JP6846179B2 - 医療用粘着フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、医療用粘着フィルムに関する。
医療用粘着フィルムは、例えば、貼付剤、ドレッシングテープ等として、皮膚に貼付して用いられる。医療用粘着フィルムとしては、例えば、基材及び粘着剤層が積層される構成が挙げられる。医療用粘着フィルムの使用用途によっては、粘着剤層に薬剤成分が含有されていることがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−105325号公報
従来の医療用粘着フィルム(特に、ドレッシングテープ)においては、基材の材料としてポリウレタンが用いられることがあった。ポリウレタンからなる基材は、皮膚の動きに追従可能な柔軟性を有しているとともに、薄膜成形が可能なため、使用感に優れた医療用粘着フィルムを実現することができる。
しかしながら、基材がポリウレタンからなり、粘着剤層が薬剤成分を含有する場合、薬剤成分が基材に移行し、基材がシワ入り、収縮等によって変形してしまうことがあった。そのため、粘着剤層に含有される薬剤成分の基材への移行が抑制された、耐薬品性に優れた医療用粘着フィルムが求められていた。
これに対して、基材の粘着剤層側の表面に、耐薬品性に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り付けたり、アルミニウムを蒸着したりして、薬剤移行防止層を配置する方法が提案されている。しかしながら、このような薬剤移行防止層を医療用粘着フィルムに設ける場合、柔軟性の低下(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムは硬質である)によって使用感が低下したり、加工工程数の増加によって生産性が低下したりすることがあった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、優れた使用感を有しつつ、耐薬品性にも優れた医療用粘着フィルムを提供することを目的とするものである。
本発明者らは、優れた使用感を確保する観点から、医療用粘着フィルムの基材の材料としてポリウレタンを用いることに着目し、種々の検討を行った。そして、示差走査熱量測定を行ったときに、ガラス転移温度幅、及び、ガラス転移に由来するエネルギーが所定の範囲である、ポリウレタンからなる基材を用いることで、耐薬品性に優れた医療用粘着フィルムが実現されることを見出し、本発明を完成した。
本発明の医療用粘着フィルムは、ポリウレタンからなる基材と、上記基材と接し、かつ、薬剤成分を含有する粘着剤層とを備え、上記基材の示差走査熱量測定を行ったときに、ガラス転移温度幅は23℃以下であり、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーは0.5mJ/℃・mg以下であることを特徴とする。
上記基材を水に浸漬させたときの寸法変化率は、5%以下であることが好ましい。
上記基材の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることが好ましい。
上記基材の伸びは、350%以上であることが好ましい。
上記基材の厚みは、1〜100μmであることが好ましい。
本発明の医療用粘着フィルムは、優れた使用感を有しつつ、耐薬品性にも優れている。
本発明の医療用粘着フィルムの一例を模式的に示す断面図である。 基材のガラス転移温度幅、及び、基材のガラス転移に由来するエネルギーの決定方法の説明図である。 実施例3の医療用粘着フィルムの基材のDSCチャートである。 比較例1の医療用粘着フィルムの基材のDSCチャートである。 基材の寸法変化率の評価方法の説明図である。 基材の100%モジュラスの測定方法の説明図である。
本発明の医療用粘着フィルムは、ポリウレタンからなる基材と、上記基材と接し、かつ、薬剤成分を含有する粘着剤層とを備え、上記基材の示差走査熱量測定を行ったときに、ガラス転移温度幅は23℃以下であり、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーは0.5mJ/℃・mg以下であることを特徴とする。
図1は、本発明の医療用粘着フィルムの一例を模式的に示す断面図である。図1に示すように、医療用粘着フィルム1は、基材2と、基材2と接する粘着剤層3とを備えている。
[基材]
基材2は、ポリウレタンからなる。ポリウレタンは、熱、湿気、光等によってポリウレタン組成物を硬化させたものである。
ポリウレタンは、ポリオール成分とポリイソシアネート成分とを下記反応式で示すように反応させることにより得られ、下記式(A)で示した構造を有する。
Figure 0006846179
上記式(A)中、Rは、ポリイソシアネート成分のNCO基を除いた部位を表す。R’は、ポリオール成分のOH基を除いた部位を表す。nは、繰り返し単位を表す。
ポリウレタンは、皮膚の動きに追従可能な柔軟性を有しているとともに、薄膜成形が可能なため、使用感に優れている。また、ポリウレタンは、その優れた柔軟性から、引っ張り応力が加わったときに、よく伸び、非常にちぎれにくい。
(ポリオール成分)
ポリオール成分としては特に限定されず、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレントリオール、ポリプロピレンテトラオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリテトラメチレントリオール、これらの共重合体等のポリアルキレングリコール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等が挙げられる。
ポリカプロラクトンポリオールとしては、例えば、ポリカプロテクトングリコール、ポリカプロラクトントリオール、ポリカプロラクトンテトラオール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ジアルキルカーボネートとジオールとの反応物が挙げられる。
ジアルキルカーボネートとしては、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のジアルキルカーボネート;ジフェニルカーボネート等のジアリールカーボネート;エチレンカーボネート等のアルキレンカーボネート等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
ジオールとしては、例えば、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−ドデカンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2’−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。ジオールとしては、炭素数が4〜9の脂環族又は脂環族ジオールが好ましく、例えば、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,7−ヘプタンジオ−ル、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、及び、1,9−ノナンジオールを、1種類のみ用いる又は2種類以上を併用することが好ましい。また、ジオールとしては、1,6−ヘキサンジオールと3−メチル−1,5−ペンタンジオールとからなるコポリカーボネートジオール、及び、1,6−ヘキサンジオールと1,5−ペンタンジオールとからなるコポリカーボネートジオールも好ましい。
また、ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ポリカーボネートグリコール、ポリカーボネートトリオール、ポリカーボネートテトラオール、これらに側鎖を導入したり分岐構造を導入したりした誘導体、変成体、更にはこれらの混合物等を用いることもできる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、ジカルボン酸とグリコール成分とを脱水縮合させたものが挙げられる。
ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;シュウ酸;マロン酸;コハク酸;グルタル酸;アジピン酸;アゼライン酸;セバシン酸等が挙げられる。
グリコール成分としては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、トリエチレングリコール等の脂肪族グリコール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;p−キシレンジオール等の芳香族ジオール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール等が挙げられる。
(ポリイソシアネート成分)
ポリイソシアネート成分としては特に限定されず、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート等のジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等の脂環族ジイソシアネート;トリレンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、α,α,α,α−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
(可塑剤)
ポリウレタン組成物は、更に、可塑剤を含有していてもよい。可塑剤によれば、ポリウレタンの硬度が低くなるため、基材2の柔軟性を高めることができる。
可塑剤としては特に限定されず、例えば、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エステル(フタル酸系可塑剤);1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルエステル;アジピン酸エステル;トリメリット酸エステル;マレイン酸エステル;安息香酸エステル;ポリ−α−オレフィン等が挙げられる。これらは1種類のみで用いられてもよいし、2種類以上で併用されてもよい。
(触媒)
ポリウレタン組成物は、更に、触媒を含有していてもよい。触媒としては、ウレタン化反応に用いられる触媒であれば特に限定されず、例えば、ジラウリル酸ジ−n−ブチル錫、ジラウリル酸ジメチル錫、ジブチル錫オキシド、オクタン錫等の有機錫化合物;有機チタン化合物;有機ジルコニウム化合物;カルボン酸錫塩;カルボン酸ビスマス塩;トリエチレンジアミン等のアミン系触媒が挙げられる。
ポリウレタン組成物には、必要に応じて、例えば、滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、改質剤、難燃剤、帯電防止剤、防曇剤、充填剤、希釈剤、防カビ剤等の各種添加剤が添加されていてもよい。
基材2の示差走査熱量測定(DSC:Differential Scanning Calorimetry)を行ったときに、ガラス転移温度幅は23℃以下であり、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーは0.5mJ/℃・mg以下である。ガラス転移温度は、ポリウレタンのソフトセグメントの運動を反映している。そのため、ガラス転移温度幅が小さく、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーが小さい状態は、ポリウレタンのソフトセグメントが均質であり、ガラス転移に要するエネルギーが小さい状態に相当する。このような状態は、ポリウレタンのソフトセグメントがハードセグメントによって拘束されにくい場合に見られ、言い換えれば、ポリウレタンのソフトセグメント及びハードセグメントが相分離していることになる。ガラス転移温度幅が23℃以下であり、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーが0.5mJ/℃・mg以下であれば、ポリウレタンのソフトセグメント及びハードセグメントが高度に相分離しており、その結果形成されるハードセグメントの凝集による結晶ドメインが、粘着剤層3に含有される薬剤成分の基材2への移行を防止する障壁として作用すると考えられる。そのため、基材2と粘着剤層3との間に薬剤移行防止層を配置しなくても、優れた耐薬品性が実現される。ガラス転移温度幅は、20℃以下であることが好ましく、18℃以下であることがより好ましい。ガラス転移に由来するエネルギーは、0.45mJ/℃・mg以下であることが好ましい。
基材2に対して、ガラス転移温度幅、及び、ガラス転移に由来するエネルギーは、以下の方法で決定される。図2は、基材のガラス転移温度幅、及び、基材のガラス転移に由来するエネルギーの決定方法の説明図である。
ガラス転移温度幅は、下記式(1)により算出される。
「ガラス転移温度幅(単位:℃)」=「ガラス転移終了温度(単位:℃)」−「ガラス転移開始温度(単位:℃)」 (1)
ガラス転移開始温度及びガラス転移終了温度は、示差走査熱量測定により得られるDSCチャートにおいて決定される。まず、図2に示すように、DSCチャートにおいて、低温側のベースラインを高温側に延長した直線Lと、変曲点P(ガラス転移点:図2においては、上に凸の曲線が下に凸の曲線に変わる点)での接線Lとを引き、両線の交点Pに対応する温度T(単位:℃)を「ガラス転移開始温度」とする。次に、図2に示すように、DSCチャートにおいて、高温側のベースラインを低温側に延長した直線Lと、変曲点Pでの接線Lとを引き、両線の交点Pに対応する温度T(単位:℃)を「ガラス転移終了温度」とする。そして、「ガラス転移温度幅」をT−T(単位:℃)として算出する。昇温時にガラス転移が発生すれば、DSCチャートにおいてベースラインが下側(縦軸の負側)にシフトする。
