JP4752500B2 - 曲り管成形用クリップ - Google Patents

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Description

この発明は、成形型を使用して熱可塑性の樹脂チューブ等を所定の二次元又は三次元の形状に成形するときに用いる曲り管成形用クリップに関するものである。
配管系路は単なる直線的なものもあるが、大部分は二次元又は三次元方向に折り曲げられた経路(所謂曲り管)になっている。例えば、自動車の燃料供給用チューブは、他の自動車部品との干渉を回避しつつ燃料経路を形成すべく、三次元的に複雑に曲がりくねった形状を成している。
ところで、曲り管を成形する方法としては、例えば、熱導電性に優れた金属から成る断面U字状の成形型を用いて形成するものがある。この方法では、二次元又は三次元に曲げられた成形型の凹み部に倣って、熱可塑性の樹脂チューブを嵌め込み、この嵌め込み状態を維持しながら加熱しその後冷却する。
ここで、前記成形型では、チューブ自体の弾性復帰力により不用意にチューブが抜け出ないようすべく、部分的にチューブの直径よりも凹み幅が狭い部分を形成してある(例えば、特許文献1。)。
ところが、上記成形型では、チューブの嵌め込み時及び取り出し時において、狭い凹み部と対応するチューブ部分に傷が付くというという問題がある。これでは商品として販売することが困難になる。また、形状の相違する全ての成形型にそれぞれ凹み幅が狭い部分を設けなければならない。
そこで、成形型に凹み幅が狭い部分を形成することなく、図4に示すように、市販の所謂板バネクリップBを用いてチューブTを成形型Kに押し付ける態様で挟み込み、不要意なチューブTの抜けを防止するということが考えられる。
しかしながら、工夫によりチューブに傷がつくことを減少できるものの、1日数千回もの板バネクリップBの挟み部を開く作業により作業者の指にかかる負担が非常に大きいという別の問題が発生する。
特開平9−164586
そこで、この発明では、作業者の負担が小さく且つチューブに傷がつきにくい曲り管成形用クリップを提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明は、成形型における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性樹脂又はゴムより成るチューブを、抜け止め状態に保持する曲り管成形用クリップにおいて、開放部を有する欠環状体により構成されており、前記欠環状体が成形型に外挿された状態において、成形型の長手方向に対して直角方向に欠環状体を一方側から他方側へ移動したときには、開放部が凹み部と対向してチューブが挿脱できる状態から、欠環状体構成壁が凹み部を塞いでチューブが抜け止め状態になるようにしてある。
(請求項2記載の発明)
この発明は、上記請求項1記載の発明に関し、欠環状体の移動方向中央部の内壁面に膨らみ部を設けてあり、前記膨らみ部により、成形型に対する欠環状体の不用意な移動を阻止するようにしてある。
(請求項3記載の発明)
この発明は、上記請求項1又は2に記載の発明に関し、全体が弾性合成樹脂により構成されている。
この発明の曲り管成形用クリップを使用した場合、作業者の負担が小さく且つチューブに傷がつきにくいものとなる。
以下にこの発明の曲り管成形用クリップを実施するための最良の形態として実施例について詳しく説明する。
図1はこの発明の実施例1の曲り管成形用クリップCPである欠環状体1を使用して熱可塑性の樹脂チューブ8を成形型9に倣わせる方法を示す斜視図、図2(a)(b)(c)は前記欠環状体1と成形型9と樹脂チューブ8の正面図
、図3は前記欠環状体1等をA−Aから見た図を示している。
(この曲り管成形用クリップCPの基本的構成及び用途について)
この曲り管成形用クリップCPは、図1や図2に示すように、成形型9における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性の樹脂チューブ8を、抜け止め状態に保持するものであり、開放部を有する断面略C字型の欠環状体1により構成されている。なお、この実施例の欠環状体1は滑りが良好なフッ素樹脂(PTFE)等の弾性合成樹脂により構成されている。
以下に、熱可塑性の樹脂チューブ8、成形型9、及び曲り管成形用クリップCPについて詳述する。
(樹脂チューブ8について)
樹脂チューブ8は、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂により形成されており、弾力性に富むと共に折曲部分における断面形状が大きく変化しないものとしてある。
(成形型9について)
成形型9は、図1や図3に示すように、断面略U字状の凹み部90を有するものであり、前記凹み部90の幅は樹脂チューブ8の直径よりも僅かに大きく設定してあると共に底部分は樹脂チューブ8の半径よりも僅かに大きな半径の円弧状に形成してある。前記構成により、樹脂チューブ8が成形型9にほとんどガタつきなくしっかりと位置決め固定できるようにしてある。
なお、この実施例の成形型9は、丸棒又はパイプの一部(主として凹み部90)を削除するようにして形成されており、外面の大部分が円弧部91であると共にその両端部は平坦面92,92となっている。
また、この実施例の成形型9は、作業性を考慮して軽量のアルミにより構成してある。
(曲り管成形用クリップCPについて)
