JP4750351B2 - 受付システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、来訪者に受付端末で来訪目的を入力させ、その目的に該当する窓口へ誘導するための受付システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の受付システムとして、銀行で運用されている受付システムがある。
この受付システムでは、銀行等の営業店の店頭に受付端末を設置し、来店した顧客(来訪者)に来店目的(来訪目的)を入力させる。
【0003】
入力にあたっては、受付端末の操作表示部にそれぞれ入力内容である取引名が表記されている複数の選択ボタンを並べた来店(来訪)目的入力画面を表示し、目的とする取引名の選択ボタンを顧客に指で押下させる。
来店目的入力画面を表示するための画面情報は営業店に設置されている受付管理サーバから受付端末に送信される。
【0004】
この入力情報が前記営業店等に設置されている受付管理サーバに送られると、受付管理サーバは入力内容を認識して、認識した取引に対する受付番号を受付番号採番機に要求し、この要求に応じて受付番号採番機は前記取引に対応する受付番号を所定のテーブル等から読み出して受付管理サーバに返送する。
この受付番号は受付管理サーバから受付端末に転送され、これにより受付端末は整理券に受付番号及びその他の必要事項等を印字して顧客に発行すると共に、顧客に対して入力した取引を扱う窓口表示部の画面や音声により誘導する(例えば特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−259746(段落【0029】〜段落【0038】、図1、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、以下の問題がある。
受付端末で来訪目的を入力する画面、例えば銀行の受付システムにおいては取引を選択するための来店目的入力画面はシステム導入時に決定され、この画面における複数の選択ボタンに表記された取引名つまり選択ボタンの入力内容は固定となっているので、選択ボタンの入力内容は自由に変更できず、変更する場合は画面表示用のプログラムの内容を修正する必要があった。
【0007】
そのため、システム導入当初に銀行等のユーザのニーズに合わせた選択ボタンを設定した来店目的入力画面を運用している過程で変更したい場合、例えば、店舗の地域特性、あるいは特定日や特定期間における取引状況に応じて、来店目的を入力する選択ボタンの入力内容を変更したい場合、即時に対応できないという問題がある。
【0008】
また、来店目的を選択する選択ボタンの入力内容が固定であるので、来店客が選択しようとする取引と一致する表記の選択ボタンがない場合、どの選択ボタンを押していいのか分からず、自分でこれと思う選択ボタンを適当に選んて押下したとき、その選択が間違っていると、本来誘導すべき窓口に誘導できず、その結果、窓口の係員がその対応に追われて窓口が混乱してしまう等の問題もあった。
【0009】
本発明はこれらの問題を解決することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、入力内容を表記した選択ボタンを複数並べた来訪目的入力画面を表示する受付端末と、この受付端末に前記来訪目的入力画面の情報を送信する受付管理サーバを備え、来訪者に前記選択ボタンを押下させて来訪目的を入力させる受付システムにおいて、前記受付管理サーバは前記選択ボタンの入力内容を選択ボタン毎に変更するための来店目的設定画面を表示し、この来店目的設定画面には、前記選択ボタンの表記及び入力内容を変更するための項目と、前記選択ボタンの表記による業務を扱う窓口に対応した業務番号を入力する項目と、業務の名称を指定する項目と、前記選択ボタン押下時の動作を複数の処理の中から選択するフローの項目を設け、このフローの項目は、通帳及びキャッシュカードの挿入を要求する処理である「通常」、通帳等の要求をせずに即番号札を発券する処理である「無条件」、及び番号札を発券せずにロビー係をその場で誘導する処理である「発券なし」の処理を業務番号に応じて選択させるものとし、前記来店目的設定画面で選択ボタンの表記及び入力内容が変更された来店目的入力画面を前記受付管理サーバから前記受付端末に送信することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による受付システムの実施の形態について説明する。
図1は実施の形態のシステム構成を示す図で、ここでは銀行に設置される受付システムを例にして説明する。
【0012】
図において1は受付端末、2は受付管理サーバ、3は受付番号採番機、4は情報端末で、これらはLAN等の通信回線を介して相互に接続されている。
受付端末1は、銀行の営業店(建造物)の店頭に設置されるもので、この受付端末1は、情報入力用のタッチパネルとLCD等の表示部とを組み合わせることにより構成された操作表示部、カードリーダ、通帳リーダ、及び整理券に受付番号等を印字して顧客に発行するプリンタ等を備えており、来店した顧客(来訪者)は、まずこの受付端末1を操作するものとなっている。
【0013】
図2は受付端末1の操作表示部(タッチパネル式の表示部)に表示される来店目的入力画面(来訪目的入力画面)を示す図である。
この来店目的画面には、中央部に8個の選択ボタン5a〜5hが表示され、各ボタンに来店目的を入力するための入力内容である取引名が表記されており、顧客はこの選択ボタン5a〜5hの中から目的とする取引が表記されたものを選んで押下することにより取引の選択つまり来店目的の入力を行うことができる。
【0014】
いま、図2の来店目的入力画面の左側の選択ボタン5a〜5dを左1番〜左4番とし、右側の選択ボタン5e〜5hを右1番〜右4番とすると、左4番と右4番に下にもう1個づつ選択ボタンを設けられるものとして、左1番〜左5番及び右1番〜右5番まで、全部で10個の選択ボタンを表示可能とするが、この図の例では、左5番と右5番の選択ボタンは使用されないので、左5番と右5番の選択ボタンは画面上に表示されず、この部分は背景色となっている。
【0015】
尚、選択ボタンは10個に限定されるものではない。
前記受付管理サーバ2と受付番号採番機3は、営業店内の所定の位置に設置されており、受付番号採番機3は受付管理サーバ2の要求に従って取引に対応する受付番号を予め定められたテーブル等から採番して受付管理サーバ2に送信する機能を有している。
【0016】
また、受付管理サーバ2はHDD等の記憶装置2aを保有し、受付端末1のカードリーダや通帳リーダが顧客のカードや通帳の磁気ストライプから読み取った顧客情報等を記憶装置2aに格納すると共に、情報端末4からの要求等に応じて前記顧客情報等を情報端末4に送信するようになっている。
情報端末4は接客用のハイカウンター、ローカウンターに設定される窓口に設置される装置で、受付管理サーバ2から送られてくる顧客情報等を顧客と対面して取引を行うテラーに順次画面表示するものとなっている。
【0017】
この構成において、顧客による受付端末1での取引の選択や、整理券の発行、窓口への誘導、及び窓口での取引の処理等は従来と同様に行われるので、これについては説明を省略する。
図3は来店目的入力画面における選択ボタンの入力内容を変更するための来店目的設定画面を示す図である。
【0018】
この来店目的設定画面は、受付端末1の表示部に表示される来店目的入力画面に図2に示した選択ボタン5a〜5hを含む10個の選択ボタンが設定されているとき、その選択ボタンの全部あるいは一部の入力内容を設定あるいは変更するための画面で、この来店目的設定画面を表示するための画面情報は受付管理サーバ2の記憶装置2aに格納されている。
【0019】
本発明の第1の実施の形態は、この図3に示した来店目的設定画面を用いて選択ボタンの入力内容を変更するものである。
変更の理由として、営業店所在地(建造物所在地)の地域特性、あるいは特定日や特定期間における取引状況(来訪目的の状況)等応じて取引名を変えたり追加したいケース等がある。
【0020】
例えば、営業店所在地の地域性として、法人の取引が極端に少ない場合、図2に示す選択ボタン5aの「法人のお取り引き」を無くし、選択ボタン5bの「ご入金・ご出金」を、「ご入金」と「ご出金」に分けるため、選択ボタン5aの表記を「ご入金」、選択ボタン5bの表記を「ご出金」として入力内容を変更することが考えられる。
【0021】
また、企業の給料日とその後の数日間は出金取引が集中することが予想され、企業間の決裁が行われる所謂五十(ごとう)日や月末は振り込みが集中することから、これら特定日や特定期間における取引状況に応じて、例えば、選択ボタン5eの表記を「ご出金」や「お振込」に変更すること等が考えられる。
更にこの他にも、特定期間における取引状況として、国債等の臨時に販売される商品等に対応して現在使用されていないボタン、例えば左5番の選択ボタンに国債等の商品名を表記して加えることも考えられる。
【0022】
選択ボタンの入力内容を変更する場合、まず、受付管理サーバ2のキーボードやマウス等の入力手段を操作して、記憶装置2aから来店目的設定画面の画面情報を呼び出し、来店目的設定画面を受付管理サーバ2のCRTやLCDディスプレイ等の表示部に表示させる。
