JP4749765B2 - 創傷保護フィルム及び医療用貼付材 - Google Patents

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Description

本発明は、創傷保護フィルム及び医療用貼付材に関する。
物理的要因や感染症等によって人の皮膚等に創傷が生じた場合、これを修復するように体内機構が働くが、細菌の感染等を防止し、また、機械的刺激を避けるためにも、創傷箇所を物理的に保護する必要がある。医療現場においては、このような外傷等に起因する皮膚等の創傷に対して、通常は、サージカルドレッシング用テープ、創傷被覆材等の創傷保護フィルム等により創傷箇所を覆うように保護することが行なわれている。
このような創傷保護フィルムは、創傷部分が機械的刺激を受けないように、一定の弾力性を有することが必要となり、また、一定の強靭性を有することも必要となり、更に、皮膚に呼吸を継続して行わせるように、一定の空気透過性や水分の透過性(透湿性)等も併せて有することが必要となる。これまで、このような性質を有する創傷保護フィルムとして、ポリウレタン樹脂製のフィルムが広く使用されてきた。
このような創傷保護フィルムの改良は、種々の方法で行なわれており、ポリウレタン樹脂の透湿性を向上させる方法として、ポリオール成分にポリエチレングリコールを導入することが有効であることがよく知られている。しかし、良好な透湿性を得る目的で、ポリオール中のポリエチレングリコールの含有量を増加させると、吸水時や消毒用のアルコール等で創傷保護フィルムの膨潤が著しく増大し、機械的物性にも劣るという欠点があった。
このような問題を解決する技術として、特許文献1に、湿式製膜によってポリウレタンを多孔質化して透湿性の高いフィルムを得ることが開示されている。しかし、フィルムの透明性や強度が要求される場合や、雑菌等の透過を嫌う医療及び衛生材料等には多孔質フィルムは適しておらず何らかの改良が必要であった。
特許文献2には、イソシアネート成分としてMDI、連鎖伸長剤として1,4−ブタンジオール、ポリオール成分として分子量1000〜4000のポリテトラメチレンエーテルグリコール及び/又は分子量1000〜3000のポリオキシプロピレンポリオキシエチレン共重合体を用いた熱可塑性ポリウレタン樹脂を製膜することにより得られる創傷保護フィルムが開示されている。
このフィルムは、透湿度3000〜6000g/(m・24h)のものであり、一定の透湿度を有するものである反面、水分やアルコールに対する膨潤が比較的大きいものであるため、吸水時や消毒用のアルコール等で創傷保護フィルムの膨潤が発生してしまうという問題点を有するものである。
特開平9−309968号公報 特開2002−345946号公報
本発明は、上記現状に鑑み、高い透湿性を有し、水やアルコールに対する膨潤が少なく、皮膚に対する優れた追従性を有するような柔軟性、優れた耐久性を有し、医療用及び衛生材料に好適に適用することができる創傷保護フィルム及びそれを用いた医療用貼付材を提供することを目的とするものである。
本発明は、ポリオール成分としてエチレンオキシドユニットを有するランダム共重合体を用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)と、ポリオール成分としてポリエステルポリオールを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)とを、50/50〜90/10の配合比(質量基準)で含有する熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を製膜することにより得られることを特徴とする創傷保護フィルムである。
上記創傷保護フィルムにおいて、上記ポリエステルポリオールは、ポリブチレンアジペートポリオールであることが好ましい。
上記創傷保護フィルムにおいて、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、イソシアネート成分としてジフェニルメタンジイソシアネートを用いて得られるものであることが好ましい。
上記創傷保護フィルムにおいて、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、連鎖伸長剤として1,4−ブタンジオールを用いて得られるものであることが好ましい。
本発明は、上述の創傷保護フィルム及び粘着層を積層したことを特徴とする医療用貼付材でもある。
上記医療用貼付材は、10%モジュラスが3MPa以下、破断伸びが300%以上であることが好ましい。
上記医療用貼付材は、透湿度が1500〜3000g/(m・24h)であることが好ましい。
上記医療用貼付材は、水及びエタノールに対する線膨潤率が5%以下であることが好ましい。
本発明はまた、キャリアフィルム、上述の創傷保護フィルム、粘着層及びセパレーター層をこの順に積層したことを特徴とする医療用貼付材でもある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の創傷保護フィルムは、ポリオール成分としてエチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体を用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)と、ポリオール成分としてポリエステルポリオールを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)とを特定配合比で含有する熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を使用することにより得られるものである。上記創傷保護フィルムは、このような特定の樹脂(a)及び(b)を特定配合比で含む樹脂組成物を使用することによって得られるものであるため、極めて高い透湿性を有するものであると同時に、水やアルコールに対する耐膨潤性(水やアルコールに対する膨潤が少ない性質)にも極めて優れたものである。