この曲り管成形用クリップCPは、図1や図2に示すように、開放部10を有する断面C字型の欠環状体1により構成されており、前記欠環状体1が成形型9に外挿された状態において、成形型9の長手方向に対して直角方向に欠環状体1を一方側から他方側へ移動したときには、開放部10が凹み部90と対向して樹脂チューブ8が挿脱できる図2(a)の状態から、欠環状体1の構成壁が凹み部90を塞いで樹脂チューブ8が抜け止めとなる図2(c)の状態になるようにしてある。
上記欠環状体1は、図2や図3に示すように、その内部空間を構成する縦幅1aを成形型9の高さに略一致する寸法(中央部内面のみに膨らみ部1fを設けて少し縦幅を小さくしてある)に設定してあると共に、内部空間を構成する側面円弧状部1b,1cを成形型9の円弧部91に倣うような形状としてある。また、開放部10は、図3に示す如く上壁の中央部ではなく一方に偏る態様で設けられていると共にその幅を凹み部90の開放幅と略一致するようにしてある。さらに、この欠環状体1では、成形型9に対して一方側に移動させたときには開放部10を構成する内壁面1d,1eにより平坦面92,92が押さえ込まれるようにしてある。
なお、この欠環状体1において膨らみ部1fを設けてあるのは、成形型9に対する欠環状体1の不用意な移動を阻止するためである。
(この曲り管成形用クリップCPの使用態様について)
この曲り管成形用クリップCPを使用して、成形型9に対して樹脂チューブ8を固定する場合、以下のようにすればよい。
先ず、管成形用クリップCPを、図1や図2(a)に示すように欠環状体1が成形型9に外挿される態様で取り付ける。なお、この状態では開放部10と成形型9の凹み部90とが一致している。
次に、上記状態において、樹脂チューブ8を図2(a)に示す如く凹み部90に押し込み、続いて図2(b)(c)の経路で欠環状体1を他方側へ移動させる。すると、樹脂チューブ8は開放部10と隣接する欠環状体1の構成壁部分により抜け止め状態(樹脂チューブ8における屈曲部では弾性変形した状態で、屈曲部以外ではほとんど弾性変形しない状態で、抜け止め状態)に押さえ込まれる。
樹脂チューブ8を加熱・冷却後、図2(a)に示す如き欠環状体1を移動させれば、成形型9より形付けられた樹脂チューブ8を当該成形型9から抜き外すことができる。
(この曲り管成形用クリップCPの使用した場合の効果について)
「作業者の負担が小さい」という効果について
作業者が、樹脂チューブ8を成形型9の形状に倣わせる作業は、図2(a)に示す如く成形型9に欠環状体1を取り付け、開放部10を介して樹脂チューブ8を成形型9の凹み部90に押し込んだ後に図2(c)の状態に欠環状体1を移動させるだけである。また、加熱成形作業が終了すると、図2(a)に示す如き欠環状体1を移動させ、成形型9より形付けられた樹脂チューブ8を、開放部10を介して成形型9から抜き外すだけである。
したがって、負担が大きいクリップの挟み部を開く作業の如きものはないので、作業者の負担は小さいものとなる。
「チューブに傷がつきにくい」という効果について
この曲り管成形用クリップCPでは、欠環状体1は滑りが良好なフッ素樹脂(PTFE)等の弾性合成樹脂により構成されているから、欠環状体1の移動時において樹脂チューブ8に傷が付きにくい。
「成形型9に対するチューブの支持位置が可変である」という効果について
曲り管成形用クリップCPである欠環状体1は成形型9に対して任意の位置に取り付けることができる。つまり、成形型9に対する樹脂チューブ8の支持位置を変えることができる。
(その他)
上記成形型9では、その外面の大部分を円弧部91で構成してあるが、これに限定されることはない。
上記実施例では、樹脂チューブ8に傷が付かないようにすべく、欠環状体1は滑りが良好なフッ素樹脂(PTFE)等の弾性合成樹脂により構成されているが、樹脂チューブ8と接する面が滑らかなものであれば樹脂に限られるものではない。つまり弾性を有するものであれば、金属で構成させてもよいし、金属に樹脂コーティング等を施したものでもよい。
上記実施例では、二次元又は三次元に形成されるチューブとして熱可塑性樹脂を採用しているが、柔軟性の点から二次元又は三次元に曲がったゴム製(エラストマー)のチューブを成形してもよい。
この発明の実施例1の曲り管成形用クリップである欠環状体を使用して熱可塑性の樹脂チューブを成形型に倣わせる方法を示す斜視図。 (a)(b)(c)は前記欠環状体と成形型と樹脂チューブの正面図。 前記欠環状体等をA−Aから見た図。 従来、使用していたクリップの側面図。
符号の説明
CP 曲り管成形用クリップ
1 欠環状体
10 開放部
8 樹脂チューブ
9 成形型
90 凹み部
91 円弧部
92 平坦面

Claims (3)

  1. 成形型における断面略U字状の凹み部に嵌め込んだ熱可塑性樹脂又はゴムより成るチューブを、抜け止め状態に保持する曲り管成形用クリップにおいて、開放部を有する欠環状体により構成されており、前記欠環状体が成形型に外挿された状態において、成形型の長手方向に対して直角方向に欠環状体を一方側から他方側へ移動したときには、開放部が凹み部と対向してチューブが挿脱できる状態から、欠環状体構成壁が凹み部を塞いでチューブが抜け止め状態になるようにしてあることを特徴とする曲り管成形用クリップ。
  2. 欠環状体の移動方向中央部の内壁面に膨らみ部を設けてあり、前記膨らみ部により、成形型に対する欠環状体の不用意な移動を阻止するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の曲り管成形用クリップ。
  3. 全体が弾性合成樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の曲り管成形用クリップ。
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