ガラス転移に由来するエネルギー(単位:mJ/℃・mg)は、ガラス転移時に単位温度(1℃)変化させるために必要なエネルギー(単位:mJ/℃)を単位重量(1mg)当たりに換算したものを意味する。具体的には、図2に示すような、示差走査熱量測定により得られるDDSCチャート(DSCチャートを微分した状態)で示される単位時間(1分)当たりのエネルギー(単位:mW/min)を、単位温度(1℃)変化させるために必要なエネルギー(単位:mJ/℃)に変換し、更に、単位重量(1mg)当たりに換算することによって、ガラス転移に由来するエネルギーが算出される。ガラス転移に由来するエネルギーは、示差走査熱量測定により得られるDSCチャートに対して、例えば、日立ハイテクサイエンス社製の示差走査熱量計「DSC6200」に付属の解析用プログラム「EXSTAR」を用いて算出される。
基材2の示差走査熱量測定は、具体的には、試験片(重量:約10mg)を、窒素雰囲気(流量:30ml/min)下、昇温速度20℃/minで−130℃から250℃まで昇温させて行われる。
基材2を水に浸漬させたときの寸法変化率(以下、単に、寸法変化率とも言う。)は、5%以下であることが好ましい。基材2の寸法変化率が5%を超える場合、基材2の耐水性が低下し過ぎてしまい、使用感が低下する懸念がある。基材2の寸法変化率は、2.5%以下であることがより好ましい。
基材2の寸法変化率は、具体的には、以下のように算出される。まず、50mm角の試験片に対して、両端から10mmの余白を残して、一方向に長さ30mmの切り込みを入れる。そして、切り込みを入れた試験片を、温度23±5℃の環境下で水に1週間浸漬させる。その後、試験片を水から取り出して水気を拭いてから、切り込み長さ(水に浸漬させた後の切り込み長さ)を測定し、下記式(2)により基材2の寸法変化率を算出する。
「基材2の寸法変化率(単位:%)」=100−100×「水に浸漬させた後の切り込み長さ(単位:mm)」/30(単位:mm) (2)
「基材2の寸法変化率」>0である場合は、水に浸漬させたときに、試験片(基材2)が収縮することを意味する。一方、「基材2の寸法変化率」<0である場合は、水に浸漬させたときに、試験片(基材2)が膨張することを意味する。基材2の寸法変化率は、少なくとも一方向(特に、基材2の幅方向:例えば、カレンダー成形時の基材2の短手方向に相当)におけるものであればよい。ここで、「基材2の寸法変化率がX%以下である」とは、上記式(2)による算出値の絶対値がX%以下であることを意味する。
基材2の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることが好ましい。基材2の100%モジュラスが0.1MPa未満である場合、基材2のコシが弱くなり過ぎてしまい、使用感が低下する懸念がある。基材2の100%モジュラスが15MPaを超える場合、基材2のコシが強くなり過ぎてしまい、使用感が低下する懸念がある。基材2の100%モジュラスのより好ましい下限値は0.5MPaであり、より好ましい上限値は10MPaである。
基材2の伸びは、350%以上であることが好ましい。基材2の伸びが350%未満である場合、医療用粘着フィルム1を関節部分等の可動部に貼付する際に、皮膚の動きに追従しにくくなる懸念がある。基材2の伸びは、500%以上であることがより好ましい。基材2の伸びの上限値は特に限定されないが、2000%であってもよい。
基材2の100%モジュラス及び伸びは、具体的には、19mm幅の試験片に対して、温度23±2℃、標線間距離50mm、チャック間距離100mm、引張速度300mm/minの条件下で測定される。基材2の100%モジュラス及び伸びは、少なくとも一方向(特に、基材2の幅方向:例えば、カレンダー成形時の基材2の短手方向に相当)におけるものであればよい。
基材2の厚みは、1〜100μmであることが好ましい。基材2の厚みが1μm未満である場合、基材2の強度及びコシが低下する懸念がある。基材2の厚みが100μmを超える場合、医療用粘着フィルム1の柔軟性が低下し、使用感が低下する懸念がある。基材2の厚みのより好ましい下限値は5μmであり、より好ましい上限値は70μmである。
[粘着剤層]
粘着剤層3は、薬剤成分を含有する。薬剤成分としては特に限定されず、例えば、ケトプロフェン、インドメタシン、サリチル酸グリコール、フェルビナク、ジフェンヒドラミン等が挙げられる。
粘着剤層3の材料としては、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。各粘着剤は、溶剤型であってもよいし、エマルジョン型であってもよいが、ホットメルト型であることが好ましい。
ホットメルト型粘着剤は、常温時に固体状態で粘着性を有し、加熱して溶融させることで被着体に塗工可能な粘着剤である。また、ホットメルト型粘着剤は無溶剤型であるため、医療用粘着フィルム1に溶剤が残留することがなく、皮膚への刺激等の悪影響が懸念されず、環境面での負荷も少ない。更に、ホットメルト型粘着剤を用いて粘着剤層3を形成する場合、溶剤を揮発させるための乾燥工程(乾燥装置)が不要であるため、その生産性(生産速度)を高めることができ、生産設備の小型化を図ることもできる。
ホットメルト型粘着剤は、ベースポリマーとしてアクリル系ポリマーを含有し、その軟化点が100〜140℃、溶融粘度が8000〜40000m・Pa・s/160℃であるものが好ましい。ベースポリマーとなるアクリル系ポリマーとしては、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等を単量体成分とする(共)重合体が挙げられる。
ホットメルト型粘着剤は、ベースポリマーとして合成ゴムを含有し、その軟化点が80〜130℃、溶融粘度が1000〜20000m・Pa・s/160℃であるものも好ましい。ベースホリマーとなる合成ゴムとしては、例えば、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体を水素添加したSEPS系ゴム等が挙げられる。
医療用粘着フィルム1において、基材2と粘着剤層3とは接しているため、基材2と粘着剤層3との間に薬剤移行防止層(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)が配置されていない。つまり、医療用粘着フィルム1によれば、基材2と粘着剤層3との間に薬剤移行防止層を配置しなくても、優れた耐薬品性が実現される。
医療用粘着フィルム1は、更に、粘着剤層3の基材2とは反対側の表面上に、セパレーターを有していてもよい。セパレーターとしては従来公知のものを用いることができ、例えば、離型フィルム、離型紙等が挙げられる。離型フィルムとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂フィルムに易剥離処理を施したものが挙げられる。離型紙としては、例えば、上質紙、グラシン紙等の紙に易剥離処理を施したものが挙げられる。易剥離処理は、セパレーター(離型フィルム、離型紙等)の少なくとも粘着剤層3側の表面に、例えば、シリコーン系剥離剤、アルキド系剥離剤、フッ素系剥離剤等を塗工することによって行うことができる。なお、医療用粘着フィルム1を皮膚に貼付する際は、セパレーターを剥離すればよい。
医療用粘着フィルム1は、更に、基材2の粘着剤層3とは反対側の表面上に、保護層を有していてもよい。保護層としては従来公知のものを用いることができ、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等からなる樹脂層が挙げられる。
医療用粘着フィルム1の製造方法としては特に限定されないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
まず、ポリウレタン組成物を調製する。ポリウレタン組成物の調製は、所定量の各成分を、例えば、連続混練機、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等を用いて溶融混練することによって行うことができる。
次に、調製されたポリウレタン組成物を、別途準備した支持体の表面上に、コンマコーター等を用いて塗工した後、乾燥させる。そして、支持体を剥離すれば、基材2が得られる。また、調製されたポリウレタン組成物に対して、例えば、カレンダー成形、押出成形、射出成形等を行うことによって基材2を作製してもよい。中でも、基材2の作製は、カレンダー成形によって行われることが好ましい。カレンダー成形によれば、ポリウレタン組成物の組成に関わらず、基材2の厚みを均一にすることができる。更に、カレンダー成形は種々のサイズへの加工に適しているため、小ロットの生産にも容易に対応可能である。カレンダー成形に用いられるカレンダー形式としては、例えば、逆L型、Z型、直立2本型、L型、傾斜3本型等が挙げられる。カレンダー成形時のロール温度は、ポリウレタン組成物の組成に応じて適宜選択されればよいが、好ましくは140〜190℃であり、より好ましくは160〜180℃である。
次に、基材2の一方の表面上に粘着剤層3を形成する。その結果、医療用粘着フィルム1が完成する。粘着剤層3の形成方法としては従来公知の方法を用いることができ、例えば、粘着剤を基材2の一方の表面上に直接塗工してもよいし、粘着剤を別途準備した支持体の表面上に一旦塗工した後、支持体を粘着剤側から基材2に押し当てて、粘着剤を基材2の一方の表面上に転写してもよい。支持体としてセパレーターを用いれば、粘着剤層の形成と同時にセパレーターも配置することができる。
以下、本発明について実施例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例及び比較例において、医療用粘着フィルムを製造するために用いた材料及びその略称は、以下の通りである。
(基材の材料:ポリウレタン組成物)
A1:東ソー社製の「ニッポラン(登録商標) 5138」
A2:東ソー社製の「ニッポラン 5111」
A3:東ソー社製の「ニッポラン 5199」
A4:DIC社製の「クリスボン(登録商標) NYT−18」
A5:DIC社製の「クリスボン NY−373」
A6:DIC社製の「UST−135」
A7:大日精化工業社製の「ハイムレン(登録商標) Y−210B」
(粘着剤層の材料:粘着剤)
B1:久光製薬社製の「モーラステープ(登録商標)」(薬剤成分:ケトプロフェン)
B2:テイカ製薬社製の「アコニップパップ」(薬剤成分:インドメタシン)
(実施例1)
まず、ポリウレタン組成物A1を、別途準備したポリエチレンテレフタレートフィルム(支持体)の表面上に、コンマコーターを用いて塗工した後、乾燥させた。そして、ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離することによって、基材を作製した。ダイヤルゲージ(測定子の直径:5mm)を用いて測定したところ、基材の厚みは15μmであった。
次に、基材の一方の表面上に粘着剤を直接塗工(貼付)し、粘着剤層を形成した。その結果、医療用粘着フィルムが完成した。粘着剤の塗工は、粘着剤B1を用いた場合(以下、仕様1とも言う。)、及び、粘着剤B2を用いた場合(以下、仕様2とも言う。)の2仕様で行った。
(実施例2〜6、及び、比較例1)
基材の材料(ポリウレタン組成物)を表1及び表2に示すように変更したこと以外、実施例1と同様にして、各例の医療用粘着フィルムを製造した。
(評価)
各例の医療用粘着フィルムについて、以下の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。
(1)示差走査熱量測定(DSC)
医療用粘着フィルムの基材に対して、日立ハイテクサイエンス社製の示差走査熱量計「DSC6200」を用いて示差走査熱量測定を行った。示差走査熱量測定は、試験片(重量:約10mg)を、窒素雰囲気(流量:30ml/min)下、昇温速度20℃/minで−130℃から250℃まで昇温させて行われた。示差走査熱量測定の結果を以下に例示する。
実施例3の医療用粘着フィルムの基材に対する示差走査熱量測定の結果について、図3を参照して以下に説明する。図3は、実施例3の医療用粘着フィルムの基材のDSCチャートである。
(ガラス転移温度幅)
まず、図3に示すように、DSCチャートにおいて、低温側のベースラインを高温側に延長した直線Lと、変曲点Pでの接線Lとを引き、両線の交点Pに対応する温度T(単位:℃)を「ガラス転移開始温度」とした。次に、図3に示すように、DSCチャートにおいて、高温側のベースラインを低温側に延長した直線Lと、変曲点Pでの接線Lとを引き、両線の交点Pに対応する温度T(単位:℃)を「ガラス転移終了温度」とした。そして、「ガラス転移温度幅」をT−T=15.4(単位:℃)として算出した。
(ガラス転移に由来するエネルギー)
DSCチャートに対して、日立ハイテクサイエンス社製の示差走査熱量計「DSC6200」に付属の解析用プログラム「EXSTAR」を用いて、ガラス転移に由来するエネルギーを0.29mJ/℃・mgとして算出した。
他の各例についても同様に、ガラス転移温度幅、及び、ガラス転移に由来するエネルギーを算出した。例えば、図4は、比較例1の医療用粘着フィルムの基材のDSCチャートである。
(2)耐薬品性
仕様1及び仕様2で製造された医療用粘着フィルムを、各々、アルミニウム製の袋の中に入れ、温度60℃の環境下で3週間放置した(加速試験を行った)。その後、医療用粘着フィルムの基材の表面状態を目視観察した。判定基準は、下記の通りとした。
5:表面状態に変化がなく、非常に良好であった(シワ、変色等の発生がなかった)。
4:表面状態にほとんど変化がなく、良好であった(シワ、変色等の発生がほとんどなかった)。
3:表面状態に若干変化があった(シワ、変色等が若干発生した)。
2:表面状態に変化があった(シワ、変色等が発生した)。
1:表面状態に顕著な変化があった(シワ、変色等が顕著に発生した)。
(3)風合い
医療用粘着フィルムの基材の表面(粘着剤層とは反対側の表面)を手で触り、その触感を評価した。判定基準は、下記の通りとした。
◎:つっぱり感がなく、表面が非常に滑らかであった。
○:つっぱり感がなく、表面が滑らかであった。
△:つっぱり感があり、表面が若干滑らかではなかった。
×:つっぱり感が非常にあり、表面が滑らかではなかった。