本発明では、上述したような特定の熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)及び特定の熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)を併用した場合において、極めて高い透湿性を有し、かつ、水やアルコールに対する耐膨潤性にも極めて優れた創傷保護フィルムを得ることができることを見出した。そして、このような顕著な効果は、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)及び(b)を併用する場合に特異的に得ることができるものであり、これらを併用することによって発揮される相乗効果であると推察される。
また、本発明の創傷保護フィルムは、優れた柔軟性を有するものであるため、皮膚に対する優れた追従性が発揮され、更に、優れた耐久性をも有するものである。従って、上記創傷保護フィルムは、医療用貼付材に好適に適用することができるものである。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)は、ポリオール成分としてエチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体を用いて得られるものである。エチレンオキサイドユニットを有するものを用いることによって、本発明の効果を効果的に得ることができる。また、ブロック共重合体であると、水やアルコールに対する耐膨潤性が低下するため、本発明の目的を達成することができなくなってしまう。
上記エチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体において、エチレンオキサイドユニットとは、ポリエーテル中のエチレンオキサイド構成単位部分−(−CHCH−O−)−である(nは2以上の整数)。
上記エチレンオキサイドユニットの含有量は、上記エチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体100質量%中に、30〜80質量%であることが好ましい。上記範囲内であると、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる。上記エチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体は、従来公知の方法により得ることができる。
上記エチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体は、エチレンオキサイドユニットが重合体中に存在しているランダム共重合体であれば特に限定されず、例えば、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとのランダム共重合体をポリオール成分として好適に使用することができる。
上記エチレンオキシドとテトラヒドロフランとのランダム共重合体は、共重合モル比がエチレンオキシド/テトラヒドロフラン=40/60〜80/20であることが好ましい。上記範囲内である場合、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を有する創傷保護フィルムを得ることができる。エチレンオキシド量が40/60より少ないと、透湿性が低下するおそれがあり、80/20より多いと、耐膨潤性が低下するおそれがある。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)は、例えば、エチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体(ポリオール成分)、イソシアネート成分、必要に応じて連鎖伸長剤等を反応させて得ることができる。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)を構成するイソシアネート成分としてのポリイソシアネートとしては特に限定されず、従来公知のものを使用することができ、例えば、脂肪族イソシアネート、脂環族イソシアネート、芳香族イソシアネート等を挙げることができる。
上記脂肪族イソシアネートとしては、例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられる。また、ヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体、ビウレット体、アダクト体の変性体等を挙げることができる。上記脂環族イソシアネートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)等の脂環族ジイソシアネート等を挙げることができる。上記芳香族イソシアネートとしては、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、カルボジイミド変性のMDI等を挙げることができる。上記ポリイソシアネートのなかでも、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる点から、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いることが好ましい。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)において、必要に応じて用いられる連鎖伸長剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヒドラジン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、水等を挙げることができる。なかでも、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる点から、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオールを用いることが好ましい。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)は、上記原料を使用し公知の方法で製造することができ、例えば、適当な有機溶剤中で必要に応じて触媒を使用し、各原料の当量比をNCO/OH=0.9〜1.1に調整して反応させること、無溶剤で溶融反応させること等により製造することができる。また、全原料を同時に反応させる方法、プレポリマー方法等により製造することができる。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)の市販品としては、例えば、ハイムレンY−270(大日精化工業社製)、S−527(大日本インキ化学工業社製)、XOP85A50(BASFジャパン社製)等を挙げることができる。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、ポリオール成分としてポリエステルポリオールを用いて得られるものである。
上記ポリエステルポリオールは、例えば、ジカルボン酸とグリコールとを常法に従って反応させることにより得ることができる。
上記ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸;オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸;それらのエステル形成性誘導体等を挙げることができる。なかでも、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる点から、脂肪族ジカルボン酸を用いることが好ましく、アジピン酸を用いることが特に好ましい。
上記グリコール成分としては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等の脂肪族グリコール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;p−キシレンジオール等の芳香族ジオールポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール等を挙げることができる。これらによるポリエステルポリオールは線状構造であるが、3価以上のエステル形成成分を用いて分枝状ポリエステルとすることもできる。なかでも、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる点から、ポリオキシアルキレングリコールを用いることが好ましく、ポリブチレングリコールを用いることが特に好ましい。なお、本明細書では、ポリエチレングリコールをグリコール成分として用いたものは、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)ではなく、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)であるものとする。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、例えば、上記ポリエステルポリオール(ポリオール成分)、イソシアネート成分、必要に応じて連鎖伸長剤等を反応させて得ることができる。上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)において、上記イソシアネート成分、上記連鎖伸長剤は、上述の熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)で述べたものと同様のものを用いることができる。なかでも、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を得ることができる点から、イソシアネート成分として4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いることが好ましい。また、連鎖伸長剤を用いる場合、同様の点から、1,4−ブタンジオールを用いることが好ましい。
本発明においては、高い透湿性、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を効果的に得ることができる点から、ポリオール成分としてポリブチレンアジペートポリオール、イソシアネート成分として4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、連鎖伸長剤として1,4−ブタンジオールを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)を使用することが特に好ましい。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)の市販品としては、例えば、UST−135、UST−125HV(大日本インキ化学工業社製)、U−390(セイコー化成社製)等を挙げることができる。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物において、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)及び(b)の配合比〔(a)/(b)〕は、質量基準で、50/50〜90/10である。50/50より熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)が少ない場合、透湿性が不充分となり、90/10より熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)が多い場合、水やアルコールに対する耐膨潤性が低下する。80/20〜60/40であることが好ましい。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、上述の成分に、必要に応じて安定剤、難燃剤、防黴剤等の添加剤を配合してもよい。
上記安定剤の例としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を挙げることができる。上記難燃剤の例としては、クロロアルキルホスフェート、ジメチルメチルホスホネート、アンモニウムポリホスフェート、有機臭素化合物等を挙げることができる。上記防黴剤の例としては、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロフェノールラウレート、ビス(トリ−n−ブチル錫)オキシド等を挙げることができる。
上記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)、(b)及び必要に応じてその他の成分の原料を混合する等、従来公知の方法によって得ることができる。また、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)及び(b)を溶剤に溶解し、必要に応じて他の成分を添加したものであってもよい。
本発明の創傷保護フィルムは、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を製膜することにより得られるものであるが、製膜方法は従来公知の方法を用いることができ、例えば、押出成膜方法、カレンダー方法、溶剤に溶解してキャリアフィルム(剥離性基体)に塗布して製膜する方法等を挙げることができる。なかでも、樹脂組成物が均一に混合されることによって均一な膜を得ることができ、本発明の効果を良好に得ることができる点から、溶剤に溶解してキャリアフィルム(剥離性基体)に塗布して製膜する方法を用いることが好ましい。
上記創傷保護フィルムの厚みは、10〜50μmであることが好ましい。10μm未満であると、強靭性を維持することができないおそれがある。50μmを超えると、皮膚への追従性が劣化し、透湿性、水やアルコールに対する耐膨潤性が低下するおそれがある。20〜40μmであることがより好ましい。
本発明の医療用貼付材は、上述の創傷保護フィルム及び粘着層を積層したものである。このような構成であるため、高い透湿性を有するものであり、また、水やアルコールに対する優れた耐膨潤性を有し、吸水時や消毒用のアルコールでフィルムが膨潤することを抑制することができる。更に、一定の弾力性、強靭性も有するものであるため、医療用及び衛生材料として好適に使用することができる。
上記粘着層は、皮膚等に貼着させることができるものであれば特に限定されないが、透湿性を有さない粘着層である場合には、上記医療用貼付材の透湿性が低下するおそれがあるため、透湿性を有する粘着層であることが好ましい。ここでの透湿性とは、皮膚から滲出した汗等の体液が創傷保護フィルム側に透過できる機能を有することである。
上記粘着層の形成に用いられる粘着剤としては、透湿性の粘着層が得られるものが好ましく、例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ホットメルト型高分子物質を含有する粘着剤等を挙げることができる。
上記粘着層は、発泡されたものであることが好ましい。発泡されたものであると、大きな粘着力を得ることができ、また、皮膚に対する追従性が良好で、皮膚との密着性を一層向上させることができる。更に、皮膚の凹凸面に対しても弾力的に順応して粘着するため、粘着強度の低下が生じにくく、使用感も高められる。上記発泡された粘着層は、上記ホットメルト型高分子物質を含有する粘着剤を用いて発泡する手段等によって多数の微細な連通孔を有する粘着層を形成することができる。上記発泡された粘着層は、空気又は窒素ガス、炭酸ガス等を用いて得ることができるものであり、発泡によって体積が元の粘着剤の数倍に膨張させることができる。
上記ホットメルト型高分子物質としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体等のA−B−A型ブロック共重合体、飽和ポリエステル系高分子物質、ポリアミド系高分子物質、アクリル系高分子物質、ウレタン系高分子物質、ポリオレフィン系高分子物質又はポリオレフィン系共重合体、これらの変性体等を挙げることができる。
上記粘着層は、アクリル系粘着剤を含有するものであることが好ましい。これにより、良好な粘着力を得ることができ、また、高い透湿性、優れた耐膨潤性を有する医療用貼付材を得ることができる。
上記アクリル系粘着剤は、アクリル系重合体を含むものである。
上記アクリル系重合体としては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体又はこれらの共重合体等を挙げることができる。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、アルキル基の炭素数が2〜18、好ましくは4〜12の一級〜三級アルコールと、アクリル酸又はメタクリル酸とから得られるエステル等を挙げることができる。
