JP4751626B2 - 日射遮蔽装置の取付装置 - Google Patents
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Description
このとき、第二の突部15bをハンガーレールと係合させ、かつ第一の突部15aと係止孔13aとの係合を解除するためのストロークを確保し得るように弾性片14を撓ませる必要があることから、第二の突部15bの高さ寸法を十分に確保する必要がある。
特許文献1,2には、仮止め機能を備えた取付ブラケットが開示されている。
ホルダー21の各側辺の前端部には、ハンガーレールあるいは取付フレームを掛止するための掛止部26がそれぞれ形成されている。掛止部26は、ホルダー21の後方に向かって鉤型に突出している。
前記一方の支持片24aの後部には、第一及び第二の係止孔28a,28bが仮止め手段として仕切り部42を介して前後方向に隣接して形成されている。また、図7に示すように、支持片24aの上面において第一及び第二の係止孔28a,28bの周縁部には面取り46が施されている。
前記第二の係止部は34bは、図4に示すように、弾性片33の先端部を支持片24a,24b間まで延設した位置で形成され、図5に示すように前記第一の係止部34aと同方向に楔状となるように、下方に向かって三角形状に突出している。
スライドブロック22を挿入したホルダー21を取付面に固定した状態で、スライドブロック22を押圧して、図5に示すように、第一の係止部34aを第二の係止孔28bに係合させる。すると、スライドブロック22は仮止め位置となる。
図11(a)〜(c)は、上記取付ブラケットを使用して取付可能としたハンガーレールの別例を示す。すなわち、上辺の両端部の係合部44と上辺の中央部とが同一平面であり、その間に第二の係止部34bの先端部を収容可能とし、かつ押さえ部40及び保持部30に係合する凹条50を備えた構成とすればよく、凹条50の形状は特に限定されない。
(1)スライドブロック22の仮止め機能を備えているので、ハンガーレールあるいは取付フレームの一端部をホルダー21の掛止部26に掛止めした状態で、他端部を上方へ回動させて第二の係止部34bを押圧することにより、ハンガーレールあるいは取付フレームを取付面に容易に固定することができる。従って、複数の取付ブラケットを使用してハンガーレールあるいは取付フレームを取付面に固定する場合に、その取付作業を容易に行うことができる。
(2)ハンガーレールあるいは取付フレームを固定した状態から、スライドブロック22を仮止め位置に移動させれば、ハンガーレールあるいは取付フレームを容易に取り外すことができる。
(3)スライドブロック22の仮止め状態を解除するための第二の係止部34bを、弾性片33の先端部に形成しながら、支持片24aに係合しない位置に設けた。従って、ホルダー21とスライドブロック22の組み立て時に、第二の係止部34bを支持片24aとホルダー21の上辺との間に挿入する必要はない。この結果、ホルダー21の上辺と支持片24a,24bとの間隔を小さくすることができる。
(4)ホルダー21の上辺と支持片24a,24bとの間隔を小さくすることができるので、上辺の両端部と中央部とを同一平面としたハンガーレールを取付可能であり、ハンガーレールの上辺と取付面との間隔を小さくすることができる。
(5)取付ブラケットを使用して取付面に固定するハンガーレールと、取付面にビスで直に固定するハンガーレールとを共通化することができる。
(6)ハンガーレール43には、同ハンガーレール43の固定時に第二の係止部34bを収容する凹条45aを設けたので、ハンガーレール43の固定時には、弾性片33を原位置に復帰させることができる。すなわち、弾性片33を撓ませた状態で放置すると、ばね性が失われるが、ハンガーレール43の固定時には弾性片33の撓みを解除することができるので、ばね性の喪失を防止することができる。
(7)スライドブロック22を仮止め位置に移動させるとき、第二の係止部34bがハンガーレール43の凹条45aの斜面に沿って移動して、弾性片33を撓ませる。従って、第一の係止部34aと第一及び第二の係止孔28a,28b間の仕切り部42との摩擦を軽減して、第一の係止部34aの削れを防止することができる。
(8)第二の係止部34bの先端部の斜面の角度αは、第一の係止部34aの先端部の斜面の角度βが支持片24aに対し15度程度であるのに対し、約45度に設定されているので、第二の係止部34bは凹条45aの斜面に当接することにより、第一の係止部34aに先立って上方へ押し上げられる。従って、第一の係止部34aと仕切り部42との摩擦を軽減して、第一の係止部34aの削れを防止することができる。
(9)ホルダー21に設けた押さえ部40をハンガーレール43の上辺に設けた凹条45aに係合させたので、衝撃によるハンガーレール43の横ずれを防止することができる。
(10)ホルダー21に設けた押さえ部40と保持部30をハンガーレール47の各レール材48a,48bに係合させることにより、衝撃によるハンガーレール47の横ずれを防止することができる。