(4)耐水性
耐水性としては、基材の寸法変化率を評価した。図5は、基材の寸法変化率の評価方法の説明図である。図5に示すように、医療用粘着フィルムの基材2から切り出された50mm角の試験片10aに対して、両端から10mmの余白を残して、一方向(基材2の幅方向:基材2の短手方向に相当)に長さ30mmの切り込みを入れた。そして、切り込みを入れた試験片10aを、温度23±5℃の環境下で水に1週間浸漬させた。その後、試験片10aを水から取り出して水気を拭いてから、切り込み長さ(水に浸漬させた後の切り込み長さ)をノギスで測定し、下記式(2)により基材2の寸法変化率を算出した。
「基材2の寸法変化率(単位:%)」=100−100×「水に浸漬させた後の切り込み長さ(単位:mm)」/30(単位:mm) (2)
(5)引張物性
引張物性としては、基材の100%モジュラス、及び、基材の伸びを評価した。
(100%モジュラス)
医療用粘着フィルムの基材を、自動記録型引張試験機を用いて幅方向に100%伸長させたときの荷重を「100%モジュラス」(単位:MPa)とした。図6は、基材の100%モジュラスの測定方法の説明図である。まず、図6に示すように、医療用粘着フィルムの基材2から切り出された試験片10b(長さ:180mm、幅:19mm)をチャック11で両側から挟んだ。標線間距離は50mm、チャック間距離は100mmであった。そして、試験片10bを、温度23±2℃、引張速度300mm/minの条件下で、長手方向(基材2の幅方向に相当)に伸長させた。ここで、100%モジュラスが0.1〜15MPaである場合、医療用粘着フィルムは医療用途に適した柔軟性を有すると判断した。
(伸び)
100%モジュラスを測定する際と同様な方法及び条件にて、医療用粘着フィルムの基材を幅方向に伸長させ、破断したときの試験片の伸長率を「伸び」(単位:%)とした。ここで、伸びが350%以上である場合、医療用粘着フィルムは医療用途に適した柔軟性を有すると判断した。
Figure 0006846179
Figure 0006846179
表1及び表2に示すように、実施例1〜6は、耐薬品性に優れていた。また、実施例4、5は、風合いが実施例1〜3、6よりも特に優れていた。また、実施例1〜6は、基材の寸法変化率が5%以下であり、耐水性にも優れていた。更に、実施例1〜6は、引張物性(100%モジュラス及び伸び)にも優れており、皮膚の動きに追従可能な高い柔軟性を有していた。
一方、表2に示すように、比較例1は、ガラス転移温度幅が23℃を超え、ガラス転移に由来するエネルギーが0.5mJ/℃・mgを超えているため、耐薬品性が実施例1〜6よりも劣っていた。
1:医療用粘着フィルム
2:基材
3:粘着剤層
10a、10b:試験片
11:チャック
:ガラス転移開始温度
:ガラス転移終了温度
:DSCチャートにおける接線(変曲点Pでの接線)
、L:DSCチャートにおけるベースラインを延長した直線
:DSCチャートにおける変曲点(ガラス転移点)
:接線Lと直線Lとの交点
:接線Lと直線Lとの交点

Claims (7)

  1. ポリウレタンからなる基材と、
    前記基材と接し、かつ、薬剤成分及びアクリル系ポリマーを含有する粘着剤層とを備え、
    前記基材の示差走査熱量測定を行ったときに、ガラス転移温度幅は23℃以下であり、かつ、ガラス転移に由来するエネルギーは0.5mJ/℃・mg以下であることを特徴とする医療用粘着フィルム。
  2. 前記粘着剤層は、ホットメルト型粘着層であることを特徴とする請求項1に記載の医療用粘着フィルム。
  3. 前記粘着剤層は、160℃における溶融粘度が8000〜40000m・Pa・sであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用粘着フィルム。
  4. 前記基材を水に浸漬させたときの寸法変化率は、5%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用粘着フィルム。
  5. 前記基材の100%モジュラスは、0.1〜15MPaであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用粘着フィルム。
  6. 前記基材の伸びは、350%以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の医療用粘着フィルム。
  7. 前記基材の厚みは、1〜100μmであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の医療用粘着フィルム。
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