上記共重合性単量体としては、共重合反応に関与する不飽和二重結合を分子内に少なくとも一個有すると共に、カルボキシル基〔例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等〕やヒドロキシル基〔例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステル等〕、スルホキシル基〔例えば、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホプロピルエステル、(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸等〕、アミノ基〔例えば、(メタ)アクリル酸アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸tert−ブチルアミノエチルエステル等〕、アミド基〔例えば、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド等〕、アルコキシル基〔例えば、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステル等〕等の官能基を側鎖に有する単量体を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これら以外に共重合できる単量体としては、例えば、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドン、メチルビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピペリドン、ビニルピリミジン、ビニルピペラジン、ビニルピラジン、ビニルピロール、ビニルイミダゾール、ビニルカプロラクタム、ビニルオキサゾール、ビニルモルホリン等を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記アクリル系粘着剤の具体例としては、2−エチルヘキシルアクリレートとアクリル酸とからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとヒドロキシエチルアクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとメチルメタクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートと2−メトキシエチルアクリレートと酢酸ビニルとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとビニルピロリドンとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとメチルメタクリレートと2−メトキシエチルアクリレートとからなる共重合体、2−エチルヘキシルアクリレートとビニルピロリドンとアクリル酸とからなる共重合体等を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記粘着層には、グリコール類、油脂類、脂肪酸類、アルコール類、脂肪酸エステル類等の有機液状成分を含有させることができる。これらの成分を含有させることによって、皮膚接着性、皮膚刺激性の低減等の効果を得ることができる。上記有機液状成分は、従来公知のものを使用することができる。
上記粘着層は、透湿成分共重合、透湿成分添加又は吸水性樹脂で発泡された粘着剤を用いて得られるものであることが好ましい。
上記透湿成分共重合は、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、プロピレングリコールが好ましい。上記透湿成分添加は、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールが好ましい。上記吸水性樹脂は、アクリル酸ナトリウムが好ましい。
上記粘着層の形成方法は特に限定されず、従来公知の方法により行うことができ、例えば、粘着剤を酢酸エチル、ヘキサン、トルエン等の有機溶媒に完全に溶解させ、得られた溶液を後述するセパレーター層の片面に塗布し、乾燥して形成させることができる。また、得られた溶液を上記創傷保護フィルムの片面に塗布し、乾燥して形成させることもできる。
上記粘着層は、厚みが10〜40μmであることが好ましい。10μm未満であると、皮膚に貼り付ける際に良好な粘着力を発揮させることができないおそれがあり、40μmを超えると、透湿性が低下するおそれがある。10〜30μmであることがより好ましい。
本発明の医療用貼付材は、キャリアフィルム、上述した創傷保護フィルム、粘着層及びセパレーター層をこの順に積層したものでもある。このような構成からなる積層体である場合には、医療用貼付材として好適に用いることができる。上記粘着層として、例えば、上述の粘着層と同様の層を使用することができる。
上記キャリアフィルムは、上述した創傷保護フィルムの支持体として使用することができるものであり、例えば、軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリウレタン等の高分子フィルムを挙げることができる。また、布、紙、不織布をキャリアフィルムとして用いることもできる。
上記セパレーター層は、製造、運搬、保存中に粘着層が、器具、容器等に接着することを防止すること等を目的として、皮膚面への貼付の直前までは粘着層の露出面を被覆、保護するものである。使用時にこれを剥離して、粘着層の面を露出させ、皮膚に貼付して使用する。
