JP4749935B2 - 工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 - Google Patents
工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4749935B2 JP4749935B2 JP2006152205A JP2006152205A JP4749935B2 JP 4749935 B2 JP4749935 B2 JP 4749935B2 JP 2006152205 A JP2006152205 A JP 2006152205A JP 2006152205 A JP2006152205 A JP 2006152205A JP 4749935 B2 JP4749935 B2 JP 4749935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis head
- machine tool
- replacement jig
- saddle
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記架橋基部はベッドの左右両側部に予め立設された一対の橋脚であることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6において、前記搬送用レールは、レール本体と、該レール本体に対し位置切換機構により下降位置と、上昇位置との間で位置の切り換え可能に構成される昇降用バーと、該バーに装着され、かつ多軸ヘッドの下面を支持する複数のローラとにより構成されていることを要旨とする。
請求項1記載の発明は、ベッド側の一対の架橋基部に対し多軸ヘッドの交換作業の際にのみ多軸ヘッド交換用治具が装着されるので、工作機械毎に治具を用意しなくても済むとともに、工作機械に前記治具の専用の装着スペースを常時確保しなくても済む。
請求項3に記載の発明は、前記架橋基部がベッドの左右両側部に予め立設された一対の橋脚であるため、前記治具の架橋作業が容易となる。
請求項5に記載の発明は、多軸ヘッド交換用治具の構成が一対の第1搬送用レールにより簡素化される。
図1及び図5に示すように、ベッド11の上面11aには、案内レール12が主軸の送り方向である前後方向を指向するように、かつ左右(機幅)方向に所定の間隔をおいて平行に敷設されている。両案内レール12にはボールねじ方式の前後(主軸)方向の送り機構13によって加工ユニット14が前後方向の往復動可能に装着されている。図1及び図4に示すようにこの加工ユニット14は、前記案内レール12に案内されて前後方向に往復動される前後動サドル15と、この前後動サドル15の前側面15aに取り外し可能に装着される多軸ヘッド17とにより構成されている。多軸ヘッド17には工具Tを装着する複数の主軸16が備えられている。
図4及び図5に示すように、前記ベッド11の外周部全体には、保護カバー取付用の側壁11bが一体に形成され、側壁11bの内側にはワークの加工に用いられたクーラントの回収通路11cが形成されている。前記側壁11bのうち左右の側壁11bの内側面には取付座11dがそれぞれ一体に形成されている。両取付座11dは、前後方向を指向するように形成され、両取付座11dの前後方向の端部にはネジ孔11eが形成されている。前記両取付座11dの上面には、図4に示す前記加工ユニット14の前後方向の移動軌跡K1,K2から左右方向に離隔した位置に、架橋基部としての一対のレール用橋脚31がボルト32を前記ネジ孔11eに螺合することにより取り外し可能に取り付けられている。
図1は、前記レール用橋脚31から第1搬送用レール33及び第2搬送用レール35が取り外されるとともに、前後動サドル15に多軸ヘッド17が装着されて加工ユニット14が前後方向に移動可能で工具Tによるワークの加工が可能な状態を示す。
その後、新しい多軸ヘッド17を載せた搬入用台車46からこの多軸ヘッド17を第1搬送用レール33のローラ38上に手押し作業により移動した後、一対の第2搬送用レール35と対応する位置へ移動する。この状態で第2油圧操作レバー45Bを操作して、第2搬送用レール35のローラ38を下降位置から上昇位置へ切り換えるとともに、第1油圧操作レバー45Aを操作して、第1搬送用レール33のローラ38を上昇位置から下降位置へ切り換える。そして、多軸ヘッド17をサドル15側へ手押し作業により移動してサドル15の前側面15aに多軸ヘッド17の背面17aを接近し、位置決め孔15bに位置決めピン21を挿入するとともに、前記クラッチ機構20を接続し、前記クランプ機構22をアンクランプ状態からクランプ状態に切り換える。
上記第1の実施形態の工作機械によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記第1の実施形態では、ベッド11の左右両側上面にレール用橋脚31を予め取り付けておき、両レール用橋脚31に形成した一対の嵌入凹部31aに第2搬送用レール35を備えた一対の第1搬送用レール33を必要に応じて装着するようにした。このため、一基の工作機械にそれぞれ必要な部品は、一対のレール用橋脚31のみとなり、第1搬送用レール33、第2搬送用レール35及びローラ38を昇降する油圧ユニット43は、一組あれば全ての工作機械に使用することができ、多軸ヘッド交換用治具Gの必要個数を低減して、治具の材料コスト及び製造コストを低減することができる。又、多軸ヘッド交換用治具Gを常時設置するためのスペースが不要となるので、従来の工作機械と比較して、工作機械を小型化することができるとともに、生産加工ライン全体の省スペース化が可能となる。