(11)スライドブロック22の摺動部31a,31bの前後に突部32a〜32dを設け、この突部32a〜32dを支持片24a,24bに当接させて、支持片24a,24b上を摺動させるようにした。従って、摺動部31a,31bと支持片24a,24bとを面接触させる場合に比して、摩擦を低減してスライドブロック22をホルダー21に対し円滑に移動させることができる。
(12)突部32a〜32dを支持片24a,24bに当接させるので、スライドブロック22の摺動部31a,31bの厚さと、ホルダー21の支持片24a,24bと上辺との間隔との寸法精度を高くすることなく、ホルダー21に対するスライドブロック22のがたつきを防止することができる。
(13)ロールブラインドの取付フレーム3を取付面に固定することができる。
(14)ホルダー21に対するスライドブロック22のがたつきを防止することができるので、ホルダー21を壁面等に垂直方向に取着する場合、すなわちロールブラインドの取付フレームを垂直方向の取付面に固定する場合に、取付フレームの倒れ、すなわち傾いて支持される状態の発生を防止することができる。
・横型ブラインドあるいはプリーツカーテン等の日射遮蔽装置のヘッドボックスを取付面に固定する取付ブラケットとしても使用可能である。
22 スライドブロック
23 付勢手段(コイルスプリング)
28b 仮止め手段、仮止め部、係止孔(第二の係止孔)
30 横ずれ阻止部(保持部)
33 弾性片
34a 仮止め手段、仮止め部(第一の係止部)
34b 解除手段、解除部(第二の係止部)
35 返し部
40 横ずれ阻止部(押さえ部)
43,47 支持形材(ハンガーレール)
45a,45b,50 凹条
Claims (8)
- ホルダーに対しスライドブロックを移動可能に支持し、前記ホルダーとスライドブロックに設けられた掛止部で日射遮蔽装置の支持形材を支持可能とし、前記ホルダーとスライドブロックとの間には、該スライドブロックを前記支持形材の支持位置に向かって付勢する付勢手段と、前記スライドブロックを前記付勢手段の付勢力に抗して前記支持形材と係合しない仮止め位置に保持する仮止め手段と、前記仮止め手段の動作を解除する解除手段とを備えた日射遮蔽装置の取付装置において、
前記仮止め手段は、
前記ホルダーの前記支持形材側に設けた係止孔と、
前記スライドブロックに設けた弾性片と、
前記弾性片の先端部に設けられ、前記支持形材側に突出して前記係止孔に弾性的に係合する仮止め部と
を備え、
前記解除手段は、
前記弾性片の先端部に設けられ、前記支持形材で押圧することにより前記仮止め部と前記係止孔との係合を解除する解除部を備え、
前記解除部は、前記ホルダーに係合しない位置で、前記仮止め部より前記支持形材側に突出して設けられている
ことを特徴とする日射遮蔽装置の取付装置。 - 前記ホルダーには、前記スライドブロックの移動方向の両側に該スライドブロックを移動可能に支持する一対の支持片を設け、前記支持片間を下方に向かって開口し、前記係止孔を前記支持片に設け、前記解除部を前記支持片間に位置させたことを特徴とする請求項1記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記支持形材には、前記スライドブロックが前記支持位置に移動したとき、前記解除部の押圧を解除して、前記弾性片を原位置に復帰させる凹条を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記仮止め部は、前記弾性片の先端部に楔状の斜面及び返し部を形成して前記係止孔に係合可能とし、前記解除部には、前記スライドブロックを前記支持位置から仮止め位置に移動させるとき、前記凹条に当接して前記仮止め部の斜面と支持片との摩擦を軽減するように前記弾性片を撓ませる斜面を設けたことを特徴とする請求項3記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記解除部の斜面と前記スライドブロックの移動方向との挟み角を、前記仮止め部の斜面と前記スライドブロックの移動方向との挟み角より大きくしたことを特徴とする請求項4記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記ホルダーには、前記スライドブロックが支持位置に移動したとき、前記支持形材の凹条に係合して横ずれを阻止する横ずれ阻止部を設けたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記横ずれ阻止部を、前記支持形材の前後方向両側に対しそれぞれ設けたことを特徴とする請求項6記載の日射遮蔽装置の取付装置。
- 前記スライドブロックには、前記ホルダーの上辺に対し摺接する突部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の日射遮蔽装置の取付装置。
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