上記セパレーター層は、例えば、使用時に粘着層から容易に剥離することができる離型フィルムにより形成されるものである。上記離型フィルムとしては、例えば、粘着層と接触する面にシリコーン樹脂、フッ素樹脂等を塗布することによって剥離処理が施されたポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート等のフィルム、上質紙、グラシン紙等の紙、上質紙又はグラシン紙等とポリオレフィンとのラミネートフィルム等を挙げることができる。上記離型フィルムの厚さは、通常12〜200μm、好ましくは50〜100μmである。
上記キャリアフィルム、創傷保護フィルム、粘着層及びセパレーター層をこの順に積層した医療用貼付材は、上記キャリアフィルム上に、上記創傷保護フィルムが形成されたものと、上記セパレーター層上に、上記粘着層が形成されたものとを圧着する方法等、従来公知の方法により得ることができる。
上記創傷保護フィルム及び粘着層を積層した医療用貼付材は、10%モジュラスが3MPa以下であることが好ましい。3MPaを超えると、フィルムに柔軟な風合いを出すことができないおそれがある。1.8MPa以下であることがより好ましい。上記10%モジュラスは、JIS K 7113に準じて行うことによって得られる値である。
上記創傷保護フィルム及び粘着層を積層した医療用貼付材は、破断伸び(フィルム流れ方向、縦方向)が300%以上であることが好ましい。300%未満であると、フィルムに柔軟な風合いを出すことができないおそれがある。200%以上であることがより好ましい。上記破断伸び(フィルム流れ方向、縦方向)は、JIS K 7113に準じて行うことによって得られる値である。
上記創傷保護フィルム及び粘着層を積層した医療用貼付材は、透湿度が1500〜3000g/(m・24h)であることが好ましい。上記範囲外であると、創傷を負った皮膚から蒸発する水蒸気量を充分に逃がせることができなくなったり、過度に蒸発させることとなり、所望の透湿性を得ることができないおそれがある。1500g/(m・24h)以上であることがより好ましい。上記透湿度は、JIS Z 0208に準拠したB法(温度40±0.5℃、相対湿度90±2%)下において、測定される値である。
上記創傷保護フィルム及び粘着層を積層した医療用貼付材は、水に対する線膨潤率が5%以下であることが好ましく、また、エタノールに対する線膨潤率が5%以下であることが好ましい。5%を超えると、吸水時や消毒用のアルコールでフィルムが大きく膨潤しまい、医療用貼付材に対して好適に適用することができないおそれがある。3%以下であることがより好ましい。
上記水に対する線膨潤率(%)は、例えば、以下の方法により得ることができる。
5×5cmの創傷保護フィルム(厚み30μm)及び粘着層(厚み20μm)を積層した医療用貼付材の創傷保護フィルム側の面の対角線上に、朱印を用いて、5cmの線を引き(線の中心がフィルムの中心に位置するように引く)、線を引いた貼付材を常温(25±0.5℃)の水に24時間浸漬した後、線の長さを測定し、下記式より線膨潤率を測定した。
線膨潤率(%)={浸漬後の線の長さ(cm)/浸漬前の線の長さ(cm)}×100
浸漬前の線の長さ:5cm
また、上記エタノールに対する線膨潤率(%)は、常温(25±0.5℃)の水の代わりに、常温(25±0.5℃)のエタノールを用いた以外は、水に対する線膨潤率(%)と同様の方法により測定することができる。上述した10%モジュラス、破断伸び、透湿度、線膨潤率の値を有する医療用貼付材は、上述の熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)及び(b)を適切に選択して用いることによって得ることができる。なお、上記創傷保護フィルム及び粘着層を積層した医療用貼付材は、上述したキャリアフィルム、創傷保護フィルム、粘着層及びセパレーター層をこの順に積層した医療用貼付材からキャリアフィルム及びセパレーター層を剥離して得られるものであってもよい。
以下、本発明の医療用貼付材を図を用いて説明する。図1は、創傷保護フィルム1及び粘着層2を積層した医療用貼付材を示す概略図である。また、図2は、キャリアフィルム3、創傷保護フィルム1、粘着層2及びセパレーター層4をこの順に積層した医療用貼付材を示した概略図である。これらの医療用貼付材は、上述した創傷保護フィルム及び粘着層を有するものであるため、高い透湿性、水及びアルコールに対する優れた耐膨潤性を有するものである。このため、医療用及び衛生材料として好適に使用することができる。
本発明の創傷保護フィルムは、ポリオール成分としてエチレンオキシドユニットを有するランダム共重合体を用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)と、ポリオール成分としてポリエステルポリオールを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)とを、50/50〜90/10の配合比(質量基準)で含有する熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を製膜することにより得られるものである。このため、上記創傷保護フィルムは、高い透湿性を有し、水やアルコールに対する膨潤が少ないものである。また、皮膚に対する優れた追従性を有するような柔軟性、優れた耐久性を有するものである。従って、上記創傷保護フィルムは、医療用貼付材に好適に適用することができる。
本発明の創傷保護フィルムは、上述した構成よりなるので、高い透湿性を有するものであると同時に、水やアルコールに対する耐膨潤性にも優れたものである。従って、医療用貼付材に好適に適用することができる。
以下本発明について実施例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。また実施例中、「部」、「%」は特に断りのない限り「質量部」、「質量%」を意味する。
実施例1
