリップ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007176005A JP2007176005A (ja) | 2007-07-12 |
JP4752500B2 true JP4752500B2 (ja) | 2011-08-17 |
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- 2005-12-28 JP JP2005377103A patent/JP4752500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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