この来店目的設定画面には、図示したように「ボタン番号」、「業務番号」、「ハイ/ロー区分」、「業務名称」、「フロー」、「ボタン表記」の項目が設定され、各項目毎に情報の選択、入力を行うようになっている。
【0023】
すなわち、「ボタン番号」の項目では、項目対応の表示エリア6aの右側に設けられたプルボタン7aをクリックすると前記左1番〜左5番及び右1番〜右5番のボタン番号が表示されるので、その中から1つを指定する。
指定されたボタン番号は、表示エリア6aに表示される。
「業務番号」の項目は、その表示エリア6bに、誘導したい窓口に対応する業務番号をキーボード等で入力して表示させる。
【0024】
この業務番号は、窓口の扱い業務と予め対応付けが行われており、例えば、窓口の扱い業務が「1」の場合は法人の取引、「2」の場合は入金、出金、及び振込、税金等のように決められている。
「ハイ/ロー区分」の項目は、窓口となるハイカウンタまたはローカウンタの種別を示すもので、表示エリア6cの右側に設けられたプルボタン7bをクリックするとハイ、ローの区分が表示されるので、業務番号に応じてハイカウンタかローカウンタかを選択すると、選択されたハイカウンタまたはローカウンタを示す情報が表示エリア6cに表示される。
【0025】
「業務名称」の項目は、誘導する窓口の扱い業務名称、例えば入金、出金、振込、税金等の取引の名称を業務名称として表示エリア6dに入力する。この業務名称は、受付時に発券される整理券の来店目的として印字される。
「フロー」の項目は選択ボタン押下時の動作を示すもので、例えば「通常」、「無条件」、「発券なし」の3つのパターンの処理が設定されており、表示エリア6eの右側に設けられたプルボタン7cをクリックすると前記3つのパターンが表示されるので、業務番号に応じてその処理を選択する。選択された処理は表示エリア6cに表示される。
【0026】
ここで、「通常」は、通帳及びキャッシュカードの挿入を要求する処理、「無条件」は通帳等の要求せず、即番号札を発券する処理、「発券なし」は、番号札を発券せず、ロビー係をその場で誘導する処理等であって、各処理毎に対応した動作制御プログラムが用意されているが、これについては本発明と直接関係がないので説明を省略する。
【0027】
「ボタン表記」の項目は、選択ボタンに表記する文字を入力するもので、2行に分けて表示することを可能とするため、1行目と2行目の表示エリア6fと6gが設定されており、この表示エリア6fと6gに表記する文字をキー入力することで、該当する選択ボタンの表記文字が決定されるが、2行目を入力しない場合は、1行目だけを表示エリア6fに入力する。その場合、2行目はボタンの背景色になる。
【0028】
このようにして10個の選択ボタンのうち、入力内容の変更や追加を要する選択ボタンに対して各項目に対応する情報を選択,入力することで入力内容の変更や追加を行った後、画面上に設けられた設定ボタン8aをクリックすることで、入力情報のチェックが受付管理サーバ2のチェック機能により自動的に行われ、OKの場合、来店目的入力画面の画面情報として記憶装置2aに格納される。
【0029】
キャンセルボタン8bを押下したときは、設定項目は破棄される。
このようにしてシステム導入時や必要時に選択ボタンのうち、表記の設定や変更を行うことで、前記のように記憶装置2aに格納した来店目的入力画面の画面情報は、店舗の営業開始時等に受付管理サーバ2から受付端末1に送られ、受付端末1の操作表示部に前記の内容の来店目的入力画面が表示される。
【0030】
この場合、例えば、特定日や特定期間における取引状況等に応じて、選択ボタンの入力内容を変更する必要があるときは、通常表示する来店目的入力画面の画面情報と、特定日や特定期間における取引状況に応じて表示する来店目的入力画面の画面情報を記憶装置2aに格納しておき、特定日や特定期間中に限ってオペレータ操作により該当する来店目的入力画面を受付端末1の操作表示部に表示するようにしてもよいが、受付管理サーバ2が保有するカレンダーに基づいて年間のスケジュールを管理し、通常の来店目的入力画面と特定日や特定期間中用の来店目的入力画面を自動的に切り換えて受付端末に送信して表示させることも可能である。
【0031】
以上説明した第1の実施の形態によると、店舗所在地の地域特性、あるいは特定日や特定期間における取引状況等に応じて、来店目的の選択ボタンの取引名を変えて入力内容を変更したい場合等に、営業店サイドで容易に変更して即時に対応できるという効果が得られる。
また、選択ボタンの表記及び入力内容を必要に応じて容易に変更できるため、来店客が来店目的入力画面中の各選択ボタンの入力内容を明確に認識することができ、そのため、来店客を混乱させることなく、来店目的に応じた窓口へスムーズに誘導できるという効果も得られる。
【0032】
次に、第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、同一店舗内で取引を行う窓口となるカウンタが例えば複数階(建物の1階,2階,3階等)に分けて設けられていて、各階のフロアーにそれぞれ受付端末1を設置するような場合に適用するもので、受付端末1の操作表示部に表示する来店目的入力画面の選択ボタンの入力内容を各階の窓口の扱い業務に応じて異ならせることができるようにしたものである。
【0033】
一例として、ここでは前記左1番から右5番までの選択ボタンを1グループとして、例えば3階分のグループ、つまり1〜3の3つのグループを作り、グループ毎に来店目的入力画面における選択ボタンの入力内容を設定あるいは変更する場合を説明する。
図4はこの第2の実施の形態に用いるグループ別ボタン設定画面を示す図で、このグループ別ボタン設定画面を表示するための画面情報は予め作成され、図3に示した前記来店目的設定画面の画像情報と共に受付管理サーバ2の記憶装置2aに格納されている。
【0034】
本実施の形態では、まず、受付管理サーバ2のキーボードやマウス等の入力手段を操作して、記憶装置2aからグループ別ボタン設定画面の画面情報を呼び出し、グループ別ボタン設定画面を受付管理サーバ2の表示部に表示させる。
このグループ別ボタン設定画面には、画面上部に選択ボタンのグループを指定するグループ指定部9a〜9cが表示され、画面中央には「ボタン番号」、「業務番号」、「ハイ/ロー区分」、「業務名称」の各項目に対してそれぞれ設定された情報の一覧10が表示されるようになっている。
【0035】
図4の例では、グループ2がグループ指定部9bで指定された場合であって、このグループ指定部9bで指定されたグループ2の各選択ボタンに対応する情報の一覧10が表示された状態を示している。
選択ボタンの入力内容を変更する場合、つまり、今グループ別ボタン設定画面に表示されている一覧10の内容を変更する場合は、画面上において一覧10の右横に設けられている「変更(詳細)」ボタン11をクリックする。
【0036】
これにより図3の来店目的設定画面が表示部に表示されるので前述した手順で10個の選択ボタンの全部あるいは一部の入力内容を適宜に変更する。
変更後、設定ボタン8aをクリックすると、前記と同様に自動チェックが行われて、変更された入力内容に基づいて記憶装置2aの画面情報が更新され、そして受付管理サーバ2の表示部に再び図4のグループ別ボタン設定画面が表示される。このときの一覧10の内容は更新された内容となる。
【0037】
その後、画面下部に設けられている「終了」ボタン12をクリックすることにより情報更新の作業は終了する。
図5はグループ情報設定画面を示す図で、このグループ情報設定画面は、上述したように入力内容が更新された選択ボタンと各階のフロアーに設置される受付端末1とを対応付ける情報の設定に使用するもので、その画面情報は予め作成され、図3に示した前記来店目的設定画面の画面情報や、図4に示したグループ別ボタン設定画面の画面情報と共に、受付管理サーバ2の記憶装置2aに格納されている。
【0038】
このグループ情報設定画面には、図示したように「グループ情報」と、「受付端末名」の項目が設定され、各項目毎に情報の選択、入力を行うようになっている。
ここで、「グループ情報」の項目では、項目対応の表示エリア13aの右側に設けられたプルボタン14をクリックすると前記の選択ボタングループ1〜3の番号が表示されるので、その中から1つを選択する。選択された番号は、表示エリア13aに表示される。
【0039】
「受付端末名」の項目は、その表示エリア13bに受付端末1を特定する情報として受付端末の機番を入力する。
本実施の形態において、前記選択ボタングループ1〜3は各階の受付端末1の操作表示部に表示される来店目的入力画面に対応するもので、例えばグループ1は1階のフロアに設置される受付端末1の来店目的入力画面、グループ指定部2は2階のフロアに設置される受付端末1の来店目的入力画面、グループ指定部9cは3階のフロアに設置される受付端末1の来店目的入力画面に対応している。
【0040】
このように選択あるいは入力した「グループ情報」と「受付端末名」の情報は「設定」ボタン15をクリックすることで管理サーバ2の記憶装置2aに格納されるが、「キャンセル」ボタン16をクリックした場合、前記「グループ情報」と「受付端末名」の情報は無効となる。
前記、「グループ情報」と「受付端末名」の情報が格納された場合、店舗の営業開始時等に各階のフロアーに設置されている受付端末1毎に前記「グループ情報」と「受付端末名」の情報に基づいて選択ボタングループ1〜3のうちの対応する来店目的入力画面の画面情報が受付管理サーバ2により記憶装置2aから読み出されて該当する受付端末1に送信され、受付端末1の操作表示部に表示される。
【0041】
尚、本実施の形態では3階分のグループの情報を設定するものとしたが、3階に受付端末1を設置しない場合等には、グループ3を未使用として、図5の画面指定情報設定画面のグループ情報の番号を設定しないようする。
このようにすることで、グループ3の選択ボタンの情報を設定してあっても、受付端末1で来店目的入力画面を表示する際、グループ3の選択ボタンの情報は無条件に無視され、読み出しが行われないようにすることができる。
【0042】
また、本実施の形態では前記のように3階分のグループの情報を設定するものとしたが、無論グループ数を増加させることで、4階以上のフロアーに設置される受付端末1に対しても適用可能である。
更に、同一の階において、場所により扱い業務が異なる場合であっても適用可能である。
【0043】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、複数階にフロアーが分かれた営業店等においても、各階に設置される受付端末の来店目的入力画面として、それぞれのフロアーの窓口業務に応じた選択ボタンの入力内容を設定あるいは変更することができるという効果が得られる。
尚、上述した実施の形態は、銀行で使用される受付システムを例にして説明したが、保険会社や、証券会社、郵便局、病院等の店舗や施設等の建造物内に設置される受付システムにも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、受付端末に表示する来店目的入力画面における選択ボタンの入力内容を変更したい場合、ユーザサイドで容易に変更できるので、変更が必要な場合、即時に対応できるという効果が得られる。
また、選択ボタンの入力内容を容易に変更できるので、来店目的入力画面の選択ボタンの入力内容を明確に表記することが可能となり、来店客を混乱させることなく、来店目的に応じた窓口へスムーズに誘導できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のシステム構成を示す図
【図2】来店目的入力画面を示す図
【図3】来店目的設定画面を示す図
【図4】グループ別ボタン設定画面を示す図
【図5】グループ情報設定画面を示す図
【符号の説明】
1 受付端末
2 受付管理サーバ
2a 記憶装置
3 受付番号採番機
4 情報端末

Claims (2)

  1. 入力内容を表記した選択ボタンを複数並べた来訪目的入力画面を表示する受付端末と、この受付端末に前記来訪目的入力画面の情報を送信する受付管理サーバを備え、来訪者に前記選択ボタンを押下させて来訪目的を入力させる受付システムにおいて、
    前記受付管理サーバは前記選択ボタンの入力内容を選択ボタン毎に変更するための来店目的設定画面を表示し、
    この来店目的設定画面には、前記選択ボタンの表記及び入力内容を変更するための項目と、前記選択ボタンの表記による業務を扱う窓口に対応した業務番号を入力する項目と、業務の名称を指定する項目と、前記選択ボタン押下時の動作を複数の処理の中から選択するフローの項目を設け、
    このフローの項目は、通帳及びキャッシュカードの挿入を要求する処理である「通常」、通帳等の要求をせずに即番号札を発券する処理である「無条件」、及び番号札を発券せずにロビー係をその場で誘導する処理である「発券なし」の処理を業務番号に応じて選択させるものとし
    前記来店目的設定画面で選択ボタンの表記及び入力内容が変更された来店目的入力画面を前記受付管理サーバから前記受付端末に送信することを特徴とする受付システム。
  2. 請求項1記載の受付システムにおいて、
    前記来店目的設定画面での入力内容により特定日あるいは特定期間に応じて、前記選択ボタンの表記及び入力内容を変更した来訪目的入力画面を前記受付管理サーバで作成し、
    前記受付管理サーバが保有するカレンダーに基づいて前記特定日あるいは特定期間に対応した来訪目的入力画面を前記受付端末に送信し、
    前記受付端末は受信した前記特定日あるいは特定期間に対応した来訪目的入力画面を表示ることを特徴とする受付システム。
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