(創傷保護フィルムの製造)
ポリウレタン樹脂(a)(大日精化工業社製「ハイムレンY−270」)70.0重量部、ポリウレタン樹脂(b)(大日本インキ化学工業製「UST−135」)30.0重量部、DMF(ジメチルホルムアミド)20重量部、MEK(メチルエチルケトン)20重量部を混合し、粘度3000cpsの溶液を得た。この溶液をコンマコーターで40μmOPP(押出し成形ポリプロピレン)フィルム(グンゼ社製ファンシートップ、キャリアフィルム)に塗工し、80℃〜110℃の温度勾配で溶剤乾燥後、フィルム厚30μmのポリウレタンフィルムを得た。
「ハイムレンY−270」:ポリオール成分がエチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体の熱可塑性ポリウレタン
「UST−135」:ポリオール成分がポリブチレンアジペートポリオール、イソシアネート成分がジフェニルメタンジイソシアネート、連鎖伸長剤が1,4−ブタンジオールの熱可塑性ポリウレタン
(医療用貼付材の製造)
アクリル系粘着剤(ビッグテクノス社製「リキダインAR−2415」)100.0重量部、イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製「コロネートL−55E」)2.0重量部を混合し、粘度4000cpsの粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液をコンマコーターで片面ポリラミ離型紙(カイト化学製SL−80W)のシリコン面に塗工し、温度勾配80〜110℃で溶剤乾燥後、厚み20μm粘着層を得た。この粘着層と上記で製造したポリウレタンフィルムをニップロール圧力0.5MPaで貼り合せて、医療用貼付材の試料を得た。
「リキダインAR−2415」:アクリル系粘着剤、透湿成分共重合(N−メチルピロリドン)、透湿成分添加(グリコール系)
「コロネートL−55E」:変性ポリイソシアネート
実施例2〜3及び比較例1〜2
ポリウレタンフィルムの製造における配合を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして創傷保護フィルム、医療用貼付材を得た。
(評価)
作製した試料において、キャリアフィルム及び離型紙を剥した後の創傷保護フィルム及び粘着層を積層した試験片にて、透湿度、線膨潤率を測定した。それぞれの測定は、上述した方法によって行った。
<透湿度>
透湿度が1500〜3000g/m・24hのものを○、この範囲外のものを×とした。
<線膨潤率>
線膨潤率が5%以下のものを○、超えるものを×とした。
また、以下の方法で得られたサンプル(医療用貼付材)の10%モジュラス、破断伸びの測定をJIS K 7113に準じて行った。得られた値を表1に示した。
上記で得られた創傷保護フィルム及び粘着層を積層したものを打ち抜き治具を使用して、JIS K 7113に記載されている2号形試験サイズにカットすることによりサンプルを作製した。
Figure 0004749765
表1から、実施例で得られた医療用貼付材は、高い透湿性を有し、かつ、水及びアルコールに対する耐膨潤性に優れるものであった。一方、比較例では、これらの両方の特性を兼ね備えたものが得られなかった。
本発明の創傷保護フィルムは、サージカルドレッシング用テープ、創傷被覆材として好適に使用することができるものであり、これを用いた医療用貼付材は、医療用及び衛生材料として好適に使用することができる。
本発明の医療用貼付材の概略図である。 本発明の医療用貼付材の概略図である。
符号の説明
1 創傷保護フィルム
2 粘着層
3 キャリアフィルム
4 セパレーター層

Claims (9)

  1. ポリオール成分としてエチレンオキサイドユニットを有するランダム共重合体を用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(a)と、ポリオール成分としてポリエステルポリオールを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)とを、50/50〜90/10の配合比(質量基準)で含有する熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物を製膜することにより得られることを特徴とする創傷保護フィルム。
  2. ポリエステルポリオールは、ポリブチレンアジペートポリオールである請求項1記載の創傷保護フィルム。
  3. 熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、イソシアネート成分としてジフェニルメタンジイソシアネートを用いて得られるものである請求項1又は2記載の創傷保護フィルム。
  4. 熱可塑性ポリウレタン樹脂(b)は、連鎖伸長剤として1,4−ブタンジオールを用いて得られるものである請求項1、2又は3記載の創傷保護フィルム。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の創傷保護フィルム及び粘着層を積層したことを特徴とする医療用貼付材。
  6. 10%モジュラスが3MPa以下、破断伸びが300%以上である請求項5記載の医療用貼付材。
  7. 透湿度が1500〜3000g/(m・24h)である請求項5又は6記載の医療用貼付材。
  8. 水及びエタノールに対する線膨潤率が5%以下である請求項5、6又は7記載の医療用貼付材。
  9. キャリアフィルム、請求項1、2、3又は4記載の創傷保護フィルム、粘着層及びセパレーター層をこの順に積層したことを特徴とする医療用貼付材。
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