(4)上記第1の実施形態では、第1搬送用レール33と第2搬送用レール35により多軸ヘッド17が左右方向及び前後方向に搬送されるので、前後動サドル15に対する多軸ヘッド17の脱着時に多軸ヘッド17を前後する必要のある工作機械において、前後動サドル15から多軸ヘッド17を前方に分離して、第2搬送用レール35により多軸ヘッド17を前方に移動し第1搬送用レール33に移動することができる。
図8(a)は、前記レール用橋脚31から第1搬送用レール33及び第2搬送用レール35が取り外されるとともに、前後動サドル15に多軸ヘッド17が装着されて加工ユニット14が前後方向に移動可能で工具Tによりワークの加工が可能な状態を示す。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記昇降用バー37、ローラ38及び軸39に代えて、モータにより多軸ヘッド17を搬送する自動搬送機構を用いてもよい。
・図5に示す第2搬送用レール35の前端部に多軸ヘッド17の前方への移動を規制するストッパを設けてもよい。
Claims (9)
- ベッドの上面に対し、前後動機構により前後方向の往復動可能に前後動サドルを装着し、該サドルの前側面に多軸ヘッドを取り外し可能に装着した工作機械において、
前記ベッドの左右両側部に対し、前記多軸ヘッドの下面を支持して該ヘッドを左右方向に搬送する多軸ヘッド交換用治具を架橋するための一対の架橋基部を設けたことを特徴とする工作機械。 - 請求項1において、前記架橋基部はベッドの左右両側上面に形成された取付座であることを特徴とする工作機械。
- 請求項1において、前記架橋基部はベッドの左右両側部に予め立設された一対の橋脚であることを特徴とする工作機械。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の工作機械の架橋基部に装着される多軸ヘッド交換用治具であって、該交換用治具は、前記多軸ヘッドを左右方向に搬送可能に構成されていることを特徴とする工作機械に用いる多軸ヘッド交換用治具。
- 請求項4において、前記多軸ヘッド交換用治具は、前記両架橋基部に対し左右方向に架橋される前後一対の平行な第1搬送用レールにより構成されていることを特徴とする工作機械に用いる多軸ヘッド交換用治具。
- 請求項5において、前記両第1搬送用レールには、左右一対の平行な第2搬送用レールが前後方向に架橋されていることを特徴とする工作機械に用いる多軸ヘッド交換用治具。
- 請求項5又は6において、前記搬送用レールは、レール本体と、該レール本体に対し位置切換機構により下降位置と、上昇位置との間で位置の切り換え可能に構成される昇降用バーと、該バーに装着され、かつ多軸ヘッドの下面を支持する複数のローラとにより構成されていることを特徴とする工作機械に用いる多軸ヘッド交換用治具。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載された工作機械と、請求項4〜7のいずれか一項に記載された多軸ヘッド交換用治具とにより構成したことを特徴とする工作機械ユニット。
- ベッドの上面に対し、前後動機構により前後方向の往復動可能に前後動サドルを装着し、該サドルの前側面に多軸ヘッドを取り外し可能に装着した工作機械において、
前記ベッドの左右両側部に設けた架橋基部に対し、前記多軸ヘッドの下面を支持して搬送する多軸ヘッド交換用治具を架橋する工程と、
前後動サドルから多軸ヘッドを分離して多軸ヘッド交換用治具上へ移し替える工程と、
多軸ヘッド交換用治具上の多軸ヘッドを工作機械の側方に配置した搬出用台車に移し替える工程と、
工作機械の側方に配置した搬入用台車上の多軸ヘッドを前記多軸ヘッド交換用治具上に移し替えた後、多軸ヘッドを前後動サドルまで移動して、該サドルに装着する工程と、
前記多軸ヘッド交換用治具を前記架橋基部から取り外す工程と
を含むことを特徴とする工作機械における多軸ヘッドの交換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152205A JP4749935B2 (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006152205A JP4749935B2 (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007319972A JP2007319972A (ja) | 2007-12-13 |
JP4749935B2 true JP4749935B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=38853188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006152205A Expired - Fee Related JP4749935B2 (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4749935B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5198544B2 (ja) * | 2010-11-30 | 2013-05-15 | 本田技研工業株式会社 | 交換装置 |
JP5283684B2 (ja) * | 2010-11-30 | 2013-09-04 | 本田技研工業株式会社 | 加工ラインシステム及び加工方法 |
JP5283683B2 (ja) * | 2010-11-30 | 2013-09-04 | 本田技研工業株式会社 | 工作機械 |
JP5198545B2 (ja) * | 2010-11-30 | 2013-05-15 | 本田技研工業株式会社 | 交換装置 |
CN106623321B (zh) * | 2016-11-16 | 2023-03-14 | 第一拖拉机股份有限公司 | 一种用于多品种“v型定位”桥壳零件的清洗托运小车 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2538644Y2 (ja) * | 1991-08-16 | 1997-06-18 | スズキ株式会社 | 工作機械の多軸ヘッド交換装置 |
-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006152205A patent/JP4749935B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007319972A (ja) | 2007-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5018617A (en) | Workpiece pallet changer for machine tools | |
JP4749935B2 (ja) | 工作機械及びそれに用いる多軸ヘッド交換用治具、工作機械ユニット、並びに多軸ヘッドの交換方法 | |
US6883583B2 (en) | Die changing apparatus of molding die | |
JP4901884B2 (ja) | 工作機械 | |
JP4796782B2 (ja) | ワーク搬送装置、プレス機械、およびバー取外方法 | |
SK39995A3 (en) | Grinding machine utilizing multiple, parallel, abrasive belts for simultaneously grinding surfaces on a workpiece | |
KR20100007372A (ko) | 다축 나사체결장치 | |
CN111015177A (zh) | 曲轴齿轮与法兰全自动加热压装机 | |
WO2023024845A1 (zh) | 双箱切换式锚杆钻机 | |
CZ284841B6 (cs) | Pásová bruska | |
KR100971891B1 (ko) | 윤축프레스의 윤축이송장치 | |
CN207534338U (zh) | 一种结构件型材自动加工系统 | |
KR101075096B1 (ko) | 대형 공작기계용 자동 공구교환장치의 그리퍼구동장치 | |
KR20090111472A (ko) | 자동 공구교환장치용 공구 매거진 장치 | |
RU2347676C2 (ru) | Камнеобрабатывающий станок на аэростатических опорах | |
KR20020078203A (ko) | 교량구조물의 보강리브용접장치 | |
JP5252956B2 (ja) | パレット交換可能な工作機械システム | |
JP2004330336A (ja) | 平行2軸旋盤のワーク反転機 | |
JPH0623642A (ja) | 工作機械の主軸アタッチメント交換装置 | |
CN219725225U (zh) | 一种电机铝壳钻孔转移过渡机构 | |
JPH0711871Y2 (ja) | 自動パレット交換装置 | |
JPH0724876B2 (ja) | 移動式クランプ装置 | |
JP2007326201A (ja) | ワーク供給装置 | |
JPH03234447A (ja) | モジュラーに構成された工作物加工センターとそれに属する作業モジュール | |
JP2505591Y2 (ja) | 工作機械の自動パレット交換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090415 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110428 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110510 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4749935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |